JPH0643750Y2 - 内照式時計 - Google Patents

内照式時計

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JPH0643750Y2
JPH0643750Y2 JP1990114949U JP11494990U JPH0643750Y2 JP H0643750 Y2 JPH0643750 Y2 JP H0643750Y2 JP 1990114949 U JP1990114949 U JP 1990114949U JP 11494990 U JP11494990 U JP 11494990U JP H0643750 Y2 JPH0643750 Y2 JP H0643750Y2
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JP
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guide plate
light guide
dial
light
colored
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JP1990114949U
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JPH0471191U (ja
Inventor
理 高橋
Original Assignee
株式会社テイ・アイ・シイ・シチズン
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この考案は各種の利用形態が考えられる時計に関し、特
に内照式でありながら薄形化を実現すると共に、文字盤
の背景色に任意の色を使用できるようにした内照式時計
を提供するものである。
「従来の技術」 例えば駅、ビルの壁面等に設置される時計はその役割
上、内照式時計が主に利用される。従来の内照式時計は
文字盤に乳白色の光透過性ガラス板が用いられ、その背
後に光源を配置し、この光源によって乳白色の文字盤を
背後から照明し、文字盤に描かれた文字と、文字盤の前
面を廻る指針とを照明し、時刻を表示する構造となって
いる。
「考案が解決しようとする課題」 内照式時計の欠点は光源を内蔵させるために表示面と背
面との間の厚みが大きくなってしまう点である。
その理由は文字盤の背後に光源を配置するから、奥行方
向に光源を置くスペースが必要であることと、文字盤を
均一に照明するためには光源と文字盤とを或る程度離す
必要があるからである。
このような理由から内照式時計は厚みが大きくなってし
まう欠点がある。特に壁面に取付る際には壁面にそのま
ま取付たのでは壁面から大きく突出してしまうため、壁
面に凹みを設け、この凹みに収納して設置しなければな
らない等の不都合がある。
また従来の内照式時計は文字盤の背景色を任意の色にす
ることはできないという問題がある。その理由は文字盤
の背面側に光源を配置し、光源の光を文字盤を構成する
光透過性板を透過させるからで、光の透過率は色の中で
白色が高い値を示すからである。
この考案では内照式でありながら薄形にすることがで
き、然も文字盤の背景色を任意の色にすることができる
時計を提案するものである。
「課題を解決するための手段」 この考案では透明な導光板の背面に反射率が高い白色乱
反射体によって形成した時刻表示用文字を配置すると共
に、更にその背面に反射率の高い色付乱反射層を配置し
て文字盤を構成し、この文字盤を構成する導光板の側面
に光源を配置して文字盤を照明する構造としたものであ
る。
この考案の構造によれば光源を文字盤の側面に配置する
から、光源用のスペースを厚み方向に採らなくて済む、
よって時計を薄形化することができる。
更に文字盤の背面に反射率の高い色付乱反射層を被着し
たから、文字盤の背景色を任意の色に採っても文字盤の
背景が暗くなることはなく、文字盤の全面が均一に照明
される。
従ってこの考案によれば薄形でありながら文字盤の照明
が均一で然も任意の背景色を使用することができる。
「実施例」 第1図にこの考案の一実施例を示す。図中1は時計のケ
ースを示す。ケース1は前面側が蓋1Aとされ背面側がケ
ース本体1Bとされる。蓋1Aはケース本体1Bに対して開閉
自在に支持され、ガラス板2が嵌込まれている。
ガラス板2の背後にこの考案の特徴とする文字盤3を配
置する。
この考案の特徴とする文字盤3は透明な導光板3Aによっ
て構成される。この導光板3Aは例えば三菱油化株式会社
が製造し、販売している商品名「プリズム」と称す透明
度の高いアクリル樹脂を用いることができる。
導光板3Aの背面に時刻を表わす文字(数字)を反射率の
高い白色の乱反射塗料で描くと共に導光板3Aの背面に反
射率が高い色付乱反射層3Bを被着する。この色付乱反射
層3Bは例えば映写スクリーン等に利用されているシート
に所望の色を着色した構造のものを用いることができ
る。
この実施例では第2図に示すように導光板3Aの背面に白
色乱反射塗料によって時刻を表示する数字を描き、その
背後に色付乱反射層3Bを被着した場合を示す。
導光板3Aは比較的厚みを大きく例えば10〜30mm程度に選
定し、その側端面に対向して光源4を配置する。
光源4はこの例では文字盤3を角形としたので直管状の
蛍光灯を用いる。光源4は文字盤3と上辺及び下辺と対
