JPH0640993Y2 - 直列5気筒エンジン用クランク軸 - Google Patents
直列5気筒エンジン用クランク軸Info
- Publication number
- JPH0640993Y2 JPH0640993Y2 JP10679789U JP10679789U JPH0640993Y2 JP H0640993 Y2 JPH0640993 Y2 JP H0640993Y2 JP 10679789 U JP10679789 U JP 10679789U JP 10679789 U JP10679789 U JP 10679789U JP H0640993 Y2 JPH0640993 Y2 JP H0640993Y2
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- JP
- Japan
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- crankshaft
- crank pin
- crankpin
- counterweights
- angular positions
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- Shafts, Cranks, Connecting Bars, And Related Bearings (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [考案の目的] <産業上の利用分野> 本考案は直列5気筒エンジン用クランク軸に関し、特に
クランク軸の軸受に対する慣性力負荷を軽減しかつクラ
ンク軸のダイナミックバランスを容易に取り得るように
改良された直列5気筒エンジン用クランク軸に関する。
クランク軸の軸受に対する慣性力負荷を軽減しかつクラ
ンク軸のダイナミックバランスを容易に取り得るように
改良された直列5気筒エンジン用クランク軸に関する。
<従来の技術> 第1−2−4−5−3気筒の点火順序を有する一般的な
直列5気筒エンジンに於ては、第1〜第6番目のジャー
ナルのうちで、比較的角度差の小さいクランクピンに挟
まれた第3及び第4番目のジャーナルの慣性力負荷が最
も高く、その次に第1及び第6番目のジャーナルに大き
な慣性負荷が加わる。通常、クランクウェブにカウンタ
ウェイトを設けることにより、ジャーナルに加わる慣性
負荷を軽減するようにしているが、往復部重量によって
発生する不平衡偶力を低減するためには、各気筒につい
て回転部重量を含めたクランク軸の重心位置を、クラン
クピンの反対方向に向けて、往復部重量の半分とクラン
ク回転半径との積の値に等しい偶力が発生するように定
めなくてはならない。
直列5気筒エンジンに於ては、第1〜第6番目のジャー
ナルのうちで、比較的角度差の小さいクランクピンに挟
まれた第3及び第4番目のジャーナルの慣性力負荷が最
も高く、その次に第1及び第6番目のジャーナルに大き
な慣性負荷が加わる。通常、クランクウェブにカウンタ
ウェイトを設けることにより、ジャーナルに加わる慣性
負荷を軽減するようにしているが、往復部重量によって
発生する不平衡偶力を低減するためには、各気筒につい
て回転部重量を含めたクランク軸の重心位置を、クラン
クピンの反対方向に向けて、往復部重量の半分とクラン
ク回転半径との積の値に等しい偶力が発生するように定
めなくてはならない。
カウンタウェイトの重量をこれよりも小さく設定する場
合には、第1番目のウェブ及び第10番目のウェブに、そ
れぞれ126度、54度の方向にカウンタウェイトを追加し
なければならない。その結果、クランクの軸線方向の一
端から見た時に、第1番目及び第10番目のカウンタウェ
イトの重心の角度位置がそれぞれ対応するクランクピン
の延長線方向よりも互いに離反することとなる。そのた
め、クランク軸を単体でダイナミックバランスを取ろう
とした場合に、第1番目或いは第10番目のカウンタウェ
イトを切除しても十分に偶力バランスを修正することが
できない場合があり、生産管理上の問題を生じる得る。
合には、第1番目のウェブ及び第10番目のウェブに、そ
れぞれ126度、54度の方向にカウンタウェイトを追加し
なければならない。その結果、クランクの軸線方向の一
端から見た時に、第1番目及び第10番目のカウンタウェ
イトの重心の角度位置がそれぞれ対応するクランクピン
の延長線方向よりも互いに離反することとなる。そのた
め、クランク軸を単体でダイナミックバランスを取ろう
とした場合に、第1番目或いは第10番目のカウンタウェ
