JPH0641097B2 - カム研削装置 - Google Patents

カム研削装置

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JPH0641097B2
JPH0641097B2 JP59226513A JP22651384A JPH0641097B2 JP H0641097 B2 JPH0641097 B2 JP H0641097B2 JP 59226513 A JP59226513 A JP 59226513A JP 22651384 A JP22651384 A JP 22651384A JP H0641097 B2 JPH0641097 B2 JP H0641097B2
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JP
Japan
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grinding
cam
resistance
grinding resistance
maximum
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP59226513A
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JPS61103770A (ja
Inventor
智康 今井
良平 向井
利弘 筒井
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Toyoda Koki KK
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Toyoda Koki KK
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  • Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)
  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、超硬質砥粒砥石を用いてカムを所定のプロフ
ィルに研削するカム研削装置に関するものである。
〈従来の技術〉 一般にCBN砥石のような超硬質砥粒の砥石車を用いた
カム研削装置においては、砥石車をツルーイングした直
後と、次に砥石車をツルーイングする直前とでは研削抵
抗が大きく変化する。すなわち第4図に示すように砥石
車をツルーイングした直後は研削抵抗が高く、数本のカ
ムを研削加工するに従って研削抵抗が低くなり定常状態
に至る。これはツルーイング直後においては砥石外周面
における砥粒のボンドからの突出量が少ないために研削
抵抗が大となり、カムの加工が進むにつれて加工により
発生する切粉によって砥粒間のボンドが削られてチップ
ポケットができ、また砥粒の一部が脱落していくため研
削抵抗が小さくなるからである。しかしてかかる研削抵
抗の増大によりカムの切り残し量が第5図に示すように
増加し、カムプロフィル精度が悪くなる。
〈発明が解決しようとする問題点〉 従来、カム研削装置におけるスパークアウト回数は一定
に設定されており、その設定回数は要求されるカムプロ
フィル精度をもとに実験的に求められたものである。従
ってスパークアウト回数を研削抵抗の高いツルーイング
直後に合わせて多く設定すると、カムプロフィル精度は
満足できるが、研削時間が増加する問題を生じ、逆にス
パークアウト回数を研削抵抗の低い定常状態に合わせて
少なく設定すると、研削時間の増加は回避できるが、ツ
ルーイング直後のカムプロフィル精度が満足できなくな
る問題がある。
〈問題点を解決するための手段〉 本発明は、カムの切り残し量を研削抵抗で検出すること
により、その研削抵抗に応じてスパークアウト回数(時
間)を最適に制御するようにしたもので、スパークアウ
ト時の研削抵抗を検出する研削抵抗検出手段と、基準抵
抗を設定する手段と、前記研削抵抗検出手段によって検
出された研削抵抗のうちスパークアウト時のカム1回転
中における最大研削抵抗を求める最大研削以降検出手段
と、この最大研削抵抗検出手段によって求められたカム
1回転中における最大研削抵抗が前記基準抵抗より小さ
くなったかどうかを判別し小さくなった場合にスパーク
アウトを停止させる判別手段とによって構成したもので
ある。
〈実施例〉 以下本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図において、10はカム研削装置のベッドを示し、
このベッド10上には砥石台11が進退可能に載置され
ている。砥石台11にはCBN砥石のような超硬質砥粒
の砥石車12が回転可能に支承され、この砥石車12は
砥石台11上に設置された駆動モータ13によりベルト
伝動装置14を介して回転駆動されるようになってい
る。しかして砥石台11はサーボモータ15を駆動源と
する送り機構により進退される。
また前記ベッド10上にはテーブル17が砥石台11の
進退方向と直角な方向に摺動可能に載置され、図略のイ
ンデックス装置によりインデックスされるようになって
いる。テーブル17上には揺動台18が揺動可能に支持
されており、この揺動台18の左側には複数個のマスタ
ーカム19を嵌着した主軸20が回転可能に軸承されて
いる。しかしてこれらマスターカム19に対応する複数
個のカム部W1を有するカムシャフトWが、主軸20の
センター21と前記揺動台18の右端に設置された心押
台22のセンター23との間に回転可能に支承されるよ
うになっている。前記主軸20は自在継手25を介して
テーブル17上に設置された主軸駆動モータ26に連結
され、この駆動モータ26により主軸20およびカムシ
ャフトWが一体的に回転駆動されるようになっている。
前記揺動台18上には検出器27が設置され、この検出
器27は前記主軸20の円周上一個所に設けられたドッ
グ28に感応して主軸20の1回転毎に回転信号を出力
するようになっている。
前記テーブル17上には主軸台30が設置され、この主
軸台30にはマスターカム19に対向するフォロアロー
ラ31を軸承した保持体32が主軸軸線方向に移動可能
に装架されている。しかしてかかるフォロアローラ31
は、カムシャフトWのカム部W1が研削位置に割り出さ
れる毎に図略の割り出し機構によってそのカム部W1に
対応するマスターカム19の前面に割り出される。なお
周知のようにマスターカム19は、スプリング力による
揺動台18の揺動によってフォロアローラ31に圧接さ
れるとともに、シリンダー装置による揺動台18の揺動
によってフォロアローラ31より離間されるようになっ
ている。
35は前記砥石台11に設置されたツルーイング装置を
示し、このツルーイング装置35は砥石車12のカム部
W1を一定個数研削加工する毎に砥石車12をツルーイ
ングするようになっている。
40は前記サーボモータ15を駆動する駆動回路41に
パルスを分配して砥石台11を送り制御する数値制御装
置を示し、この数値制御装置40は主として演算処理装
