JPH0642956A - 光学式変位測定装置 - Google Patents

光学式変位測定装置

Info

Publication number
JPH0642956A
JPH0642956A JP20088092A JP20088092A JPH0642956A JP H0642956 A JPH0642956 A JP H0642956A JP 20088092 A JP20088092 A JP 20088092A JP 20088092 A JP20088092 A JP 20088092A JP H0642956 A JPH0642956 A JP H0642956A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
light quantity
light receiving
resistance
difference
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP20088092A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3271797B2 (ja
Inventor
Katsuhiro Teramae
勝広 寺前
Atsushi Kamiya
敦 紙谷
Yuji Takada
裕司 高田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP20088092A priority Critical patent/JP3271797B2/ja
Publication of JPH0642956A publication Critical patent/JPH0642956A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3271797B2 publication Critical patent/JP3271797B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Measurement Of Optical Distance (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】センサヘッドとコントローラとの間の接続線上
でのクロストークに起因する測定値の誤差を抑制した光
学式変位測定装置を提供する。 【構成】発光素子11は物体の表面に投光スポットを形
成し、位置検出素子14は受光スポットの位置に対応し
て出力レベルの比率が決まる一対の位置信号I1,I2
を出力する。加算器26は位置信号I1 ,I2 の和とし
て受光光量を求め、誤差増幅器29は受光光量と所定の
基準値との差を求める。この差に基づいて発光素子11
の発光光量をフィードバック制御する。減算器25は位
置信号I1,I2 の差を求め、この差を変位に比例する
値としてDC演算部27を通して出力する。V/I変換
部30は、変調器22の出力を電流信号に変換してレー
ザダイオード駆動回路12に入力し、発光素子11の発
光光量を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、物体までの距離を三角
測量法を用いて非接触で計測する光学式変位測定装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、FA(ファクトリーオートメ
ーション)等の分野においてロボットの視覚センサなど
に用いるために、三角測量法に基づいて光学的に距離を
測定する変位測定装置が提供されている。この種の変位
測定装置は、光学的に距離を測定するから物体までの距
離を非接触で測定できるという利点がある。また、図7
に示すように、物体までの距離に関する情報を検出する
センサヘッド10と、センサヘッド10で求めた情報に
基づいて物体までの距離を演算したり物体までの距離に
応じた各種判定を行うためのコントローラ20とは別体
に設けられて接続線を介して接続されている。このよう
にセンサヘッド10とコントローラ20とを分離した構
成とすれば、センサヘッド10が小型化され、ロボット
等に組み込み易くなる。
【0003】センサヘッド10は、物体に光ビームを照
射して点状の光パターンである投光スポットを物体の表
面に形成する投光手段1と、投光手段1から照射された
光ビームの物体の表面での反射光を検出する受光手段2
とを備える。受光手段2では、入射光を受光光学系13
