JP7344702B2 - 鉄筋籠用の主鉄筋部材、フープ筋、これらを備える鉄筋籠、および、鉄筋籠の組立方法 - Google Patents
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Description
互いに同じ方向に引き揃えられた複数の主鉄筋と、
互いに隣り合う前記主鉄筋同士の間に架設された複数の架設部材とを備えており、
前記主鉄筋が延びる方向に直交する方向の両端から中央に向けて巻回される
鉄筋籠用の主鉄筋部材が提供される。
前記架設部材は、前記主鉄筋が掛けられるフック部が両端にそれぞれ形成されている。
前記架設部材の両端部には、前記主鉄筋が挿通される挿通孔がそれぞれ形成されている。
上述した主鉄筋部材、および、上述したフープ筋を備える鉄筋籠が提供される。
互いに同じ方向に引き揃えられた複数の主鉄筋と、互いに隣り合う前記主鉄筋同士の間に架設された複数の架設部材とを備える主鉄筋部材を前記主鉄筋が延びる方向に直交する方向の両端から中央に向けて巻回し、
外周面が地面に接するようにして鉛直方向に立てた環状の補強枠の頂部に巻回した前記主鉄筋部材を載置し、
前記補強枠に当接している前記主鉄筋を前記補強枠に対して固定し、
然る後、巻回していた残りの前記主鉄筋を前記補強枠に沿って戻していき、
前記補強枠の頂部に固定した前記主鉄筋に近い前記主鉄筋から順に前記補強枠に対して固定していく
鉄筋籠の組立方法が提供される。
外周面が地面に接するようにして鉛直方向に立てた環状の補強枠の頂部に主鉄筋を載置した後、前記主鉄筋を前記補強枠に対して固定し、
架設部材の一方端部を前記主鉄筋に掛けた後、前記架設部材の他方端部に別の主鉄筋を掛け、
然る後、前記別の主鉄筋を先に固定された前記主鉄筋に隣り合う位置において前記補強枠に固定することを繰り返すことにより、前記補強枠の頂部に固定した前記主鉄筋に近い前記主鉄筋から順に前記補強枠に対して固定していく
鉄筋籠の組立方法が提供される。
図1および図2を参照して、本実施形態に係る主鉄筋部材10を用いて組み立てられる鉄筋籠100の全体構成について簡単に説明する。
次に、本実施形態に係る鉄筋籠100の組立方法について説明する。なお、組立方法の説明に用いる図8から図11では、主鉄筋部材10を構成する架設部材112におけるフック部114を省略して描いている。
本実施形態に係る主鉄筋部材10によれば、上述したように、補強枠と各主鉄筋とを互いに固定する際、鉛直方向に立てた補強枠の頂部に巻回した主鉄筋部材を載置して、補強枠に当接している主鉄筋を当該補強枠に対して固定し、然る後、巻回していた残りの主鉄筋を補強枠に沿って戻していくことにより、別の装置を用いて複数の主鉄筋を保持する必要がなく、補強枠に対して各主鉄筋を容易に位置決めすることができる。
本実施形態に係るフープ筋130によれば、補強枠120に対して固定した複数の主鉄筋110の外周に容易に配置することができるので、フープ筋130の固定に要する工数を低減することができる。
上述した実施形態では、主鉄筋部材10を構成する架設部材112として、両端にフック部114が形成されたものが使用されていたが、このフック部114については、上述したように架設部材112の長手方向に対して同じ方向に端部を湾曲させたものであってもよいし、図12に示すように、架設部材112の長手方向に対して互いに反対方向に端部を湾曲させて「S」字状にしたものであってもよい。
また、上述した実施形態では、補強枠120に取り付ける際、主鉄筋部材10を主鉄筋110が延びる方向に直交する方向の両端から中央に向けて巻回していたが、これに代えて、主鉄筋部材10を予め円柱状の芯材に巻き付けておいてもよい。この場合、巻き付けた終端側の主鉄筋110を補強枠120に対して最初に固定した後、巻き付けていた主鉄筋110を戻しながら順に補強枠120に固定していくことになる。
さらに、上述した実施形態では、フープ筋130を構成する本体部材134に1つの切れ目132を設けていたが、この切れ目132を2つにして(つまり、本体部材134を半割りにして)、本体部材134の4つの端にそれぞれ固定板材136を取り付けるようにしてもよい。
