JPH0641801A - 金属を含有した繊維からなる靴下 - Google Patents

金属を含有した繊維からなる靴下

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JPH0641801A JP4213557A JP21355792A JPH0641801A JP H0641801 A JPH0641801 A JP H0641801A JP 4213557 A JP4213557 A JP 4213557A JP 21355792 A JP21355792 A JP 21355792A JP H0641801 A JPH0641801 A JP H0641801A
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 アルミナ、シリカ、チタニアの中から選ばれ
た少なくとも一種以上の金属酸化物とプラチナとを必須
成分として混入したポリウレタン弾性繊維が少なくとも
2%以上混紡されてなる繊維材料からなる金属を含有し
た繊維からなる靴下。 【効果】 金属酸化物が伸縮性を有するポリウレタン弾
性繊維中に混入されているから、この金属酸化物から放
射される電磁波(遠赤外線)を人体と略密着した状態で
放射でき、着用部位や着用時の接触感、着用中の熱伝導
率において電磁波(遠赤外線)が有効に作用され、極め
て良好な保温効果を発現させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は金属を含有した繊維か
らなる靴下に係り、その目的は着用時に心地良い装着感
が得られるとともに、金属酸化物から放出される電磁波
を着用者の皮膚面に略密着状態で放射させることがで
き、着用部位や着用時の接触感、着用中の熱伝導率にお
いて電磁波を有効に作用させて、極めて良好な保温効果
を発現できる金属を含有した繊維からなる靴下の提供に
ある。
【0002】
【従来の技術】一般に靴下を構成する繊維材料としては
綿、ナイロン、ポリエステル、アクリル、ウレタン系繊
維等がよく知られており、これら繊維材料を例えば夏期
用、冬季用と、その着用季節に応じて適宜選択し、任意
の比率で混紡した繊維を用いて靴下が構成されている。
例えば、夏期用の靴下としては通気性や吸湿性の観点か
ら綿を主体とした繊維材料により構成され、一方、冬季
用の靴下としては、前記した繊維材料に加えて、保温性
を向上させる目的でウールを混紡させている場合が多
い。
【0003】また、近年では遠赤外線の持つ温熱作用を
期待して、遠赤外線放射セラミックスを混入させた繊維
を構成材料として使用した靴下も知られている。この靴
下は、例えばアルミナ、ジルコニア、マグネシアといっ
た遠赤外線放射物質を、遠赤外線に対して高い透過性を
示すポリエチレン、ポリアミド系の繊維材料に含有さ
せ、この遠赤外線放射物質を含有させた繊維材料にさら
に保護層を被覆させて形成した繊維を構成繊維の一部と
して使用した靴下であり、着用による保温効果を期待し
て構成された靴下であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
たウールを混紡させた靴下では、着用者の足裏部におけ
る充分な保温性が発現されにくく、また保温効果を上げ
るためウールの混紡率を高くすると、靴下自体に嵩張り
感が生じてしまい、手軽に汎用的に着用しにくくなると
いう課題が存在した。
【0005】一方、遠赤外線放射セラミックスを混入さ
せた靴下では、前記ウール混紡の靴下と比べると嵩張り
感は解消されるが、遠赤外線放射物質を含有させた繊維
材料を靴下全体に広範囲に使用しなければ効果が得られ
にくいといった課題が存在した。さらにこの靴下では、
被覆層を設けて遠赤外線放射層を保護しているが、この
被覆層が遠赤外線を吸収してしまうため、セラミックス
から放射された遠赤外線を有効に利用できないという課
題が存在した。従って、この靴下では、例えば着用時に
感じられる接触感や着用中の熱伝導性、着用後の皮膚温
において、遠赤外線の効果を有効に作用させることがで
きず、充分な保温効果が期待できないという課題が存在
した。従って業界では、着用時の接触感や着用中の熱伝
導性、着用温度等において良好な効果を発現し、保温性
