JPH0642397A - エンジンの失火検出方法 - Google Patents

エンジンの失火検出方法

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JPH0642397A
JPH0642397A JP4194213A JP19421392A JPH0642397A JP H0642397 A JPH0642397 A JP H0642397A JP 4194213 A JP4194213 A JP 4194213A JP 19421392 A JP19421392 A JP 19421392A JP H0642397 A JPH0642397 A JP H0642397A
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rotation
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 失火以外の原因によるエンジンの回転変動の
影響を受けることなく、正確に気筒の失火状態を検出す
る。 【構成】 エンジン回転数NEと基本燃料噴射パルス幅
Tpとをパラメータとして失火判定レベルマップを補間
計算付きで参照し、失火判定レベルLVLMISを設定
すると(S202)、この失火判定レベルLVLMISと#n
気筒の補正後差回転変化DDNEAnとを比較し(S20
3)、DDNEAn≧LVLMISのとき、負の失火判定
レベル(−LVLMIS)と#n−1気筒の補正後差回
転変化DDNEAn-1とを比較する(S204)。そして、D
DNEAn≧LVLMIS、且つ、DDNEAn-1≦−L
VLMISのとき、#n−1気筒が失火状態であると判
別することにより、所定時間連続して差回転が変化する
スナッチなどのエンジン回転変動と区別し、正確に失火
を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジンの回転変動分
から失火を検出するエンジンの失火検出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、多気筒エンジンにおける燃焼は
毎サイクル同一過程を経て行われることが、安定した出
力を得る上で理想であるが、多気筒エンジンにおいて
は、吸気管形状の複雑化、気筒間の吸気干渉などによる
吸気分配率の不均一化、冷却順路によって生じる各気筒
間の若干の燃焼温度の相違、各気筒の燃焼室容積、ピス
トン形状などの製造上のばらつきなどの相乗的作用か
ら、燃焼にばらつきが生じ易い。
【0003】従来、この気筒間の燃焼変動は、気筒別の
空燃比制御、点火時期制御で最小限に抑制されている
が、最近の高出力、低燃費化の傾向にある高性能エンジ
ンでは、インジェクタ、点火プラグなどに劣化、あるい
は、故障が生じた場合、断続的な失火を生じる原因とな
り、出力の低下を招き易い。
【0004】一般に、気筒が失火状態にあるか否かは、
失火による回転数変動分を検出し、この回転数変動分を
所定の判定レベルと比較することにより検出することが
できる。例えば、特開昭62−118031号公報に
は、クランク軸の1回転毎に発生する複数のパルス信号
の間隔を計測し、このパルス間隔の時間変化から機関の
回転変動の極大値を判別し、この極大値とパルス信号の
計数値に基づいて異常燃焼気筒を判定する技術が開示さ
れている。
【0005】また、特開平2−112646号公報に
は、多気筒内燃機関の1回転につき複数の角度位置を検
出し、検出した角度位置間隔から各気筒の特定の回転位
置の瞬時回転数を検出し、この瞬時回転数の変動分から
異常気筒を検出する技術が開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、エンジ
ンには、失火以外の原因による回転変動が発生する場合
もあり、単にエンジンの回転変動分を失火判定レベルと
比較するのみでは、例えば、スナッチなどにより所定時
間連続して回転変動が発生すると、このスナッチによる
回転変動と失火による回転変動との区別が困難となり、
誤判定を生じるおそれがある。
【0007】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、失火以外の原因によるエンジンの回転変動の影響を
受けることなく、正確に気筒の失火状態を検出すること
のできるエンジンの失火検出方法を提供することを目的
としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によるエンジンの
失火検出方法は、エンジンの回転を検出する回転検出手
段からの出力に基づいて、燃焼行程の気筒のエンジン回
転数と、1燃焼行程前の気筒のエンジン回転数との差を
差回転として求めた後、この差回転を統計処理して上記
回転検出手段に係わる誤差を補正した補正後差回転を求
め、上記補正後差回転の変化が、2燃焼行程前の気筒と
1燃焼行程前の気筒との間で、エンジン運転状態に基づ
いて設定した失火判定レベル以下の負の値となり、且
つ、1燃焼行程前の気筒と燃焼行程気筒との間で、上記
失火判定レベル以上の正の値となったとき、1燃焼行程
前の気筒が失火状態であると判定することを特徴とす
る。
【0009】
【作用】本発明によるエンジンの失火検出方法では、回
転検出手段からの出力に基づいて、燃焼行程の気筒のエ
ンジン回転数と、1燃焼行程前の気筒のエンジン回転数
との差を差回転として求め、この差回転を統計処理して
上記回転検出手段に係わる誤差を補正する。そして、補
正後差回転の変化が、2燃焼行程前の気筒と1燃焼行程
前の気筒との間で失火判定レベル以下の負の値となり、
且つ、1燃焼行程前の気筒と燃焼行程気筒との間で失火
判定レベル以上の正の値となったとき、1燃焼行程前の
気筒が失火状態であると判定する。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図面は本発明の一実施例に係わり、図1は単発失
火診断のサブルーチンを示すフローチャート、図2は失
火診断ルーチンを示すフローチャートの1、図3は失火
診断ルーチンを示すフローチャートの2、図4は失火判
定のサブルーチンを示すフローチャート、図5はエンジ
ン制御系の概略構成図、図6はクランクロータとクラン
ク角センサの正面図、図7はカムロータとカム角センサ
の正面図、図8は電子制御系の回路構成図、図9はクラ
ンクパルス、カムパルス、燃焼行程気筒、及び点火タイ
ミングの関係を示すタイムチャート、図10は補正前の
差回転を示す説明図、図11は補正後の差回転を示す説
明図、図12は失火発生時の差回転を示す説明図、図1
3は失火判定レベルの説明図、図14はスナッチ発生時
の運転状態と差回転を示す説明図である。
【0011】図5において、符号1はエンジンであり、
図においては水平対向4気筒型エンジンを示す。このエ
ンジン1のシリンダヘッド2に形成された各吸気ポート
2aにインテークマニホルド3が連通され、このインテ
ークマニホルド3にエアチャンバ4を介してスロットル
チャンバ5が連通され、このスロットルチャンバ5上流
側に吸気管6を介してエアクリーナ7が取付けられてい
る。
【0012】また、上記吸気管6の上記エアクリーナ7
の直下流に吸入空気量センサ(図においては、ホットワ
イヤ式吸入空気量センサ)8が介装され、さらに、上記
スロットルチャンバ5に設けられたスロットルバルブ5
aに、スロットルセンサ9が連設されている。
【0013】また、上記スロットルバルブ5aの上流側
と下流側とを連通するバイパス通路10に、アイドルス
ピードコントロール(ISC)バルブ11が介装され、
上記インテークマニホルド3の各気筒の各吸気ポート2
a直上流側に、インジェクタ12が臨まされている。
【0014】さらに、先端を燃焼室に露呈する点火プラ
グ13aが上記シリンダヘッド2の各気筒毎に取付けら
れ、上記点火プラグ13aに連設される点火コイル13
bにイグナイタ14が接続されている。
【0015】上記インジェクタ12は、燃料供給路15
を介して燃料タンク16に連通されており、この燃料タ
ンク16内にはインタンク式の燃料ポンプ17が設けら
れている。この燃料ポンプ17からの燃料は、上記燃料
供給路15に介装された燃料フィルタ18を経て上記イ
ンジェクタ12、プレッシャレギュレータ19に圧送さ
れ、このプレッシャレギュレータ19から上記燃料タン
ク16にリターンされて所定の圧力に調圧される。
【0016】また、上記エンジン1のシリンダブロック
1aにノックセンサ25が取付けられるとともに、この
シリンダブロック1aの左右バンクを連通する冷却水通
路26に冷却水温センサ27が臨まされ、さらに、上記
シリンダヘッド2の排気ポート2bに連通するエグゾー
ストマニホルド28の集合部に、O2センサ29が臨ま
されている。尚、符号30は触媒コンバータである。
