JPH0642045U - 切削液タンク - Google Patents

切削液タンク

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JPH0642045U
JPH0642045U JP8395292U JP8395292U JPH0642045U JP H0642045 U JPH0642045 U JP H0642045U JP 8395292 U JP8395292 U JP 8395292U JP 8395292 U JP8395292 U JP 8395292U JP H0642045 U JPH0642045 U JP H0642045U
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JP
Japan
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cutting fluid
fluid tank
chips
tank
cutting
Prior art date
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Application number
JP8395292U
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English (en)
Inventor
祥弘 羽田野
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Okuma Corp
Original Assignee
Okuma Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 切削液タンクを機外に引き出すことなく簡単
な操作で清掃ができる切削液タンクを提供する。 【構成】 切削液タンク7に中央分離板12を設け、後
側の移動板16Aに設けられたノズルと前側の移動板1
6Bのノズルから反時計方向の流れを作るように切削液
を噴出し、同時にタンクの左後下のノズルより切削液を
前向きに噴出して、切削液に混じって落下する細かい切
粉等を流れに乗せてポケット13のバケット内に集め、
切粉等がタンクの底に堆積するのを防ぐ。それでも或る
期間経過後に切粉等がタンクの底に堆積して場合は、手
動で先ず後側の移動板16Aを左側に、次いで前側の移
動板16Bを右側に送って、かき板17A,17Bで底
の切粉等をかき取り、切削液により洗い流してバケット
に集める。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は工作機械用の切削液タンクに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、工作機械には構成要素として切削液装置を具備するものが殆どである。 この切削液装置は図6に示すように、切削液タンク101にポンプ102を有し 、ポンプより送り出される切削液をパイプ103を介してノズル104より加工 ポイントに向けて吐出しながら切削加工を行い、切削液とともに落下する切削液 をメッシュの切粉受け皿105にて切粉を除いて切削液タンクに回収するように なっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来の技術で述べた切削液タンクは、或る期間使用すると切削液タンク内に細 かい切粉等が堆積し、長期間そのまま使用するとへどろ化し、切削液を濁し、切 削液が変質して悪臭を放つようになるため、一定期間ごとに清掃を行う必要があ る。この清掃作業はタンクを本機から引き出して行わねばならず時間と労力を要 し、作業者に嫌われる作業のため清掃時期が遅れやすいという問題を有している 。 本考案は従来の技術の有するこのような問題点に鑑みなされたものであり,そ の目的とするところは、本機より引き出さなくても容易に清掃ができる切削液タ ンクを提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本考案における切削液タンクは、切削液タンクのほ ぼ中央に貯蔵液の循環路を形成する中央分離板を長手方向に設け、前記切削液タ ンクの1コーナに切粉溜めポケットを設け、該ポケットに切粉等を集まるように 循環路に流れを作る手段を設けてなるものである。 また循環路に堆積した切粉等をかき取るかき板部材を切削液タンク内の中央分 離板の両側にそれぞれ移動可能に設け、該かき板部材を必要に応じて移動する手 段を設け、前記かき板部材に切削液を噴出するノズルを設けてかき取った切粉等 をポケットに流し集めるようにすることもできる。
【0005】
【作用】
切削加工中に切削液とともに落下する細かい切粉等を中央分離板の回りを循環 する流れに乗せて切粉溜めポケットのバケットに集める。それでも長時間の使用 で底に堆積した切粉等はかき板でかき取り切削液で洗い流してバケットに集め、 バケットのみを機外に取り出して溜まった切粉等を捨てる。
【0006】
【実施例】
以下本実施例について図面を参照して説明する。 図1の旋盤のベッド1の左側上に主軸台2が固着され、主軸台2に回転可能に 軸承される主軸の先端にチャック3が嵌着されている。ベッド1のZ軸方向の案 内上にサドル4が移動位置決め可能に載置されており、サドル4のX軸案内上に 中台5が移動位置決め可能に載置され、中台5上に刃物台6が取付けられている 。ベッド1の加工領域の下側に切削液タンク7が設けられており、切削液タンク 7にポンプ8が取付けられている。ポンプ8の吐出口から切削位置までパイプ9 が配設されており、パイプの先端にノズル11が取付けられている。
【0007】 切削液タンク7は図2〜図5に示すように中央にZ軸方向の中央分離板12を 有し、この中央分離板12により液槽は長手方向が二つに分離され両端部のみが 連通可能とされている。切削液タンク7には右手前側のコーナに凹んだポケット 13が設けられており、このポケット13に切粉バケット14が着脱可能に設置 されている。 切削液タンク7の前板7a,後板7bの内側及び分離板12の両側に二組のガ イド15が全長にわたって水平に設けられており、ガイド15に沿ってコ字形状 の移動板16A,16Bが移動可能に設けられている。一方の移動板16Aの下 端には左側にかき板17Aが、また他方の移動板16Bの下端には右側にかき板 17Bがそれぞれ旋回可能に枢支されており、かき板17A,17Bは前進時に 切削液タンク7の底に堆積する切粉等をかき出し、後退時には容易に旋回して切 粉等を押し戻すことがないようになっている。
【0008】 更に切削液タンク7の前板7aと後板7b及び中央分離板12の両側には、ガ イド15の上方平行にそれぞれチエン18がエンドレスに張設されており、チエ ン18は右端のスプロケットホイール19が嵌着されているシャフト20に固着 のハンドル21により手動旋回されるようになっている。そしてこのチエン18 に移動板16A,16Bの上端がそれぞれ固着されており、ハンドル21を手動 回転することによりかき板17A,17Bがガイド15に沿って移動され、切粉 等を一方のかき板17Aにより左側に、また他方のかき板17Bにより右側に書 き出すようになっている。
【0009】 更に移動板16A,16Bの下側には複数のノズル16aが、かき出し方向を 向いて並んで穿設されており、移動板16A,16Bにはこのノズル16aに切 削液を送るパイプ22が取付けられている。更に切削液タンク7の後板7bの左 下側にも複数のノズル7cが前向きに並んで穿設されており、後板7bにはこの ノズル7cに切削液を送るパイプ23が取付けられている。そしてパイプ22, 23に供給される切削液は、ポンプ8の吐出口に取付けられているパイプ9の途 中より分岐され、絞り弁24を介して送り込まれるようになっている。
【0010】 続いて本実施例の作用を説明する。 通常、図2に示すように移動板16Aは右端位置に、移動板16Bは左端位置 にそれぞれ停止されており、この停止位置において一方の移動板16Aのノズル 16aより切削液を左側に、他方の移動板16Bのノズル16aより切削液を右 側に噴出して、中央分離板12の回りに反時計方向の流れを作り、同時に後板7 b左下側のノズル7cより切削液を前側に噴出して、切削加工中に切削液ととも に落下する細かい切粉等を底に積もらないように流し、切粉溜めポケット13の バケット14内に溜める。流れの速さは絞り弁24により調節して切粉が流れや すい流速を得る。
【0011】 こうして常時切削液を循環して切粉が切削液タンク7の底に堆積しないように しているが、機械の休止中に切削液に浮遊する微細な切粉等が底に沈澱して粘性 のへどろ状となって堆積すると、切粉の流れは悪くなる。このため一定期間稼働 後バケット14内の溜まった切粉を捨てる前に、絞り弁24を開いて噴出力を強 め、先ず一方の移動板16Aを手動で左行し、かき板17Aで切粉等の堆積物を かき取り、かき取った切粉等の堆積物をノズル7cより噴出する切削液により洗 い流されて前へと送る。次いで手動で他方の移動板16Bを右行し、かき板17 Bにより堆積物をかき取り、切削液により洗い流してバケット14内に送り込む 。次いで移動板16A,16Bを所定の停止位置に戻し、切削液の噴出を止めた のちバケット14を取り出して内に溜まった切粉等を捨てるだけで清掃を終わる 。
【0012】
【考案の効果】
本考案は上述のとおり構成されているので次に記載する効果を奏する。 切削液タンク内に中央分離板の回りを循環する流れを作って、切削液に混じっ て流入した細かい切粉等を切粉溜めポケットのバケットに集めるようにしたので 、切削液タンクの底に堆積する切粉等の量が少なくなり清掃間隔を長くすること ができる。また切削液噴出用ノズルをかき板部材に設けて、切削液を噴出しなが らかき板により切削液タンク内の切粉等の堆積物をかき取って洗い流し、バケッ トに集めるようにしたので、切削液タンクを本機から引き出す必要なく、簡単な 操作で容易に清掃を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の切削液タンクを有する旋盤の正面図
である。
【図2】本実施例の切削液タンクの平面図である。
【図3】図2の正面図である。
【図4】図2の側面の断面図である。
【図5】図4のA−A線視図断面図である。
【図6】従来の技術の切削液タンクを有する旋盤の正面
図である。
【符号の説明】
7 切削液タンク 7c,16a
ノズル 8 ポンプ 13 ポケット 14 バケット 15 案内 16A,16B 移動板 17A,17B
かき板 18 チエン 21 ハンドル

