JPH064164U - 全方向型軟泥浚渫装置 - Google Patents

全方向型軟泥浚渫装置

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JPH064164U
JPH064164U JP2432992U JP2432992U JPH064164U JP H064164 U JPH064164 U JP H064164U JP 2432992 U JP2432992 U JP 2432992U JP 2432992 U JP2432992 U JP 2432992U JP H064164 U JPH064164 U JP H064164U
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dredging
rotating lid
opening
attached
cylindrical body
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JP2432992U
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省吾 菊池
茂巳 佐藤
雅光 辰口
清一 高梨
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Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
Mitsui E&S Holdings Co Ltd
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Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
Mitsui E&S Holdings Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 装置を任意の方向に回転させ全方向の浚渫が
行えると共に、浚渫厚さを調節でき、さらに浚渫溝の側
面 (法面) の崩壊を防ぐための適当な傾斜をつけられる
ようにした全方向型軟泥浚渫装置を提供する。 【構成】 支持部材11を結合させた非回転蓋22と、
該非回転蓋22に回動自在に取付けた円環状の回動蓋2
3と該回動蓋23の周囲に取りつけた円筒体24からな
る本体21と、前記非回転蓋22上に接続させた容積型
ポンプの吸入口26と、前記円筒体24の側面に設けた
台形状の開口部32と、該開口部32に沿うように前記
回動蓋23に取付けた複数の攪拌機33と、前記吸入口
26に取付けたスリット状のストレーナ27と、前記開
口部32に対応させて前記円筒体24の側面に昇降自在
に配設させた円弧状のブラインド27を備えたことを特
徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、海底や湖沼底に堆積した軟泥 (ヘドロ) を浚渫する全方向型軟泥浚 渫装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の浚渫装置は、支持部材に固定され、その向きを変更できなかったので、 スイング方式で浚渫する場合、一方向のみ浚渫し、引き揚げて元に捩す方法で工 事を進めるので、作業効率が悪かった。さらに、浚渫厚さを調節できないなどの 問題があった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、上記のような問題点を克服するためになされたものであり、その目 的は、装置を任意の方向に回転させ全方向の浚渫が行えると共に、浚渫厚さを調 節でき、さらに浚渫溝の側面 (法面) の崩壊を防ぐための適当な傾斜をつけられ るようにした全方向型軟泥浚渫装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成し得る本考案の全方向型軟泥浚渫装置は、支持部材を結合さ せた非回転蓋と、該非回転蓋に回動自在に取付けた円環状の回動蓋と該回動蓋の 周囲に取りつけた円筒体からなる本体と、前記非回転蓋上に接続させた容積型ポ ンプの吸入口と、前記円筒体の側面に設けた台形状の開口部と、該開口部に沿う ように前記回動蓋に取付けた複数の攪拌機と、前記吸入口に取付けたスリット状 のストレーナと、前記開口部に対応させて前記円筒体の側面に昇降自在に配設さ せた円弧状のブラインドを備えたことを特徴とする。
【0005】 このように支持部材を結合させた非回転蓋と、該非回転蓋に回動自在に取付け た円環状の回動蓋と該回動蓋の周囲に取りつけた円筒体からなる本体と、前記非 回転蓋上に接続させた容積型ポンプの吸入口と、前記円筒体の側面に設けた台形 状の開口部と、該開口部に沿うように前記回動蓋に取付けた複数の攪拌機と、前 記吸入口に取付けたスリット状のストレーナと、前記開口部に対応させて前記円 筒体の側面に昇降自在に配設させた円弧状のブラインドを備えたことにより、ス イング方式で浚渫する場合、往復工程でそれぞれ浚渫でき、作業効率が格段に向 上すると共に、浚渫泥の含水率が浚渫厚みにあまり影響されなくなる。さらに、 浚渫作業中の水の濁りが生じ難くなる。
【0006】
【実施例】
以下、図面により本考案を説明する。 図5において、10は浚渫船であり、この浚渫船10の船首側に設けた支持腕 11の先端に全方向型軟泥浚渫装置20が取りつけられている。この浚渫装置2 0は、支持腕11によって左右にスイングされるようになっている。
【0007】 図1及び図2に示すように、浚渫装置20の本体21は、円環状の回動蓋23 と、回動蓋23の周囲に固定された円筒体24とから形成されており、回動蓋2 3を介して非回転蓋22に回動自在に取りつけられている。 この非回転蓋22には、2本の支持腕11が取りつけられている。また非回転 蓋22の中央には、ねじポンプなどによって代表される容積型ポンプ25が立設 され、その吸引口26の下方には、図4に示すように、ストレーナ27が設けら れている。このストレーナ27は、径の異なる多数の円筒を同心的に、かつ円錐 形状に組み付けることにより形成されており、円筒状の支持部材28を介して非 回転蓋22の裏面に固定されている。
【0008】 図2に示すように、回動蓋23の上面には、円環状の施回ギヤ29が同心的に 取りつけられている。この施回ギヤ29には、ピニオン30がかみ合っており、 非回転蓋22上に取りつけた施回モーター31によってピニオン30を時計方向 又は反時計方向に回転させると、回動蓋23と円筒体24から形成されている本 体21が時計方向又は反時計方向に回転するようになっている。
