JPH0642786B2 - 圧電素子駆動装置 - Google Patents

圧電素子駆動装置

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JPH0642786B2
JPH0642786B2 JP60132631A JP13263185A JPH0642786B2 JP H0642786 B2 JPH0642786 B2 JP H0642786B2 JP 60132631 A JP60132631 A JP 60132631A JP 13263185 A JP13263185 A JP 13263185A JP H0642786 B2 JPH0642786 B2 JP H0642786B2
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JP
Japan
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piezoelectric element
voltage
capacitor
thyristor
transformer
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JP60132631A
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康隆 中森
恭文 山田
慶三 夏目
広孝 竹内
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Denso Corp
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NipponDenso Co Ltd
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  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 ピエゾ素子等の圧電素子に電力を印加して発生する機械
歪を利用する電気−機械変換器に用いる圧電素子駆動装
置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、ピエゾ素子(PZT)等の圧電素子を用いる2位
置方式の電気−機械変換器は高速かつ精度が高い等の理
由で近年各種方面に応用が考えられている。しかしなが
ら、その駆動電圧が高く、又容量性負荷のため駆動回路
及びその電源が大形かつ大損失になると云う問題点があ
りその為の改良の一つとして例えば特開昭58−640
77がある。しかしながらこれによっても圧電素子が安
定に十分な性能を発揮することが不可能である。即ち圧
電素子は電気的には容量性負荷であると云われるが、外
部に機械エネルギーを供給するデバイスとして用いる以
上必ず電気的エネルギーの消費を伴い完全な容量負荷と
は云えない。又電力の供給に伴う損失もある為一般には
最適な動作は期待出来ない。
〔発明が解決しようとする問題点〕 そこで、本発明では、上記の問題を解消し、圧電素子の
印加電圧に対する歪をできるだけ多く利用するととも
に、そのための電源電圧を低電圧化することを目的とし
ている。
〔問題点を解決するための手段〕
そのために本発明では、中間タップを有するトランスの
両端と電源との間にそれぞれスイッチ素子を介挿し、前
記トランスの中間タップと電源の一端との間に圧電素子
を接続し、さらにその圧電素子の静電容量分と前記トラ
ンスによる共振作用にて駆動するとともに、その圧電素
子に並列接続したコンデンサを設けている。
〔作用〕
上記構成によれば、1つの電源電圧から共振作用および
前記コンデンサにより圧電素子に正負の両極に及ぶ広い
電圧範囲の電圧印加を行っている。
〔実施例〕
以下本発明を図に示す実施例について説明する。第1図
の電気結線図において、1は電源電圧Eを有する直流電
源、2,3はサイリスタで、そのゲートへのパルス印加
によりターンオンするものである。4は中間タップ4a
を有するトランスで、その両端にサイリスタ2,3を接
続している。5は2位置切替の電気−機械変換器を形成
する圧電素子で、前記トランス4の中間タップ4aと電
源の一端との間に接続しており、両端への電圧印加によ
り歪を生ずるものである。6はコンデンサで、圧電素子
5に並列接続してある。
次に、上記構成においてその作動を説明する。
まず、圧電素子5の印加電圧Eに対する歪量δは、第2
図の特性図に示すもので、E〜Eの電圧範囲で電圧
印加すると最大歪を得ることができる。また、圧電素子
5を電気的等価回路で示すと第3図に示す如く、抵抗R
とコンデンサCの直列回路に置き換えることができる。
今、圧電素子5の駆動について、圧電素子5の両端電圧
の変化を示す第4図の波形図とともに説明する。初め
に、サイリスタ2をターンオンし、それにより圧電素子
5へ電流が流れ、その後減少し、その電流が零になって
サイリスタ2がターンオフした後にサイリスタ3をター
ンオンする。これにより圧電素子5において逆方向に電
流が流れ、次にその電流が零になってサイリスタ3がタ
ーンオフした後に再びサイリスタ2をターンオンする。
これらの動作を繰返すことにより、圧電素子5の両端電
圧は第4図に示すような平衡状態に達するまで増加す
る。
このとき、圧電素子5に並列接続したコンデンサ6の静
電容量をC,電源電圧をE,圧電素子5の抵抗分をR
,キャパシタンス分をC,サイリスタ2或は3のオ
ン時のトランス4の自己インダクダンス分をLとし、第
4図におけるV,Vは次式に示すものとなる。
但し、α=R/2L, 従って、コンデンサ6を付加することによって、付加前
に比べてα/ωが小さくなり、電源電圧Eを小さくして
も、Vの大きさを確保することができる。
要するに、圧電素子5に所定電圧を印加するために、エ
ネルギー消費をあまり増加させることなく、サイリスタ
