JPH0642682B2 - 誤り訂正多値符号化復号化装置 - Google Patents

誤り訂正多値符号化復号化装置

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JPH0642682B2
JPH0642682B2 JP57161876A JP16187682A JPH0642682B2 JP H0642682 B2 JPH0642682 B2 JP H0642682B2 JP 57161876 A JP57161876 A JP 57161876A JP 16187682 A JP16187682 A JP 16187682A JP H0642682 B2 JPH0642682 B2 JP H0642682B2
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    • H04L27/00Modulated-carrier systems
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L27/00Modulated-carrier systems
    • H04L27/32Carrier systems characterised by combinations of two or more of the types covered by groups H04L27/02, H04L27/10, H04L27/18 or H04L27/26
    • H04L27/34Amplitude- and phase-modulated carrier systems, e.g. quadrature-amplitude modulated carrier systems

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、二次元の誤り訂正多値符号化復号化装置に関
する。ディジタル通信に於いて、伝送誤りを減らす方法
の一つに送信情報を誤り訂正符号化して伝送し、受信信
号を誤り訂正復号化する方法があることはよく知られて
いる。
しかしながら、例えば多値直交振幅変調方式のように、
データ列を同相軸、直交軸の2つの軸で表された複素平
面上の多値データ列として変調して、伝送路上へ送り出
し、受信側で復調することによって、前記複素平面上の
多値データ列を再生する場合、誤り訂正符号化の観点か
ら言って、幾つかの問題点が生ずる。
一つにキャリア位相の不確定性から、通常、送信データ
列に対し、差動符号化を施し、受信側で差動復号化を施
す必要があり、そのため、伝送路上で生じたシンボル誤
りは、次のシンボルへ波及し、誤りが倍加されて再生さ
れるという問題である。
二つには、前記複素平面上の多値データの伝送であるた
め、多値データの各ビットに対し、均等の訂正能力をも
たせることは、非効率的であるという問題である。つま
り、前記複素平面上のデータ配列に於いて、一つのデー
タ点がどのデータ点に誤りやすいかは、それぞれ異なっ
ており、互いに近い点ほど誤り易いという性質を効率的
に用いて、誤り訂正符号化する必要がある。
従来行われていたように、誤り訂正符号化を、差動符号
化の前で行い、誤り訂正復号化を差動復号化のあとで行
う方式では、上記誤りの倍加によりより訂正能力の高い
誤り訂正符号を用いる必要があるので、非効率的であ
り、又、その際の誤り訂正符号として、従来の符号をそ
のまま用いたのでは、上記二つ目の問題点も解決され
ず、訂正能力の割には、装置規模のきわめて大きい装置
を作らなければならなかった。
本発明の目的は、このような従来方法の欠点を除き、多
値直交振幅変復調方式に整合した誤り訂正多値符号化復
号化装置を提供するにある。
本発明によれば、上記目的は、次のような方式に従うこ
とによって達成される。
すなわち、多値データ列を差動符号化したのち,誤り訂
正符号化し,誤り訂正符号化された多値データ列を多値
直交振幅変調して送信する符号化部と,受信信号から多
値データ列を多値直交振幅復調したのち,誤り訂正復号
化を行い,差動復号化して,送信された多値データ列を
再生する復号化部を備えた誤り訂正多値符号化復号化装
置において, 前記符号化部は,信号平面上の点として,象限を表す2
ビットと象限内の点を表す複数ビットからなる多値デー
タ列に対し差動符号化する手段と,前記差動符号化され
た多値データの信号点の座標を同相軸,直交軸のMを法
とする座標に座標変換する手段と,前記座標変換された
多値データ列を同相軸,直交軸の2つの多値データ列と
みなして,各多値データ列毎に同一のM値のトランスペ
アレント誤り訂正符号化を行う手段とを備え, 前記復号化部は,前記多値直交振幅復調して得られた多