【0017】また、上記シリンダブロック1aに支承さ
れたクランクシャフト1bに、クランクロータ31が軸
着され、このクランクロータ31の外周に、電磁ピック
アップなどの磁気センサあるいは光センサなどからなる
クランク角センサ32が対設されてエンジンの回転を検
出する回転検出手段が構成される。さらに、上記シリン
ダヘッド2のカムシャフト1cにカムロータ33が連設
され、このカムロータ33の外周に、電磁ピックアップ
などの磁気センサあるいは光センサなどからなる気筒判
別用のカム角センサ34が対設されている。
【0018】図6に示すように、上記クランクロータ3
1の外周には突起(スリットでも良い)31a,31
b,31cが形成されている。各突起31a,31b,
31cは、各気筒の圧縮上死点前(BTDC)θ1 ,θ
2 ,θ3 の位置に形成されており、上記クランク角セン
サ32から出力される各突起31a,31b,31cの
検出信号が波形整形されてθ1 ,θ2 ,θ3クランクパ
ルスとしてECU41に入力され、エンジン回転数が算
出されるとともに、点火時期制御、燃料噴射制御の制御
タイミングが得られる。
【0019】また、図7に示すように、上記カムロータ
33の外周に、気筒判別用突起(スリットでもよい)3
3a,33b,33cが形成されている。突起33aが
#3,#4気筒の圧縮上死点後(ATDC)θ4 の位置
に形成され、また、突起33bが3ヶの突起で構成さ
れ、その最初の突起が#1気筒の圧縮上死点後(ATD
C)θ5 の位置に形成されている。さらに、突起33c
が2ヶの突起で構成され、その最初の突起が#2気筒の
圧縮上死点後(ATDC)θ6 の位置に形成されてい
る。
【0020】上記カムロータ33の各突起33a,33
b,33cは、上記カム角センサ34によって検出さ
れ、波形整形されてECU41に気筒判別用のθ4,θ
5,θ6カムパルスとしてECU41に入力される。
【0021】これにより、エンジン運転時に、図9に示
すようにクランクパルスと重ならない位置でカムパルス
を生じ、このカムパルスの個数と発生状態から気筒判別
することが可能になる。
【0022】尚、図の実施例では、θ1 =97℃A、θ
2 =65℃A、θ3 =10℃A、θ4 =20℃A、θ5
=5℃A、θ6 =20℃Aである。
【0023】一方、図8において、符号41はマイクロ
コンピュータなどからなる電子制御装置(ECU)であ
り、CPU42、ROM43、RAM44、バックアッ
プRAM44a、及び、I/Oインターフェース45が
バスライン46を介して互いに接続され、定電圧回路4
7から所定の安定化電圧が供給される。
【0024】上記定電圧回路47は、ECUリレー48
のリレー接点を介してバッテリ49に接続されるととも
に、直接、バッテリ49に接続されており、上記ECU
リレー48のリレーコイルと上記バッテリ49との間に
接続されたイグニッションスイッチ50がONされ、上
記ECUリレー48のリレー接点が閉となったとき、各
部に制御用電源を供給し、また、上記イグニッションス
イッチ50がOFFされたとき、上記バックアップRA
M44aにバックアップ電源を供給する。
【0025】また、上記バッテリ49には、燃料ポンプ
リレー51のリレーコイル、及び、この燃料ポンプリレ
ー51のリレー接点を介して燃料ポンプ17が接続され
ている。
【0026】また、上記I/Oインターフェース45の
入力ポートには、吸入空気量センサ8、スロットルセン
サ9、ノックセンサ25、冷却水温センサ27、O2セ
ンサ29、クランク角センサ32、カム角センサ34、
車速センサ35などが接続されるとともに、上記バッテ
リ49が接続されてバッテリ電圧がモニタされる。
【0027】また、上記I/Oインターフェース45の
出力ポートには、イグナイタ14が接続され、さらに、
駆動回路52を介して、ISCバルブ11、インジェク
タ12、燃料ポンプリレー51のリレーコイル、及び、
図示しないインストルメントパネルに配設したECS
(Electronic Control System)ランプ53が接続され
ている。
【0028】上記ROM43には制御プログラム、及
び、各種制御用固定データが記憶されており、また、上
記RAM44には、データ処理した後の上記各センサ
類、スイッチ類の出力信号及び上記CPU42で演算処
理したデータが格納されている。さらに、上記バックア
ップRAM44aには、イグニッションスイッチ50に
