JPH06421Y2 - 光ファイバ巻取装置 - Google Patents

光ファイバ巻取装置

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JPH06421Y2
JPH06421Y2 JP9170087U JP9170087U JPH06421Y2 JP H06421 Y2 JPH06421 Y2 JP H06421Y2 JP 9170087 U JP9170087 U JP 9170087U JP 9170087 U JP9170087 U JP 9170087U JP H06421 Y2 JPH06421 Y2 JP H06421Y2
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JP
Japan
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bobbin
optical fiber
winding
product
inspection
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JP9170087U
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JPS63199138U (ja
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政宣 倉持
修 望月
昌博 三沢
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Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は線引き後の光ファイバを巻き取る光ファイバ巻
取装置に関するものである。
[従来の技術] 一般に、光ファイバは高温に加熱した光ファイバ母材を
線引きして製造されるが、その線引き速度は数十〜数百
メートル/分と高速である。
この光ファイバは通信ケーブル等の素線として用いられ
るものであるから、外径、真円度等が厳しく規定されお
り、光ファイバの線引き作業においては光ファイバの外
径、真円度等の寸法検査を製品用ボビンの巻き始めと巻
き終りの両端末部で行うようになっている。
さて、製品用ボビンに巻き取った光ファイバの巻き終り
端末はボビンの外方に出ていることから、検査用光ファ
イバを容易に採取して検査することができる。
しかし製品用ボビンに巻き取った光ファイバの巻き始め
端末はボビンの内側にあることから、検査用光ファイバ
は巻き戻さない限り採取することができない。ここにお
いて製品用ボビンに巻き取った光ファイバを巻き戻すこ
とは工数、時間、特性劣化のいずれの面からみても得策
ではない。
そこで実際の光ファイバの線引き作業では、線引きした
光ファイバを製品用ボビンに巻き取る直前に、他のボビ
ンに検査用光ファイバ試料として長さ15〜20mを巻
き取るのが通例である。
第2図は、従来の検査用光ファイバの巻き始め部の巻き
取り作業を図示したしたものである。
第2図に示すように、従来の検査用光ファイバの巻き始
め部の巻き取り作業は、まずトラバーサ1を検査用ボビ
ン2の胴部の範囲に来るように調整し、次に検査用光フ
ァイバFをトラバーサ1から検査用ボビン2にかけて一
直線状になるように引出し、最後に巻取速度を低速に調
整し、それから検査用光ファイバFを検査用ボビン2に
一定条長、例えば15〜20m巻き取るようになってい
る。
検査用光ファイバの巻き始め部の巻き取り作業が完了
後、製品用ボビンの巻取用モーター5は一旦巻取製品を
ゼロ、即ち巻取用モーター5を停止し、次に手作業によ
り光ファイバFをボビン押え3を乗り越えさせて製品用
ボビン4の胴部6に巻きつかせ、更にトラバーサ1を製
品用ボビン4の胴部6の範囲に来るように調整し、最後
に巻取用モータ5を駆動させて光ファイバFを製品用ボ
ビン4に巻き取るようになっている。
[考案が解決しようとする課題] 上述のように、従来の検査用光ファイバの巻き始め部の
巻き取り作業は、検査用ボビン2、製品用ボビン4に対
しそれぞれトラバーサ1のトラバス範囲を調整する必要
があり、しかも光ファイバFを検査用ボビン2から製品
用ボビン4に巻き移すときには巻取速度を一旦ゼロにし
なければならない。このため光ファイバFの巻取装置の
自動化や多頭持作業等ができなく、その結果光ファイバ
の生産性向上が困難であった。
本考案はかかる点に立って為されたものであって、その
目的とするところは前記した従来技術の問題点を解消
