JPH0642620A - 連続可変変速機の変速制御方法 - Google Patents

連続可変変速機の変速制御方法

Info

Publication number
JPH0642620A
JPH0642620A JP16003991A JP16003991A JPH0642620A JP H0642620 A JPH0642620 A JP H0642620A JP 16003991 A JP16003991 A JP 16003991A JP 16003991 A JP16003991 A JP 16003991A JP H0642620 A JPH0642620 A JP H0642620A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
control valve
pressure
hydraulic
gear ratio
valve means
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP16003991A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3092724B2 (ja
Inventor
Yoshinobu Yamashita
佳宣 山下
Hiroaki Yamamoto
博明 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Suzuki Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp, Suzuki Motor Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP16003991A priority Critical patent/JP3092724B2/ja
Publication of JPH0642620A publication Critical patent/JPH0642620A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3092724B2 publication Critical patent/JP3092724B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Transmission Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、NULL値のずれによる変速の不
連続やショックの発生を軽減するとともに、変速比をト
リガとして作動用油圧制御弁手段の駆動周波数を切り換
え、エンジン側のショックの発生と同時に駆動周波数の
切換が行われ、エンジン側のショックにマスクされてシ
ョックの軽減を果たすことを目的としている。 【構成】 このため、連続可変変速機の変速比を変化さ
せるべく油圧を制御する変速比用油圧制御弁手段を設け
るとともに変速比用油圧制御弁手段の作動用油圧を制御
する作動用油圧制御弁手段を設け、作動用油圧制御弁手
段を駆動制御する制御手段を設け、この制御手段により
作動用油圧制御弁手段を所定油温状態に対応する所定駆
動周波数により駆動するとともに、常温時において作動
用油圧制御手段の駆動周波数を高側から低側に切り換え
る際に変速比が変速比トリガ値以下となった時に作動用
油圧制御手段の駆動周波数を高側から低側に切換制御し
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は連続可変変速機の変速
制御方法に係り、特に常温時において作動用油圧制御弁
手段の駆動周波数を高側から低側に切り換える際に変速
比をトリガとすることにより、NULL値のずれによる
変速の不連続やショックの発生を軽減し得る連続可変変
速機の変速制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】車両においては、内燃機関と車輪間に変
速機を介在している。この変速機は、広範囲に変化する
車両の走行条件に合致させて車輪に伝達される駆動力を
変更し、内燃機関の性能を充分に発揮させている。変速
機には、例えば回転軸に固定された固定プーリ部片と固
定プーリ部片に接離可能に回転軸に装着された可動プー
リ部片とを有するプーリを2つ設けてベルトを巻掛け、
夫々のプーリの両プーリ部片間に形成される溝幅を油圧
により増減することによりプーリに巻掛けられたベルト
の回転半径を増減させてベルトレシオ(変速比)を連続
的に変化させる連続可変変速機がある。
【0003】この連続可変変速機は、変速比用油圧制御
弁手段により油圧を制御して変速比を変化させる。この
変速比用油圧制御弁は、作動用油圧制御弁手段により作
動用油圧を制御されて作動される。この作動用油圧制御
弁手段は、電磁弁(ソレノイドバルブ)等からなり、デ
ューティ率の出力値である駆動周波数により駆動され