(図9参照)に通して収束させることによって、PSD
よりなる位置検出素子14の受光面に投光スポットの像
としての受光スポットを形成し、受光スポットの位置に
対応した一対の位置信号I1 ,I2 を出力する。すなわ
ち、位置検出素子14は、受光スポットの位置に応じて
大きさの比率が決まる電流信号である一対の位置信号I
1 ,I2 を発生するのであって、両位置信号I1 ,I2
の関係に基づいて受光スポットの位置を検出すれば、物
体までの距離を三角測量法に基づいて求めることができ
る。また、両位置信号I1 ,I2の合計は、位置検出素
子14で検出している受光光量に対応する。
【0004】さらに具体的に説明する。投光手段1は、
図8に示すように、レーザダイオードよりなる発光素子
11を備え光ビームを形成する。発光素子11はレーザ
ダイオード駆動回路12により駆動されるのであって、
レーザダイオード駆動回路12には、コントローラ20
に設けた原発振器21から発生するクロック信号をパル
ス変調(パルス振幅変調)する変調器22の出力が制御
信号Vmとして入力される。ここに、制御信号Vmは電
圧信号として接続線を伝送される。変調器22は、後述
する積分器23から出力される直流信号の信号レベルに
対応して発光素子11への供給エネルギが変化するよう
に変調器22の出力の振幅を変化させる。このようにし
て、発光素子11はクロック信号に同期して光を間欠的
に出力する。また、発光素子11の発光光量は、フォト
ダイオードよりなる受光素子16により検出され、基準
光量設定部18で設定された光量を保つように発光量制
御部17を通してフィードバック制御される。
【0005】一方、位置検出素子14から出力される一
対の位置信号I1 ,I2 は、それぞれ増幅器15a,1
5bに入力され、位置信号I1 ,I2 が電流信号から電
圧信号V1 ,V2 に変換されるとともに増幅された後に
コントローラ20に出力される。コントローラ20は、
位置信号I1 ,I2 に対応した電圧信号V1 ,V2 が入
力される信号処理部24a,24bを備えている。信号
処理部24a,24bでは、電圧信号V1 ,V2 を増幅
した後に所定周波数以下の雑音成分を除去し、さらに原
発振器21からのクロック信号に同期して電圧信号
1 ,V2 を検波する。信号処理部24a,24bでの
電圧信号V1 ,V2 の増幅率は外部から調節可能になっ
ている。
【0006】信号処理部24a,24bからの出力信号
11,V12は、電圧信号V1 ,V2に比例し、両出力は
減算手段である減算器25により減算されて減算値(V
11−V12)が求められるとともに、加算器26により加
算されて加算値(V11+V12)が求められる。減算器2
5の出力は、所定周波数以上の成分を除去するととも
に、後述する傾き(比例定数)、測定距離のオフセット
値を外部から設定し、またリニアリティを補正して測定
値を補正するDC演算部27を通して変位出力として出
力される。具体的には、傾きの調節には入力レベルに対
する減衰率を調節し、オフセット値の調節には入力レベ
ルに加算するレベルを調節する。また、DC演算部27
は、位置検出素子14で受光した光量が不足したり過剰
になると、その時点での測定値を保持するサンプル・ホ
ールドの機能も有している。
【0007】一方、加算器26の出力は誤差増幅器29
に入力され、基準値発生部28より出力される基準値と
の差が求められる。加算器26からの出力値は基準値か
ら減算され、その差が積分器23で平均化され、変調器
22に入力されるのである。したがって、発光素子11
からの光出力は、位置検出素子14での受光光量に対応
してフィードバック制御される。フィードバック系が安
定に動作しているときには、加算器26の出力が基準値
発生部28で設定した基準値に一致するように発光素子
11の発光光量が調節され、位置検出素子14の受光光
量は略一定量に保たれる。したがって、加算器26から
出力される加算値(V11+V12)は、回路のダイナミッ
クレンジや応答性能を無視した理想系では一定であっ
て、減算器25から出力される減算値(V11−V12
は、(V11−V12)/(V11+V12)に比例することに
なる。このように、加算器26、基準値発生部28、誤
差増幅器29、積分器23、変調器22によって、受光
光量を一定に保つようにフィードバック制御を行う光量
制御手段が構成される。
【0008】次に、上記構成における距離測定の原理を
説明する。図9に示すように、受光スポットが位置検出
素子14の受光面の中央に形成されているときの投光手
