JPH0641994B2 - 原子力施設用の防護服類洗濯システム - Google Patents

原子力施設用の防護服類洗濯システム

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JPH0641994B2
JPH0641994B2 JP60277462A JP27746285A JPH0641994B2 JP H0641994 B2 JPH0641994 B2 JP H0641994B2 JP 60277462 A JP60277462 A JP 60277462A JP 27746285 A JP27746285 A JP 27746285A JP H0641994 B2 JPH0641994 B2 JP H0641994B2
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勝 高比良
武男 高橋
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TODEN KANKYO ENG
TODEN KANKYO ENJINIARINGU KK
Fuji Electric Co Ltd
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TODEN KANKYO ENG
TODEN KANKYO ENJINIARINGU KK
Fuji Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 【発明の属する技術分野】
この発明は、原子炉燃料サイクル施設,原子力発電所,
電子力研究施設等、各種原子力関連施設の放射性管理区
域内での作業に従事する作業員が着用した放射能汚染の
防護服類を対象に、該防護服の洗濯処理およびそのの管
理を行う洗濯システムに関する。
【従来技術とその問題点】
頭記した原子力施設の放射線管理区域内での作業時に
は、放射能による外部汚染を防止するために作業従事者
は一般に防護服を着用して各種作業に従事するように管
理されている。このためにこれら原子力施設では作業従
事の度に放射能汚染の防護服が多量に発生する。またこ
れら着用済みの防護服は通常放射能汚染レベルをモニタ
リングして評価を行い、放射能汚染レベルの程度が比較
的低く、洗濯処理によって再使用が可能なものに付いて
は洗濯設備で洗濯処理した後に再度放射能レベルをモニ
タリングし、その残留放射能レベルが規定レベル以下で
あれば再使用する。また最初のモニタリングで放射能汚
染レベルが規定以上である防護服は洗濯処理することな
くそのまま放射性廃棄物として廃棄処分するようにして
いる。 ところで従来におけるこの種の原子力施設の防護服類洗
濯設備としては、通常は業務用の大形洗濯機をそのまま
採用しており、この洗濯工程には放射能汚染物を取り扱
う特殊性に付いての配慮が特に充分なされていないのが
現状である。すなわち原子力施設において現在一般に使
用されている防護服類の洗濯方式を述べると、放射性管
理区域内で着用した防護服は、まず現場で30〜40着分ず
つ一括してプラスチック製の回収袋に袋詰めして回収さ
れる。次に回収された衣服は袋詰め単位のまま放射線モ
ニタによるモニタリングで洗濯適合の可否についての評
価を行い、放射能汚染レベルが洗濯に適合する低レベル
のものと、洗濯に適合しない高レベルのものとに仕分し
た上で、放射能汚染レベルが規定値以上の高レベルと確
認されたものについては、回収袋に袋詰めしたまま放射
性廃棄物として洗濯対象から外して廃棄処分する。一
方、洗濯に適合すると判定されたものに付いては、洗濯
設備に移した後に人手により回収袋から防護衣服を取出
し、回転ドラム型洗濯機等の洗濯機に投入し洗濯処理を
行う。洗濯後は再び人手により洗濯機から乾燥機に移し
替えて乾燥処理する。さらに乾燥工程を終了した防護服
は人手により取出し、さらに一枚ずつ分離して仕分けた
後に再度残留放射能レベルをモニタリングし、その評価
により残留放射能レベルが規定値以下であれば衣服を折
り畳んで整理し、所定数量ずつまとめて整理して再使用
に備える。 上記のように従来における放射能汚染の防護服の洗濯方
式では、洗濯物の移し替え、洗濯/乾燥処理後に行う一
枚ずつの仕分けおよび折り畳み整理等、洗濯工程におけ
るかなりの部分を人手に頼っているのが現状であり、こ
のために低レベルながら洗濯業務に携わる作業員が放射
