JPH0641383A - 偏光フイルム - Google Patents
偏光フイルムInfo
- Publication number
- JPH0641383A JPH0641383A JP5103779A JP10377993A JPH0641383A JP H0641383 A JPH0641383 A JP H0641383A JP 5103779 A JP5103779 A JP 5103779A JP 10377993 A JP10377993 A JP 10377993A JP H0641383 A JPH0641383 A JP H0641383A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- iodine
- polyacetylene
- polyvinyl alcohol
- polarizing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B5/00—Optical elements other than lenses
- G02B5/30—Polarising elements
- G02B5/3025—Polarisers, i.e. arrangements capable of producing a definite output polarisation state from an unpolarised input state
- G02B5/3033—Polarisers, i.e. arrangements capable of producing a definite output polarisation state from an unpolarised input state in the form of a thin sheet or foil, e.g. Polaroid
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B1/00—Optical elements characterised by the material of which they are made; Optical coatings for optical elements
- G02B1/04—Optical elements characterised by the material of which they are made; Optical coatings for optical elements made of organic materials, e.g. plastics
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- Polarising Elements (AREA)
- Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
- Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 光を偏光させる物質としてポリアセチレン及
びヨウ素を含むことを特徴とする、ポリビニルアルコー
ルを基にした偏光フィルム。 【効果】 本発明は、優れた光偏光特性に加えて、青漏
れが無い偏光フィルムを与える。
びヨウ素を含むことを特徴とする、ポリビニルアルコー
ルを基にした偏光フィルム。 【効果】 本発明は、優れた光偏光特性に加えて、青漏
れが無い偏光フィルムを与える。
Description
【0001】本発明は、特に400〜450nmの範囲
で、改善された閉じた位置(closed posit
ion)を有する偏光フィルムに関する。
で、改善された閉じた位置(closed posit
ion)を有する偏光フィルムに関する。
【0002】ポリビニルアルコールを基にしそして少な
くとも一種の二色性物質を含む偏光フィルムをどのよう
にして製造するかは知られている。推奨される二色性物
質は、ヨウ素、ある種の有機顔料(EP−A−297
927及びその中で引用された文献参照)及びポリアセ
チレン(EP−B−249 019)である。フィルム
がそれらの偏光能力を発現できるためには、それらを延
伸しなければならない、即ちキャスティングまたは押出
に引き続いてそれらを、それらの元の長さの数倍に延ば
さなければならない。
くとも一種の二色性物質を含む偏光フィルムをどのよう
