JPH0440935Y2 - - Google Patents

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JPH0440935Y2
JPH0440935Y2 JP1987196331U JP19633187U JPH0440935Y2 JP H0440935 Y2 JPH0440935 Y2 JP H0440935Y2 JP 1987196331 U JP1987196331 U JP 1987196331U JP 19633187 U JP19633187 U JP 19633187U JP H0440935 Y2 JPH0440935 Y2 JP H0440935Y2
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piezoelectric element
coil
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excitation
charging current
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、プリンタヘツドを圧電素子で駆動す
るようにした圧電アクチユエータ励振駆動装置に
関する。
〔従来の技術〕
従来のこの種の圧電アクチユエータ励振駆動装
置は第6図に示したように構成されている。第6
図において、駆動信号入力端子1にトランジスタ
2のベースが接続され、またトランジスタ2のエ
ミツタはアースされ、そのコレクタは抵抗3を介
してトランジスタ4のベースに接続されている。
また、トランジスタ4のエミツタは励振電圧入力
端子5に接続され、そのコレクタはトランジスタ
6のコレクタに接続されるとともに、抵抗7を介
して圧電素子8の一方の電極に接続され、また他
方の電極はアースされ、さらに圧電素子8は励振
機構9に接続されている。また、駆動信号入力端
子1はインバータ10を介してトランジスタ6の
ベースに接続され、そのエミツタはアースされて
いる。
この従来の圧電アクチユエータ励振駆動装置で
は、駆動信号入力端子1から第7図aに示すよう
な駆動信号を入力すると、トランジスタ2が導通
し、また駆動信号はインバータ10で反転される
ので、トランジスタ6は不導通となり、トランジ
スタ2の導通、トランジスタ6の不導通によりト
ランジスタ4を導通して励振電圧入力端子5から
抵抗7を介して圧電素子8に充電電流{第7図
b}が流れ、第7図cに示すように充電され、圧
電素子8を駆動し、この圧電素子8に接続された
励振機構9を作動すると、第7図dに示すように
励振機構9の拡大フレームの先端が変位する。ま
た、駆動信号入力端子1から駆動信号を反転した
制動信号を入力されると、トランジスタ2,4が
不導通となり、トランジスタ6が導通するので、
圧電素子8に充電された電荷は抵抗7を介してト
ランジスタ6からアースに流れる。
このように構成した圧電アクチユエータ励振駆
動装置では、圧電素子8を駆動するとき(充放電
するとき)、第7図bに示すように圧電素子8に
過大な電流が流れ、時には10A以上にも達する。
従つて、この過大な電流を流すための大きなトラ
ンジスタ4,6が必要となる。また圧電素子8を
駆動するたびに充電された電荷を抵抗7で消費す
るため、消費電力が大となるという欠点がある。
この欠点を解消するために、第8図に示した圧
電アクチユエータ励振駆動装置が提案されている
(特開昭59−198885号公報参照)。第8図におい
て、1は駆動信号入力端子、2,4,6はトラン
ジスタ、3は抵抗、8は圧電素子、9は励振機
構、10はインバータでありこれらの構成は第6
図の構成と同じであるので説明は省略するが、こ
の装置では、トランジスタ4のコレクタとトラン
ジスタ6のコレクタの間にダイオード11と抵抗
12が接続され、またダイオード11と抵抗12
の接続点にコイル13を介して圧電素子8が接続
され、またダイオード11と抵抗12の接続点と
励振電圧入力端子5の間に、ダイオード11と逆
向きにダイオード14が接続されている。
この装置では、抵抗7の代りにコイル13が接
続されているため、第9図aに示すように駆動信
号が入力されると、充電電流は第9図bに示すよ
うにコイル13によつて徐々に上昇して下降する
ため、充電電流が制限され、電流が約2〜4A位
に減少する。従つて、充放電電流が減少するの
で、トランジスタ4,6は容量が小さくてもす
み、また抵抗7がなくなるので、不要な発熱も減
少するという利点がある。さらに、放電電流の一
部がダイオード14を介して励振電圧入力端子5
から電源に回生されるので、消費電力が少なくな
るという利点がある。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、充電電流が制限されるため、第
9図cに示すように圧電素子8の充電電圧もなだ
らかになり、さらに第9図dに示すように励振機
構9の拡大フレーム先端の変位もなだらかにな
る。即ち、圧電素子8に直列にコイル13を接続
し、過渡現象時に発生する周波数が励振機構9の
拡大フレームの固有振動数に等しくなるようにコ
イル13のLの値を選定し、コイル13と圧電素
子8によるLCの直列回路で圧電素子8を充電す
ると、第9図cのようにゆるやかに充電され、圧
電素子8はゆるやかに変位する。その結果、第9
