JPH0643448U - 電磁弁 - Google Patents

電磁弁

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JPH0643448U
JPH0643448U JP8402492U JP8402492U JPH0643448U JP H0643448 U JPH0643448 U JP H0643448U JP 8402492 U JP8402492 U JP 8402492U JP 8402492 U JP8402492 U JP 8402492U JP H0643448 U JPH0643448 U JP H0643448U
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敏宏 浜田
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Nisshinbo Holdings Inc
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 少ない部品点数でピンを弁座のシート穴に確
実に着座させ、ピンの芯出し部材の取付けを一工程で行
い、ピンの芯出し部材の設置とフィルタの装着を同時に
行うと共にピンの芯出し作業をかしめ作業を行わずに行
い、工程数の減少と組立て能率の向上を図る。 【構成】 コアアッセンブリ2の下部を構成するボディ
ー22の内孔底部に設けた弁座5のシート穴51の上部
に、上端面に向って拡径する環状のテーパ面52を形成
し、ボディーの内孔に圧力流体浄化用のフィルタ6を設
置する。フィルタは、ボディー内孔側面に圧着させてピ
ンの周囲に配置した筒体であって、筒体下部の内周面に
ガイド突起67を突設し、ガイド突起の先端でピンの半
径方向の振れ量を限定し、弁部33が半径方向に最大限
移動してもテーパ面と接合するように構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は圧力流体の流路を開閉する電磁弁に関する。
【0002】
【従来の技術】
急制動時のスリップを回避するアンチロックブレーキシステムや、駆動輪の空 転を回避するトラクションコントロールシステムにおいては、ブレーキ圧力の制 御システムに電磁弁が組み込まれている。 この電磁弁は、図5、6に示すように、軸方向に移動するアマチュアaと一体 のピンbの先端に設けた弁部cを、ボディ−dの内孔e底部に設けた弁座fのシ −ト穴gに着座させて弁機構を構成するものである(閉弁状態)。 このとき、ピンbの芯ずれを防止する部材として、図6に示すようなガイド穴 h及び圧力流体の流通口iを開設したガイド部材jが用いられる。 このガイド部材jは、図5に示すように、ピンbの弁部c近傍をガイド穴hに 貫通してボディ−内孔eにセットされ、その上部に押えリングkを挿入し、かし めることによって位置固定が行われる。 また、圧力流体内の混入物をろ過するためにはフィルタlが用いられるが、こ のフィルタlは、図5に示すように、ボディ−dの圧力流体の流入路mの外周囲 に装着されている。
【0003】
【考案が解決しようとする問題点】
前記した従来の電磁弁装置には次のような問題点がある。 <イ>ガイド部材jのガイド穴hは、ピンbの径とほぼ等しく形成され、ピンb の芯ずれを防止する機能を有する。 しかし、電磁弁の組み立て作業は部品が小さく煩雑であるため、ピンbが傾い た状態でセットされるおそれがある。 すると、ピンbの傾きによりガイド部材jもずれてしまい、その状態でガイド 部材jが押えリングkのかしめによって固定されると、ピンbが傾いた状態でセ ットされてしまう。 従って、弁部cを確実にシ−ト穴gの上端縁に着座させることが困難となる。
【0004】 <ロ>ガイド部材jと押えリングkの二つの部品によりピンbの芯出しが行われ るため、工程数が増え、組み立て能率が低下する。
【0005】 <ハ>フィルタlの装着は、ガイド部材j及び押えリングkの装着と別作業とな るため、工程数が増え、組み立て能率が低下する。
【0006】 <ニ>押えリングkはかしめ固定されているため、小径のボディ−内孔e内での 煩雑なかしめ作業の手間を要するとともに、かしめ治具や設備が必要となり、不 経済である。
【0007】 <ホ>フィルタlはボディ−流入路mの外周囲に装着されているため、装着面積 が多く、コストアップとなる。
【0008】
【本考案の目的】
