JPH08151226A - 光ファイバの自動巻取り方法 - Google Patents

光ファイバの自動巻取り方法

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JPH08151226A
JPH08151226A JP31596294A JP31596294A JPH08151226A JP H08151226 A JPH08151226 A JP H08151226A JP 31596294 A JP31596294 A JP 31596294A JP 31596294 A JP31596294 A JP 31596294A JP H08151226 A JPH08151226 A JP H08151226A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical fiber
winding
chuck
bobbin
starting end
Prior art date
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Pending
Application number
JP31596294A
Other languages
English (en)
Inventor
Shunichiro Hirafune
俊一郎 平船
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fujikura Ltd filed Critical Fujikura Ltd
Priority to JP31596294A priority Critical patent/JPH08151226A/ja
Publication of JPH08151226A publication Critical patent/JPH08151226A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Manufacture, Treatment Of Glass Fibers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 スクリーニングテスト後の光ファイバの自動
巻取り方法を提供する。 【構成】 光ファイバfの始端を線掛けチャック8で捉
えて巻取りボビン7側に搬送させる光ファイバ始端搬送
工程と、搬送されてきた光ファイバfの始端を線押えチ
ャック10で巻取りボビン7の一部に固定する光ファイ
バ始端固定工程と、線掛けチャック8を退避位置に退避
させる線掛けチャック退避工程と、光ファイバ始端の固
定後、巻取りボビン7を回転させて光ファイバfを巻き
取る光ファイバ巻取り工程と、光ファイバfの巻き終わ
り終端側を光ファイバカッター9で切断する光ファイバ
切断工程と、光ファイバfの巻き取り終了後、線押えチ
ャック10を巻取りボビン側から退避させる線押えチャ
ック退避工程とからなり、これらの工程をほぼ自動的に
行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スクリーニングテスト
後の光ファイバなどを自動的に巻き取るようにした光フ
ァイバの自動巻取り方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】紡糸工程から得られた光ファイバは、通
常、プルーフ工程において、スクリーニングテストを受
け、そこで、不良品部分は除去され、良品部分は、巻取
りボビンに巻かれる。この場合、紡糸工程において使用
されたボビンが、上記良品の巻取りボビンの最大巻取り
量より大きいときには、切り割り作業といって、幾つか
の巻取りボビンに小分けして巻かれる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来、スクリーニング
テスト後の光ファイバを巻き取るには、一般に、人手に
頼っていた。すなわち、プルーフ工程から繰り出された
光ファイバの始端側を、作業者が手作業で、巻取りボビ
ン側に取り付け、この後、巻取りボビンを回転させる。
そして、所望量の光ファイバが巻かれたら、その巻き終
わりの終端側を、やはり作業者が手作業で、切断してい
た。このため、作業性が悪く、コストダウンのネックと
なっていた。
【0004】本発明は、このような従来の実情に鑑みて
なされたもので、スクリーニングテスト後の光ファイバ
などを、人手に依らず、ほぼ自動的に巻き取るようにし
た光ファイバの自動巻取り方法を提供せんとするもので
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】かゝる課題を解決するた
めの本発明の手段は、光ファイバを巻取りボビンに巻き
取る光ファイバの自動巻取り方法において、 光ファイバの始端を線掛けチャックで捉えて前記巻取
りボビン側に搬送させる光ファイバ始端搬送工程と、 前記光ファイバ始端搬送工程によって搬送されてきた
光ファイバの始端を線押えチャックで前記巻取りボビン
の一部に固定する光ファイバ始端固定工程と、 前記線掛けチャックを退避位置に退避させる線掛けチ
ャック退避工程と、 前記光ファイバ始端の固定後、前記巻取りボビンを回