に極めて優れた靴下の創出が望まれていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明ではアルミナ、
シリカ、チタニアの中から選ばれた少なくとも一種以上
の金属酸化物とプラチナとを必須成分として混入したポ
リウレタン弾性繊維が少なくとも2%以上混紡されてな
る繊維材料からなることを特徴とする金属を含有した繊
維からなる靴下を提供することにより上記従来の課題を
悉く解消する。
【0007】
【作用】ポリウレタン弾性繊維中に金属酸化物を混入さ
せることにより、ポリウレタン弾性繊維の伸縮性を利用
して、金属酸化物から放出される電磁波を、着用者と略
密着した状態で放射させることができる。従って、金属
酸化物から放出される電磁波(遠赤外線)の効力が最大
限有効に利用され、着用時の接触感や着用中の熱伝導
率、及び着用部位の血流量に有効に作用し、良好な保温
効果を発現させることができる。
【0008】
【発明の構成】以下、この発明に係る金属を含有した繊
維からなる靴下の構成について詳述する。この発明にお
いては、アルミナ(Al2 3 )、シリカ(Si
2)、チタニア(TiO2)の中から選ばれた少なくと
も一種以上の金属酸化物とプラチナ(Pt)とを必須成
分として混入したポリウレタン弾性繊維を少なくとも2
%以上混紡して得られる繊維材料が構成繊維とされる。
この発明において使用されるアルミナ(Al2 3 )、
シリカ(SiO2)、チタニア(TiO2)としては粒度
1μ以下の粉末状のものがそれぞれ好適に使用されるが
特に限定はされない。また、プラチナ(Pt)としては
粒径が7〜40Åの微細径で、コロイド状のものが好ま
しく使用される。この理由は、コロイド状のプラチナ
(Pt)を使用することによって良好な保温特性が得ら
れるとのこの発明者による実験的知得に基づくからであ
る。これら金属酸化物及びプラチナの混合比率は、アル
ミナ(Al2 3 )が9〜45%、シリカ(SiO2
が50〜80%、チタン(TiO2)及び/又はプラチ
ナ(Pt)が8〜15%程度とされるが、特に限定され
るものではない。また、これら金属酸化物にカルシウム
や亜鉛、銅などの酸化物を2〜10%程度混合させても
よい。このような構成からなる金属酸化物からは、後述
する試験例から明らかな如く、人体に有効とされる5〜
12ミクロン前後の波長域を有する電磁波(遠赤外線)
が、30℃前後の温度域でも安定して充分に放射され
る。
【0009】金属酸化物及びプラチナとを混入させるポ
リウレタン弾性繊維としては特に限定はされず、ポリエ
ステルまたはポリエーテル部分からなる非結晶セグメン
トとウレイン結合などをもった結晶性セグメントからな
り、通常の繊維製品に汎用されているスパンデックスが
好適に使用される。このようなポリウレタン弾性繊維に
金属酸化物及びプラチナを混入させる方法としては特に
限定はされず、高分子化させた繊維材料溶液を乾式紡糸
する前に溶液中に分散状態で混入させたり、或いは乾式
紡糸中に混入させたり、任意の手法が限定されることな
く適宜採用できる。また、ポリウレタン弾性繊維に混入
させる金属酸化物の配合量としては特に限定はされず、
30℃前後の温度域にて人体に有効とされる5〜12ミ
クロン前後の波長域を有する電磁波(遠赤外線)を放出
し、着用時の接触感や熱伝導性に良好に作用し、良好な
保温効果を発現できる配合量で、しかも靴下の構成繊維
材料として紡糸可能な範囲で、且つ着用感を損なわせな
い範囲内であれば任意の配合が適宜採用できる。
【0010】さらにこの発明において、特にポリウレタ
ン弾性繊維を使用する理由は、伸縮性に富んだポリウレ
タン弾性繊維を混紡することにより、靴下の着用感が良
好となるとともに、このポリウレタン弾性繊維に前述の
金属酸化物及びプラチナとを混入させることによって、
着用者の人体に靴下をピッタリと装着させながら金属酸
化物からの電磁波(遠赤外線)を体内に放射できるた
め、放射される電磁波(遠赤外線)の効力を最大限利用
でき、靴下の着用時に感じられる接触感や熱伝導性に有
効に電磁波(遠赤外線)が作用し、着用後の体内の温度
変動が高くなるといった優れた効果が得られるととも
に、着用部位の血流量が上昇しやすくなり、結果として
優れた保温効果を発現させることが可能となるからであ
る。
【0011】前述したアルミナ(Al2 3 )、シリカ