図dに示すように拡大フレームの先端変位が減少
(約80%)し、先端変位の遅れの増大(約150%)
による先端変位を動作する時間が増大する。
これに対して、第10図に示すようにコイル1
3と圧電素子8によるLCの周波数が拡大フレー
ムの固有振動の2倍になるようにコイル13のL
の値を選定すると、第10図aの駆動信号に対し
て、第10図bの充電電流周期は1/2倍となり、
第10図cに示すように圧電素子8は急速に充放
電される。そのため、拡大フレームの先端変位の
応答は早くなるが(第7図の115%)、第10図d
に示すように拡大フレームの変位量はさらに小さ
くなる(第7図の約73%)。従つて励振機構9の、
拡大フレームの先端の変位が減少するため、プラ
テンとワイヤ先端の距離を短くする必要がある。
そのため、キヤリツジが左右に動く際、非印字
時でもワイヤの先端がリボンをこすつてしまい、
紙を汚すという問題があり、さらにキヤリツジを
左右に動かすガイドとプラテンの平行度の精度を
上げなくてはならなくなり、装置のコストが上が
るという問題がある。また、拡大フレームの先端
の変位が減少により、インパクト力も減少し、重
ねてコピーする枚数が減少するという問題があつ
た。
[問題点を解決するための手段] 本考案は、上記問題点を解決するために、マイ
クロコンピユータから駆動信号及び制御信号を予
め決められたタイミングでスイツチング装置に入
力し、該スイツチング装置をオン、オフすること
により、B−H曲線において非飽和領域が急峻
で、飽和領域の広いコア入りコイルを介して圧電
アクチユエータに励振電圧を印加することを特徴
とする。
〔作用〕
本考案によれば、B−H曲線において非飽和領
域が急峻で、飽和領域の広い鉄心入りコイルを使
用することにより、圧電素子の電圧をすばやく立
上げ、しばらくその電位を保ち、その後に立ち上
げるような台形状の波形になるように充放電を行
うことができ、それにより拡大フレームの先端の
変位の速度が早く、変位量を大きくすることがで
きる。
〔実施例〕
第1図は、本考案の1実施例の圧電アクチユエ
ータ励振駆動装置のブロツク図で、マイクロコン
ピユータ15の駆動信号及び制動信号の信号線1
6,17はスイツチング装置18に接続され、ま
た励振電源19はスイツチング装置18に接続さ
れ、またスイツチング装置18の出力線20及び
入力線21はフエライトコア22と鉄心(フエラ
イト)23を使用したコア入りコイル24を介し
て圧電機構26に接続され、また圧電素子25は
励振機構26に接続されている。
第2図は、フエライトコア22及び鉄心23を
使用した第1図のコア入りコイル24(以下コイ
ルという)のB−H曲線で、曲線A,B,Cはコ
イル24のフエライトコア22と鉄心23のエア
ギヤツプが30μ、50μ、100μにおける曲線を示し
たおり、曲線A,B,Cはそれぞれ非飽和領域で
急峻に立ち上がり、飽和領域でゆるやかな曲線と
なつている。
また第3図は、第1図のフエライトコア入りコ
イルのB−H曲線説明図で、区間,は非飽和
領域、区間,は飽和領域である。
次に、本実施例の動作を第4図及び第5図の波
形図により説明する。まず、第1図の圧電アクチ
ユエータ励振駆動装置において、マイクロコンピ
ユータ15から信号線16を介してスイツチング
装置18にある一定のレベルの駆動信号を入力し
た場合、充電電流I、圧電素子25の電圧Vc、
コイル24の電圧VLは第4図b,c,dで示さ
れる。これらの波形で、圧電素子25の電圧Vc
の周期を励振機構26の拡大フレームの固有振動
数の周期より短くすると、拡大フレームの先端の
変位は応答が早くなるが、先端の変位量がすくな
くなることは前述の通りである。
そこで、圧電素子25の電圧Vcをすばやく立
ち上げ、しばらくその電位を保ち、その後立ち下
げるようにした台形状の電圧を作り出せば、励振
機構の拡大フレームの応答速度を早くし、先端の
変位量を大きく取ることができる。この電圧Vc
の波形をコイル24のLの飽和を用いて実現す
る。
第5図は、第3図のB−H曲線を持つフエライ
トコアのコイルによつて、圧電素子25に台形の
電圧を印加する状態の各部の波形図で、第4図と
同様に第5図aは駆動信号波形、第5図bは充電
電流波形、第5図cは圧電素子25の電圧波形、
第5図dはコイル24の電圧である。まず、第3
図のB−H曲線において、区間では充電電流が
少しずつ増加して、第5図dに示すようにコイル
24は徐々に飽和する。区間でコイル24のL
が飽和すると、発生する逆起電圧は非飽和時に比
べて小さくなり、充電電流は急速に増加する。こ
の充電電流の増加により、第5図cに示すように
圧電素子25は急速に充電され、その結果、第5
図bに示すように充電電流は減少する。この充電
電流の減少によりコイル24に励振電源19の電
圧と同方向の逆起電圧が発生し、電流電圧以上の
電圧で圧電素子25を充電する。そして、さらに
充電電流が減少し、飽和の状態から回復する。区
間で非飽和の状態に戻り、微少な電流で充電が
続き、やがて圧電素子25は放電へと転じ、圧電
素子25の充電電流は信号線20を介して励振電
源19へ回生される。この時、区間に比べて区
間は殆ど圧電素子25の電圧Vcに変化がない。
この後、充電電流Iは回生方向で増加し、コイル
24のLは再び飽和に至る。区間では、区間
と同じように急速に充電電流が増加し、放電が終
了すると、再び飽和状態から回復する。
