JPH064198U - トンネル覆工用セグメントの位置合せ装置 - Google Patents

トンネル覆工用セグメントの位置合せ装置

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JPH064198U
JPH064198U JP4990592U JP4990592U JPH064198U JP H064198 U JPH064198 U JP H064198U JP 4990592 U JP4990592 U JP 4990592U JP 4990592 U JP4990592 U JP 4990592U JP H064198 U JPH064198 U JP H064198U
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啓志 三浦
耕嗣 上田
一成 川合
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 既設セグメントと次に組立てるセグメントの
位置合せが短時間で精度よく行える位置合せ装置を提供
することにある。 【構成】 トンネルの内壁に沿ってセグメント5を組立
てるセグメントエレクタ2のセグメント支持部2cに、
既設セグメント5aと、次に組立てるセグメント5の位
置及びボルト孔5bの位置を検出する複数の視覚センサ
7を設け、かつこれら視覚センサ7で検出したセグメン
ト5、5aの位置及びボルト孔5bの位置を画像処理装
置で処理して得られた情報を基に制御装置によりずれ量
を演算すると共に、このずれ量に応じて制御装置により
セグメントエレクタ2を制御することにより、既設セグ
メント5aと次に組立てるセグメント5の位置合せを行
うようにしたものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案はトンネルを覆工するセグメントの位置合せ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来シールド掘進機などで掘削されたトンネルの内壁は、シールド掘進機に設 置されたセグメントエレクタにより自動的に組立てられたセグメントにより覆工 されるようになっており、セグメント組立ての際、すでに組立てられたセグメン トのボルト孔と次に組立てるセグメントのボルト孔を一致させるために、セグメ ントの位置合せが必要となる。 このため従来では各セグメントのボルト孔を一致させるために、すでに組立て られたセグメントの内周と次に組立てるセグメントの内周を合致させることによ り、間接的に各セグメントのボルト孔の位置合せを行う方法や、図1に示すよう に、静電容量形センサや光センサ、超音波センサなどのセンサ20をセグメント 21のボルト孔22に沿ってX軸及びY軸方向へ移動し、センサ20より出力さ れる電流値(図2のイ)やオンオフ信号(図2のロ)より孔22の位置を直接検 出して次に組立てるセグメント21の移動量を演算し、セグメントエレクタを移 動制御することにより各セグメント21のボルト孔22を一致させていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし前者の方法では、セグメントが変形していたり製作誤差があると、セグ メントの内周を合致させてもボルト孔が一致しない場合があり、セグメントの自 動組立てが困難となる不具合があった。 また後者のセンサ20によりボルト孔22を直接検出する方法では、センサ2 0をX軸及びY軸方向へ移動させることにより、ボルト孔22を検出するため、 ボルト孔22の検出から位置の演算及びセグメント21の位置合せを行うのに多 くの時間を要して作業能率が悪い不具合があった。 この考案は上記不具合を改善するためになされたもので、セグメントの位置合 せが短時間で精度よく行えるようにしたセグメントの位置合せ装置を提供するこ とを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この考案は上記目的を達成するために、トンネルの内壁に沿ってセグメントを 組立てるセグメントエレクタのセグメント支持部に、既設セグメントと次に組立 てるセグメントの位置及びボルト孔の位置を検出する複数の視覚センサを設け、 かつこれら視覚センサで検出したセグメントの位置及びボルト孔の位置を画像処 理装置で処理して得られた情報を基に制御装置によりずれ量を演算すると共に、 このずれ量に応じて制御装置によりセグメントエレクタを制御することにより、 既設セグメントと次に組立てるセグメントの位置合せを行うようにしたものであ る。
【0005】
【作用】
上記構成により視覚センサが検出した画像信号より瞬時にずれ量が演算できる ため、セグメントの位置合せが短時間で能率よく行えるようになる。
【0006】
【実施例】
この考案の一実施例を図3以下に示す図面を参照して詳述する。 図3はシールド掘進機の後部に設置されたセグメントエレクタを示すもので、 この図で1はシールド本体、2はセグメントエレクタを示す。 上記セグメントエレクタ2はシールド本体1の内周に沿って旋回する旋回リン グ3を有していて、この旋回リング3にエレクタ本体2aがリフトシリンダ4に より上下動自在に取付けられている。 上記エレクタ本体2aの下部には、ブラケット2bを介してセグメント支持部 2cが設けられていると共に、このセグメント支持部2cには既設セグメント5 aと次に組立てるセグメント5の間をボルトナット(図示せず)で締結する複数 のボルトナット締結装置6が取付けられている。
【0007】 また上記セグメント支持部2cからは横方向に一対のアーム2dが突設されて いて、これらアーム2dの先端に既設セグメント5のボルト孔5bを検出する視 覚センサ7が取付けられている。 そして上記各視覚センサ7により検出された画像信号は、画像処理装置8によ り画像処理された後制御装置9へ送られ、制御装置9は視覚センサ7からの位置 情報によりリフトシリンダ4と油圧ポンプ10の間に設けられた制御弁11を制 御するようになっている。 なお図中12はオペレータ監視用モニタである。
【0008】 次に作用を説明すると、シールド本体1が掘削した直後のトンネル内壁に沿っ てセグメントエレクタ2がセグメント5を自動的に組立ててトンネル内壁を覆工 するが、覆工に当って次に組立てるセグメント5と既設セグメント5aの位置合 せが次のように行われる。 すなわちセグメントエレクタ2のセグメント支持部2cに取付けられた視覚セ ンサ7が図5に示すようにセグメント支持部2cに支持されたセグメント5の端 面位置(a、a′)を検出し、検出された画像信号は画像処理装置8で画像処理 されてセグメント5端面の位置が正確に計測された後、制御装置9へ送られ、制 御装置9はこの情報を基にエレクタ本体2aの旋回モータ(図示せず)やリフト シリンダ4を制御して、既設セグメント5aに次に組立てるセグメント5を位置 合せする。
【0009】 次に視覚センサ7により既設セグメント5aのボルト孔5bの位置(b、b′ 及びc、c′)とセグメント5、5a間の隙間dを検出し、画像処理装置8によ り視覚センサ7より入力された画像信号を処理して、ボルト孔5bの位置及びセ グメント5、5a間の隙間dを正確に計測する。 そして計測された値は制御装置9へ送られて、図6の仮想線で示す目標位置に 対して、実線で示す実際のボルト孔5bの位置ずれ量ΔL、Δeが次のように演 算される。
【0010】 (1)ボルト孔5bの水平方向のずれ量(ΔL、ΔL′)は ΔL=L−(a+b) ΔL′=L−(a′+b′) (Lはセグメント端面からの目標値) (2)上下方向のずれ量(Δe、Δe′)は Δe=e−c Δe′=e−c′ (eは基準位置からの目標値) (3)修正量は 水平方向の修正量=ΔL+ΔL′/2 上下方向の修正量=Δe+Δe′/2
【0011】 そして以上の演算結果を基に、各セグメント5、5a間の隙間dが許容値以上 開かないようリフトシリンダ4及びセグメント支持部2cを水平方向へ移動する シフトシリンダ13を微小制御して、既設セグメント5aと次に組立てるセグメ ント5のボルト孔5bの位置合せを行うもので、画像処理装置8により画像処理 された画像はモニタ12へリアルタイムで表示されるため、セグメント5、5a の位置合せ及びボルト孔5bの位置合せをモニタ12で監視しながら作業を進め ることができるようになる。
【0012】 以上のようにして既設セグメント5aと次に組立てるセグメント5の位置合せ が終了すると、セグメント支持部2cに取付けられたボルトナット締結装置6が 各セグメント5、5aの間をボルトナットで締結する。 以下上記動作を繰返してセグメント5の自動組立てを行うものである。
【0013】
【考案の効果】
この考案は以上詳述したように、既設セグメントと次に組立てるセグメントの 位置やボルト孔の位置を視覚センサにより検出してこれを画像処理することによ りこれらの位置を正確に計測し、得られた情報を基にセグメントエレクタを制御 して、既設セグメントと次に組立てるセグメントの位置及びボルト孔の位置を位 置合せするようにしたことから、従来のセンサを移動させて検出していたものに 比べて、検出から位置合せまでが短時間で行える。 これによってセグメントの自動組立てが短時間で能率よく行えると共に、ボル ト孔の位置がずれてセグメントの自動組立てが困難になるなどの不具合も解消す ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のセンサによるボルト孔の検出方法を示す
説明図である。
【図2】(イ)従来のセンサより出力される信号の出力
線図である。 (ロ)従来のセンサより出力される信号の出力線図であ
る。
【図3】この考案の一実施例になるセグメントの位置合
せ装置を採用したセグメントエレクタの斜視図である。
【図4】この考案の一実施例になるセグメントの位置合
せ装置のブロック図である。
【図5】この考案の一実施例になるセグメントの位置合
せ装置の作用説明図である。
【図6】この考案の一実施例になるセグメントの位置合
せ装置の作用説明図である。
【符号の説明】
2 セグメントエレクタ 2c セグメント支持部 5 セグメント 5a 既設セグメント 5b ボルト孔 7 視覚センサ 8 画像処理装置 9 制御装置