関係なく常時電源が供給され、イグニッションスイッチ
50をOFFにしてエンジンの運転を停止しても記憶内
容が消失せず、自己診断機能により検出した故障部位に
対応するトラブルコードなどがストアされるようになっ
ている。
【0029】尚、上記トラブルデータは、ECU41に
シリアルモニタ54をコネクタ55を介して接続するこ
とで外部に読出すことができる。このシリアルモニタ5
4については、本出願人が先に提出した特開平2−73
131号公報に詳述されている。
【0030】上記CPU42では上記ROM43に記憶
されている制御プログラムに従って、燃料噴射量、点火
時期、ISCバルブ11の駆動信号のデューティ比など
を演算し、空燃比制御、点火時期制御、アイドル回転数
制御などの各種制御を行なうとともに、各気筒#n(n
=1〜4)の失火を個別的に判断している。
【0031】次に、上記ECU41で実行される失火検
出手順を図1〜図4のフローチャートに従って説明す
る。
【0032】図2及び図3のフローチャートは、クラン
ク角センサ32からのθ3クランクパルスに同期して割
込み実行される失火診断ルーチンを示し、まず、ステッ
プS101で、前回ルーチン実行時に得られた各データをワ
ークエリアにストアし、ステップS102で、θ2 ,θ3 ク
ランクパルス間の入力間隔時間と、θ2 ,θ3 を示すク
ランクロータ31の挾み角(θ2 −θ3 )から、#n
(n=1,3,2,4)気筒に対応するエンジン回転数
MNXnを、エンジン低回転域での失火を考慮し、例え
ば150rpm以上の範囲で算出する。
【0033】次に、ステップS103へ進み、上記ステップ
S102で算出した#n気筒に対応するエンジン回転数MN
Xnから、1燃焼行程前の#n−1気筒に対応するエン
ジン回転数MNXn-1(前回ルーチン実行時に算出)を
減算し、差回転DELNEnを算出する(DELNEn←
MNXn−MNXn-1)。
【0034】次いで、ステップS104で、クランク角セン
サ32及びカム角センサ34からそれぞれ出力されるク
ランクパルス及びカムパルスに基づき、今回の燃焼行程
気筒である#n気筒がn=1,3,2,4のいずれであ
るかを判別し、ステップS105で、1燃焼行程前の#n−
1気筒を判別する。
【0035】例えば、図9に示すように、カム角センサ
34からθ5カムパルスが入力された後に、クランク角
センサ32からクランクパルスが入力された場合、この
クランクパルスは、#3気筒のクランク角を示す信号で
あることが判別でき、また、上記θ5カムパルスの後
に、θ4カムパルスが入力された場合、その後のクラン
クパルスは、#2気筒のクランク角を示すものであるこ
とが判別できる。
【0036】同様にθ6 カムパルス入力後のクランクパ
ルスが#4気筒のクランク角を示すものであり、また、
上記θ6カムパルスの後にθ4カムパルスが入力された場
合、その後のクランクパルスが#1気筒のクランク角を
示すものであることが判別できる。
【0037】さらに、上記カム角センサ34からカムパ
ルスが入力された後に、上記クランク角センサ32から
入力されるクランクパルスが該当気筒の基準クランク角
(θ1 )を示すものであることが判別できる。
【0038】実施例においては、点火順が#1→#3→
#2→#4であり、例えば、今、失火診断ルーチンが#
3気筒のBTDCθ3のθ3クランクパルスに同期して実
行される場合、燃焼行程気筒#nは#1気筒であり、1
燃焼行程前の気筒#n−1は#4気筒、2燃焼行程前の
気筒#n−2は#2気筒となる。
【0039】ここで、上記クランク角センサ32による
クランク角の検出位置は、クランクロータ31の各突起
31a,31b,31cの位置及び形状の製造上の許容
誤差、上記クランク角センサ32のエンジン1への取付
位置の許容誤差などがエンジン毎に存在する。
【0040】従って、上記クランク角センサ32からの
クランクパルスに基づいて算出される差回転DELNE
nには、これらの誤差によるばらつきが含まれており、
特に、エンジン高回転時には、図10に示すように、見
かけ上、大きなエンジン回転変動が一律に発生している
ような結果となる。
【0041】このため、上記ステップS105からステップ
S106へ進むと、上記ステップS103で算出した差回転DE
LNEnから、この差回転DELNEnを統計処理して算
出した前回までの#n気筒の差回転補正値AVEDN0
nを減算し、補正後差回転DELNAnとして算出する
