JPH0643465U - 鉄骨有孔梁の貫通孔用のスリーブ - Google Patents

鉄骨有孔梁の貫通孔用のスリーブ

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JPH0643465U
JPH0643465U JP8544892U JP8544892U JPH0643465U JP H0643465 U JPH0643465 U JP H0643465U JP 8544892 U JP8544892 U JP 8544892U JP 8544892 U JP8544892 U JP 8544892U JP H0643465 U JPH0643465 U JP H0643465U
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JP
Japan
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engaging
hole
sleeve
inner peripheral
holes
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Pending
Application number
JP8544892U
Other languages
English (en)
Inventor
秀樹 佐藤
Original Assignee
株式会社長谷工コーポレーション
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】鉄骨有孔梁の単孔タイプの貫通孔に簡単に取り
付けることができ、これを取り付けることにより貫通孔
の周囲の耐火被覆材を保護することができるようなスリ
ーブの提供。 【構成】筒状のスリーブ本体2の側面に、鉄骨有孔梁I
の貫通孔Hの内周部の耐火被覆材Rの厚み分の高さ位置
に係合凹部3bを有する複数の係合爪3を突設し、この
係合爪の係合凹部を貫通孔の内周縁部に係合させること
により貫通孔に取り付けるようにしたスリーブ1として
いる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、鉄骨有孔梁に形成された貫通孔についてその周囲の耐火被覆材を保 護するためのスリーブに関する。
【0002】
【従来の技術】
鉄骨有孔梁には配線や配管のために貫通孔が設けられる場合があるが、この貫 通孔には、単に孔を開けただけの単孔タイプのものと、補強用の鋼管スリーブを 貫通状態で溶接したスリーブ付きのものとがある。
【0003】 単孔タイプは、要求される強度と必要な孔の数や大きさとの関係から特に補強 の必要がないということで、単に孔を開けただけとされているが、配線や配管作 業の際に不具合を生じる。即ち、梁や柱の鉄骨には、一般に作業の手順から配線 や配管作業の前に例えばロックウール等の耐火被覆材が所定の厚みで塗布あるい は貼付けにより処理されるが、単孔タイプの場合には、脆い耐火被覆材が貫通孔 の内周部に迫り出しており、配管等の作業の際にこの迫り出した部分から耐火被 覆材の損傷を招き易く、損傷した場合にはその補修作業が必要となって作業量や 作業時間の無駄を招くという不具合である。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
このような事情を背景になされたのが本考案で、単孔タイプの貫通孔に簡単に 取り付けることができ、これを取り付けることにより貫通孔の周囲の耐火被覆材 を保護することができるようなスリーブの提供を目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案によるスリーブは、筒状のスリーブ本体の側面に、貫通孔の内周部の耐 火被覆材の厚み分の高さ位置に係合凹部を有する複数の係合爪が突設されており 、この係合爪の係合凹部を貫通孔の内周縁部に係合させることにより貫通孔に取 り付けられるようになっている。
【0006】 このスリーブは、係合爪の係合凹部を貫通孔の内周縁部に係合させるだけで取 り付けることができ、取付け作業が極めて簡単である。そして、この取付け状態 において係合爪の脚部により貫通孔の内周縁との間に耐火被覆材の厚み分の幅を 空けてスリーブ本体が貫通孔を貫通する状態となるので、スリーブを取り付けた 後に耐火被覆材の処理を行えばスリーブ本体により耐火被覆材が覆われた状態と なり、配管等の作業に際して耐火被覆材を確実に保護できることになる。
【0007】 このようなスリーブについては、係合爪を曲折可能とし、係合爪を曲折させた 状態で位置決めさせた後に係合爪を起こしてその係合凹部を貫通孔の内周縁部に 係合させることができるようにすれば、構造的にも一層簡易になり、また作業性 のより一層の向上もはかれる。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を説明する。 図1及び図2に示すように、スリーブ1は、円筒状のスリーブ本体2に3本の 係合爪3、3、3を同一円周上に並ぶように突設した構造とされている。
【0009】 スリーブ本体2は、薄い鋼板製で円筒状に形成されている。その長さは、この 例では鉄骨製のI形梁Iの幅と同じになるようしているが、必要に応じて梁Iの 幅より長く、あるいは短くするようにしてもよい。 係合爪3は、脚部3aの先端にU字状の係合凹部3bを設けた構造とされ、係 合凹部3bの底部の高さ位置が貫通孔Hの内周部の耐火被覆材Rの厚みtに対応 する高さとなるようにされている。また、この係合爪3は、同じく薄い鋼板で形 成されており、図2中の矢示X方向に曲折できるようになっている。このような 係合爪3は、別部品として形成してスリーブ本体2に溶接等で接続するようにし てもよいし、またスリーブ本体2の一部を切り出すようにしてもよい。
【0010】 このようなスリーブ1は、図2に示すように、その係合爪3の係合凹部3bを 貫通孔Hの内周縁部に係合させて取り付けられるもので、その取付けについては 、先ず係合爪3を適当に曲げて寝かした状態にし、この状態で係合爪3を貫通孔 Hの内周縁部に位置決めさせ、それから係合爪3を起こせば自ずと係合凹部3b が貫通孔Hの内周縁部に係合して取付けがなされる。そして、この取付け状態に おいて、図1に見られるように、耐火被覆材Rをスリーブ本体2により配管等の 作業空間から確実に隔離して保護することになる。
【0011】
【考案の効果】
本考案によるスリーブは、以上説明したように、係合爪の係合凹部を貫通孔の 内周縁部に係合させるだけで取り付けることができるので、その取付け作業が極 めて簡単であり、しかもその取付け状態においてスリーブ本体により耐火被覆材 を十分に覆うことができるので、配管等の作業に際して耐火被覆材を確実に保護 することができ、単孔タイプの貫通孔を有する鉄骨有孔梁が用いられる建築物の 建設作業の合理化に寄与できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるスリーブを鉄骨有孔梁の貫通孔に
取り付けた状態の断面図。
【図2】本考案によるスリーブを鉄骨有孔梁の貫通孔に
取り付けた状態の斜視図。
【符号の説明】
1 スリーブ 2 スリーブ本体 3 係合爪 3a 脚部 3b 係合凹部 I 鉄骨有孔梁 H 貫通孔 R 耐火被覆材 t 耐火被覆材の厚み X 係合爪の曲折方向

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉄骨有孔梁の貫通孔に用いるスリーブで
    あって、 筒状のスリーブ本体の側面に、貫通孔の内周部の耐火被
    覆材の厚み分の高さ位置に係合凹部を有する複数の係合
    爪が突設されており、この係合爪の係合凹部を貫通孔の
    内周縁部に係合させることにより貫通孔に取り付けられ
    るようになっていることを特徴とするスリーブ。
  2. 【請求項2】 係合爪が曲折可能とされており、係合爪
    を曲折させた状態で位置決めさせた後、係合爪を起こし
    てその係合凹部を貫通孔の内周縁部に係合させるように
    した請求項1に記載のスリーブ。
JP8544892U 1992-11-19 1992-11-19 鉄骨有孔梁の貫通孔用のスリーブ Pending JPH0643465U (ja)

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JPH0643465U true JPH0643465U (ja) 1994-06-10

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016183508A (ja) * 2015-03-26 2016-10-20 積水化学工業株式会社 梁の耐火構造

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016183508A (ja) * 2015-03-26 2016-10-20 積水化学工業株式会社 梁の耐火構造

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