JP7344702B2 - 鉄筋籠用の主鉄筋部材、フープ筋、これらを備える鉄筋籠、および、鉄筋籠の組立方法 - Google Patents

鉄筋籠用の主鉄筋部材、フープ筋、これらを備える鉄筋籠、および、鉄筋籠の組立方法 Download PDF

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本発明は、例えばコンクリート杭に用いられる鉄筋籠を組み立てる際に、補強枠に対する所定の位置に組み合わせる主筋部材、補強枠に組み合わせた後の当該主筋部材に対してさらに組み合わせるフープ筋、これらを備える鉄筋籠、および、このような主筋部材やフープ筋を用いた鉄筋籠の組立方法に関する。
鉄筋籠は、輪状に形成される補強枠に対して直交する方向に複数本の主筋を配設し、然る後、補強枠と各主筋とを互いに固定することによって形成されるが、このような固定が成立して自立するまでの間、補強枠とは別の部材等で各主筋を所定の位置に保持しておく必要があった。
例えば、特許文献1には、輪状に形成された一対の主筋保持部を互いに向かい合わせに配置し、これら一対の主筋保持部の間に各主筋を配置することによって各主筋を所定の位置に保持しておく技術が開示されている。
特開平5-192731号公報
しかしながら、鉄筋籠は、それを用いたコンクリート杭等が設置される現場で組み立てられるのが一般的であるところ、上述した特許文献1に開示された装置等を用いて各主鉄筋を保持するのは現場作業が大がかりになることから、鉄筋籠の組み立てに要する場所の確保や鉄筋籠の組み立てに要するコストの点で問題があった。
本発明は、かかる問題を解決するためになされたものであり、その目的は、補強枠と各主鉄筋とを互いに固定する際、補強枠に対して各主鉄筋を容易に位置決めすることのできる主鉄筋部材、補強枠に対して組み合わせた後の主鉄筋部材に対して容易に組み合わせることのできるフープ筋、これらを備える鉄筋籠、および、このような主筋部材やフープ筋を用いた鉄筋籠の組立方法を提供することにある。
この発明のある局面に従うと、
互いに同じ方向に引き揃えられた複数の主鉄筋と、
互いに隣り合う前記主鉄筋同士の間に架設された複数の架設部材とを備えており、
前記主鉄筋が延びる方向に直交する方向の両端から中央に向けて巻回される
鉄筋籠用の主鉄筋部材が提供される。
好適には、
前記架設部材は、前記主鉄筋が掛けられるフック部が両端にそれぞれ形成されている。
好適には、
前記架設部材の両端部には、前記主鉄筋が挿通される挿通孔がそれぞれ形成されている。
この発明のさらに別の局面に従うと、
上述した主鉄筋部材、および、上述したフープ筋を備える鉄筋籠が提供される。
この発明のさらに別の局面に従うと、
互いに同じ方向に引き揃えられた複数の主鉄筋と、互いに隣り合う前記主鉄筋同士の間に架設された複数の架設部材とを備える主鉄筋部材を前記主鉄筋が延びる方向に直交する方向の両端から中央に向けて巻回し、
外周面が地面に接するようにして鉛直方向に立てた環状の補強枠の頂部に巻回した前記主鉄筋部材を載置し、
前記補強枠に当接している前記主鉄筋を前記補強枠に対して固定し、
然る後、巻回していた残りの前記主鉄筋を前記補強枠に沿って戻していき、
前記補強枠の頂部に固定した前記主鉄筋に近い前記主鉄筋から順に前記補強枠に対して固定していく
鉄筋籠の組立方法が提供される。
この発明のさらに別の局面に従うと、
外周面が地面に接するようにして鉛直方向に立てた環状の補強枠の頂部に主鉄筋を載置した後、前記主鉄筋を前記補強枠に対して固定し、
架設部材の一方端部を前記主鉄筋に掛けた後、前記架設部材の他方端部に別の主鉄筋を掛け、
然る後、前記別の主鉄筋を先に固定された前記主鉄筋に隣り合う位置において前記補強枠に固定することを繰り返すことにより、前記補強枠の頂部に固定した前記主鉄筋に近い前記主鉄筋から順に前記補強枠に対して固定していく
鉄筋籠の組立方法が提供される。