(DELNAn←DELNEn−AVEDN0n)ことに
より、図10に示す補正前の差回転DELNEnから、
クランクロータ31の各突起31a,31b,31cの
位置及び形状の製造上の許容誤差、クランク角センサ3
2のエンジン1への取付位置の許容誤差などの影響を除
去し、図11に示すように、#n気筒に対応するエンジ
ン回転数と1燃焼行程前の#n−1気筒に対応するエン
ジン回転数との間の正確な差回転を求める。
【0042】尚、図10、図11及び、後述する図12
においては、縦軸の1目盛りを50回転、横軸の1目盛
り(1div)を720°CAとして、ECU41内で
算出した差回転データを示している。
【0043】前述のように、例えば、この失火診断ルー
チンが#3気筒のBTDCθ3クランクパルスに同期し
て実行された場合、1燃焼行程前の気筒#n−1として
の#4気筒が失火診断対象気筒となり、#1気筒のBT
DCθ2、θ3のθ2、θ3クランクパルス間の入力間隔時
間に基づき算出した1燃焼行程前の#4気筒(#n−1
気筒)の回転数MNX4(=MNXn-1)から#4気筒の
BTDCθ2、θ3クランクパルス間の入力間隔時間に基
づく2燃焼行程前の#2気筒(#n−2)の回転数MN
X2(=MNXn-2)を減算し統計処理して前回のルーチ
ン実行時に求めた#4気筒(#n−1気筒)の補正後差
回転DELNA4(=DELNAn-1)と、#3気筒のB
TDCθ2、θ3クランクパルス間の入力間隔時間に基づ
く回転数MNX1(=MNXn)から#1気筒のBTDC
θ2、θ3クランクパルス間の入力間隔時間に基づく回転
数MNX4(=MNXn-1)を減算し統計処理して今回の
ルーチンにて求めた#1気筒(#n気筒)の補正後差回
転DELNA1(=DELNAn)との変化状態により、
以後の処理で該当気筒#4(#n−1気筒)に対する失
火診断が行われるのである。
【0044】次に、上記ステップS106からステップS107
へ進み、#n気筒の補正後差回転DELNAnと、前回
ルーチン実行時に算出した#n−1気筒の補正後差回転
DELNAn-1との差を、補正後差回転変化DDNEAn
として算出する(DDNEAn←DELNAn−DELN
An-1)。
【0045】すなわち、エンジンにスナッチなどの断続
的な回転変動が発生すると、補正後差回転DELNAn
を所定の失火判定レベルと比較するだけでは、正確な失
火判定は困難であるため、前後の気筒の補正後差回転の
変化を捕らえることにより、図12に示すように、失火
発生時のエンジン運転状態に応じてレベルの変化する差
回転(補正後差回転)に対し、スナッチなどによるエン
ジン回転変動の影響を排除して正確な失火検出を可能に
するのである。
【0046】その後、上記ステップS107からステップS1
08以降へ進み、ステップS108,S109,S110の各ステップで
失火診断条件が成立するか否かを判別する。すなわち、
ステップS108で燃料カット中か否かを調べ、ステップS1
09で基本燃料噴射パルス幅Tpが設定値TpLWERより小さ
いか否かを調べる。また、ステップS110でエンジン回転
数NEが設定回転数NEUPER以上か否かを調べる。
【0047】上記ステップS108,S109,S110の各ステップ
を経て、燃料カット中でなく、Tp≧TpLWER、且つ、N
E<NEUPERのときには、診断条件成立としてステップS1
11で、診断許可フラグFLGDIAGをセットし(FLGDI
AG←1)、一方、上記ステップS108で燃料カット中のと
き、上記ステップS109でTp<TpLWERのとき、あるい
は、上記ステップS110でNE≧NEUPERのときには、診断
条件不成立として各ステップからステップS112へ分岐
し、診断許可フラグFLGDIAGをクリアする(FLGDI
AG←0)。
【0048】そして、上記ステップS111あるいは上記ス
テップS112からステップS113へ進むと、後述する単発失
火診断のサブルーチンを実行し、ステップS114で、1燃
焼行程前の#n−1気筒の失火フラグFLGMISn-1
の値を参照する。
【0049】この失火フラグは、上記ステップS113にお
ける単発失火診断において失火と判定されたとき、FL
GMISn-1=1にセットされるものであり、FLGM
ISn-1=0、すなわち、失火診断対象としての#n−
1気筒に失火が発生していないときには、上記ステップ
S114からステップS115へ進み、#n−1気筒の差回転D
