JPH0840505A - 塵芥中継基地における塵芥処理装置及びその移動方法 - Google Patents

塵芥中継基地における塵芥処理装置及びその移動方法

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JPH0840505A
JPH0840505A JP17999494A JP17999494A JPH0840505A JP H0840505 A JPH0840505 A JP H0840505A JP 17999494 A JP17999494 A JP 17999494A JP 17999494 A JP17999494 A JP 17999494A JP H0840505 A JPH0840505 A JP H0840505A
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JP
Japan
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container
dust
compressing
supplying device
compactor
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Application number
JP17999494A
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English (en)
Inventor
Hiromoto Matsuhashi
博基 松橋
Takashi Nakamura
隆 中村
Tomoyuki Nishioka
知行 西岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Shinmaywa Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Shin Meiva Industry Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】コンパクタ及びコンテナ台を簡易な手段で移動
可能にし、その移動後の空きスペースが、把持部材の点
検整備時に足場を組むスペースや、塵芥圧縮供給装置の
故障時に天蓋式コンテナの設置スペースなどに供される
ようにすることにある。 【構成】基台62上に搭載したコンパクタ3 と、コンテナ
4 をコンパクタ3 に結合可能な高さ位置に位置付けるコ
ンテナ台51とを、それぞれ基礎面に対して固定手段によ
り取付ける一方該固定手段による固定を解除して移動手
段により移動させる。コンテナ台51に、該コンテナ台51
をコンテナ荷役車両6 の車台6aに対して荷役装置5 によ
り積込み可能とする係合ピン54を設ける。一方、コンパ
クタ3 に、コンテナ台51を車台6aに積込んだ状態で、該
コンパクタ3 をコンテナ荷役車両6により牽引可能とす
る車輪64を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、塵芥中継基地におけ
る塵芥処理装置及びその移動方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、塵芥中継基地では、内部に供給
された塵芥を押込板により圧縮して押出口から押出すコ
ンパクタなどの塵芥圧縮供給装置が移動不能に据付けら
れ、その塵芥圧縮供給装置の押出口に、コンテナに開口
する出入口を連通させて塵芥圧縮供給装置にコンテナを
一体に結合し、この状態で、上記塵芥圧縮供給装置内の
押込板を往復摺動させて該塵芥圧縮供給装置内の塵芥を
コンテナ内に押込み、そのコンテナを、荷役装置を有す
るコンテナ荷役車両の車台上に該荷役装置により積込ん
で搬出するようにしている。また、上記塵芥圧縮供給装
置の内部に塵芥を供給する場合には、例えば塵芥ピット
と塵芥圧縮供給装置との間に架設された橋形クレーンの
レールにより案内されるトロリと、該トロリに吊り下げ
