JPH06433B2 - 感熱記録体 - Google Patents
感熱記録体Info
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- JPH06433B2 JPH06433B2 JP61221886A JP22188686A JPH06433B2 JP H06433 B2 JPH06433 B2 JP H06433B2 JP 61221886 A JP61221886 A JP 61221886A JP 22188686 A JP22188686 A JP 22188686A JP H06433 B2 JPH06433 B2 JP H06433B2
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- JP
- Japan
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- parts
- leuco dye
- liquid
- thermosensitive
- recording medium
- Prior art date
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41M—PRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
- B41M5/00—Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
- B41M5/26—Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used
- B41M5/30—Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used using chemical colour formers
- B41M5/333—Colour developing components therefor, e.g. acidic compounds
- B41M5/3333—Non-macromolecular compounds
- B41M5/3335—Compounds containing phenolic or carboxylic acid groups or metal salts thereof
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41M—PRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
- B41M5/00—Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
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- B41M5/30—Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used using chemical colour formers
- B41M5/323—Organic colour formers, e.g. leuco dyes
- B41M5/327—Organic colour formers, e.g. leuco dyes with a lactone or lactam ring
- B41M5/3275—Fluoran compounds
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
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- B41M5/337—Additives; Binders
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- Optics & Photonics (AREA)
- Heat Sensitive Colour Forming Recording (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、保存安定性を改良した感熱記録体に関し、更
に詳しくは感熱記録画像の保存中に発生する油、可塑剤
等の薬品の付着や指紋等による退色を改善した感熱記録
体に関するものである。
に詳しくは感熱記録画像の保存中に発生する油、可塑剤
等の薬品の付着や指紋等による退色を改善した感熱記録
体に関するものである。
<従来の技術> 一般に、無色ないしは淡色のロイコ染料と該ロイコ染料
を熱時発色させる顕色剤とを支持体上に塗布してなる感
熱記録体は、特公昭45−14035号等に公表され、
広く実用化されている。この感熱記録体に記録を行うに
はサーマルヘッドを内蔵したサーマルプリンター等が用