段1の光軸方向における受光光学系13の中心から物体
3までの距離をrとし、物体3までの距離がΔrだけ大
きくなったとする。このとき、受光スポットの位置は図
9の左方にΔxだけ移動する。位置検出素子14の受光
面の有効長を2Lとすれば、位置信号I1 ,I2 は次の
関係になる。
【0009】 I1 /I2 =(L−Δx)/(L+Δx) … 式を変形すると、次式が得られる。 (I1 −I2 )/(I1 +I2 )=Δx/L … 位置検出素子14の受光面の有効長2Lは一定であるか
ら、位置信号I1 ,I2に対応した増幅器15a,15
bの出力に基づいて、(I1 −I2 )/(I1 +I2
に相当する値を求めれば、受光スポットの位置を知るこ
とができるのである。すなわち、(V11−V12)/(V
11+V12)を求めれば、位置検出素子14での受光スポ
ットの変位Δxを求めることができる。ここに、上述の
ように、減算器25の出力は(V11−V12)であるが、
フィードバック制御によって(V11+V12)が一定値に
保たれているから、減算器25の出力に除算を施さなく
ても減算器25からは式の左辺に比例した出力が得ら
れていることになる。したがって、DC演算部27にお
いて減算器25の出力に対する比例定数(傾き)を設定
すれば、受光スポットの変位Δxを求めることができ
る。
【0010】また、受光光学系13の中心と位置検出素
子14との距離をf、投光手段1の光軸上で距離rの位
置の点と位置検出素子14の中心とを結ぶ直線が投光手
段1の光軸となす角度をθとすれば、次の関係が得られ
る。 (r/cos θ+Δr/cos θ) :f/cos θ=(Δr/sin θ):Δx ∴ Δr=r・Δx/{(f/sin θ)−Δx} =b・Δx/(a−Δx) … ただし、a=f/sin θ、b=rである。すなわち、
式によれば、Δxを求めれば変位した距離Δrを求める
ことができるのであって、式と式とに基づいて変位
した距離Δrを求めることができることがわかる。ただ
し、DC演算部27では、式に対応する演算を行って
変位Δxを求め、式による距離Δrの演算はDC演算
部27よりも後段で演算される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記構成で
は、センサヘッド10とコントローラ20とを別体とし
て接続線を介して接続しているものであるから、制御信
号Vmの電圧レベルが高くなると増幅器15a,15b
から出力される電圧信号V1 ,V2 に変調器22から出
力された制御信号Vmが重畳されてクロストークが生じ
ることになる。クロストークが生じると、加算器26で
の加算値が受光光量を正確に反映しなくなり、受光光量
が一定であるという仮定が成立しなくなるから、減算器
25の出力が(I1 −I2 )/(I1 +I2 )に比例し
なくなって誤差が生じる。
【0012】すなわち、減算部25の出力は、フィード
バックゲインをαとするとき、α・(V11−V12)にな
り、加算器26の出力であるα・(V11+V12)は安定
状態では一定値に保たれるから、α・(V11+V12)=
Vcとおけば、減算部25の出力は、Vc・(V11−V
12)/(V11+V12)になる。ここで、クロストークに
よる各信号V11,V12に対する非線形的な影響をそれぞ
れΔV11,ΔV12とすれば、減算部25の出力は、Vc
・{(V11+ΔV11)−(V12+ΔV12)}/{(V11
+ΔV11)+(V12+ΔV12)}となる。ΔV11,ΔV
12は、物体の反射率Reと物体までの距離rとの関数で
あるから、ΔV11=f1 (Re,r),ΔV12=f
2 (Re,r)と考えることができる。結局、物体の反
射率Re(上記構成では変調信号Vmの大きさは反射率
Reの逆数に比例する)および物体までの距離rに応じ
て減算部25の出力が非線形的に変動し、誤差が大きく
なるという問題が生じる。
【0013】本発明は上記問題点の解決を目的とするも
のであり、センサヘッドとコントローラとの間の接続線
上でのクロストークに起因した測定値の誤差を抑制した
光学式変位測定装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明では、点状の光パ
ターンである投光スポットを物体の表面に照射する投光
手段と、投光手段から照射された光の物体表面での反射
光を受光光学系に通して収束させ投光スポットの像とし
て形成された受光スポットの位置に対応して出力レベル
の比率が決まる一対の位置信号を出力する受光手段と、
