JP2551485Y2 - 全方向型軟泥浚渫装置 - Google Patents

全方向型軟泥浚渫装置

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JP2551485Y2
JP2551485Y2 JP2432992U JP2432992U JP2551485Y2 JP 2551485 Y2 JP2551485 Y2 JP 2551485Y2 JP 2432992 U JP2432992 U JP 2432992U JP 2432992 U JP2432992 U JP 2432992U JP 2551485 Y2 JP2551485 Y2 JP 2551485Y2
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dredging
rotating lid
opening
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lid
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省吾 菊池
茂巳 佐藤
雅光 辰口
清一 高梨
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Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
Mitsui E&S Holdings Co Ltd
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Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
Mitsui E&S Holdings Co Ltd
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
  • Treatment Of Sludge (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、海底や湖沼底に堆積し
た軟泥 (ヘドロ) を浚渫する全方向型軟泥浚渫装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の浚渫装置は、支持部材に固定さ
れ、その向きを変更できなかったので、スイング方式で
浚渫する場合、一方向のみ浚渫し、引き揚げて元に捩す
方法で工事を進めるので、作業効率が悪かった。さら
に、浚渫厚さを調節できないなどの問題があった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、上記のよう
な問題点を克服するためになされたものであり、その目
的は、装置を任意の方向に回転させ全方向の浚渫が行え
ると共に、浚渫厚さを調節でき、さらに浚渫溝の側面
(法面) の崩壊を防ぐための適当な傾斜をつけられるよ
うにした全方向型軟泥浚渫装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成し得る
本考案の全方向型軟泥浚渫装置は、支持部材を結合させ
た非回転蓋と、該非回転蓋に回動自在に取付けた円環状
の回動蓋と該回動蓋の周囲に取りつけた円筒体からなる
本体と、前記非回転蓋上に接続させた容積型ポンプの吸
入口と、前記円筒体の側面に設けた台形状の開口部と、
該開口部に沿うように前記回動蓋に取付けた複数の攪拌
機と、前記吸入口に取付けたスリット状のストレーナ
と、前記開口部に対応させて前記円筒体の側面に昇降自
在に配設させた円弧状のブラインドを備えたことを特徴
とする。
【0005】このように支持部材を結合させた非回転蓋
と、該非回転蓋に回動自在に取付けた円環状の回動蓋と
該回動蓋の周囲に取りつけた円筒体からなる本体と、前
記非回転蓋上に接続させた容積型ポンプの吸入口と、前
記円筒体の側面に設けた台形状の開口部と、該開口部に
沿うように前記回動蓋に取付けた複数の攪拌機と、前記
吸入口に取付けたスリット状のストレーナと、前記開口
部に対応させて前記円筒体の側面に昇降自在に配設させ
た円弧状のブラインドを備えたことにより、スイング方
式で浚渫する場合、往復工程でそれぞれ浚渫でき、作業
効率が格段に向上すると共に、浚渫泥の含水率が浚渫厚
みにあまり影響されなくなる。さらに、浚渫作業中の水
の濁りが生じ難くなる。
【0006】
【実施例】以下、図面により本考案を説明する。図5に
おいて、10は浚渫船であり、この浚渫船10の船首側
に設けた支持腕11の先端に全方向型軟泥浚渫装置20
が取りつけられている。この浚渫装置20は、支持腕1
1によって左右にスイングされるようになっている。
【0007】図1及び図2に示すように、浚渫装置20
の本体21は、円環状の回動蓋23と、回動蓋23の周
囲に固定された円筒体24とから形成されており、回動
蓋23を介して非回転蓋22に回動自在に取りつけられ
ている。この非回転蓋22には、2本の支持腕11が取
りつけられている。また非回転蓋22の中央には、ねじ
ポンプなどによって代表される容積型ポンプ25が立設
され、その吸引口26の下方には、図4に示すように、
ストレーナ27が設けられている。このストレーナ27
は、径の異なる多数の円筒を同心的に、かつ円錐形状に
組み付けることにより形成されており、円筒状の支持部
材28を介して非回転蓋22の裏面に固定されている。
【0008】図2に示すように、回動蓋23の上面に
は、円環状の施回ギヤ29が同心的に取りつけられてい
る。この施回ギヤ29には、ピニオン30がかみ合って
おり、非回転蓋22上に取りつけた施回モーター31に
よってピニオン30を時計方向又は反時計方向に回転さ
せると、回動蓋23と円筒体24から形成されている本
体21が時計方向又は反時計方向に回転するようになっ
ている。
【0009】図1に示すように、円筒体24の側面に
は、台形状の開口部32が設けられ、浚渫溝の側面 (法
面) Hに崩壊を防ぐための適度の傾斜をつけられるよう
になっている。図2に示すように、上記開口部32に沿