転させて光ファイバを巻き取る光ファイバ巻取り工程
と、 前記光ファイバの巻き終わり終端側を光ファイバカッ
ターで切断する光ファイバ切断工程と、 前記光ファイバの巻き取り終了後、前記線押えチャッ
クを巻取りボビン側から退避させる線押えチャック退避
工程とからなることを特徴とする光ファイバの自動巻取
り方法にある。
【0006】
【作用】上記構成の本発明によると、光ファイバ始端の
搬送、巻取りボビンへの固定及びその巻き取りなどの各
作業が自動的に行われる。
【0007】
【実施例】図1は、本発明に係る光ファイバの自動巻取
り方法を実施するための装置系の一実施例を示したもの
である。図中、1は紡糸された光ファイバfが巻かれ
た、大型ボビンなどからなる送出しボビン、2は光ファ
イバfが転接される送出しダンサ、3はベルトの転接に
よって光ファイバfを引き入れて送り出す入線側引き取
り機、4・・・は上下に複数配列されたプルーフ工程の
ためのローラ(プーリ)、5はベルトの転接によって光
ファイバfを引き入れて送り出す出線側引き取り機、6
は光ファイバfが転接される巻取りダンサ、7はスクリ
ーニングテストの光ファイバfが巻き取られる巻取りボ
ビン、8は光ファイバfの巻取りボビン7への巻き始め
の際、その始端(端末)側を捕捉して、当該巻取りボビ
ン7側へ搬送するための線掛けチャック、9は例えばこ
の線掛けチャック8部分に併設された光ファイバfを切
断するための光ファイバカッター、10は光ファイバf
の始端側を巻取りボビン7の一部に固定するための線押
えチャックである。
【0008】上記線掛けチャック8は、例えばチャック
片8a,8aによって、光ファイバfをソフトに捕捉す
る、一種のロボットハンド機構からなる。そして、その
非動作時、すなわち退避時には、巻取りダンサ6の下方
などに待機される一方、その動作時には、巻取りボビン
7の前方まで前進して、光ファイバfの始端側を、線押
えチャック10側に搬送させたり、或いは、巻取りボビ
ン7の巻き終わり時、光ファイバfの終端側に前進し
て、光ファイバカッター9によって切断させたりするも
のである。この線掛けチャック8の制御は、図示しない
往復動装置などによって、行うように構成してある。
【0009】上記光ファイバカッター9は、例えばカッ
ター片9a,9aの開閉によって、光ファイバfを切断
するものである。その移動などの制御は、独立の駆動系
で行うことも可能であるが、本実施例では、上記線掛け
チャック8に併設することで行うようにしてある。
【0010】上記線押えチャック10は、例えば図2に
示したように、巻取りボビン7の鍔部7aの外周に上下
動して、当接されるチャック片10aからなり、このチ
ャック片10aは、巻取りボビン7の回転軸11に装着
された昇降機構12に取り付けられている。そして、上
記線掛けチャック8が巻取りボビン7側を通過したと
き、巻取りボビン7の鍔部7a上に載った光ファイバf
の始端側を押さえるように構成されている。
【0011】なお、この線押えチャック10としては、
光ファイバfの始端側を固定するものであれば、図2の
ものに限定されず、例えば図3に示したように、巻取り
ボビン7の回転軸11に、摺動自在なチャック盤10
a′を取り付け、このチャック盤10a′と巻取りボビ
ン7の側面との間に光ファイバfの始端側を挟み込んで
固定するものであってもよい。
【0012】また、ここで用いる巻取りボビン7にあっ
ては、後の伝送損失のチェックなどの際、光ファイバf
の巻き始め側が容易に取り出せるように、胴部7bの一
方の鍔部7a寄りにV溝部7cを設け、このV溝部7c
に複数回巻き付けることができるように構成したものが
よい。
【0013】次に、このような装置系を用いて、本発明
に係る光ファイバの自動巻取り方法を実施する場合につ
いて、説明する。先ず、図5に示した、光ファイバfの
巻き始めの始端側が垂下した状態において、線掛けチャ
ック8によって、この始端側を捉え、図6に示したよう
に、当該線掛けチャック8を巻取りボビン7側に前進さ
せ、図7に示した如く、当該巻取りボビン7の前方側ま
で搬送させる(光ファイバ始端搬送工程)。なお、ここ
で、上記垂下する光ファイバfの始端側は、工場内の床
面などに接触しない長さとしておく。これによって、塵
などの付着が防止される。
【0014】この光ファイバ始端搬送工程によって、巻
取りボビン7の鍔部7a上に載った光ファイバfの始端
側を、図7に示したように、線押えチャック10を降下
させて固定する(光ファイバ始端固定工程)。
【0015】この後、図8に示したように、上記線掛け
チャック8を、図5の位置、すなわち退避位置まで後退
させて退避させる(線掛けチャック退避工程)。この退
避と同時に、巻取りボビン7を回転させて光ファイバf
を巻き取る(光ファイバ巻取り工程)。
【0016】そして、上記巻取りボビン7に、所定量の
光ファイバfを巻き取ったら、図9に示したように、線
掛けチャック8と共に、光ファイバカッター9を光ファ
イバfの巻き終わりとなる終端側に前進させ、図10に
示したように、当該終端側を切断する(光ファイバ切断
工程)。この切断後は、光ファイバカッター9を線掛け
チャック8と一緒に、上記図5の退避位置まで退避させ
