JPH0643663Y2 - 冷却水供給装置の膨張タンク - Google Patents

冷却水供給装置の膨張タンク

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JPH0643663Y2
JPH0643663Y2 JP9581188U JP9581188U JPH0643663Y2 JP H0643663 Y2 JPH0643663 Y2 JP H0643663Y2 JP 9581188 U JP9581188 U JP 9581188U JP 9581188 U JP9581188 U JP 9581188U JP H0643663 Y2 JPH0643663 Y2 JP H0643663Y2
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JP
Japan
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cooling water
strainer
expansion tank
supply device
water supply
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JP9581188U
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JPH0216790U (ja
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久 後藤
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Fuji Electric Co Ltd
Fujitsu Ltd
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Fuji Electric Co Ltd
Fujitsu Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は発熱性電子装置に冷却水を循環供給して電子
装置を冷却する冷却水供給装置の冷却水循環回路内に、
冷却水の圧力変動や容量変動を吸収するために設けられ
る膨張タンクに関する。
〔従来の技術〕
冷却水供給装置の膨張タンクは、冷却水循環回路の一般
にポンプ上流側に配設され、第2図に示すものが公知で
ある。図において、1は冷却水の入口2および出口3を
有するタンク本体で、前記入口2および出口3には配管
接続用のフランジ2aまたはフランジ3aが設けられてい
る。さらにタンク本体1は上部にフランジ4aを設けて開
口部4が形成され、この開口部4には小さな通気孔を有
しかつフランジ部4aと螺合する蓋5が設けられる。6は
内部に冷却水が通るように通水性を有する材料で有底円
筒状に形成された容器で上端のつば6aをフランジ4aに設
けられた段差部に係止させてタンク本体1内に吊下げ設
置される。7は容器6内に収容され冷却水に溶解して配
管の腐食を防止する防食剤で、例えばベンゾトリアゾー
ルが使用される。
上記膨張タンクは冷却水が入口2から流入しかつ出口3
から流出するとももに、タンク本体1内に適当量貯留す
る。そして前記ポンプ(図示せず)の起動時に冷却水に
生じる圧力変動を吸収し、また蒸発等により配管内の冷
却水が減少するのを補給する。しかして冷却水供給装置
は電子装置に常に定量定圧の冷却水を供給し、かつこの
冷却水を膨張タンク出口と前記ポンプの吸込口との間に
設けられたストレーナ(図示せず)を通して常に清浄な
ものにしている。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで従来の膨張タンクでは、滞留する冷却水の中に
おかれた防食剤7が冷却水中に所定量溶け込むのに長時
間要する欠点があった。また冷却水供給装置は前記スト
レーナの保守に際して、冷却水供給回路内の殆んどの冷
却水を一旦排水する大変な作業を必要としていた。
この考案は冷却水供給装置におけるストレーナの保守が
極めて容易に行え、かつ冷却水に防食剤を短時間に溶け
込ませることができる冷却水供給装置の膨張タンクを提
供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、この考案によれば、冷却水
の出口および入口を有するタンク本体内に通水性容器が
配設され、この容器内に水溶性防食剤を収容してなる冷
却水供給装置の膨張タンクにおいて、前記タンク本体内
に、一部に開口部を有し前記入口と出口とを仕切る仕切
板を設けるとともに前記開口部にストレーナを前記本体
ケースから取出し可能に設け、かつこのストレーナ通過
前の冷却水の流路に前記防食剤が配置されるようにする
ものとする。
〔作用〕
冷却水が膨張タンク内を通り抜ける際にストレーナを通
過して濾過され、またこのストレーナは冷却水をそのま
まに膨張タンクから取り出される。さらに膨張タンク内
のストレーナを通過する冷却水によって防食剤が攪拌さ