って多数の攪拌機33が一定間隔で取りつけられてい
る。この攪拌機33は、回転蓋23上に取りつけられた
攪拌モーター34と、この攪拌モーター34によって回
転される攪拌軸35と、この攪拌軸35に90度ずつ位
相を変えて多段 (図示の場合、3段) に配設させたコ字
形状のカッター36とによって形成されている。
【0010】図1及び図2において、37は円弧状に湾
曲したブラインドであり、ブラインド37は、円筒体2
4の側面に昇降自在に設けられている。38はブライン
ド37の昇降を案内するガイドレール、39はブライン
ド37を昇降させるシリンダーであり、ブラインド37
を昇降させることにより円筒体24の側面に設けられた
開口部32の開口高さhを調節できるようになってい
る。
【0011】図3において、40は、ほぼV字状の内壁
である。次に、上述した浚渫装置の作用を説明する。ス
イング方式で軟泥を浚渫する場合は、図6に示すよう
に、浚渫装置20を時計方向に回動させ、開口部32の
1方の端部32aが原泥法面H1 より若干、手前 (浚渫
船側) に位置させる。そうしておいて、容積型ポンプ2
5と攪拌機33を始動させた後、浚渫装置20を矢印A
の方向に向ってスイングさせると、攪拌機33のカッタ
ー36によって切削・攪拌された軟泥は、ポンプ25に
よって装置中央の吸引口26から吸引され、図示しない
ダクトを通って浚渫地に搬送される。軟泥中に混してい
た鉄くずなどの粗大ごみはスリット状のストレーナ27
によって分別される。
【0012】浚渫装置のスイング方向を変える場合は、
図7のように、浚渫装置20を反時計方向に回動させて
開口部を浚渫船の前方に向けた後、支持腕の伸長により
浚渫装置20を矢印B方向に前進させる。次いで、図8
のように、浚渫装置20を、再度、反時計方向に回転さ
せて開口32の他の1方の端部32bが浚渫後法面H2
より、若干、浚渫船側に位置させる。しかる後に、浚渫
装置20を矢印C方向にスイングさせながら軟泥を浚渫
させる。
【0013】浚渫作業の際、図9及び図10に示すよう
に、開口部32の向きが不適当で、装置10の開口部端
部32aが原泥法面H1 より大幅に突出すると、開口部
端部32aと原泥法面H1 との間から大量の水が流入
し、含水率が高くなる恐れがある。そこで、図11に示
すように、浚渫装置20を反時計方向に、若干、回動さ
せ、開口部の端部32aが原泥法面H1 より、若干、外
側に位置するように回動修正すると、図12に示すよう
に、開口部端部32aと原泥法面H1 とのすき間か狭く
なり、流入水量を最少限に止めることができる。
【0014】一方、浚渫厚さ、又は深さを浅くするとき
は、図1に示すように、ブラインド37を浚渫装置20
の底面から所定の高さhまで降下させた後、ブラインド
37の下縁37aが原泥表面Fの位置になるように浚渫
装置20を引き上げた状態で浚渫作業を行うのである。
開口部32からポンプ吸入口26に向けて扇状の壁40
が設けられ、泥の流れが盛り上がって行くようになって
いる。これは泥流量の変化に対応したバッファの役目を
するものである。
【0015】
【考案の効果】上記のように、本考案によれば、次のよ
うな優れた効果が得られる。 (1) スイング方式で浚渫する場合、従来の装置では一
方向のみ浚渫し、引き揚げて元に捩す方法で工事するの
で作業能率が悪いが、全方向型になればスイングの往復
で浚渫できるため作業効率が格段に良くなる。 (2) 浚渫泥の含水率が浚渫厚みにあまり影響されなく
なる。 (3) 浚渫作業中の水の濁りが生じにくくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る浚渫装置の側面図である。
【図2】本考案に係る浚渫装置の1部断面を含む平面図
である。
【図3】本考案に係る浚渫装置の底面図である。
【図4】図3のIV−IV断面図である。
【図5】浚渫船の平面図である。
【図6】矢印A方向にスイングする浚渫装置の説明図で
ある。
【図7】矢印B方向に前進中の浚渫装置の説明図であ
る。
【図8】矢印C方向にスイングする浚渫装置の説明図で
ある。
【図9】浚渫装置の開口部の方向が不適切な場合の説明
図である。
【図10】浚渫装置の開口部の向きが不適切な場合の説
明図である。
【図11】開口部の位置を修正した状態を示す平面図で
ある。
【図12】開口部の位置を修正した場合を示す側面図で
ある。
【符号の説明】
11 支持腕 21 本体 22 非回転蓋 23 回動蓋 24 円筒体 26 吸込口 27 ストレーナ 32 開口部 33 攪拌機 37 ブラインド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 高梨 清一 東京都中央区築地5丁目6番4号 三井 造船株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−261533(JP,A) 特開 昭58−168731(JP,A) 実開 昭57−114858(JP,U) 実開 昭63−126458(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持部材を結合させた非回転蓋と、該非
    回転蓋に回動自在に取付けた円環状の回動蓋と該回動蓋
    の周囲に取りつけた円筒体からなる本体と、前記非回転
    蓋上に接続させた容積型ポンプの吸入口と、前記円筒体
    の側面に設けた台形状の開口部と、該開口部に沿うよう
    に前記回動蓋に取付けた複数の攪拌機と、前記吸入口に
    取付けたスリット状のストレーナと、前記開口部に対応
    させて前記円筒体の側面に昇降自在に配設させた円弧状
    のブラインドを備えたことを特徴とする全方向型軟泥浚
    渫装置。
JP2432992U 1992-04-16 1992-04-16 全方向型軟泥浚渫装置 Expired - Fee Related JP2551485Y2 (ja)

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