線被爆の恐れもあり、この面での安全対策に加えてさら
に省人力化,自動化を図ることが望まれている。しかも
従来の方式では、放射線管理管理区域内での作業に着用
した放射能汚染の防護服は多数枚ずつ袋詰めしたものを
単位として回分処理されることから、前モニタリングで
洗濯不適と判定された分は、仮に袋内に放射能汚染レベ
ルが規定レベル以下のものが混在していてもそのまま袋
単位で廃棄処分されるので不経済であるのみならず、必
要以上に放射性廃棄物の発生量を増加させる原因になっ
ている。
【発明の目的】
この発明は上記の点にかんがみなされたものであり、前
記した従来における洗濯方式の問題点を解決して原子力
施設で多量発生する放射能汚染防護服類を対象に、該衣
服類洗濯作業の自動化,省力化を促進して洗濯作業従事
者に対する放射線被爆の軽減,放射性廃棄物発生量の低
減,並びに綜合的な経済性の向上が図れるようにした新
たな洗濯システムを提供することを目的とする。
【発明の要点】
上記目的を達成するために、この発明は放射線管理区域
内で着用した放射能汚染防護服の複数枚を単品ずつハン
ガ掛けして一括収容する回収用コンテナと、該回収用コ
ンテナから単品ずつ取り出した防護服に付いてその放射
能汚染レベルをモニタリングして洗濯適合の可否を評価
判定する前モニタ部と、該前モニタ部で洗濯適合と判定
された防護服を受け入れて洗濯,乾燥処理する洗濯装置
と、洗濯処理後の防護服に付いてその残留放射能レベル
をモニタリングして再使用の可否を評価判定する後モニ
タ部と、該後モニタ部で使用可能と判定された防護服を
収容する再配用コンテナと、前記回収用コンテナ,前モ
ニタ部,洗濯装置,後モニタ部および再配用コンテナと
の相互間経路を連繋して敷設され、かつ防護服を単品ず
つハンガ掛けしたまま前記経路を搬送する自動コンベア
ラインとを組合せて成り、前記洗濯装置は各分離構成さ
れた洗濯部,乾燥部と、および前記洗濯部と乾燥部との
間を順に経由して単品ずつハンガ掛けした防護服を搬送
するコンベア機構とを具備してなる連続洗濯装置であ
り、前記洗濯部は洗浄液とともに強磁性材ないし非磁性
導電材で作られた多数の作動子を収容した洗濯槽と、前
記作動子に移動磁界を作用させる移動磁界発生装置とを
具備してなり、移動磁界との相互作用に基づく電磁力で
生起する前記作動子のランダム運動により、洗濯槽内を
通過する洗濯物への作動子の叩きつけ,および洗濯液の
撹拌を行って洗濯処理するものであるように構成するこ
とにより、人手作業を省いてシステム全体の自動化,省
人力化の促進並びに洗濯業務管理の簡略化を図るように
したものである。
【発明の実施例】
第1図はこの発明の実施例による洗濯システム全体の構
成配置図、第2図は第1図における洗濯装置の概略構成
図を示すものである。図において、洗濯システムは大別
して放射線管理区域の現場で回収した防護服1を収容す
る回収用コンテナ2と、回収用コンテナ2から単品ずつ
取出した防護服に付いてその放射能汚染レベルをモニタ
リングする前モニタ部3と、前モニタ部3でのモニタリ
ングの結果で洗濯適合と判定されたものに付いてその洗
濯,乾燥処理を行う洗濯装置4と、洗濯処理後の防護服
に付いてその残留放射能レベルをモニタリングする後モ
ニタ部5と、後モニタ部5でのモニタリングの結果で再
使用可と判定された防護服をサイズ別に収容する再配用
コンテナ6と、および前記した回収用コンテナ,前モニ
タ部,洗濯装置,後モニタ部,再配用コンテナの相互間
を連繋して敷設された防護服搬送用の自動コンベアライ
ン7とを組合せて構成されている。 ここで前記した回収用コンテナ2および再配用コンテナ
3は、単品ずつハンガ掛けして多数枚の防護服1を一括
収容するカートリッジ化された移動式コンテナとして構
成されており、防護服を収容したまま図示の洗濯施設と
放射線管理区域の準備室との間を往復して可搬移動され
る。 また前記洗濯装置4についてその構成,洗濯動作を第2
図により説明すると、洗濯装置4は本体ケース内に洗濯
部8と乾燥部9とを内蔵し、さらに前記洗濯部8と乾燥
部9との間を直列に経由して洗濯物搬送用の無端軌条式
コンベア機構10を張り巡らした連続処理式の洗濯装置
として構成されている。ここで洗濯部8は洗浄液を収容
した非磁性材で作られた洗濯槽11と、該洗濯槽内に多
数収容した作動子12と、この作動子12に移動磁界を
作用させるように洗濯槽11を挟んでその上下に対向配
置された一対の移動磁界発生装置13と、送液ポンプ1