いられるが、このような感熱記録法は、他の記録法に比
べ、(1)記録時に騒音がない、(2)現像定着の必要がな
い、(3)メインテナンスフリーである、(4)機器が比較的
安価でありコンパクトであるといった特徴から、コンピ
ューターのアウトプット、ファクシミリ、電卓等のプリ
ンター、計測用のレコーダー、自動券売機、感熱記録型
ラベルのプリンター等の分野で広く使用されている。
を熱時発色させる顕色剤とを支持体上に塗布してなる感
熱記録体は、特公昭45−14035号等に公表され、
広く実用化されている。この感熱記録体に記録を行うに
はサーマルヘッドを内蔵したサーマルプリンター等が用
いられるが、このような感熱記録法は、他の記録法に比
べ、(1)記録時に騒音がない、(2)現像定着の必要がな
い、(3)メインテナンスフリーである、(4)機器が比較的
安価でありコンパクトであるといった特徴から、コンピ
ューターのアウトプット、ファクシミリ、電卓等のプリ
ンター、計測用のレコーダー、自動券売機、感熱記録型
ラベルのプリンター等の分野で広く使用されている。
しかしながら、この種の感熱記録材料を使用した感熱
記録体は、画像の保存安定性に問題点をかかえている。
例えばポリ塩化ビニルフィルム、プラスチック製消しゴ
ム等の可塑剤を含んだ材料との接触、食用油、工業用オ
イル等の油類の付着、セロテープ、スティック糊等の粘
着剤との接触、更には指紋等の付着によっても容易に画
像は退色してしまう欠点を有している。従って、長期間
の画像安定性を要求される用途や上記薬品と接触する可
能性のある用途に使用することに対しては不都合を生じ
ていた。
記録体は、画像の保存安定性に問題点をかかえている。
例えばポリ塩化ビニルフィルム、プラスチック製消しゴ
ム等の可塑剤を含んだ材料との接触、食用油、工業用オ
イル等の油類の付着、セロテープ、スティック糊等の粘
着剤との接触、更には指紋等の付着によっても容易に画
像は退色してしまう欠点を有している。従って、長期間
の画像安定性を要求される用途や上記薬品と接触する可
能性のある用途に使用することに対しては不都合を生じ
ていた。
そこで、上記画像の保存安定性を向上させ、更に広範囲
な用途にこの種の感熱記録を使用しようとする試みが種
々なされている。
な用途にこの種の感熱記録を使用しようとする試みが種
々なされている。
例えば、特開昭57−188392には感熱発色層上に
可塑剤、油等の薬品の浸透を防ぐための保護層を設ける
提案がなされている。しかしながら、保護層が熱伝導を
妨げるため、記録感度が悪くなり、しかも、保護層の塗
工工程が必要なためコスト高になる欠点がある。また、
保護層のピンホールや記録体の断面を通しての薬品の侵
入による退色も生じる。
可塑剤、油等の薬品の浸透を防ぐための保護層を設ける
提案がなされている。しかしながら、保護層が熱伝導を
妨げるため、記録感度が悪くなり、しかも、保護層の塗
工工程が必要なためコスト高になる欠点がある。また、
保護層のピンホールや記録体の断面を通しての薬品の侵
入による退色も生じる。
また、顕色剤や添加剤で上記保存安定性を向上させる試
みもなされている。例えば、顕色剤としては、スルホニ
ルジフェノール化合物を使用する(特開昭57−187
293)、ビスフェノールスルフィド化合物を使用する
(特開昭57−8187、57−39987、57−4
1996)、4′−ヒドロキシサリチルアニリドを含む
(特開昭58−49294)、など多数の提案がなされ
ている。また、添加剤としてはスルホン酸エステル誘導
体を含む(特開昭59−73990)、ニトロ安息香酸
金属塩誘導体を含む(特開昭60−61289)等多数
提案されているが、未だ満足な保存安定性を有する感熱
記録体が得られていないのが現状である。
みもなされている。例えば、顕色剤としては、スルホニ
ルジフェノール化合物を使用する(特開昭57−187
293)、ビスフェノールスルフィド化合物を使用する
(特開昭57−8187、57−39987、57−4
1996)、4′−ヒドロキシサリチルアニリドを含む
(特開昭58−49294)、など多数の提案がなされ
ている。また、添加剤としてはスルホン酸エステル誘導
体を含む(特開昭59−73990)、ニトロ安息香酸
金属塩誘導体を含む(特開昭60−61289)等多数
提案されているが、未だ満足な保存安定性を有する感熱
記録体が得られていないのが現状である。
<発明が解決しようとする問題点> 本発明者かは上記の問題に鑑み、可塑剤や油等の薬品に
より記録画像が退色する原因を追求した結果、該原因が
加熱により溶融し発色したロイコ染料と顕色剤との反応
生成物の可塑剤や油等の薬品に対する溶解度にあること
を見出した。即ち、ロイコ染料と顕色剤との反応生成物
の薬品に対する溶解度が少ないほど画像の安定性が良い
結果となった。この溶解度は、従来の技術のように顕色
剤および添加剤の材料選択だけでは充分に改善され得る
ものではなく、ロイコ染料についての検討も必要な事を
