JPH0642344A - エアフローメータ具備内燃機関の2次空気供給装置 - Google Patents

エアフローメータ具備内燃機関の2次空気供給装置

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JPH0642344A
JPH0642344A JP4200039A JP20003992A JPH0642344A JP H0642344 A JPH0642344 A JP H0642344A JP 4200039 A JP4200039 A JP 4200039A JP 20003992 A JP20003992 A JP 20003992A JP H0642344 A JPH0642344 A JP H0642344A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flow meter
air flow
air
secondary air
intake
Prior art date
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Pending
Application number
JP4200039A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiromi Naito
広海 内藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エアフローメータの出力が2次空気取入口か
らの排気脈動の影響を受けないようにすること。 【構成】 2次空気取入口8、8′を、エアフローメー
タ2の吸気流れ方向に直交する中心線2a上を含み該中
心線2aに対して対称となる位置に設けた。こうするこ
とによって、エアフローメータ中心線2a上にあるエア
フローメータ検知部23は、排気脈動の影響を本質的に
受けなくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エアフローメータを具
備した内燃機関の2次空気供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】排気系に2次空気を導入して排気ガス中
のHC、COを浄化させるようにした内燃機関におい
て、2次空気の取入口は、通常、内燃機関用エアクリー
ナのクリーン側に開口しているか、または別置の2次空
気用の専用フィルタを使用しているかが大半である。た
とえば、特開平3−271536号公報は、エアクリー
ナ下流でかつエアフローメータ上流に2次空気取入口を
設け、内燃機関の排気系に生じる内燃機関の排気脈動を
利用して、2次空気を内燃機関排気系に導入するように
した2次空気供給装置を開示している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来装置に
は、次の問題があった。 (イ)エアクリーナクリーン側に2次空気取入口が開口
している場合には、排気脈動が2次空気供給通路を介し
て吸気系に伝わり、さらに下流の熱線式エアフローメー
タにも伝わって、エアフローメータの出力値に影響を与
えるので、空燃比制御が乱される。図6は、エアフロー
メータ2近傍の脈動伝播を示しており、エアフローメー
タ2の入口21と出口22とで脈動による圧力差P0
1 が生じるので、脈動によって局部流れが生じ、感熱
部23はその影響を受ける。その結果空燃比制御が乱さ
れ、排気浄化、燃費に悪影響を及ぼす。
【0004】(ロ)別置の専用フィルタから2次空気を
取入れる場合には、フィルタのメンテナンスフリーから
容積を大きくとる必要があり、狭いエンジンルームへの
搭載上不利が生じる。また、コストアップも招く。
【0005】本発明の目的は、エアクリーナ下流から2
次空気を取入れるタイプのエアフローメータ具備内燃機
関の2次空気供給装置において、吸気系に設けた2次空
気取入口を通して伝わる排気脈動が吸気系に設けたエア
フローメータの出力値に悪影響を及ぼさないようにする
構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明に係
る、次のエアフローメータ具備内燃機関の2次空気供給
装置によって達成される。すなわち、エアフローメータ
の上流に設けた内燃機関用エアクリーナの下流から2次
空気を取入れ、内燃機関の排気脈動を利用して内燃機関
の排気系に2次空気を導入するエアフローメータ具備内
燃機関の2次空気供給装置において、2次空気取入口
を、エアフローメータの吸気流れ方向に直交する中心線
