JP7280720B2 - 梁補強金具、梁補強構造および梁補強方法 - Google Patents

梁補強金具、梁補強構造および梁補強方法 Download PDF

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Description

本発明は、建築構造物を構成し、貫通孔を有する梁を補強するための梁補強金具、梁補強構造および梁補強方法に関するものである。
従来、建築構造物の梁には配管や配線を通すために貫通孔が形成されることがある。この場合、貫通孔により、梁の曲げ耐力が低下する。この梁の曲げ耐力低下を防ぐため梁に梁補強金具を接合し、梁の補強を行っている。
このような梁補強金具としては、例えば、リング状の部材であって、梁に形成された貫通孔に接合する梁補強金具がある(例えば特許文献1)。
また、建物構造物を構築する際には、柱や梁に取り付けたフックに落下防止ネットを引っ掛けて、作業中に物や作業員が落下するのを防止している(例えば特許文献2)。
特開2009-167615号公報 特開2004-232351号公報
しかし、従来の梁補強金具を用いて梁の補強をする場合、リング状の本体部や本体部の端部に設けられたフランジ部を作業者の手や工具で掴んで梁補強金具を貫通孔に挿入するため、作業中に手や工具が貫通孔の周囲のウェブと梁補強金具との間に挟まれたりして梁補強金具の位置決めをしにくいことがある。また、落下防止ネットを柱や梁に設けたフックに引っ掛ける場合、現場で柱や梁にフックを取り付けたりネットの使用後にフックを撤去したりするため、作業工程が増える。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、梁の貫通孔に挿入する際の作業性が良好で、梁の補強と同時にネットの取り付け準備が可能な梁補強金具、梁補強構造および梁補強方法を提供することを目的とする。
前述した目的を達成するため、第1の発明は、ウェブに貫通孔が形成された梁を補強するための梁補強金具であって、貫通孔に挿入される筒状の本体部を具備し、前記本体部の一方の側に突起が形成され、前記本体部の端部近傍には、径方向に突出するフランジ部が設けられ、前記フランジ部の内周面、前記本体部の内周面、または前記フランジ部の内周面と前記本体部の内周面に跨って前記突起が形成されることを特徴とする梁補強金具である。
第2の発明は、ウェブに貫通孔が形成された梁を補強するための梁補強金具であって、貫通孔に挿入される筒状の本体部を具備し、前記本体部の一方の側に略L字型に屈曲した形状の突起が形成されることを特徴とする梁補強金具である。
第3の発明は、ウェブに貫通孔が形成された梁を補強するための梁補強金具であって、貫通孔に挿入される筒状の本体部を具備し、前記本体部の一方の側に略コの字型状に屈曲した形状の突起が形成されることを特徴とする梁補強金具である。
前記突起はネットを掛けることが可能な構成であることが望ましい。
第2の発明では、前記本体部の端部近傍には、径方向に突出するフランジ部が設けられ、記フランジ部の外周面に、側面視において前記突起の一部が前記フランジ部の端面からはみ出るように前記突起が固定されてもよい
第2の発明では、前記本体部の端部近傍には、径方向に突出するフランジ部が設けられ、前記フランジ部の端面に前記突起が形成され、前記突起の前記フランジ部の端面に平行な部位が上向きに突出してもよい。
前記突起は、周方向に複数個所配置されてもよい。
第1から第3の発明によれば、梁補強金具に突起が形成されているので、梁補強金具を移動させる際に突起を工具や作業者の掴み部として利用することができる。そのため、梁補強金具を貫通孔に挿入する際に、手や工具が貫通孔の周囲のウェブと梁補強金具との間に挟まれたりすることなく容易に位置決めをすることができ、作業性が良好である。
突起がネットを掛けることが可能な構成であれば、梁補強金具を梁に溶接することによって梁の補強と同時にネットの取り付け準備ができる。
本体部の端部近傍に径方向に突出するフランジ部を設ければ、突起を形成することが可能な範囲が広くなる。また、梁補強金具を貫通孔に挿入する際にフランジ部によって軸方向の位置決めを行うことができる。
