JP2004106402A - 切粉捕集装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ペレダイザの安定操業を実現できる切粉捕集装置を提供すること。
【解決手段】ペレダイザで発生した切粉を含む冷却水を濾過するメッシュフィルタを有するとともに、当該メッシュフィルタで濾過された冷却水を貯留するタンクと、前記タンクに貯留された冷却水が流通するとともに、先端部から冷却水が流出する1又は複数の管状部材と、前記メッシュフィルタよりも小さい網目の袋状の濾過部材に前記管状部材が接続される1つの穴を有し、袋内部で縦割りに仕切られた複数の部屋を有し、かつ、前記穴から冷却水が流入され前記部屋の上方側から当該冷却水が流入される1又は複数の袋状フィルタと、を備える。
【選択図】
図1
【解決手段】ペレダイザで発生した切粉を含む冷却水を濾過するメッシュフィルタを有するとともに、当該メッシュフィルタで濾過された冷却水を貯留するタンクと、前記タンクに貯留された冷却水が流通するとともに、先端部から冷却水が流出する1又は複数の管状部材と、前記メッシュフィルタよりも小さい網目の袋状の濾過部材に前記管状部材が接続される1つの穴を有し、袋内部で縦割りに仕切られた複数の部屋を有し、かつ、前記穴から冷却水が流入され前記部屋の上方側から当該冷却水が流入される1又は複数の袋状フィルタと、を備える。
【選択図】
図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プラスチックペレット製造工程のペレット切断時に発生する切粉捕集装置に関し、特に、ペレダイザの安定操業が実現できる切粉捕集装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
熱可塑性プラスチックの原料供給メーカーでは、各種プラスチックポリマー(例えば、ポリスチレン)を反応精製した後、ペレダイザを用いて最終製品であるペレットに加工している。
【0003】
熱可塑性プラスチックのペレット製造方法の一例を示すと、反応精製した高温のポリマー(例えば、ポリスチレン;約250℃)は、ペレット状に切断する際、糸を引いたり、再融着するおそれがあり上手く切断(ペレット化)できないので、押出機(ストランドダイ)からうどん状のストランドを押出し、冷却水(熱水、蒸留水、濾過水又は純水)を直接ポリマーにかけたり、或いは、冷却水中にポリマーを通して、粘度を高めたり、或いは、固めた後にポリマーを切断している(ストランドカット方式、水中ホットカット方式)。ポリマーの切断により直径約100〜200μmの切粉が多く発生する。
【0004】
このようなペレダイザには、ポリマーの切断によって発生した切粉を捕集する切粉捕集装置が装備されている。図6を参照すると、従来の切粉捕集装置101では、ペレダイザ102によって発生した切粉が冷却水によって濾過タンク120に運ばれ、濾過タンク120内に設置された80〜200メッシュ(目の数/in)程度の金属製メッシュフィルタ121や、同程度のメッシュのインラインフィルタや、同程度の性能の振動式フィルタや、同程度の性能のペーパーフィルタ等によって切粉が捕集される。濾過された冷却水は、循環ライン上でポンプ105で圧送され、熱交換器106で放熱され、再びペレダイザに供給される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ペレダイザにおいて、80〜100メッシュを通り抜けてしまうような小さな切粉(直径約10〜50μm)の切断1回当たりの発生量は、直径約100〜200μmの切粉の切断1回当たりの発生量よりも極めて少ないので、従来の切粉捕集装置では、直径約100〜200μmの切粉を捕集できれば十分とされていた。
【0006】
しかしながら、冷却水を循環使用しているうちに、冷却水中に小さな切粉が徐々に増加し、小さな切粉がペレダイザなどの表面などに付着し、機械的なトラブルの原因となることがある。一方、80〜100メッシュよりも目の小さいメッシュフィルタを用いて小さな切粉を捕集しようとすると、冷却水の通りが悪くなり、冷却水の循環使用が困難となる。
【0007】
また、冷却水を循環使用していると冷却水中に小さな切粉が徐々に増加するため、冷却水を100%循環使用することができない。そのため、循環使用されている冷却水にフレッシュな冷却水(主に純水)を常時添加し、冷却水中の小さな切粉の濃度の上昇を抑えていた。これに伴って、添加した水量分だけ小さな切粉とともにオーバーフローとして排水され、環境に悪影響を与えていた。そして、精製された冷却水(純水)を大量に用いる結果、冷却水の製造に掛かるコストがかさんでいた。
【0008】
さらに、近年、原料供給メーカーでは、切粉が入った排水を工場内の排水処理施設で処理するようになっているが、排水処理施設まで通ずる排水管や排水溝などの排水路の壁に切粉が付着・堆積し、排水路の掃除が必要であったり、排水処理施設に負担をかけていた。
【0009】
本発明の第1の目的は、ペレダイザの安定操業を実現できる切粉捕集装置を提供することである。
【0010】
本発明の第2の目的は、環境への悪影響を防止することができる切粉捕集装置を提供することである。
【0011】
本発明の第3の目的は、排水溝の掃除や、排水処理施設の負担のない切粉捕集装置を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の視点においては、切粉捕集装置において、冷却水中で樹脂を切断することでペレットを製造するペレダイザ内を流通する冷却水が循環する循環ライン上に配されるとともに、前記ペレダイザで発生した切粉を含む冷却水を濾過するメッシュフィルタを有し、当該メッシュフィルタで濾過された冷却水を貯留するタンクと、前記循環ライン上に配されるとともに、前記タンクに貯留された冷却水が流通し、先端部から冷却水が流出する1又は複数の管状部材と、前記循環ライン上に配されるとともに、前記メッシュフィルタよりも小さい網目の袋状の濾過部材に前記管状部材と接続される1つの穴を有し、袋内部で縦割りに仕切られた複数の部屋を有し、かつ、前記穴から冷却水が流入され前記部屋の上方側から当該冷却水が流入される1又は複数の袋状フィルタと、前記循環ライン上に配されるとともに前記袋状フィルタで濾過された冷却水を前記ペレダイザ側に圧送するポンプと、前記循環ライン上に配されるとともに前記ポンプで圧送された冷却水を冷却する熱交換器と、を備えることを特徴とする。