4,洗浄液浄化器15を経由して洗濯槽11に接続配管
された洗浄液循環ライン16と、および洗濯槽の出口側
に設置した洗濯物の脱水用絞りローラ17等を具備して
成る。 ここで前記した作動子12および移動磁界発生装置13
との組合せによる洗濯物の叩き洗い操作手段に付いて更
に詳記すると、移動磁界発生装置13は所謂リニアモー
タとしてよく知られているものであり、例えば多相交流
コイルを回転電機と同様に鉄心の磁極面側のコイルスロ
ット内に巻装して構成されさ、このコイルへ多相交流電
源から給電することにより、互いに磁界の移動方向が逆
向きな移動磁界φ1,φ2を生成する。また作動子12
は強磁性材ないし非磁性導電材で作られた径小な線材を
切断したピースであり、必要に応じてプラスチックなど
を被覆したものが使用される。かかる構成で移動磁界発
生装置13にて生成した移動磁界の磁場の中に置かれた
洗濯槽内には、移動磁界φ1とφ2との合成によって電
源周波数と同期する回転磁界が形成され、この回転磁界
と前記作動子12との相互作用に基づく電磁力により作
動子12は槽内で磁界の移動方向への並進力,吸引力お
よび回転トルクが働き、そのの電磁力により作動子12
は槽内で激しくランダム運動を生起するようになる。一
方、この状態で洗濯槽11内に洗濯物を前記コンベア機
構10に単品ずつハンガ掛けして導入すると、前記した
作動子12のランダム運動により槽内の洗浄液が撹拌作
用を受けるとともに、洗濯物はその上下面に作動子12
が激しく衝突を繰り返し、その衝撃および摩擦作用によ
り所謂叩き洗い操作が行われ、洗濯物への洗浄液の浸透
並びに汚れの分離が効果的に進行するようになる。 また前記乾燥部9は、その内部に画成された乾燥室に対
して送風ファン17,フィルタ18,除湿器19および
加熱ヒータ20を装備した熱風循環送風ライン21が接
続配管されており、洗濯部8で洗濯処理された洗濯物を
熱風乾燥処理する。なお洗濯物である防護服1はハンガ
掛けしたままの状態で、第1図で述べた自動コンベアラ
イン7から洗濯装置4のコンベア機構10へ受け渡しさ
れ、洗濯部8の入口側でガイド板22により横向けに寝
かした姿勢にして洗濯槽11内に導入される。また乾燥
部9から出た防護服は再び後段側の自動コンベアライン
7に受け渡しされて第1図に示した後モニタ部5へ送出
移送される。 次に第1図により洗濯システム全体での流れに付いて説
明する。まず先述のように放射線管理区域での従事作業
員が着用した防護服1は現場で一枚ずつハンガ掛けした
上で回収用コンテナ2に回収されて洗濯施設に運ばれ
る。ここでコンテナ2は自動コンベアライン7の端末に
配置された自動取出機構23に接続され、コンテナ2の
内部から防護服1を一枚ずつハンガ掛けしたまま取出し
て前モニタ部3へ移送する。なお空になった回収用コン
テナ2は再び着用済み防護服の回収場所へ返送して繰り
返し使用される。一方、前モニタ部3では防護服1を単
品毎にその放射線汚洗レベルをモニタリングし、その放
射線汚染レベルが洗濯に適合するか否かを評価判定す
る。そして洗濯に不適と判定された放射線汚染レベルが
規定値以上である高レベル汚染の防護服は前モニタ部3
の信号を基に仕分け機構24によりコンベアライン7か
分岐ライン7aに移され、放射性廃棄物として別な工程を
経て廃棄処分される。一方、洗濯適合と判定された防護
服1は自動コンベアライン7から受渡し機構25を介し
て第2図で述べた洗濯装置4に受け渡しされ、ここで洗
濯,乾燥処理される。さらに洗濯装置4から搬出された
洗濯後の防護服は再び後段側の自動コンベアラインに受
け渡しされて後モニタ部5へ搬入される。この後モニタ
部5では洗濯後の防護服1に付いて、その残留放射線レ
ベルをモニタリングして再使用の可否を評価判定する。
ここでモニタリングの結果、放射線レベルが安全基準を
基に設定した規定レベル以下で再使用可と判定された防
護服1は、自動コンベアラインを経て再配用コンテナ6
にハンガ掛けのまま収納される。なお前記の後モニタ部
5と再配用コンテナ6との間には符号26で示すサイズ
別仕分け機構が設備されており、あらかじめ各防護服1
毎にその所定箇所に標示されているサイズ別の識別マー
クを前記仕分け機構26に設置した識別センサにより読
み取ってサイズ別の再配用コンテナ6へ送り込むように
構成されている。また後モニタ部5でのモニタリングに
より、残留放射能レベルが規定レベル以上と判定された
ものに付いては、自動コンベアライン7から分岐ライン