突起を周方向に複数個所配置すれば、梁補強金具の掴みやすさが向上する。また、ネットを梁補強金具の複数個所に掛けることができる。
の発明は、ウェブに貫通孔が形成された梁を補強するための梁補強金具を用いた梁補強構造であって、梁補強金具は、貫通孔に挿入される筒状の本体部を具備し、前記本体部の一方の側に突起が形成され、前記本体部が、梁のウェブに形成された貫通孔に挿入されて前記梁に溶接され、前記突起にネットが掛けられていることを特徴とする梁補強構造である。
の発明によれば、ネットを掛けることが可能な突起が形成された梁補強金具を用いるので、梁補強金具を梁に溶接することによって梁の補強と同時にネットの取り付け準備を完了させて、突起にネットを掛けることができる。
の発明は、ウェブに貫通孔が形成された梁を補強するための梁補強金具を用いた梁補強方法であって、梁補強金具は、貫通孔に挿入される筒状の本体部を具備し、前記本体部の一方の側に突起が形成され、前記本体部を、梁のウェブに形成された貫通孔に挿入して前記梁に溶接し、前記突起にネットを掛けることを特徴とする梁補強方法である。
の発明によれば、梁補強金具に突起が形成されているので、突起を持って梁補強金具を移動させて貫通孔に挿入することができ、作業性が良好である。また、梁補強金具を梁に溶接することによって梁の補強と同時にネットの取り付け準備を完了し、突起にネットを掛けることができる。
本発明によれば、梁の貫通孔に挿入する際の作業性が良好で、梁の補強と同時にネットの取り付け準備が可能な梁補強金具、梁補強構造および梁補強方法を提供することができる。
梁補強金具1を示す斜視図。 梁補強構造10を示す斜視図であり、(a)は背面側を示す図、(b)は正面側を示す図。 梁補強構造10を示す正面図。 図3のA-A線断面図。 突起7の数が異なる梁補強金具を示す斜視図。 突起7の形状が異なる梁補強金具1cを示す斜視図。 突起7が外周面に形成された梁補強金具1dを示す斜視図。 突起7が内周面に形成された梁補強金具を示す斜視図。
以下、本発明の実施の形態について説明する。図1は、本実施形態にかかる梁補強金具1を示す斜視図である。梁補強金具1は、本体部3、フランジ部5、突起7等から構成される。梁補強金具1は、ウェブに貫通孔が形成された梁を補強するための部材である。
梁補強金具1は、例えば鋼材やステンレス鋼などの金属製の部材である。梁補強金具1は、全体としてリング状の部材であり、配管等が貫通する配管孔を有している。本体部3は、後述する梁の貫通孔に挿入される筒状の部位である。本体部3の一方の端部近傍には、フランジ部5が設けられる。フランジ部5は、本体部3に対して外径が大きい部位であり、本体部3の径方向に突出する。本体部3及びフランジ部5の内径は略同一であり、内周面には凹凸は形成されない。
突起7は、本体部3の一方の端部側に形成される。すなわち突起7はフランジ部5の端面に形成される。突起7は略L字型に屈曲した形状であり、本体部3の軸方向と平行に配置された部位の端部がフランジ部5に固定される。突起7は、梁補強金具1の周方向の2ケ所に形成される。突起7は、後述する落下防止用のネットを掛けることが可能である。
次に、梁補強金具1を用いた梁補強構造10について説明する。図2(a)は、梁補強構造10をウェブ15の背面15b側から見た斜視図であり、図2(b)は、梁補強構造10をウェブ15の正面15a側から見た斜視図である。また、図3は、梁補強構造10の正面図であり、図4は、図3のA-A線断面図である。
梁11は、ウェブ15の上下にフランジ13を有するH鋼である。ウェブ15には、配管等を通すための貫通孔17が形成される。梁補強金具1は貫通孔17に配置される。前述したように、貫通孔17には、梁補強金具1の本体部3が挿入される。フランジ部5は、貫通孔17の縁部近傍のウェブ15に面接触する。これにより、貫通孔17の縁にバリ等がある場合にも、梁補強金具1で隠すことができる。梁補強金具1は、L字型の突起7のフランジ部5の端面に平行な部位が梁11の上側のフランジ13の方向に突出するように配置される。