【0013】
この構成によれば、循環ライン内でメッシュフィルタで捕集できる切粉より小さい切粉の濾過・分離を効率よく行うことができるので、ポンプ、熱交換器、ペレダイザでの機械的トラブルや性能の低下を抑えることができる。
【0014】
本発明の第2の視点においては、切粉捕集装置において、冷却水中で樹脂を切断することでペレットを製造するペレダイザ内を流通する冷却水が循環する第1の循環ライン上に配されるとともに、前記ペレダイザで発生した切粉を含む冷却水を濾過するメッシュフィルタを有し、当該メッシュフィルタで濾過された冷却水を貯留するタンクと、前記タンクに貯留された冷却水が循環する第2の循環ライン上に配されるとともに、先端部から冷却水が流出する1又は複数の管状部材と、前記第2の循環ライン上に配されるとともに、前記タンクに貯留された冷却水を前記管状部材側に圧送する第1のポンプと、前記第2の循環ライン上に配されるとともに、前記メッシュフィルタよりも小さい網目の袋状の濾過部材に前記管状部材と接続される1つの穴を有し、袋内部で縦割りに仕切られた複数の部屋を有し、かつ、前記穴から冷却水が流入され前記部屋の上方側から当該冷却水が流入される1又は複数の袋状フィルタと、前記第1の循環ライン上に配されるとともに前記タンクに貯留された冷却水を前記ペレダイザ側に圧送する第2のポンプと、前記第1の循環ラインを流通する冷却水を冷却する熱交換器と、を備えることを特徴とする。
【0015】
この構成によれば、メッシュフィルタで捕集できる切粉より小さい切粉の濾過・分離をクローズドなライン上で行うことができるので、新たな冷却水(純水)を常時添加する必要がない。
【0016】
本発明の第3の視点においては、切粉捕集装置において、冷却水中で樹脂を切断することでペレットを製造するペレダイザ内を流通する冷却水が循環する循環ライン上に配されるとともに、前記ペレダイザで発生した切粉を含む冷却水を濾過するメッシュフィルタを有し、当該メッシュフィルタで濾過された冷却水を貯留し、過剰に貯まった冷却水を排出する排出口を有するタンクと、前記タンクの排出口から流出された冷却水が流通し、先端部から冷却水が流出する1又は複数の管状部材と、前記メッシュフィルタよりも小さい網目の袋状の濾過部材に前記管状部材と接続される1つの穴を有し、袋内部で縦割りに仕切られた複数の部屋を有し、かつ、前記穴から冷却水が流入され前記部屋の上方側から当該冷却水が流入される1又は複数の袋状フィルタと、前記循環ライン上に配されるとともに前記タンクに貯留された冷却水を前記ペレダイザ側に圧送するポンプと、前記循環ラインを流通する冷却水を冷却する熱交換器と、を備えることを特徴とする。
【0017】
この構成によれば、メッシュフィルタで捕集できる切粉より小さい切粉の濾過・分離を行った後に冷却水を排水しているので、排水溝を汚すことがなく、排水処理施設に負担をかけることがない。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。図1は、本発明の実施形態1に係る切粉捕集装置の構成を模式的に示したブロック図である。図2は、本発明の実施形態1に係る切粉捕集装置において用いられる袋状フィルタの作用を説明するための模式図である。図3は、本発明の実施形態1に係る切粉捕集装置において用いられるセパレータの構成を模式的に示したブロック図である。
【0019】
この切粉捕集装置1は、ペレダイザ2、流路3、ドライヤ4内を流通する冷却水が循環する循環ライン上にタンク20、セパレータ30、ポンプ5、熱交換器6、配管10a、10b、10c、10d、10eを有する。ペレダイザ2で発生した切粉はタンク20及びセパレータ30で捕集される。この切粉捕集装置1では、フレッシュな冷却水(純水、精製水など)を循環ラインに常時供給する必要がないので、冷却水が排水されずクローズドな状態で切粉を捕集することができる。
【0020】
ペレダイザ2は、反応精製したプラスチックポリマー等の熱可塑性樹脂(例えば、ポリスチレン;250℃)を冷却水中で切断することでペレットを製造する装置であり、押出機(ストランドダイ)からうどん状のストランドを押出し、冷却水(熱水、蒸留水、濾過水又は純水)を直接ポリマーにかけたり、或いは、冷却水中にポリマーを通して、粘度を高めたり、或いは、固めた後にポリマーを切断する。ペレダイザ2には、ストランドカット方式、水中ホットカット方式がある。ペレダイザ2に供給される冷却水は、循環ラインを循環してきた冷却水(例えば、約50℃)である。ペレダイザ2から排出される冷却水には、ペレダイザ2で製造されたペレットや、切断の際に発生した切粉が含まれており、ポリマーの熱によって水温が上昇する(例えば、約80℃)。ペレダイザ2において発生する切粉は、直径約100〜200μm程度の切粉が多く発生し、直径約10〜50μm程度の切粉は比較的少ない。
【0021】
ドライヤ4は、ペレダイザ2から流路3を介して流入してきたペレット、切粉を含む冷却水からペレットを分離して、ペレットを乾燥させて取り出すところである。ドライヤ4から流出される冷却水には、切粉が含まれている。
【0022】
タンク20は、ドライヤ4から配管10aを介して流出された切粉を含む冷却水をメッシュフィルタ21で濾過し、濾過された冷却水を貯留する。メッシュフィルタ21には、例えば、80〜200メッシュ(目の数/in)程度の金属製メッシュフィルタが用いられる。メッシュフィルタ21は、配管10aから流下してきた切粉を含む冷却水を濾過し、冷却水中に多く含まれる直径約100〜200μm程度の切粉を分離する。メッシュフィルタ21で濾過された冷却水には、(直径約100〜200μm程度の切粉と比べて)少量ながら直径約10〜50μm程度の小さな切粉が含まれている。タンク20内に貯まった冷却水(小さな切粉を含む)は、配管10bを介してセパレータ30に送られる。
【0023】
セパレータ30は、冷却水中に少量含まれる直径約10〜50μm程度の小さな切粉を分離するところであり、管状部材31と、袋状フィルタ32と、を有する。
【0024】