にして製造するかは知られている。推奨される二色性物
質は、ヨウ素、ある種の有機顔料(EP−A−297
927及びその中で引用された文献参照)及びポリアセ
チレン(EP−B−249 019)である。フィルム
がそれらの偏光能力を発現できるためには、それらを延
伸しなければならない、即ちキャスティングまたは押出
に引き続いてそれらを、それらの元の長さの数倍に延ば
さなければならない。
【0003】この手順は、二色性物質に従って変わる。
現在最も一般的な二色性物質であるヨウ素を使用する時
には、まだ二色性物質を含まないポリビニルアルコール
フィルムを延伸し、そして次にI2/KIの水性溶液中
に浸漬させる。この溶液からのヨウ素がフィルム中に拡
散する。有機顔料またはポリアセチレンを使用する時に
は、二色性物質をポリビニルアルコールと一緒にキャス
トまたは押出しそして一緒に延伸する。
現在最も一般的な二色性物質であるヨウ素を使用する時
には、まだ二色性物質を含まないポリビニルアルコール
フィルムを延伸し、そして次にI2/KIの水性溶液中
に浸漬させる。この溶液からのヨウ素がフィルム中に拡
散する。有機顔料またはポリアセチレンを使用する時に
は、二色性物質をポリビニルアルコールと一緒にキャス
トまたは押出しそして一緒に延伸する。
【0004】今日使用されるヨウ素含有フィルムは、2
つの由々しい欠点を有する。それは、400〜450n
mの範囲で不適切な閉じた位置を示し、その結果として
閉じた位置のフィルムは所望の黒またはダークグレイを
示さず、青を示す。この効果は、“青漏れ(blue
leakage)”という技術用語によって表される。
加えてヨウ素含有フィルムは加熱された時に不安定であ
る。何故ならば、ヨウ素分子はフィルムから容易に昇華
し得るからである。
つの由々しい欠点を有する。それは、400〜450n
mの範囲で不適切な閉じた位置を示し、その結果として
閉じた位置のフィルムは所望の黒またはダークグレイを
示さず、青を示す。この効果は、“青漏れ(blue
leakage)”という技術用語によって表される。
加えてヨウ素含有フィルムは加熱された時に不安定であ
る。何故ならば、ヨウ素分子はフィルムから容易に昇華
し得るからである。
【0005】適切な顔料を添加することによってヨウ素
偏光剤の青漏れを補償する試みは、これまでのところ所
望の結果を得ていない: 1.閉じた位置での漏れは、二色性でない黄色顔料(青
/紫吸収剤)の使用によって修正することができるが、
偏光されていない光及び直線的に偏光された光で見る時
には、フィルムはもはや天然の色のものではない。それ
は、しばしば、緑の色合いを有するように見える。吸収
剤の波長範囲においては、二色性は不十分でありそして
透明性は不適切である。
偏光剤の青漏れを補償する試みは、これまでのところ所
望の結果を得ていない: 1.閉じた位置での漏れは、二色性でない黄色顔料(青
/紫吸収剤)の使用によって修正することができるが、
偏光されていない光及び直線的に偏光された光で見る時
には、フィルムはもはや天然の色のものではない。それ
は、しばしば、緑の色合いを有するように見える。吸収
剤の波長範囲においては、二色性は不十分でありそして
透明性は不適切である。
【0006】2.漏れを修正するための第二の二色性物
質の使用もまた問題である。何故ならば、ヨウ素とこの
物質との間の化学的(ヨウ素の攻撃性)及び光学的(異
なる選択ルール)不適合性は偏光効果の損失を導く、即
ち開いた位置と閉じた位置との間の差は一層小さくな
り、コントラストが減るからである。
質の使用もまた問題である。何故ならば、ヨウ素とこの
物質との間の化学的(ヨウ素の攻撃性)及び光学的(異
なる選択ルール)不適合性は偏光効果の損失を導く、即
ち開いた位置と閉じた位置との間の差は一層小さくな
り、コントラストが減るからである。
【0007】ポリビニルアルコールから作られそして二
色性物質としてポリアセチレン(POLPAC)を含む
偏光フィルムは、安定であるという利点を有し、そして
直線的に偏光された光、並びに偏光されていない光に関
する開いた位置では、おおよそ等しく強い透過率を示
し、そしてそれ故400〜700nmの興味ある光波長
の全体の範囲にわたって色の色合いを示さない。しかし
POLPACを基にした偏光フィルムはまた、ヨウ素に
関する場合よりも少ないとはいえ、400〜450nm