本考案は以上の問題点を解決するためになされたもので、その目的とするとこ ろは、つぎの電磁弁を提供することにある。 <イ>少ない部品点数で、かつピンを弁座のシ−ト穴に確実に着座させることが できる電磁弁。
【0009】 <ロ>ピンの芯出し部材の取付けを一工程で容易に行うことができる電磁弁。
【0010】 <ハ>ピンの芯出し部材の設置と、フィルタの装着を同時に行うことができ、工 程数を減少させて、組み立て能率を向上させることができる電磁弁。
【0011】 <ニ>ピンの芯出し作業を、従来のようなかしめ作業を行わずに容易に行える電 磁弁。
【0012】 <ホ>フィルタの装着面積を減少させ、コストの低減を図ることができる電磁弁 。
【0013】
【問題点を解決するための手段】
本考案は、スリーブ内にアマチュアアッセンブリを収容したコアアッセンブリ と、コアアッセンブリに外装したコイルアッセンブリとを備え、前記アマチュア アッセンブリは軸方向に移動可能なアマチュアと、アマチュアと一体のピンから なり、該ピンの先端に設けた弁部を、コアアッセンブリの下部を構成するボディ −の内孔底部に設けた弁座のシ−ト穴に着座させて弁機構を構成する電磁弁にお いて、前記弁座のシ−ト穴の上部には、上端面に向かって拡径する環状のテ−パ −面を形成し、前記ボディ−の内孔に圧力流体浄化用のフィルタを設置し、該フ ィルタは、ボディ−内孔側面に圧着させて前記ピンの周囲に配置した筒体であっ て、筒体下部の内周面にガイド突起を突設し、該ガイド突起の先端でピンの半径 方向の振れ量を限定し、前記弁部が半径方向へ最大限移動しても弁部が前記テ− パー面と接合するよう構成したことを特徴とする、電磁弁である。
【0014】
【実施例1】 以下図面を参照しながら本考案の一実施例について説明する。 <イ>全体の構成 図1は、ハウジング1内の収納孔11内にセットされた電磁弁を示す。 この電磁弁は、スリーブ21内にアマチュアアッセンブリ3を収容したコアア ッセンブリ2と、コアアッセンブリ2に外装したコイルアッセンブリ4とを備え 、前記アマチュアアッセンブリ3は軸方向に移動可能なアマチュア31と、アマ チュア31と一体のピン32からなり、このピン32の先端に設けた弁部33を 、コアアッセンブリ2の下部を構成するボディ−22の内孔23底部に設けた弁 座5のシ−ト穴51に着座させて弁機構を構成するものである。 ボディ−内孔23内には圧力室24が形成され、この圧力室24には圧力流体 の流入路12と流出路13が連通している。 本考案は、上記構造の電磁弁において、前記ピン32の芯ずれを、圧力流体浄 化用のフィルタ6と、テ−パ−面52を有する弁座5とを用いて防止することを 特徴とする。
【0015】 <ロ>弁座 弁座5は、図1に示すように、コアアッセンブリ2の下部を構成するボディ− 22の内孔23底部に設けられ、中央に貫通させたシ−ト穴51の上端縁にピン 32の弁部33を着座させて弁機構を構成するものである。 本考案は、この弁座5のシ−ト穴51の上部に、上端面に向かって拡径する環 状のテ−パ−面52を形成する。
【0016】 <ハ>フィルタ外形 フィルタ6は、ボディ−内孔23の径とほぼ等しい外径を有する筒体である。 例えば、図2に示すように、軸心部にピン32を貫通させる貫通孔61を設け 、外径を上から順に大径部62、小径部63、中径部64と径差を付けて形成し た筒体を用いる。 そして、小径部63には圧力流体の流通口65を開設し、この流通口65に混 入物浄化用のフィルタ部材66を張設する構造とする。 なお、上記のようにフィルタ6の外径に径差を付けた場合は、図4に示すよう に、ボディ−内孔23にも径差を設ける。 即ち、ボディ−内孔23の上から順に、大径部25、中径部26、小径部27 を設け、中径部26とフィルタ大径部62、小径部27とフィルタ中径部64と を圧着し、フィルタ6の圧着固定を図る。
【0017】 <ニ>フィルタガイド突起 図3、4に示すように、フィルタ6下部の内周面には、ガイド突起67を突設 する。 このガイド突起67の先端は、ピン32がフィルタ6の軸芯部に位置する状態 において所定の間隙を設けて構成する。 例えば、図3に示すように、フィルタ6の内周面から4本のガイド突起67を 突設し、それらの先端とピン32との間に所定の間隙Lを確保した形状とする。 ガイド突起67間の空間は、圧力流体の流路68とする。 なお、ガイド突起67の形状は、環状に連続したものに流路を開設したもので もよい。 また、ガイド突起67とピン32との間隙Lは、製造公差によるフィルタ6の 中心軸と弁座シ−ト穴51の中心軸とのずれ量及び、ガイド突起67とピン32 間の寸法公差等を吸収して、弁部33が弁座シ−ト穴51に着座可能な量とする 。 また、テ−パ−面52の外径は、ピン32がガイド突起67に当接するまで 最大限振れても、弁部33がテ−パ−面52と接合可能な寸法とする。