管状部材31は、配管10bと流路として接続し、タンク20に貯留された冷却水が管内を流通し、管の先端部(図2の31a参照)から冷却水(直径約10〜50μm程度の小さな切粉を含む)が流出する。管状部材31は、セパレータ30内で略水平に配されることが好ましい。フィルタ32を吊り下げることができ、フィルタ32交換が容易になるからである。また、管状部材31は、配管10bから分岐して並列に複数接続されることが好ましい(図3参照)。冷却水を複数のフィルタ32に分配することで、濾過時間を短縮できるからである。さらに、配管10bから分岐し、各管状部材31と接続するライン上に開閉バルブ31bを有することが好ましい(図3参照)。開閉バルブを閉にすることで、ラインを止めずにフィルタを交換することができるからである。
【0025】
袋状フィルタ32は、管状部材31の先端部から流出した冷却水(直径約10〜50μm程度の小さな切粉を含む)を濾過するフィルタである。袋状フィルタ32は、袋状の濾過部材に管状部材31が接続される1つの穴32aを有し、袋内部で縦割りに仕切られた複数の部屋(A室、B室、C室・・…)を有し、かつ、前記穴から冷却水が流入され前記部屋の上方側から当該冷却水が流入される(図2参照)。袋状フィルタ32は、穴32aに管状部材31が差し込まれて吊り下げられるようにしてもよい。袋状フィルタ32に用いられる濾過部材は、例えば、レーヨン・ポリエステルなどを用いた不織布が挙げられ、10μm程度の孔が空いている不織布を積層させ厚さ1.8mm程度にすれば、メッシュフィルタ21よりも小さい網目になり、直径9μm以上の切粉を1回の通過で80〜90%にすることができる。袋状フィルタ32の各部屋は、糸目32b(ミシン目)を入れることによって仕切られる。袋状フィルタ32のサイズが高さ500mm×幅850mm程度であれば、15〜20L/min程度の水処理能力がある。各部屋(A室、B室、C室・・…)のサイズが高さH33〜35cm、幅L9〜12cmであれば、1部屋当たりの有効濾過面積は594〜840cm2程度である。さらに水処理能力を高めたい場合は、配管10bから分岐して並列に複数配された各管状部材31に袋状フィルタ32を差し込んで濾過を行う(図3参照)。袋状フィルタ32の袋内では、管状部材31の先端部から流出した冷却水は、まず一番奥のA室に入り、A室が捕集された樹脂で満たされるとB室に入り、B室が捕集された樹脂で満たされるとC室に入るといったように、1つ部屋が切粉で満杯になればその隣の部屋に入る(図2参照)。切粉が満たされた部屋は沈殿槽の働きをする。袋状フィルタ32が完全に目詰まり又は満杯になれば、袋状フィルタ内の水を切って新しいフィルタに簡単に取り換えることができる。フィルタ32で濾過された冷却水(切粉をほとんど含まない冷却水)は、配管10cを介してポンプ5に送られる。
【0026】
ポンプ5は、セパレータ30から配管10cを介して流入してきた冷却水(切粉をほとんど含まない冷却水)をペレダイザ側に圧送するポンプである。ポンプ5は、セパレータ30によって濾過された切粉をほとんど含まない冷却水を圧送するので、切粉による機械的トラブルを防ぐことができる。圧送された冷却水は、配管10dを介して熱交換器6に送られる。
【0027】
熱交換器6は、ポンプ5から配管10dを介して圧送されてきた冷却水を冷却する熱交換器である。熱交換器6では、例えば、冷却水が80℃から50℃に冷却されるようにしてもよい。熱交換器6では、セパレータ30によって濾過された切粉をほとんど含まない冷却水が通過するので、熱交換面の壁面に切粉が付着・堆積するのを防ぐことができ、熱交換率の低下を防ぐことができる。冷却された冷却水は、配管10eを介してペレダイザ2に送られる。
【0028】
次に、本発明の実施形態2について図面を用いて説明する。図4は、本発明の実施形態2に係る切粉捕集装置の構成を模式的に示したブロック図である。
【0029】
この切粉捕集装置1は、ペレダイザ2、流路3、ドライヤ4内を流通する冷却水が循環する第1の循環ライン上にタンク20、ポンプ5、熱交換器6、配管11a、11b、11c、11dを有するとともに、タンク20内に貯留された冷却水が循環する第2の循環ライン上にセパレータ30、ポンプ7、配管12a、12b、12cを有する。ペレダイザ2で発生した切粉はタンク20及びセパレータ30で捕集される。この切粉捕集装置1では、冷却水が排水されずクローズドな状態で切粉を捕集することができ、セパレータ30の大きさを小さく抑えたい場合に有効である。
【0030】
実施形態2(図4参照)におけるペレダイザ2、流路3、ドライヤ4、タンク20、ポンプ5、熱交換器6、セパレータ30は、実施形態1(図1参照)におけるペレダイザ2、流路3、ドライヤ4、タンク20、ポンプ5、熱交換器6、セパレータ30と同様の構成であるが、タンク20とポンプ5の間にセパレータ30が配設されるのではなく、タンク20に貯留された冷却水が循環する第2の循環ライン上にセパレータ30が配設される。第2の循環ライン上には、タンク20に貯留された冷却水をセパレータ30に圧送するためのポンプ7を有する。
【0031】
実施形態2の動作について説明する。冷却水がペレダイザ2を通過することで、冷却水にはペレダイザ2で製造されたペレットと切粉が含まれ、水温が上昇し、当該冷却水は、流路3を介してドライヤ4に送られる。ドライヤ4に送られた冷却水は、ペレットと切粉を含む冷却水とに分離さる。分離された切粉を含む冷却水は、配管11aを介してタンク20に送られ、切粉のうち直径約100〜200μm程度の大きな切粉がメッシュフィルタ21で除去され、メッシュフィルタ21を通過した直径約10〜50μm程度の小さな切粉を含む冷却水が流下し、タンク底に貯留される。
【0032】
タンク20内に貯留している冷却水の一部は、第2の循環ライン側のポンプ7によってセパレータ30側に送られ、セパレータ30で小さな切粉(直径約10〜50μm程度の切粉)が除去され、小さな切粉が除去された冷却水はタンク20内に戻される。セパレータ30は、ペレダイザ2を流通する第1の循環ライン上に存在しないので、ペレットの製造を止めている間においても、第2の循環ラインで冷却水を循環させて小さな切粉を除去することができる。
【0033】
タンク20内に貯留する冷却水は、第1の循環ライン側から送られてくる小さな切粉を含む冷却水と、第2の循環ライン側から送られてくる小さな切粉が除去された冷却水の混合水であり、全体としては第1の循環ライン側から送られてくる小さな切粉を含む冷却水よりも小さな切粉の濃度の薄い冷却水である。タンク20内に貯留している冷却水の一部は、ポンプ5によって熱交換器6側に圧送される。ポンプ5によって圧送される冷却水は、小さな切粉の一部がセパレータ30で除去され小さな切粉の濃度が薄くなっているので、フレッシュな冷却水(純水、精製水など)を第1の循環ラインに供給する必要がない。ゆえに、循環ライン内の冷却水は外部に排出されない。熱交換器6で放熱された冷却水は、再びペレダイザ2に送られる。