る。
【0004】このような作動用油圧制御弁手段の駆動周
波数を切換制御するものとしては、例えば特開昭64−
44348号公報、特開平1−153851号公報に開
示されている。特開昭64−44348号公報に記載の
ものは、油温低下に伴い粘性が高まることを考慮して、
油温状態に応じて油温が低い場合には低い駆動周波数に
切換制御するとともに、油温が高い場合には高い駆動周
波数に切換制御するものである。
【0005】また、特開平1−153851号公報に記
載のものは、所定油温状態においても、車速に応じて駆
動周波数を切換制御、つまり、車速が60〓/h以上の
場合に駆動周波数を50Hzに切換制御するとともに、
車速が55〓/h未満の場合には駆動周波数を100H
zに切換制御するものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の連続
可変変速機の変速制御方法において、作動用油圧制御弁
手段により作動用油圧を制御させる変速比用油圧制御弁
手段は、図5に示す如く、作動用油圧制御弁手段へのレ
シオソレノイドデューティ(OPWRAT)の変化に対
して、出力圧力が急変する特性を有している。この特性
の急変する変速急変点における変速比の変化しないデュ
ーティ率を、NULL値という。この変速比用油圧制御
弁手段のNULL値は、図6に示す如く、油温(TEM
PS)や駆動周波数の影響を受けて変動する。
【0007】このため、駆動周波数を駆動条件に応じ切
換制御して作動用油圧制御弁手段を駆動した場合に、N
ULL値が油温や駆動周波数の影響を受けて変動するこ
とにより、切換時点においてNULL値にずれが生ずる
ことになる。このNULL値のずれは、図7(a)、
(b)、(c)に夫々示す如く、特に、常温時において
は油の粘性が低いので、変速速度が変動して変速に不連
続を生じさせ、また、ショックを発生する不都合があ
る。
【0008】そこで、前記特開昭64−44348号公
報に開示のものは、油温状態に応じて駆動周波数を切換
制御しており、ショックの発生がない制御モード(ニュ
ートラルモード、ホールドモード)やショックの発生が
少ない制御モード(ドライブモード)において切換制御
を行っている。また、前記特開平1−153851号公
報に開示のものは、所定油温状態においても、車速に応
じて駆動周波数を切換制御を行っている。
【0009】ところが、前記特開平1−153851号
公報に開示の如く、所定油温状態にいても車速に応じて
駆動周波数を切換制御した場合に、駆動周波数の切換に
よるNULL値のずれが走行状態によっては顕著に現
れ、このNULL値のずれに起因して変速に不連続を生
じ、ショックを発生する不都合がある。
【0010】即ち、図8・図9に示す如く、常温時にお
いて、車速に応じて低速では高い駆動周波数である10
0Hzに切換制御するとともに、高速では低い駆動周波
数である50Hzに切換制御する場合に、図10に示す
如く、50Hzと100Hzとの間に圧力値のずれがあ
る。
【0011】このため、常温時において、つまり、所定
油温状態において車速に応じて駆動周波数を切換制御し
た場合に、駆動周波数の切換によるNULL値のずれが
走行状態によって、特に加速状態において顕著に現れ、
このNULL値のずれに起因して加速状態における変速
に不連続を生じ、ショックを発生する不都合がある。
【0012】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、上
述不都合を除去するために、固定プーリ部片とこの固定
プーリ部片に接離可能に装着された可動プーリ部片との
両プーリ部片間の溝幅を減増させて前記両プーリに巻掛
けられるベルトの回転半径を増減させて変速比を連続的
に変化させる連続可変変速機において、前記変速比を変
化させるべく油圧を制御する変速比用油圧制御弁手段を
設けるとともにこの変速比用油圧制御弁手段の作動用油
圧を制御する作動用油圧制御弁手段を設け、前記作動用
油圧制御弁手段を駆動制御する制御手段を設け、この制
御手段により前記作動用油圧制御弁手段を所定油温状態
に対応する所定駆動周波数により駆動するとともに、常
温時において前記作動用油圧制御弁手段の駆動周波数を
高側から低側に切り換える際に変速比が変速比トリガ値
以下となった時に前記作動用油圧制御弁手段の駆動周波
数を高側から低側に切換制御することを特徴とする。
【0013】
【作用】上述の如く発明したことにより、常温時におい
て、作動用油圧制御弁手段の駆動周波数を高側から低側
に切り換える際に、変速比が変速比トリガ値以下となっ
た時に作動用油圧制御弁手段の駆動周波数を高側から低
側に切換制御することにより、NULL値のずれによる
変速の不連続やショックの発生を軽減するとともに、変
速比をトリガとして作動用油圧制御弁手段の駆動周波数
を切り換えることにより、エンジン側のショックの発生