イトを切除しても十分に偶力バランスを修正することが
できない場合があり、生産管理上の問題を生じる得る。
<考案が解決しようとする課題> このような従来技術の問題点に鑑み、本考案の主な目的
は、慣性力によるクランク軸の軸受荷重を低減しかつク
ランク軸のダイナミックバランスを容易に取り得るよう
に改良された直列5気筒エンジンクランク軸を提供する
ことにある。
は、慣性力によるクランク軸の軸受荷重を低減しかつク
ランク軸のダイナミックバランスを容易に取り得るよう
に改良された直列5気筒エンジンクランク軸を提供する
ことにある。
[考案の構成] <課題を解決するための手段> このような目的は、本考案によれば、第1−2−4−5
−3気筒の点火順序を有する直列5気筒エンジン用クラ
ンク軸であって、第2クランクピンと第3クランクピン
との間のジャーナルを挟むカウンタウェイトの重心を、
それぞれ第2クランクピンと第3クランクピンの延長方
向よりも互いに近接する角度位置に定め、第3クランク
ピンと第4クランクピンとの間のジャーナルを挟むカウ
ンタウェイトの重心を、それぞれ第3クランクピンと第
4クランクピンの延長方向よりも互いに近接する角度位
置に定め、更に、第1クランクピン及び第5クランクピ
ンに対応するように設けられた最外端のカウンタウェイ
トを、それぞれ第1及び第5クランクピンの延長方向よ
りも互いに近接する角度位置に定めたことを特徴とする
クランク軸を提供することにより達成される。
−3気筒の点火順序を有する直列5気筒エンジン用クラ
ンク軸であって、第2クランクピンと第3クランクピン
との間のジャーナルを挟むカウンタウェイトの重心を、
それぞれ第2クランクピンと第3クランクピンの延長方
向よりも互いに近接する角度位置に定め、第3クランク
ピンと第4クランクピンとの間のジャーナルを挟むカウ
ンタウェイトの重心を、それぞれ第3クランクピンと第
4クランクピンの延長方向よりも互いに近接する角度位
置に定め、更に、第1クランクピン及び第5クランクピ
ンに対応するように設けられた最外端のカウンタウェイ
トを、それぞれ第1及び第5クランクピンの延長方向よ
りも互いに近接する角度位置に定めたことを特徴とする
クランク軸を提供することにより達成される。
<作用> 第2クランクピンと第3クランクピンとの間のジャーナ
ル及び第3クランクピンと第4クランクピンとの間のジ
ャーナルに関して、各ジャーナルを挟むカウンタウェイ
トの角度位置を互いに近接させることにより、当該ジャ
ーナルに対する慣性荷重を低減することができる。しか
も、このようにカウンタウェイトの角度位置を変更する
ことにより、最外端のカウンタウェイトの角度位置を相
互に近接させることができるようになり、これらのカウ
ンタウェイトを必要に応じて切除することにより、偶力
バランスを効果的に修正することができ、クランクシヤ
フト単体のダイナミックバランスを容易に取ることがで
きるようになる。
ル及び第3クランクピンと第4クランクピンとの間のジ
ャーナルに関して、各ジャーナルを挟むカウンタウェイ
トの角度位置を互いに近接させることにより、当該ジャ
ーナルに対する慣性荷重を低減することができる。しか
も、このようにカウンタウェイトの角度位置を変更する
ことにより、最外端のカウンタウェイトの角度位置を相
互に近接させることができるようになり、これらのカウ
ンタウェイトを必要に応じて切除することにより、偶力
バランスを効果的に修正することができ、クランクシヤ
フト単体のダイナミックバランスを容易に取ることがで
きるようになる。
<実施例> 以下に添付の図面を参照して本考案を特定の実施例につ
いて詳細に説明する。
いて詳細に説明する。
第7図及び第8図は従来技術に基づく直列5気筒エンジ
ン用クランク軸を示すもので、その前端にはプーリ1、
その後端にはフライホイール13がそれぞれ設けられ、ク
ランク軸の前端から後端に向けて第1〜第5クランクピ
ン3、5、7、9、11が設けられ、かつ各クランクピン
を挟むように第1〜第6ジャーナル2、4、6、8、1
0、12が設けられている。各クランクピンの対角位置に
は前後一対のカウンタウェイト14〜23が設けられてお
り、最外端のカウンタウェイト14、23がそれぞれ対応す
るクランクピンの延長方向よりも互いに離反する角度位
置に設けられているのを除いて、他のカウンタウェイト
15〜22はそれぞれ対応するクランクピンの延長方向上に
設けられている。
ン用クランク軸を示すもので、その前端にはプーリ1、
その後端にはフライホイール13がそれぞれ設けられ、ク