られかつその塵芥ピットに貯留された塵芥を把持する把
持部材とを用いるのが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記塵芥圧
縮供給装置を、設置面に対して着脱可能な固定具などを
用いて固定することによって、必要に応じて移動させた
いという要求がある。
【0004】例えば、上記把持部材(供給手段)の定期
的な点検整備を行う場合、塵芥ピットと塵芥圧縮供給装
置との間で足場を組むスペースが必要となるが、塵芥ピ
ット上に足場を組むことができないため、塵芥圧縮供給
装置を回避しながら僅かなスペースに足場を組まねばな
らず、足場を組むに必要なスペースが塵芥圧縮供給装置
の設置スペースに要求されていた。
【0005】また、上記塵芥圧縮供給装置が故障した場
合、その設置場所において塵芥圧縮供給装置の修理を行
わなければならないため、塵芥中継基地からの塵芥の搬
出が滞留する。そこで、天蓋式のコンテナに塵芥ピット
内の塵芥を把持部材により直接積込んで塵芥の搬出を滞
留させることなく円滑に行うことが考えられるが、塵芥
圧縮供給装置があるために、天蓋式のコンテナを設置す
ることができず、その天蓋式のコンテナを設置するに必
要なスペースが塵芥圧縮供給装置の設置スペースに要求
されていた。
【0006】本発明はかかる点に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、上記塵芥圧縮供給装置を
簡易な手段により移動可能とし、その塵芥圧縮供給装置
の移動後の空きスペース(設置スペース)が、把持部材
の点検整備時に足場を組むスペースや、塵芥圧縮供給装
置の故障時に天蓋式コンテナの設置スペースなどに供さ
れるようにすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明が講じた解決手段は、塵芥中継
基地の塵芥処理装置として、内部に供給された塵芥を押
込板により圧縮して押出口から押出す塵芥圧縮供給装置
が設けられ、その塵芥圧縮供給装置の押出口に、コンテ
ナに開口する出入口を連通させて塵芥圧縮供給装置にコ
ンテナを一体に結合し、この状態で、上記塵芥圧縮供給
装置内の押込板を往復摺動させて該塵芥圧縮供給装置内
の塵芥をコンテナ内に押込み、該コンテナを、荷役装置
を有するコンテナ荷役車両の車台上に該荷役装置により
積込んで搬出するようにした塵芥中継基地を前提とす
る。そして、上記コンテナを、その出入口を上記塵芥圧
縮供給装置の押出口に対して結合可能な高さ位置に位置
付けるためのコンテナ台上に載置する。さらに、上記コ
ンテナ台及び塵芥圧縮供給装置に、該コンテナ台及び塵
芥圧縮供給装置をそれぞれ設置面に対して固定可能に取
付ける固定手段を設けると共に、該固定手段による固定
を解除した状態で、コンテナ台及び塵芥圧縮供給装置を
それぞれ設置面に対して移動可能とする移動手段を設け
る構成としたものである。
【0008】請求項2記載の発明が講じた解決手段は、
請求項1記載の発明の移動手段を特定し、コンテナ台に
設けられ、固定手段によるコンテナ台の固定を解除した
状態で、該コンテナ台をコンテナ荷役車両の車台に対し
て荷役装置により積込み可能とする係合ピンを備える一
方、塵芥圧縮供給装置に設けられ、固定手段による塵芥
圧縮供給装置の設置面に対する固定を解除した状態で、
コンテナ荷役車両により塵芥圧縮供給装置を牽引可能と
する車輪を備える構成としたものである。
【0009】さらに、請求項3記載の発明が講じた解決
手段は、塵芥中継基地における塵芥処理装置の移動方法
として、内部に供給された塵芥を押込板により圧縮して
押出口から押出す塵芥圧縮供給装置が設けられ、その塵
芥圧縮供給装置の押出口に、コンテナに開口する出入口
を連通させて塵芥圧縮供給装置にコンテナを一体に結合
し、この状態で、上記塵芥圧縮供給装置内の押込板を往
復摺動させて該塵芥圧縮供給装置内の塵芥をコンテナ内
に押込み、該コンテナを、荷役装置を有するコンテナ荷
役車両の車台上に該荷役装置により積込んで搬出するよ
うにした塵芥中継基地を同様に前提とする。そして、上
記コンテナの出入口を塵芥圧縮供給装置の押出口に対し
て結合可能な高さ位置に位置付ける,設置面に対して固
定手段により取付けられたコンテナ台を、固定手段によ
る固定を解除した後に設置面に対して移動可能にしてか
ら、上記コンテナ荷役車両の車台上に荷役装置に係合ピ
ンを係合させて積込む第1工程と、設置面に対して固定
手段により取付けられた塵芥圧縮供給装置を、固定手段
による固定を解除した後に設置面に対して車輪を介して
移動可能にしてから、上記第1工程でコンテナ台を積込
んだ状態のコンテナ荷役車両により牽引する第2工程と
からなるようにしたものである。
【0010】
【作用】上記の構成により、請求項1記載の発明では、
把持部材の定期的な点検整備を行うとき、又は塵芥圧縮
供給装置が故障したときなどには、塵芥圧縮供給装置
と、該塵芥圧縮供給装置にコンテナを結合する上で必要
なコンテナ台とは、それぞれ設置面に対して取付けられ
た固定手段を解除した状態で移動手段により移動され、
その移動後の空きスペースに、把持部材の点検整備を行
う上で必要な足場を組んだり、塵芥ピット内の塵芥を把
持部材により直接積込んで塵芥の搬出を滞留させること
なく円滑に行えるように天蓋式のコンテナを設置したり
することができる。
【0011】請求項2記載の発明では、塵芥圧縮供給装
置とコンテナ台とを移動させる場合には、コンテナ台
は、固定手段によるコンテナ台の固定を解除した状態
で、コンテナ荷役車両の荷役装置に係合ピンを係合させ
ることにより車台に対して積込まれる一方、塵芥圧縮供
給装置は、固定手段による塵芥圧縮供給装置の設置面に
対する固定を解除した状態で車輪によって走行可能とな
り、該塵芥圧縮供給装置がコンテナ荷役車両で牽引され
る。
【0012】さらに、請求項3記載の発明では、第1工
程でコンテナ台を車台上に荷役装置により積込んだ状態
のコンテナ荷役車両によって、第2工程で塵芥圧縮供給
装置が牽引されるので、1台のコンテナ荷役車両により
コンテナ台及び塵芥圧縮供給装置が設置面に対して移動
されることになり、コンテナ台及び塵芥圧縮供給装置が
迅速にかつ簡単に移動される。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
【0014】図4において、1は塵芥収集車(図示せ
ず)などにより集められた塵芥を一旦貯留する略長方形
状の塵芥ピット2を有する塵芥中継基地であって、この
塵芥中継基地1には、塵芥圧縮供給装置としてのコンパ
クタ3が塵芥ピット2の一側辺(図4では下側)に近接
する基礎面上に配設されている。また、4は走行輪4a
を有して走行可能なコンテナであり、上記コンパクタ3
とコンテナ4とは図示しない従来公知の固縛装置により
固縛され、コンパクタ3前面の押出口12にコンテナ4
後面の出入口4bが連通され、コンパクタ3内に投入さ
れた塵芥などの廃棄物をコンテナ4内に押込むようにし
ている。そして、このように破棄物で満たされたコンテ
ナ4は、荷役装置5を有するコンテナ荷役車両6の車台
6a上に該荷役装置5により積込まれて塵芥中継基地1
から最終処理場(図示せず)に搬出されるようにしてい
る。
【0015】上記荷役装置5は、車台6a上のサブフレ
ーム6bに対して前後摺動可能にかつ水平軸回りに起伏
可能に支持された略L字状の起伏フレーム5aを備えて
いる。該起伏フレーム5aの先端には、コンテナ4の前
面上端に設けられた係合ピン4cに対して係脱自在な運
搬用フック5bが設けられており、この運搬用フック5
bを係合ピン4cに係合させた状態のコンテナ搭載状態
からコンテナ4を降す場合には、起伏フレーム5aを後
方へ摺動させてから起立方向へ回動させることによりコ
ンテナ4が降される一方、コンテナ4を車台6a(サブ
フレーム6b)上に搭載するには、上記操作と逆の操作
を行うことによりなされる。
【0016】また、図5に示すように、上記コンパクタ
3は、横長角箱状のコンパクタ本体11の前面に押出口
12が、その上壁上部に投入口13がそれぞれ開口さ
