JPH0642481U - 産業車両のキャブ装置 - Google Patents

産業車両のキャブ装置

Info

Publication number
JPH0642481U
JPH0642481U JP8298192U JP8298192U JPH0642481U JP H0642481 U JPH0642481 U JP H0642481U JP 8298192 U JP8298192 U JP 8298192U JP 8298192 U JP8298192 U JP 8298192U JP H0642481 U JPH0642481 U JP H0642481U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cab
air
frame
electric motor
pressure air
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8298192U
Other languages
English (en)
Other versions
JP2572225Y2 (ja
Inventor
唯志 斉藤
陽一 青山
Original Assignee
小松フォークリフト株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 小松フォークリフト株式会社 filed Critical 小松フォークリフト株式会社
Priority to JP1992082981U priority Critical patent/JP2572225Y2/ja
Publication of JPH0642481U publication Critical patent/JPH0642481U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2572225Y2 publication Critical patent/JP2572225Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Window Of Vehicle (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 産業車両で防護ガラスを持たないキャブ装置
において、天候や現場の環境が悪い時でも、雨滴、ほこ
り、ゴミ、臭い等がキャブフレーム内部に侵入すること
を防止し、運転席のオペレータが常に快適な環境で運転
できるようにすることを目的とする。 【構成】 オペレータキャブを構成するフレームのフレ
ーム支柱1,2,3,4またはフレーム上部枠5,6,
7,8に空気配管18を取付け、該配管18に高圧空気
供給回路を連結し、該空気供給回路はエンジン32によ
り駆動される電気継手28、空気圧縮機21又は蓄電池
19により駆動される電気モータ20、空気圧縮機2
1、あるいは蓄電池にて駆動する電気モータ29とファ
ン30等を有していて、高圧空気を空気配管18のノズ
ルから空気を吹き出しキャブフレーム周囲に空気層を作
り出すようにした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は防護ガラスを持たない産業車両のキャブ装置における運転席のオペ レータ環境確保に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来防護ガラスを持たないキャブ装置では、天候や現場の環境が悪い時、オペ レータが雨具や眼鏡、マスク等の防護手段を着用して、運転作業を実施していた 。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上述の従来のキャブ装置では、雨、風によりオペレータが濡れたり、ほこり、 ゴミに曝されたり、臭気のある現場では臭いに曝されるなど、安全、快適な運転 ができないという課題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この考案は上記の点に鑑みてなされたもので、オペレータキャブを構成するフ レームのフレーム支柱又はフレーム上部枠に空気配管を取付け、該空気配管に高 圧空気供給回路を連結して、キャブフレームまわりに高圧の空気層を作り出すよ うに構成した。 そして前記オペレータキャブは通常前面ガラス、後面ガラス、側面ガラスなど の防護ガラスを有しておらず、また前記高圧空気供給回路はエンジンにより駆動 される電磁継手と該電磁継手にて作動する空気圧縮機又は蓄電池により駆動され る電気モータと、該電気モータにて作動する空気圧縮機を具備するか、或いは蓄 電池を駆動源とする電気モータとファンを具備して構成されている。
【0005】
【作用】
従ってエンジン又は蓄電池により駆動される電気モータ、空気圧縮機を使用し て高圧空気を蓄え、運転席のスイッチ操作により、キャブフレーム支柱、或いは キャブフレーム上部枠に配置した、中空パイプ等の円周面の長手方向に沿って、 一直線上に間隔をおいて複数個の小さな穴、又はスリット等を設けたノズルを通 して、高圧空気を吹き出し、キャブフレーム周りに空気層を作り出すことができ 、防護ガラスを持たないキャブ装置でも、キャブフレームの周囲に作り出される 空気層によって、雨滴、ほこり、ゴミ、臭い等がキャブ装置内部に侵入するのを 防止し、運転席のオペレータが常に快適な環境で、運転することができる。
【0006】
【実施例】
以下この考案の実施例について、図面により説明する。 図1において、1,2,3,4はキャブフレームの前後左右の支柱、5,6, 7,8は上部枠、9は運転席である。 以上の構造は従来のものと何ら変わるところはない。 図2以下図7までの図面の中では、符号1から9までの記入は省略してあるの で、図1を参照されたい。
【0007】 この考案の特徴は以下の点である。 すなわち図8(イ)に示すように中空パイプ等の円周面の長手方向に沿って、 一直線上に複数個の穴16を間隔をおいて設けるか、または図8(ロ)に示すよ うにスリット17等を設けてノズル18を形成し、該ノズル18をキャブフレー ムの上部枠5,6,7,8あるいは支柱1,2,3,4に取付け、吹き出した高 圧空気の空気層がキャブ装置の各々の面を形成する方向へ向ける。
【0008】 図2はノズル18を前面上部枠10の位置に取付け、前面に空気層を、図3は ノズル18を側面上部枠11の位置に取付け、側面に空気層を、図4はノズル1 8を後面上部枠12の位置に取付け、後面に空気層を、図5はノズル18を前面 支柱13の位置に取付け、前面に空気層を、図6はノズル18を側面支柱14の 位置に取付け,側面に空気層を、図7はノズル18を後面支柱15の位置に取付 け、後面に空気層を形成したもので、図9又は図10に示す空気供給回路を使用 して、後述するように上記ノズル18に高圧空気を送り込むようにっている。
【0009】 図9(イ)に示す空気供給回路の構成は、エンジン32を動力源にして電磁継 手28、空気圧縮機21を駆動し、または図9(ロ)に示すように蓄電池19を 動力源として電気モータ20、空気圧縮機21を駆動し、高圧空気を空気タンク 22に蓄え、運転席9で操作可能なスイッチ24により空気制御弁23を開閉さ せて、高圧空気をノズル18へ送り出すようになっている。 空気圧上限、下限検出用圧力スイッチ25,26に基づき空気圧縮機21を駆 動する電磁継手28又は電気モータ20を制御するコントローラ27の働らきに より、空気タンク22の高圧空気は常に所要圧力に維持されている。
【0010】 また空気供給回路は図10に示す別の構成のものを採用しても良く、この場合 は蓄電池19を動力とする電気モータ29を、コントローラ27を介して、ファ ン30の駆動に使用して、高圧空気を得るようにしたものである。 図9の場合と同様、運転席9で操作可能なスイッチ24により、コントローラ 27に電気モータ29の駆動切り換えができるようになっている。 31はダクトを示す。
【0011】
【考案の効果】
この考案は以上詳述したようにして成り、防護ガラスを持たないキャブ装置に おいても、オペレータは運転席からのスイッチ操作で、キャブフレームまわりに 高圧空気による空気層を作り出すことができるため、前後左右の防護ガラスを有 するキャブ装置の運転席と同様の快適な環境での運転をすることができ、作業安 全と作業能率の向上に寄与することができる。 このようにこの考案によれば、キャブフレームまわりに形成される高圧空気層 によって雨滴、ほこり、ゴミや悪臭等からオペレータを防護でき、天候や稼動条 件如何にかかわらず快適な操作が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】キャブ装置を構造模型による斜視図で示す
【図2】キャブ前面上部枠にノズルを設置した実施例を
示す。
【図3】キャブ側面上部枠にノズルを設置した実施例を
示す。
【図4】キャブ後面上部枠にノズルを設置した実施例を
示す
【図5】キャブ前支柱にノズルを設置した実施例を示す
【図6】キャブ前支柱にノズルを設置し、側面に空気層
を形成した実施例を示す
【図7】キャブ後支柱にノズルを設置した実施例を示す
【図8】(イ),(ロ)はそれぞれ2種類のノズルの構
造を示す斜視図である。
【図9】(イ),(ロ)はそれぞれこの考案の2つの空
気供給回路図の実施例を示す。
【図10】この考案の空気供給回路図の別の実施例を示
す。
【符号の説明】
1 支柱 2 支柱 3 支柱 4 支柱 5 上部枠 6 上部枠 7 上部枠 8 上部枠 9 運転席 16 小さい穴 17 スリット 18 ノズル 19 蓄電池 20 空気モータ 21 空気圧縮機 22 空気タンク 23 空気制御弁 24 スイッチ 28 電磁継手 29 電気モータ 30 ファン 32 エンジン