各位置信号の出力レベルの差を演算する減算手段と、受
光手段での受光光量と既定の基準値との差に基づいて受
光光量が略一定に保たれるように投光手段の発光光量を
フィードバック制御する光量制御手段とを備え、投光手
段および受光手段を設けたセンサヘッドと、減算手段、
光量検出手段、光量制御手段を設けたコントローラとが
別体として接続線を介して互いに接続された構成を基本
構成とする。
【0015】請求項1の発明では、上記目的を達成する
ために、光量制御手段が投光手段の発光光量を電流信号
により制御するのである。請求項2の発明では、投光手
段の発光光量を接続線に対して直列に接続された抵抗を
通して得られる電流信号により制御し、この抵抗をコン
トローラに設けた第1の抵抗とセンサヘッドに設けた第
2の抵抗との直列抵抗として、第1の抵抗は第2の抵抗
よりも抵抗値が十分に大きく設定しているのである。
【0016】請求項3の発明では、光量制御手段が出力
電圧レベルを低減する減衰器を備え、投光手段が入力電
圧レベルを上昇させる増幅器を入力部に備えている。
【0017】
【作用】請求項1の構成では、投光手段の発光光量が電
流信号によって制御されるのであって、この電流信号を
光量制御手段が出力するから、センサヘッドとコントロ
ーラとの間の接続線には電流信号が伝送されることにな
り、結果的に、接続線上でコントローラの出力側と入力
側との静電結合により生じるクロストークの量が減少
し、クロストークに起因して発生していた測定値の誤差
が低減することになる。
【0018】請求項2の構成では、投光手段の発光光量
を電流信号によって制御する場合に、接続線に対して直
列接続された抵抗を通して電流信号を得るとともに、こ
の抵抗をコントローラとセンサヘッドとにそれぞれ設け
た第1の抵抗と第2の抵抗との直列抵抗とし、かつ第1
の抵抗を第2の抵抗よりも十分に大きな抵抗値に設定し
ているので、接続線には低電圧が印加されることにな
り、請求項1の構成に比較すればクロストークが増加す
るが、従来構成に比較すればクロストークを大幅に低減
できることになる。また、請求項1の構成では接続線の
インピーダンスを十分に小さくすることが必要であっ
て、接続線が低インピーダンスでなければ外乱ノイズの
影響を受けやすくなるのに対して、請求項2の構成では
請求項1の構成よりも接続線のインピーダンスが高い場
合でも外乱ノイズの影響を受けにくいという利点を有し
ている。たとえば、第1の抵抗と第2の抵抗との比率を
9:1にすれば、コントローラの出力側の電位が、抵抗
を設けていない場合に比較して10分の1になり、クロ
ストークが大幅に減少し、しかも請求項1の構成に比較
すれば外乱ノイズの影響を受けにくくなるのである。
【0019】請求項3の構成では、コントローラからの
出力を減衰器によって小さくして出力し、センサヘッド
側で増幅器によって増幅するので、従来構成に比較すれ
ばコントローラの出力側と入力側との電位差を小さくす
ることができ、結果的にクロストークが低減されるので
ある。たとえば、コントローラからの出力電圧レベルを
減衰器によって10分の1に低減すれば、クロストーク
を大幅に減少させることができる。また、請求項1の構
成に比較して接続線のインピーダンスを大きくとること
ができるのであって、外乱ノイズの影響を受けにくいと
いう利点を有している。
【0020】
【実施例】
(実施例1)本実施例では、図1および図2に示すよう
に、図7および図8に示した従来構成と基本的な構成は
同様であって、変調器22の出力を抵抗R1 よりなるV
/I変換部30を通して電流信号に変換した後に接続線
を通してレーザダイオード駆動回路12に入力している
点で相違する。従来構成と同じ符号を付した他の構成は
従来構成と同様である。
【0021】レーザダイオード駆動回路12は、接続線
に直列に接続された直流カット用のコンデンサC1 を備
え、接続線を通して伝送された電流信号による制御信号
Vmの直流成分を除去する。また、コンデンサC1 の一
端には抵抗R2 を介して発光量制御部17の出力が制御
信号Vmに加算されている。ここに、抵抗R1 と抵抗R
2 とはR1 ≫R2 に設定され、この関係によって、制御
信号Vmが発光量制御部17の動作に影響を与えないよ
うにしてある。たとえば、変調器22の出力の最大電圧
振幅が5Vであるとすれば、抵抗R1 を10kΩとして
制御信号Vmを最大電流振幅が500μAの電流信号に
変換する。このとき、制御信号Vmの最大電圧振幅は、
抵抗R1 、抵抗R2 、レーザダイオード駆動装置12の