上を含み該中心線に対して対称となる位置に設けたエア
フローメータ具備内燃機関の2次空気供給装置。
【0007】
【作用】2次空気供給通路を介して2次空気取入口まで
伝わってきた排気脈動は、ホイヘンスの原理に従い2次
空気取入口を波源として吸気通路内に伝播していく。本
発明では、2次空気取入口がエアフローメータの吸気流
れ方向に直交する中心線上または該中心線に対し対称の
位置に設けられているので、エアフローメータ入口、出
口の脈動圧は、常に互いに同一であり、排気脈動による
圧力差が生じない。したがって、エアフローメータ内通
路を流れる吸気ガスの流量は排気脈動の影響(エアフロ
ーメータ出入口部差圧による流量変化)を受けない。
【0008】エアフローメータ出入口における排気脈動
圧が互いに同圧の関係を維持しつつ変動するとき、エア
フローメータ内通路には脈動が生じるが、この脈動は入
口と出口との中間点を中心にして入口側、出口側で対称
に生じるので、この脈動によってエアフローメータ内通
路内に誘起される流れ(空気分子の移動)は入口と出口
との中間点では常に静止した状態にある。そして、そこ
にエアフローメータの検知部(熱線式エアフローメータ
では感熱部)が位置しているので、エアフローメータは
排気脈動の影響を本質的に受けず、常に吸気流量を正し
く検出し出力する。このため、空燃比制御も正確にな
り、排気浄化性能、燃費も良好に維持される。
【0009】
【実施例】以下に、本発明の実施例を、図1〜図5を参
照して説明する。図1は、2次空気取入口8を除けば従
来公知の構造である。内燃機関13の吸気系14には、
内燃機関用エアクリーナ1、エアフローメータ2、スロ
ットルバルブ3、サージタンク、燃料噴射弁(インジェ
クタ)9が、吸気流れ方向にこの順で配設される。吸気
はピストンの往復動により、燃焼室5内に吸引導入され
る。内燃機関の排気系15にはエキゾーストマニホルド
6、酸素センサ16、触媒7が排気流れ方向にこの順で
配設される。
【0010】エアフローメータ2の出力は電子制御装置
に送られる。電子制御装置のCPU(セントラルプルセ
ッサユニット)11で必要噴射燃料量が演算され、それ
に見合った噴射時間だけ、インジェクタ9に指令が出力
されて燃料が噴射される。また、酸素センサ16の出力
もCPU11に供給され、空燃比が触媒7が正常に働く
空燃比にフィードバック制御される。また、必要時に、
排気ガス中のHC、COを触媒7で酸化するために、吸
気系14の新気の一部を排気系15に導入するための2
次空気導入装置12が設けられている。
【0011】2次空気供給装置12の2次空気供給通路
17の一端は排気マニホルド6に開口し、他端はエアク
リーナ1のフィルタより下流側の吸気系部位に開口して
おり、エキゾーストマニホルド6内に生じる内燃機関の
排気脈動を利用して、吸気を引き、エキゾーストマニホ
ルド6内に導入するようになっている。
【0012】従来は、2次空気取入口は、図1に符号1
0を付した点線で示したようにエアクリーナ1内でかつ
フィルタのクリーン側に開口されていた。しかし、本発
明では、図1、図2、または図3に示すように、2次空
気取入口8、または8′は、エアフローメータの、吸気
流れ方向に直交する中心線2aに対称となる位置(中心
線2a上を含む)に設けられている。
【0013】図1および図2に示した例(第1実施例)
では、エアフローメータ2は熱線式エアフローメータか
ら成り、2次空気取入口8は1個であり、エアフローメ
ータ2の中心線2aと取入口8の中心線とは同一平面内
にある。また、エアフローメータ内通路24は吸気流れ
方向に向けられており、その入口21と出口22の丁度
中間に、空気の流れの熱伝達を利用して流量を検知する
感熱部23が設けられている。感熱部23はエアフロー
メータ中心線2a上に設けられていることになる。
【0014】図3は本発明のもう一つの実施例(第2実
施例)に係るもので、エアフローメータ2は第1実施例
と同じであるが、2次空気取入口8′が2個設けられて
いる場合である。2個の2次空気取入口8′はエアフロ
ーメータ2の中心線2aを対称の中心として、吸気流れ
方向に、対称に配置されている。すなわち、一方はエア
フローメータ中心線2aより吸気流れ方向上流側にあ
り、他方は下流側にある。
【0015】つぎに、作用を説明する。排気脈動によっ
て、エキゾーストマニホルド6側の、2次空気供給通路
の出口部位の圧力が、2次空気取入口8の圧力より一時
的に低くなったときに、吸気の一部が2次空気として、
吸気系14から排気系15に導入され、触媒7でのH
C、COの酸化に利用される。
