JP2013154818A - 可搬式コンテナ台座 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明の可搬式コンテナ台座9は、本体90と、該本体90の上部に設けたコンテナ載置部97と、前記本体90の一端部(前部)に荷役車両Vと係合するための被係合部96を備え、載置部97の載置面97eにコンテナ4を降ろすことでコンテナ4の傾斜角を小さくしつつ、被係合部96により荷役車両Vに積み込むことで運搬することができる。
【選択図】 図1
Description
図1は可搬式コンテナ台座9の左側面図であり、図2は平面図、図3は正面図である。図4は、台座9を正面斜め上方から見た斜視図である。
前記ピン96aは上部横桁92cと平行に配置されてあるため、ブラケット96bは、前後方向に揺動することができる。
上部縦桁91bの上面の前端部は斜めに切り欠かれており、台形状の鋼板よりなる導入部97bを載置本体部97aの前側に台座9の前端に向かって下り傾斜となるように溶接固定している。
ストッパ97cは、載置本体部97aの後端に載置面97eよりも上方に突出するように溶接にて固定してある。そして、ガイド97dは、左右一対ある載置本体部97a及び導入部97bの台座9の内側の縁に、載置面97eよりも上方に突出するように溶接固定している。
本実施例ではスライド式の荷役装置Hを備えた荷役車両Vについて説明するが、その他の形式の荷役装置Hを持つ荷役車両Vであっても台座9を運搬することができる。
そして、荷役車両Vの後部には、左右方向の軸芯回りに回転自在な左右一対の案内ローラRが設けられている。
荷役アーム2は、ダンプアーム21、リフトアーム22、フックアーム24、フック25、ダンプアーム21とリフトアーム22とをロック可能なロック装置(図示せず)を備えている。
フックアーム24の先端にはフック25が一体に設けられる。このフック25は、リフトバー96cに係脱自在である。
リフトシリンダ31は、サブフレームSの前部とリフトアーム22の中間部とにそれぞれ連結した復動油圧シリンダである。リフトシリンダ31は、伸縮作動することにより、リフトアーム22を起伏回動させることができる。リフトシリンダ31を伸縮させることで、台座9やコンテナ4をシャシフレームF上と地上との間で積み降ろしすることができる。
一方、スライドシリンダは、一端はリフトアーム22に、他端はフックアーム24にそれぞれ連結されるとともにリフトアーム22とフックアーム24との内部に収容されている。このスライドシリンダの伸縮作動により、フックアーム24を、リフトアーム22に対して前後方向に摺動させることができる。これにより、台座9やコンテナ4がサブフレームS上を前後方向に移動することができる。
このコンテナ4は、前面41aと、一対の側面41bと、底面41cとにより無蓋の箱状に形成されている。また、コンテナ4の後部には、後方に向けて開口する開口部41dが形成されている。コンテナ4の前面41a両側は、補強桁42により補強され、コンテナ4の底面41cは、前後方向に延びる主桁43により補強される。コンテナ4の開口部41dは、リヤゲート44により閉じられ、またコンテナ4の前面41a上部には、前記フックアーム24のフック25と係脱自在なコンテナリフトバー45が設けられる。コンテナ4の底面41cには、その前端部に左右一対の脚部46が固定され、後端部に左右一対の走行ローラ47が回転可能に取付けられている。
まず、台座9のランディングギア95の接地面95bを収納位置まで上昇させるとともに被係合部96を積降位置まで起立させる。一方、荷役車両Vは、リフトアーム22をフックアーム24とともにリフトシリンダ31が最伸長するまで回動させる。このとき、フックアーム24は、スライドシリンダの収縮により、フックアーム24を車両後方へ移動させた状態にある。その後、地上に降ろされている台座9の前方において、荷役車両Vの車幅方向の中心線と、台座9の幅方向の中心線とが略一直線上に位置するように荷役車両Vを一旦、縦列停車させる。この状態から、収納位置にあるジャッキ5を下方回動させ、接地ローラ53が地面に近づく下突出位置とする。
引き続きリフトシリンダ31を収縮作動させると、台座9の車輪94bが地上から離れる。リフトシリンダ31が最収縮すると、台座9の下部縦桁91aの前部がサブフレームS上に載置される(図7(a)参照。)。この状態からフックシリンダ33を収縮作動させることにより、フックアーム24を前方回動させ、台座9がサブフレームS上に搭載された状態とする。最後に下突出位置にあるジャッキ5を上方回動させ、接地ローラ53が地面から退避した収納位置とし、台座9の積み込み作業が終了する(図5参照)。
そして、台座9の運搬に際し、コンテナ4を運搬するための荷役車両Vをそのまま活用できるため、台座9を運搬するためにフォークリフトやクレーンのような他の機械を用意する必要がなく、作業を簡素化することができる。
まず、図5に示すように、サブフレームS上にコンテナ4が搭載されている状態から、収納位置にあるジャッキ5を下方に突出させる。この状態から、荷役アーム2を後方回動させる。具体的には、スライドシリンダの収縮作動により、フックアーム24を後方に移動させ、台座9を左右の案内ローラRにより案内しながら後方に移動させる(図7(a)参照)。その際、図示しないロック装置がロック解除されることにより、リフトアーム22はダンプアーム21に対して自由に回動できるようになる。
