JPH0642908Y2 - 貨物自動車の自動歩み装置 - Google Patents

貨物自動車の自動歩み装置

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JPH0642908Y2
JPH0642908Y2 JP15913388U JP15913388U JPH0642908Y2 JP H0642908 Y2 JPH0642908 Y2 JP H0642908Y2 JP 15913388 U JP15913388 U JP 15913388U JP 15913388 U JP15913388 U JP 15913388U JP H0642908 Y2 JPH0642908 Y2 JP H0642908Y2
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JP15913388U
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昭 西岡
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フジタ自動車工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はブルドーザ等の各種産業機械の運搬に有用な貨
物自動車の自動歩み装置に関する。
(従来の技術) たとえば第10〜12図に示す歩み装置のものが市場に提供
されている。
この装置は、荷台50後縁に奥行が歩み板51幅2本分で且
つ段差が歩み板51の厚さ相当分低い格納部52を形成して
いて、この格納部52における右側後部分および左側前部
分には長尺状ガイド孔部53,53を夫々左右方向に設け
て、左側前部分のガイド孔部53には左側の歩み板51を、
右側後部分のガイド孔部53には右側の歩み板51を、各歩
み板51の夫々の前側板部54底面に垂下したピン軸55がガ
イド孔部53内を回転且つ左右にスライド自在状にして前
後に並列状に配しており、前後位置の左右歩み板51は夫
々後側板部56先端側を持ち上げて荷台後方まで開くよう
に引出して降ろし且つ同降ろし状態で左右にスライド自
在にしている。
(考案が解決しようとする問題点) ところで前記した装置によると次の問題点がある。
有効積載長さについて 引出したり格納したりする左右の歩み板が前後に並列状
になっているため、荷台に実際に積み降ろしできる長さ
が、格納部幅すなわち前後位置の歩み板2枚分の幅相当
短くなり、それだけ積載長さを制限されるという問題が
ある。
引出し、格納時の作業性について 引出し時には、第一に後方位置の歩み板を、第二に前方
位置の歩み板を引出すために、先ず前方位置の歩み板51
の後側板部56後端側を持ち上げて同後側板部56下に後方
位置の歩み板51が潜り込めるようにし、この状態を維持
しながら、後方位置の右側歩み板51を引出さなければな
らない(第11図)。次いで、持ち上げた前方位置の左側
歩み板51をそのまま持ち上げながら旋回させて、先に引
出した右側の歩み板51上を跨ぐようにして引出さなけれ
ばならない(第12図)。
そして、格納時には、左右の歩み板51を夫々左側にスラ
イドさせて寄せた後に、引出し時と反対の手順で格納し
なければならない。
しかも、これらの作業を全て人力による手動に頼って行
なうものであるから作業性が劣る。
本考案はこのような事情に鑑みてなされたもので、前記
した有効積載長さ、引出し,格納時の作業性を有利
に改善し、そして歩み板の引出しおよび格納両位置への
移動を自動制御することのできる自動歩み装置を提供す
ることを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本考案の貨物自動車の自動歩み装置では、荷台後縁に格
納部を荷台面から歩み板の厚さ相当分低くて且つ歩み板
の幅分の奥行を有する段部状に形成し、この格納部左右
には前板部の上面側にヒンジから半折状に返した後板部
が同前板部下側に取付けた前板部起伏駆動用シリンダと
連繋して前板部の後側に反転して降ろし可能にしてある
左右の歩み板を、同前板部前端の軸受部に連結している
