JPH064236Y2 - ラジエ−タのタンク構造 - Google Patents
ラジエ−タのタンク構造Info
- Publication number
- JPH064236Y2 JPH064236Y2 JP7065887U JP7065887U JPH064236Y2 JP H064236 Y2 JPH064236 Y2 JP H064236Y2 JP 7065887 U JP7065887 U JP 7065887U JP 7065887 U JP7065887 U JP 7065887U JP H064236 Y2 JPH064236 Y2 JP H064236Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tube plate
- edge
- groove
- tank body
- ring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
- Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は主として自動車用ラジエータのタンク構造であ
って、そのタンク本体が合成樹脂成形体からなるものに
関する。
って、そのタンク本体が合成樹脂成形体からなるものに
関する。
従来のタンク構造は細長いタンク本体の裾部をわずかに
外方に突出形成し、その裾部をチューブプレート周縁に
形成された溝部にOリングを介して嵌着し、それらの外
周をカシメプレートにより締結固定していた。
外方に突出形成し、その裾部をチューブプレート周縁に
形成された溝部にOリングを介して嵌着し、それらの外
周をカシメプレートにより締結固定していた。
このようなタンク構造は、部品点数が多くなると共に、
そのカシメ作業が面倒である欠点を有していた。
そのカシメ作業が面倒である欠点を有していた。
そこで本考案は以上の問題点を取り除くため、次の構成
をとる。
をとる。
即ち、合成樹脂製のタンク本体3の内周側の開口縁に抜
け止め用の係止部1を顎状に形成する。それと共にその
開口縁の先端と前記係止部1との間に嵌着案内用の傾斜
縁部9を形成する。更に、係止部1寄りの内周面に環状
の嵌着部2を形成する。そして複数のチューブ4の端部
が基面5上に液密に挿通固定されたチューブプレート7
を有し、該チューブプレート7の基面5の周縁を立ち上
げ形成し、それがタンク本体3の前記嵌着部2に整合す
るように構成する。そして、その立ち上げ部外周にOリ
ング用の溝6を形成する。そして、該溝6にOリング8
を嵌着してチューブプレート7周縁をタンク本体3の嵌
着部2に嵌着したことを特徴とする。
け止め用の係止部1を顎状に形成する。それと共にその
開口縁の先端と前記係止部1との間に嵌着案内用の傾斜
縁部9を形成する。更に、係止部1寄りの内周面に環状
の嵌着部2を形成する。そして複数のチューブ4の端部
が基面5上に液密に挿通固定されたチューブプレート7
を有し、該チューブプレート7の基面5の周縁を立ち上
げ形成し、それがタンク本体3の前記嵌着部2に整合す
るように構成する。そして、その立ち上げ部外周にOリ
ング用の溝6を形成する。そして、該溝6にOリング8
を嵌着してチューブプレート7周縁をタンク本体3の嵌
着部2に嵌着したことを特徴とする。
次に図面に基づいて本考案の実施例につき説明する。
第1図は本考案のラジエータのタンク構造を示す縦断面
図であり、第2図のI−I矢視断面を示す。そして第2
図はラジエータの全体的略図である。この実施例のラジ
エータは自動車用のものであり、上下に離間して一対の
タンクが設けられる。このタンクはタンク本体3とチュ
ーブプレート7とから構成され、タンク本体3は細長い
箱状に形成され、その内面側開口縁が第1図の如く先端
に向かって先上りとなる傾斜縁部9を形成し、傾斜縁部
9の後端縁に顎状の係止部1が形成される。そして係止
部1の内側にわずかに環状に凹陥した嵌着部2が形成さ
れる。そして嵌着部2の中央部に同様に環状の第2溝10
が設けられる。次に、チューブプレート7はその周縁部
が立ち上げられると共に、該周縁部外面にOリング取付
け用の溝6が全周に渡って形成される。
図であり、第2図のI−I矢視断面を示す。そして第2
図はラジエータの全体的略図である。この実施例のラジ
エータは自動車用のものであり、上下に離間して一対の
タンクが設けられる。このタンクはタンク本体3とチュ
ーブプレート7とから構成され、タンク本体3は細長い
箱状に形成され、その内面側開口縁が第1図の如く先端
に向かって先上りとなる傾斜縁部9を形成し、傾斜縁部
9の後端縁に顎状の係止部1が形成される。そして係止
部1の内側にわずかに環状に凹陥した嵌着部2が形成さ
れる。そして嵌着部2の中央部に同様に環状の第2溝10
が設けられる。次に、チューブプレート7はその周縁部
が立ち上げられると共に、該周縁部外面にOリング取付
け用の溝6が全周に渡って形成される。
しかして、チューブプレート7に予め穿設された多数の
チューブ孔に偏平なチューブ4の端部を夫々挿通すると
共に、該挿通部をろう付け固定する。そして、各チュー
ブ4間にコルゲート型又はプレート型のフィンを接触し
該接触部を固定する。このようにしてなるコアのチュー
ブプレート7周縁部にOリング8を嵌着すると共に、そ
れらをタンク本体3の傾斜縁部9に案内させて押圧し、
該周縁部を嵌着部2に嵌着する。このときタンク本体3
の開口縁は一旦弾性変形により拡開されチューブプレー
ト7の嵌着と同時にその係止部1がチューブプレート7
の端面に当接する。又、溝6とタンク本体3の第2溝10
との位置がほぼ同一位置に形成され、それらの間にOリ
ング8が確実に保持される。
チューブ孔に偏平なチューブ4の端部を夫々挿通すると
共に、該挿通部をろう付け固定する。そして、各チュー
ブ4間にコルゲート型又はプレート型のフィンを接触し
該接触部を固定する。このようにしてなるコアのチュー
ブプレート7周縁部にOリング8を嵌着すると共に、そ
