JPH0642378Y2 - 電子回路収納用ケース - Google Patents

電子回路収納用ケース

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JPH0642378Y2
JPH0642378Y2 JP8570389U JP8570389U JPH0642378Y2 JP H0642378 Y2 JPH0642378 Y2 JP H0642378Y2 JP 8570389 U JP8570389 U JP 8570389U JP 8570389 U JP8570389 U JP 8570389U JP H0642378 Y2 JPH0642378 Y2 JP H0642378Y2
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JP
Japan
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case
electronic circuit
fixing
ring
component mounting
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP8570389U
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English (en)
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JPH0325291U (ja
Inventor
修一 杉山
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は電子回路収納用ケースに関し、特に電子回路
を形成する電子部品搭載用基板の振動防止手段を改良し
た電子回路収納用ケースに関するものである。
[従来の技術] 従来の電子回路収納用ケースの一例として実開昭56−94
092号公報に開示されたものがある。第2図は上記文献
に記載されている一従来例を示す模式図である。第2図
の(a)はその側断面であり、第2図の(b)は(a)
に示したA−A線に沿う断面図である。
第2図の(a)において、図示しない電子回路を組立て
て構成する電子部品搭載用基板1はケース(容器ともい
う)2の一端が形成する収納口2aの蓋用のフランジ3に
固定用金具4を介してネジ9によりネジ止めして取付け
られている。また、ケース2は内壁が円筒形状のもので
あり、収納口2aの反対側の端は一般にはフランジ3aで封
止され収納用ケースを形成している。
一方、電子部品搭載用基板1の他端には、第2図の
(b)に示したようにネジ9により固定用バネ8が取付
けられていて、フランジ3により収納口2aの蓋をして電
子部品搭載用基板1をケース2内に収納したとき、固定
用バネ8をケース2の内壁に当接させて固定させる構造
となっている。
上記のような構造は、電子部品搭載用基板1を取付ける
固定用金具4をケース2の両端又は一端のフランジ(こ
の場合フランジ3a)に固定できない場合の電子回路収納
用ケースを示したものである。この場合、例えばケース
2全体が何かの理由で振動し、その振動により電子部品
搭載用基板1が応力を受けても、固定用バネ8のバネ力
で高い周波数の振動を吸収もしくは緩衝するので基板全
体の振動が防止できる仕組みになっている。
[考案が解決しようとする課題] 上記のような従来の電子回路収納用ケースでは、一端を
固定用バネでケース内に固定しているため完全な両端固
定ではなく固定用バネの設計仕様及び寸法・形状の製造
が不適当である場合電子部品搭載用基板が片持ち状態で
振動しノイズが発生するという不具合がある。
また、バネは前記のとおり振動を考慮して設計すること
が難かしく、さらに製造上も折り曲げ等に高い精度が要
求され製造技術上難かしいという問題がある。
この考案は上記のような課題を解決するためになされた
もので、振動によるノイズ発生を防止するとともに、設
計・製造の容易な電子回路収納用ケースを得ることを目
的とするものである。
[課題を解決するための手段] この考案に係る電子回路収納用ケースは内壁が円筒形状
のケース内に収納される電子部品搭載用基板の一端又は
両端を固定用金具などで固定用円板に取付け、この円板
の外周をケース内面にOリングを介して固定する構造と
したものである。
[作用] この考案においては、電子回路で組立てた電子部品搭載
用基板の一端又は両端に取付けた固定用円板の周囲に組
込んだOリングを介して内側が円筒状のケースに固定す
るから、Oリングのゴムのゴム状弾性が通常の固定物質
のヤング率よりはるかに小さいので、たとえケースを介
して外部振動が電子部品搭載用基板に伝えられたとして
も、振動の減衰が早く、とくに高周波の振動が緩和され
る。この状態では電子回路を動作させた場合のノイズが
極めて効率的に抑止される。
[実施例] 第1図はこの考案の電子回路収納用ケースの一実施例を
示す側断面図である。図において、5,6,7,8を除く1〜
