JPH0643001Y2 - 周側密閉キャップ - Google Patents

周側密閉キャップ

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JPH0643001Y2
JPH0643001Y2 JP1986151667U JP15166786U JPH0643001Y2 JP H0643001 Y2 JPH0643001 Y2 JP H0643001Y2 JP 1986151667 U JP1986151667 U JP 1986151667U JP 15166786 U JP15166786 U JP 15166786U JP H0643001 Y2 JPH0643001 Y2 JP H0643001Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
annular
sealing material
cap
surface portion
container
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1986151667U
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English (en)
Other versions
JPS6357250U (ja
Inventor
洪 斉藤
重志 宮尾
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Tokyo Light Industry Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Light Industry Co Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、容器の口部の周側を密封すると共に高周波溶
着または接着剤等によって膠着するためのシール材、メ
ンコ等を保持した、容器口に装着するための周側密閉キ
ャップに関する。
(従来の技術) 従来、容器内の内容物、例えばインスタントコーヒー、
粉末ミルク、粉末スープ等が湿気を帯びないように、か
つ未開封であること(バージンプルーフ性)が判別でき
るように、容器口に円板状のアルミシート等を接着する
ようにしている。
容器口にアルミシート等を接着するには、まず内容物の
入った容器の口にアルミシート等を高周波等を利用して
貼着し、しかる後キャップを装着していた。この方法で
は手間もかかり、自動化しにくいものであった。
そこで、キャップの内側にアルミシート等のシール材を
あらかじめ保持させておき、容器口に該キャップを装着
した後に高周波を印加することによってシール材を容器
口に接着し、しかも装着したキャップには容器口の周側
に密接してシール性を保持する機能を与えるようにした
キャップが提案された(実公昭57−20521号公報参
照)。
このキャップ構造は、容器口にキャップを被冠しない状
態で、キャップの内壁に突設された弾性舌部の上面はテ
ーパ状になっておりかつ下面に僅かなテーパ面を備えて
いる。シール材は予めこのテーパー状上面に挿入し載置
される。そして、容器口にキャップが被冠されると、環
状の弾性舌部の鋭利な内側先端部が折れ曲って常時容器
口の外周面に接しかつ内方に付勢された状態で嵌合され
る。この状態で高周波を印加すればシール材は容器口に
接着される。
(考案が解決しようとする問題点) しかし、この新しく提案されたキャップは優れたもので
あるが、キャップの上部内壁に沿って設けられた弾性舌
部の鋭利な内側先端部が内側へ折れ曲って常時容器口の
外周面に接しかつ内方に付勢された状態で嵌合すること
になるので、開蓋のときにキャップの上昇と共に上昇す
る弾性舌部の鋭利な先端部がシール材と容器口の上面と
の間に入り込むような状態で移動するので、接着が弱い
とシール材と容器口との接着が剥がされる場合があり、
容器のバージンプルーフ性が保証されなくなるという問
題があり、また、シール材として薄いアルミシートなど
を採用した場合シート材をこれに挿入するとき、弾性舌
部の下面の僅かなテーパ面は案内するような形状になっ
ていないので挿入しにくく、しかも上面のテーパー状部
はシール材を挿入した位置でそのまま保持されてしまう
ので、キャップを容器口に被冠したときシール材のず
れ、しわ、ゆがみ等の問題を生じ、そのまま接着される
と、そのずれ等は弾性舌部の先端部による剥取り作用を
助長することになる。
本考案は、開蓋のときキャップの環状舌片がシール材を
剥取るような作動をしないように、またシール材の挿入
が容易で、挿入後はしわ等を生ずることなく安定して環
状舌片の上面に載置されるように構成した周側密閉キャ
ップを提供するものである。
(課題を解決するための手段) 本考案は上記目的を達成するために、頂上部と、頂上部
の周囲から下方に延びその内面にねじ部を有する環状す
そ部と、前記環状すそ部の内側に突設され、シール材を
担持した環状舌片とからなる、合成樹脂製の周側密閉キ
ャップにおいて、 前記環状舌片5は、シール材を載置する環状面を形成す
る略水平な上面部8bと、前記上面部に対向して位置し
た、内側面6aが下方外方に傾斜した環状先端部6と、前
記上面部8bと前記先端部6の内側面との衝合部分に形成
した弧状面部8aとからなり、キャップ本体とは前記上面
部8bの最外周部において薄肉部9を介して一体に連結さ
れていることを特徴とする構成としたものである。
(作用) 上記構成としたことにより、薄いシール材10を環状舌片
5の内側面6aと弧状面部8aに沿って上面部8b上にスムー
ズに装填することができ、挿入したシール材10は上面部
8bにしわ等を生ずることなく安定した状態で配置するこ
とができる。またビン等の容器11の口に装着し高周波を
利用してシール材10を接着した後に開蓋する場合、環状
舌片5の最内周面は弧状面部8aに形成されているので環
状舌片5によって接着したシール材10の周縁を引掛ける
ことなく明けることができ、また、閉蓋状態では環状舌