分離後は、被係合部96をピン96a周りに格納位置まで回動させ、ランディングギア95の接地面95bを地面に接地するまで下降させることで、台座9の降ろし作業が終了する。
さらに、被係合部96は、左右一対の上部縦桁91b及び載置部97の間に設けられてある。これにより、格納位置において被係合部96の側面は上部縦桁91bや載置部97に覆われることとなり、被係合部96が破損してしまうことをさらに抑制することができる。
例えば、被係合部96のブラケット96bはピン96aにより前側の上部横桁92cに回動可能に設けたが、必ずしも可動する必要はなく、上部横桁92cに溶接固定してもよい。また、ピン96aの代わりにボルトナット等を用いて被係合部96を上部横桁92cより着脱可能に設けるようにしてもよく、この場合、コンテナ4を載置部97に搭載する時には被係合部96を取り外しておくことでコンテナ4との接触を回避することができる。
また、被係合部96のブラケット96bはピン96a周りに回動移動するが、ピン96aに代えて上下又は前後方向にスライド可能に設けることで格納位置まで移動するようにしてもよい。具体的な例のひとつを示すと、台座9の上下方向に長手方向を向けた角パイプを前側の上部横桁92cの前側面に溶接固定し、該角パイプの中空部に一回り小さな角パイプを挿入し、小さな角パイプにブラケット96bを溶接固定することで、上下方向にスライド可能に設けることができる。そして、格納位置と積降位置とにそれぞれ保持するためのロック部材を設けておけばよい。
90 本体
96 被係合部
96a ピン(可動部)
96b ブラケット
96c リフトバー
97 載置部
97e 載置面
V 荷役車両
F シャシフレーム
S サブフレーム
H 荷役装置
Claims (3)
- 本体と、
該本体の上部に設けたコンテナ載置部と、
前記本体の一端部に荷役車両と係合するための被係合部を備えたことを特徴とする可搬式コンテナ台座。 - 前記被係合部は、積降位置から前記載置部よりも下方に位置する格納位置まで移動させることができる可動部を更に備えたことを特徴とする請求項1記載の可搬式コンテナ台座。
- 前記可動部は、載置部よりも下方に配置したこと特徴とする請求項2記載の可搬式コンテナ台座。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012018179A JP2013154818A (ja) | 2012-01-31 | 2012-01-31 | 可搬式コンテナ台座 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012018179A JP2013154818A (ja) | 2012-01-31 | 2012-01-31 | 可搬式コンテナ台座 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2013154818A true JP2013154818A (ja) | 2013-08-15 |
Family
ID=49050449
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2012018179A Pending JP2013154818A (ja) | 2012-01-31 | 2012-01-31 | 可搬式コンテナ台座 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2013154818A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021135050A (ja) * | 2020-02-21 | 2021-09-13 | 極東開発工業株式会社 | コンテナ用重量測定装置 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH0840505A (ja) * | 1994-08-01 | 1996-02-13 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 塵芥中継基地における塵芥処理装置及びその移動方法 |
JPH11209910A (ja) * | 1998-01-20 | 1999-08-03 | Yoshihiro Kizu | 工事用敷鉄板及びその製造方法並びに吊り上げ用フック |
JP2001261281A (ja) * | 2000-03-23 | 2001-09-26 | Sugimoto Kogyo:Kk | 仕込みフック |
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2012
- 2012-01-31 JP JP2012018179A patent/JP2013154818A/ja active Pending
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JP2021135050A (ja) * | 2020-02-21 | 2021-09-13 | 極東開発工業株式会社 | コンテナ用重量測定装置 |
JP7412216B2 (ja) | 2020-02-21 | 2024-01-12 | 極東開発工業株式会社 | コンテナ用重量測定装置 |
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