【0034】
次に、本発明の実施形態3について図面を用いて説明する。図5は、本発明の実施形態3に係る切粉捕集装置の構成を模式的に示したブロック図である。
【0035】
この切粉捕集装置1は、ペレダイザ2、流路3、ドライヤ4内を流通する冷却水が循環する循環ライン上にタンク20、ポンプ5、熱交換器6、配管13a、13b、13c、13dを有するとともに、タンク20からの排水ライン上にセパレータ30、配管14a、14bを有する。配管13bでは、フレッシュな冷却水(純水、精製水など)が供給される。ペレダイザ2で発生した切粉はタンク20及びセパレータ30で捕集される。
【0036】
実施形態3(図5参照)におけるペレダイザ2、流路3、ドライヤ4、タンク20、ポンプ5、熱交換器6、セパレータ30は、実施形態1(図1参照)におけるペレダイザ2、流路3、ドライヤ4、タンク20、ポンプ5、熱交換器6、セパレータ30と同様の構成であるが、タンク20とポンプ5の間にセパレータ30が配設されるのではなく、タンク20からの排水ライン上にセパレータ30が配設される。
【0037】
実施形態3の動作について説明する。冷却水がペレダイザ2を通過することで、冷却水にはペレダイザ2で製造されたペレットと切粉が含まれ、水温が上昇し、当該冷却水は、流路3を介してドライヤ4に送られる。ドライヤ4に送られた冷却水は、ペレットと切粉を含む冷却水とに分離される。分離された切粉を含む冷却水は、配管13aを介してタンク20に送られ、切粉のうち直径約100〜200μm程度の大きな切粉がメッシュフィルタ21で除去され、メッシュフィルタ21を通過した直径約10〜50μm程度の小さな切粉を含む冷却水が流下し、タンク底に貯留される。
【0038】
タンク20内に貯留している冷却水の一部は、配管13bを介してポンプ5に送られる際に、冷却水中の小さな切粉の濃度を下げるために、フレッシュな冷却水(純水、精製水など)が添加される。ポンプ5によって熱交換器6側に圧送される冷却水は、熱交換器6で放熱され、再びペレダイザ2に送られる。
【0039】
また、タンク20内に貯留している冷却水の一部は、排水ラインに流れ、セパレータ30で小さな切粉(直径約10〜50μm程度の切粉)が除去される。小さな切粉が除去された冷却水は、排水溝を通って、排水処理施設に運ばれる。排水溝を流れる冷却水は、小さな切粉をほとんど含んでいないため、排水溝を汚すことがなく、排水処理施設に負担をかけない。
【0040】
【発明の効果】
本発明によれば、大きな切粉とともに小さな切粉を除去できるので、ペレダイザの安定操業を実現できる。特に、実施形態1のように循環ラインにおいて小さな切粉を除去する場合には、切粉の付着によるペレダイザ、ポンプの機械的トラブルや、熱交換器の熱交換率の低下を防ぐことができる。その結果、ペレダイザの非常停止回数を激減させることができ、ペレダイザの洗浄頻度が減少し、洗浄コストを削減させることができる。
【0041】
また、本発明によれば、循環ラインをクローズドにすることができるので、冷却水の循環量を100%に近づけることができる。その結果、冷却水(純水)の添加量を大幅に削減できランニングコストを削減できる。
【0042】
また、本発明によれば、大きな切粉とともに小さな切粉が除去されるので、排水溝の掃除が必要なくなり、さらに、最終的な排水処理施設に対する負荷を大幅に軽減できる。
【0043】
また、本発明によれば、フィルタで回収した切粉は、再利用することが可能なので、有価物として処理することができる。
【0044】
さらに、本発明によれば、管状部材の流路上に開閉バルブを有する場合、開閉バルブを閉にすることで、ラインを止めずにフィルタを交換することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係る切粉捕集装置の構成を模式的に示したブロック図である。
【図2】本発明の実施形態1に係る切粉捕集装置において用いられる袋状フィルタの作用を説明するための模式図である。
【図3】本発明の実施形態1に係る切粉捕集装置において用いられるセパレータの構成を模式的に示したブロック図である。
【図4】本発明の実施形態2に係る切粉捕集装置の構成を模式的に示したブロック図である。
【図5】本発明の実施形態3に係る切粉捕集装置の構成を模式的に示したブロック図である。
【図6】従来の一形態に係る切粉捕集装置の構成を模式的に示したブロック図である。
【符号の説明】
1、101 切粉捕集装置
2、102 ペレダイザ
3、103 流路
4、104 ドライヤ
5、7、105 ポンプ
6、106 熱交換器
20、120 タンク
21、121 メッシュフィルタ
30 セパレータ
31 管状部材
31a 先端部
31b 開閉バルブ
32 袋状フィルタ
32a 穴
32b 糸目
10a、10b、10c、10d、10e 配管
11a、11b、11c、11d 配管
12a、12b、12c 配管
13a、13b、13c、13d 配管
14a、14b 配管
110a、110b、110c、110d 配管
111 配管
【発明の属する技術分野】
本発明は、プラスチックペレット製造工程のペレット切断時に発生する切粉捕集装置に関し、特に、ペレダイザの安定操業が実現できる切粉捕集装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
熱可塑性プラスチックの原料供給メーカーでは、各種プラスチックポリマー(例えば、ポリスチレン)を反応精製した後、ペレダイザを用いて最終製品であるペレットに加工している。
【0003】
熱可塑性プラスチックのペレット製造方法の一例を示すと、反応精製した高温のポリマー(例えば、ポリスチレン;約250℃)は、ペレット状に切断する際、糸を引いたり、再融着するおそれがあり上手く切断(ペレット化)できないので、押出機(ストランドダイ)からうどん状のストランドを押出し、冷却水(熱水、蒸留水、濾過水又は純水)を直接ポリマーにかけたり、或いは、冷却水中にポリマーを通して、粘度を高めたり、或いは、固めた後にポリマーを切断している(ストランドカット方式、水中ホットカット方式)。ポリマーの切断により直径約100〜200μmの切粉が多く発生する。
【0004】