ランク軸の前端から後端に向けて第1〜第5クランクピ
ン3、5、7、9、11が設けられ、かつ各クランクピン
を挟むように第1〜第6ジャーナル2、4、6、8、1
0、12が設けられている。各クランクピンの対角位置に
は前後一対のカウンタウェイト14〜23が設けられてお
り、最外端のカウンタウェイト14、23がそれぞれ対応す
るクランクピンの延長方向よりも互いに離反する角度位
置に設けられているのを除いて、他のカウンタウェイト
15〜22はそれぞれ対応するクランクピンの延長方向上に
設けられている。
カウンタウェイトが、対応する往復部重量の半分とクラ
ンク回転半径との積に等しい大きさに設定された場合
(ハーフバランス状態)には、全てのカウンタウェイト
を対応するクランクピンの延長方向上に設けることによ
り不平衡偶力を最も有効に低減することができるのに対
し、エンジンの軽量化や軸受負荷の軽減を目的としてカ
ウンタウェイトの重量をそれよりも小さくした場合に
は、第7図及び第8図に示されたように、最外端のカウ
ンタウェイト14、23を互いに離反する角度位置に設定す
る必要が生じる。
ンク回転半径との積に等しい大きさに設定された場合
(ハーフバランス状態)には、全てのカウンタウェイト
を対応するクランクピンの延長方向上に設けることによ
り不平衡偶力を最も有効に低減することができるのに対
し、エンジンの軽量化や軸受負荷の軽減を目的としてカ
ウンタウェイトの重量をそれよりも小さくした場合に
は、第7図及び第8図に示されたように、最外端のカウ
ンタウェイト14、23を互いに離反する角度位置に設定す
る必要が生じる。
第9図及び第10図のベクトル図は、第7図及び第8図に
示された実施例に於ける不平衡偶力及び不平衡力を示す
もので、直列5気筒エンジンに於て避けることのできな
い往復部残留偶力が第9図に於てRにより示されてい
る。尚、第11図及び第12図、カウンタウェイトがそれぞ
れ対応するクランクピンの延長線上に設けられた場合の
不平衡偶力及び不平衡力を示すベクトル図である。
示された実施例に於ける不平衡偶力及び不平衡力を示す
もので、直列5気筒エンジンに於て避けることのできな
い往復部残留偶力が第9図に於てRにより示されてい
る。尚、第11図及び第12図、カウンタウェイトがそれぞ
れ対応するクランクピンの延長線上に設けられた場合の
不平衡偶力及び不平衡力を示すベクトル図である。
第1図及び第2図は本考案に基づくクランク軸の第1の
実施例を示すダイヤグラム図である。尚、第6図及び第
7図に対応する部分には同様の符号を付しその詳しい説
明を省略する。
実施例を示すダイヤグラム図である。尚、第6図及び第
7図に対応する部分には同様の符号を付しその詳しい説
明を省略する。
本実施例によれば、各クランクピンにはそれぞれ前後一
対のカウンタウェイトが設けられており、第2ジャーナ
ル4及び第5ジャーナル10を挟む各一対のカウンタウェ
イト15、16及び21、22が、対応するクランクピンの延長
線上に位置しているのに対して、第3ジャーナル6及び
第4ジャーナル8を挟む各一対のカウンタウェイト17、
18及び19、20はそれぞれ対応するクランクピンの延長線
よりも互いに近接する角度位置を占めている。従って、
隣接するクランクピンの角度位置が比較的近いことから
比較的大きな慣性荷重を受ける第3及び第4ジャーナル
6、8に加わる慣性力が軽減される。
対のカウンタウェイトが設けられており、第2ジャーナ
ル4及び第5ジャーナル10を挟む各一対のカウンタウェ
イト15、16及び21、22が、対応するクランクピンの延長
線上に位置しているのに対して、第3ジャーナル6及び
第4ジャーナル8を挟む各一対のカウンタウェイト17、
18及び19、20はそれぞれ対応するクランクピンの延長線
よりも互いに近接する角度位置を占めている。従って、
隣接するクランクピンの角度位置が比較的近いことから
比較的大きな慣性荷重を受ける第3及び第4ジャーナル
6、8に加わる慣性力が軽減される。
更に、カウンタウェイト17〜20の角度位置をオフセット
させたことにより、系全体の不釣合偶力を低減するため
には最外端のカウンタウェイト14、23を、図示されてい
るように、対応するクランクピンの延長線方向に対して
互いに近接する位置に設けることが必要となる。従っ
て、最外端に位置する両カウンタウェイト14、23が、第
1図に最も良く示されるように比較的近接した角度位置
を占めることとなり、クランク軸単体のダイナミックバ
ランスを取るために最外端のカウンタウェイトを適宜切
除した場合に、与えられた切除量に対して大きな慣性2