7bに移されて符号27のコンテナに納められ、このコン
テナ27とともに洗濯装置4の前段側に移送されて再度
洗濯に供される。なお再配用コンテナ6に送りこまれた
防護服1はハンガ掛けのままコンテナ内に保管され、再
び放射線管理区域の準備室へ移されて再使用される。 上記説明で明らかなようにこの洗濯システムによれば、 (1)着用済みの防護服の回収には、単品毎にハンガ掛け
して多数枚を一括収容する回収用コンテナを用い、洗濯
施設との間を往復移動して繰り返し使用できるようにし
たので、従来の洗濯方式のようにプラスチック製の回収
袋に袋詰めする必要がなく、防護服の回収および洗濯施
設への搬送が容易となる。 (2)前モニタ部では防護服を単品ずつその放射線汚染レ
ベルをモニタリングするようにしたので、放射線廃棄物
の発生量を最小限にとどめて余分な防護服の廃棄処分を
防ぐことができ、経済性を向上できる。 (3)洗濯装置には洗濯槽内に洗浄液とともに作動子を収
容し、この作動子を移動磁界との相互作用による電磁力
でランダム運動を生起させて洗濯物に強力な叩き洗い操
作を付与するようにしたので、洗濯処理時間の短縮して
作業能率が向上が図れるようになる。 (4)また洗濯装置は洗濯部,乾燥部およびこれらを経由
するコンベア機構を装備した連続処理式洗濯装置であ
り、洗濯物である防護服をハンガ掛けしたまま単品ずつ
連続式に洗濯,乾燥処理して後段の後モニタ部へ搬送で
きるので従来方式と比べて省人力化,自動化が図れる。 (5)洗濯後の防護服に付いては、(1)と同様な再配用コン
テナを使用して単品毎にハンガ掛けしたままサイズ別に
仕分けして収納するようにしたので、従来方式のように
人手による折り畳み等の成型作業が省略でき、従来方式
と比べて洗濯後の作業が簡略化できる。 (6)洗濯システム全体を構成する各機器間での防護服の
移送を全て自動コンベアラインを介して行うようにした
ので自動化,省力化が容易に達成できる他、設備配置の
自由度が増して立体的配置も可能である等そのスペース
の有効利用が可能となる。しかもこの自動コンベアライ
ンは公知の技術で容易に対応できる。 (7)上記の(1)〜(6)を綜合して防護服洗濯システムに従
事する作業要員の削減,放射線被爆の防止および洗濯作
業の能率向上とともに、さらにその作業管理の改善を図
ることができるようになる。
【発明の効果】
以上述べたようにこの発明によれば、放射線管理区域内
で着用した放射能汚染防護服の複数枚を単品ずつハンガ
掛けして一括収容する回収用コンテナと、該回収用コン
テナから単品ずつ取り出した防護服に付いてその放射線
汚染レベルをモニタリングして洗濯適合の可否を評価判
定する前モニタ部と、該前モニタ部で洗濯適合と判定さ
れた防護服を受け入れて洗濯,乾燥処理する洗濯装置
と、洗濯処理後の防護服に付いてその残留放射能レベル
をモニタリングして再使用の可否を評価判定する後モニ
タ部と、該後モニタ部で使用可能と判定された防護服を
収容する再配用コンテナと、前記回収用コンテナ,前モ
ニタ部,洗濯装置,後モニタ部および再配用コンテナと
の相互間経路を連繋して敷設され、かつ防護服を単品ず
つハンガ掛けしたまま前記経路を搬送する自動コンベア
ラインとを組合せて洗濯システムを構成し、前記洗濯装
置は各分離構成された洗濯部,乾燥部と、および前記洗
濯部と乾燥部との間を順に経由して単品ずつハンガ掛け
した防護服を搬送するコンベア機構とを具備してなる連
続洗濯装置であり、前記洗濯部は洗浄液とともに強磁性
材ないし非磁性導電材で作られた多数の作動子を収容し
た洗濯槽と、前記作動子に移動磁界を作用させる移動磁
界発生装置とを具備してなり、移動磁界との相互作用に
基づく電磁力で生起する前記作動子のランダム運動によ
り、洗濯槽内を通過する洗濯物への作動子の叩きつけ,
および洗濯液の撹拌を行って洗濯処理するものであるよ
うに構成することにより、原子力関連施設においてその
放射線管理区域内での作業従事者が着用した防護服を対
象とする洗濯作業,管理の自動化,省力化を図り、洗濯
作業要員の放射線被爆の防止,放射性廃棄物発生量の軽
減並びに綜合的な経済性の改善に対して大幅に寄与でき
る実用的価値の高い洗濯システムを提供することができ
る。 また、洗濯部において、洗濯物への作動子の叩きつけに
よる洗浄方法を採用しているので、ハンガ掛けしたまま
の洗濯にもかかわらず、汚染物質の洗浄能力が高く、総
合的な経済性の改善効果が得られ原子力施設用の防護服