の範囲で閉じた位置で弱さ、即ち青漏れを示す。これ
は、主に短い波から成る光を使用する強い逆光照明によ
って認められるようになる。
色性物質としてポリアセチレン(POLPAC)を含む
偏光フィルムは、安定であるという利点を有し、そして
直線的に偏光された光、並びに偏光されていない光に関
する開いた位置では、おおよそ等しく強い透過率を示
し、そしてそれ故400〜700nmの興味ある光波長
の全体の範囲にわたって色の色合いを示さない。しかし
POLPACを基にした偏光フィルムはまた、ヨウ素に
関する場合よりも少ないとはいえ、400〜450nm
の範囲で閉じた位置で弱さ、即ち青漏れを示す。これ
は、主に短い波から成る光を使用する強い逆光照明によ
って認められるようになる。
【0008】本発明の目的は、POLPACフィルムの
残りの良好な特性を損なうこと無く、青漏れを回避する
ことである。この目的のために、波長範囲400〜50
0nmでの明るいPOLPACフィルムの偏光度が増加
されるべきであった。
残りの良好な特性を損なうこと無く、青漏れを回避する
ことである。この目的のために、波長範囲400〜50
0nmでの明るいPOLPACフィルムの偏光度が増加
されるべきであった。
【0009】驚くべきことに、この問題は、延伸の後で
ヨウ素をPOLPACフィルム中に拡散せしめることに
よって解決される。
ヨウ素をPOLPACフィルム中に拡散せしめることに
よって解決される。
【0010】これは、フィルムをヨウ素溶液またはI2
/KIの水性溶液中に浸漬させることによって、または
気体状態でヨウ素をフィルム中に拡散せしめることによ
って達成することができる。ホウ酸またはホウ酸塩含有
溶液によってフィルムを処理して整然とした状態を固定
することもまた可能である。
/KIの水性溶液中に浸漬させることによって、または
気体状態でヨウ素をフィルム中に拡散せしめることによ
って達成することができる。ホウ酸またはホウ酸塩含有
溶液によってフィルムを処理して整然とした状態を固定
することもまた可能である。
【0011】それ故、本発明の目的は、光を偏光させる
物質としてポリアセチレン及びヨウ素を含むことを特徴
とする、ポリビニルアルコールを基にした偏光フィルム
である。
物質としてポリアセチレン及びヨウ素を含むことを特徴
とする、ポリビニルアルコールを基にした偏光フィルム
である。
【0012】本発明の別の目的は、ポリビニルアルコー
ルの溶液中でアセチレンを重合させること、ポリアセチ
レンを含むポリビニルアルコール溶液を押出またはキャ
スティングによってフィルムに加工すること、このフィ
ルムをその元の長さの4〜13倍に延伸すること、そし
て次にこのフィルム中にヨウ素を拡散せしめることを特
徴とする、ポリビニルアルコールを基にしそして光を偏
光させる物質としてポリアセチレン及びヨウ素の両方を
含む偏光フィルムの製造のための方法である。それを延
伸するためには、比b0/l0が3未満、そして好ましく
は2未満であるようなやり方でフィルムをクランプ止め
する〔式中、b0はのフィルムの初期幅でありそしてl0
はクランプ止めされた時の初期長さまたは延伸ロールの
間のギャップ幅である〕。
ルの溶液中でアセチレンを重合させること、ポリアセチ
レンを含むポリビニルアルコール溶液を押出またはキャ
スティングによってフィルムに加工すること、このフィ
ルムをその元の長さの4〜13倍に延伸すること、そし
て次にこのフィルム中にヨウ素を拡散せしめることを特
徴とする、ポリビニルアルコールを基にしそして光を偏
光させる物質としてポリアセチレン及びヨウ素の両方を
含む偏光フィルムの製造のための方法である。それを延
伸するためには、比b0/l0が3未満、そして好ましく
は2未満であるようなやり方でフィルムをクランプ止め
する〔式中、b0はのフィルムの初期幅でありそしてl0
はクランプ止めされた時の初期長さまたは延伸ロールの
間のギャップ幅である〕。
【0013】次に、本発明の偏光フィルムをその他のフ
ィルムとまたはガラスと積層することができる。
ィルムとまたはガラスと積層することができる。
【0014】ポリアセチレンは、好ましくは、フィルム
内部に均等に分配される。その量は、特に、全偏光フィ
ルムの0.1〜10重量%である。ヨウ素は、表面近く
のヨウ素濃度がフィルム内部の濃度よりも大きいような
やり方で偏光フィルム中に通常は不均等に分配される。
フィルムが吸収するヨウ素の量は小さくそして分析的に