片5の弧状面部8aが容器口の外周壁に接触し気密性を維
持する。
(実施例) 本考案の実施例を図面にもとづいて説明する。キャップ
本体1は円筒状で、頂上部2と、環状すそ部3と、前二
者の接合部4の背面附近から半径方向内方かつ下方に延
びる環状舌片5とを合成樹脂で一体に成形してなるもの
である。
合成樹脂はポリプロピレン、ポリエチレン等が使用され
る。
頂上部2の背面の、容器11の口上に対向する部位には二
本の環状の突起12が突接されており、環状舌片5と協力
して気密性を保つ。
環状舌片5は、シール材10を載置する環状面を形成する
略水平の上面部8bと、上面部8bに対向して位置し、内側
面6aが下方外方に傾斜した環状の先端部6と、上面部8b
と先端部6の内側面との衝合部分に形成した弧状面部8a
とからなり、上面部8bの最外周部でキャップ本体1と薄
肉部9を介して一体に連結されてなる。頂上部2の背面
2aと上面部8bとの間に環状溝7が形成される。環状舌片
5の高さを1.2〜1.4mm、厚みを0.7〜0.8mm程度とする
と、環状溝7の巾は1.5〜1.6mm、薄肉部9の厚みは0.3
〜0.5mm程度が望ましい。また、実施例では、先端部6
の内側面6aはわずかに弯曲している。
環状舌片5の先端部6は下方外方に向って尖った状態に
形成されている。
環状舌片5の薄肉部9は、容器口にキャップ本体3がね
じ込まれるとき、環状舌片5の外方へ拡径を助けるもの
である。
この実施例の作用を説明すると、第1図に示すように、
環状舌片5の内径より僅かに大きな径を有するアルミシ
ート等のシール材10をキャップ本体1の下側から環状溝
部7へ押込んでやれば、環状舌片5の内側面6aと弧状面
部8aによって円滑に案内して容易に挿入することがで
き、その後は環状舌片5の上面部8bの上面でシール材10
を保持することになる。そして、シール材10を担持した
キャップ本体1を容器11の口にねじ込めば、環状舌片5
は薄肉部9の個所で外方に折れ曲がるようにして拡径さ
れ、ついには第2図に示す状態で被冠される。この状態
で高周波を印加すればシール材10は容器口の個所で接着
される。キャップ本体を除去するときには、キャップ本
体をねじに沿って回転上昇させれば、環状舌片5の有す
る弾性と、その弧状面8aによってシール材10の外周縁を
引掛けて引剥がすことはなく開蓋することができる。開
封後のキャップ本体の再被冠では、キャップ本体1の環
状舌片5が容器口の外周壁に弾圧されるので気密性を保
持することができる。
(効果) 本考案は、前記構成の環状舌片を備えているものである
から、シール材が薄くともキャップ本体に装填しやすい
ので、作業時間を短縮できると共に装填状態が良くなる
ことから製品へのシールの精度を高めることができる。
更に、初めの開蓋において、バージンプルーフ性を損傷
しないので、製品の品質の保障を全うすることができ
る。また更にキャップとしての気密性の保持性も高いも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のキャップ本体の一部拡大縦断面図、 第2図は本考案のキャップ本体の容器口にねじ込んだ状
態を示す一部拡大縦断面図である。 1…キャップ本体、2…頂上部 3…環状すそ部、4…接合部 5…環状舌片、6…先端部 7…環状溝、6a…内周面 8a…弧状面部、8b…上面部 9…薄肉部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】頂上部と、頂上部の周囲から下方に延びそ
    の内面にねじ部を有する環状すそ部と、前記環状すそ部
    の内側に突設され、シール材を担持した環状舌片とから
    なる、合成樹脂製の周側密閉キャップにおいて、 前記環状舌片(5)は、シール材を載置する環状面を形
    成する略水平な上面部(8b)と、前記上面部に対向して
    位置した、内側面(6a)が下方外方に傾斜した環状の先
    端部(6)と、前記上面部(8b)と前記先端部(6)の
    内側面(6a)との衝合部分に形成した弧状面部(8a)と
    からなり、キャップ本体とは前記上面部(8b)の最外周
    部において薄肉部(9)を介して一体に連結されている
    ことを特徴とする周側密閉キャップ。
JP1986151667U 1986-10-02 1986-10-02 周側密閉キャップ Expired - Lifetime JPH0643001Y2 (ja)

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JP1986151667U JPH0643001Y2 (ja) 1986-10-02 1986-10-02 周側密閉キャップ

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JP1986151667U JPH0643001Y2 (ja) 1986-10-02 1986-10-02 周側密閉キャップ

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Publication Number Publication Date
JPS6357250U JPS6357250U (ja) 1988-04-16
JPH0643001Y2 true JPH0643001Y2 (ja) 1994-11-09

Family

ID=31068944

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JP1986151667U Expired - Lifetime JPH0643001Y2 (ja) 1986-10-02 1986-10-02 周側密閉キャップ

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JPS6357250U (ja) 1988-04-16

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