る。なお、ここで、上記切断されたプルーフ工程側の光
ファイバfの垂下端も、巻取りボビン7側の光ファイバ
fの垂下端も、工場内の床面などに接触しない長さとな
るように、各装置系を配置するものとする。これによっ
て、いずれの切断端側にも、塵などの付着が無くなる。
また、巻取りボビン7側にあっては、この後、切断時の
状態を維持したままで、すなわち回転によって光ファイ
バfの垂下端が繰り出されて、工場内の床面などに接触
しないようにして、次工程に搬送するようにする。
【0017】上記光ファイバカッター9の切断後は、や
はり図10に示したように、線押えチャック10を上昇
させて、光ファイバfの始端側の固定を解除する(光フ
ァイバ始端固定工程)。これによって、巻取りボビン7
は、その回転軸11から取り外すことができる。このよ
うな一連の工程によって、スクリーニングテスト後の光
ファイバfは、人手に依らず、自動的に巻き取ることが
できる。
【0018】なお、上記実施例では、スクリーニングテ
スト後の光ファイバfの巻き取りについてであったが、
本発明は、これに限定されず、その他の工程での光ファ
イバfの巻き取りにも応用することができる。
【0019】
【発明の効果】このように本発明に係る光ファイバの自
動巻取り方法によると、次のような優れた効果が得られ
る。先ず、従来、人手に頼っていた、スクリーニングテ
スト後の光ファイバなどをほぼ自動的に巻き取ることが
できる。このため、作業性が良く、大幅なコストダウン
が可能となる。また、従来、既に巻取りボビンの自動着
脱装置系やプルーフ工程のローラへの自動線通し装置系
が提案されているため、これらの装置系と本発明方法と
を組み合わせれば、ほぼ全ての作業が自動化できる利点
も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光ファイバの自動巻取り方法を実
施するための装置系の一例を示した概略説明図である。
【図2】図1の装置系における、線押えチャックの一実
施例を示した概略正面図である。
【図3】図1の装置系における、線押えチャックの他の
実施例を示した概略正面図である。
【図4】本発明方法で使用する巻取りボビンの一例を示
した部分縦断面図である。
【図5】本発明方法でのスタート時の状態を示した概略
説明図である。
【図6】本発明方法での光ファイバ始端搬送工程の途中
を示した概略説明図である。
【図7】本発明方法での光ファイバ始端搬送工程と光フ
ァイバ始端固定工程とを示した概略説明図である。
【図8】本発明方法での線掛けチャック退避工程と光フ
ァイバ巻取り工程の途中を示した概略説明図である。
【図9】本発明方法での光ファイバ切断工程を示した概
略説明図である。
【図10】本発明方法での線掛けチャック退避工程の途
中と線押えチャック退避工程とを示した概略説明図であ
る。
【符号の説明】
f 光ファイバ 8 線掛けチャック 9 光ファイバカッター 10 線押えチャック 11 回転軸 12 昇降機構

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバを巻取りボビンに巻き取る光
    ファイバの自動巻取り方法において、 光ファイバの始端を線掛けチャックで捉えて前記巻取
    りボビン側に搬送させる光ファイバ始端搬送工程と、 前記光ファイバ始端搬送工程によって搬送されてきた
    光ファイバの始端を線押えチャックで前記巻取りボビン
    の一部に固定する光ファイバ始端固定工程と、 前記線掛けチャックを退避位置に退避させる線掛けチ
    ャック退避工程と、 前記光ファイバ始端の固定後、前記巻取りボビンを回
    転させて光ファイバを巻き取る光ファイバ巻取り工程
    と、 前記光ファイバの巻き終わり終端側を光ファイバカッ
    ターで切断する光ファイバ切断工程と、 前記光ファイバの巻き取り終了後、前記線押えチャッ
    クを巻取りボビン側から退避させる線押えチャック退避
    工程とからなることを特徴とする光ファイバの自動巻取
    り方法。
JP31596294A 1994-11-25 1994-11-25 光ファイバの自動巻取り方法 Pending JPH08151226A (ja)

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JP (1) JPH08151226A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10310445A (ja) * 1997-03-25 1998-11-24 Corning Inc 自動スレッディング及び巻き取り方法
JP2007254156A (ja) * 2006-03-23 2007-10-04 Ho Seop Han 光ファイバ再巻取り装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10310445A (ja) * 1997-03-25 1998-11-24 Corning Inc 自動スレッディング及び巻き取り方法
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