値データ列に対し、同相軸、直交軸の各データ列毎に同
一の前記トランスペアレント誤り訂正符号に対する復号
化を行う手段と、前記復号化の結果に対し前記座標変換
の逆変換を行う手段と、前記逆変換の結果得られた多値
データ列を差動復号化する手段とを備えることを特徴と
する誤り訂正多値符号化復号化装置として実現される。
次に図面を参照して、本発明をその原理と共に詳細に説
明する。
第1図は、本発明の方式に従った送信側の装置の一実施
例を示すブロック図で、誤り訂正多値符号化装置と復調
装置とを含む。第2図は、本発明の方式に従った受信側
の装置の一実施例を示すブロック図で、誤り訂正多値復
号化装置と復調装置とを含む。第3図は、各信号点の下
4ビットの表現の一例を示す図、第4図(a)および
(b)はそれぞれ差動符号器および差動復号器を示す
図、第5図は信号点のビットの表現の一例を示す図であ
る。
まず送信側について、第1図を用いて概略を説明する。
第1図に於いて、参照数字108は、説明の便のため、
例えば、64値直交振幅変調装置であるものとして、以
下説明する。64値のデータは6ビットで表現され、そ
のうちの2ビットが第1象限〜第4象限内のどの象限内
のデータであるかを示すビット、残りの4ビットが各象
限内のどの位置にあるデータであるかを示すビットとし
て割りふられる。
第1図に於いて、上記2ビットのデータが端子101
に、上記4ビットのデータが端子102に印加される。
端子101に印加されたデータは、受信側でのキャリア
位相の不確定性を除去するために、差動符号器103に
よって差動符号化される。差動符号化された2ビットの
データと前記4ビットのデータから成る6ビットのデー
タは、誤り訂正符号器105および106に都合のよい
データ表現となるように、あらかじめ定められた変換表
に従い、ビットパターン変換器104により、他のデー
タに変換される。該ビットパターン変換器は、例えばR
OM(リードオンリメモリ)を用いて、構成することが
できる。ビットパターン変換された6ビットのデータ
は、3ビットずつ、同相軸および直交軸のデータとし
て、それぞれキャリア位相の不確定に影響を受けないト
ランスペアレント誤り訂正符号器105および106
で、割り訂正符号化され、誤り訂正符号化された出力デ
ータ列がそれぞれ同相軸、直交軸のデータである2つの
データ列として、前記変調装置108へ送られ、伝送ラ
イン109に送られる。なお、第1図に於いて、点線で
囲んだ部分107は、6ビットの多値データを、各次元
3ビットから成る2つの多値データ列として、誤り訂正
符号化する一つの符号化装置として考えることもでき
る。
次に、受信側について、第2図を用いて先に概略を説明
しておく。
第2図に於いて、参照数字208は、説明の便のため、
第1図に対応した64値直交振幅変調用復調装置である
ものとする。さて、伝送ライン209より受信し、該復
調装置で復調された、各3ビットから成る2つのデータ
列は、まず、第1図に於ける誤り訂正符号器105およ
び106にそれぞれ対応したトランスペアレント誤り訂
正復号器205および206に於いて、それぞれ復号さ
れる。復号された各3ビットから成る2つの二次元デー
タは、第1図に於けるビットパターン変換器104で受
けた変換の逆の変換をビットパターン変換器204で受
け、そのうちの2ビット分が差動復号器203で差動復
号化される。そして、出力端子201には差動復号化さ
れた2ビットが、出力端子202には、前記ビットパタ
ーン変換器204の出力のうちの残りの4ビットが出力
される。なお参照数字207は上記符号化装置107に
対する復号化装置を示している。
次に、第1図で示した誤り訂正多値符号化装置及び第2
図で示した誤り訂正多値復号化装置を用いれば、前記問
題点が部分的ないしはすべて解消されることについて、
各構成要素を更に詳しく説明しながら、示すことにす
る。
まず、第1図に於いて、端子101に印加される各デー
タのビット表現は、いわゆるグレイ表現されているもの
とする。すなわち、端子101へ入力される00、0
1、11あるいは10の各データは、入力データ6ビッ
トを複素平面上の信号点を示すデータとみなしたとき、
それぞれ第1象限、第2象限、第3象限あるいは第4象
限に位置するデータであることを示すものとする。従っ
て、送信データが、隣の象限に誤って受信されても、受
信2ビット中の誤りビット数は、1でしかない。
また端子102に印加される各データは、キャリア位相
の不確定に対し不変となるようにビット表現され、誤り
易い信号点どおし間のハミング距離(つまり、相異なる
ビット数)はなるべく小さくなるように表現されている
ものとする。このように表現するのは、キャリアの位相
