JPH0642865U - 線材のボビン巻装体およびその製造装置 - Google Patents

線材のボビン巻装体およびその製造装置

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JPH0642865U
JPH0642865U JP8042292U JP8042292U JPH0642865U JP H0642865 U JPH0642865 U JP H0642865U JP 8042292 U JP8042292 U JP 8042292U JP 8042292 U JP8042292 U JP 8042292U JP H0642865 U JPH0642865 U JP H0642865U
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JP
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bobbin
winding
wire
film
wrapping paper
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JP8042292U
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Inventor
今朝雄 倉科
Original Assignee
昭和電線電纜株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 線材の巻終り端部のほぐれやからみが防止さ
れ、かつ異なる種類のボビン巻装体との識別が容易で混
同されることがない線材のボビン巻装体と、そのような
巻装体を効率的に製造するための装置を提供する。 【構成】 ボビン巻装体の製造装置は、ボビン2を軸の
回りに回転させるボビン駆動モーター6と、送出される
線材1を巻胴3上の所定の位置に案内するトラバースガ
イド7と、包装紙4の外表面に所要の事項を印刷形成す
るとともに、それを線材1の最外巻回層上に接線方向か
ら送り出す印刷および送出装置8と、その前方に配置さ
れ送出された包装紙4を所定の長さに切断する切断装置
9、および包装紙4端部への接着剤塗布装置とからな
り、ボビン駆動モーター6は印刷および送出装置8と同
期して作動するように制御されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、編組機用集合線のような線材のボビン巻装体と、そのような巻装体 を効率的に製造するための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、編組線用の素線としては、銅、鉄等の細線を複数本集合よりした集 合線が用いられており、このような集合線の巻取部においては、ボビンに定尺巻 きされたボビン巻装体がそのまま取出され、保管棚などへ自動搬送されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながらこのような線材のボビン巻装体においては、搬送途中で線材の巻 終り端部がほぐれたりからんだりして、次工程の編組作業の際に線材端部の修復 処理に時間がかかるばかりでなく、ほぐれやからみにより断線が生じやすく、断 線処理に時間がかかるという問題があった。また、従来のボビン巻装体には、素 線サイズや集合本数、あるいは条長等の表記がなされていないため、管理が不十 分であると、異なる種類の巻装体と混り合って識別しにくいという問題があった 。
【0004】 本考案はこれらの問題を解決するためになされたもので、線材の巻終り端部の ほぐれやからみが防止され、かつ異なる種類のボビン巻装体との識別が容易で混 同されることがない線材のボビン巻装体と、そのような巻装体を効率的に製造す るための装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案の線材のボビン巻装体は、ボビンの巻胴に巻取られた線材の最外巻回層 上に、前記巻胴の幅とほぼ等しい幅を有し、かつ外表面に所要の表記が可能な包 装用紙またはフィルム状基材を、少なくとも一巻き巻付け被着するとともに、前 記線材の巻終り端部を、前記紙またはフィルム状基材の外側へ延出してなること を特徴とする。
【0006】 また、本考案の線材のボビン巻装体の製造装置は、ボビンの巻胴に巻取られた 線材の最外巻回層上に、その接線方向から、包装用紙またはフィルム状基材を送 り出す送出装置と、前記紙またはフィルム状基材の送り出しと同期して前記ボビ ンを軸の回りに回転させるボビン回転装置と、前記送出装置の近傍に設置されて 前記紙またはフィルム状基材を所定の長さに切断する切断装置とを備えてなるこ とを特徴とする。
【0007】
【作用】
本考案の線材のボビン巻装体においては、ボビンに巻取られた線材の巻回層が 、最外層上に周設された包装用紙またはフィルム状基材により、隙間なく覆われ ているので、搬送等の途中で線材の巻終り端部がほぐれたりからんだりすること がなく、後処理等に時間をかかることがないうえに、搬送や保管中に線材表面に 傷やほこりがつくことがない。また、線材の巻終り端部が、このような紙または フィルム状基材の外側へ延出されているので、線材の取出しが容易であり、編組 等の次工程での作業を能率的に行うことができる。さらに、紙またはフィルム状 基材の外表面への表記が可能であるので、このような包装用基材の巻付け被着前 にあるいは被着後に、印刷等の手段で所要の表記を施し、他種類の巻装体との混 同を防ぐことができる。
【0008】 またさらに、本考案の装置によれば、ボビンの巻胴に巻取られた線材の最外巻 回層上に、包装用紙またはフィルム状基材を少なくとも一巻き自動的に巻付け、 前記したように品質が良好で識別の容易な線材のボビン巻装体を効率的に得るこ とができる。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
【0010】 図1は、本考案の線材のボビン巻装体の一実施例を示す側断面図である。
【0011】 図において符号1は、ボビン2の巻胴3に巻取られた編組機用集合線のような 線材を示し、このような線材1の最外巻回層上に、巻胴3とほぼ等しい幅を有す る包装紙4が、少なくとも一巻き巻付けられて被着されている。そして、このよ うな包装紙4の外表面には、印刷等の手段であるいは手書きにより、巻取られた 線材のサイズや集合本数、あるいは条長等の所要の表記(図示を省略。)がなさ れている。また、巻取られた線材の巻終り端部5は、包装紙4の端末重なり部か ら外側へ引き出されている。
【0012】 このように構成される実施例のボビン巻装体においては、ボビン2の巻胴3に 巻取られた線材1の巻回層が、包装紙4により全周的に隙間なく覆われおり、定 尺巻きした後の搬送工程等で線材の巻終り端部5がほぐれたりからんだりするこ とがないので、その後の処理に時間がかからず、また搬送や保管中に線材1表面 に傷やほこりがつくことがない。また、線材の巻終り端部5が、最外側に被着さ れた包装紙4の外側へ延出されているので、次工程での線材1の取出しが容易で あり、作業を能率的に行うことができる。さらに、このような包装紙4の外表面 には所要の表記がなされているので、他種類の巻装体との識別が容易であり、搬 送あるいは保管中のボビン巻装体同士の混同を防止することができる。
【0013】 次に、前記した線材のボビン巻装体の製造装置の実施例について説明する。
【0014】 図2において、ボビン巻装体の製造装置は、巻取ボビン2を軸の回りに回転さ せるボビン駆動モーター6と、送出される線材1を巻胴3上の所定の位置に案内 するトラバースガイド7と、ボビン2の巻胴3とほぼ等しい幅を有する包装紙4 の外表面に、所要の事項を印刷形成するとともに、その包装紙4を、巻胴3に巻 取られた線材1の最外巻回層上にその接線方向から送り出す印刷および送出装置 8と、このような印刷および送出装置8の前方に配置され、送出された包装紙4 を所定の長さに切断する切断装置9、および切断された包装紙4の巻付け側端部 に接着剤を塗布する塗布装置(図示を省略。)とからなり、ボビン駆動モーター 6は包装紙4の印刷および送出装置8と同期して作動するように制御されている 。
【0015】 このような実施例の装置の動作を以下に示す。すなわち、ボビン駆動モーター 6が巻取ボビン2をその軸の回りに回転させ、それにより、トラバースガイド7 により案内されつつ連続的に送出される線材1が、ボビン2の巻胴3上に巻取ら れる。そして、定尺巻き後、印刷および送出装置8により、外表面に所要の事項 が印刷形成された包装紙4が、線材1の最外巻回層の上にその接線方向から送出 され、送出された包装紙4の先端部は線材巻回層と線材の巻終り端部5との間に 挟み込まれる。次いで、このような印刷および送出装置8と同期させてボビン駆 動モーター6を作動させ、送出された包装紙4を線材1の最外巻回層上に巻付け ながら、その前方に配置された切断装置9により、包装紙4を少なくとも一巻き は可能な所定の長さのところで切断する。また、それと同時に塗布装置により、 包装紙4のボビン側切断端部に接着剤を塗布し、下側の包装紙4上に接着する。 さらに、こうして包装紙4の巻付けと接着固定が完了した後、線材1を適当な位 置で切断し、その巻終り端部5を包装紙4の重なり部の間から外側へ引き出させ る。
【0016】 このように実施例の装置を用いることにより、前記した実施例の線材のボビン 巻装体を効率的に得ることができる。
【0017】 なお、以上の実施例において線材としては、編組機用の集合線に限定されず、 導体上に絶縁体が押出被覆された絶縁コアを使用しても良い。また、包装紙に代 わりプラスチックフィルムのようなフィルム状基材を使用することも可能である 。すなわち、従来から絶縁体の押出被覆ラインの巻取部においては、ボビンの巻 胴上に巻取られた絶縁コアの巻回層上に、プラスチックフィルムを手作業で巻付 けているが、このような絶縁コア巻装体の形成作業を本考案の装置を用いて行う ことにより、品質の良好なボビン巻装体を作業良く得ることができる。
【0018】
【考案の効果】
以上説明したように本考案のボビン巻装体においては、線材の巻回層が包装用 紙またはフィルム状基材により全周に亘ってほぼ隙間なく覆われているので、搬 送等の途中で線材の巻終り端末部のほぐれやからみが生じることがないうえに、 線材表面に傷やほこりがつくことがない。また、包装用紙またはフィルム状基材 の外表面に所要の表記を施すことにより、他種類の巻装体と混同することなく容 易に識別することができる。
【0019】 また、本考案の製造装置によれば、前記したように次工程での処理が容易な線 材のボビン巻装体を効率的に製造する事ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の線材のボビン巻装体の一実施例を示す
側断面図。
【図2】本考案のボビン巻装体の製造装置の実施例を模
式的に示す図。
【符号の説明】
1………線材 2………ボビン 3………巻胴 4………包装紙 5………より線材の巻終り端部 6………ボビン駆動モーター 7………トラバースガイド 8………印刷および送出装置 9………切断装置