このようなペレダイザには、ポリマーの切断によって発生した切粉を捕集する切粉捕集装置が装備されている。図6を参照すると、従来の切粉捕集装置101では、ペレダイザ102によって発生した切粉が冷却水によって濾過タンク120に運ばれ、濾過タンク120内に設置された80〜200メッシュ(目の数/in)程度の金属製メッシュフィルタ121や、同程度のメッシュのインラインフィルタや、同程度の性能の振動式フィルタや、同程度の性能のペーパーフィルタ等によって切粉が捕集される。濾過された冷却水は、循環ライン上でポンプ105で圧送され、熱交換器106で放熱され、再びペレダイザに供給される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ペレダイザにおいて、80〜100メッシュを通り抜けてしまうような小さな切粉(直径約10〜50μm)の切断1回当たりの発生量は、直径約100〜200μmの切粉の切断1回当たりの発生量よりも極めて少ないので、従来の切粉捕集装置では、直径約100〜200μmの切粉を捕集できれば十分とされていた。
【0006】
しかしながら、冷却水を循環使用しているうちに、冷却水中に小さな切粉が徐々に増加し、小さな切粉がペレダイザなどの表面などに付着し、機械的なトラブルの原因となることがある。一方、80〜100メッシュよりも目の小さいメッシュフィルタを用いて小さな切粉を捕集しようとすると、冷却水の通りが悪くなり、冷却水の循環使用が困難となる。
【0007】
また、冷却水を循環使用していると冷却水中に小さな切粉が徐々に増加するため、冷却水を100%循環使用することができない。そのため、循環使用されている冷却水にフレッシュな冷却水(主に純水)を常時添加し、冷却水中の小さな切粉の濃度の上昇を抑えていた。これに伴って、添加した水量分だけ小さな切粉とともにオーバーフローとして排水され、環境に悪影響を与えていた。そして、精製された冷却水(純水)を大量に用いる結果、冷却水の製造に掛かるコストがかさんでいた。
【0008】
さらに、近年、原料供給メーカーでは、切粉が入った排水を工場内の排水処理施設で処理するようになっているが、排水処理施設まで通ずる排水管や排水溝などの排水路の壁に切粉が付着・堆積し、排水路の掃除が必要であったり、排水処理施設に負担をかけていた。
【0009】
本発明の第1の目的は、ペレダイザの安定操業を実現できる切粉捕集装置を提供することである。
【0010】
本発明の第2の目的は、環境への悪影響を防止することができる切粉捕集装置を提供することである。
【0011】
本発明の第3の目的は、排水溝の掃除や、排水処理施設の負担のない切粉捕集装置を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の視点においては、切粉捕集装置において、冷却水中で樹脂を切断することでペレットを製造するペレダイザ内を流通する冷却水が循環する循環ライン上に配されるとともに、前記ペレダイザで発生した切粉を含む冷却水を濾過するメッシュフィルタを有し、当該メッシュフィルタで濾過された冷却水を貯留するタンクと、前記循環ライン上に配されるとともに、前記タンクに貯留された冷却水が流通し、先端部から冷却水が流出する1又は複数の管状部材と、前記循環ライン上に配されるとともに、前記メッシュフィルタよりも小さい網目の袋状の濾過部材に前記管状部材と接続される1つの穴を有し、袋内部で縦割りに仕切られた複数の部屋を有し、かつ、前記穴から冷却水が流入され前記部屋の上方側から当該冷却水が流入される1又は複数の袋状フィルタと、前記循環ライン上に配されるとともに前記袋状フィルタで濾過された冷却水を前記ペレダイザ側に圧送するポンプと、前記循環ライン上に配されるとともに前記ポンプで圧送された冷却水を冷却する熱交換器と、を備えることを特徴とする。
【0013】
この構成によれば、循環ライン内でメッシュフィルタで捕集できる切粉より小さい切粉の濾過・分離を効率よく行うことができるので、ポンプ、熱交換器、ペレダイザでの機械的トラブルや性能の低下を抑えることができる。
【0014】
本発明の第2の視点においては、切粉捕集装置において、冷却水中で樹脂を切断することでペレットを製造するペレダイザ内を流通する冷却水が循環する第1の循環ライン上に配されるとともに、前記ペレダイザで発生した切粉を含む冷却水を濾過するメッシュフィルタを有し、当該メッシュフィルタで濾過された冷却水を貯留するタンクと、前記タンクに貯留された冷却水が循環する第2の循環ライン上に配されるとともに、先端部から冷却水が流出する1又は複数の管状部材と、前記第2の循環ライン上に配されるとともに、前記タンクに貯留された冷却水を前記管状部材側に圧送する第1のポンプと、前記第2の循環ライン上に配されるとともに、前記メッシュフィルタよりも小さい網目の袋状の濾過部材に前記管状部材と接続される1つの穴を有し、袋内部で縦割りに仕切られた複数の部屋を有し、かつ、前記穴から冷却水が流入され前記部屋の上方側から当該冷却水が流入される1又は複数の袋状フィルタと、前記第1の循環ライン上に配されるとともに前記タンクに貯留された冷却水を前記ペレダイザ側に圧送する第2のポンプと、前記第1の循環ラインを流通する冷却水を冷却する熱交換器と、を備えることを特徴とする。
【0015】
この構成によれば、メッシュフィルタで捕集できる切粉より小さい切粉の濾過・分離をクローズドなライン上で行うことができるので、新たな冷却水(純水)を常時添加する必要がない。
【0016】
本発明の第3の視点においては、切粉捕集装置において、冷却水中で樹脂を切断することでペレットを製造するペレダイザ内を流通する冷却水が循環する循環ライン上に配されるとともに、前記ペレダイザで発生した切粉を含む冷却水を濾過するメッシュフィルタを有し、当該メッシュフィルタで濾過された冷却水を貯留し、過剰に貯まった冷却水を排出する排出口を有するタンクと、前記タンクの排出口から流出された冷却水が流通し、先端部から冷却水が流出する1又は複数の管状部材と、前記メッシュフィルタよりも小さい網目の袋状の濾過部材に前記管状部材と接続される1つの穴を有し、袋内部で縦割りに仕切られた複数の部屋を有し、かつ、前記穴から冷却水が流入され前記部屋の上方側から当該冷却水が流入される1又は複数の袋状フィルタと、前記循環ライン上に配されるとともに前記タンクに貯留された冷却水を前記ペレダイザ側に圧送するポンプと、前記循環ラインを流通する冷却水を冷却する熱交換器と、を備えることを特徴とする。