と同時に駆動周波数の切換が行われ、エンジン側のショ
ックにマスクされてショックの軽減をより効果的に果し
ている。
【0014】
【実施例】以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細
に説明する。
【0015】図1〜図4はこの発明の実施例を示すもの
である。図2において、2はベルト駆動式連続可変変速
機、2Aはベルト、4は駆動側プーリ、6は駆動側固定
プーリ部片、8は駆動側可動プーリ部片、10は被駆動
側プーリ、12は被駆動側固定プーリ部片、14は被駆
動側可動プーリ部片である。前記駆動側プーリ4は、第
2図に示す如く、回転軸16に固定される駆動側固定プ
ーリ部片6と、回転軸16の軸方向に移動可能且つ回転
不可能に前記回転軸16に装着された駆動側可動プーリ
部片8とを有する。また、前記被駆動側プーリ10も、
前記駆動側プーリ4と同様に、被駆動側固定プーリ部片
12と被駆動側可動プーリ部片14とを有する。
【0016】前記駆動側可動プーリ部片8と被駆動側可
動プーリ部片14とには、第1、第2ハウジング18、
20が夫々装着され、第1、第2油圧室22、 24が
夫々形成される。このとき、被駆動側の第2油圧室24
内には、この第2油圧室24の拡大方向に前記第2ハウ
ジング20を付勢するばね等からなる付勢手段26を設
ける。
【0017】前記回転軸16にオイルポンプ28を設
け、このオイルポンプ28を前記第1、第2油圧室2
2、24に第1、第2オイル通路30、32によって夫
々連通するとともに、第1オイル通路30途中には入力
軸シーブ圧たるプライマリ圧を制御する変速制御弁たる
プライマリ圧制御弁34を介設する。また、プライマリ
圧制御弁34よりオイルポンプ28側の第1オイル通路
30には第3オイル通路36によってライン圧(一般に
5〜25〓/〓2 )を一定圧(3〜4〓/〓2 )に制御
する定圧制御弁38を連通し、前記プライマリ圧制御弁
34に第4オイル通路40によりプライマリ圧力制御用
第1三方電磁弁42を連通する。
【0018】また、前記第2オイル通路32途中にはポ
ンプ圧たるライン圧を制御する逃し弁機能を有するライ
ン圧制御弁44を第5オイル通路46により連通し、こ
のライン圧制御弁44に第6オイル通路48によりライ
ン圧力制御用第2三方電磁弁50を連通する。
【0019】更に、前記ライン圧制御弁44の連通する
部位よりも第2油圧室24側の第2オイル通路32途中
にはクラッチ圧を制御するクラッチ圧制御弁52を第7
オイル通路54により連通し、このクラッチ圧制御弁5
2に第8オイル通路56によりクラッチ圧制御用第三方
向電磁弁58を連通する。
【0020】また、前記プライマリ圧制御弁34及びプ
ライマリ圧力制御用第1電磁弁42、定圧制御弁38、
第6オイル通路48、ライン圧力制御用第2電磁弁5
0、そしてクラッチ圧制御弁52を第9オイル通路60
によって夫々連通する。
【0021】前記クラッチ圧制御弁52を油圧クラッチ
62に第10オイル通路64によって連通するととも
に、この第10オイル通路64途中には第11オイル通
路66により圧力センサ68を連通する。この圧力セン
サ68はホールドおよびスタートモード等のクラッチ圧
を制御する際に直接油圧を検出することができ、この検
出油圧を目標クラッチ圧とすべく指令する際に寄与す
る。また、ドライブモード時にはクラッチ圧がライン圧
と等しくなるので、ライン圧制御にも寄与するものであ
る。
【0022】前記第1ハウジング18外側に入力軸回転
検出歯車70を設け、この入力軸回転検出歯車70の外
周部位近傍に入力軸側の第1回転検出器72を設ける。
また、前記第2ハウジング20外側に出力軸回転検出歯
車74を設け、この出力軸回転検出歯車74の外周部位
近傍に出力軸側の第2回転検出器76を設ける。そし
て、前記第1回転検出器72と第2回転検出器76との
検出信号を後述する制御部82に出力し、エンジン回転
数とベルトレシオとを把握するものである。
【0023】前記油圧クラッチ62には出力伝達用歯車
78を設け、この歯車78外周部位近傍に最終出力軸の
回転を検出する第3回転検出器80を設ける。つまり、
この第3回転検出器80は減速歯車および差動機、駆動
軸、タイヤに直結する最終出力軸の回転を検出するもの
であり、車速の検出が可能である。また、前記第2回転
検出器76と第3回転検出器80とによって油圧クラッ
チ62前後の回転検出も可能であり、クラッチスリップ
量の検出に寄与する。
【0024】更に、車両の図示しない気化器のスロット
ル開度や前記第1〜第3回転検出器72、76、80か
らのエンジン回転、車速等の種々条件を入力しデューテ
ィ率を変化させ変速制御を行う制御手段たる制御部82
を設け、この制御部82によって前記プライマリ圧力制
御用第1三方電磁弁42および定圧制御弁38、ライン
圧力制御用第2三方電磁弁50、そしてクラッチ圧制御
用第3三方電磁弁58の開閉動作を制御するとともに、
