JP2890972B2 - 内燃機関の燃料噴射装置 - Google Patents

内燃機関の燃料噴射装置

Info

Publication number
JP2890972B2
JP2890972B2 JP4102863A JP10286392A JP2890972B2 JP 2890972 B2 JP2890972 B2 JP 2890972B2 JP 4102863 A JP4102863 A JP 4102863A JP 10286392 A JP10286392 A JP 10286392A JP 2890972 B2 JP2890972 B2 JP 2890972B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuel injection
nozzle
injection valve
pair
port
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP4102863A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05296127A (ja
Inventor
宏樹 一瀬
啓壮 武田
文昭 服部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP4102863A priority Critical patent/JP2890972B2/ja
Publication of JPH05296127A publication Critical patent/JPH05296127A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2890972B2 publication Critical patent/JP2890972B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は内燃機関の燃料噴射装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】実開平2−28534号公報には、単一
の気筒に接続されると共に隔壁によって仕切られた一対
の吸気ポートを形成し、先端に一対のノズル口を有する
燃料噴射弁を隔壁近傍に配置し、各ノズル口から各吸気
ポート内に向かって燃料を噴射せしめるようにした内燃
機関において、燃料噴射弁の先端部であって一対のノズ
ル口の間の部分を吸気ポートの隔壁に当接せしめて燃料
噴射弁を支持せしめるようにした内燃機関の燃料噴射装
置が開示されている。
【0003】この燃料噴射装置では、一対のノズル口の
間の部分を隔壁に当接させているために、燃料噴射弁の
先端部を燃料噴射方向とほぼ直角方向に流れる気流の発
生を防止し、燃料噴射方向がこの気流によって定まり難
くなることを防止することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところがこの燃料噴射
装置では、燃料噴射弁がその先端部と隔壁との相対位置
がずれて配置せしめられると、ノズル口の一方が隔壁に
よって塞がれたり、あるいは、ノズル口が隔壁に非常に
接近して配置されて、ノズル口からの噴射燃料が隔壁に
付着するという問題を生ずる。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めの本発明によれば、単一の気筒に接続されると共に隔
壁によって仕切られた一対の吸気ポートを形成し、一対
のノズル口を有するノズルを燃料噴射弁の先端に取付
け、各ノズル口から各吸気ポート内に向かって燃料を噴
射せしめるようにした内燃機関の燃料噴射装置におい
て、ノズル内には各ノズル口に向かって燃料噴射弁の軸
線から離れる方向に傾斜して延びる一対のノズル通路が
形成され、一対のノズル口間に軸線方向に突出する支持
部を形成してこの支持部を隔壁に係合せしめて燃料噴射
弁を支持せしめるようにしている。
【0006】
【作用】一対のノズル口間に燃料噴射弁の軸線方向に突
出する支持部を形成してこの支持部を吸気ポート隔壁に
係合せしめて燃料噴射弁を支持せしめるようにしている
ために、燃料噴射弁の取付け位置が隔壁に対して多少ず
れたとしても、ノズル口が隔壁によって塞がれるおそれ
はない。さらに、ノズル通路はノズル口に向かって燃料
噴射弁の軸線から離れる方向に傾斜して延びており、ま
た、支持部が軸線方向に突出して形成されているため
に、燃料噴射弁の取付け位置が隔壁に対して多少ずれた
としても、ノズル口からの噴射燃料は隔壁にほとんど付
着しない。
【0007】
【実施例】図1および図2を参照すると、1は気筒、2
は一対の吸気弁、3は一対の排気弁、4は点火栓、5は
一対の排気ポートを夫々示す。単一の気筒1に接続され
る一対の吸気ポート6は、隔壁7によって仕切られてい
る。燃料噴射弁8は隔壁7上方のシリンダヘッド9に装
着され、図2に示されるように燃料噴射弁8先端が右斜
め下方に向かうように配置されている。
【0008】図3には燃料噴射弁8の縦断面図を示す。
図3を参照すると、燃料噴射弁8はその中心軸線A上に
燃料噴射口11を有しており、燃料噴射弁8の本体内部
にはニードル弁12が中心軸線Aに沿って往復動可能に
配置されている。燃料噴射弁8の先端にはノズル13が
取付けられ、ノズル13の先端には一対のノズル口14
が形成されている。ノズル13内には、燃料噴射口11
から中心軸線Aに沿って延びるノズル通路15が形成さ
れ、このノズル通路15には一対のエアアシスト通路1
6が連通せしめられる。ノズル通路15は途中で一対の
通路15a,15bに分岐せしめられる。一対の通路1
5a,15bは各ノズル口14に向かって中心軸線Aか
ら離れる方向に傾斜して真直ぐに延びている。
【0009】ノズル13の先端部であって一対のノズル
口14の間の部分に、中心軸線A方向に突出する支持部
17がノズル13と一体に形成される。図2および図3
からわかるように、支持部17は厚さtの板状である。
支持部17の先端にはゴム部材18が取付けられてい
る。燃料噴射口11から噴射された燃料は、エアアシス
ト通路16からノズル通路15内に供給されるアシスト
エアによって微粒化が促進せしめられ、燃料と空気の混
合がノズル口14から、図中F方向に噴射せしめられ
る。
【0010】ノズル口14の開口面は噴射方向Fに対し
てほぼ垂直になるように形成されているために、噴射燃
料の切れが良くなり燃料の後だれを防止することができ
る。また、支持部18の根元部とノズル口14との間に
は肩部19が形成されているために、ノズル口14から
噴射される燃料は支持部18表面にはほとんど付着しな
い。
【0011】再び図1および図2を参照すると、一対の
吸気ポート6の隔壁7の始端7a(図2参照)には、燃
料噴射弁8の支持部17を挿入する凹部20が形成さ
れ、ゴム部材18が隔壁7に当接するまでこの凹部20
内に支持部17が挿入される。これによって燃料噴射弁
8の先端が支持されるために、機関本体の振動等によっ
て燃料噴射弁8の先端が振れることを防止することがで
きる。また、燃料噴射弁8の先端部を燃料噴射方向とほ
ぼ直角方向に流れる気流の発生を防止することができ、
これによって燃料噴射方向がこの気流によって定まり難
くなることを防止することができる。
【0012】また、一対のノズル口14間に燃料噴射弁
8の中心軸線A方向に突出する支持部17を一体に形成
してこの支持部17を吸気ポート6の隔壁7に当接せし
めるようにしているために、燃料噴射弁8の取付け位置
が隔壁7に対して多少ずれたとしても、ノズル口14が
隔壁7によって塞がれるおそれはない。さらに、通路1
5a,15bはノズル口14に向かって燃料噴射弁8の
中心軸線Aから離れる方向に傾斜して真直ぐに延びてお
り、また、所定長さを有する支持部17が中心軸線A方
向に突出して形成されているために、燃料噴射弁8の取
付け位置が隔壁7に対して多少ずれたとしても、ノズル
口14からの噴射燃料は隔壁7にほとんど付着しない。
【0013】なお、2つの吸気ポート6のうちいずれか
一方の吸気ポート6の上流端付近に、この一方の吸気ポ
ート6への吸気の流入を阻止することができる吸気制御
弁を設け、この吸気制御弁の閉弁時には燃焼室内に強力
なスワールを形成せしめると共に吸気弁開弁時には空気
の充填効率を高めるようにしてもよい。
【0014】
【発明の効果】燃料噴射弁の取付け位置が隔壁に対して
多少ずれたとしても、ノズル口が隔壁によって塞がれる
おそれはなく、また、ノズル口からの噴射燃料は隔壁に
ほとんど付着しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の燃料噴射装置を備える気筒の横断面図
である。
【図2】図1の気筒の縦断面図である。
【図3】燃料噴射弁の縦断面図である。
【符号の説明】
1…気筒 6…吸気ポート 7…隔壁 8…燃料噴射弁 13…ノズル 14…ノズル口 15…ノズル通路 17…支持部
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F02M 69/00 360 F02M 61/18 340 F02M 69/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単一の気筒に接続されると共に隔壁によ
    って仕切られた一対の吸気ポートを形成し、一対のノズ
    ル口を有するノズルを燃料噴射弁の先端に取付け、前記
    各ノズル口から前記各吸気ポート内に向かって燃料を噴
    射せしめるようにした内燃機関の燃料噴射装置におい
    て、前記ノズル内には前記各ノズル口に向かって燃料噴
    射弁の軸線から離れる方向に傾斜して延びる一対のノズ
    ル通路が形成され、前記一対のノズル口間に前記軸線方
    向に突出する支持部を形成して該支持部を前記隔壁に係
    合せしめて前記燃料噴射弁を支持せしめるようにした内
    燃機関の燃料噴射装置。
JP4102863A 1992-04-22 1992-04-22 内燃機関の燃料噴射装置 Expired - Fee Related JP2890972B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4102863A JP2890972B2 (ja) 1992-04-22 1992-04-22 内燃機関の燃料噴射装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4102863A JP2890972B2 (ja) 1992-04-22 1992-04-22 内燃機関の燃料噴射装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05296127A JPH05296127A (ja) 1993-11-09
JP2890972B2 true JP2890972B2 (ja) 1999-05-17