この発明によれば、補強枠と各主鉄筋とを互いに固定する際、鉛直方向に立てた補強枠の頂部に巻回した主鉄筋部材を載置して、補強枠に当接している主鉄筋を当該補強枠に対して固定し、然る後、巻回していた残りの主鉄筋を補強枠に沿って戻していくことにより、別の装置を用いて複数の主鉄筋を保持する必要がなく、補強枠に対して各主鉄筋を容易に位置決めすることのできる主鉄筋部材、補強枠に対して組み合わせた後の主鉄筋部材に対して容易に組み合わせることのできるフープ筋、これらを備える鉄筋籠、および、このような主筋部材やフープ筋を用いた鉄筋籠の組立方法を提供することができた。
鉄筋籠100の全体を示す図である。 図1におけるA-A線断面図である。 本実施形態に係る主鉄筋部材10を示す斜視図である。 本実施形態に係る架設部材112を示す正面図である。 本実施形態に係るフープ筋130を示す正面図である。 図5におけるB部分の拡大平面図である。 本実施形態に係る固定板材136を示す側面図である。 主鉄筋部材10を、主鉄筋110が延びる方向に直交する方向の両端からそれぞれ中央に向けて巻回した状態を示す正面模式図である。 補強枠120の頂部に巻回した主鉄筋部材10を載置した状態を示す正面模式図である。 巻回してあった主鉄筋部材10の両端部を補強枠120に沿って戻していく状態を示す正面模式図である。 フープ筋130を取り付けた状態を示す正面模式図である。 変形例1に係る架設部材112を示す正面図である。 変形例2に係る架設部材112を示す正面図である。
<鉄筋籠100の構成>
図1および図2を参照して、本実施形態に係る主鉄筋部材10を用いて組み立てられる鉄筋籠100の全体構成について簡単に説明する。
鉄筋籠100は、高層建築物や橋梁を支えるコンクリート杭のせん断補強用に用いられる構造体である。鉄筋籠100を地面に穿設した穴に設置した後、当該鉄筋籠100の周囲に型枠等を組み、型枠内にコンクリートを打つことによってコンクリート杭が完成する。一般的に鉄筋籠100は、大略、主鉄筋部材10と、補強枠120と、フープ筋130と、固定金具140(図2を参照)とで構成されている。
主鉄筋部材10は、図3に示すように、複数の主鉄筋110と、複数の架設部材112とで構成されている。
主鉄筋110は、コンクリート杭に加えられる引張力を主に負担する鉄筋である。本実施の形態では、丸形状の断面を有する長尺の鉄筋が主鉄筋110として使用されている(もちろん、主鉄筋110の形状はこれに限定されるものではない。)。各主鉄筋110は、互いに同じ方向に引き揃えられており、互いに略平行に配置されている。
鉄筋籠100を組み立てた状態で、主鉄筋110は、当該鉄筋籠100の長手方向に直交する断面において、ある点Cを中心とした仮想円VC1上にそれぞれ配置されている(図2を参照)。より具体的にいうと、各主鉄筋110は、輪状に形成された補強枠120の外周に当接配置されている。つまり、補強枠120の直径寸法に、1本の主鉄筋110の直径寸法を加えたものが、仮想円VC1の直径寸法に相当する。
架設部材112は、互いに隣り合う主鉄筋110同士の間に架設された部材であり、本実施形態では、一対の主鉄筋110同士の間に3つの架設部材112が配設されている。また、一対の主鉄筋110同士の間に複数の同じ架設部材112を配設することにより、これら一対の主鉄筋110が互いに平行な状態を維持することができる。
本実施形態における各架設部材112は、図4に示すように、その両端にそれぞれフック部114が形成されている。このフック部114の内径は、主鉄筋110に掛けることができるように、主鉄筋110の外径とほぼ同じか、あるいは、少しだけ大きく設定されている。
このような架設部材112を互いに隣り合う主鉄筋110同士の間に架設していくことにより、図3に示すような「すだれ」状の主鉄筋部材10が構成されている。
図2に戻り、補強枠120は、多数の主鉄筋110で構成された略円柱状の構造体の内周に隣接する帯状の部材であり、所定の曲率で曲げられることによって略円状に形成されている。主鉄筋110の配置と同様に、補強枠120の外観形状は略円状に限定されるものではなく、主鉄筋110の配置に合わせて略角状やその他の形状であってもよく、「環状」であればよい。つまり、本明細書において「環状」とは、略円形状だけに限らず、略角形状等も含む概念である。なお、補強枠120の数は、使用される主鉄筋110の長さに応じて決定される(図1の例では3つの補強枠120が使用されている。)。また、鉄筋籠100の強度の関係から、互いに隣接する補強枠120同士の間隔は3m以内であることが好ましい。