【0017】
この構成によれば、メッシュフィルタで捕集できる切粉より小さい切粉の濾過・分離を行った後に冷却水を排水しているので、排水溝を汚すことがなく、排水処理施設に負担をかけることがない。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。図1は、本発明の実施形態1に係る切粉捕集装置の構成を模式的に示したブロック図である。図2は、本発明の実施形態1に係る切粉捕集装置において用いられる袋状フィルタの作用を説明するための模式図である。図3は、本発明の実施形態1に係る切粉捕集装置において用いられるセパレータの構成を模式的に示したブロック図である。
【0019】
この切粉捕集装置1は、ペレダイザ2、流路3、ドライヤ4内を流通する冷却水が循環する循環ライン上にタンク20、セパレータ30、ポンプ5、熱交換器6、配管10a、10b、10c、10d、10eを有する。ペレダイザ2で発生した切粉はタンク20及びセパレータ30で捕集される。この切粉捕集装置1では、フレッシュな冷却水(純水、精製水など)を循環ラインに常時供給する必要がないので、冷却水が排水されずクローズドな状態で切粉を捕集することができる。
【0020】
ペレダイザ2は、反応精製したプラスチックポリマー等の熱可塑性樹脂(例えば、ポリスチレン;250℃)を冷却水中で切断することでペレットを製造する装置であり、押出機(ストランドダイ)からうどん状のストランドを押出し、冷却水(熱水、蒸留水、濾過水又は純水)を直接ポリマーにかけたり、或いは、冷却水中にポリマーを通して、粘度を高めたり、或いは、固めた後にポリマーを切断する。ペレダイザ2には、ストランドカット方式、水中ホットカット方式がある。ペレダイザ2に供給される冷却水は、循環ラインを循環してきた冷却水(例えば、約50℃)である。ペレダイザ2から排出される冷却水には、ペレダイザ2で製造されたペレットや、切断の際に発生した切粉が含まれており、ポリマーの熱によって水温が上昇する(例えば、約80℃)。ペレダイザ2において発生する切粉は、直径約100〜200μm程度の切粉が多く発生し、直径約10〜50μm程度の切粉は比較的少ない。
【0021】
ドライヤ4は、ペレダイザ2から流路3を介して流入してきたペレット、切粉を含む冷却水からペレットを分離して、ペレットを乾燥させて取り出すところである。ドライヤ4から流出される冷却水には、切粉が含まれている。
【0022】
タンク20は、ドライヤ4から配管10aを介して流出された切粉を含む冷却水をメッシュフィルタ21で濾過し、濾過された冷却水を貯留する。メッシュフィルタ21には、例えば、80〜200メッシュ(目の数/in)程度の金属製メッシュフィルタが用いられる。メッシュフィルタ21は、配管10aから流下してきた切粉を含む冷却水を濾過し、冷却水中に多く含まれる直径約100〜200μm程度の切粉を分離する。メッシュフィルタ21で濾過された冷却水には、(直径約100〜200μm程度の切粉と比べて)少量ながら直径約10〜50μm程度の小さな切粉が含まれている。タンク20内に貯まった冷却水(小さな切粉を含む)は、配管10bを介してセパレータ30に送られる。
【0023】
セパレータ30は、冷却水中に少量含まれる直径約10〜50μm程度の小さな切粉を分離するところであり、管状部材31と、袋状フィルタ32と、を有する。
【0024】
管状部材31は、配管10bと流路として接続し、タンク20に貯留された冷却水が管内を流通し、管の先端部(図2の31a参照)から冷却水(直径約10〜50μm程度の小さな切粉を含む)が流出する。管状部材31は、セパレータ30内で略水平に配されることが好ましい。フィルタ32を吊り下げることができ、フィルタ32交換が容易になるからである。また、管状部材31は、配管10bから分岐して並列に複数接続されることが好ましい(図3参照)。冷却水を複数のフィルタ32に分配することで、濾過時間を短縮できるからである。さらに、配管10bから分岐し、各管状部材31と接続するライン上に開閉バルブ31bを有することが好ましい(図3参照)。開閉バルブを閉にすることで、ラインを止めずにフィルタを交換することができるからである。
【0025】
袋状フィルタ32は、管状部材31の先端部から流出した冷却水(直径約10〜50μm程度の小さな切粉を含む)を濾過するフィルタである。袋状フィルタ32は、袋状の濾過部材に管状部材31が接続される1つの穴32aを有し、袋内部で縦割りに仕切られた複数の部屋(A室、B室、C室・・…)を有し、かつ、前記穴から冷却水が流入され前記部屋の上方側から当該冷却水が流入される(図2参照)。袋状フィルタ32は、穴32aに管状部材31が差し込まれて吊り下げられるようにしてもよい。袋状フィルタ32に用いられる濾過部材は、例えば、レーヨン・ポリエステルなどを用いた不織布が挙げられ、10μm程度の孔が空いている不織布を積層させ厚さ1.8mm程度にすれば、メッシュフィルタ21よりも小さい網目になり、直径9μm以上の切粉を1回の通過で80〜90%にすることができる。袋状フィルタ32の各部屋は、糸目32b(ミシン目)を入れることによって仕切られる。袋状フィルタ32のサイズが高さ500mm×幅850mm程度であれば、15〜20L/min程度の水処理能力がある。各部屋(A室、B室、C室・・…)のサイズが高さH33〜35cm、幅L9〜12cmであれば、1部屋当たりの有効濾過面積は594〜840cm2程度である。さらに水処理能力を高めたい場合は、配管10bから分岐して並列に複数配された各管状部材31に袋状フィルタ32を差し込んで濾過を行う(図3参照)。袋状フィルタ32の袋内では、管状部材31の先端部から流出した冷却水は、まず一番奥のA室に入り、A室が捕集された樹脂で満たされるとB室に入り、B室が捕集された樹脂で満たされるとC室に入るといったように、1つ部屋が切粉で満杯になればその隣の部屋に入る(図2参照)。切粉が満たされた部屋は沈殿槽の働きをする。袋状フィルタ32が完全に目詰まり又は満杯になれば、袋状フィルタ内の水を切って新しいフィルタに簡単に取り換えることができる。フィルタ32で濾過された冷却水(切粉をほとんど含まない冷却水)は、配管10cを介してポンプ5に送られる。
【0026】