前記圧力センサ68をも制御すべく構成されている。ま
た、前記制御部82に入力される各種信号と入力信号の
機能について詳述すれば、
【0025】 、シフトレバー位置の検出信号……P、R、N、D、
L等の各レンジ信号により各レンジに要求されるライン
圧(ライン)やレシオ(プライマリ圧)、クラッチ(ク
ラッチ圧)の制御
【0026】 、キャブレタスロットル開度の検出信号……予めプロ
グラム内にインプットしたメモリからエンジントルクを
検知、目標レシオあるいは目標エンジン回転数の決定
【0027】 、キャブレタアイドル位置の検出信号……キャブレタ
スロットル開度センサの補正と制御における精度の向上
【0028】 、アクセルペダル信号……アクセルペダルの踏込み状
態によって運転者の意志を検知し、走行時あるいは発進
時の制御方向を決定
【0029】 、ブレーキ信号……ブレーキペダルの踏込み動作の有
無を検知し、油圧クラッチ62の切り離し等制御方向を
決定
【0030】 、パワーモードオプション信号……車両の性能をスポ
ーツ性(あるいはエコノミー性)とするためのオプショ
ンとして使用
【0031】 、油温信号……油圧回路の油温状態に応じた信号等が
ある。
【0032】前記油圧信号は、例えば後述するオイルパ
ン96内に設置された油御センサ84から出力されるも
のである。
【0033】また、前記制御部82は、油圧回路内の油
温状態に応じて、圧力制御弁手段42の例えば前記第
1、第2、第3三方電磁弁42、50、58の駆動周波
数を切り換えるとともに、常温時において作動用油圧制
御弁手段である第1三方電磁弁42の駆動周波数を高側
から低側に切り換える際に変速比が変速比トリガ値以下
となった時に第1三方電磁弁42の駆動周波数を高側か
ら低側に切換制御する構成を有する。
【0034】詳述すれば、運転状態をドライブモードD
RVの走行中に最終目標エンジン回転数(NESPR
F)の減少よりも優先させて変速比(RATIO)と1
00→50Hz用RATIOトリガ(RATTR)とを
比較し、変速比(RATIO)が100→50Hz用R
ATIOトリガ(RATTR)よりもO/D(オーバド
ライブ)側にある場合、つまりRATIO≦RATTR
の場合に変速制御するものである。
【0035】また、前記100→50Hz用RATIO
トリガ(RATTR)は、F/L(フルロー)側にある
のが好ましいものである。
【0036】なお符号86は前記油圧クラッチ62のピ
ストン、88は円環状スプリング、90は第1圧力プレ
ート、92はフリクションプレート、94は第2圧力プ
レート、96はオイルパン、98はオイルフィルタであ
る。
【0037】次に作用について説明する。
【0038】連続可変変速機2は、図2に示す如く、回
転軸16上に位置するオイルポンプ28が回転軸16の
駆動に応じて作動し、そのオイルは変速機底部のオイル
パン96からオイルフィルタ98を介して吸収される。
このポンプ圧であるライン圧はライン圧制御弁44で制
御され、このライン圧制御弁44からの洩れ量、つまり
ライン圧制御弁44の逃し量が大であればライン圧は低
くなり、反対に少なければライン圧は高くなる。
【0039】前記ライン圧制御弁44の動作は専用の第
2三方電磁弁50により制御されるものであり、この第
2三方電磁弁50の動作に追従して前記ライン圧制御弁
44が動作するものであり、第2三方電磁弁50は所定
の周波数のデューティ率で制御される。
【0040】即ち、デューティ率0%とは第2三方電磁
弁50が全く動作しない状態であり、出力側が大気側に
導通し出力油圧はゼロとなる。また、デューティ率10
0%とは第2三方電磁弁50が動作して出力側が大気側
に導通し、制御圧力と同一の最大出力油圧となり、デュ
ーティ率によって出力油圧を可変させている。従って、
前記第2三方電磁弁50の特性は、前記ライン圧制御弁
44をアナログ的に動作させることが可能となり、第2
三方電磁弁50のデューティ率を任意に変化させてライ
ン圧を制御することができる。また、この第2三方電磁
弁50の動作は前記制御部82によって制御されてい
る。
【0041】変速制御用のプライマリ圧は前記プライマ
リ圧制御弁34によって制御され、このプライマリ圧制
御弁34も前記ライン圧制御弁44と同様に、専用の第
1三方電磁弁42によって動作が制御されている。この
第1三方電磁弁42は、プライマリ圧を前記ライン圧に
導通、あるいはプライマリ圧を大気側に導通させるため
に使用され、ライン圧に導通させてベルトレシオをフル
オーバドライブ側に移行、あるいは大気側に導通させて
フルロー側に移行させるものである。
【0042】クラッチ圧を制御するクラッチ圧制御弁5
2は、最大クラッチ圧を必要とする際にライン圧側と導
通させ、また最低クラッチ圧とする際には大気側と導通
させるものである。このクラッチ圧制御弁52も前記ラ
イン圧制御弁44やプライマリ圧制御弁34と同様に、
専用の第3三方電磁弁58によって動作が制御されてい