スイッチング用のトランジスタQ1 の入力インピーダン
スにより決定され、無視できる程度に小さくなる。接続
線(ケーブル)には、外乱ノイズの影響を受けにくいよ
うに低インピーダンスのものが選択される。
【0022】上記構成によれば、コントローラ20の出
力側の電位がほぼ0になり、コントローラ20の出力側
から入力側へのクロストークが大幅に低減される。その
結果、クロストークに起因して発生していた測定値の誤
差を大幅に低減して、測定精度を向上させることができ
るのである。 (実施例2)本実施例は、図3および図4に示すよう
に、実施例1におけるV/I変換部30をセンサヘッド
10とコントローラ20とに跨がるように設けたもので
ある。具体的には、実施例1において変調器22の出力
に接続していた抵抗R1 を、2個の抵抗R11,R12の直
列抵抗とし、一方の抵抗R11をコントローラ20に設け
て第1のV/I変換部30a、他方の抵抗R12をセンサ
ヘッド10に設けて第2のV/I変換部30bとしたも
のである。また、抵抗R11,R12は、R11≫R12という
関係に設定される。
【0023】上記構成では、実施例1の抵抗R1 に対す
る抵抗R11,R12の関係を、R1 =R11+R12とすれ
ば、コントローラ20から出力される制御信号Vmの最
大電圧振幅は実施例1よりも大きくなるが、V/I変換
部30を設けていない従来構成に比較すれば、R12
(R11+R12)倍になり、クロストークの量も同様に低
減されることになる。たとえば、変調器22の出力電圧
振幅を5Vとし、抵抗R11,R12をそれぞれ9kΩ、1
kΩとすれば、レーザダイオード駆動回路12への入力
電流は500μAであって、制御信号Vmの最大電圧振
幅は0.5Vになる。すなわち、制御信号Vmの最大電
圧振幅を10分の1に低減でき、クロストークも従来構
成の10分の1になる。このように、制御信号Vmの最
大電圧振幅を実施例1よりも大きく取っているから、接
続線のインピーダンスを実施例1よりも大きくとること
が可能でき、また実施例1よりも外乱ノイズの影響を受
けにくくなる。しかも、従来構成に比較して抵抗R11
12を追加しているだけであるから、センサヘッド10
が大型化することがないのである。他の構成は実施例1
と同様である。
【0024】(実施例3)本実施例は、図5に示すよう
に、変調器22の出力を減衰器31に通して電圧振幅を
低減し、センサヘッド10に設けた増幅器32により電
圧増幅するように構成したものである。ここで、減衰器
31の減衰率と増幅器32の増幅率との積は1になるよ
うに設定される。たとえば、変調器22の出力の最大電
圧振幅を5Vとするとき、減衰器31の減衰率を0.1
に設定し、増幅器32の増幅率を10に設定しておくの
である。この設定では、実施例2と同様に、制御信号V
mの最大電圧振幅を0.5Vとして、従来構成に比較し
てクロストークを10分の1に低減できることになる。
【0025】ここにおいて、変調器22と減衰器31と
の順序は逆にしてもよく、図6に示すように、積分器2
3の出力を減衰器31で減衰させて変調器22への入力
としてもよい。減衰器31は、たとえば2個の抵抗
3 ,R4 を用いて入力を分圧した出力を得るように構
成すればよい。上記構成では、実施例1の構成に比較し
て制御信号Vmの最大電圧振幅が大きいから、接続線の
インピーダンスを実施例1よりも大きく取ることがで
き、また実施例1よりも外乱ノイズの影響を受けにくい
のである。この構成はセンサヘッド10の中に増幅器3
2を組み込むことができる場合に有効である。他の構成
は実施例1と同様である。
【0026】
【発明の効果】請求項1の発明は、投光手段の発光光量
が電流信号によって制御され、この電流信号を光量制御
手段が出力するので、センサヘッドとコントローラとの
間の接続線には電流信号が伝送されることになり、接続
線上でコントローラの出力側と入力側との静電結合によ
り生じるクロストークの量が減少し、クロストークに起
因して発生していた測定値の誤差が低減するという利点
がある。
【0027】請求項2の発明は、投光手段の発光光量を
電流信号によって制御する場合に、接続線に対して直列
接続された抵抗を通して電流信号を得るとともに、この
抵抗をコントローラとセンサヘッドとにそれぞれ設けた
第1の抵抗と第2の抵抗との直列抵抗とし、かつ第1の
抵抗を第2の抵抗よりも十分に大きな抵抗値に設定して
いるので、接続線の印加電圧が従来構成よりも低減し、
クロストークを大幅に低減できることになる。また、接