格納部底面左右端近くの支軸を支点にして、双方の前記
ヒンジが向い合った横一列状の格納位置から旋回して荷
台後側に繰出し可能に備え、格納部底面左右の左右ガイ
ド孔部を前記格納位置の歩み板前板部における前記軸受
部後ろ脇の側部位置から外側へ向けて同格納位置の歩み
板に連結状の前記支軸と同心円状の1/4円状に形成し、
格納部下に取付けた左右の歩み板旋回駆動用シリンダに
おけるシリンダロッド先端に起立状のピン軸を前記ガイ
ド孔部を経て格納位置の左右歩み板の前板部前端におけ
る前記軸受部から偏心した前記側部位置の孔部にそれぞ
れ枢着してなる構成にしたことを特徴とする。
(作用) 格納状態では、左右の歩み板が荷台後縁の格納部左右に
横一列に並び、そして、同状態で歩み板における後板部
が格納部上すなわち荷台面後端縁に続いて同後端縁より
も上に出ていて積載物の脱落止めとなる。
繰出し時には、ピン軸が歩み板旋回駆動用シリンダの駆
動力を受けてガイド孔部を同孔部に沿い90度公転移動し
て、このピン軸と一体連動状の歩み板は支軸を支点に格
納位置から水平に90度旋回して荷台後方に繰出し、且つ
この繰出し状態で後板部が前板部起伏駆動用シリンダの
駆動力を受けて反転して前板部と一本状になる。
又、歩み板の格納時には、後板部が前板部上面に歩み板
起伏駆動用シリンダで半折状に返された後に、ピン軸が
歩み板旋回駆動用シリンダによりガイド孔部を復動し、
このピン軸と連動状の歩み板は繰出し位置より格納部に
左右横一列状に自動格納される。
(実施例) 以下図面を参照して本考案の実施の一例を詳細に説明す
る。
図中、Aは貨物自動車、Bは貨物自動車Aの荷台1後縁
に装備された自動歩み装置である。
自動歩み装置Bは、荷台1後縁に格納部3を、荷台面2
から歩み板4の厚さ相当分低くて且つ歩み板4の幅分の
奥行を有する段部状に形成している。
そして格納部3の底面3a左右端近くには支軸5,5をそれ
ぞれ立設すると共に、左右の半折状歩み板4,4をその前
板部4aにおける下面前端部の軸受部6を支軸5に連結し
て横一列状に格納備え、歩み板4,4が夫々支軸5を支点
として水平方向に旋回可能にしている。
又、格納部3の底面3a左右にはガイド孔部7,7を、前記
格納位置の歩み板4の前板部4aにおける前記軸受部6後
ろ脇の側部位置から外側へ向けて同格納位置の歩み板4
に連結状の前記支軸5と同心円状の1/4円状に形成し、
このガイド孔部7,7を通して格納部2上の左右の歩み板
4と格納部2下の左右の歩み板旋回駆動用シリンダ8,8
とを夫々ピン軸9で一体連動状に連繋している。
歩み板旋回駆動用シリンダ8,8は夫々基端部をセンター
近くに軸支して取り付けている。シリンダロッド8a先端
に起立状のピン軸9はガイド孔部7を上方に貫通してい
て、そのピン軸上部9aは格納状態の歩み板4の前板部4a
における軸受部6から後方に偏心した側部位置の孔部10
に枢着しており、シリンダロッド8a,8aの伸縮制御によ
り夫々ピン軸9が1/4円状ガイド孔部7を支軸5周りに
公転移動して、各ピン軸9と一体連動状の左右の歩み板
4,4を格納状態から90度旋回して後方に繰出した状態、
そして元の格納状態に復帰可能にしてある。
左右の歩み板4は前板部4aの上面側に後板部4bをヒンジ
11から半折状に返して設けてあり、前板部4aに対して後
板部4bが反転して一本の歩み板状になるようにしてい
る。この後板部4bの反転は前板部4a下側に取付けてある
前板部起伏駆動用シリンダ12により行なわれる。シリン
ダロッド12aは前板部4a後端に軸支されている作動アー
ム13と接続し、この作動アーム13における後板部4b前端
側に伸びているアーム端部分は後板部4b前端部と連結杆
14で一体連動状に接続していて、シリンダロッド12aの
伸縮制御により後板部4bが反転するようにしている。
又、前板部4aおよび後板部4bには着地時の補助接地足15
を夫々設けている。
第9図は歩み装置Bの他の実施例を示しており、その構
成は前記実施例のものとそのガイド孔部7の構成を除い
て基本的に同じで、以下相違する構成について説明す
る。
ガイド孔部7は、格納状態の歩み板4における軸受部6