るので、ここでは説明を省略する。クラッチ圧は最低の
大気圧(ゼロ)から最大のライン圧までの範囲内で変化
するものである。
【0043】クラッチ圧の制御には、以下の5つのパタ
ーンがある。
【0044】 (1)、ニュートラルモード……シフト位置がNまたは
Pでクラッチを完全に切り離す場合、クラッチ圧は最低
圧(ゼロ)
【0045】 (2)、ホールドモード……シフト位置がDまたはRで
スロットルを離して走行意思の無い場合、あるいは走行
中に減速しエンジントルクを切りたい場合、クラッチ圧
はクラッチが接触する程度の低いレベル
【0046】 (3)、スタートモード……発進時あるいはクラッチ切
れの後に再びクラッチを結合しようとする場合、クラッ
チ圧をエンジン吹き上がりを防止するとともに車両をス
ムーズに動作できるエンジン発生トルク(クラッチイン
プットトルク)に応じて適切なレベル
【0047】 (4)、スペシャルスタートモード……(イ)、車速が
8〓/h以上でシフトレバーをD→N→Dと繰り返して
使用した状態、あるいは、……(ロ)、減速運転時に8
〓/h<車速<15〓/hでブレーキ状態を解除した状
【0048】 (5)、ドライブモード……完全な走行状態に移行しク
ラッチが完全に結合した場合、クラッチ圧はエンジント
ルクに十分に耐えるだけの余裕のある高いレベル
【0049】このパターンの(1)はシフト操作と連動
する専用の図示しない切換バルブで行われ、他の
(2)、(3)、(4)、(5)は制御部82による第
1、第2、第3三方電磁弁42、50、58のデューテ
ィ率制御によって行われている。特に(5)の状態にお
いては、クラッチ圧制御弁52によって第7オイル通路
54と第10オイル通路64とを連通させ、最大圧発生
状態とし、クラッチ圧はライン圧と同一となる。
【0050】また、前記プライマリ圧制御弁34やライ
ン圧制御弁44、そしてクラッチ圧制御弁52は、第
1、第2、第3三方電磁弁42、50、58からの出力
油圧によって夫々制御されているが、これら第1、第
2、第3三方電磁弁42、50、58を制御するコント
ロール油圧は定圧制御弁38で調整される一定油圧であ
る。このコントロール油圧はライン圧より常に低い圧力
であるが、安定した一定の圧力である。また、コントロ
ール油圧は各制御弁34、44、52にも導入され、こ
れ等制御弁34、44、52の安定化を図っている。
【0051】次に、連続可変変速機2の電子制御につい
て説明する。
【0052】連続可変変速機2は油圧制御されていると
ともに、制御部82からの指令により、ベルト保持とト
ルク伝達のための適切なライン圧や、変速比の変更のた
めのプライマリ圧、及び油圧クラッチ62を確実に結合
させるためのクラッチ圧が夫々確保されている。
【0053】次いで、図1のフローチャートに基づいて
この実施例における各電磁弁の駆動周波数の制御方法を
説明する。
【0054】前記制御部82においてプログラムがスタ
ートすると(ステップ302)、先ず、ドライブモード
か否かを判断する(ステップ304)。
【0055】このステップ(304)においてNOの場
合には、他の変速制御を行い(ステップ306)、そし
て、ステップ(304)に戻す。
【0056】このステップ304においてYESの場合
には、最終目標エンジン回転数(NESPRF)の演算
を行い(ステップ308)、駆動周波数が100Hzの
油温領域か否かを判断する(ステップ310)。
【0057】このステップ(310)でYESの場合に
は、ソレノイド駆動用駆動周波数フラグが100Hzか
50Hzかを判断し(ステップ312)、ステップ(3
10)がNOの場合には、他の周波数(12.5Hz、
25Hzまたは50Hzのいずれか)を選択する(ステ
ップ314)。
【0058】ステップ(312)がYESで駆動周波数
が100Hzの場合には、車速(NCO)と100→5
0Hz用車速トリガ(NCOTR1)とを比較する(ス
テップ316)。
【0059】このステップ(316)でNCO≧NCO
TR1の場合には、変速比(RATIO)と100→5
0Hz用RATIOトリガ(RATTR)とを比較判断
する(ステップ318)。
【0060】このステップ(316)においてRATI
O>RATTRの場合には、NESPRF−NESPR
Nを行って最終目標エンジン回転数(NESPRF)の
変化(DNESPR)を求め(ステップ320)、この
最終目標エンジン回転数(NESPRF)の変化(DN
ESPR)と100→50Hz用変化(DNESPR)
トリガ(DNESPTR)とを比較判断する(ステップ
322)。
【0061】このステップ(322)において、DNE
SPR<DNESPTRの場合、及び上述のステップ
(318)において、RATIO≦RATTRの場合に
は、FROFLG←50Hzとして(ステップ32
4)、第1三方電磁弁52の駆動周波数を50Hzとす
る。
【0062】前記ステップ(312)においてNOの場