回転で影響を受けるビットを上記2ビットのみにし、か
つ、万一誤り訂正不能の誤りが生じても、影響を受ける
ビット数(つまり誤りビット数)をなるべく少なくする
ためである。
このように4ビットのビット表現の一例を第3図に示
す。但し、各4ビットは0〜15の数で示してある。第
3図に於いて、原点から離れた信号点ほど隣の信号点へ
誤り易いので、なるべく隣どおしの信号点間のハミング
距離は1になるように配置してある。また、例えば90
°のキャリア位相回転が生じたとき、上記4ビットは不
変となる。このとき、上記2ビットは、00=0、01
=1、11=2、10=3としたとき4を法として+1
されたビットパターンになることが分かる。つまり0→
1、1→2、2→3、3→0となる。同様にして、18
0°あるいは270°のキャリア位相回転が生じたとき
は、4を法としてそれぞれ+2、+3されたビットパタ
ーンとなる。
さて、上記のように表現された6ビットのデータが端子
101、102に印加されると、6ビットのうちの上記
2ビットは差動符号器103によって差動符号化され、
第2図の差動復号器203で復号されることによって位
相の不確定分が取り除かれる。差動符号器、差動復号器
は、例えばそれぞれ第4図(a)および(b)のように
構成し得ることはよく知られているので動作説明は省略
する。第4図において、401は、グレイ・ナチュラル
変換器で、00→00、01→01、11→10、10
→11と変換する変換器、406は、その逆を行う変換
器、402は2ビット加算器、405は4を法とした2
ビット減算器、403、404は2ビットレジスタであ
る。90°、あるいは180°あるいは270°のキャ
リア位相回転が生じたとき、前述したように、差動復号
器203には、それぞれ、すべてのデータが、+1ある
いは+2、あるいは+3されて入力されるが、減算器4
05により、不確定分+1あるいは+2あるいは+3は
取り除かれる。
なお、第4図に於いて、差動符号器への入力あるいは差
動復号器の出力が、ナチュラル表現されたビット表現と
なるようにしたいのであれば、もちろん401および4
06の変換器は不要である。
さて、第1図で示したトランスペアレント誤り訂正符号
器105、106は同一の符号器であって、各入力デー
タはナチュラル表現されたデータ0=000、1=00
1、2=010、3=011、4=100、5=10
1、6=110、7=111として入力される必要があ
る。また、変調装置への入力もナチュラル表現されたデ
ータの方が望ましい。一方、8値のトランスペアレント
誤り訂正符号は、8を法とした演算に従って符号化復号
化されるので同相軸上、あるいは直交軸上で0、1、
2、…、7の各データが巡回した形で配置されていても
構わない。
第5図は、トランスペアレント誤り訂正符号器105、
106へ入力されるデータ点のビット表現の一例を示し
たものである。但し、各6ビットは、3ビット分ずつ、
各々0〜7の数字で示してある。
ビットパターン変換器104は、第3図で示したデータ
点のビット表現(各象限を示す2ビットデータ0=0
0、1=01、2=11、3=10は略してある)を、
第5図で示したビットパターンに変換するための変換器
である。例えば(2、14)=(111001)として
表されたデータは、(6、7)=(110111)とし
て表されるデータに変換される。
さて、ナチュラル表現されたデータを入力とするトラベ
ルペアレント誤り訂正符号については、すでに下記文献
に詳しく述べてあり、符号器、復号器についても多値レ
ベル数(今の場合、8)を法としたフィードバックシフ
トレジスタや加算器、リードオンリメモリ等を用いて構
成できることは既に知られているので、詳細は省略す
る。要するに、8値のデータ列から成る符号で、(0、
0、…、0)、(1、1、…、1)、(2、2、…2)
…、(7、7、…、7)を正しい符号語の中の一部とし
てもつような符号であり、8を法とした演算において線
形性を満たす。つまり8を法として対応する要素毎に加
算してできる語もまた正しい符号語であるという性質を
満たす符号となっている。これらの性質をもった誤り訂
正符号のことをトランスペアレント誤り訂正符号と呼
ぶ。後で詳しく述べるように、同一のトランスペアレン
ト誤り訂正符号を、同相軸、直交軸にそれぞれ用いれ
ば、前記第1の問題点が解消される。すなわち、伝送路
上で生じた誤りは拡大されることなく誤り訂正復号器に
入り、復号される。そして、たとえキャリア位相回転が
生じても、その影響は、誤り訂正復号動作にな何ら悪い
影響をおよぼさず、そのまま復号器の中を透過し、その
あと差動復号器で位相回転による位相の不確定分は解消
される。
〔文献1〕中村、“整数剰余環Zqの上の線形Lee誤