類洗濯システムとして、より好適なシステムを提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例による洗濯システム全体の構
成配置図、第2図は第1図における洗濯装置の構成図で
ある。図において、 1:防護服、2:回収コンテナ、3:前モニタ部、4:
洗濯装置、5:後モニタ部、6:再配用コンテナ、7:
自動コンベアライン、8:洗濯部、9:乾燥部、10:
コンベア機構、11:洗濯槽、12:作動子、13:移
動磁界発生装置、26:サイズ別の仕分け機構。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石川 強 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内 (56)参考文献 特開 昭60−144700(JP,A) 特開 昭60−212194(JP,A) 特開 昭59−55359(JP,A)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原子力施設の放射性管理区域内で着用した
    放射能汚染の防護服類を洗濯処理する洗濯システムであ
    って、放射線管理区域内で着用した放射能汚染防護服の
    複数枚を単品ずつハンガ掛けして一括収容する回収用コ
    ンテナと、該回収用コンテナから単品ずつ取り出した防
    護服に付いてその放射能汚染レベルをモニタリングして
    洗濯適合の可否を評価判定する前モニタ部と、該前モニ
    タ部で洗濯適合と判定された防護服を受け入れて洗濯,
    乾燥処理する洗濯装置と、洗濯処理後の防護服に付いて
    その残留放射能レベルをモニタリングして再使用の可否
    を評価判定する後モニタ部と、該後モニタ部で使用可能
    と判定された防護服を収容する再配用コンテナ、前記回
    収用コンテナ,前モニタ部,洗濯装置,後モニタ部およ
    び再配用コンテナとの相互間経路を連繋して敷設され、
    かつ防護服を単品ずつハンガ掛けしたまま前記経路を搬
    送する自動コンベアラインとを組合せて成り、前記洗濯
    装置は各分離構成された洗濯部,乾燥部と、および前記
    洗濯部と乾燥部との間を順に経由して単品ずつハンガ掛
    けした防護服を搬送するコンベア機構とを具備してなる
    連続洗濯装置であり、前記洗濯部は洗浄液とともに強磁
    性材ないし非磁性導電材で作られた多数の作動子を収容
    した洗濯槽と、前記作動子に移動磁界を作用させる移動
    磁界発生装置とを具備してなり、移動磁界との相互作用
    に基づく電磁力で生起する前記作動子のランダム運動に
    より、洗濯槽内を通過する洗濯物への作動子の叩きつ
    け,および洗濯液の撹拌を行って洗濯処理するものであ
    ることを特徴とする原子力施設用の防護服類洗濯システ
    ム。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項記載の防護服類洗濯
    システムにおいて、回収用コンテナおよび再配用コンテ
    ナがカートリッジ化した可搬式の移動コンテナであるこ
    とを特徴とする原子力施設用の防護服類洗濯システム。
  3. 【請求項3】特許請求の範囲第1項記載の防護服類洗濯
    システムにおいて、後モニタ部でのモニタリングにより
    再使用不適と判定された残留放射能汚染レベルが規定値
    以上の防護服に付いては、これを洗濯工程に戻して再度
    洗濯するようにしたことを特徴とする原子力施設用の防
    護服類洗濯システム。
  4. 【請求項4】特許請求の範囲第1項記載の防護服類洗濯
    システムにおいて、各防護服毎にあらかじめサイズ別に
    識別マークが表示されており、再配用コンテナに収容す
    る前段で前記識別マークを識別センサにより読み取り、
    洗濯処理後の防護服をサイズ別に仕分けして再配用コン
    テナに収容するようにしたことを特徴とする原子力施設
    用の防護服類洗濯システム。
JP60277462A 1985-12-10 1985-12-10 原子力施設用の防護服類洗濯システム Expired - Lifetime JPH0641994B2 (ja)

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