合には、車速(NCO)50→100Hz用車速トリガ
(NCOTR2)とを比較する(ステップ326)。
【0063】このステップ(326)でNCO≦NCO
TR2の場合には、FROFLG←100Hzとし(ス
テップ328)、第1三方電磁弁52の駆動周波数を1
00Hzとする。一方、ステップ326においてNCO
>NCOTR2の場合には、第1三方電磁弁52の駆動
周波数をそのまま50Hzとする。
【0064】これら駆動周波数が選択された後には、N
ESPRN←NESPRFとし(ステップ330)、他
の変速制御を行い(ステップ332)、ステップ304
に戻す。
【0065】次に、この駆動周波数制御を、図3の制御
用ブロック図に基づいて説明する。
【0066】スロットル開度(THR)と車速(NC
O)とエンジン回転数(NE)とから最終目標エンジン
回転数(NESPRF)を演算(202)し、そして、
この最終目標エンジン回転数(NESPRF)に比例ゲ
インKpをかけ(204)、そして第1リミッタ(20
6)をかける。
【0067】この第1リミッタ(206)からの値には
積分ゲインKi/Sがかけられ(208)、そして、こ
の積分ゲイン(208)からの値と公称中立値(NNU
L)とが加減される(210)。
【0068】この加減されて求められた値と第1リミッ
タ(206)からの値とは、加減される(212)。
【0069】この加減されて求められた値は、100H
zの温度領域で50Hz駆動か否かによって作動するス
イッチSW1(214)がYESに接続されることによ
って獲られる100Hzと50HzとのNULL値のず
れと加減される(216)。
【0070】そして、この加減されて得られた値が第2
リミッタ(218)にかけられ、レシオソレノイドデュ
ーティ(OPWRAT)が第1三方電磁弁42に出力さ
れる。
【0071】即ち、駆動周波数が100Hzから50H
zに変更されるのはドライブモード中で100Hzの油
温領域且つ車速がNCOTR1で、変速比RATIOが
変速比トリガRATTR以下の値となったときとする。
駆動周波数を50Hzから100Hzに変更されるの
は、車速がNCOTR2(NCOTR2<NCOTR
1)とする。
【0072】このように、駆動周波数が50Hzから1
00Hzへの変更が、NCOトリガだけとしたのは、減
速時、駆動周波数の変更に伴う不具合いが現れ難い点
と、駆動周波数が高くなるため、変更に伴う不具合いの
吸収が速い点と、他のトリガを設け、その成立を待って
いたのでは、車速が低下した状態でも、駆動周波数が5
0Hzのままとなり、クラッチ圧制御上、問題を生じる
ためである。
【0073】このクラッチ圧を制御している時に低い振
動周波数を用いた場合、第1三方電磁弁52の脈動が、
顕著に、体感上現れてしまう。それは、油圧クラッチ6
2は、応答性を確保するための油圧回路の容量が小さ
く、脈動を吸収する機能になっていないためである。
【0074】この結果、常温時に第1三方電磁弁42の
駆動周波数を高側(100Hz)から低側(50Hz)
に切り換える際に、NULL値のずれによる変速の不連
続やショックの発生を低減させることができる。
【0075】また、変速比を切換のトリガとしたことに
より、エンジン側のショックの発生と同期して駆動周波
数の切換が行われるので、エンジン側のショックにマス
クされる。
【0076】更に、プログラム上のNULL値と実際の
NULL値に差が生じても上述したような不具合の発生
を少なくすることができる。
【0077】更にまた、制御部90のプログラムの変更
のみで駆動周波数を変更することができるので、構成が
複雑化せず、製作が容易で、実用上有利である。
【0078】また、ソレノイド駆動用周波数は、100
Hzよりも50Hzの方が木目の細かな流量調整が可能
であることにより、制御性を麹用させることができるも
のである。
【0079】更に、ソレノイド駆動用周波数が50Hz
となる機会が増加することにより、ソレノイドの耐久性
を向上させることができ、ソレノイドの使用寿命を長く
し得て、経済的に有利である。
【0080】
【発明の効果】以上詳細に説明した如くこの発明によれ
ば、連続可変変速機の変速比を変化させるべく油圧を制
御する変速比用油圧制御弁手段を設けるとともに変速比
用油圧制御弁手段の作動用油圧を制御する作動用油圧制
御弁手段を設け、作動用油圧制御弁手段を駆動制御する
制御手段を設け、この制御手段により作動用油圧制御弁
手段を所定油温状態に対応する所定駆動周波数により駆
動するとともに、常温時において作動用油圧制御弁手段
の駆動周波数を高側から低側に切り換える際に変速比が
変速比トリガ値以下となった時に作動用油圧制御弁手段
の駆動周波数を高側から低側に切換制御することによ
り、NULL値のずれによる変速の不連続やショックの
発生を軽減するとともに、変速比をトリガとして作動用
油圧制御弁手段の駆動周波数を切り換えるので、エンジ