向して2本設けた例を示すが、上下の各辺に加えて左右
の両辺に沿わせて配置し、合計4本の光源を用いること
もできる。
文字盤3はガラス板2を嵌込んだケースの蓋1A側にブラ
ケット5によって取付けられる。
文字盤3の背面に刻時機能を持つ機体6が取付けられ、
機体6から突出した運針軸7が導光板3Aに形成した孔を
通じて文字盤3の前面側に突出され、指針8及び9が取
付けられた時計が構成される。
この考案の構成によれば光源4が点灯されることにより
光源4から出射される光は導光板3Aに入射される。
導光板3Aに入射した光は背面側の色付乱反射層3Bで乱反
射し、この乱反射した光は前面側で反射し、再び色付乱
反射層3Bで乱反射し、その繰返しで導光板3A内を拡散す
る。この結果色付乱反射層3Bは均一に光を受け、均等に
照明され着色されている色が表示される。
第3図はこの出願の請求項2に係る考案の実施例を示
す。請求項2に係る考案は光源4と導光板3Aの側端面と
の間に色フィルタ11を配置した構造を特徴とするもので
ある。
この構成によれば導光板3Aに入射される光は色フィルタ
11によって着色された色光となる。色光が導光板3Aに入
射されることにより、白色の時刻表示用文字はその色光
によって照明されるため、色光の色に見える。
つまり色フィルタ11として例えば赤色フィルタを用いた
場合には導光板3Aには赤色に着色された色光が入射され
る。導光板3Aに入射された色光は色付乱反射層3Bで乱反
射し導光板3A内を拡散する。よって白色乱反射塗料によ
って描かれた時刻表示用文字は赤色に照明される。また
背景の色付乱反射層3Bは自身の色に赤色を加えた色で表
示される。
「考案の効果」 以上説明したように、この考案によれば時計を薄形化す
ることができると共に、導光板3Aの背面に被着する色付
乱反射層3Bの色を適宜選定することにより任意の色の背
景色を持ち、均一に照明された内照式時計を得ることが
できる。
このとき特に色付乱反射層3Bは反射光によって照明され
るから光透過率の低い色でも使うことができる。
またこの出願の請求項2に係る考案によれば文字の色を
任意に着色して表示することができる。
よって多種多様の時計を簡易かつ安価に作ることができ
る利点が得られる。
【図面の簡単な説明】 第1図はこの出願の請求項1に係る考案の実施例を示す
断面図、第2図はこの実施例に用いた文字盤の構造を説
明するための斜視図、第3図はこの出願の請求項2に係
る考案の実施例を示す断面図である。 1:ケース、2:ガラス板、3:文字盤、3A:導光板、3B:色付
乱反射層、4:光源、6:機体、7:運針軸、11:色フィル
タ。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】透明な導光板の背面に反射率が高い白色乱
    反射体によって形成した時刻表示用文字を配置すると共
    に、上記導光板の背面に反射率が高い色付乱反射層を被
    着し、上記導光板の側端面と対向して光源を配置して構
    成した内照式時計。
  2. 【請求項2】透明な導光板の背面に反射率が高い白色乱
    反射体によって形成した時刻表示用文字を配置すると共
    に、上記導光板の背面に反射率が高い色付乱反射層を被
    着し、上記導光板の側端面と対向して光源を配置し、そ
    の光源と上記導光板の側端面との間に色フィルタを設け
    て構成した内照式時計。
JP1990114949U 1990-11-01 1990-11-01 内照式時計 Expired - Lifetime JPH0643750Y2 (ja)

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JP1990114949U JPH0643750Y2 (ja) 1990-11-01 1990-11-01 内照式時計

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JP1990114949U JPH0643750Y2 (ja) 1990-11-01 1990-11-01 内照式時計

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JPH0471191U JPH0471191U (ja) 1992-06-24
JPH0643750Y2 true JPH0643750Y2 (ja) 1994-11-14

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP6246611B2 (ja) * 2014-02-12 2017-12-13 セイコークロック株式会社 時計

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5555777U (ja) * 1978-10-11 1980-04-15
JPS58163885U (ja) * 1982-04-28 1983-10-31 株式会社三協精機製作所 照明時計

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JPH0471191U (ja) 1992-06-24

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