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トンネルの内壁に沿ってセグメント5を
    組立てるセグメントエレクタ2のセグメント支持部2c
    に、既設セグメント5aと、次に組立てるセグメント5
    の位置及びボルト孔5bの位置を検出する複数の視覚セ
    ンサ7を設け、かつこれら視覚センサ7で検出したセグ
    メント5、5aの位置及びボルト孔5bの位置を画像処
    理装置8で処理して得られた情報を基に制御装置9によ
    りずれ量を演算すると共に、このずれ量に応じて制御装
    置9によりセグメントエレクタ2を制御することによ
    り、既設セグメント5aと次に組立てるセグメント5の
    位置合せを行うようにしてなるトンネル覆工用セグメン
    トの位置合せ装置。
JP1992049905U 1992-06-24 1992-06-24 トンネル覆工用セグメントの位置合せ装置 Expired - Lifetime JP2594851Y2 (ja)

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JPH064198U true JPH064198U (ja) 1994-01-18
JP2594851Y2 JP2594851Y2 (ja) 1999-05-10

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ID=12844030

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53117561A (en) * 1977-03-17 1978-10-14 Tokuzou Igarashi Grinding device for rice pearling
JP2021116637A (ja) * 2020-01-29 2021-08-10 株式会社大林組 エレクター

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03199600A (ja) * 1989-12-27 1991-08-30 Hitachi Constr Mach Co Ltd セグメント自動組立装置

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