ELNEn-1と、前回までの全気筒の差回転加重平均値
AVEDN0との差Δ(=DELNEn-1−AVEDN
0)が、上下の設定値MINDN,MAXDN(MIN
DN<MAXDN)の間の所定の設定範囲内にあるか否
かを判別する。
【0050】上記ステップS115で、MINDN<Δ<M
AXDNであり、設定範囲内のときには、クランクロー
タ31あるいはクランク角センサ32に係わる誤差によ
り、差回転DELNEnが変動していると判別してステ
ップS119,S120で、差回転DELNEn-1を統計処理し、
ステップS121へ進む。
【0051】すなわち、ステップS119で、誤差による差
回転変動を補正するため、前回までの全気筒の差回転加
重平均値AVEDN0と、#n−1気筒の補正後差回転
DELNAn-1とから、新たな全気筒差回転加重平均値
AVEDNを算出すると(AVEDN←(3/4)×A
VEDN0+(1/4)×DELNAn-1)、ステップS
120で、この新たな全気筒差回転加重平均値AVEDN
と#n−1気筒の差回転DELNEn-1との差、及び、
前回までの#n−1気筒の差回転補正値AVEDN0n-
1から、新たな#n−1気筒の差回転補正値AVEDNn
-1を算出する(AVEDNn-1←(7/8)×AVED
N0n-1+(1/8)×(DELNEn-1−AVED
N))。
【0052】一方、上記ステップS114で、FLGMIS
n-1=1、すなわち、#n−1気筒が失火のときには、
ステップS116で、失火回数のカウント値MISCNTn-
1をカウントアップして(MISCNTn-1←MISCN
Tn-1+1)ステップS117へ進む。
【0053】また、上記ステップS115で、Δ≦MIND
NあるいはΔ≧MAXDNのときには、クランクロータ
31あるいはクランク角センサ32の誤差に係わらない
差回転DELNEn-1の変動であり、スナッチ、加減速
等の別の要因による差回転DELNEn-1の変動と判別
してステップS117へ進む。
【0054】ステップS117では、前回までの全気筒差回
転加重平均値AVEDN0を今回の全気筒差回転加重平
均値AVEDNとし(AVEDN←AVEDN0)、ス
テップS118で、前回までの#n−1気筒の差回転補正値
AVEDN0n-1を新たな#n−1気筒の差回転補正値
AVEDNn-1として(AVEDNn-1←AVEDN0n-
1)、ステップS121へ進む。
【0055】そして、上記ステップ118あるいは上記ス
テップS120からステップS121へ進むと、診断許可フラグ
FLGDIAGの値を参照し、FLGDIAG=0のときには、
ステップS127へジャンプし、FLGDIAG=1のときに
は、ステップS122で、失火診断の実行毎にカウントされ
るカウント値CRACNTをカウントアップし(CRA
CNT←CRACNT+1)、ステップS123で、カウン
ト値CRACNTが2000に達したか否かを判別す
る。
【0056】尚、前述したように、この失火検出ルーチ
ンは、θ3クランクパルス入力毎、すなわちエンジン1
/2回転毎に実行されるため、上記カウント値CRAC
NTがCRACNT=2000の値は、エンジン100
0回転を示す。
【0057】上記ステップS123では、CRACNT<2
000のとき、ステップS127へ分岐し、CRACNT≧
2000のときには、ステップS124で、後述する失火判
定のサブルーチンを実行し、ステップS125,S126で、そ
れぞれ、カウント値CRACNT、全ての気筒に対する
失火回数のカウント値MISCNT1〜4をクリアすると
(CRACNT←0、MISCNT1〜4←0)、ステッ
プS127へ進む。ステップS127では、今回算出した差回転
DELNEn、補正後差回転DELNAn、補正後差回転
変化DDNEAn、全気筒差回転加重平均値AVED
N、#n−1気筒の差回転補正値AVEDNn-1の各デ
ータをモニタ用データとしてRAM44にセットし、ル
ーチンを抜ける。
【0058】次に、以上の失火診断ルーチンにおけるス
テップS113の単発失火診断及びステップS124の失火判定
のサブルーチンについて説明する。
【0059】まず、図1に示される単発失火診断のサブ
ルーチンでは、ステップS201で、診断許可フラグFLG
DIAGの値を参照し、FLGDIAG=0のときには、ステッ
プS206で1燃焼行程前気筒#n−1に対する失火フラグ
FLGMISn-1をクリアして(FLGMISn-1←0)