れ防食剤の冷却水への溶解が促進される。
〔実施例〕
第1図はこの考案の実施例を示すもので、第2図と共通
あるいは同一の部分は同じ符号で示す。
第1図において、11はタンク本体1内に設けられ入口2
と出口3とを仕切る仕切板で中央に開口部を有する。12
は下部が仕切板11の前記開口部に差し込まれるようにタ
ンク本体1内にその上方から挿入され、下部外周にリン
グ状に突設されたフランジ12aを介して仕切板11に支持
されるストレーナである。このストレーナ12はその下部
が60ないし80メッシュの濾過部12bをなし、その上方に
多数の小孔があけられた通水部12cを有する。13はフラ
ンジ12aと仕切板11との間に介挿されるパッキンである
上端につば6aを有する容器6は、ストレーナ12の内側に
設置される。蓋5がフランジ4aにねじ込まれることによ
って、ストレーナ12は適当な力でつば6aと仕切板11とに
より挟持される。尚冷却水供給装置において冷却水循環
回路の膨張タンクとポンプとの間に従来設けられていた
ストレーナは削除される。
前述の構成において、冷却水供給回路を循環する冷却水
は、矢印で示すように入口2から膨張タンク内に入り、
通水部12cを通り容器6内の防食剤7によって若干流れ
を妨げられながら濾過部12bに向い、濾過部12bを通過し
て出口3から膨張タンクを出て前記ポンプに向う、前記
冷却水はストレーナ12の濾過部12bを通る際に異物が除
去され常に清浄に保たれる。前記ストレーナ12は濾過部
12bが冷却水の通過面積を大きく形成されているので、
このストレーナ12による前記ポンプの圧力損失が極めて
小さい。また防食剤7は冷却水の流路にあってその流れ
を妨げることによって冷却水に攪拌され、冷却水内に急
速に溶解される。さらに濾過部12bに付着した異物の除
去などストレーナ12の保守に際しては、冷却水循環回路
の冷却水をそのままに、蓋5および容器6を取り外すこ
とにより、ストレーナ12は開口部からタンク本体1の上
方へ容易に引き出される。従ってストレーナ12の保守作
業が至極簡単、短時間に行われる。
〔考案の効果〕
この考案によれば、膨張タンクのタンク本体内に、一部
に開口部を有し前記入口と出口とを仕切る仕切板を設け
るとともに前記開口部にストレーナを前記本体ケースか
ら取出し可能に設け、かつこのストレーナ通過前の冷却
水の流路に前記防食剤が配置されるようにしたので、冷
却水を濾過するストレーナの保守を極めて容易に行え、
また防食剤を急速に冷却水に溶解させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例を示す膨張タンクの断面図、
第2図は従来のものの断面図である。 1……タンク本体、2……入口、3……出口、6……容
器、7……防食剤、11……仕切板、12……ストレーナ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】冷却水の出口および入口を有するタンク本
    体内に通水性容器が配設され、この容器内に水溶性防食
    剤を収容してなる冷却水供給装置の膨張タンクにおい
    て、前記タンク本体内に、一部に開口部を有し前記入口
    と出口とを仕切る仕切板を設けるとともに前記開口部に
    ストレーナを前記本体ケースから取出し可能に設け、か
    つこのストレーナ通過前の冷却水の流路に前記防食剤が
    配置されるようにしたことを特徴とする冷却水供給装置
    の膨張タンク。
JP9581188U 1988-07-20 1988-07-20 冷却水供給装置の膨張タンク Expired - Lifetime JPH0643663Y2 (ja)

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JPH0216790U JPH0216790U (ja) 1990-02-02
JPH0643663Y2 true JPH0643663Y2 (ja) 1994-11-14

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ID=31320534

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020122483A1 (ko) * 2018-12-12 2020-06-18 중앙엔지니어링 주식회사 압축기 부착형 밀폐식 팽창탱크

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020122483A1 (ko) * 2018-12-12 2020-06-18 중앙엔지니어링 주식회사 압축기 부착형 밀폐식 팽창탱크

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JPH0216790U (ja) 1990-02-02

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