れ、投入口13上にはホッパ14がコンパクタ本体11
と一体的に形成されている。コンパクタ本体11内に
は、押込板としての押込ラム15が前後に往復摺動可能
に収納されており、この押込ラム15は、その前面に押
込面16が形成され、またその上面に上記投入口13を
開閉し得る遮蔽板17が形成されている。上記押込ラム
15の背面と、コンパクタ本体11の後壁間には、押込
シリンダ18が連結され、この押込シリンダ18の伸縮
動作によって押込ラム15を押出口12に対して前後に
摺動させるようにしている。
【0017】上記押込ラム15の押込面16中央部に
は、コンテナ4側へ突出する凸部16aが形成され、こ
の凸部16aは、コンテナ4の蓋板19の後面中央部に
設けられた凹部19aに嵌合されるようになっている。
そして、上記押込面16には、コンテナ4の蓋板19を
脱着自在に固縛する固縛機構20が設けられている。該
固縛機構20は、押出ラム15の押込面16の背面左右
側部に一体的に設けられた上下一対のブラケット21,
21と、該各ブラケット21に上下揺動可能に枢支され
た係合爪としての固縛爪22,22と、コンテナ4の蓋
板19の左右側部に開設され、上記各固縛爪22が自重
により係脱可能に係合される上下一対の略長方形状の係
合孔(図示せず)とからなる。つまり、蓋板19は、各
固縛爪22と各係合孔との係合により、押出ラム15と
共にコンパクタ3内に引き込まれ、塵芥の圧縮移送が実
質的に蓋板19で行なわれる。また、上記各固縛爪22
は、押込ラム15に形成したストッパ24,24への当
接により自由状態での位置規制がなされるようになって
いる。
【0018】一方、上記コンテナ4の開口端面には、ゲ
ート31が開閉自在に軸支されており、このゲート31
には、縁枠32により画成された上記出入口4bが開口
されている。この出入口4bは蓋板19により閉塞され
るようになっており、上記ゲート31に穿設された,縁
枠32上下位置を左右方向へ貫通する貫通孔33,33
と、蓋板19の左右側部に穿設された差込孔(図示せ
ず)とには、上記コンテナ4の出入口4bに対して蓋板
19を脱着させる左右一対の閂止部材35の上下閂止棒
36,36が差込まれて、コンテナ4の出入口4bに蓋
板19が閂止されるようになっている。そして、上記上
下閂止棒36,36は、その先端が蓋板19の差込孔よ
り抜出したとき、蓋板19の閂止が解除されて各固縛爪
22と各係合孔との係合を可能とする離脱状態に保持さ
れる。一方、上下閂止棒36,36の先端が蓋板19の
差込孔より差込んだとき、各固縛爪22の先端に係合し
てこれを押上げ、各固縛爪22を各係合孔から離脱させ
て固縛機構20の固縛状態を自動的に解除する差込状態
に保持されるようになっている。
【0019】また、上記塵芥ピット2の他側辺(図示せ
ず)とコンパクタ3の一側方(図4では下側)との間に
は、橋形クレーン41の支柱42が立設されている。該
支柱42の上端同士は、トロリ43が往復摺動可能とさ
れるレール44で連結されてなる。上記トロリ43に
は、塵芥ピット内2の塵芥を把持してコンパクタ3のホ
ッパ14内に落下(供給)させる把持部材45が吊り下
げられている。該把持部材45は、トロリ43に対して
チェーン46を介して吊り下げられており、該チェーン
46は、図示しない巻回装置により、塵芥ピット2上で
巻き戻されて該塵芥ピット2内の塵芥を把持部材45で
把持すると巻上げられ、この巻上げ状態で把持部材45
がコンパクタ3のホッパ14上と塵芥ピット2上との間
を往復するようにしている。
【0020】そして、本発明の特徴部分として、図1及
び図2に示すように、上記コンテナ4は、その出入口4
bをコンパクタ3の押出口12に対して結合可能な高さ
位置に位置付けるためのコンテナ台51上に載置されて
いる。該コンテナ台51は、断面略矩形枠状に形成さ
れ、コンパクタ3の押出口12に対向する基礎面上に設
置されるようになっている。上記コンテナ台51には、
該コンテナ台51を上記コンテナ荷役車両6の車台6a