ルーチンを抜け、FLGDIAG=1のときには、ステップ
S202へ進む。
【0060】ステップS202では、エンジン回転数NEと
基本燃料噴射パルス幅Tpとをパラメータとして失火判
定レベルマップを補間計算付きで参照し、失火判定レベ
ルLVLMISを設定し、ステップS203以降へ進む。
【0061】上記失火判定レベルLVLMISは、図1
3に示すように、基本燃料噴射パルス幅Tpが小さいエ
ンジン低負荷域を診断不可能な領域として、基本燃料噴
射パルス幅Tpが大きくなって負荷が増大する程、スラ
イスレベルが上昇するような値が、ROM43にマップ
としてストアされている。
【0062】次に、上記ステップS202からステップS203
へ進むと、上記ステップS202で設定した失火判定レベル
LVLMISに対し、ステップS203,S204で、RAM4
4から読出した#n気筒の補正後差回転変化DDNEA
n、#n−1気筒の補正後差回転変化DDNEAn-1をそ
れぞれ比較し、失火判定を行なう。
【0063】まず、ステップS203では、失火判定レベル
LVLMISと#n気筒の補正後差回転変化DDNEA
nとを比較し、DDNEAn<LVLMISのとき、前述
のステップS206を経てルーチンを抜け、DDNEAn≧
LVLMISのとき、ステップS204で、負の失火判定レ
ベル(−LVLMIS)と#n−1気筒の補正後差回転
変化DDNEAn-1とを比較する。
【0064】そして、上記ステップS204で、DDNEA
n-1>−LVLMISのときには、失火なしと判別して
前述のステップS206へ分岐し、DDNEAn-1≦−LV
LMISのときには、#n−1気筒が失火状態であると
判別してステップS205へ進み、失火フラグFLGMIS
n-1をセットして(FLGMISn-1←1)ルーチンを抜
ける。
【0065】すなわち、#n−2気筒から#n−1気筒
にかけて補正後差回転が失火判定レベルLVLMIS以
下の負の方向に減少した後、#n−1気筒から#n気筒
にかけて補正後差回転が失火判定レベルLVLMIS以
上の正の方向に増加したときにのみ、#n−1気筒が失
火状態であると判定することにより、図14に示すよう
に、差回転が所定時間連続して変化するスナッチなどの
エンジン回転変動と区別し、正確に失火を検出すること
ができるのである。
【0066】さらに、図4に示される失火判定のサブル
ーチンでは、ステップS301で、4気筒分の合計失火回数
ΣMISCNTn(n=1〜4)を、前述のステップS12
2におけるカウント値CRACNT(=2000)で割
算して、エンジン1000回転当りの失火率MISCN
T(%)を算出する(MISCNT←ΣMISCNTn
/CRACNT×100)。
【0067】次いで、ステップS302へ進み、上記ステッ
プS301で算出した失火率MISCNTが設定値LMSC
NTより小さいか否かを判別する。この設定値LMSC
NTは、エンジン回転数NEと基本燃料噴射パルス幅Tp
とをパラメータとして予めROM43にストアされた定
数である。
【0068】上記ステップS302における判別の結果、M
ISCNT≧LMSCNTのときには、ステップS303
で、失火率MISCNTをバックアップRAM44aの
所定アドレスにストアし、ステップS304で、バックアッ
プRAM44aの所定アドレスにストアされている1回
目失火判定NGフラグFLGNG1がセットされているか
否かを調べる。
【0069】そして、上記ステップS304で、まだ1回目
失火判定NGフラグFLGNG1がセットされておらずF
LGNG1=0のときには、上記ステップS304からステッ
プS306へジャンプし、1回目失火判定NGフラグFLG
NG1がセットされておりFLGNG1=1のときには、上記
ステップS304からステップS305へ進んでバックアップR
AM44aの所定アドレスにストアされている2回目失
火判定NGフラグFLGNG2をセットし(FLGNG2←
1)、ECSランプ53を点灯あるいは点滅させるなど
してユーザーに警告を発し、ステップS306へ進む。
【0070】ステップS306では、1回目失火判定NGフ
ラグFLGNG1をセットし(FLGNG1←1)、ステップ
S312で、異常なしの判定回数をカウントするための失火
OKカウンタをクリアして(CNTOK←0)ルーチン
を抜ける。
【0071】すなわち、ノイズなどによる誤診断を避け
るため、一回目の判定で失火率MISCNTが設定値L