梁補強金具1は、ウェブ15に対して溶接によって接合される。本実施形態では、フランジ部5の外周部が、ウェブ15に対して全周にわたって溶接される。すなわち、溶接部19は、フランジ部5の外周部とウェブ15の正面15aとの間に形成される。
梁補強構造10では、梁補強金具1の突起7に落下防止用のネット9が掛けられる。また、梁11はウェブ15の背面15b側にフック8が設けられ、フック8にも落下防止用のネット9が掛けられる。突起7に掛けられたネット9、フック8に掛けられたネット9は、それぞれ梁11の下側のフランジ13の縁部を覆うように配置され、作業中に梁11の側方に物や作業員が落下するのを防止する。
次に、梁補強金具1を用いた梁補強方法(梁補強構造10の施工方法)について説明する。まず、梁11をウェブ15の正面15a側が上向きになるように作業ヤードに仮置きし、梁補強金具1の本体部3を、梁11のウェブ15の正面15a側から貫通孔17に挿入する。この際、梁補強金具1のフランジ部5は、梁11に設けられた貫通孔17よりも大きな外径を有している。また、本体部3は、梁11に設けられた貫通孔17の径よりも小さい外径を有している。このため、本体部3を貫通孔17に挿入すると、フランジ部5をウェブ15に接触させることができる。すなわち、フランジ部5は梁補強金具1を貫通孔17に挿入する際、軸方向の位置決めに使われる。
梁補強金具1の本体部3を貫通孔17に挿入する際には、突起7を工具や作業者の掴み部として用いることができる。貫通孔17は完全に円形ではなく、縁部にはバリ等があるが、突起7を掴み部として用いれば、フランジ部5がウェブ15に確実に面接触する位置に梁補強金具1の位置を容易に合わせることができる。梁補強金具1は、L字型の突起7のフランジ部5の端面に平行な部位が梁11の上側となるフランジ13の方向に突出するように配置する。
梁補強金具1の位置が決まったら、ウェブ15の正面15a側からフランジ部5の外周部とウェブ15の正面15aとの間に溶接部19を形成して、梁補強金具1をウェブ15に固定する。溶接は例えば被覆アーク溶接で行われる。
梁補強金具1を梁11に溶接したら、梁11を現場に設置する。すなわち図示しない柱との接合部に梁11を接合する。そして、梁補強金具1に形成された突起7に落下防止用のネット9を掛ける。また、ウェブ15の背面15b側に取り付けられたフック8にもネット9を掛ける。フック8はウェブ15の背面15bにあらかじめ取り付けておいてもよいし、現場で取り付けてもよい。
以上により、梁補強構造10を得ることができる。梁補強金具1によって、梁11の貫通孔17の近傍における曲げ耐力を向上させることができる。
以上、本実施の形態によれば、梁補強金具1のフランジ部5に突起7が形成されているので、梁補強金具1を移動させる際に突起7を工具や作業者の掴み部として利用することができる。そのため、梁補強金具1を貫通孔17に挿入する際に、工具や作業者の手が貫通孔17の周囲のウェブ15と梁補強金具1との間に挟まれたりすることなく容易に位置決めをすることができ、作業性が良好である。また、梁補強金具1に形成された突起7はネット9を掛けることが可能なので、梁補強金具1を梁11に溶接することにより梁11の補強と同時にネット9の取り付け準備を完了することができる。また、現場に梁11を設置したらすぐに突起7にネット9を掛けて落下防止対策を行うことができる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について説明する。図5は、突起7の数が異なる梁補強金具を示す斜視図である。なお、以下の説明において、梁補強金具1及び梁補強構造10と同様の機能を奏する構成には、図1~図4と同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
図5(a)に示す梁補強金具1aは、フランジ部5の周方向の1ケ所に突起7が形成される点で梁補強金具1と構成が異なる。なお、図示した例では、突起7が梁補強金具1aの上部に形成されるが、下方であってもよい。