り訂正符号とその応力”、第2回情報理論とその応用研
究会資料pp.59−68 1979年11月 〔文献2〕中村、“誤り訂正符号化および復号化システ
ム”特開昭52−153602(特願昭51−7052
3) さて、上記トランスペアレント誤り訂正符号は、今の例
で言えば、8を法とした演算処理でもって符号化・復号
化が行われるので、0〜7の数とみなしたデータに8を
法として、+1又は−1が加算された1個の誤りのみを
訂正できる符号化効率のよい符号を容易に構成すること
ができ、上記文献には、1重リー誤り訂正符号として、
その構成法が詳しくのべられている(もちろ冗長シンボ
ルを増やせば+2あるいは−2が加算された誤りとか+
1又は−1が加算された誤りを2個分訂正する2重リー
誤り訂正符号も達成できることが、上記文献に述べられ
ている。)トランスペアレント誤り訂正符号であってか
つ1重リー誤り訂正符号であるような符号を、第5図の
ようなデータ点の表現でもっ、第1図、第2図のように
同相側、直交側に独立して用いた場合を考えると8を法
として同相側に+1あるいは−1、あるいは直交側に+
1あるいは−1だけ誤ったデータを訂正することができ
る。つまり1符号語内に生じた1個の誤りであって、自
分のデータ点をとり囲む隣のデータ点は誤ったような誤
り訂正できることになる。しかも、上述したように、符
号化効率がよい、つまり冗長シンボル数が、訂正能力の
割に、効率よくおさえられている。例えば符号長30、
情報シンボル数28という効率のよい一重リー誤り訂正
符号も上記文献1によって知られている。
従ってトランスペアレント多値誤り訂正符号であって、
かつ一般に多重のリー誤り訂正符号を本発明に従って、
同相軸、直交軸に独立して用いることにより、前記問題
点1のほかに問題点2も解消されることがわかる。
さて、トランスペアレント誤り訂正符号器105、10
6の出力データは、二次元の8×8=64値のデータと
して変調装置108へ入力され、変調されたのち伝送ラ
イン109へ流される。
第2図において、伝送ライン209より受信された信号
は、復調装置208で復調され、上記トランスペアレン
ト誤り訂正符号の復号器205、206へ入力され復号
される。しかるのち、前記ビットパターン変換器104
の逆の変換をビットパターン変換器204で受ける。例
えば(6、7)=(110111)と表されたデータは
変換後(2、14)=(111001)となる。あとは
前述の通り、上記変換器204の出力のうちの2ビット
が作動復号器203で復号され、残りの4ビットと共
に、復号データとして出力される。
上記の説明から分かるように、伝送ラインで訂正能力以
内のエラーが生じ、かつキャリア位相の回転が起こらな
い限り、端子201、202に於ける復号データは、端
子101、102により入力された送信データと一致す
ることがわかる。
問題は、キャリア位相の回転が生じた場合であるがこの
場合も、訂正能力内のエラーが生じている限り正しく復
号されることを上記トランスペアレント誤り訂正符号の
性質を用いて以下に示す。
まず、第1図に於いて、トランスペアレント誤り訂正符
号器105、106の出力データを(x、y)とすれ
ば、このデータの信号点が、それぞれ90°、180
°、270°の位相回転を受けたときの信号点を求める
と、第5図より明らかなようにそれぞれ(7−y、
x)、(7−x,7−y)、(y、7−x)となる。但
し、7−x、7−yは8を法として演算するものとす
る。
ここで、トランスペアレント誤り訂正符号器105およ
び106によって生成される符号語をそれぞれ(x1
x2、…、xN)、(y1、y2、…、yN)とすれば(但し、N
は符号長)、トランスペアレント復号器205、206
へ入力される符号語は、それぞれ (x1′、x2′、…、xN′)、(y1′、y2′、…、yN′)
…(1) 又は (7−y1′、7−y2′、…、7−yN′)、(x1′、
x2′、…、xN′)…(2) 又は (7−x1′、7−x2′、…、7−xN′)、(7−y1′、
7−y2′、…、7−yN′)…(3) 又は (y1′、y2′、…、yN′)(7−x1′、7−x2′、…、
7−xN′)…(4) のどれかである。但し、x′は、伝送路上での誤りによ
ってxが変化しなければx′=xで変化すればx′≠x
である。y′についても同様である。
さて、前述したように、(7、7、…、7)は正しい符
号語でありかつ8を法とした演算のもとで線形性がなり
っているので、 (7−x1′、7−x2′、…、7−xN′)=(7、7、
…、7)−(x1′、x2′、…、xN′)および (7−y1′、7−y2′、…、7−yN′)=(7、7、
…、7)−(y1′、y2′、…、yN′) もまた正しい符号語である。