し、トラバサー1の調整作業をなくすと共に光ファイバ
Fの検査用ボビンから製品用ボビンへの巻き移し作業を
連続的に行なうことができる光ファイバ巻取装置を提供
することにある。
[課題を解決するための手段] 本考案の要旨とするところは、製品の光ファイバを巻き
取るための製品用ボビンと、製品用ボビンのつば部に取
り付け且つその外周面が製品用ボビン側に向って縮径し
ているボビン押えと、光ファイバの巻き始め端部を巻き
取るための検査用ボビンと、製品用ボビンの軸方向に反
転トラバースして製品の光ファイバを製品用ボビンに案
内するトラバーサと、トラバーサを通過した光ファイバ
をその巻き始め端部試料を採取するために検査用ボビン
に巻き取るときだけ検査用ボビン側に押し出す補助トラ
バーサとを備えて成る光ファイバ巻取装置にある。
[作用] 本考案の光ファイバ巻取装置は、第1に検査用ボビン側
に移動できる補助トラバーサを設けることにより、検査
用光ファイバ巻き始め端部試料を採取するときには光フ
ァイバを検査用ボビン側に迅速且つ容易に移動させて必
要な長さだけ巻き取ることができ、第2に製品用ボビン
のつば部に取り付け且つその外周面が製品用ボビン側に
向って縮径しているボビン押えを設けることにより、検
査用光ファイバ巻き始め端部試料を採取後には押し出さ
れていた補助トラバーサを迅速且つ容易に引っ込ませた
ときに光ファイバを検査用ボビン側からボビン押えを介
して製品用ボビンの胴部側に迅速且つ連続的しかもスム
ーズに移動させて光ファイバFに折損や曲げを与えるこ
となく製品用ボビンに巻き取れるようにすることができ
る。その結果これらの構成要素が相乗的に作用して光フ
ァイバの巻き始め端部検査用試料の迅速採取、その採取
した光ファイバの巻き始め端部の迅速検査、トラバーサ
の調整作業の皆無化、光ファイバ巻取作業の無停止化、
光ファイバの生産性及び品質の顕著なる向上等をはかる
ことができることにある。
[実施例] 次に、本考案の光ファイバ巻取装置の一実施例を図面を
用いて説明する。
第1図は本考案に係る光ファイバ巻取装置の一実施例を
示す概略構成図である。
第1図ににおいて、4は製品用ボビンであって、この製
品用ボビン4は胴部6とその両端のつば部7、7とから
なる。またこの製品用ボビン4は巻取用モータ5により
駆動される。
製品用ボビン4の一方のつば部7にはボビン押え8を介
して例えば検査用ボビン2が一体的に取り付けられてい
る。
このボビン押え8の外周は、図示するように検査用ボビ
ン2から製品用ボビン4側に向って漸次縮径するように
形成されている。
第1図ににおいて、1は製品用ボビン4の胴部6の範囲
を左右にトラバースするトラバーサであって、このトラ
バーサ1と製品用ボビン4、検査用ボビン2との間には
製品用ボビン4の軸方向に進退自在な補助トラバーサ9
が設けられている。
このトラバーサ1の位置あるいは補助トラバーサ9の押
し出し量はコントローラ10に入力されるようになって
いる。即ち、コントローラ10はトラバーサ1、補助ト
ラバーサ9および巻取用モータ5を作動制御するように
なっている。
製品用ボビン4には製品となる光ファイバFが巻き取ら
れる。
次に、この第1図に示す本考案の光ファイバ巻取装置の
一実施例の動作について説明する。
まず、光ファイバFの巻き始め端部を検査用ボビン2に
巻き取るときには、図示するように、補助トラバーサ9
を製品用ボビン4側より右側の検査用ボビン2まで押し
出し、それによりトラバーサ1を介して送り出された光
ファイバFを検査用ボビン2のところまで移動させる。
検査用ボビン2への光ファイバFの巻き始め端部の巻取
条長は、モータ5による巻取速度と補助トラバーサ9を
押し出すタイマー時間とをコントローラ10に予め入力
しておくことにより設定される。設定されたタイマー時
間が経過すると、コントローラ10により指令されて補
助トラバーサ9が自動的にゆっくりと第1図に向かって
左側に引き込まれてゆく。これに伴って押し出されてい
た光ファイバFは検査用ボビン2側から徐々に製品用ボ
ビン4側へ迅速且つスムーズに移動する。
そして検査用ボビン2側から製品用ボビン4側へ光ファ
イバFが移動する際、光ファイバFはボビン押え8およ
びつば部7を乗り越えなければならない。ここにおいて
ボビン押え6の外周面は傾斜面としてあるので、光ファ
イバFはこの傾斜面を滑るようにして移動して第1図に
向かって製品用ボビン4の胴部6の右隅に移動する。
その時点で補助トラバーサ9はコントローラ10による
指令を受けて第1図に向かって製品用ボビン4の左側つ