測定することが困難である。それ故、ヨウ素またはI2
/KI処理溶液の濃度そしてまた処理の時間が通常は述
べられる。この処理の時間は、秒〜時間の範囲で良い
が、好ましくは30秒〜30分である。溶液の濃度は、
好ましくは、I2に関しては0.1〜3重量%そしてK
Iに関しては0〜15重量%にのぼる。より高い濃度ま
たはより長い反応時間は、一般的により大きなヨウ素の
吸収をもたらす。
内部に均等に分配される。その量は、特に、全偏光フィ
ルムの0.1〜10重量%である。ヨウ素は、表面近く
のヨウ素濃度がフィルム内部の濃度よりも大きいような
やり方で偏光フィルム中に通常は不均等に分配される。
フィルムが吸収するヨウ素の量は小さくそして分析的に
測定することが困難である。それ故、ヨウ素またはI2
/KI処理溶液の濃度そしてまた処理の時間が通常は述
べられる。この処理の時間は、秒〜時間の範囲で良い
が、好ましくは30秒〜30分である。溶液の濃度は、
好ましくは、I2に関しては0.1〜3重量%そしてK
Iに関しては0〜15重量%にのぼる。より高い濃度ま
たはより長い反応時間は、一般的により大きなヨウ素の
吸収をもたらす。
【0015】
【実施例】実施例1 ポリビニルアルコールとポリアセチレンのコポリマーの
製造: 空気を排除して、100gのポリビニルアルコー
ルあたり1.25ミリモルの〔NiPh(Ph2PCH
CPhO)−(i−Pr3PCHPh)〕を、45℃で
乾いたN−メチルピロリドン中のポリビニルアルコール
(約1重量%の酢酸ビニル含量)の6重量%溶液中に撹
拌して入れ、そして3分間アセチレンを重合させた。青
黒いポリマーがアセトン中に沈殿したが、これをアセト
ンで完全に洗浄し、そして水の中に溶解した。水の中で
はそれは約8重量%にのぼった。(Ph=フェニル、i
−Pr=イソプロピル)。
製造: 空気を排除して、100gのポリビニルアルコー
ルあたり1.25ミリモルの〔NiPh(Ph2PCH
CPhO)−(i−Pr3PCHPh)〕を、45℃で
乾いたN−メチルピロリドン中のポリビニルアルコール
(約1重量%の酢酸ビニル含量)の6重量%溶液中に撹
拌して入れ、そして3分間アセチレンを重合させた。青
黒いポリマーがアセトン中に沈殿したが、これをアセト
ンで完全に洗浄し、そして水の中に溶解した。水の中で
はそれは約8重量%にのぼった。(Ph=フェニル、i
−Pr=イソプロピル)。
【0016】実施例2 キャストフィルムの製造: ポリマーに関して16重量%
にのぼるグリセリンを、実施例1からの水性溶液中に撹
拌して入れた。仕上がったキャスティング溶液を微細濾
過(10μm)し、脱ガスし、そして次に約40℃で約
350μの湿り厚さでポリエチレンテレフタレート(P
ET)担体フィルムに付与した。
にのぼるグリセリンを、実施例1からの水性溶液中に撹
拌して入れた。仕上がったキャスティング溶液を微細濾
過(10μm)し、脱ガスし、そして次に約40℃で約
350μの湿り厚さでポリエチレンテレフタレート(P
ET)担体フィルムに付与した。
【0017】実施例3 ポリアセチレンを含む偏光フィルム(POLPACフィ
ルム)の製造: 約20重量%の残留水分に乾燥されたフ
ィルムを、担体フィルムから取り外しそして約170℃
で延伸したが、この際、幅/長さ比b0/l0が最初は
1.5であるようなやり方で延伸のためにフィルムをク
ランプ止めした。延伸度は約700%であった。延伸の
後のフィルムの厚さは10.4μmであった。広い帯域
の高度偏光フィルムは、600nmで偏光されていない
光に関して39.5%の透過率(Tunpol)及び99.
97%の偏光度(P)を有していた。510nm〜70
0nmの波長範囲においては偏光度は99%より大き
く、そして470nm〜720nmの範囲においてはそ
れは95%より大きかった。主に短い波から成る白色光
を使用する強い逆光照明に関しては、2つの直交偏光子
はダークブルー/紫であるように見える。
ルム)の製造: 約20重量%の残留水分に乾燥されたフ
ィルムを、担体フィルムから取り外しそして約170℃
で延伸したが、この際、幅/長さ比b0/l0が最初は
1.5であるようなやり方で延伸のためにフィルムをク
ランプ止めした。延伸度は約700%であった。延伸の
後のフィルムの厚さは10.4μmであった。広い帯域
の高度偏光フィルムは、600nmで偏光されていない
光に関して39.5%の透過率(Tunpol)及び99.
97%の偏光度(P)を有していた。510nm〜70
0nmの波長範囲においては偏光度は99%より大き
く、そして470nm〜720nmの範囲においてはそ
れは95%より大きかった。主に短い波から成る白色光
を使用する強い逆光照明に関しては、2つの直交偏光子
はダークブルー/紫であるように見える。
【0018】実施例4 ヨウ素処理されたポリアセチレン偏光フィルム(POL
PAC/ヨウ素フィルム)の製造: 実施例3におけるよ
うにして製造されたPOLPACフィルムを、クランプ
止めされた状態で水性ヨウ素/ヨウ化カリウム溶液(水
の中の1重量%のヨウ素、5重量%のヨウ化カリウム)
中に20℃で30秒間浸漬させた。50℃での乾燥の後
で、以下の光学値が測定された: Tunpol=600nmで39.8% P=600nmで99.98% かくして、このフィルムはヨウ素処理の前の偏光特性と
匹敵する優れた偏光特性を600nmで示した。しかし
ながら、今や、95%より大きい偏光度が400〜70
0nmの全波長範囲にわたって達成された。
PAC/ヨウ素フィルム)の製造: 実施例3におけるよ
うにして製造されたPOLPACフィルムを、クランプ
止めされた状態で水性ヨウ素/ヨウ化カリウム溶液(水
の中の1重量%のヨウ素、5重量%のヨウ化カリウム)
中に20℃で30秒間浸漬させた。50℃での乾燥の後
で、以下の光学値が測定された: Tunpol=600nmで39.8% P=600nmで99.98% かくして、このフィルムはヨウ素処理の前の偏光特性と
匹敵する優れた偏光特性を600nmで示した。しかし
ながら、今や、95%より大きい偏光度が400〜70
0nmの全波長範囲にわたって達成された。
【0019】実施例5 ヨウ素処理されたポリアセチレン偏光フィルム(POL
PAC/ヨウ素フィルム)の製造: 実施例3におけるよ
うにして製造された偏光フィルムを、クランプ止めされ
た状態で水性ヨウ素/ヨウ化カリウム溶液(水の中の
0.5重量%のヨウ素、2.5重量%のヨウ化カリウ
ム)中に20℃で5分間浸漬させた。室温での乾燥の後
での光学値は以下の通りであった: Tunpol=600nmで39.5% P=600nmで99.98% P≧400〜700nmで99.0% 広い帯域の高度偏光フィルムは、実施例3におけるもの
と匹敵する透過率及び偏光値を600nmで示した。し
かしながら、ここで、≧99%の偏光度が400〜70
0nmの全波長範囲にわたって達成された。
PAC/ヨウ素フィルム)の製造: 実施例3におけるよ
うにして製造された偏光フィルムを、クランプ止めされ
た状態で水性ヨウ素/ヨウ化カリウム溶液(水の中の
0.5重量%のヨウ素、2.5重量%のヨウ化カリウ
ム)中に20℃で5分間浸漬させた。室温での乾燥の後
での光学値は以下の通りであった: Tunpol=600nmで39.5% P=600nmで99.98% P≧400〜700nmで99.0% 広い帯域の高度偏光フィルムは、実施例3におけるもの
と匹敵する透過率及び偏光値を600nmで示した。し
かしながら、ここで、≧99%の偏光度が400〜70
0nmの全波長範囲にわたって達成された。
【0020】白色光を使用する強い逆光照明に関して、
2つの直交偏光子は黒であるように見える。
2つの直交偏光子は黒であるように見える。
【0021】本発明の主なる特徴及び態様は以下の通り
である。
である。
【0022】1)光を偏光させる物質としてポリアセチ
レン及びヨウ素を含むことを特徴とする、ポリビニルア
ルコールを基にした偏光フィルム。
レン及びヨウ素を含むことを特徴とする、ポリビニルア
ルコールを基にした偏光フィルム。
【0023】2)ポリビニルアルコールの溶液中でアセ
チレンを重合させ、ポリアセチレンを含むポリビニルア
ルコール溶液をフィルムに加工し、このフィルムをその
元の長さの4〜13倍に延伸し、そして次にこのフィル
ム中にヨウ素を拡散せしめることを特徴とする、、光を
偏光させる物質としてポリアセチレン及びヨウ素の両方
を含む、ポリビニルアルコールを基にした偏光フィルム
を製造するための方法。
チレンを重合させ、ポリアセチレンを含むポリビニルア
ルコール溶液をフィルムに加工し、このフィルムをその
元の長さの4〜13倍に延伸し、そして次にこのフィル
ム中にヨウ素を拡散せしめることを特徴とする、、光を
偏光させる物質としてポリアセチレン及びヨウ素の両方
を含む、ポリビニルアルコールを基にした偏光フィルム
を製造するための方法。
【0024】3)延伸の間、比b0/l0が3未満である
ことを確実にするようなやり方でフィルムをクランプ止
めする〔式中、b0はクランプ止めされた時のフィルム
の初期幅でありそしてl0は初期長さである〕ことを特
徴とする、上記2に記載の方法。
ことを確実にするようなやり方でフィルムをクランプ止
めする〔式中、b0はクランプ止めされた時のフィルム
の初期幅でありそしてl0は初期長さである〕ことを特