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 切削液タンクのほぼ中央に貯蔵液の循環
    路を形成する中央分離板を長手方向に設け、前記切削液
    タンクの1コーナに切粉溜めポケットを設け、該ポケッ
    トに切粉等を集まるように循環路に流れを作る手段を設
    けてなることを特徴とする切削液タンク。
  2. 【請求項2】 循環路に堆積した切粉等をかき取るかき
    板部材を切削液タンク内の中央分離板の両側にそれぞれ
    移動可能に設け、該かき板部材を必要に応じて移動する
    手段を設け、前記かき板部材に切削液を噴出するノズル
    を設けてかき取った切粉等をポケットに流し集めること
    を特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載の切削
    液タンク。
JP8395292U 1992-11-11 1992-11-11 切削液タンク Pending JPH0642045U (ja)

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JP8395292U JPH0642045U (ja) 1992-11-11 1992-11-11 切削液タンク

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Publications (1)

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JPH0642045U true JPH0642045U (ja) 1994-06-03

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ID=13816924

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016120562A (ja) * 2014-12-25 2016-07-07 オークマ株式会社 切削液タンク
JP2016120579A (ja) * 2014-12-25 2016-07-07 オークマ株式会社 切削液タンク

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US9873173B2 (en) 2014-12-25 2018-01-23 Okuma Corporation Cutting fluid tank
US9878414B2 (en) 2014-12-25 2018-01-30 Okuma Corporation Cutting fluid tank

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