なお、区間,のVcの傾き(即ち充電電流
Iの最大値)及び飽和/非飽和の状態変化はコイ
ル24のコア22、鉄心23のB−H曲線により
決定する。そして、区間〜の時間が励振機構
26の拡大フレームの固有励振数の同期と一致す
るようにコイル24を設計する。
本実施例は、このようにB−H曲線において非
飽和領域が急峻で、飽和領域の広い鉄心入りコイ
ル24を使用することにより、圧電素子の電圧を
すばやく立上げ、しばらくその電位を保ち、その
後に立ち下げるような台形状の波形になるように
圧電素子25の拡大フレームの先端の変位の速度
を早くすることができ、また、変位量を大きくす
ることができる。
〔考案の効果〕
以上の説明から明らかなように、本考案は、B
−H曲線において非飽和領域が急峻で、飽和領域
の広いコア入りコイルを使用することにより、圧
電素子の電圧をすばやく立上げ、しばらくその電
位を保ち、その後に立ち下げるような台形状の波
形になるように充放電を行うことができるので、
拡大フレームの先端の変位の応答遅れがなく、ま
た先端の変位量を大きくすることができ、従つて
プラテンとワイヤ先端の距離を長くすることがで
き、従来例のように非印字時にワイヤの先端でリ
ボンをこするようなことがなく、またキヤリツジ
のガイドとプラテンの平行度の精度を上げる必要
がなく、コストが安くなる。また、拡大フレーム
の変位量が増加することによりインパクトが増加
し、コピーの枚数も増加し、さらに応答が速くな
るので、プリンタの印字速度が速くなるという利
点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の1実施例の圧電アクチユエー
タ励振駆動装置のブロツク図、第2図は第1図の
装置のコイルのコアと鉄心のギヤツプとB−H曲
線の関係を示した図、第3図は第1図のコイルの
コアのB−H曲線を示した図、第4図は第1図の
装置の各部の波形図で、aは駆動信号、bは充電
電流、cは圧電素子の電圧、dはコイル電圧をそ
れぞれ示した図、第5図は第3図の特性のコイル
を使用した第1図の装置の各部の波形図で、aは
駆動信号、bは充電電流、cは圧電素子の電圧、
dはコイル電圧をそれぞれ示した図、第6図は従
来の圧電アクチユエータ励振駆動装置の回路図、
第7図は第6図の回路の各部の波形図で、aは駆
動信号、bは充電電流、cは圧電素子の電圧、d
は拡大フレームの先端変位をそれぞれ示した図、
第8図は従来の圧電アクチユエータ励振駆動装置
の回路図、第9図は第8図の回路の各部の波形図
で、aは駆動信号、bは充電電流、cは圧電素子
の電圧、dは拡大フレームの先端変位をそれぞれ
示した図、第10図は第8図の回路で条件を変更
した場合の各部の波形図で、aは駆動信号、bは
充電電流、cは圧電素子の電圧、dは拡大フレー
ムの先端変位をそれぞれ示した図である。 15……マイクロコンピユータ、16,17…
…信号線、18……スイツチング装置、19……
励振電源、20……出力線、21……入力線、2
2……フエライトコア、23……鉄心、24……
コア入りコイル、25……圧電素子、26……励
振機構。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. マイクロコンピユータから駆動信号及び制動信
    号を予め決められたタイミングでスイツチング装
    置に入力し、該スイツチング装置をオン、オフす
    ることにより、B−H曲線において非飽和領域が
    急峻で、飽和領域の広いコア入りコイルを介して
    圧電アクチユエータに励振電圧を印加することを
    特徴とする圧電アクチユエータ励振駆動装置。
JP1987196331U 1987-12-24 1987-12-24 Expired JPH0440935Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1987196331U JPH0440935Y2 (ja) 1987-12-24 1987-12-24

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JP1987196331U JPH0440935Y2 (ja) 1987-12-24 1987-12-24

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Publication Number Publication Date
JPH0199637U JPH0199637U (ja) 1989-07-04
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5320329A (en) * 1976-07-30 1978-02-24 Epp Corp Nonnimpact printer provided with magnetic ink reedirecting means
JPS61289682A (ja) * 1985-06-18 1986-12-19 Nippon Denso Co Ltd 圧電素子駆動装置

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JPH0199637U (ja) 1989-07-04

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