従って、伝送路上で生じた誤りが訂正能力内にあれば、
上記(1)又は(2)又は(3)又は(4)の符号語の
プライム(、)がすべて取り除かれた符号語がトランス
ペアレント復号器205、206の出力として得られ
る。この場合、伝送路上の一個のエラーは、一個のエラ
ーのままで、つまり誤り拡大しない状態で誤り訂正復号
される点に注意しておく。
ついで該出力がビットパターン変換器204で変換を受
ければ、前述したように、90°、180°、270°
のキャリア位相の回転が起こっても、差動復号器203
への2ビットから成る入力データとしては、正しいデー
タに4を法とした定数が加算されて入力されるのみで、
他の4ビット分は正しく復号される。しかも該2ビット
分は、差動復号器203によって、該定数が差し引か
れ、正しく復号された2ビットのデータが端子201へ
出力される。
以上詳細に説明したように、本発明の誤り訂正符号化装
置と誤り訂正多値復号化装置を用いれば、多値データ列
を複素平面上の信号点を表す多値データの列として誤り
訂正符号化でき、しかも伝送路上での誤りが倍加されな
い状態で誤り訂正の復号が行える。更に誤り訂正能力も
自分の信号点に近い所の信号点に誤った誤りのみを訂正
するようにすることができるため、きわめて効率的な、
従って装置も簡単なものを構成することができ、その効
果は極めて大きい。
なお、本発明の説明においては、同相側、直交側に同一
のトランスペアレント誤り訂正符号器、復号器をそれぞ
れ2台ずつおいたが、処理時間さえ許せば1台ずつにし
て、それらを時分割にして用いてもよいことは明らかで
ある。
また、本発明の発明では、説明の都合上データが8×8
=64値の場合に即して説明したが、他の多値数の場合
も同様に構成でき、上記の機能を達成できることは明ら
かである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の送信側の第1の実施例を示すブロッ
ク図、第2図は本発明の受信側の第2の実施例を示すブ
ロック図、第3図は、各信号点の下4ビットの表現の一
例を示す図、第4図(a)および(b)は、それぞれ差
動符号器おおび差動復号器を示すブロック図、第5図は
信号点のビット表現の一例を示す図である。 第1図および第2図において、101、102、20
1、202は端子、103、203はそれぞれ差動符号
器、差動復号器、104、204はビットパターン変換
器、105、106はトランスペアレント誤り訂正符号
器、205、206はトランスペアレント誤り訂正復号
器、107は二次元データの符号化装置、207は二次
元データの復号化装置、109、209は伝送ラインを
表す。 第4図において、401はグレイ・ナチュラル変換器
を、406は、ナチュラル・グレイ変換器を、402は
ビット加算器を、405は4を法とした減算器を、40
3、404は2ビットのレジスタをそれぞれ表す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多値データ列を差動符号化したのち,誤り
    訂正符号化し,誤り訂正符号化された多値データ列を多
    値直交振幅変調して送信する符号化部と,受信信号から
    多値データ列を多値直交振幅復調したのち,誤り訂正復
    号化を行い,差動復号化して,送信された多値データ列
    を再生する復号化部を備えた誤り訂正多値符号化復号化
    装置において, 前記符号化部は,信号平面上の点として,象限を表す2
    ビットと象限内の点を表す複数ビットからなる多値デー
    タ列に対し差動符号化する手段と,前記差動符号化され
    た多値データの信号点の座標を同相軸,直交軸のMを法
    とする座標に座標変換する手段と,前記座標変換さた多
    値データ列を同相軸,直交軸の2つの多値データ列とみ
    なして,各多値データ列毎に同一のM値のトランスペア
    レント誤り訂正符号化を行う手段とを備え, 前記復号化部は,前記多値直交振幅復調して得られた多
    値データ列に対し、同相軸、直交軸の各データ列毎に同
    一の前記トランスペアレント誤り訂正符号に対する復号
    化を行う手段と,前記復号化の結果に対し前記座標変換
    の逆変換を行う手段と,前記逆変換の結果得られた多値
    データ列を差動復号化する手段とを備えることを特徴と
    する誤り訂正多値符号化復号化装置。
JP57161876A 1982-09-17 1982-09-17 誤り訂正多値符号化復号化装置 Expired - Lifetime JPH0642682B2 (ja)

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