続線のインピーダンスが比較的高くても外乱ノイズの影
響を受けにくいという利点を有している。
【0028】請求項3の発明は、コントローラからの出
力を減衰器によって小さくして出力し、センサヘッド側
で増幅器によって増幅するので、従来構成に比較してコ
ントローラの出力側と入力側との電位差を小さくするこ
とができ、結果的にクロストークが低減されるという利
点がある。また、接続線のインピーダンスを比較的高く
とることができるのであって、外乱ノイズの影響を受け
にくいという利点を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1を示すブロック回路図である。
【図2】実施例1を示す要部の回路図である。
【図3】実施例2を示すブロック回路図である。
【図4】実施例2を示す要部の回路図である。
【図5】実施例3を示すブロック回路図である。
【図6】実施例3を示す要部の回路図である。
【図7】従来例を示すブロック回路図である。
【図8】従来例を示す要部の回路図である。
【図9】本発明に係る光学式変位測定装置の動作原理を
示す説明図である。
【符号の説明】
1 投光手段 2 受光手段 11 投光素子 13 受光光学系 14 位置検出素子 22 変調器 23 積分器 25 減算器 26 加算器 28 基準値発生部 29 誤差増幅器 30 V/I変換部 31 減衰器 32 増幅器 R1 抵抗 R11 抵抗 R12 抵抗

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 点状の光パターンである投光スポットを
    物体の表面に照射する投光手段と、投光手段から照射さ
    れた光の物体表面での反射光を受光光学系に通して収束
    させ投光スポットの像として形成された受光スポットの
    位置に対応して出力レベルの比率が決まる一対の位置信
    号を出力する受光手段と、各位置信号の出力レベルの差
    を演算する減算手段と、受光手段での受光光量と既定の
    基準値との差に基づいて受光光量が略一定に保たれるよ
    うに投光手段の発光光量をフィードバック制御する光量
    制御手段とを備え、投光手段および受光手段を設けたセ
    ンサヘッドと、減算手段、光量検出手段、光量制御手段
    を設けたコントローラとが別体として接続線を介して互
    いに接続され、光量制御手段は投光手段の発光光量を電
    流信号により制御することを特徴とする光学式変位測定
    装置。
  2. 【請求項2】 点状の光パターンである投光スポットを
    物体の表面に照射する投光手段と、投光手段から照射さ
    れた光の物体表面での反射光を受光光学系に通して収束
    させ投光スポットの像として形成された受光スポットの
    位置に対応して出力レベルの比率が決まる一対の位置信
    号を出力する受光手段と、各位置信号の出力レベルの差
    を演算する減算手段と、受光手段での受光光量と既定の
    基準値との差に基づいて受光光量が略一定に保たれるよ
    うに投光手段の発光光量をフィードバック制御する光量
    制御手段とを備え、投光手段および受光手段を設けたセ
    ンサヘッドと、減算手段、光量検出手段、光量制御手段
    を設けたコントローラとが別体として接続線を介して互
    いに接続され、投光手段の発光光量は接続線に対して直
    列に接続された抵抗を通して得られる電流信号により制
    御され、上記抵抗はコントローラに設けた第1の抵抗と
    センサヘッドに設けた第2の抵抗との直列抵抗であっ
    て、第1の抵抗は第2の抵抗よりも抵抗値が十分に大き
    く設定されていることを特徴とする光学式変位測定装
    置。
  3. 【請求項3】 点状の光パターンである投光スポットを
    物体の表面に照射する投光手段と、投光手段から照射さ
    れた光の物体表面での反射光を受光光学系に通して収束
    させ投光スポットの像として形成された受光スポットの
    位置に対応して出力レベルの比率が決まる一対の位置信
    号を出力する受光手段と、各位置信号の出力レベルの差
    を演算する減算手段と、受光手段での受光光量と既定の
    基準値との差に基づいて受光光量が略一定に保たれるよ
    うに投光手段の発光光量をフィードバック制御する光量
    制御手段とを備え、投光手段および受光手段を設けたセ
    ンサヘッドと、減算手段、光量検出手段、光量制御手段