本実施形態に係るフープ筋130は、図5および図6に示すように、ひとつの切れ目132が形成された輪状の本体部材134と、この切れ目132における本体部材134の両端に取り付けられた一対の固定板材136とを備えている。
本体部材134は、多数の主鉄筋110で構成された略円柱状の構造体をその外周に隣接して囲む丸棒状の部材であり、補強枠120と同様に、所定の曲率で曲げられることによって略円状に形成されている。また、主鉄筋110の配置と同様に、フープ筋130の外観形状は略円状に限定されるものではなく、主鉄筋110の配置に合わせて略角状やその他の形状であってもよく、「環状」であればよい。なお、互いに隣接するフープ筋130同士の間隔は、補強枠120同士の間隔に比べて短く、例えば、200mm程度である。
一対の固定板材136は、上述のように、切れ目132における本体部材134の両端に取り付けられた板材であり、各固定板材136は、輪状に形成された本体部材134の径方向に直交する方向に延びるようにして本体部材134の端に取り付けられている。
また、各固定板材136には、図7に示すように、対向する(自身が取り付けられた本体部材134の端部とは別の)本体部材134の端部が嵌め込まれる切欠溝138が形成されている。
これにより、切れ目132における、本体部材134の一方の端に取り付けられた固定板材136の切欠溝138に本体部材134の他方の端部を嵌め込むと同時に、本体部材134の他方の端に取り付けられた固定板材136の切欠溝138に本体部材134の一方の端部を嵌め込むことにより、当該切れ目132が閉じられた、輪状のフープ筋130を形成できる。
図2に戻り、固定金具140は、補強枠120に対して主鉄筋110を固定し、また、主鉄筋110に対してフープ筋130を固定するための工具である。固定金具140としては、公知のものを使用することができる。また、補強枠120に対して主鉄筋110を固定する際に使用する固定金具140と、主鉄筋110に対してフープ筋130を固定する際に使用する固定金具140とで互いに異なる金具を使用してもよい。さらに言えば、固定金具140を使用することなく、補強枠120に対して主鉄筋110を溶接等によって接着し、主鉄筋110に対してフープ筋130を溶接等によって接着してもよい。ただし、上述のように現場で鉄筋籠100を組み立てる際の施工性や施工後の強度等の点で優れる、固定金具140をのみを用いた無溶接工法を用いるのが好適である。
<鉄筋籠100の組立方法>
次に、本実施形態に係る鉄筋籠100の組立方法について説明する。なお、組立方法の説明に用いる図8から図11では、主鉄筋部材10を構成する架設部材112におけるフック部114を省略して描いている。
最初に、上述した「すだれ」状の主鉄筋部材10を、主鉄筋110が延びる方向に直交する方向の両端からそれぞれ中央に向けて巻回しておく(図8参照)。
然る後、工事現場において、図9に示すように、輪状に形成した補強枠120を略鉛直方向に立てておき、これらの頂部に巻回した主鉄筋部材10を載置する。載置したときに補強枠120に当接している主鉄筋110(主鉄筋部材10における略中央部に配設された主鉄筋110)を当該補強枠120に対して固定金具140で固定する。
その後、図10に示すように、巻回してあった主鉄筋部材10の両端部を補強枠120に沿って戻していき、最初に固定した主鉄筋110に近い主鉄筋110から順に補強枠120に対して固定金具140で固定していく。
なお、補強枠120における下半分の位置に固定する主鉄筋110については、例えば、番線(細い針金)等で当該主鉄筋110を仮固定しておいた後、固定金具140で固定してもよいし、ひとりの作業者が架設部材112でぶら下がった状態の主鉄筋110を補強枠120に向けて押し付けている間に、別の作業者が固定金具140で固定してもよい。