置43、メモリー44およびパルス分配器45によって
構成されている。47は前記砥石駆動モータ13の動力
を入力して研削抵抗を検出する研削抵抗検出装置を示
し、この検出装置47の出力はインタフェイス48を介
して演算処理装置43に入力される。また演算処理装置
43には前記検出器27の回転信号がインタフェイス4
8を介して入力される。前記メモリー44にはカムシャ
ヤトW上のカム部W1を研削加工するための加工プラグ
ラムが記憶されているとともに、予め設定された基準抵
抗F0が記憶されている。
次に上記した構成においてカム部W1のスパークアウト
を制御する処理を第2図および第3図に基づいて説明す
る。
砥石台11が所定位置まで切込まれると、砥石台11の
切込みが停止されスパークアウトが行われる。このスパ
ークアウトはカム研削時における特にカムサイド部に生
ずる削残しを除去してカムプロフィルの精度を高めるも
のであり、切り残し量が大きいと研削抵抗Fが大きくな
り、この研削抵抗は砥石駆動モータ13の動力の変化に
基づいて検出される。
前記スパークアウト処理が開始されると、まずステップ
101において研削抵抗検出装置47にて検出される検
出抵抗Fに基づいて、カム1回転N中における最大研削
抵抗Fmaxが求められ、次いでステップ102において求
められた最大研削抵抗がメモリ44に記憶された基準抵
抗F0より小さいかどうかが判別され、その結果がNO
の場合には、前記ステップ101に戻って次のカム1回
転N中における最大研削抵抗Fmaxが同様に求められ、か
つ基準抵抗F0と比較される。
このようなスパークアウトの進行につれてカム1回転N
中における最大研削抵抗Fmaxが漸次低下していき、しか
して前記ステップ102において最大研削抵抗Fmaxが基
準抵抗F0より小さくなったことが判別されると、次の
ステップ103において砥石台11の後退が指令され、
スパークアウトが完了される。
なお、この場合において、1回転中の最大研削抵抗が基
準抵抗より小さくなったことによって直ちに砥石台11
を後退させずに、その状態より1回あるいは2回スパー
クアウトを行った後砥石台11を後退させるようにして
もよく、またその場合に、主軸20の回転を高める等ス
パークアウト条件を変更して1回あるいは複数回のスパ
ークアウトを行った後砥石台を後退させるようにしても
よい。
またカム1回転中における研削抵抗Fも最大値ではなく
平均値を求め、これと基準抵抗とを比較するようにする
こともできる。
このようにスパークアウト時の研削抵抗を監視してスパ
ークアウト回数(時間)を制御することにより、砥石車
12をツルーイングした直後のように研削抵抗が高くな
ってカムの切り残し量が大きい場合には、スパークアウ
ト回数(時間)が多くなってカムプロフィル精度が高め
られるようになり、逆にツルーイング直前のような定常
状態においては、研削時の研削抵抗が低くなってカムの
削残し量も少なくなるため、スパークアウト回数(時
間)が少なく制御され、その結果、カムプロフィル精度
を満足できる必要最少限度のスパークアウトに制御でき
るようになる。
上記した実施例においては、スパークアウト時の研削抵
抗を砥石駆動モータ13の動力より検出する例ついて述
べたが、かかる研削抵抗は例えば心押台センターに貼付
した歪ゲージによって検出したり、あるいはまた砥石車
12を支承する流体軸受の前後ポケットの差圧によって
検出することも可能である。
〈発明の効果〉 以上述べたように本発明は、スパークアウト時のカム1
回転中における最大研削抵抗が基準抵抗より小さくなっ
たことに基づいてスパークアウトを完了するようした構
成であるので、ツルーイングインターバル中において研
削加工時の研削抵抗が変化してカムの切り残し量が変化
しても、その切り残し量すなわち研削抵抗に応じてスパ
ークアウト制御されるので、必要最少限度のスパークア
ウトで良好なカムプロフィル精度が得られる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示すカム研削装置の概要図、
第2図はスパークアウト処理を示すフローチャート、第
3図はスパークアウトに対する研削抵抗の変化を示す
図、第4図は加工本数に対する研削抵抗の変化を示す
図、第5図は研削抵抗と切り残し量との関係を示す線図
である。 11……砥石台、12……砥石車、13……砥石駆動モ
ータ、17……テーブル、27……回転検出器、35…
…ツルーイング装置、40……数値制御装置、44……
メモリー、47……研削抵抗検出装置、W……カムシャ
フト、W1……カム部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】テーブル上に回転可能に支持されたカムに
    対して超硬質砥粒砥石を支承した砥石台を進退させ、カ
    ムを所定のプロフィルに研削するカム研削装置におい
    て、スパークアウト時の研削抵抗を検出する研削抵抗検
    出手段と、基準抵抗を設定する手段と、前記研削抵抗検
    出手段によって検出された研削抵抗のうちスパークアウ
    ト時のカム1回転中における最大研削抵抗を求める最大
    研削抵抗検出手段と、この最大研削抵抗検出手段によっ
    て求められたカム1回転中における最大研削抵抗が前記
    基準抵抗より小さくなったかどうかを判別し小さくなっ
    た場合にスパークアウトを停止させる判別手段とによっ
    て構成してなるカム研削装置。
JP59226513A 1984-10-26 1984-10-26 カム研削装置 Expired - Lifetime JPH0641097B2 (ja)

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JP59226513A JPH0641097B2 (ja) 1984-10-26 1984-10-26 カム研削装置

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JP59226513A JPH0641097B2 (ja) 1984-10-26 1984-10-26 カム研削装置

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JPS61103770A JPS61103770A (ja) 1986-05-22
JPH0641097B2 true JPH0641097B2 (ja) 1994-06-01

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS512158A (ja) * 1974-06-12 1976-01-09 Komatsu Mfg Co Ltd Funryutaiyusosochi

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JPS61103770A (ja) 1986-05-22

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