ン側のショックの発生と同時に駆動周波数の切換が行わ
れ、エンジン側のショックにマスクされてショックの軽
減をより効果的に果し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す連続可変変速機の変速
制御用フローチャートである。
【図2】ベルト駆動式連続可変変速機の概略図である。
【図3】ベルト駆動式連続可変変速機の変速制御用ブロ
ック図である。
【図4】
【(a)】時間とスロットル開度との関係を示すタイム
チャートである。
【図4】
【(b)】時間とデューティ(Duty)との関係を示
すタイムチャートである。
【図4】
【(c)】時間と圧力との関係を示すタイムチャートで
ある。
【図4】
【(d)】時間とスピード及びレシオとの関係を示すタ
イムチャートである。
【図4】
【(e)】時間とDNESPRとの関係を示すタイムチ
ャートである。
【図5】この発明の従来技術の圧力特性を示す図であ
る。
【図6】NULL値特性を示す図である。
【図7】
【(a)】時間とデューティ(Duty)との関係を示
すタイムチャートである。
【図7】
【(b)】時間と圧力との関係を示すタイムチャートで
ある。
【図7】
【(c)】時間とスピード及びレシオとの関係を示すタ
イムチャートである。
【図8】100Hz時のソレノイドの電流波形を示すタ
イムチャートである。
【図9】50Hz時のソレノイドの電流波形を示すタイ
ムチャートである。
【図10】ソレノイドの圧力波形を示す関係図である。
【符号の説明】
2 ベルト駆動式連続可変変速機 2A ベルト 4 駆動側プーリ 10 被駆動側プーリ 16 回転軸 28 オイルポンプ 30 第1オイル通路 34 プライマリ圧制御弁 38 定圧制御弁 42 プライマリ圧力制御用第1三方電磁弁 44 ライン圧制御弁 50 ライン圧力制御用第2三方電磁弁 52 クラッチ圧制御弁 58 クラッチ圧制御用第三方向電磁弁 62 油圧クラッチ 82 制御部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年6月28日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す連続可変変速機の変速
制御用フローチャートである。
【図2】ベルト駆動式連続可変変速機の概略図である。
【図3】ベルト駆動式連続可変変速機の変速制御用ブロ
ック図である。
【図4】タイムチャートであり、(a)は時間とスロッ
トル開度との関係を示し、(b)は時間とデューティ
(Duty)との関係を示し、(c)は時間と圧力との
関係を示し、(d)は時間とスピード及びレシオとの関
係を示し、(e)は時間とDNESPRとの関係を示し
ている。
【図5】この発明の従来技術の圧力特性を示す図であ
る。
【図6】NULL値特性を示す図である。
【図7】タイムチャートであり、(a)は時間とデュー
ティ(Duty)との関係を示し、(b)は時間と圧力
との関係を示し、(c)は時間とスピード及びレシオと
の関係を示している。
【図8】100Hz時のソレノイドの電流波形を示すタ
イムチャートである。
【図9】50Hz時のソレノイドの電流波形を示すタイ
ムチャートである。
【図10】ソレノイドの圧力波形を示す関係図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定プーリ部片とこの固定プーリ部片に
    接離可能に装着された可動プーリ部片との両プーリ部片
    間の溝幅を減増させて前記両プーリに巻掛けられるベル
    トの回転半径を増減させて変速比を連続的に変化させる
    連続可変変速機において、前記変速比を変化させるべく
    油圧を制御する変速比用油圧制御弁手段を設けるととも
    にこの変速比用油圧制御弁手段の作動用油圧を制御する
    作動用油圧制御弁手段を設け、前記作動用油圧制御弁手
    段を駆動制御する制御手段を設け、この制御手段により
    前記作動用油圧制御弁手段を所定油温状態に対応する所
    定駆動周波数により駆動するとともに、常温時において
    前記作動用油圧制御弁手段の駆動周波数を高側から低側
    に切り換える際に変速比が変速比トリガ値以下となった
    時に前記作動用油圧制御弁手段の駆動周波数を高側から
    低側に切換制御することを特徴とする連続可変変速機の
    変速制御方法。
JP16003991A 1991-06-03 1991-06-03 連続可変変速機の変速制御方法 Expired - Fee Related JP3092724B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16003991A JP3092724B2 (ja) 1991-06-03 1991-06-03 連続可変変速機の変速制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16003991A JP3092724B2 (ja) 1991-06-03 1991-06-03 連続可変変速機の変速制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0642620A true JPH0642620A (ja) 1994-02-18