に対して荷役装置5により積込み可能とする積込手段5
2(図3参照)が設けられている。該積込手段52は、
図3にも示すように、起伏フレーム5aの運搬用フック
5bが係脱自在に係合する係合ピン54を備えており、
該係合ピン54は、コンテナ台51の上端部前端位置よ
り上方へ出没自在に突出するようになされている。ま
た、上記コンテナ台51の下面後端には、左右一対の車
輪53(図では左側のみ示す)が設けられている一方、
下面前端には、左右一対の脚55(図では左側のみ示
す)が設けられている。この脚55は、固定手段として
構成されていて、該脚55の下面が接地した際にコンテ
ナ台51が基礎面(設置面)に対して固定状態に取付け
られるようになっている。この場合、係合ピン54は、
基礎面に対してコンテナ台51を移動可能とする移動手
段として構成されており、この係合ピン54によりコン
テナ台51の前端側が持上げられたときに脚55が基礎
面から離れることで固定手段によるコンテナ台51の固
定(取付)が解除されるようになっている。
【0021】さらに、上記コンパクタ3には、上記コン
テナ台51を車台6aに積込んだ状態で、該コンパクタ
3がコンテナ荷役車両6により牽引可能とされる牽引手
段61が設けられている。該牽引手段61は、コンパク
タ本体11を支持支柱60,…を介して搭載する基台6
2と、該基台62の前端部において鉛直軸回りに回転可
能に支持され、上記コンテナ荷役車両6の前輪6cの操
舵に追随して回動するドーリ63と、該ドーリ63及び
基台62の後端部にそれぞれ設けられた車輪64,…
と、平面視で略三角形状の左右2点が上記ドーリ63の
前端部左右位置に上下方向へ揺動自在に枢支され、先端
がコンテナ荷役車両6の車台6a後面中央位置に設けら
れたピントルフック65に係脱自在に係合される連結具
66とを備えてなる。上記基台62の下面後端位置に
は、基礎面に脱着自在に固定された固定部材67に対し
て脱着可能に取付けられる固定手段としての取付具68
が設けられており、この固定部材67に対する取付具6
8の取付によって、コンパクタ3を基礎面(設置面)に
対して固定するようにしている。また、上記ドーリ63
の前端には前方へ突出する左右一対のフランジ69(図
では左側のみ示す)が設けられ、このフランジ69をコ
ンテナ台51の後端部のフランジ51bに係合具(図示
せず)を介して係合することによってコンパクタ3(牽
引手段61)とコンテナ台51とが連結されるようにし
ている。このコンパクタ3とコンテナ台51との連結に
より互いに連続する,コンテナ台51のコンテナ載置面
51aと基台62の上面とは、コンテナ4が移動可能と
なるように略面一状に形成される。この場合、車輪64
は、基礎面に対してコンパクタ3を移動可能とする移動
手段として構成されており、固定部材67に対して取付
具68を取外すことによってコンパクタ3の走行(移
動)を可能としている。
【0022】ここで、コンパクタ3及びコンテナ台51
の移動方法の一例について述べる。このコンパクタ3及
びコンテナ台51を移動するに当たって、フランジ69
による,コンテナ台51の後端部に対する係合を解除
し、コンパクタ3とコンテナ台51との連結を解除して
おく。
【0023】先ず、第1工程として、コンテナ4が載置
されていない状態で基礎面上に設置されたコンテナ台5
1の上端部前端位置より係合ピン54を上方へ突出させ
る。一方、コンテナ4が搭載されていない状態の空荷の
コンテナ荷役車両6を後向きでコンテナ台51の前側に
対峙させ、荷役装置5の起伏フレーム5aを後方へ摺動
させてから起立方向へ回動させて、該起伏フレーム5a
先端の運搬用フック5bを上記係合ピン54に係合させ
る。この状態で、起伏フレーム5aを倒伏方向へ回動さ
せてから前方へ摺動させることにより、コンテナ台51
を車台6a上に積込む。この場合、コンテナ荷役車両6
のコンテナ台51に対する対峙位置(図2に二点鎖線で
示すコンテナ荷役車両6の後輪位置)は、コンテナ台5
1の係合ピン54の突出位置がコンテナ4の係合ピン4