脇前方の側部位置直下から内側のセンター側に向けて、
支軸5と同心円状の1/4円状に形成してある。
そして、前板部4aにおけるピン軸9の孔部10は軸受部6
から前方に偏心した側部位置に設けられていて、同孔部
10にピン軸9が枢着している。
これにより、歩み板旋回駆動用シリンダ8,8および前板
部起伏駆動用シリンダ12,12を適時制御して、左右の歩
み板4,4を格納状態から後方に開くように繰出し、そし
て後板部4b,4bを反転させて降ろし、荷役作業に備えら
れる。
又、歩み板旋回駆動用シリンダ8,8および前板部起伏駆
動用シリンダ12,12の制御により、左右の歩み板4,4を格
納部2上の格納位置に戻せる。
(考案の効果) したがって本考案によれば次の利点がある。
有効積載長さについて 左右の歩み板が荷台後縁の格納部に沿い横一列に格納さ
れているので、違和感がない格納状態であると共に、歩
み板の存在により失われる荷台面長さを歩み板一枚分の
幅ですますことができて、有効積載長さを最大限に確保
でき、その分だけ長い積載物を積み込みできる有用性が
ある。
引出し,格納の作業性について 歩み板の引出し,格納を遠隔操作により、歩み板旋回駆
動用シリンダで自動制御でき、取扱い簡便で作業性良好
である。
そして、前記左右の歩み板旋回駆動用シリンダの同時制
御により、左右の歩み板はセンター出しされた状態で繰
出されるから、センター出しのための操作が必要ない。
格納状態で、半折状の歩み板における後板部が荷台面
後縁上にその板厚分だけ出ていて、左右の後板部による
横一列状の脱落止めとなり、積載物を安定した積み込み
状態にすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の自動歩み装置を備えた貨物自動車の一
例を示す側面図。第2図は要部の部分拡大平面図、第3
図は同部分拡大背面図。第4図は第3図のIV−IV線に沿
える断面図。第5図は歩み板を後方に繰出した状態の平
面図。第6図は同拡大側面図で一部切欠する。第7図は
後板部を降ろして示す側面図。第8図は同部分拡大側面
図で一部切欠する。第9図は他の実施例を示す要部の拡
大平面図。第10図乃至第12図は従来の歩み装置を示し、
第10図は左右の歩み板の格納状態を示す平面図、第11図
は左右の歩み板の引出し途中を示す平面図、第12図は左
右の歩み板を引出した状態の平面図である。 図中 1は荷台 2は荷台面 3は格納部 3aは格納部の底面 4は歩み板 4aは前板部 4bは後板部 5は支軸 6は軸受部 7はガイド孔部 8は歩み板旋回駆動用シリンダ 8aは歩み板旋回駆動用シリンダのシリンダロッド 9はピン軸 10は孔部 11はヒンジ 12は歩み板起伏駆動用シリンダ 12aは歩み板起伏駆動用シリンダのシリンダロッド

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】荷台後縁に格納部を荷台面から歩み板の厚
    さ相当分低くて且つ歩み板の幅分の奥行を有する段部状
    に形成し、この格納部左右には前板部の上面側にヒンジ
    から半折状に返した後板部が同前板部下側に取付けた前
    板部起伏駆動用シリンダと連繋して前板部の後側に反転
    して降ろし可能にしてある左右の歩み板を、同前板部前
    端の軸受部に連結している格納部底面左右端近くの支軸
    を支点にして、双方の前記ヒンジが向い合った横一列状
    の格納位置から旋回して荷台後側に繰出し可能に備え、
    格納部底面左右の左右ガイド孔部を前記格納位置の歩み
    板前板部における前記軸受部後ろ脇の側部位置から外側
    へ向けて同格納位置の歩み板に連結状の前記支軸と同心
    円状の1/4円状に形成し、格納部下に取付けた左右の歩
    み板旋回駆動用シリンダにおけるシリンダロッド先端に
    起立状のピン軸を前記ガイド孔部を経て格納位置の左右
    歩み板の前板部前端における前記軸受部から偏心した前
    記側部位置の孔部にそれぞれ枢着してなる貨物自動車の
    自動歩み装置。
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