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボビンの巻胴に巻取られた線材の最外巻
    回層上に、前記巻胴の幅とほぼ等しい幅を有し、かつ外
    表面に所要の表記が可能な包装用紙またはフィルム状基
    材を、少なくとも一巻き巻付け被着するとともに、前記
    線材の巻終り端部を、前記紙またはフィルム状基材の外
    側へ延出してなることを特徴とする線材のボビン巻装
    体。
  2. 【請求項2】 ボビンの巻胴に巻取られた線材の最外巻
    回層上に、その接線方向から、包装用紙またはフィルム
    状基材を送り出す送出装置と、前記紙またはフィルム状
    基材の送り出しと同期して前記ボビンを軸の回りに回転
    させるボビン回転装置と、前記送出装置の近傍に設置さ
    れて前記紙またはフィルム状基材を所定の長さに切断す
    る切断装置とを備えてなることを特徴とする線材のボビ
    ン巻装体の製造装置。
JP8042292U 1992-11-20 1992-11-20 線材のボビン巻装体およびその製造装置 Withdrawn JPH0642865U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014021392A1 (ja) * 2012-08-03 2014-02-06 デクセリアルズ株式会社 リール部材及びフィルム収容体並びにフィルム収容体の製造方法
KR101449241B1 (ko) * 2013-01-31 2014-10-08 주식회사 포스코 선재코일의 포장지를 이용한 포장장치 및 포장방법

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