9(2a,3aを含む)は第2図の従来例の説明で用いたも
のと同一符号である。
ケース2の収納口2aの蓋として用いるフランジ3に固定
用金具4を取付けて電子部品搭載用基板1の一端とネジ
9によりネジ止めするとともに、他端を固定用円板5に
取付けた固定用金具4で同様にネジ止めする。固定用円
板5の材質は何でもよいが、構造上Al等の軽金属又はプ
ラスチック等の高分子樹脂などの軽物質を用いることが
適当である。固定用円板5の外周にはケース2の内壁面
にOリング6を介して固定するように、ケース2の内径
に合わせたOリング6及びOリング溝7の寸法が規格に
よって選定されてOリングシールが形成される。
上記の構成において、はじめに固定用円板5までを取付
けたフランジ3を外部に取出し、電子部品搭載用基板1
に図示しない電子部品を配置・配線することにより電子
回路が形成される。その後、収納口2aより固定用円板5
の方からOリング6をケース2の内径に合せて押し入れ
フランジ3を装着することにより電子回路をケース2内
に密封した電子回路収納用ケースが形成される。そし
て、フランジ3に設けた図示しないソケットに配線接続
すれば、カセット方式のケースとして図示しない電子装
置に装着して電子回路の一機能部分として仕様すること
ができる。
以上のように、この電子回路収納用ケースはOリングを
介してケース内に固定する電子部品搭載用基板の防振対
策を有する構成としたものであるが、従来の固定用バネ
による片持ち防振法に対して、この考案においてはOリ
ングによるゴム弾性を用いて全面固定を施したものであ
るので防振効果は著しく向上する。
なお、上記実施例においては電子部品搭載用基板の片端
にのみOリングシール用の固定用円板を設けた場合につ
いて示したが、蓋用フランジ側にも固定用円板を取付け
両端でOリングシールとして固定する方法であってもよ
く、この場合はOリングによる防振効果はさらに向上す
るので必要に応じて採用することが望ましい。
[考案の効果] 以上詳細に説明したように、この考案によれば電子部品
搭載用基板をOリングを介してケース内面に固定するこ
とにより電子部品搭載用基板を確実に固定することがで
き、さらにOリングを介して固定されているのでOリン
グにより振動が減衰され、防振の効果も得られる。以上
のことから、簡単な構成による振動による回路のノイズ
発生を防止できる。
また、Oリング固定の際のケース内径、Oリング溝等の
各々の寸法は一般のカタログ等に記載されているように
規格化されているので簡単に選定できる。また製造上も
旋盤加工を用いれば難なく必要な精度が得られ、製造コ
ストの低下に寄与する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案による電子回路収納用ケースの一実施
例を示す側面断面説明図、第2図(a)は従来の電子回
路収納用ケースの側面断面説明図、第2図(b)は第2
図(a)のA−A断面説明図である。 図において、1は電子部品搭載用基板、2はケース、2a
は収納口、3は蓋用フランジ、3aはフランジ、4は固定
用金具、5は固定用円板、6はOリング、7はOリング
溝である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】円筒形状の内壁を有し一端が封止された容
    器と、前記容器の他端と着脱自在に形成され内側の面に
    直角に取付けた電子部品搭載用基板を有する蓋フランジ
    と、 前記電子回路収納用基板の先端に直角に取付けられ、前
    記容器の内壁の径より小さい径を有するとともに、周辺
    の側面に設けたOリング溝に組込んだOリングを介して
    前記容器の内壁に外接する固定用円板と を有することを特徴とする電子回路収納用ケース。
JP8570389U 1989-07-24 1989-07-24 電子回路収納用ケース Expired - Lifetime JPH0642378Y2 (ja)

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JP8570389U JPH0642378Y2 (ja) 1989-07-24 1989-07-24 電子回路収納用ケース

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JP8570389U JPH0642378Y2 (ja) 1989-07-24 1989-07-24 電子回路収納用ケース

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Publication Number Publication Date
JPH0325291U JPH0325291U (ja) 1991-03-15
JPH0642378Y2 true JPH0642378Y2 (ja) 1994-11-02

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