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オペレータキャブを構成するフレームの
    フレーム支柱またはフレーム上部枠に空気配管を取付
    け、該空気配管に高圧空気供給回路を連結して、キャブ
    フレームまわりに高圧の空気層を作り出すようにしたこ
    とを特徴とする、産業車両のキャブ装置
  2. 【請求項2】前記オペレータキャブは前面ガラス、後面
    ガラス、側面ガラスなどの防護ガラスを有していない、
    請求項1記載の産業車両のキャブ装置
  3. 【請求項3】前記高圧空気供給回路は、エンジンにより
    駆動される電磁継手と該電磁継手にて作動する空気圧縮
    機又は蓄電池により駆動される電気モータと、該電気モ
    ータにて作動する空気圧縮機を有し、運転席のスイッチ
    操作により空気配管に形成されたノズルをとおして高圧
    空気を吹き出すようにした、請求項1記載の産業車両の
    キャブ装置。
  4. 【請求項4】前記高圧空気供給回路は、蓄電池を駆動源
    とする電気モータとファンを具備してなる、請求項1記
    載の産業車両のキャブ装置。
JP1992082981U 1992-11-09 1992-11-09 産業車両のキャブ装置 Expired - Lifetime JP2572225Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992082981U JP2572225Y2 (ja) 1992-11-09 1992-11-09 産業車両のキャブ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992082981U JP2572225Y2 (ja) 1992-11-09 1992-11-09 産業車両のキャブ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0642481U true JPH0642481U (ja) 1994-06-07
JP2572225Y2 JP2572225Y2 (ja) 1998-05-20

Family

ID=13789401

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1992082981U Expired - Lifetime JP2572225Y2 (ja) 1992-11-09 1992-11-09 産業車両のキャブ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2572225Y2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020083305A (ja) * 2018-11-21 2020-06-04 株式会社デンソー 車両用清掃システム及びその清掃方法
JP2020163994A (ja) * 2019-03-29 2020-10-08 株式会社デンソー 車両用清掃システム及び車両用清掃システムの設定方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57176319U (ja) * 1981-05-02 1982-11-08
JPS61113538A (ja) * 1984-11-07 1986-05-31 Kakutarou Fukuda 自動車用エア−ワイパ−
JPS62289445A (ja) * 1986-06-07 1987-12-16 Takeshi Yoshida 自動車のミラ−等の水滴等除去装置
JPH0414565U (ja) * 1990-05-29 1992-02-05

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57176319U (ja) * 1981-05-02 1982-11-08
JPS61113538A (ja) * 1984-11-07 1986-05-31 Kakutarou Fukuda 自動車用エア−ワイパ−
JPS62289445A (ja) * 1986-06-07 1987-12-16 Takeshi Yoshida 自動車のミラ−等の水滴等除去装置
JPH0414565U (ja) * 1990-05-29 1992-02-05

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020083305A (ja) * 2018-11-21 2020-06-04 株式会社デンソー 車両用清掃システム及びその清掃方法
JP2020163994A (ja) * 2019-03-29 2020-10-08 株式会社デンソー 車両用清掃システム及び車両用清掃システムの設定方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2572225Y2 (ja) 1998-05-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0642481U (ja) 産業車両のキャブ装置
JPH02300406A (ja) 融雪車
JP4248373B2 (ja) キャブの製造方法
JP2000192512A (ja) 建設機械のキャブ
JP6361307B2 (ja) トラクタキャビンの空調装置
JP2001003727A (ja) エンジン排気ガスの拡散構造
JPH0637027U (ja) 産業車両のキャブ装置
JPH047035Y2 (ja)
JP3010457U (ja) 高所作業車用冷暖房装置
JP2000041561A (ja) エアカーテン装置
JP3031445B2 (ja) 連節形車両
JP2000142112A (ja) 作業車両
JP3611301B2 (ja) スピードスプレーヤ
JPH0421734Y2 (ja)
JPH11268542A (ja) 作業機の運転部構造
JPH10338024A (ja) 空調ユニットを装備した走行作業車
IE20170246A1 (en) An apparatus to blow away rain drops from vehicle windows and wing mirrors
JPH0650915U (ja) 作業車の冷風装置
JPH0359422U (ja)
JPS641168Y2 (ja)
JPH0761226A (ja) 車両の空調装置
JPS5928700Y2 (ja) 自走式動力噴霧機
JPH0625491Y2 (ja) 高所作業車のバケット構造
JPH0699791A (ja) 風力式除水機
JP2004291776A (ja) 自動車のエアダクト構造