れらをタンク本体3の傾斜縁部9に案内させて押圧し、
該周縁部を嵌着部2に嵌着する。このときタンク本体3
の開口縁は一旦弾性変形により拡開されチューブプレー
ト7の嵌着と同時にその係止部1がチューブプレート7
の端面に当接する。又、溝6とタンク本体3の第2溝10
との位置がほぼ同一位置に形成され、それらの間にOリ
ング8が確実に保持される。
なお、本考案は上記実施例に限定されるものでは勿論な
く例えば傾斜縁部9及び係止部1をタンク本体3の全周
に渡って設けることなく、定間隔毎にそれを形成しても
よい。又、タンク本体3の外周形状は適宜必要に応じて
設計変更できる。
く例えば傾斜縁部9及び係止部1をタンク本体3の全周
に渡って設けることなく、定間隔毎にそれを形成しても
よい。又、タンク本体3の外周形状は適宜必要に応じて
設計変更できる。
本考案のタンク構造は以上のような構成からなり、次の
効果を有する。
効果を有する。
本タンク構造は、その開口縁の先端縁に傾斜縁部9が形
成され、該傾斜縁部9の後端に抜け止め用の係止部1が
顎状に形成されているから、チューブプレート7の周縁
部にOリング8を保持した状態でタンク本体3の嵌着部
2に容易に嵌着することができる。又、チューブプレー
ト7の外周縁自体に溝6が形成されているから、Oリン
グ8を容易に且つ確実に支持し、チューブプレート7と
タンク本体3との水密性を保つことができる。
成され、該傾斜縁部9の後端に抜け止め用の係止部1が
顎状に形成されているから、チューブプレート7の周縁
部にOリング8を保持した状態でタンク本体3の嵌着部
2に容易に嵌着することができる。又、チューブプレー
ト7の外周縁自体に溝6が形成されているから、Oリン
グ8を容易に且つ確実に支持し、チューブプレート7と
タンク本体3との水密性を保つことができる。
又、チューブプレート7の周縁部はタンク本体3の内面
側に嵌着されるため、タンク本体3に内圧が加わっても
そのチューブプレート7の立ち上がり周縁部がタンク本
体3内周面に密着するため、両者の嵌着状態を確実に保
持できる。
側に嵌着されるため、タンク本体3に内圧が加わっても
そのチューブプレート7の立ち上がり周縁部がタンク本
体3内周面に密着するため、両者の嵌着状態を確実に保
持できる。
第1図は本考案のラジエータのタンク構造を示す縦断面
図であり、第2図のI−I矢視断面を示す。そして第2
図はラジエータの全体的略図である。 1…係止部、2…嵌着部 3…タンク本体、4…チューブ 5…基面、6…溝 7…チューブプレート 8…Oリング、9…傾斜縁部 10…第2溝、11…フィン
図であり、第2図のI−I矢視断面を示す。そして第2
図はラジエータの全体的略図である。 1…係止部、2…嵌着部 3…タンク本体、4…チューブ 5…基面、6…溝 7…チューブプレート 8…Oリング、9…傾斜縁部 10…第2溝、11…フィン
Claims (1)
- 【請求項1】内周側の開口縁に抜け止め用の係止部1が
顎状に形成されると共に、該開口縁の先端と前記係止部
1との間に嵌着案内用の傾斜縁部9が形成され且つ、該
係止部1寄りの内周面に環状の嵌着部2が形成され且つ
前記開口縁が外側に弾性変形可能に構成された合成樹脂
製のタンク本体3と、複数のチューブ4端が基面5上に
液密に挿通固定されると共に、該基面5の周縁が前記嵌
着部2に整合するように立ち上げ形成され且つ、該立ち
上げ部外周にOリング取付け用の溝6が形成されたチュ
ーブプレート7と、前記溝6に嵌着されて前記チューブ
プレート7と前記タンク本体3との接続部を液密に保持
するOリング8と、を具備するラジエータのタンク構
造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7065887U JPH064236Y2 (ja) | 1987-05-11 | 1987-05-11 | ラジエ−タのタンク構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7065887U JPH064236Y2 (ja) | 1987-05-11 | 1987-05-11 | ラジエ−タのタンク構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63179475U JPS63179475U (ja) | 1988-11-21 |
JPH064236Y2 true JPH064236Y2 (ja) | 1994-02-02 |
Family
ID=30912494
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7065887U Expired - Lifetime JPH064236Y2 (ja) | 1987-05-11 | 1987-05-11 | ラジエ−タのタンク構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH064236Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5083120B2 (ja) * | 2008-08-25 | 2012-11-28 | ダイキン工業株式会社 | 凝縮器 |
JP2012072996A (ja) * | 2010-09-29 | 2012-04-12 | Noritz Corp | 熱交換器 |
JP2012193958A (ja) * | 2012-07-18 | 2012-10-11 | Daikin Industries Ltd | 凝縮器 |
-
1987
- 1987-05-11 JP JP7065887U patent/JPH064236Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63179475U (ja) | 1988-11-21 |
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