【0009】 図1に示すように、円筒体24の側面には、台形状の開口部32が設けられ、 浚渫溝の側面 (法面) Hに崩壊を防ぐための適度の傾斜をつけられるようになっ ている。 図2に示すように、上記開口部32に沿って多数の攪拌機33が一定間隔で取 りつけられている。この攪拌機33は、回転蓋23上に取りつけられた攪拌モー ター34と、この攪拌モーター34によって回転される攪拌軸35と、この攪拌 軸35に90度ずつ位相を変えて多段 (図示の場合、3段) に配設させたコ字形 状のカッター36とによって形成されている。
【0010】 図1及び図2において、37は円弧状に湾曲したブラインドであり、ブライン ド37は、円筒体24の側面に昇降自在に設けられている。38はブラインド3 7の昇降を案内するガイドレール、39はブラインド37を昇降させるシリンダ ーであり、ブラインド37を昇降させることにより円筒体24の側面に設けられ た開口部32の開口高さhを調節できるようになっている。
【0011】 図3において、40は、ほぼV字状の内壁である。 次に、上述した浚渫装置の作用を説明する。 スイング方式で軟泥を浚渫する場合は、図6に示すように、浚渫装置20を時 計方向に回動させ、開口部32の1方の端部32aが原泥法面H1 より若干、手 前 (浚渫船側) に位置させる。そうしておいて、容積型ポンプ25と攪拌機33 を始動させた後、浚渫装置20を矢印Aの方向に向ってスイングさせると、攪拌 機33のカッター36によって切削・攪拌された軟泥は、ポンプ25によって装 置中央の吸引口26から吸引され、図示しないダクトを通って浚渫地に搬送され る。軟泥中に混していた鉄くずなどの粗大ごみはスリット状のストレーナ27に よって分別される。
【0012】 浚渫装置のスイング方向を変える場合は、図7のように、浚渫装置20を反時 計方向に回動させて開口部を浚渫船の前方に向けた後、支持腕の伸長により浚渫 装置20を矢印B方向に前進させる。 次いで、図8のように、浚渫装置20を、再度、反時計方向に回転させて開口 32の他の1方の端部32bが浚渫後法面H2 より、若干、浚渫船側に位置させ る。しかる後に、浚渫装置20を矢印C方向にスイングさせながら軟泥を浚渫さ せる。
【0013】 浚渫作業の際、図9及び図10に示すように、開口部32の向きが不適当で、 装置10の開口部端部32aが原泥法面H1 より大幅に突出すると、開口部端部 32aと原泥法面H1 との間から大量の水が流入し、含水率が高くなる恐れがあ る。そこで、図11に示すように、浚渫装置20を反時計方向に、若干、回動さ せ、開口部の端部32aが原泥法面H1 より、若干、外側に位置するように回動 修正すると、図12に示すように、開口部端部32aと原泥法面H1 とのすき間 か狭くなり、流入水量を最少限に止めることができる。
【0014】 一方、浚渫厚さ、又は深さを浅くするときは、図1に示すように、ブラインド 37を浚渫装置20の底面から所定の高さhまで降下させた後、ブラインド37 の下縁37aが原泥表面Fの位置になるように浚渫装置20を引き上げた状態で 浚渫作業を行うのである。 開口部32からポンプ吸入口26に向けて扇状の壁40が設けられ、泥の流れ が盛り上がって行くようになっている。これは泥流量の変化に対応したバッファ の役目をするものである。
【0015】
【考案の効果】
上記のように、本考案によれば、次のような優れた効果が得られる。 (1) スイング方式で浚渫する場合、従来の装置では一方向のみ浚渫し、引き 揚げて元に捩す方法で工事するので作業能率が悪いが、全方向型になればスイン グの往復で浚渫できるため作業効率が格段に良くなる。 (2) 浚渫泥の含水率が浚渫厚みにあまり影響されなくなる。 (3) 浚渫作業中の水の濁りが生じにくくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る浚渫装置の側面図である。
【図2】本考案に係る浚渫装置の1部断面を含む平面図
である。
【図3】本考案に係る浚渫装置の底面図である。
【図4】図3のIV−IV断面図である。
【図5】浚渫船の平面図である。
【図6】矢印A方向にスイングする浚渫装置の説明図で
ある。
【図7】矢印B方向に前進中の浚渫装置の説明図であ
る。
【図8】矢印C方向にスイングする浚渫装置の説明図で
ある。
【図9】浚渫装置の開口部の方向が不適切な場合の説明
図である。
【図10】浚渫装置の開口部の向きが不適切な場合の説
明図である。
【図11】開口部の位置を修正した状態を示す平面図で
ある。
【図12】開口部の位置を修正した場合を示す側面図で
ある。
【符号の説明】
11 支持腕 21 本体 22 非回転蓋 23 回動蓋 24 円筒体 26 吸込口 27 ストレーナ 32 開口部 33 攪拌機 37 ブラインド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 高梨 清一 東京都中央区築地5丁目6番4号 三井造 船株式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持部材を結合させた非回転蓋と、該非
    回転蓋に回動自在に取付けた円環状の回動蓋と該回動蓋
    の周囲に取りつけた円筒体からなる本体と、前記非回転
    蓋上に接続させた容積型ポンプの吸入口と、前記円筒体
    の側面に設けた台形状の開口部と、該開口部に沿うよう
    に前記回動蓋に取付けた複数の攪拌機と、前記吸入口に
    取付けたスリット状のストレーナと、前記開口部に対応
    させて前記円筒体の側面に昇降自在に配設させた円弧状
    のブラインドを備えたことを特徴とする全方向型軟泥浚
    渫装置。
JP2432992U 1992-04-16 1992-04-16 全方向型軟泥浚渫装置 Expired - Fee Related JP2551485Y2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014528524A (ja) * 2011-10-03 2014-10-27 マリーン リソーシーズ エクスプロレイション インターナショナル ビーヴイ 海底地盤から堆積物を回収する方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014528524A (ja) * 2011-10-03 2014-10-27 マリーン リソーシーズ エクスプロレイション インターナショナル ビーヴイ 海底地盤から堆積物を回収する方法

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JP2551485Y2 (ja) 1997-10-22

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