(SiO2)、チタニア(TiO2)及びプラチナ(P
t)が必須成分として混入されたポリウレタン弾性繊維
は他の通常の繊維材料とともに混紡されて、通常の方法
で靴下とされる。この際、金属酸化物を混入したポリウ
レタン弾性繊維は少なくとも2%以上の割合で混紡され
ることが必要である。この理由は、金属酸化物を混入し
たポリウレタン弾性繊維の混紡比が2%未満では、前記
したポリウレタン弾性繊維の伸縮性を利用した金属酸化
物からの電磁波の効果的な放射が有効に行われず、優れ
た保温特性が発現されないため好ましくないからであ
る。また、ポリウレタン弾性繊維と混紡される他の繊維
材料としては綿、麻、ウール、アクリル、ポリエステ
ル、ナイロンといった通常の天然及び合成の繊維材料が
好適に使用され、これら繊維材料を任意の割合で適宜混
紡して靴下とすれば良く、特に限定されるものではな
い。
【0012】
【実施例】以下、この発明に係る金属を含有した繊維か
らなる靴下の効果を実施例を挙げて一層明確にする。 (実施例1)アルミナ(Al2 3 )、シリカ(SiO
2)、チタン(TiO2)、プラチナ(Pt)からなる金
属酸化物(10:82:3:5)を混入させたポリウレ
タン弾性繊維6.4%と綿56%、アクリル24.1
%、ナイロン13.5%を混紡して通常の方法にて婦人
用靴下を作成した。 (比較例1)金属酸化物を混入させていないポリウレタ
ン弾性繊維を用いた以外は前記実施例1と同様の婦人用
靴下を作成した。 (比較例2)アルミナ(Al2 3 )、シリカ(SiO
2)、チタン(TiO2)、プラチナ(Pt)からなる金
属酸化物(10:82:3:5)を%混入させたポリウ
レタン弾性繊維1.7%と綿64.7%、アクリル2
7.6%、ナイロン5.2%を混紡して通常の方法にて
紳士用靴下を作成した。 (比較例3)金属酸化物を混入させていないポリウレタ
ン弾性繊維を用いた以外は前記比較例2と同様の紳士用
靴下を作成した。
【0013】(試験例1)前記実施例1及び比較例1乃
至3にて得られた婦人用靴下、紳士用靴下についてそれ
ぞれ目付(g/m2)、厚さ(cm)、接触感(Q max)、定常
熱伝導率(W/cm℃×10-4) 、保温率(%)といった物性
をサーモラボ2−KES7(カトウテック社製:熱物性
計測装置)により計測した。この結果を表1に示す。
【表1】
【0014】(試験例2)前記実施例1及び比較例1乃
至3にて得られた婦人用靴下、紳士用靴下を用いてそれ
ぞれ生体計測試験を行った。まず一人のパネラーの左右
の足裏皮膚温について、一定時間生体調整を行い、左右
の足裏の皮膚温の調和を図った後、着用前の皮膚温とし
て計測した。計測後、まず実施例1の靴下を左足に、比
較例1の右足に着用させ、約900秒着用保温し、この
状態での足裏皮膚温の平均値、最高値をそれぞれ計測し
た。この後、左右の靴下をそれぞれ脱衣させ、脱衣直後
及び脱衣後約61秒経過後の左右の足裏皮膚温の平均
値、最高値をそれぞれ計測した。また左右の足裏皮膚温
の靴下着用における全温度変動値を算出した。次いで、
同一パネラーにより同様に左右の足裏皮膚温について、
一定時間生体調整を行い、比較例2の靴下を左足に、比
較例3の靴下を右足に着用させ、同様に各足裏皮膚温の
平均値、最高値及び全温度変動値をそれぞれ計測した。
尚この試験における皮膚温の計測は、それぞれサーモグ
ラフ(日本電気三栄製6T/62 タイプ(HgCdTe センサー,
8〜13μm):赤外線放射温度計−50°〜2000°)による
温熱解析から得られたサーモグラムの特定領域の画像解
析温度分布の平均値、最大値からそれぞれ算出した。こ
の結果を表2に示す。
【表2】
【0015】(試験例3)前記実施例1及び比較例1の
婦人用靴下をそれぞれ同一のパネラーの手に被せて保温
した場合とランプ照射して加温した場合の指血流量(ml
/min/100g)変化をレーザードップラー血流計(アドバン
スト社製:ALF−21)を用いたレーザドッップラー
法(日本レーザー医学会誌Vol 12.No1, 7.1988) により
計測した。この結果を表3に示す。
【表3】
【0016】表1から明らかな如く、ポリウレタン弾性
繊維の混紡率が6.4%の場合では、金属酸化物を混入
させた靴下(実施例1)と金属酸化物を混入させていな