示唆しており、ロイコ染料と顕色剤との組み合わせによ
り、初めて画像の保存安定性の向上がはかれることを意
味している。
より記録画像が退色する原因を追求した結果、該原因が
加熱により溶融し発色したロイコ染料と顕色剤との反応
生成物の可塑剤や油等の薬品に対する溶解度にあること
を見出した。即ち、ロイコ染料と顕色剤との反応生成物
の薬品に対する溶解度が少ないほど画像の安定性が良い
結果となった。この溶解度は、従来の技術のように顕色
剤および添加剤の材料選択だけでは充分に改善され得る
ものではなく、ロイコ染料についての検討も必要な事を
示唆しており、ロイコ染料と顕色剤との組み合わせによ
り、初めて画像の保存安定性の向上がはかれることを意
味している。
本発明者らは、前述の検討結果をふまえ、可塑剤や油
に対しての溶解度が非常に少ないロイコ染料と顕色剤の
組み合わせを種々検討した結果から、保存安定性の優れ
た感熱記録体を開発するに至った。
に対しての溶解度が非常に少ないロイコ染料と顕色剤の
組み合わせを種々検討した結果から、保存安定性の優れ
た感熱記録体を開発するに至った。
<問題点を解決するための手段> 本発明は、支持体上にロイコ染料と該ロイコ染料を熱時
発色せしめる顕色剤とを主成分とする感熱発色層を設け
た感熱記録体において、該ロイコ染料が下記[1]式で表
わされる化合物であり、該顕色剤が下記[2]式で表わさ
れる化合物であることを特徴とする感熱記録体を提供す
るものである。
発色せしめる顕色剤とを主成分とする感熱発色層を設け
た感熱記録体において、該ロイコ染料が下記[1]式で表
わされる化合物であり、該顕色剤が下記[2]式で表わさ
れる化合物であることを特徴とする感熱記録体を提供す
るものである。
[1]式 [2]式 本発明における上記[1]式のロイコ染料は、単独で用い
ることが望ましいが、保存特性を損なわないかぎり、他
の無色ないしは淡色のロイコ染料との併用もできる。併
用できる他のロイコ染料の具体的な化合物の例として
は、クリスタルバイオレットラクトン、3−ジエチルア
ミノ−7−クロロフルオラン、3−ジエチルアミノ−6
−メチル−7−クロロフルオラン、3−シクロヘキシル
アミノ−6−クロロフルオラン、3−ジエチルアミノ−
7−ジベンジルアミノフルオラン、3−ピロリジノ−6
−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ピペリジノ−
6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−シクロヘキ
シルメチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラ
ン、3−エチルイソアミルアミノ−6−メチル−7−ア
ニリノフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−(o−ク
ロロアニリノ)フルオラン、3−ジブチルアミノ−7−
(o−クロロアニリノ)フルオランなどがあげられる。
ることが望ましいが、保存特性を損なわないかぎり、他
の無色ないしは淡色のロイコ染料との併用もできる。併
用できる他のロイコ染料の具体的な化合物の例として
は、クリスタルバイオレットラクトン、3−ジエチルア
ミノ−7−クロロフルオラン、3−ジエチルアミノ−6
−メチル−7−クロロフルオラン、3−シクロヘキシル
アミノ−6−クロロフルオラン、3−ジエチルアミノ−
7−ジベンジルアミノフルオラン、3−ピロリジノ−6
−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ピペリジノ−
6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−シクロヘキ
シルメチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラ
ン、3−エチルイソアミルアミノ−6−メチル−7−ア
ニリノフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−(o−ク
ロロアニリノ)フルオラン、3−ジブチルアミノ−7−
(o−クロロアニリノ)フルオランなどがあげられる。
併用できるロイコ染料の比率としては上記[1]式のロイ
コ染料に対して0〜60重量%、好ましくは40重量%
以下である。
コ染料に対して0〜60重量%、好ましくは40重量%
以下である。
本発明における上記[2]式の顕色剤は単独で用いること
が好ましいが、保存安定性を損なわない限りにおいて以
下に述べる顕色剤の1種または2種以上と併用してもよ
い。併用される顕色剤としては、α−ナフトール、β−
ナフトール、4−t−ブチルフェノール、4−t−オク
チルフェノール、4−フェニルフェノール、2,2−ビス
(p−ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2−(p−ヒ