2のオン時に電源からコンデンサ6に充電するエネルギ
ー分だけ増加させることができ、所望の圧電素子電圧を
得るのに電源電圧を低くすることができる。
さらに、第4図におけるVが|V|<|E|の関
係になっている場合には、電源電圧を低くした分だけ電
圧Vの大きさ|V|が大きくなり、従って、コンデ
ンサ6の付加によって電源電圧が低下できるばかりでな
く、圧電素子5の歪量も大きくとることが可能になる。
次に、第5図は他の実施例を示している。この実施例で
は、各電圧|V|,|V|,Eの大きさを所望の値
にコントロールすることを可能にするものである。
そのために、第1図の回路にダイオード7およびコンデ
ンサ8を追加接続している。
上記構成によれば、サイリスタ2がオフ,サイリスタ3
がオンの状態から、サイリスタ2をターンオンすると、
サイリスタ3はトランス4のため逆バイアスがかかりオ
フする。この時、電流は電源よりサイリスタ2を通りコ
ンデンサ8,6,圧電素子5に流れ、コンデンサ8の両
端電圧はダイオード7が順バイアスとなるまで上昇し、
これ以後はダイオード7を通して圧電素子5,コンデン
サ6に電流を流す。したがって、上記の状態での圧電素
子5の両端電圧は、第1図の回路の時と比較し、電圧上
昇の初期は異なるが、ダイオード7が順バイアスとなっ
た後はほぼ等しい。
電流がほぼ零となった後、サイリスタ3をターンオンす
ると、サイリスタ2はオフし、圧電素子5,コンデンサ
6より、コンデンサ8,サイリスタ3を通して電流が流
れる。ダイオード7は逆バイアスであるので、関係な
い。圧電素子5,コンデンサ6に蓄えられたエネルギー
は、圧電素子5の抵抗分およびその他の損失分により一
部を失い、一部はコンデンサ8に移り、残りがコンデン
サ6,圧電素子5に戻り、この両端電圧は反転する。よ
って、第1図の場合と比較すると、コンデンサ8に移る
エネルギーに相当する分だけ、圧電素子5の反転した電
圧の絶対値は小さくなる。
したがって、圧電素子5の電圧はサイリスタ2をターン
オンした時は第1図の場合とほぼ等しい値まで上昇し、
サイリスタ3をターンオンした時は反転して絶対値で第
1図の場合よりコンデンサ8の容量に応じて低くするこ
とができる。このようにして圧電素子5に所望の電圧を
加えるようにすることができる。定量的に言うため近似
式を解くと次のようになる。
但し、α=α, 電源電圧をE,コンデンサ8の静電容量をCとする。
よって、Cが小さく、 の関係となるときは、VはVに比較し反転しなくな
るため、その逆の関係式を満たすCの範囲で成立す
る。
そして、|V|はCの値が無限大のときに|V
=|V|となり、Cの値が上記範囲で小さくなるに
従って|V|が小さくなる。つまり、Cの範囲内で
|V|は|V|≧|V|>0の範囲で変化する。
よって、C,Cの値を変えることにより、|V
|,|V|,Eの値を最適に定めることができる。
なお、上述の実施例では、スイッチング素子にサイリス
タを用いたが、他のスイッチング素子例えばトランジス
タ,GTO等でもよい。しかしこれらを使用した場合
は、素子のオン信号(ベース信号,ゲート信号)回路で
オン信号の長さのコントロール,および電源短絡が起き
ないような工夫等が必要である。また、トランジスタ使
用ではトランジスタとトランスの間に、LCの振動によ
る逆方向電流を遮断するダイオードを入れる必要があ
る。
〔発明の効果〕
以上述べたように本発明では、中間タップを有するトラ
ンスと圧電素子の静電容量分とによる共振作用と、中間
タップを有するトランスとコンデンサとの共振作用との
両方から、圧電素子に正負の両極に及ぶ広い範囲の電圧
を印加することができ、しかもそのための電源電圧を低
くすることができるという優れた効果がある。
また、中間タップを有するトランスを用いることによ
り、電源短絡を防止することもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す電気結線図,第2図は
その圧電素子の電圧−歪量特性図,第3図は圧電素子の
等価回路図,第4図はその作動説明に供する波形図,第
5図は本発明の他の実施例を示す電気結線図,第6図は
その作動説明に供する波形図である。 1…直流電源,2,3…スイッチング素子のサイリス
タ,4…トランス,4a…中間タップ,5…圧電素子,
6…コンデンサ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹内 広孝 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内 (56)参考文献 特開 昭53−31123(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】中間タップを有するトランスと、 該トランスの両端と電源との間にそれぞれ介挿したスイ
    ッチ素子と、 前記トランスの中間タップと前記電源の一端との間に接
    続した圧電素子と、 前記圧電素子の静電容量分と前記トランスによる共振作
    用にて駆動するとともに、前記圧電素子に並列接続した
    コンデンサを設けたことを特徴とする圧電素子駆動装
    置。
JP60132631A 1985-06-18 1985-06-18 圧電素子駆動装置 Expired - Lifetime JPH0642786B2 (ja)

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JP60132631A JPH0642786B2 (ja) 1985-06-18 1985-06-18 圧電素子駆動装置

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JPS61289682A JPS61289682A (ja) 1986-12-19
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