【0018】
【組立方法】
つぎに電磁弁の組立方法について説明する。 先ず、図4に示すように、フィルタ6をボディ−内孔23の底面に当接するま で圧入して固定する。 このとき、フィルタ6を樹脂等で作製し、弾性を持たせておけば、圧入後の膨 張力によりボディ−内孔23側面に圧着し、確実な固定及びシ−ル構造とするこ とができる。 次に、アマチュアアッセンブリ3を組み付け、ピン32をガイド突起67間に 通し、先端の弁部33を弁座5のテ−パ−面52に着座させる。 以降、通常のようにバネを組み込み、マグネットコアと一体のスリ−ブ21を ボディ−22にセットし、ボディ−22をかしめ固定する。 このように構成することによって、ピン32が半径方向に移動しても、ガイド 突起67により移動が制止されるため、弁座5のテ−パ−面52との当接を保つ ことができ、確実に着座させることができる。
【0019】
【考案の効果】
本考案は以上説明したようになるから次のような効果を得ることができる。 <イ>ガイド突起先端によってピンの半径方向への振れ量を限定し、弁部が半径 方向へ最大限移動しても弁部がテ−パ−面から外れないよう構成した。 そのため、弁部を常にシ−ト穴に確実に着座させることができる。
【0020】 <ロ>従来のガイド部材と押えリング及びフィルタの3つの部材を兼用させた構 造である。 従って、部品コストを低減でき、かつ工程数を減少させて、組み立て能率を向 上させることができる。
【0021】 <ハ>フィルタはボディ−内孔に圧入するだけで所定の位置に固定することがで きる。 そのため、従来のような煩雑なかしめ作業が不要となり、電磁弁の組み立て作 業の能率向上を図ることができる。
【0022】 <ニ>フィルタを圧力室内に収納したため、従来のように圧力室の外周囲に装備 したフィルタと比較すると、装着面積を減少させ、コストの低減を図ることがで きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の電磁弁全体の断面図
【図2】 フィルタの拡大斜視図
【図3】 フィルタ下部の断面図
【図4】 弁機構部の拡大断面図
【図5】 従来技術の説明図
【図6】 従来技術の説明図

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スリーブ内にアマチュアアッセンブリを
    収容したコアアッセンブリと、コアアッセンブリに外装
    したコイルアッセンブリとを備え、前記アマチュアアッ
    センブリは軸方向に移動可能なアマチュアと、アマチュ
    アと一体のピンからなり、該ピンの先端に設けた弁部
    を、コアアッセンブリの下部を構成するボディ−の内孔
    底部に設けた弁座のシ−ト穴に着座させて弁機構を構成
    する電磁弁において、 前記弁座のシ−ト穴の上部には、上端面に向かって拡径
    する環状のテ−パ−面を形成し、 前記ボディ−の内孔に圧力流体浄化用のフィルタを設置
    し、 該フィルタは、 ボディ−内孔側面に圧着させて前記ピンの周囲に配置し
    た筒体であって、 筒体下部の内周面にガイド突起を突設し、 該ガイド突起の先端でピンの半径方向の振れ量を限定
    し、前記弁部が半径方向へ最大限移動しても弁部が前記
    テ−パー面と接合するよう構成したことを特徴とする、 電磁弁。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006118629A (ja) * 2004-10-22 2006-05-11 Denso Corp 電磁弁モジュール
CN102644790A (zh) * 2011-02-19 2012-08-22 浙江三花股份有限公司 一种电磁阀

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006118629A (ja) * 2004-10-22 2006-05-11 Denso Corp 電磁弁モジュール
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