Family

ID=14338755

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4102863A Expired - Fee Related JP2890972B2 (ja) 1992-04-22 1992-04-22 内燃機関の燃料噴射装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2890972B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05296127A (ja) 1993-11-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
USRE40199E1 (en) Fuel injection valve for an internal combustion engine
JP3003339B2 (ja) 燃料噴射式内燃機関の吸気装置
JPH076395B2 (ja) 内燃機関の吸気装置
JPS5840647B2 (ja) 内燃機関の吸気装置
JP2890972B2 (ja) 内燃機関の燃料噴射装置
JP4268723B2 (ja) シリンダー・ヘッド
JP2605777Y2 (ja) エンジンの吸気装置
JP3939864B2 (ja) 筒内噴射式エンジン
JPH0650093B2 (ja) 内燃機関の吸気装置
JPH08135455A (ja) エンジンの吸気制御装置
JPH0719054A (ja) エンジンの燃料噴射制御装置
KR100292867B1 (ko) 실린더헤드의흡기포트
JP2976601B2 (ja) 燃料噴射式内燃機関の吸気装置
JPH04234565A (ja) 内燃機関の燃料噴射装置
JPH06100161B2 (ja) 燃料噴射式エンジン
JPH041670U (ja)
JP2529082Y2 (ja) 多孔式インジェクタ
JPH0738665U (ja) エンジンの吸気装置
JP2772427B2 (ja) 燃料噴射装置
JPH0444847Y2 (ja)
JPH0631586B2 (ja) 多吸気弁式内燃機関の燃料噴射装置
JPS595770B2 (ja) 内燃機関
JP2518278Y2 (ja) 内燃機関の燃料噴射装置
JP3286772B2 (ja) エアアシスト型燃料噴射弁
JP2855360B2 (ja) 多方向噴射型インジェクタ

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees