JPH0642443U - 自動車における遮音構造 - Google Patents

自動車における遮音構造

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JPH0642443U
JPH0642443U JP7961492U JP7961492U JPH0642443U JP H0642443 U JPH0642443 U JP H0642443U JP 7961492 U JP7961492 U JP 7961492U JP 7961492 U JP7961492 U JP 7961492U JP H0642443 U JPH0642443 U JP H0642443U
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JP
Japan
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sound insulation
penetrating
body panel
vehicle
grommet
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JP7961492U
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English (en)
Inventor
健 甲斐
孝幸 木崎
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Honda Motor Co Ltd
Nihon Tokushu Toryo Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Nihon Tokushu Toryo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】車室を形成するボディパネルの内面に遮音材が
貼設され、ボディパネルおよび遮音材を貫通する貫通部
材が車室内に延設される自動車において、部品点数およ
び組付け工数の低減を図った上で車室内への騒音侵入を
防止する。 【構成】車室10内には、貫通部材19に対応する位置
で遮音材16に近接した車室配置部品14が固定配置さ
れ、遮音材16には、貫通部材19をほぼ囲繞して部品
14に密接する突部201 が一体に設けられる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、車室を形成するボディパネルの内面に遮音材が貼設され、ボディパ ネルおよび遮音材を貫通する貫通部材が車室内に延設される自動車における遮音 構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、たとえば車室前壁となるダッシュボードに近接して車室内に配設される 空調ユニットに接続される冷媒用導管は、ダッシュボードに取付けられたグロメ ットを貫通して空調ユニット側に延設されるものであり、ボディパネル内面に貼 設された遮音材には該冷媒用導管を貫通せしめるための孔が設けられている。而 してエンジンルーム側から前記グロメットを透過して来る騒音が車室内に侵入す るのを防止するために、前記グロメットとは別のグロメットが、遮音材の前記孔 周縁と冷媒用導管との間に設けられている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかるに、上記従来の構造では、ダッシュボードに取付けられたグロメットと は別に、他のグロメットが必要であり、部品点数が多くなるだけでなく、上記他 のグロメットを組付けるための作業が必要となるので組付工数の増加を招く。
【0004】 本考案は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、部品点数および組付け工 数の低減を図った上で、車室内への騒音侵入を防止可能とした自動車における遮 音構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の考案によれば、車室内には、貫通 部材に対応する位置で遮音材に近接した車室配置部品が固定配置され、遮音材に は、貫通部材をほぼ囲繞して部品に密接する突部が一体に設けられる。
【0006】 また請求項2記載の考案によれば、遮音材には、貫通部材がボディパネルを貫 通する部分を開放する開放位置と、貫通部材の外面全周に協働して密接する閉鎖 位置との間でそれぞれ作動可能な複数のカバー片が一体に設けられる。
【0007】
【実施例】
以下、図面により本考案の実施例について説明する。
【0008】 図1ないし図3は本考案の第1実施例を示すものであり、図1は自動車の前部 を簡略化して示す縦断面図、図2は図1の2矢視拡大図、図3は図2の3−3線 断面図である。