ドロキシフェニル)ブタン、4,4′−シクロヘキシリデ
ンジフェノール、2,2−ビス(2,5−ジブロム−4−ヒド
ロキシフェニル)プロパン、4,4′−イソプロピリデン
ビス(2−t−ブチルフェノール)、2,2′−メチレン
ビス(4−クロロフェノール)、4,4′−スルホニルジ
フェノール、4,4′−チオビスフェノール、安息香酸、
サリチル酸、酒石酸、没食子酸等の誘導体等があげられ
る。
が好ましいが、保存安定性を損なわない限りにおいて以
下に述べる顕色剤の1種または2種以上と併用してもよ
い。併用される顕色剤としては、α−ナフトール、β−
ナフトール、4−t−ブチルフェノール、4−t−オク
チルフェノール、4−フェニルフェノール、2,2−ビス
(p−ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2−(p−ヒ
ドロキシフェニル)ブタン、4,4′−シクロヘキシリデ
ンジフェノール、2,2−ビス(2,5−ジブロム−4−ヒド
ロキシフェニル)プロパン、4,4′−イソプロピリデン
ビス(2−t−ブチルフェノール)、2,2′−メチレン
ビス(4−クロロフェノール)、4,4′−スルホニルジ
フェノール、4,4′−チオビスフェノール、安息香酸、
サリチル酸、酒石酸、没食子酸等の誘導体等があげられ
る。
本発明において、上記[1]式のロイコ染料および上記[2]
式の顕色剤を支持体、例えば、紙、合成紙、樹脂フィル
ム、又はこれらの複合体上に結着するための材料として
は、水溶性又は非水溶性樹脂結着剤が使用できるが、水
溶性樹脂類の方が好ましく、例えば、カゼイン、ゼラチ
ン、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、で
ん粉、変性でん粉、イソブチレン−無水マレイン酸樹
脂、ジイソブチレン−無水マレイン酸樹脂、スチレン−
無水マレイン酸樹脂、ポリアクリルアミド、変性ポリア
クリルアミド、カルボキシメチルセルロース、メチルセ
ルロース、ヒドロキシエチルセルロース、更に、酢酸ビ
ニル、アクリル酸エステル、塩化ビニル−酢酸ビニル共
重合体、SBR、NBR等のエマルジョン、ラテックス
などが単独又は混合して使用される。又、必要に応じ、
耐水化剤を添加することも可能である。
式の顕色剤を支持体、例えば、紙、合成紙、樹脂フィル
ム、又はこれらの複合体上に結着するための材料として
は、水溶性又は非水溶性樹脂結着剤が使用できるが、水
溶性樹脂類の方が好ましく、例えば、カゼイン、ゼラチ
ン、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、で
ん粉、変性でん粉、イソブチレン−無水マレイン酸樹
脂、ジイソブチレン−無水マレイン酸樹脂、スチレン−
無水マレイン酸樹脂、ポリアクリルアミド、変性ポリア
クリルアミド、カルボキシメチルセルロース、メチルセ
ルロース、ヒドロキシエチルセルロース、更に、酢酸ビ
ニル、アクリル酸エステル、塩化ビニル−酢酸ビニル共
重合体、SBR、NBR等のエマルジョン、ラテックス
などが単独又は混合して使用される。又、必要に応じ、
耐水化剤を添加することも可能である。
また、本発明でいう感熱発色層には、慣用の充填剤とし
ての無機及び有機顔料、例えば、重質及び軽質炭酸カル
シウム、水酸化アルミニウム、酸化チタン、酸化亜鉛、
硫酸バリウム、タルク、クレー、サチンホワイト、カオ
リナイト、ポリオレフィン粒子、ポリスチレン粒子、尿
素−ホルマリン樹脂粒子等を添加し発色画像の鮮明性を
向上させることができる。
ての無機及び有機顔料、例えば、重質及び軽質炭酸カル
シウム、水酸化アルミニウム、酸化チタン、酸化亜鉛、
硫酸バリウム、タルク、クレー、サチンホワイト、カオ
リナイト、ポリオレフィン粒子、ポリスチレン粒子、尿
素−ホルマリン樹脂粒子等を添加し発色画像の鮮明性を
向上させることができる。
更にまた、本発明でいう感熱発色層には、記録感度を向
上させるために、必要に応じ、種々の熱可融性物質を添
加できる。熱可融性物質としては、適当な融点を持つ有
機化合物があげられ、例えば、ステアリン酸アミド等の
高級脂肪酸アミド、密ロウ、シエラックロウなどの動物
性ワックス、カルナバロウなどの植物性ワックス、モン
タンワックスなどの鉱物性ワックス、パラフィンワック
ス、マイクロクリスタリンワックス等のワックス類、高
級脂肪酸、高級脂肪酸エステル、ジメチルテレフタレー
ト、ジフェニルフタレート等の芳香族カルボン酸エステ
ル類、アルキルナフタレン誘導体、アルキルジフェニル
誘導体、アルキルターフェニル誘導体等が用いられる。
上させるために、必要に応じ、種々の熱可融性物質を添
加できる。熱可融性物質としては、適当な融点を持つ有
機化合物があげられ、例えば、ステアリン酸アミド等の
高級脂肪酸アミド、密ロウ、シエラックロウなどの動物
性ワックス、カルナバロウなどの植物性ワックス、モン
タンワックスなどの鉱物性ワックス、パラフィンワック