徴とする、上記2に記載の方法。
【0025】4)ポリアセチレンが、ニッケル接触され
た重合反応を使用してポリビニルアルコール中で製造さ
れることを特徴とする、上記1に記載の偏光フィルム。
た重合反応を使用してポリビニルアルコール中で製造さ
れることを特徴とする、上記1に記載の偏光フィルム。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // G03C 1/795 B29K 29:00 105:16 B29L 7:00 4F C08L 29:04 6904−4J
Claims (2)
- 【請求項1】 光を偏光させる物質としてポリアセチレ
ン及びヨウ素を含むことを特徴とする、ポリビニルアル
コールを基にした偏光フィルム。 - 【請求項2】 ポリビニルアルコールの溶液中でアセチ
レンを重合させ、ポリアセチレンを含むポリビニルアル
コール溶液をフィルムに加工し、このフィルムをその元
の長さの4〜13倍に延伸し、そして次にこのフィルム
中にヨウ素を拡散せしめることを特徴とする、光を偏光
させる物質としてポリアセチレン及びヨウ素の両方を含
む、ポリビニルアルコールを基にした偏光フィルムを製
造するための方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE4211775.5 | 1992-04-08 | ||
DE4211775A DE4211775A1 (de) | 1992-04-08 | 1992-04-08 | Polarisationsfolie |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0641383A true JPH0641383A (ja) | 1994-02-15 |
Family
ID=6456373
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5103779A Pending JPH0641383A (ja) | 1992-04-08 | 1993-04-07 | 偏光フイルム |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0564925B1 (ja) |
JP (1) | JPH0641383A (ja) |
KR (1) | KR930022101A (ja) |
DE (1) | DE4211775A1 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001316492A (ja) * | 2000-05-02 | 2001-11-13 | Kuraray Co Ltd | ポリビニルアルコールフィルムとその製造法および偏光フィルム |
JP2002144419A (ja) * | 2000-11-15 | 2002-05-21 | Kuraray Co Ltd | 延伸加工用ビニルアルコール系重合体フィルムの製造法および偏光フィルム |
CN110609643A (zh) * | 2019-08-29 | 2019-12-24 | 武汉华星光电半导体显示技术有限公司 | 触控结构及显示面板 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE4434964A1 (de) * | 1994-09-30 | 1996-04-04 | Agfa Gevaert Ag | Polarisationsfolie |
US6788463B2 (en) | 1998-01-13 | 2004-09-07 | 3M Innovative Properties Company | Post-formable multilayer optical films and methods of forming |
US6113811A (en) | 1998-01-13 | 2000-09-05 | 3M Innovative Properties Company | Dichroic polarizing film and optical polarizer containing the film |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5648601A (en) * | 1979-09-27 | 1981-05-01 | Nitto Electric Ind Co Ltd | Polarizing film |
DE3615765A1 (de) * | 1986-05-10 | 1987-11-12 | Bayer Ag | Polarisatoren auf polyacetylenbasis und ihre herstellung |
EP0297927B1 (en) * | 1987-07-03 | 1994-04-27 | Unitika Ltd. | Polarizing film and process for the production of the same |