ば部7の左側位置まで引き戻される。
それから巻取用モータ5の回転数を上げて巻取速度を設
定速度まで徐々に高めると共にトラバーサ1を製品用ボ
ビン4の胴部6範囲にトラバースさせながら光ファイバ
Fを製品用ボビン4の胴部6に巻き取る。
なお、本考案においてタイマー設定時間後に補助トラバ
ーサ9は第1図に向かって製品用ボビン4の左側つば部
7の左側位置まで引き戻されるように作動するが、この
補助トラバーサ9が戻るときに作動するリミットスイッ
チを設けておき、そのリミットスイッチの作動により検
査用ボビン2への光ファイバFの巻き始め端部の巻取条
長カウンタのリセット、巻取速度の設定等を自動的に行
うこともできる。
勿論、本考案においては補助トラバーサ9が設けてある
ので、トラバーサ1を従来のように検査用ボビン2の胴
部範囲にてトラバースするように調整する必要がなく、
単に巻取開始前に製品用ボビン4の胴部6範囲にてトラ
バースするように調整するだけでよい。
本考案の光ファイバ巻取装置の一実施例によれば、補助
トラバーサ9を検査用ボビン2側に押し出したり、製品
用ボビン4側へ引っ込ませたりするだけで、光ファイバ
Fを検査用ボビン2に迅速且つ容易に巻き取り、更に光
ファイバFを検査用ボビン2から製品用ボビン4へと迅
速且つ連続的しかもスムーズに巻き移すことができ、そ
の結果巻取作業の簡素化が図れて一人作業者により多数
の巻取装置の生産管理が可能となり、光ファイバの生産
性と品質を顕著に上昇することができる。
[考案の効果] 本考案によれば光ファイバの巻き始め端部検査用試料採
取作業の迅速化、その採取光ファイバ巻き始め端部の検
査作業の迅速化、トラバーサの調整作業の皆無化、光フ
ァイバ巻取作業の無停止化、光ファイバの顕著なる品質
及び生産性向上等を上げることができるものであり、工
業上有用である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る光ファイバ巻取装置の一実施例を
示す概略構成図、第2図は従来の光ファイバ巻取装置の
概略構成図である。 1:トラバーサ、 2:検査用ボビン、 3:ボビン押え、 4:製品用ボビン、 5:巻取用ボビン、 6:胴部、 7:つば部、 8:ボビン押え、 9:補助トラバーサ、 10:コントローラ、 F:光ファイバ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】製品用光ファイバを巻き取るための製品用
    ボビンと、該製品用ボビンのつば部に取り付けるための
    ボビン押えを有し且つ光ファイバの巻き始め端部を巻き
    取るための検査用ボビンと、前記製品用ボビンの軸方向
    に反転トラバースして前記製品用光ファイバを前記製品
    用ボビンに案内するトラバーサとを備えた巻取装置にお
    いて、前記ボビン押えはその外周面が前記製品用ボビン
    側に向って縮径しており、且つ前記トラバーサと前記検
    査用ボビンとの間に前記光ファイバの巻き始め端部試料
    を前記検査用ボビンに巻き取るときだけ該検査用ボビン
    側に前記光ファイバを押し出す補助トラバーサを備えた
    ことを特徴とする光ファイバ巻取装置。
JP9170087U 1987-06-15 1987-06-15 光ファイバ巻取装置 Expired - Lifetime JPH06421Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP9170087U JPH06421Y2 (ja) 1987-06-15 1987-06-15 光ファイバ巻取装置

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JP9170087U JPH06421Y2 (ja) 1987-06-15 1987-06-15 光ファイバ巻取装置

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Publication Number Publication Date
JPS63199138U JPS63199138U (ja) 1988-12-21
JPH06421Y2 true JPH06421Y2 (ja) 1994-01-05

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ID=30952727

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