ス、マイクロクリスタリンワックス等のワックス類、高
級脂肪酸、高級脂肪酸エステル、ジメチルテレフタレー
ト、ジフェニルフタレート等の芳香族カルボン酸エステ
ル類、アルキルナフタレン誘導体、アルキルジフェニル
誘導体、アルキルターフェニル誘導体等が用いられる。
その他、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム等
の滑剤、各種の界面活性剤、消泡剤等が必要に応じて添
加される。
の滑剤、各種の界面活性剤、消泡剤等が必要に応じて添
加される。
本発明の感熱記録体は、基本的には従来、薬品の侵入を
防ぐために感熱発色層上に設けられてきた保護層を必要
とせずに高度の画像保存安定性を有している。しかしな
がら、本発明の感熱記録体に上述の機能の保護層を設け
ることは、明らかに保存安定性を更に向上させるための
有効な手段である。
防ぐために感熱発色層上に設けられてきた保護層を必要
とせずに高度の画像保存安定性を有している。しかしな
がら、本発明の感熱記録体に上述の機能の保護層を設け
ることは、明らかに保存安定性を更に向上させるための
有効な手段である。
保護層は、耐薬品性に優れた造膜性の良好な樹脂類を主
体に設けられる。保護層の樹脂としては水溶性高分子が
好ましく、例えば、ポリビニルアルコール、変性ポリビ
ニルアルコール、ヒドロキシエチルセルロース、メチル
セルロース、カルボキシメチルセルロース、でんぷんお
よびその誘導体、カゼイン、アルギン酸ソーダ、ポリビ
ニルピロリドン、ポリアクリルアミド、変性ポリアクリ
ルアミド等の樹脂が使用される。また、該保護層には耐
水性を高めるために、耐水化剤としてグリオキザール、
クロム明バン、メラミン樹脂、メラミンホルムアルデヒ
ド樹脂、ポリアミド樹脂、ポリアミド−エピクロルヒド
リン樹脂等が、又感熱記録ヘッドとのマッチングのため
に顔料、ワックス類等が添加される。
体に設けられる。保護層の樹脂としては水溶性高分子が
好ましく、例えば、ポリビニルアルコール、変性ポリビ
ニルアルコール、ヒドロキシエチルセルロース、メチル
セルロース、カルボキシメチルセルロース、でんぷんお
よびその誘導体、カゼイン、アルギン酸ソーダ、ポリビ
ニルピロリドン、ポリアクリルアミド、変性ポリアクリ
ルアミド等の樹脂が使用される。また、該保護層には耐
水性を高めるために、耐水化剤としてグリオキザール、
クロム明バン、メラミン樹脂、メラミンホルムアルデヒ
ド樹脂、ポリアミド樹脂、ポリアミド−エピクロルヒド
リン樹脂等が、又感熱記録ヘッドとのマッチングのため
に顔料、ワックス類等が添加される。
<実施例> 以下実施例で本発明を詳細に説明する。
実施例 下記組成よりなる混合物を各々ボールミルで1日粉砕・
分散して[A]〜[C]液を調製した。
分散して[A]〜[C]液を調製した。
[A]液 [1]式で表わされるロイコ染料 25部 5%ヒドロキシエチルセルロース水溶液 50部 水 25部 [B]液 [2]式で表わされる顕色剤 20部 5%ヒドロキシエチルセルロース水溶液 50部 ステアリン酸アマイド 10部 水 20部 [C]液 軽質炭酸カルシウム 40部 10%ポリビニルアルコール水溶液 40部 水 20部 以上のようにして得られた[A]〜[C]液を用い、下記配合
の感熱発色層塗料を調製し、坪量45g/m2の上質紙に
乾燥塗布量5〜6g/m2となるように塗工し乾燥した。
更に、感熱発色層の平滑度が400〜600秒となるよ
うにカレンダーで処理し、本発明の感熱記録体を作製し
た。
の感熱発色層塗料を調製し、坪量45g/m2の上質紙に
乾燥塗布量5〜6g/m2となるように塗工し乾燥した。
更に、感熱発色層の平滑度が400〜600秒となるよ
うにカレンダーで処理し、本発明の感熱記録体を作製し
た。
感熱発色層塗料 [A]液 30部 [B]液 100部 [C]液 100部 10%ポリビニルアルコール水溶液 100部 比較例 1 実施例の[A]液のかわりに下記[D]液を使用した以外はす
べて実施例と同様にして感熱記録体を作製した。
べて実施例と同様にして感熱記録体を作製した。
[D]液 3-シクロヘキシルメチルアミノ-6-メチル-7- アニリノフルオラン 25部 5%ヒドロキシエチルセルロース水溶液 50部 水 25部 比較例 2 実施例の[B]液のかわりに下記[E]液を使用した以外はす
べて実施例と同様にして感熱記録体を作製した。
べて実施例と同様にして感熱記録体を作製した。
[E]液 2,2-ビス(p-ヒドロキシフェニル)プロパン 20部 5%ヒドロキシエチルセルロース水溶液 50部 ステアリン酸アマイド 10部 水 20部 比較例 3 実施例の[B]液のかわりに下記[F]液を使用した以外はす
べて実施例と同様にして感熱記録体を作製した。
べて実施例と同様にして感熱記録体を作製した。
[F]液 4,4′−スルホニルジフェノール 20部 5%ヒドロキシエチルセルロース水溶液 50部 ステアリン酸アマイド 10部 水 20部 比較例 4 実施例の[A]液のかわりに[D]液を、[B]液のかわりに[E]