また、上述した実施形態では、フック部114が形成された各架設部材112を予め隣り合う主鉄筋110同士の間に架設しておいた「すだれ」状の主鉄筋部材10を使用していたが、これに代えて、補強枠120のまわりに架設部材112と主鉄筋110とを順番に交互に取りつけていってもよい。
また、上述した実施形態では、切れ目132が形成された一対の固定板材136を輪状のフープ筋130に適用していたが、この一対の固定板材136による固定方法は、輪状のフープ筋130等だけでなく、直線状(ストレート)の主鉄筋110等の接続方法としても使用できる。一対の固定板材136を直線状(ストレート)部材の接続方法として使用する場合は、固定板材136によって接続される一対の直線状部材に対して互いに離間する方向に引っ張る力が作用されていることが好適である。
100…鉄筋籠
110…主鉄筋、112…架設部材、114…フック部、116…挿通孔、120…補強枠、130…フープ筋、132…切れ目、134…本体部材、136…固定板材、138…切欠溝、140…固定金具
K…架台
Claims (6)
- 互いに同じ方向に引き揃えられた複数の主鉄筋と、
互いに隣り合う前記主鉄筋同士の間に架設された複数の架設部材とを備えており、
前記主鉄筋が延びる方向に直交する方向の両端から中央に向けて巻回される
鉄筋籠用の主鉄筋部材。 - 前記架設部材は、前記主鉄筋が掛けられるフック部が両端にそれぞれ形成されている
請求項1に記載の主鉄筋部材。 - 前記架設部材の両端部には、前記主鉄筋が挿通される挿通孔がそれぞれ形成されている
請求項1に記載の主鉄筋部材。 - 請求項1から3のいずれか1項に記載の主鉄筋部材と、
少なくともひとつの切れ目が形成された輪状の本体部材を有するフープ筋であって、
前記切れ目における前記本体部材の両端には、前記本体部材の径方向に直交する方向に延びる固定板材がそれぞれ取り付けられており、
前記各固定板材には、対向する前記本体部材の端部が嵌まる切欠溝がそれぞれ形成されているフープ筋とを備える
鉄筋籠。 - 互いに同じ方向に引き揃えられた複数の主鉄筋と、互いに隣り合う前記主鉄筋同士の間に架設された複数の架設部材とを備える主鉄筋部材を前記主鉄筋が延びる方向に直交する方向の両端から中央に向けて巻回し、
外周面が地面に接するようにして鉛直方向に立てた環状の補強枠の頂部に巻回した前記主鉄筋部材を載置し、
前記補強枠に当接している前記主鉄筋を前記補強枠に対して固定し、
然る後、巻回していた残りの前記主鉄筋を前記補強枠に沿って戻していき、
前記補強枠の頂部に固定した前記主鉄筋に近い前記主鉄筋から順に前記補強枠に対して固定していく
鉄筋籠の組立方法。 - 外周面が地面に接するようにして鉛直方向に立てた環状の補強枠の頂部に主鉄筋を載置した後、前記主鉄筋を前記補強枠に対して固定し、
架設部材の一方端部を前記主鉄筋に掛けた後、前記架設部材の他方端部に別の主鉄筋を掛け、
然る後、前記別の主鉄筋を先に固定された前記主鉄筋に隣り合う位置において前記補強枠に固定することを繰り返すことにより、前記補強枠の頂部に固定した前記主鉄筋に近い前記主鉄筋から順に前記補強枠に対して固定していく
鉄筋籠の組立方法。
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JP2019141988A JP7344702B2 (ja) | 2019-08-01 | 2019-08-01 | 鉄筋籠用の主鉄筋部材、フープ筋、これらを備える鉄筋籠、および、鉄筋籠の組立方法 |
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- 2019-08-01 JP JP2019141988A patent/JP7344702B2/ja active Active
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