    を設けたコントローラとが別体として接続線を介して互
    いに接続され、光量制御手段は出力電圧レベルを低減す
    る減衰器を備え、投光手段は入力電圧レベルを上昇させ
    る増幅器を入力部に備えることを特徴とする光学式変位
    測定装置。
JP20088092A 1992-07-28 1992-07-28 光学式変位測定装置 Expired - Fee Related JP3271797B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20088092A JP3271797B2 (ja) 1992-07-28 1992-07-28 光学式変位測定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20088092A JP3271797B2 (ja) 1992-07-28 1992-07-28 光学式変位測定装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0642956A true JPH0642956A (ja) 1994-02-18
JP3271797B2 JP3271797B2 (ja) 2002-04-08

Family

ID=16431780

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20088092A Expired - Fee Related JP3271797B2 (ja) 1992-07-28 1992-07-28 光学式変位測定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3271797B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002174509A (ja) * 2000-09-22 2002-06-21 Schneider Electric Ind Sa 調整された放出を有する光検出器

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002174509A (ja) * 2000-09-22 2002-06-21 Schneider Electric Ind Sa 調整された放出を有する光検出器

Also Published As

Publication number Publication date
JP3271797B2 (ja) 2002-04-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS5842411B2 (ja) 距離測定装置
KR100234914B1 (ko) 광학 변위 측정 장치 및 광학 변위 측정 시스템
JPH0642956A (ja) 光学式変位測定装置
JP3974670B2 (ja) 光学式変位測定装置
JP3195656B2 (ja) 光学式変位測定装置
JPH0642958A (ja) 光学式変位測定装置
JP3227212B2 (ja) 光学式変位測定装置
US5812263A (en) Accuracy of a fiber optic gyro
JPH0523176U (ja) レーザ測距装置
JPH06221848A (ja) レーザダイオードを光源に用いた光電式測距装置
JPH0562883U (ja) 距離測定装置
JPH10267648A (ja) 光学式変位計
JP3661278B2 (ja) 光学式変位測定装置
JPH0642957A (ja) 光学式変位測定装置
JPH0648190B2 (ja) 光学式変位測定装置
JP3627308B2 (ja) 光学式変位測定装置
JPH04307387A (ja) 測距装置
JPH02107901A (ja) 位置検出装置
JP3323963B2 (ja) 計測装置
JPH0412804B2 (ja)
JP3659260B2 (ja) 光学式変位測定装置
JP2886663B2 (ja) 光走査型変位センサ
JPH04103044A (ja) 光軸制御装置
JP2529049B2 (ja) 光学式変位計
JP2909566B2 (ja) レーザ変位計

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20020108

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees