JPH0643497Y2 - 内燃機関の燃料噴射装置 - Google Patents
内燃機関の燃料噴射装置Info
- Publication number
- JPH0643497Y2 JPH0643497Y2 JP1987037156U JP3715687U JPH0643497Y2 JP H0643497 Y2 JPH0643497 Y2 JP H0643497Y2 JP 1987037156 U JP1987037156 U JP 1987037156U JP 3715687 U JP3715687 U JP 3715687U JP H0643497 Y2 JPH0643497 Y2 JP H0643497Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve
- fuel injection
- intake
- port
- internal combustion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Fuel-Injection Apparatus (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は機関の各気筒毎の吸気通路に燃料噴射弁を設け
て燃料噴射を行う内燃機関の燃料噴射装置に関する。
て燃料噴射を行う内燃機関の燃料噴射装置に関する。
〈従来の技術〉 従来のこの種のいわゆるマルチ・ポイント・インジェク
ション・タイプの燃料噴射装置では、第3図に示すよう
に燃料噴射弁31から燃料を吸気弁32の弁傘部に向けて噴
射している(実開昭61-187957号公報等参照)。これに
よれば燃料の供給遅れを最小にでき、応答性に優れたも
のとなる。
ション・タイプの燃料噴射装置では、第3図に示すよう
に燃料噴射弁31から燃料を吸気弁32の弁傘部に向けて噴
射している(実開昭61-187957号公報等参照)。これに
よれば燃料の供給遅れを最小にでき、応答性に優れたも
のとなる。
〈考案が解決しようとする問題点〉 しかし、かかる燃料噴射装置では、吸気ポート壁面など
に壁流を生じない分、応答性に優れたものになるもの
の、全く壁流を生じないため、吸気ポート壁面がドライ
状態で燃料によって冷却されず、高温となって、吸気充
填効率を悪化するという問題点があった。
に壁流を生じない分、応答性に優れたものになるもの
の、全く壁流を生じないため、吸気ポート壁面がドライ
状態で燃料によって冷却されず、高温となって、吸気充
填効率を悪化するという問題点があった。
本考案は、このような従来の問題点に鑑み、応答性を向
上し、あわせて吸気充填効率の向上を図ることができる
ようにすることを目的とする。
上し、あわせて吸気充填効率の向上を図ることができる
ようにすることを目的とする。
〈問題点を解決するための手段〉 このため、本考案は、燃料噴射弁に主副2個の噴口を形
成し、主噴口を吸気弁の弁傘部に指向させ、該主噴口よ
り口径の小さいを該弁傘部から離れた吸気ポート壁面に
指向させる構成としたものである。
成し、主噴口を吸気弁の弁傘部に指向させ、該主噴口よ
り口径の小さいを該弁傘部から離れた吸気ポート壁面に
指向させる構成としたものである。
〈作用〉 上記の構成においては、噴流は二方向に分離し、主噴口
からの噴流は従来通り吸気弁の弁傘部に向かって応答性
の向上に寄与し、副噴口からの比較的小流量の噴流は該
弁傘部から離れた吸気ポート壁面に向かってこれをウェ
ット状態にし、これにより吸気ポート壁面を冷却して吸
気充填効率を向上させる。
からの噴流は従来通り吸気弁の弁傘部に向かって応答性
の向上に寄与し、副噴口からの比較的小流量の噴流は該
弁傘部から離れた吸気ポート壁面に向かってこれをウェ
ット状態にし、これにより吸気ポート壁面を冷却して吸
気充填効率を向上させる。
〈実施例〉 以下に本考案の一実施例を第1図及び第2図に基づいて
説明する。
説明する。
第1図において、1はシリンダヘッド、2は燃焼室、3
は吸気弁、4はバルブガイド、5は吸気ポート、6は吸
気マニホールドである。7は燃料噴射弁であって、吸気
ポート5の壁部に斜めに取付けられている。
は吸気弁、4はバルブガイド、5は吸気ポート、6は吸
気マニホールドである。7は燃料噴射弁であって、吸気
ポート5の壁部に斜めに取付けられている。
この燃料噴射弁7は、第2図に示すように、ノズルボデ
ィ10内のニードルバルブ11がスプリング12により図で下
方に付勢されてシート部13に着座して閉弁しており、電
磁コイル14に通電されて鉄心15が励磁されると、この鉄
心15によりニードルバルブ11に取付けられた鉄片16が吸
引され、ニードルバルブ11が所定量リフトして開弁する
ようになっている。
ィ10内のニードルバルブ11がスプリング12により図で下
方に付勢されてシート部13に着座して閉弁しており、電
磁コイル14に通電されて鉄心15が励磁されると、この鉄
心15によりニードルバルブ11に取付けられた鉄片16が吸
引され、ニードルバルブ11が所定量リフトして開弁する
ようになっている。
ここで、ノズルボディ10の先端にはノズルチップ17が組
付けられ、ノズルボディ10とノズルチップ17との間にノ
ズルボディ10側の燃料出口18が臨む室19が形成されてい
る。また、ノズルチップ17にはこの室19から斜めにそれ
ぞれ所定の方向に比較的大径の主噴口20と比較的小径の
副噴口21とが形成されている。
付けられ、ノズルボディ10とノズルチップ17との間にノ
ズルボディ10側の燃料出口18が臨む室19が形成されてい
る。また、ノズルチップ17にはこの室19から斜めにそれ
ぞれ所定の方向に比較的大径の主噴口20と比較的小径の
副噴口21とが形成されている。
そして、第1図に示すように、主噴口20はそれからの噴
流Aが吸気弁3の弁傘部に向かうように位置決めし、副
噴口21はそれからの噴流Bが該弁傘部から離れた吸気ポ
ート5の壁面に向かうように位置決めしてある。
流Aが吸気弁3の弁傘部に向かうように位置決めし、副
噴口21はそれからの噴流Bが該弁傘部から離れた吸気ポ
ート5の壁面に向かうように位置決めしてある。
次に作用を説明する。
燃料噴射弁7より燃料が噴射されるとき、大部分の燃料
は主噴口20より図示Aの如く吸気弁3の弁傘部に向か
う。これにより応答性の向上を図ることができる。
は主噴口20より図示Aの如く吸気弁3の弁傘部に向か
う。これにより応答性の向上を図ることができる。
また、一部の燃料は副噴口21より図示Bの如く吸気ポー
ト5の壁面に向かい、壁流Cとなる。これにより、吸気
ポート5の壁面が冷却されて吸気充填効率が向上する。
この流量は吸気ポート5の壁面をウェット状態にする最
小流量でよく、全体としての燃料の供給遅れは小さい。
ト5の壁面に向かい、壁流Cとなる。これにより、吸気
ポート5の壁面が冷却されて吸気充填効率が向上する。
この流量は吸気ポート5の壁面をウェット状態にする最
小流量でよく、全体としての燃料の供給遅れは小さい。
〈考案の効果〉 以上説明したように本考案によれば、燃料の供給遅れを
最小限にして応答性の向上を図りつつ、吸気ポートの壁
面を冷却して吸気充填効率の向上を図ることができると
いう効果が得られる。
最小限にして応答性の向上を図りつつ、吸気ポートの壁
面を冷却して吸気充填効率の向上を図ることができると
いう効果が得られる。
第1図は本考案の一実施例を示す吸気ポート部の断面
図、第2図は燃料噴射弁の断面図、第3図は従来例を示
す吸気ポート部の断面図である。 3……吸気弁、5……吸気ポート、7……燃料噴射弁、
20……主噴口、21……副噴口
図、第2図は燃料噴射弁の断面図、第3図は従来例を示
す吸気ポート部の断面図である。 3……吸気弁、5……吸気ポート、7……燃料噴射弁、
20……主噴口、21……副噴口
Claims (1)
- 【請求項1】機関の各気筒毎の吸気通路に燃料噴射弁を
設けてなる内燃機関の燃料噴射装置において、燃料噴射
弁に主副2個の噴口を形成し、主噴口を吸気弁の弁傘部
に指向させ、該主噴口より口径の小さい副噴口を該弁傘
部から離れた吸気ポート壁面に指向させたことを特徴と
する内燃機関の燃料噴射装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987037156U JPH0643497Y2 (ja) | 1987-03-16 | 1987-03-16 | 内燃機関の燃料噴射装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987037156U JPH0643497Y2 (ja) | 1987-03-16 | 1987-03-16 | 内燃機関の燃料噴射装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63146165U JPS63146165U (ja) | 1988-09-27 |
JPH0643497Y2 true JPH0643497Y2 (ja) | 1994-11-14 |
Family
ID=30848229
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987037156U Expired - Lifetime JPH0643497Y2 (ja) | 1987-03-16 | 1987-03-16 | 内燃機関の燃料噴射装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0643497Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6026284U (ja) * | 1983-07-29 | 1985-02-22 | トヨタ自動車株式会社 | 2吸気弁付内燃機関の吸気ポ−トの構造 |
-
1987
- 1987-03-16 JP JP1987037156U patent/JPH0643497Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63146165U (ja) | 1988-09-27 |
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