【0016】排気脈動は2次空気供給通路17を介して
排気系15から2次空気取入口8に伝わる。排気脈動
は、図4に示すように、さらに、2次空気取入口8を波
源として吸気内に拡がり、エアフローメータ2に伝播す
る。波は2次空気取入口8を中心とした球面波で伝播し
ていく(ホイヘンスの原理)。したがって、エアフロー
メータ内通路24の入口21、出口22は、常に、互い
に同圧で脈動する。すなわち、入口21の圧力がP0
ときは出口22の圧力もP0 であり、入口21の圧力が
−P0 になったときは出口22の圧力も−P0 になって
いる。このため、出入口間に排気脈動による圧力差は生
じず、この圧力差による流量の増減は生じない。
【0017】図5は、エアフローメータ出入口21、2
2の圧力が互いに同圧という条件を保持しながら排気脈
動で変動したときに、エアフローメータ内通路24に生
じる圧力脈動の変化を示している。図5に示すように、
入口21、出口22では、一方の端部の圧力(実線)と
他方の端部からの圧力(破線)とが互いに位相が逆にな
って相殺するので、合成圧(一点鎖線)において常に脈
動の影響は0となるが、出入口21、22から隔たった
通路内位置では圧力の変動が生じる。しかし、この脈動
は、エアフローメータ中心線2aに対して左右対称(入
口側と出口側とが対称)となるので、空気分子の動きは
エアフローメータ中心線2aに対して対称となる。した
がって、中心線2a上にある感熱部23の位置では空気
分子は静止しており、脈動による流れは感熱部23の部
位では生じない。
【0018】上記のように、排気脈動による出入口間の
相対圧差は0であり、かつエアフローメータ内通路の感
熱部23における排気脈動による流れも0であるから、
排気脈動があっても、感熱部23は本質的に影響を受け
ず、吸気の流量を正しく検知する。
【0019】図3のように、2次空気取入口8′が2個
ある場合でも、エアフローメータ出入口21、22は互
いに同圧を保ちつつ脈動することに変りがないから、図
1、図2の実施例と同様の作用が得られる。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、2次空気取入口をエア
フローメータの中心線上を含み該中心線に対して対称の
位置に配置したので、エアフローメータは伝達されてく
る排気脈動の影響を受けることなく、吸気流量を検知で
きる。したがって、良好な空燃比制御、排気浄化制御、
燃費が維持される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るエアフローメータ具
備内燃機関の2次空気供給装置の系統図である。
【図2】図1のエアフローメータおよび2次空気取入口
近傍の拡大断面図である。
【図3】本発明の第2実施例に係るエアフローメータ具
備内燃機関の2次空気供給装置のエアフローメータおよ
び2次空気取入口近傍の概略構成図である。
【図4】本発明の第1実施例における空気取入口からエ
アフローメータに向っての排気脈動の伝播の状態を示す
波動伝播図である。
【図5】本発明の第1実施例におけるエアフローメータ
内通路の圧力変動の移り変りを示す各状態の波形図であ
る。
【図6】2次空気取入口がエアフローメータより上流に
ある従来例の排気脈動のエアフローメータへの伝播図で
ある。
【符号の説明】
1 エアクリーナ 2 エアフローメータ 2a エアフローメータ中心線 6 エキゾーストマニホルド 8 2次空気取入口(第1実施例) 8′ 2次空気取入口(第2実施例) 12 2次空気導入装置 17 2次空気供給通路 21 入口 22 出口 23 感熱部 24 エアフローメータ内通路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エアフローメータの上流に設けた内燃機
    関用エアクリーナの下流から2次空気を取入れ、内燃機
    関の排気脈動を利用して内燃機関の排気系に2次空気を
    導入するエアフローメータ具備内燃機関の2次空気供給
    装置において、2次空気取入口を、エアフローメータの
    吸気流れ方向に直交する中心線上を含み該中心線に対し
    て対称となる位置に設けたことを特徴とするエアフロー
    メータ具備内燃機関の2次空気供給装置。
JP4200039A 1992-07-27 1992-07-27 エアフローメータ具備内燃機関の2次空気供給装置 Pending JPH0642344A (ja)

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