液を使用した以外はすべて実施例と同様にして感熱記録
体を作製した。
液を使用した以外はすべて実施例と同様にして感熱記録
体を作製した。
以上のようにして得られた実施例及び比較例の感熱記録
体を、熱傾斜試験機(東洋精機社製)にて温度150℃
のヒートブロックを1kg/cm2の圧力で3秒間接触させ
ることにより発色させ印字部とした。
体を、熱傾斜試験機(東洋精機社製)にて温度150℃
のヒートブロックを1kg/cm2の圧力で3秒間接触させ
ることにより発色させ印字部とした。
実施例および比較例について以下に示す保存性試験を行
い、保存安定性を評価した。
い、保存安定性を評価した。
(a)耐油性試験 綿実油中に感熱記録体を10分間浸漬した後取り出し、
40℃雰囲気下に24時間放置する。放置後の印字部の
濃度をマクベス濃度計(RD−914)により測定し、
試験前の濃度と比較する。
40℃雰囲気下に24時間放置する。放置後の印字部の
濃度をマクベス濃度計(RD−914)により測定し、
試験前の濃度と比較する。
(b)耐可塑剤性試験 プラスチック製消しゴム(MONO PF-01トンボ社
製)を感熱記録体の印字部に500g/cm2の圧力で接
触させ常温で1週間放置する。放置後の印字部の濃度を
測定し、試験前の濃度と比較する。
製)を感熱記録体の印字部に500g/cm2の圧力で接
触させ常温で1週間放置する。放置後の印字部の濃度を
測定し、試験前の濃度と比較する。
(c)耐粘着剤性 感熱記録体の印字部にセロテープ(スコッチメンディン
グテープ 住友3M社製)を貼り、試験前の濃度を測定
する。40℃雰囲気下で1カ月放置し、放置後の濃度を
試験前の濃度と比較する。各試験結果を表−1に記載し
た。
グテープ 住友3M社製)を貼り、試験前の濃度を測定
する。40℃雰囲気下で1カ月放置し、放置後の濃度を
試験前の濃度と比較する。各試験結果を表−1に記載し
た。
<発明の効果> 表−1からも明らかなように、本発明でいう[1]式のロ
イコ染料と[2]式の顕色剤を含有する感熱発色層を設け
てなる感熱記録体は、著しい画像の保存安定性を有する
ものであり、従来保存安定性の欠如のために使用困難で
あった用途にも実用上支障のない優れた耐用性を有して
いることが確認された。
イコ染料と[2]式の顕色剤を含有する感熱発色層を設け
てなる感熱記録体は、著しい画像の保存安定性を有する
ものであり、従来保存安定性の欠如のために使用困難で
あった用途にも実用上支障のない優れた耐用性を有して
いることが確認された。
Claims (1)
- 【請求項1】支持体上にロイコ染料と該ロイコ染料を熱
時発色せしめる顕色剤を主成分とする感熱発色層を設け
た感熱記録体において、該ロイコ染料が下記[1]式で
表わされる化合物であり、該顕色剤が下記[2]式で表
わされる化合物であることを特徴とする感熱記録体。 [1]式 [2]式
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61221886A JPH06433B2 (ja) | 1986-09-22 | 1986-09-22 | 感熱記録体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61221886A JPH06433B2 (ja) | 1986-09-22 | 1986-09-22 | 感熱記録体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6377779A JPS6377779A (ja) | 1988-04-07 |
JPH06433B2 true JPH06433B2 (ja) | 1994-01-05 |
Family
ID=16773718
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61221886A Expired - Lifetime JPH06433B2 (ja) | 1986-09-22 | 1986-09-22 | 感熱記録体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06433B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH068071B2 (ja) * | 1987-06-06 | 1994-02-02 | 王子製紙株式会社 | 感熱記録材料 |
-
1986
- 1986-09-22 JP JP61221886A patent/JPH06433B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6377779A (ja) | 1988-04-07 |
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