次モーメントの修正量を得ることができ、クランク軸の
ダイナミックバランスを取る際の生産管理上の問題を軽
減することができる。
させたことにより、系全体の不釣合偶力を低減するため
には最外端のカウンタウェイト14、23を、図示されてい
るように、対応するクランクピンの延長線方向に対して
互いに近接する位置に設けることが必要となる。従っ
て、最外端に位置する両カウンタウェイト14、23が、第
1図に最も良く示されるように比較的近接した角度位置
を占めることとなり、クランク軸単体のダイナミックバ
ランスを取るために最外端のカウンタウェイトを適宜切
除した場合に、与えられた切除量に対して大きな慣性2
次モーメントの修正量を得ることができ、クランク軸の
ダイナミックバランスを取る際の生産管理上の問題を軽
減することができる。
更に、最外端のカウンタウェイトがクランクピンの延長
線方向に対してオフセットされていることにより、第1
及び第6ジャーナル2、12に加わる慣性力を低減すると
いう効果も得られる。
線方向に対してオフセットされていることにより、第1
及び第6ジャーナル2、12に加わる慣性力を低減すると
いう効果も得られる。
本発明を何ら限定するものではないが、本実施例に於い
て用いられる実用的なカウンタの重心位置としては、第
1クランクピン3の位置を基準とした場合に、 第1カウンタウェイト14:144°〜180° 第2カウンタウェイト15:180° 第3カウンタウェイト16: 36° 第4カウンタウェイト17: 0°〜36° 第5カウンタウェイト18:324°〜360° 第6カウンタウェイト19:288°〜324° 第7カウンタウェイト20:252°〜288° 第8カウンタウェイト21:252° 第9カウンタウェイト22:108° 第10カウンタウェイト23:144°〜180° と定めるのが好ましい。
て用いられる実用的なカウンタの重心位置としては、第
1クランクピン3の位置を基準とした場合に、 第1カウンタウェイト14:144°〜180° 第2カウンタウェイト15:180° 第3カウンタウェイト16: 36° 第4カウンタウェイト17: 0°〜36° 第5カウンタウェイト18:324°〜360° 第6カウンタウェイト19:288°〜324° 第7カウンタウェイト20:252°〜288° 第8カウンタウェイト21:252° 第9カウンタウェイト22:108° 第10カウンタウェイト23:144°〜180° と定めるのが好ましい。
第3図及び第4図は、第1図及び第2図に示された実施
例に於ける不平衡偶力及び不平衡力を示すベクトル図で
あって、残留不平衡偶力が第3図於てRにより示されて
いる。
例に於ける不平衡偶力及び不平衡力を示すベクトル図で
あって、残留不平衡偶力が第3図於てRにより示されて
いる。
第5図及び第6図は本考案の第2の実施例を示す第1図
及び第2図と同様の図である。同じく前記実施例に対応
する部分には同様の符号を付しその詳しい説明を省略す
る。本実施例の場合、第3クランクピンには前後一対の
カウンタウェイト18、19が設けられているが、第1クラ
ンクピン及び第5クランクピンには外端側にのみカウン
タウェイト14、23が設けられ、第2クランクピン及び第
4クランクピンには、第3クランクピンに近接する位置
にのみカウンタウェイトが設けられている点に於いて前
記実施例と異る。本実施例も作用効果の点に於いて前記
第1の実施例と略同様である。
及び第2図と同様の図である。同じく前記実施例に対応
する部分には同様の符号を付しその詳しい説明を省略す
る。本実施例の場合、第3クランクピンには前後一対の
カウンタウェイト18、19が設けられているが、第1クラ
ンクピン及び第5クランクピンには外端側にのみカウン
タウェイト14、23が設けられ、第2クランクピン及び第
4クランクピンには、第3クランクピンに近接する位置
にのみカウンタウェイトが設けられている点に於いて前
記実施例と異る。本実施例も作用効果の点に於いて前記
第1の実施例と略同様である。
[考案の効果] このように本考案によれば、クランク軸の慣性軸受負荷
を軽減することができ、しかもクランク軸のダイナミッ
クバランスを容易に取ることができ、その効果は極めて
大である。
を軽減することができ、しかもクランク軸のダイナミッ
クバランスを容易に取ることができ、その効果は極めて
大である。
第1図及び第2図は本考案に基づく直列5気筒エンジン
用クランク軸を軸線方向及び横方向から見たダイヤグラ
ム図である。 第3図及び第4図は、第1図及び第2図に示された実施