JP3092724B2 JP3092724B2 (ja) 2000-09-25

Family

ID=15706616

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16003991A Expired - Fee Related JP3092724B2 (ja) 1991-06-03 1991-06-03 連続可変変速機の変速制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3092724B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3642970A1 (de) * 1985-12-19 1987-06-25 Sharp Kk Klappbare waage

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3642970A1 (de) * 1985-12-19 1987-06-25 Sharp Kk Klappbare waage

Also Published As

Publication number Publication date
JP3092724B2 (ja) 2000-09-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4962678A (en) Hydraulic control method for continuously variable speed change gear mechanism for a vehicle and a drive control method for a pressure valve thereof
JP2784919B2 (ja) 連続可変変速機制御方法
US5069086A (en) Belt ratio controller for a continuously vaiable transmission
KR930004605B1 (ko) 연속 가변 변속기의 크리이프 제어장치
JPH0676026B2 (ja) 連続可変変速機のクラッチ圧制御方法
JPH0788148B2 (ja) 連続可変変速機のクラッチ圧制御装置
JP2832602B2 (ja) 連続可変変速機の油圧制御方法
JPH07109233B2 (ja) 車両用連続可変変速機の圧力弁駆動制御方法
JP3092724B2 (ja) 連続可変変速機の変速制御方法
JP2863919B2 (ja) 連続可変変速機ベルトレシオ制御方法
JP3010192B2 (ja) 連続可変変速機の変速制御方法
JP3010193B2 (ja) 連続可変変速機の変速制御方法
JP3020098B2 (ja) 連続可変変速機のクラッチ制御方法
JPH03121322A (ja) 連続可変変速機のクラッチ制御方法
JP2620792B2 (ja) 連続可変変速機のクラッチ圧制御方法
JP2961316B2 (ja) 連続可変変速機のライン圧制御方法
JP2772434B2 (ja) 無段変速機の油圧クラッチ構造
JPH0771547A (ja) 連続可変変速機制御装置
JP2626891B2 (ja) 連続可変変速機のクラッチ制御方法
JP3095197B2 (ja) 連続可変変速機の変速制御方法
JP3161482B2 (ja) 連続可変変速機のクラッチ圧制御装置
JPH06174022A (ja) 連続可変変速機制御装置
JPH05118420A (ja) 無段変速機の油圧制御装置
JPH06185603A (ja) 連続可変変速機の変速制御装置
JPH0721309B2 (ja) 連続可変変速機のベルトレシオ制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 8

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080728

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080728

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090728

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100728

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees