JPH064344Y2 - 写真感光材料処理機におけるエアレ−ション装置 - Google Patents

写真感光材料処理機におけるエアレ−ション装置

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JPH064344Y2
JPH064344Y2 JP1986069820U JP6982086U JPH064344Y2 JP H064344 Y2 JPH064344 Y2 JP H064344Y2 JP 1986069820 U JP1986069820 U JP 1986069820U JP 6982086 U JP6982086 U JP 6982086U JP H064344 Y2 JPH064344 Y2 JP H064344Y2
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JP
Japan
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processing
liquid
tank
foaming chamber
air
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JP1986069820U
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JPS62181945U (ja
Inventor
藤吾 木下
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ノ−リツ鋼機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案はフィルム、印画紙などの写真感光材料を現像
する処理機において、処理液の処理能力を持続させるた
めのエアレーション装置の改良に関する。
(従来の技術) この種のエアレーション装置は、処理機の処理槽にため
られた処理液の処理性能を永く維持させるために、処理
液に新鮮なエア(空気)を高密度に接触させてその活性
化を図ることを意図している。
例えば、写真感光材料の処理過程で処理液として漂白液
の酸化能力を永く維持させるために処理槽から送管にて
発泡室に漂白液を循環させるよう接続し、この発泡室内
に導入装備したエア噴出部を有する送気管を通してエア
ポンプで新鮮なエア(空気)を送込んで発泡室の漂白液
中で無数の気泡を噴出拡散させ、この無数の気泡を上昇
過程で漂白液に高密度に接触させることにより、漂白液
の酸化能力を回復させて処理槽へ循環させている。この
際発泡室の漂白液面上に浮上した多数の気泡が続々と解
消されずに滞留して泡ぶいた状態となり、この気泡は漂
白液の処理能力を最大限に回復させるために送込むエア
を強力にすればするほど多数発生して滞留し、従来はこ
の泡(あぶく)を除去するため発泡室の上部を外部に連
通させてそこから泡(あぶく)を溢れさせて排出させ、
また発泡室へのエア供給量(気泡発生)を加減(抑え
る)するなどの手段により、解決していた。
(考案が解決しようとする問題点) このように発泡室の処理液面上に発生滞留した多数の気
泡を除去する手段としてこの泡(あぶく)を外部へ溢出
させることにより解決していたものであるが、処理液を
無駄に流し棄てる結果となり、泡(あぶく)の排出によ
り汚水処理の煩わしさおよび処理液のコスト高を招いて
いた。この考案はこの泡(あぶく)を外部に廃棄するこ
となく発泡室内で順次解消して液化させ再び処理槽に還
元させて泡(あぶく)を有効に利用することを目的とす
る。
(問題点を解決するための手段) この考案の写真感光材料処理機におけるエアレーション
装置は、内部にエア噴出部を導入装備した発泡室を、処
理液をたたえた処理機の処理槽に送液管にて循環させる
ように連通接続した装置において、発泡室内の処理液面
上の上部空間に無数の小孔を有する多孔体部材を介在設
置して回収管にて処理槽に連通接続して成ることを特徴
とし、前記目的を達成するものである。
(作用) 処理槽に処理液が循環するよう送液管と回収管で連通接
続している発泡室内の処理液面上の上部空間に設けた多
孔体部材の上下方向に通じる無数の小孔内を、エアレー
ションによって発泡室の処理液面上に順次浮上し積層し
て膨れ上がってきている気泡が、エアの浮上力により順
次押し上げられて無理に通過しようとする際、次々と破
裂して小孔内で液状化されて元の処理液の状態で多孔体
部材の上面に送り出されて溢出し、回収管を通して処理
槽に還元する。
(実施例) 次に、この考案の具体的実施例を図面を用いて説明す
る。
この考案に係るエアレーション装置を写真感光材料処理
機の処理槽との関係で示した縦断側面図の第1図におい
て、(1)はエアレーション装置で、内部に外部から送気
管(4)で導入したエア噴出部(3)を装備した筒状の発泡室
(2)から成り、隣設せる処理液(16)をたたえた処理槽(1
0)の底部近くから発泡室(2)の底部を送液管(5)で連通接
続して処理液(16)を引込み、この発泡室(2)の胴側部か
ら処理槽(10)の上側部に送液管(6)で連通接続して送込
むように配し、エアポンプ(図示省略)で送気管(4)に
て送込まれたエア(空気)をエア噴出部(3)から処理液
(16)中に噴出させて、処理液(16)を活性化し処理槽(10)
に循環させる。この発泡室(2)の上部に上下に連通する
無数の小孔を設けた素材、例えばスポンジ素材から成る
肉厚を有する多孔体部材(8)を介装した蓋体(7)を冠着
し、回収管(9)にて蓋体(7)を処理槽(10)に連通接続す
る。回収管(9)上には内部にフィルター(12)を装填し処
理液(16)を透過させて供給補充するために設けたサブラ
ンク(11)を介在させて接続する。このサブタンク(11)の
底部からポンプ(13)を介して送液管(14)で処理槽(10)の
底部近くに連通接続し、サブタンク(11)の胴側部を処理
槽(10)の上側部に送液管(15)で連通接続して前記ポンプ
(13)により処理槽(10)内の処理液(16)をサブタンク(11)
に引込んでフィルター(12)で浄化させ送液管(14)で処理
槽(10)に送込んで順次循環させる過程で、前記発泡室
(2)に発生滞留した気泡が処理液(16)面上の上部空間に
設置した多孔体部材(8)の各小孔を通過する際に破裂解
消し液化されて多孔体部材の上面に溢出し、回収管(9)
でサブタンク(11)に引込んで浄化還元させるものであ
る。(11a)はサブタンク(11)への処理液補充管を示す。
処理液(16)としては、フィルム現像用の場合には漂白
液、定着液、ペーパー現像用として漂白定着液など、写
真感光材料に施す一連の処理のうち、漂白、定着などの
処理に用いる各種の処理液を供給するものである。
(考案の効果) この考案のエアレーション装置は、上記のように処理液
を発泡室内でエアレーションして処理槽に循環させるた
め送液管と回収管で連通接続し、発泡室内の処理液面上
の上部空間に多孔体部材を介在設置して成り、発泡室内
の処理液中でのエアレーション操作で液面に発生した積
層状に滞留する多数の気泡は、エアの浮上力により押し
上げられて無理に多孔体部材の小孔を通過しようとする
ため、次々と破裂解消して液化され、多孔体部材の上面
に押し出されて溢出し、液化された処理液を回収管にて
処理槽に還元させることにより、これまで廃棄されてい
た順次溢出する気泡を自動的に能率よく破裂解消して液
化され、迅速且つ有効に再利用できるようにした点に特
徴がある。
従って、写真感光材料処理機利用において、処理液を無
駄に廃棄することなく再利用することができ、しかも気
泡(処理液)を取り除いて廃棄する手数が省けるため、
写真感光材料処理に要する労力とコストを削減すること
ができる効果がある。
さらに、発泡室内に発生する気泡を、処理液循環過程に
おいて容易に破裂解消させることができることにより、
発泡室での気泡発生を加減する必要がなくなり最大限に
活発にエアレーション操作をなすことができるため、発
泡室内での処理液を最高に活性化して順次処理槽へ循環
させて処理液に強い処理能力を永く保持させることがで
きる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を実施した写真感光材料処理機のエアレ
ーション装置を一部切欠して示した側面図である。 図中、(1)はエアレーション装置、(2)は発泡室、(3)は
エア噴出部、(5)(6)は送液管、(8)は多孔体部材、(9)は
回収管、(10)は処理槽、(11)はサブタンク、(12)はフィ
ルターを示す。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】エア噴出部を備えた発泡室を処理機の処理
    槽に送液管にて循環するよう連通接続した装置におい
    て、発泡室内の処理液面上の上部空間に、小孔を有する
    多孔体部材を介在設置すると共に、回収管を接続して処
    理槽に処理液を還元するように連通接続して成る写真感
    光材料処理機におけるエアレーション装置。
  2. 【請求項2】前記回収管を浄化機能を備えたサブタンク
    を介して処理槽に連通接続した実用新案登録請求の範囲
    第1項記載の写真感光材料処理機におけるエアレーショ
    ン装置。
JP1986069820U 1986-05-08 1986-05-08 写真感光材料処理機におけるエアレ−ション装置 Expired - Lifetime JPH064344Y2 (ja)

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JPS62181945U JPS62181945U (ja) 1987-11-18
JPH064344Y2 true JPH064344Y2 (ja) 1994-02-02

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2642222B2 (ja) * 1990-06-22 1997-08-20 富士写真フイルム株式会社 エアレーシヨン用消泡装置
JP2506373Y2 (ja) * 1990-09-07 1996-08-07 ノーリツ鋼機株式会社 自動現像機のエアレ―ション装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5216286U (ja) * 1975-07-23 1977-02-04
JPS60194455A (ja) * 1984-03-15 1985-10-02 Fuji Photo Film Co Ltd 現像装置用エアレ−シヨン装置

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