-
1992
- 1992-04-08 DE DE4211775A patent/DE4211775A1/de not_active Withdrawn
-
1993
- 1993-03-26 EP EP93105037A patent/EP0564925B1/de not_active Expired - Lifetime
- 1993-04-07 KR KR1019930005755A patent/KR930022101A/ko not_active Application Discontinuation
- 1993-04-07 JP JP5103779A patent/JPH0641383A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001316492A (ja) * | 2000-05-02 | 2001-11-13 | Kuraray Co Ltd | ポリビニルアルコールフィルムとその製造法および偏光フィルム |
JP2002144419A (ja) * | 2000-11-15 | 2002-05-21 | Kuraray Co Ltd | 延伸加工用ビニルアルコール系重合体フィルムの製造法および偏光フィルム |
CN110609643A (zh) * | 2019-08-29 | 2019-12-24 | 武汉华星光电半导体显示技术有限公司 | 触控结构及显示面板 |
WO2021035951A1 (zh) * | 2019-08-29 | 2021-03-04 | 武汉华星光电半导体显示技术有限公司 | 触控结构及显示面板 |
US11550412B2 (en) | 2019-08-29 | 2023-01-10 | Wuhan China Star Optoelectronics Semiconductor Display Technology Co., Ltd. | Touch structure and display panel |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0564925A3 (en) | 1993-12-01 |
EP0564925A2 (de) | 1993-10-13 |
DE4211775A1 (de) | 1993-10-14 |
EP0564925B1 (de) | 1997-11-12 |
KR930022101A (ko) | 1993-11-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4281261B2 (ja) | ヨウ素系偏光板及びその製造方法 | |
JP2543748B2 (ja) | 偏光フイルム及びその製造法 | |
JP2015075762A (ja) | 偏光子の製造方法 | |
KR20150004015A (ko) | 편광자의 제조방법 | |
EP0000209A1 (en) | Visible-range light polarizer with an iodine-stained polyvinyl alcohol film, and method for its preparation. | |
TW201617652A (zh) | 偏光薄膜 | |
WO2015076169A1 (ja) | ポリビニルアルコールフィルム | |
JPH0641383A (ja) | 偏光フイルム | |
JPH0651123A (ja) | 偏光フイルムの製造 | |
TW201910396A (zh) | 用於製造偏光膜的方法和系統 | |
JP3505968B2 (ja) | 偏光フィルムの製造方法 | |
KR20060014372A (ko) | 고유 편광체의 제조 방법 | |
TW201514556A (zh) | 偏光薄膜 | |
JPH07104126A (ja) | 偏光フィルムの製造方法 | |
US5670092A (en) | Polarizing film | |
JPH0823608B2 (ja) | 偏光膜の製造法 | |
JP4302393B2 (ja) | 偏光フィルム | |
JPH07134210A (ja) | 偏光フィルムの製法 | |
JPH04223404A (ja) | 偏光フイルム | |
JPH05100115A (ja) | 偏光膜 | |
JPS62156602A (ja) | ニユ−トラルグレイ色偏光膜の製造方法 | |
JPS62240905A (ja) | 偏光フイルム | |
KR20120066743A (ko) | 편광자의 제조방법 | |
JPS6016903B2 (ja) | ポリビニルアルコ−ル系偏光フイルムの製造方法 | |
JPH07333425A (ja) | 偏光板の製造方法 |