cよりも低位置に位置するためにコンテナ4を積込む際
の該コンテナ4に対する対峙位置(図2に実線で示すコ
ンテナ荷役車両6の位置)よりも若干離れて対峙するこ
とになる。
【0024】次いで、第2工程として、基礎面上の固定
部材67に対して取付具68を取外し、コンパクタ3を
基礎面に対して移動可能にする。そして、上記第1工程
でコンテナ台51を積込んだ状態のコンテナ荷役車両6
を後向きでコンパクタの前側に対峙させて、コンパクタ
3側の連結具66をコンテナ荷役車両6の車台6a後面
のピントルフック65に係合し、コンパクタ3をコンテ
ナ荷役車両6により牽引する。
【0025】したがって、上記実施例では、把持部材4
5及びチェーン46などの定期的な点検整備を行うと
き、又はコンパクタ3が故障したときなどには、コンテ
ナ台51は、コンテナ荷役車両6の荷役装置5に係合ピ
ン54を係合させて前端を持ち上げることにより脚55
による基礎面に対する固定が解除されて車台6aに対し
て積込まれて移動する一方、コンパクタ3は、固定部材
67に対する取付具68の取付を解除した状態で車輪6
4により走行可能となり、連結具66とピントルフック
65との係合により該コンパクタ3がコンテナ荷役車両
6で牽引されて移動する。これにより、コンパクタ3及
びコンテナ台51の移動後の空きスペースに、把持部材
45及びチェーン46の点検整備を行う上で必要な足場
を組んだり、塵芥ピット2内の塵芥を把持部材45によ
り直接積込んで塵芥の搬出を滞留させることなく円滑に
行えるように天蓋式のコンテナを設置したりすることが
可能となり、空きスペースの有効利用を図ることができ
る。
【0026】しかも、コンテナ台51を車台6a上に荷
役装置5により積込んだ状態のコンテナ荷役車両6によ
って、コンパクタ3が牽引手段61を介して牽引するこ
とも可能となるので、1台のコンテナ荷役車両6により
コンテナ台51及びコンパクタ3が基礎面上から移動
し、コンテナ台51及びコンパクタ3を迅速かつ簡単に
移動させることができる。
【0027】尚、本発明は上記実施例に限定されるもの
ではなく、その他種々の変形例を包含するものである。
例えば、上記実施例では、コンテナ台51を車台6a上
に積込んだ状態のコンテナ荷役車両6によってコンパク
タ3を牽引したが、コンテナ台及びコンパクタがそれぞ
れ個別のコンテナ荷役車両により移動されるようにして
も良いのは勿論である。
【0028】また、上記実施例では、コンテナ台51の
基礎面に対する固定を脚55のみに依存したが、コンパ
クタの如く基礎面に対して脱着される固縛部材に対して
脱着自在な固定手段であっても良い。
【0029】
【発明の効果】以上の如く、請求項1記載の発明におけ
る塵芥中継基地の塵芥処理装置によれば、塵芥圧縮供給
装置とコンテナ台とを、それぞれ設置面に対して固定手
段を解除した状態で移動手段により移動させたので、そ
の移動後の空きスペースに、把持部材の点検整備時の足
場を組んだり、天蓋式のコンテナを設置したりすること
ができ、空きスペースの有効利用を図ることができる。
【0030】請求項2記載の発明の塵芥中継基地におけ
る塵芥処理装置によれば、コンテナ荷役車両の荷役装置
に係合ピンを係合させてコンテナ台を車台に積込む一
方、車輪により走行可能な塵芥圧縮供給装置をコンテナ
荷役車両で牽引したので、固定手段による取付けを解除
した状態の塵芥圧縮供給装置及びコンテナ台の移動を簡
単に行うことができる。
【0031】さらに、請求項3記載の発明の塵芥中継基
地における塵芥処理装置の移動方法によれば、コンテナ
台を車台上に積込んだ状態のコンテナ荷役車両により塵
芥圧縮供給装置を牽引するので、1台のコンテナ荷役車
両によりコンテナ台及び塵芥圧縮供給装置を迅速かつ簡
単に移動させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るコンパクタ及びコンテナ
台の移動状態を示す側面図である。
【図2】コンテナをコンテナ荷役車両に積込む直前状態
を示す側面図である。
【図3】コンテナ台の側面図である。