また、工程の最初から補強枠120が載置されている一対の架台Kの間にも数本の主鉄筋110を取り付ける必要があるが、この位置に取り付ける主鉄筋110については、主鉄筋部材10を取り付ける前段階で予め補強枠120に取り付けておいてもよいし、主鉄筋部材10の取り付けが完了した後から補強枠120に取り付けてもよい。
また、巻回してあった主鉄筋部材10の両端部を補強枠120に沿って戻していく際に、主鉄筋110が勢いよく戻りつつ落下して危険な場合は、例えば、ロープ状のものを一緒に巻回しておき、主鉄筋部材10の両端部を補強枠120に沿って戻していく際には当該ロープ状のものを少しずつ緩めながら戻していくのがよい。
補強枠120に対してすべての主鉄筋110を取り付けた後、今度は、主鉄筋110に対してフープ筋130を取り付ける工程に移る。
フープ筋130における切れ目132から当該フープ筋130の内側に主鉄筋110を順に入れていくようにして、図11に示すように、補強枠120に固定された複数の主鉄筋110の外周に接するようにフープ筋130を配置する。
その後、本体部材134の一方の端に取り付けられた固定板材136の切欠溝138に本体部材134の他方の端部を嵌め込むと同時に、本体部材134の他方の端に取り付けられた固定板材136の切欠溝138に本体部材134の一方の端部を嵌め込むことにより、当該切れ目132を閉じて輪状のフープ筋130を形成する。最後に、固定金具140を用いて、フープ筋130を主鉄筋110に対して固定することにより、鉄筋籠100が完成する。
<主鉄筋部材10の特徴>
本実施形態に係る主鉄筋部材10によれば、上述したように、補強枠と各主鉄筋とを互いに固定する際、鉛直方向に立てた補強枠の頂部に巻回した主鉄筋部材を載置して、補強枠に当接している主鉄筋を当該補強枠に対して固定し、然る後、巻回していた残りの主鉄筋を補強枠に沿って戻していくことにより、別の装置を用いて複数の主鉄筋を保持する必要がなく、補強枠に対して各主鉄筋を容易に位置決めすることができる。
また、主鉄筋部材10を構成する架設部材112を、両端にそれぞれフック部114が形成されたものにすることにより、主鉄筋部材10を構成する主鉄筋110の本数を簡単に増減させることができるという利点がある。
<フープ筋130の特徴>
本実施形態に係るフープ筋130によれば、補強枠120に対して固定した複数の主鉄筋110の外周に容易に配置することができるので、フープ筋130の固定に要する工数を低減することができる。
<変形例1>
上述した実施形態では、主鉄筋部材10を構成する架設部材112として、両端にフック部114が形成されたものが使用されていたが、このフック部114については、上述したように架設部材112の長手方向に対して同じ方向に端部を湾曲させたものであってもよいし、図12に示すように、架設部材112の長手方向に対して互いに反対方向に端部を湾曲させて「S」字状にしたものであってもよい。
さらに言えば、フック部114に代えて、図13に示すように、主鉄筋110を挿通する挿通孔116が両端部にそれぞれ形成された板状部材を架設部材112としてもよい。フック部114に代えてこのような挿通孔116にすれば、架設部材112に対して主鉄筋110を取り付け難くなるが、その反面、主鉄筋110が不所望に架設部材112から外れにくくなるという利点もある。
また、例えば番線等の細い針金を架設部材112として使用してもよい。この場合、撚り合わせた番線を互いに隣り合う主鉄筋110同士の間に架設することになる。
<変形例2>
また、上述した実施形態では、補強枠120に取り付ける際、主鉄筋部材10を主鉄筋110が延びる方向に直交する方向の両端から中央に向けて巻回していたが、これに代えて、主鉄筋部材10を予め円柱状の芯材に巻き付けておいてもよい。この場合、巻き付けた終端側の主鉄筋110を補強枠120に対して最初に固定した後、巻き付けていた主鉄筋110を戻しながら順に補強枠120に固定していくことになる。
<変形例3>
さらに、上述した実施形態では、フープ筋130を構成する本体部材134に1つの切れ目132を設けていたが、この切れ目132を2つにして(つまり、本体部材134を半割りにして)、本体部材134の4つの端にそれぞれ固定板材136を取り付けるようにしてもよい。
<変形例4>