図5(b)に示す梁補強金具1bは、本体部3のフランジ部5が設けられない側の端部にも突起7が形成される点で梁補強金具1と構成が異なる。梁補強金具1bは、フランジ部5の周方向の2ケ所と、本体部3のフランジ部5が設けられない側の端部の周方向の2ケ所に突起7が形成される。梁補強金具1bを用いた場合、図2に示す梁11のウェブ15の背面15b側においても突起7にネット9が掛けられる。
第2の実施形態では、梁補強金具1aのようにフランジ部5に少なくとも1つの突起7が形成されることにより、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。但し、梁補強金具1bのように突起7をフランジ部5の複数個所に形成すれば作業性が向上する。また、ネット9を複数個所の突起7に掛ければ、1つの突起7にかかる重量を分散させるとともにネット9を広げて設置することができる。
さらに、梁補強金具1bのように、突起7を本体部3の他方の端部側(フランジ部5が設けられない側)にも形成すれば、梁の補強と同時にウェブ15の背面15b側においてもネットの取り付け準備が完了する。但し、他方の端部側にも突起7を形成する場合は、梁補強金具1bの本体部3を貫通孔17に挿入する際に突起7が周囲のウェブ15に接触しないようにする。すなわち、梁補強金具1bの背面視において(フランジ部5とは逆側から見た際に)、突起7が本体部3の厚みからはみ出さないことが望ましい。
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態について説明する。図6は、突起7の形状が異なる梁補強金具1cを示す斜視図である。図6に示す梁補強金具1cは、コの字型状に屈曲した突起7が形成される点で梁補強金具1と構成が異なる。
第3の実施形態においても、梁補強金具1cのフランジ部5に突起7が形成されることにより第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。また、突起7をコの字型とすることにより、工具や作業者が梁補強金具1cを掴みやすくなるので、梁11の貫通孔17に挿入する際の作業性がより良好になる。なお、ネットを掛ける際には、フックなどを用いればよい。
(第4の実施形態)
次に、第4の実施形態について説明する。図7は、突起7が外周面に形成された梁補強金具1dを示す斜視図である。
図7に示す梁補強金具1dは、フランジ部5の外周面に突起7が形成される点で梁補強金具1と構成が異なる。梁補強金具1dでは、側面視において突起7の一部がフランジ部5の端面からはみ出るように突起7を傾けてフランジ部5の外周面に固定することが望ましい。突起7の一部がフランジ部5の端面からはみ出ていれば、本体部3を貫通孔17に挿入してフランジ部5をウェブ15に接触させる際に突起7の一部とウェブ15との間に隙間ができるので、突起7を掴んだ工具や作業者の手がフランジ部5とウェブ15との間に挟まれることがない。
第4の実施形態においても、梁補強金具1cのフランジ部5に突起7が形成されることにより第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第5の実施形態)
次に、第5の実施形態について説明する。図8は、突起7が内周面に形成された梁補強金具を示す斜視図である。
図8(a)に示す梁補強金具1eは、フランジ部5の内周面に突起7が設けられる点で梁補強金具1と構成が異なる。
図8(b)に示す梁補強金具1fは、突起7がフランジ部5の内周面と本体部3の内周面とに跨って設けられる点で梁補強金具1と主に構成が異なる。梁補強金具1fでは、コの字型状に屈曲した突起7(図6に示す梁補強金具1cで用いられた突起7)がフランジ部5の内周面と本体部3の内周面とに跨って設けられる。
第5の実施形態においても、フランジ部5の内周面に突起7を設けたり、フランジ部5の内周面と本体部3の内周面とに跨って突起7を設けたりすることにより、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。また、第5の実施形態のように梁補強金具の内周面に突起7を設ければ、図2に示す梁11のウェブ15の正面15a側のネット9と背面15b側のネット9を同一の突起7に掛けて設置することができる。