【0009】 先ず図1において、車室10と、エンジン11等が収納されるエンジンルーム 12との間にはボディパネルとしてのダッシュボード13が設けられており、車 室10内でダッシュボード13に近接した位置には、車室配置部品としての空調 ユニット14がインストルメントパネル15で覆われるようにして固定的に配置 されている。
【0010】 図2および図3を併せて参照して、ダッシュボード13の車室10側内面には 遮音材16が貼設される。この遮音材16は、遮音効果を有する材料から成るシ ート状の表皮17の裏側に、遮音効果を有する材料により比較的厚肉に形成され る肉部18が一体に接合されて成るものであり、肉部18がダッシュボード13 の内面に貼着される。
【0011】 空調ユニット14に対応する位置でダッシュボード13および遮音材16を貫 通するようにして貫通部材としての冷媒導管19が車室10の内方に延びるよう にして設けられる。而してダッシュボード13には、冷媒導管19を貫通させる グロメット21が取付けられる。
【0012】 一方、遮音材16には、冷媒導管19をほぼ囲繞して空調ユニット14の裏面 に密接する突部201 が一体に設けられる。すなわち遮音材16には、グロメッ ト21を臨ませるようにして孔23が設けられており、その孔23の周縁部を空 調ユニット14側に隆起させるようにして突部201 が形成される。而して冷媒 導管19が、図3で示すように屈曲されているときには、突部201 の一部を切 欠いて凹部24が形成され、その凹部24に冷媒導管19が配置される。
【0013】 このように突部201 を空調ユニット14を密接させることにより、グロメッ ト21および空調ユニット14間には、突部201 で周囲を規定される空室25 が形成されることになり、この空室25は、前記凹部24と冷媒導管19との間 の間隙を介して車室10内に通じるが、実質的には密閉状態となる。
【0014】 この第1実施例によると、エンジンルーム12内で発生した騒音は、グロメッ ト21を透過して空室25に入るが、グロメット21を透過する際に低減される とともに、空室25が実質的に密閉状態となっていることから突部201 を透過 して車室10内に入るときにも低減され、したがってダッシュボード13および 遮音材16を貫通して冷媒導管19が配設されていても、エンジンルーム12か ら車室10内への騒音の侵入を極力防止することができる。
【0015】 しかも突部201 が遮音材16に一体に設けられるものであるので、部品点数 が増加することはなく、また遮音のための特別の部品を取付けることもないので 組付工数が増加することもない。
【0016】 図4は本考案の第2実施例を示すものであり、遮音材16には、冷媒導管19 をほぼ囲繞して空調ユニット14の裏面に密接する突部202 が一体に設けられ る。この突部202 は、孔23の周縁部を空調ユニット14側に隆起させるよう にして形成されるものであるが、突部202 の先端が、表皮17を重合隆起させ るようにしてリップ状に形成されるものである。
【0017】 この第2実施例によっても上記第1実施例と同様の効果を奏することができる 。
【0018】 図5は本考案の第3実施例を示すものであり、空調ユニット14(図1参照) に対応する位置でダッシュボード13および遮音材16を貫通するようにして貫 通部材としての一対の冷媒導管191 ,192 が車室10の内方に延びるように して並列に設けられ、それらの冷媒導管191 ,192 を貫通させるグロメット 21′がダッシュボード13に取付けられる。
【0019】 また遮音材16には、一対の冷媒導管191 ,192 をほぼ囲繞して空調ユニ ット14の裏面に密接する突部203 が一体に設けられる。すなわち遮音材16 には、グロメット21′を臨ませるようにして孔23′が設けられており、その 孔23′の周縁部を空調ユニット14側に隆起させるようにして突部203 が形 成される。而して冷媒導管191 ,192 が屈曲されているときには、突部20 3 の一部を切欠いて凹部24′が形成され、その凹部24′に冷媒導管191 , 192 が配置される。
【0020】 この第3実施例によっても上記各実施例と同様の効果を奏することが可能であ る。
【0021】 図6ないし図8は本考案の第4実施例を示すものであり、上記各実施例に対応 する部分には同一の参照符号を付す。
【0022】 ダッシュボード13および遮音材16を貫通するようにして貫通部材としての 冷媒導管19が車室10の内方に延びるようにして設けられ、冷媒導管19を貫 通させるグロメット21がダッシュボード13に取付けられる。また遮音材16 における肉部18には前記グロメット21を臨ませる透孔27が設けられる。
【0023】 しかも遮音材16には、グロメット21の配置部分すなわち冷媒導管19がダ ッシュボード13を貫通する部分を開放する開放位置(図7で示す位置)と、冷 媒導管19の外面全周に協働して密接する閉鎖位置(図8で示す位置)との間で それぞれ作動可能な一対のカバー片26,26が一体に設けられる。これらのカ バー片26,26は、前記透孔27の周縁半部で表皮17に一体に連なる表皮部 分17aの裏側に、肉部18と同一材料から成るとともに肉部18とは分離可能 な肉部分18aが接合されて成るものであり、表皮17および表皮部分17aの 連設部を支点として開閉可能である。さらに両カバー片26,26は、それらが 閉鎖位置にある状態では、グロメット21との間に密閉室29を形成するように 、車室10側に隆起して形成されている。
【0024】 また両カバー片26,26において、その閉鎖位置にある状態で相互に接合す る面には、冷媒導管19の外面全周に密接して該冷媒導管19を車室10内に向 けて貫通させる孔28を協働して形成するための切欠き28a,28aが設けら れる。
【0025】 この第4実施例によると、エンジンルーム12内で発生した騒音は、グロメッ ト21を透過して密閉室29に入るが、グロメット21を透過する際に低減され るとともに、密閉室29から両カバー片26,26を透過して車室10内に入る ときにも低減され、したがってダッシュボード13および遮音材16を貫通して 冷媒導管19が配設されていても、エンジンルーム12から車室10内への騒音 の侵入を極力防止することができる。
【0026】 しかも両カバー片26,26が遮音材16に一体に設けられるものであるので 、部品点数が増加することはなく、また遮音のための特別の部品を取付けること もないので組付工数が増加することもない。
【0027】 以上、本考案の実施例を詳述したが、本考案は上記実施例に限定されるもので はなく、実用新案登録請求の範囲に記載された本考案を逸脱することなく種々の 設計変更を行なうことが可能である。
【0028】 たとえば、ダッシュボード13および遮音材16を貫通するハーネスに関連し て本考案を実施することも可能であり、またボディパネルは、ダッシュボード1 3だけでなく車室10を形成するパネルであればよい。
【0029】
【考案の効果】
以上のように請求項1記載の考案によれば、車室内には、貫通部材に対応する 位置で遮音材に近接した部品が固定配置され、遮音材には、貫通部材をほぼ囲繞 して部品に密接する突部が一体に設けられるので、車室配置部品を利用するだけ で遮音のための特別の部品を必要とせず、部品点数低減および組付け工数低減を 図ることができる。
【0030】 また請求項2記載の考案によれば、遮音材には、貫通部材がボディパネルを貫 通する部分を開放する開放位置と、貫通部材の外面全周に協働して密接する閉鎖 位置との間でそれぞれ作動可能な複数のカバー片が一体に設けられるので、遮音 のための特別の部品を必要とせず、部品点数低減および組付け工数低減を図るこ とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例を示すものであって自動車の前部を
簡略化して示す縦断面図である。
【図2】図1の2矢視拡大図である。
【図3】図2の3−3線断面図である。
【図4】第2実施例の図3に対応する断面図である。
【図5】第3実施例の図2に対応する正面図である。
【図6】第4実施例の図2に対応する正面図である。
【図7】図6の7−7線断面図である。
【図8】カバー片が開放位置にあるときの図7に対応す
る断面図である。
【符号の説明】
10……車室 13……ボディパネルとしてのダッシュボード 14……車室配置部品としての空調ユニット 16……遮音材 19,191 ,192 ……貫通部材としての冷媒導管 201 ,202 ,203 ……突部 26……カバー片

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車室(10)を形成するボディパネル
    (13)の内面に遮音材(16)が貼設され、ボディパ
    ネル(13)および遮音材(16)を貫通する貫通部材
    (19,191 ,192 )が車室(10)内に延設され
    る自動車において、車室(10)内には、貫通部材(1
    9,191 ,192 )に対応する位置で遮音材(16)
    に近接した車室配置部品(14)が固定配置され、遮音
    材(16)には、貫通部材(19,191 ,192 )を
    ほぼ囲繞して部品(14)に密接する突部(201 ,2
    2 ,203 )が一体に設けられることを特徴とする自
    動車における遮音構造。
  2. 【請求項2】 車室(10)を形成するボディパネル
    (13)の内面に遮音材(16)が貼設され、ボディパ
    ネル(13)および遮音材(16)を貫通する貫通部材
    (19)が車室(10)内に延設される自動車におい
    て、遮音材(16)には、貫通部材(19)がボディパ
    ネル(13)を貫通する部分を開放する開放位置と、貫
    通部材(19)の外面全周に協働して密接する閉鎖位置
    との間でそれぞれ作動可能な複数のカバー片(26)が
    一体に設けられることを特徴とする自動車における遮音
    構造。
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Effective date: 19990209