また、上述した実施形態では、フック部114が形成された各架設部材112を予め隣り合う主鉄筋110同士の間に架設しておいた「すだれ」状の主鉄筋部材10を使用していたが、これに代えて、補強枠120のまわりに架設部材112と主鉄筋110とを順番に交互に取りつけていってもよい。
具体的には、最初に補強枠120の頂部に1本の主鉄筋110を固定金具140で固定した後、固定された主鉄筋110に架設部材112の一方端部を掛ける。然る後、当該架設部材112の他方端部に別の主鉄筋110を掛けて、この別の主鉄筋110を先に固定された主鉄筋110に隣り合う位置において補強枠120に固定する。このようにして、複数の主鉄筋110を補強枠120に対して順に固定していくことで鉄筋籠100を完成させることができる。
<変形例5>
また、上述した実施形態では、切れ目132が形成された一対の固定板材136を輪状のフープ筋130に適用していたが、この一対の固定板材136による固定方法は、輪状のフープ筋130等だけでなく、直線状(ストレート)の主鉄筋110等の接続方法としても使用できる。一対の固定板材136を直線状(ストレート)部材の接続方法として使用する場合は、固定板材136によって接続される一対の直線状部材に対して互いに離間する方向に引っ張る力が作用されていることが好適である。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10…主鉄筋部材
100…鉄筋籠
110…主鉄筋、112…架設部材、114…フック部、116…挿通孔、120…補強枠、130…フープ筋、132…切れ目、134…本体部材、136…固定板材、138…切欠溝、140…固定金具
K…架台

Claims (6)

  1. 互いに同じ方向に引き揃えられた複数の主鉄筋と、
    互いに隣り合う前記主鉄筋同士の間に架設された複数の架設部材とを備えており、
    前記主鉄筋が延びる方向に直交する方向の両端から中央に向けて巻回される
    鉄筋籠用の主鉄筋部材。
  2. 前記架設部材は、前記主鉄筋が掛けられるフック部が両端にそれぞれ形成されている
    請求項1に記載の主鉄筋部材。
  3. 前記架設部材の両端部には、前記主鉄筋が挿通される挿通孔がそれぞれ形成されている
    請求項1に記載の主鉄筋部材。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の主鉄筋部材と、
    少なくともひとつの切れ目が形成された輪状の本体部材を有するフープ筋であって、
    前記切れ目における前記本体部材の両端には、前記本体部材の径方向に直交する方向に延びる固定板材がそれぞれ取り付けられており、
    前記各固定板材には、対向する前記本体部材の端部が嵌まる切欠溝がそれぞれ形成されているフープ筋とを備える
    鉄筋籠。
  5. 互いに同じ方向に引き揃えられた複数の主鉄筋と、互いに隣り合う前記主鉄筋同士の間に架設された複数の架設部材とを備える主鉄筋部材を前記主鉄筋が延びる方向に直交する方向の両端から中央に向けて巻回し、
    外周面が地面に接するようにして鉛直方向に立てた環状の補強枠の頂部に巻回した前記主鉄筋部材を載置し、
    前記補強枠に当接している前記主鉄筋を前記補強枠に対して固定し、
    然る後、巻回していた残りの前記主鉄筋を前記補強枠に沿って戻していき、
    前記補強枠の頂部に固定した前記主鉄筋に近い前記主鉄筋から順に前記補強枠に対して固定していく
    鉄筋籠の組立方法。
  6. 外周面が地面に接するようにして鉛直方向に立てた環状の補強枠の頂部に主鉄筋を載置した後、前記主鉄筋を前記補強枠に対して固定し、
    架設部材の一方端部を前記主鉄筋に掛けた後、前記架設部材の他方端部に別の主鉄筋を掛け、
    然る後、前記別の主鉄筋を先に固定された前記主鉄筋に隣り合う位置において前記補強枠に固定することを繰り返すことにより、前記補強枠の頂部に固定した前記主鉄筋に近い前記主鉄筋から順に前記補強枠に対して固定していく
    鉄筋籠の組立方法。
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