【図4】図2に係る塵芥中継基地の一部を示す平面図で
ある。
【図5】コンパクタ及びコンテナの分離状態を示す要部
縦断側面図である。
【符号の説明】
1 塵芥中継基地 3 コンパクタ(塵芥圧縮供給装置) 4 コンテナ 4b 出入口 5 荷役装置 6 コンテナ荷役車両 6a 車台 12 押出口 15 押込ラム(押込板) 51 コンテナ台 54 係合ピン 64 車輪 68 取付具(固定手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西岡 知行 兵庫県宝塚市新明和町1番1号 新明和工 業株式会社環境システム事業部内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に供給された塵芥を押込板により圧
    縮して押出口から押出す塵芥圧縮供給装置が設けられ、
    その塵芥圧縮供給装置の押出口に、コンテナに開口する
    出入口を連通させて塵芥圧縮供給装置にコンテナを一体
    に結合し、この状態で、上記塵芥圧縮供給装置内の押込
    板を往復摺動させて該塵芥圧縮供給装置内の塵芥をコン
    テナ内に押込み、該コンテナを、荷役装置を有するコン
    テナ荷役車両の車台上に該荷役装置により積込んで搬出
    するようにした塵芥中継基地において、 上記コンテナは、その出入口を上記塵芥圧縮供給装置の
    押出口に対して結合可能な高さ位置に位置付けるための
    コンテナ台上に載置されているとともに、 上記コンテナ台及び塵芥圧縮供給装置には、該コンテナ
    台及び塵芥圧縮供給装置をそれぞれ設置面に対して固定
    可能に取付ける固定手段が設けられていると共に、該固
    定手段による固定を解除した状態で、コンテナ台及び塵
    芥圧縮供給装置をそれぞれ設置面に対して移動可能とす
    る移動手段が設けられていることを特徴とする塵芥中継
    基地における塵芥処理装置。
  2. 【請求項2】 上記移動手段は、上記コンテナ台に設け
    られ、固定手段によるコンテナ台の固定を解除した状態
    で、該コンテナ台をコンテナ荷役車両の車台に対して荷
    役装置により積込み可能とする係合ピンと、 上記塵芥圧縮供給装置に設けられ、固定手段による塵芥
    圧縮供給装置の設置面に対する固定を解除した状態で、
    コンテナ荷役車両により塵芥圧縮供給装置を牽引可能と
    する車輪とを有している請求項1記載の塵芥中継基地の
    塵芥処理装置。
  3. 【請求項3】 内部に供給された塵芥を押込板により圧
    縮して押出口から押出す塵芥圧縮供給装置が設けられ、
    その塵芥圧縮供給装置の押出口に、コンテナに開口する
    出入口を連通させて塵芥圧縮供給装置にコンテナを一体
    に結合し、この状態で、上記塵芥圧縮供給装置内の押込
    板を往復摺動させて該塵芥圧縮供給装置内の塵芥をコン
    テナ内に押込み、該コンテナを、荷役装置を有するコン
    テナ荷役車両の車台上に該荷役装置により積込んで搬出
    するようにした塵芥中継基地において、 上記コンテナの出入口を塵芥圧縮供給装置の押出口に対
    して結合可能な高さ位置に位置付ける,設置面に対して
    固定手段により取付けられたコンテナ台を、上記固定手
    段による固定を解除した後に設置面に対して移動可能に
    してから、上記コンテナ荷役車両の車台上に荷役装置に
    係合ピンを係合させて積込む第1工程と、 設置面に対して固定手段により取付けられた塵芥圧縮供
    給装置を、上記固定手段による固定を解除した後に設置
    面に対して車輪を介して移動可能にしてから、上記第1
    工程でコンテナ台を積込んだ状態のコンテナ荷役車両に
    より牽引する第2工程とからなることを特徴とする塵芥
    中継基地における塵芥処理装置の移動方法。
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