い靴下(比較例1)とを比較すると目付、厚さは小さい
が、接触感が小さいため着用時に感じる冷たさが小さ
く、また定常熱伝導率が小さいため外気の冷気による温
度変動が小さく、保温率が高いことが判る。また、ポリ
ウレタン弾性繊維の混紡率が低い(1.7%)と、金属
酸化物を混入させていないポリウレタン弾性繊維を用い
た靴下(比較例3)と保温効果においてあまり効果が発
現されていないことが判る。表2から明らかな如く、ポ
リウレタン弾性繊維の混紡率が6.4%の場合では、靴
下着用後の保温、放熱バランスにおいて、金属酸化物を
混入させた靴下(実施例1)の方が金属酸化物を混入さ
せない靴下(比較例1)よりも全温度変動差で平均0.2
℃、最高1.1 ℃高く、保温効果が高いことが判る。逆
に、ポリウレタン弾性繊維の混紡率が低いと(比較例2
及び3)、靴下着用による保温効果が発現されないこと
が判る。表3から明らかな如く、実施例1の靴下では比
較例1の靴下と比較すると保温により血流量が上昇傾向
にあることが判る。
【0017】(実施例2)アルミナ(Al2 3 )、シ
リカ(SiO2)、チタン(TiO2)、プラチナ(P
t)からなる金属酸化物(10:82:3:5)を混入
させたポリウレタン弾性繊維15%と綿85%とを混紡
させた繊維を作成した。 (実施例3)前記実施例2と同様のポリウレタン弾性繊
維18%と綿82%とを混紡させた繊維を作成した。 (実施例4)前記実施例2と同様のポリウレタン弾性繊
維28%と綿72%とを混紡させた繊維を作成した。 (実施例5)前記実施例2と同様のポリウレタン弾性繊
維50%とスフ50%とを混紡させた繊維を作成した。 (実施例6)前記実施例2と同様のポリウレタン弾性繊
維17%とナイロン83%とを混紡させた繊維を作成し
た。
【0018】(試験例4)前記実施例2乃至6にて得ら
れた繊維について、分光放射率スペクトルを測定した。
測定条件としては、波長範囲:4.5〜20.0μm 、分解能:1
6cm-1、検出器:広範囲MCT、測定温度:繊維生地の表
面温度33℃、測定位置及び回数: 異位置で2ケ所、同一
位置で2回の計4回測定にて行った。得られた各々の分
光放射率スペクトルを図1乃至図5に示す。得られた分
光放射率スペクトルから明らかなように、実施例2乃至
6にて得られた各繊維においては、人体に有効とされる
5〜12ミクロン前後の波長域を有する電磁波(遠赤外
線)が、33℃という比較的低温域においても放出されて
いることが判る。
【0019】
【発明の効果】以上詳述した如く、この発明はアルミ
ナ、シリカ、チタニアの中から選ばれた少なくとも一種
以上の金属酸化物とプラチナとを必須成分として混入し
たポリウレタン弾性繊維が少なくとも2%以上混紡され
てなる繊維材料からなることを特徴とする金属を含有し
た繊維からなる靴下であるから、靴下自体の嵩張り感が
ほとんどなく、着用時に心地良い装着感が得られるとと
もに、金属酸化物による電磁波(遠赤外線)がポリウレ
タン弾性繊維の伸縮性を利用して着用者に略密着状態で
放射されるため、前記試験例の結果からも明らかな如
く、着用部位や着用時の接触感、着用中の熱伝導率にお
いて電磁波(遠赤外線)が有効に作用され、極めて良好
な保温効果を発現できるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例2にて得られた繊維の分光放射率スペク
トルのチャート図である。
【図2】実施例3にて得られた繊維の分光放射率スペク
トルのチャート図である。
【図3】実施例4にて得られた繊維の分光放射率スペク
トルのチャート図である。
【図4】実施例5にて得られた繊維の分光放射率スペク
トルのチャート図である。
【図5】実施例6にて得られた繊維の分光放射率スペク
トルのチャート図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルミナ、シリカ、チタニアの中から選
    ばれた少なくとも一種以上の金属酸化物とプラチナとを
    必須成分として混入したポリウレタン弾性繊維が少なく
    とも2%以上混紡されてなる繊維材料からなることを特
    徴とする金属を含有した繊維からなる靴下。
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