ポンプ5は、セパレータ30から配管10cを介して流入してきた冷却水(切粉をほとんど含まない冷却水)をペレダイザ側に圧送するポンプである。ポンプ5は、セパレータ30によって濾過された切粉をほとんど含まない冷却水を圧送するので、切粉による機械的トラブルを防ぐことができる。圧送された冷却水は、配管10dを介して熱交換器6に送られる。
【0027】
熱交換器6は、ポンプ5から配管10dを介して圧送されてきた冷却水を冷却する熱交換器である。熱交換器6では、例えば、冷却水が80℃から50℃に冷却されるようにしてもよい。熱交換器6では、セパレータ30によって濾過された切粉をほとんど含まない冷却水が通過するので、熱交換面の壁面に切粉が付着・堆積するのを防ぐことができ、熱交換率の低下を防ぐことができる。冷却された冷却水は、配管10eを介してペレダイザ2に送られる。
【0028】
次に、本発明の実施形態2について図面を用いて説明する。図4は、本発明の実施形態2に係る切粉捕集装置の構成を模式的に示したブロック図である。
【0029】
この切粉捕集装置1は、ペレダイザ2、流路3、ドライヤ4内を流通する冷却水が循環する第1の循環ライン上にタンク20、ポンプ5、熱交換器6、配管11a、11b、11c、11dを有するとともに、タンク20内に貯留された冷却水が循環する第2の循環ライン上にセパレータ30、ポンプ7、配管12a、12b、12cを有する。ペレダイザ2で発生した切粉はタンク20及びセパレータ30で捕集される。この切粉捕集装置1では、冷却水が排水されずクローズドな状態で切粉を捕集することができ、セパレータ30の大きさを小さく抑えたい場合に有効である。
【0030】
実施形態2(図4参照)におけるペレダイザ2、流路3、ドライヤ4、タンク20、ポンプ5、熱交換器6、セパレータ30は、実施形態1(図1参照)におけるペレダイザ2、流路3、ドライヤ4、タンク20、ポンプ5、熱交換器6、セパレータ30と同様の構成であるが、タンク20とポンプ5の間にセパレータ30が配設されるのではなく、タンク20に貯留された冷却水が循環する第2の循環ライン上にセパレータ30が配設される。第2の循環ライン上には、タンク20に貯留された冷却水をセパレータ30に圧送するためのポンプ7を有する。
【0031】
実施形態2の動作について説明する。冷却水がペレダイザ2を通過することで、冷却水にはペレダイザ2で製造されたペレットと切粉が含まれ、水温が上昇し、当該冷却水は、流路3を介してドライヤ4に送られる。ドライヤ4に送られた冷却水は、ペレットと切粉を含む冷却水とに分離さる。分離された切粉を含む冷却水は、配管11aを介してタンク20に送られ、切粉のうち直径約100〜200μm程度の大きな切粉がメッシュフィルタ21で除去され、メッシュフィルタ21を通過した直径約10〜50μm程度の小さな切粉を含む冷却水が流下し、タンク底に貯留される。
【0032】
タンク20内に貯留している冷却水の一部は、第2の循環ライン側のポンプ7によってセパレータ30側に送られ、セパレータ30で小さな切粉(直径約10〜50μm程度の切粉)が除去され、小さな切粉が除去された冷却水はタンク20内に戻される。セパレータ30は、ペレダイザ2を流通する第1の循環ライン上に存在しないので、ペレットの製造を止めている間においても、第2の循環ラインで冷却水を循環させて小さな切粉を除去することができる。
【0033】
タンク20内に貯留する冷却水は、第1の循環ライン側から送られてくる小さな切粉を含む冷却水と、第2の循環ライン側から送られてくる小さな切粉が除去された冷却水の混合水であり、全体としては第1の循環ライン側から送られてくる小さな切粉を含む冷却水よりも小さな切粉の濃度の薄い冷却水である。タンク20内に貯留している冷却水の一部は、ポンプ5によって熱交換器6側に圧送される。ポンプ5によって圧送される冷却水は、小さな切粉の一部がセパレータ30で除去され小さな切粉の濃度が薄くなっているので、フレッシュな冷却水(純水、精製水など)を第1の循環ラインに供給する必要がない。ゆえに、循環ライン内の冷却水は外部に排出されない。熱交換器6で放熱された冷却水は、再びペレダイザ2に送られる。
【0034】
次に、本発明の実施形態3について図面を用いて説明する。図5は、本発明の実施形態3に係る切粉捕集装置の構成を模式的に示したブロック図である。
【0035】
この切粉捕集装置1は、ペレダイザ2、流路3、ドライヤ4内を流通する冷却水が循環する循環ライン上にタンク20、ポンプ5、熱交換器6、配管13a、13b、13c、13dを有するとともに、タンク20からの排水ライン上にセパレータ30、配管14a、14bを有する。配管13bでは、フレッシュな冷却水(純水、精製水など)が供給される。ペレダイザ2で発生した切粉はタンク20及びセパレータ30で捕集される。
【0036】
実施形態3(図5参照)におけるペレダイザ2、流路3、ドライヤ4、タンク20、ポンプ5、熱交換器6、セパレータ30は、実施形態1(図1参照)におけるペレダイザ2、流路3、ドライヤ4、タンク20、ポンプ5、熱交換器6、セパレータ30と同様の構成であるが、タンク20とポンプ5の間にセパレータ30が配設されるのではなく、タンク20からの排水ライン上にセパレータ30が配設される。
【0037】
実施形態3の動作について説明する。冷却水がペレダイザ2を通過することで、冷却水にはペレダイザ2で製造されたペレットと切粉が含まれ、水温が上昇し、当該冷却水は、流路3を介してドライヤ4に送られる。ドライヤ4に送られた冷却水は、ペレットと切粉を含む冷却水とに分離される。分離された切粉を含む冷却水は、配管13aを介してタンク20に送られ、切粉のうち直径約100〜200μm程度の大きな切粉がメッシュフィルタ21で除去され、メッシュフィルタ21を通過した直径約10〜50μm程度の小さな切粉を含む冷却水が流下し、タンク底に貯留される。
【0038】
タンク20内に貯留している冷却水の一部は、配管13bを介してポンプ5に送られる際に、冷却水中の小さな切粉の濃度を下げるために、フレッシュな冷却水(純水、精製水など)が添加される。ポンプ5によって熱交換器6側に圧送される冷却水は、熱交換器6で放熱され、再びペレダイザ2に送られる。
【0039】
また、タンク20内に貯留している冷却水の一部は、排水ラインに流れ、セパレータ30で小さな切粉(直径約10〜50μm程度の切粉)が除去される。小さな切粉が除去された冷却水は、排水溝を通って、排水処理施設に運ばれる。排水溝を流れる冷却水は、小さな切粉をほとんど含んでいないため、排水溝を汚すことがなく、排水処理施設に負担をかけない。