なお、図8に示す例ではフランジ部5の内周面や、フランジ部5の内周面と本体部3の内周面とに跨って突起7を形成したが、本体部3の内周面に突起7を形成してもよい。第5の実施形態では、梁補強金具に配管等を貫通させる際に必要に応じて突起7を撤去してもよい。
以上、添付図を参照しながら、本発明の実施の形態を説明したが、本発明の技術的範囲は、前述した実施の形態に左右されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、各実施形態は組み合わせることができることは言うまでもない。また、各実施形態では梁補強金具を本体部3とフランジ部5とで構成したが、フランジ部5を設けなくてもよい。すなわち梁補強金具を本体部3のみで構成してもよい。この場合突起7は本体部3の一方の側の端面や内周面などに形成される。
また、梁補強金具の本体部3は円筒状に限らない。例えば貫通孔が角形である場合、角筒状の本体部の端部に突起7が形成された梁補強金具を用いてもよい。
また、突起7は、前記したL字型やコの字型などの屈曲した形状に限らない。例えばI字型としてもよいし、I字型の本体の端部に本体よりも断面が大きい頭部を設けた形状としてもよい。図5(a)に示す梁補強金具1aでは頂部付近にL字型の突起7を設けたが、I字型等とすれば配管孔に通される配管等と突起7とが干渉しないので、頂部以外の部分に突起7を形成できる。
1、1a、1b、1c、1d、1e、1f………梁補強金具
3………本体部
5………フランジ部
7………突起
8………フック
9………ネット
10………梁補強構造
11………梁
13………フランジ
15………ウェブ
15a………正面
15b………背面
17………貫通孔
19………溶接部

Claims (7)

  1. ウェブに貫通孔が形成された梁を補強するための梁補強金具であって、
    貫通孔に挿入される筒状の本体部を具備し、
    前記本体部の一方の側に突起が形成され
    前記本体部の端部近傍には、径方向に突出するフランジ部が設けられ、
    前記フランジ部の内周面、前記本体部の内周面、または前記フランジ部の内周面と前記本体部の内周面に跨って前記突起が形成されることを特徴とする梁補強金具。
  2. ウェブに貫通孔が形成された梁を補強するための梁補強金具であって、
    貫通孔に挿入される筒状の本体部を具備し、
    前記本体部の一方の側に略L字型に屈曲した形状の突起が形成されることを特徴とする梁補強金具。
  3. 前記本体部の端部近傍には、径方向に突出するフランジ部が設けられ、
    記フランジ部の外周面に、側面視において前記突起の一部が前記フランジ部の端面からはみ出るように前記突起が固定されることを特徴とする請求項2記載の梁補強金具。
  4. 前記本体部の端部近傍には、径方向に突出するフランジ部が設けられ、
    前記フランジ部の端面前記突起が形成され
    前記突起の前記フランジ部の端面に平行な部位が上向きに突出することを特徴とする請求項2記載の梁補強金具。
  5. ウェブに貫通孔が形成された梁を補強するための梁補強金具であって、
    貫通孔に挿入される筒状の本体部を具備し、
    前記本体部の一方の側に略コの字型状に屈曲した形状の突起が形成されることを特徴とする梁補強金具。
  6. ウェブに貫通孔が形成された梁を補強するための梁補強金具を用いた梁補強構造であって、
    梁補強金具は、貫通孔に挿入される筒状の本体部を具備し、前記本体部の一方の側に突起が形成され、
    前記本体部が、梁のウェブに形成された貫通孔に挿入されて前記梁に溶接され、
    前記突起にネットが掛けられていることを特徴とする梁補強構造。
  7. ウェブに貫通孔が形成された梁を補強するための梁補強金具を用いた梁補強方法であって、
    梁補強金具は、貫通孔に挿入される筒状の本体部を具備し、前記本体部の一方の側に突起が形成され、
    前記本体部を、梁のウェブに形成された貫通孔に挿入して前記梁に溶接し、
    前記突起にネットを掛けることを特徴とする梁補強方法。
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