MSCNT以上となっても、すぐには警告を発せず、2
回目の判定で続けて失火率MISCNTが設定値LMS
CNT以上となった場合に、その気筒は異常であると断
定して警告を発するのである。
【0072】尚、このとき、バックアップRAM44a
には、失火気筒のトラブルデータがストアされ、ディー
ラにおけるトラブルシュートの際に、ECU41のモニ
タランプの点滅コードあるいはシリアルモニタ54にて
上記バックアップRAM44aに記憶されているトラブ
ルデータが読出される。そして、失火気筒が判別されて
修理がなされた後、上記バックアップRAM44aのト
ラブルデータは上記シリアルモニタ54などを介してク
リアされる。
【0073】一方、上記ステップS302で、MISCNT
<LMSCNTのときには異常なしと判定し、ステップ
S307で、失火OKカウンタCNTOKをインクリメント
すると(CNTOK←CNTOK+1)、ステップS308
で、失火OKカウンタCNTOKの値が80回を越えた
か否かを判別し、CNTOK<80のときには、そのま
まルーチンを抜け、CNTOK≧80のとき、ステップ
S309,S310,S311で、それぞれ、1回目失火判定NGフラ
グFLGNG1、2回目失火判定NGフラグFLGNG2、失
火率MISCNTをクリアすると(FLGNG1←0、F
LGNG2←0、MISCNT←0)、前述のステップS31
2で、失火OKカウンタCNTOKをクリアして(CN
TOK←0)ルーチンを抜ける。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、燃
焼行程の気筒のエンジン回転数と、1燃焼行程前の気筒
のエンジン回転数との差を差回転として求めた後、この
差回転を統計処理して回転検出手段に係わる誤差を補正
した補正後差回転を求め、この補正後差回転の変化が、
2燃焼行程前の気筒と1燃焼行程前の気筒との間で、エ
ンジン運転状態に基づいて設定した失火判定レベル以下
の負の値となり、且つ、1燃焼行程前の気筒と燃焼行程
気筒との間で、上記失火判定レベル以上の正の値となっ
たとき、1燃焼行程前の気筒が失火状態であると判定す
るため、失火以外の原因によるエンジンの回転変動の影
響を受けることなく、常に正確に気筒の失火状態を検出
することができるなど優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】単発失火診断のサブルーチンを示すフローチャ
ート
【図2】失火診断ルーチンを示すフローチャートの1
【図3】失火診断ルーチンを示すフローチャートの2
【図4】失火判定のサブルーチンを示すフローチャート
【図5】エンジン制御系の概略構成図
【図6】クランクロータとクランク角センサの正面図
【図7】カムロータとカム角センサの正面図
【図8】電子制御系の回路構成図
【図9】クランクパルス、カムパルス、燃焼行程気筒、
及び点火タイミングの関係を示すタイムチャート
【図10】補正前の差回転を示す説明図
【図11】補正後の差回転を示す説明図
【図12】失火発生時の差回転を示す説明図
【図13】失火判定レベルの説明図
【図14】スナッチ発生時の運転状態と差回転を示す説
明図
【符号の説明】
1 エンジン 31 クランクロータ(エンジン回転検出手
段) 32 クランク角センサ(エンジン回転検出
手段) DELNEn 差回転 DELNAn 補正後差回転 DDNEAn 補正後差回転変化 LVLMIS 失火判定レベル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンの回転を検出する回転検出手段
    からの出力に基づいて、燃焼行程の気筒のエンジン回転
    数と、1燃焼行程前の気筒のエンジン回転数との差を差
    回転として求めた後、この差回転を統計処理して上記回
    転検出手段に係わる誤差を補正した補正後差回転を求
    め、 上記補正後差回転の変化が、2燃焼行程前の気筒と1燃
    焼行程前の気筒との間で、エンジン運転状態に基づいて
    設定した失火判定レベル以下の負の値となり、且つ、1
    燃焼行程前の気筒と燃焼行程気筒との間で、上記失火判
    定レベル以上の正の値となったとき、1燃焼行程前の気
    筒が失火状態であると判定することを特徴とするエンジ
    ンの失火検出方法。
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