【0040】
【発明の効果】
本発明によれば、大きな切粉とともに小さな切粉を除去できるので、ペレダイザの安定操業を実現できる。特に、実施形態1のように循環ラインにおいて小さな切粉を除去する場合には、切粉の付着によるペレダイザ、ポンプの機械的トラブルや、熱交換器の熱交換率の低下を防ぐことができる。その結果、ペレダイザの非常停止回数を激減させることができ、ペレダイザの洗浄頻度が減少し、洗浄コストを削減させることができる。
【0041】
また、本発明によれば、循環ラインをクローズドにすることができるので、冷却水の循環量を100%に近づけることができる。その結果、冷却水(純水)の添加量を大幅に削減できランニングコストを削減できる。
【0042】
また、本発明によれば、大きな切粉とともに小さな切粉が除去されるので、排水溝の掃除が必要なくなり、さらに、最終的な排水処理施設に対する負荷を大幅に軽減できる。
【0043】
また、本発明によれば、フィルタで回収した切粉は、再利用することが可能なので、有価物として処理することができる。
【0044】
さらに、本発明によれば、管状部材の流路上に開閉バルブを有する場合、開閉バルブを閉にすることで、ラインを止めずにフィルタを交換することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係る切粉捕集装置の構成を模式的に示したブロック図である。
【図2】本発明の実施形態1に係る切粉捕集装置において用いられる袋状フィルタの作用を説明するための模式図である。
【図3】本発明の実施形態1に係る切粉捕集装置において用いられるセパレータの構成を模式的に示したブロック図である。
【図4】本発明の実施形態2に係る切粉捕集装置の構成を模式的に示したブロック図である。
【図5】本発明の実施形態3に係る切粉捕集装置の構成を模式的に示したブロック図である。
【図6】従来の一形態に係る切粉捕集装置の構成を模式的に示したブロック図である。
【符号の説明】
1、101 切粉捕集装置
2、102 ペレダイザ
3、103 流路
4、104 ドライヤ
5、7、105 ポンプ
6、106 熱交換器
20、120 タンク
21、121 メッシュフィルタ
30 セパレータ
31 管状部材
31a 先端部
31b 開閉バルブ
32 袋状フィルタ
32a 穴
32b 糸目
10a、10b、10c、10d、10e 配管
11a、11b、11c、11d 配管
12a、12b、12c 配管
13a、13b、13c、13d 配管
14a、14b 配管
110a、110b、110c、110d 配管
111 配管
Claims (5)
- 冷却水中で樹脂を切断することでペレットを製造するペレダイザ内を流通する冷却水が循環する循環ライン上に配されるとともに、前記ペレダイザで発生した切粉を含む冷却水を濾過するメッシュフィルタを有し、当該メッシュフィルタで濾過された冷却水を貯留するタンクと、
前記循環ライン上に配されるとともに、前記タンクに貯留された冷却水が流通し、先端部から冷却水が流出する1又は複数の管状部材と、
前記循環ライン上に配されるとともに、前記メッシュフィルタよりも小さい網目の袋状の濾過部材に前記管状部材と接続される1つの穴を有し、袋内部で縦割りに仕切られた複数の部屋を有し、かつ、前記穴から冷却水が流入され前記部屋の上方側から当該冷却水が流入される1又は複数の袋状フィルタと、
前記循環ライン上に配されるとともに前記袋状フィルタで濾過された冷却水を前記ペレダイザ側に圧送するポンプと、
前記循環ライン上に配されるとともに前記ポンプで圧送された冷却水を冷却する熱交換器と、
を備えることを特徴とする切粉捕集装置。 - 冷却水中で樹脂を切断することでペレットを製造するペレダイザ内を流通する冷却水が循環する第1の循環ライン上に配されるとともに、前記ペレダイザで発生した切粉を含む冷却水を濾過するメッシュフィルタを有し、当該メッシュフィルタで濾過された冷却水を貯留するタンクと、
前記タンクに貯留された冷却水が循環する第2の循環ライン上に配されるとともに、先端部から冷却水が流出する1又は複数の管状部材と、
前記第2の循環ライン上に配されるとともに、前記タンクに貯留された冷却水を前記管状部材側に圧送する第1のポンプと、
前記第2の循環ライン上に配されるとともに、前記メッシュフィルタよりも小さい網目の袋状の濾過部材に前記管状部材と接続される1つの穴を有し、袋内部で縦割りに仕切られた複数の部屋を有し、かつ、前記穴から冷却水が流入され前記部屋の上方側から当該冷却水が流入される1又は複数の袋状フィルタと、
前記第1の循環ライン上に配されるとともに前記タンクに貯留された冷却水を前記ペレダイザ側に圧送する第2のポンプと、
前記第1の循環ラインを流通する冷却水を冷却する熱交換器と、
を備えることを特徴とする切粉捕集装置。 - 冷却水中で樹脂を切断することでペレットを製造するペレダイザ内を流通する冷却水が循環する循環ライン上に配されるとともに、前記ペレダイザで発生した切粉を含む冷却水を濾過するメッシュフィルタを有し、当該メッシュフィルタで濾過された冷却水を貯留し、過剰に貯まった冷却水を排出する排出口を有するタンクと、
前記タンクの排出口から流出された冷却水が流通し、先端部から冷却水が流出する1又は複数の管状部材と、
前記メッシュフィルタよりも小さい網目の袋状の濾過部材に前記管状部材と接続される1つの穴を有し、袋内部で縦割りに仕切られた複数の部屋を有し、かつ、前記穴から冷却水が流入され前記部屋の上方側から当該冷却水が流入される1又は複数の袋状フィルタと、
前記循環ライン上に配されるとともに前記タンクに貯留された冷却水を前記ペレダイザ側に圧送するポンプと、
前記循環ラインを流通する冷却水を冷却する熱交換器と、
を備えることを特徴とする切粉捕集装置。 - 前記管状部材は、複数配設され、前記タンクから流出された冷却水が流通する配管から分岐し、各前記管状部材と接続するライン上に開閉バルブを有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の切粉捕集装置。
- 前記袋状フィルタは、前記穴に前記管状部材が差し込まれて吊り下げられることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の切粉捕集装置。
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