例の不平衡偶力及び不平衡力を示すベクトル図である。 第5図及び第6図は本考案の第2の実施例を示す第7図
及び第8図と同様の図である。 第7図及び第8図は従来技術に基づく直列5気筒エンジ
ン用クランク軸を示す第1図及び第2図と同様の図であ
る。 第9図及び第10図は、第7図及び第8図に示された公知
クランク軸に於ける不平衡偶力及び不平衡力を示すベク
トル図である。 第11図及び第12図はカウンタウェイトをクランクピンの
延長線上に設けた通常の公知直列5気筒エンジン用クラ
ンク軸に於ける不平衡偶力及び不平衡力を示すベクトル
図である。 1…プーリ 2、4、6、8、10、12…ジャーナル 3、5、7、9、11…クランクピン 13…フライホイール 14〜23…カウンタウェイト
用クランク軸を軸線方向及び横方向から見たダイヤグラ
ム図である。 第3図及び第4図は、第1図及び第2図に示された実施
例の不平衡偶力及び不平衡力を示すベクトル図である。 第5図及び第6図は本考案の第2の実施例を示す第7図
及び第8図と同様の図である。 第7図及び第8図は従来技術に基づく直列5気筒エンジ
ン用クランク軸を示す第1図及び第2図と同様の図であ
る。 第9図及び第10図は、第7図及び第8図に示された公知
クランク軸に於ける不平衡偶力及び不平衡力を示すベク
トル図である。 第11図及び第12図はカウンタウェイトをクランクピンの
延長線上に設けた通常の公知直列5気筒エンジン用クラ
ンク軸に於ける不平衡偶力及び不平衡力を示すベクトル
図である。 1…プーリ 2、4、6、8、10、12…ジャーナル 3、5、7、9、11…クランクピン 13…フライホイール 14〜23…カウンタウェイト
Claims (1)
- 【請求項1】第1−2−4−5−3気筒の点火順序を有
する直列5気筒エンジン用クランク軸であって、 第2クランクピンと第3クランクピンとの間のジャーナ
ルを挟むカウンタウェイトの重心を、それぞれ第2クラ
ンクピンと第3クランクピンの延長方向よりも互いに近
接する角度位置に定め、 第3クランクピンと第4クランクピンとの間のジャーナ
ルを挟むカウンタウェイトの重心を、それぞれ第3クラ
ンクピンと第4クランクピンの延長方向よりも互いに近
接する角度位置に定め、 更に、第1クランクピン及び第5クランクピンに対応す
るように設けられた最外端のカウンタウェイトを、それ
ぞれ第1及び第5クランクピンの延長方向よりも互いに
近接する角度位置に定めたことを特徴とするクランク
軸。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10679789U JPH0640993Y2 (ja) | 1989-09-12 | 1989-09-12 | 直列5気筒エンジン用クランク軸 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10679789U JPH0640993Y2 (ja) | 1989-09-12 | 1989-09-12 | 直列5気筒エンジン用クランク軸 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0346040U JPH0346040U (ja) | 1991-04-26 |
JPH0640993Y2 true JPH0640993Y2 (ja) | 1994-10-26 |
Family
ID=31655519
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10679789U Expired - Fee Related JPH0640993Y2 (ja) | 1989-09-12 | 1989-09-12 | 直列5気筒エンジン用クランク軸 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0640993Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007186075A (ja) * | 2006-01-13 | 2007-07-26 | Marui:Kk | 自転車用サドル |
-
1989
- 1989-09-12 JP JP10679789U patent/JPH0640993Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0346040U (ja) | 1991-04-26 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |