JPH064090U - 引箔ロッドに対する箔糸供給装置 - Google Patents
引箔ロッドに対する箔糸供給装置Info
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- JPH064090U JPH064090U JP4581192U JP4581192U JPH064090U JP H064090 U JPH064090 U JP H064090U JP 4581192 U JP4581192 U JP 4581192U JP 4581192 U JP4581192 U JP 4581192U JP H064090 U JPH064090 U JP H064090U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】引箔ロッドに、その側方部の上方に設置した箔
糸繰り出しローラー付きの箔糸支持台上に支持した箔糸
を、箔糸供給揺動アームによって先端部をつかんで引っ
張っていくことにより供給する際に、箔糸の後部が屈曲
せず、全体がほぼ真っ直に延びるようにする。 【構成】箔糸供給揺動アーム36による箔糸11の先端
部の引箔ロッド16への供給時に、箔糸繰り出しローラ
ー26付きの箔糸支持台21を、箔糸供給揺動アーム3
6とは逆の反引箔ロッド方向に横動させて、箔糸繰り出
しローラー26対との摩擦により、該箔糸繰り出しロー
ラー26対を離れる前の箔糸11部に後方への引っ張り
力が作用するようにする。
糸繰り出しローラー付きの箔糸支持台上に支持した箔糸
を、箔糸供給揺動アームによって先端部をつかんで引っ
張っていくことにより供給する際に、箔糸の後部が屈曲
せず、全体がほぼ真っ直に延びるようにする。 【構成】箔糸供給揺動アーム36による箔糸11の先端
部の引箔ロッド16への供給時に、箔糸繰り出しローラ
ー26付きの箔糸支持台21を、箔糸供給揺動アーム3
6とは逆の反引箔ロッド方向に横動させて、箔糸繰り出
しローラー26対との摩擦により、該箔糸繰り出しロー
ラー26対を離れる前の箔糸11部に後方への引っ張り
力が作用するようにする。
Description
【0001】
この考案は、先端部に糸つかみを有する引箔ロッド(へら)の糸受取部(おさ の一側部近傍部)の側方(横方向)の上方部に設けた、それぞれ引箔ロッドの移 動方向すなわち横方向(箔糸の横入れ方向)に延びるとともにおさの移動方向す なわち縦方向(おさ打ち方向)に並列した箔糸(切箔糸)群を緊張状態で支持す る箔糸支持台と、箔糸支持台の引箔ロッド側(引箔ロッドに近い側)の部位に付 設した、箔糸の先端部を箔糸支持台の引箔ロッドの糸受取部側の側部に近接する 糸引渡部に繰り出す箔糸繰り出しローラー対と、先端部に糸つかみを有するとと もに箔糸支持台の下方の引箔ロッドの糸受取部の側方部に、先端部の糸つかみが 糸引渡部と引箔ロッドの糸受取部に臨むように引箔ロッドの往復動方向において 揺動可能に枢支した箔糸供給揺動アームとからなる、引箔ロッドに対する箔糸供 給装置の改良に関するものである。
【0002】
上記の箔糸供給装置においては、箔糸支持台上に支持した箔糸群のうちおさの 移動方向において最端部のものの先端部を箔糸繰り出しローラー対を介して、箔 糸支持台の引箔ロッド側の側部に近接する糸引渡部に繰り出した後、箔糸供給揺 動アームを箔糸支持台側に揺動させて、その先端部の糸つかみを開放状態で糸引 渡部に臨ませ、この後糸つかみの閉鎖により箔糸の先端部を把持し、次いで箔糸 繰り出しローラー対の不作動状態で(この際箔糸繰り出しローラー対は必要に応 じてそのニップ圧力を減少する)、箔糸供給揺動アームを引箔ロッドの糸受取部 側に揺動して、糸つかみを引箔ロッドの糸受取部に臨ませた後、開放状態の引箔 ロッドの糸つかみを閉鎖する一方、箔糸供給揺動アームの糸つかみを開放して、 箔糸の先端部を引箔ロッドの糸つかみに引き渡すという操作で、順次各箔糸を引 箔ロッドに供給する。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】 この箔糸供給装置では、箔糸供給揺動アームの箔糸支持台側から引箔ロッドの 糸受取部側への揺動によって、箔糸の先端部を引箔ロッドに供給する際に、箔糸 は箔糸繰り出しローラー対によって摩擦抵抗を受けながら先方側へ引っ張られて 箔糸支持台から引き出されていくため、その後端が箔糸繰り出しローラー対を離 れてフリーになると、先方への引っ張り力によって箔糸の後端が先方側に向かっ て移動し、これにより後部が屈曲(カール)する形になるので、特にこの部分に らでん箔部と非らでん箔部、厚肉部と薄肉部あるいは重量部と軽量部などのよう な二以上の異質の箔部が存在する場合には、これらの境界部近傍で箔に折り傷が ついたり、箔が剥落したりなどの箔糸を損傷させる不都合が生じるという問題が ある。
【0004】 この考案は上記のような問題に鑑み、箔糸供給揺動アームの箔糸支持台側から 引箔ロッドの糸受取部側への揺動を介して箔糸の先端部を引箔ロッドに供給する 際に、箔糸がその全長に渡ってほぼ箔糸の横入れ方向に真っ直に延びた状態で移 送されるようにすることを主要な目的としている。
【0005】
この考案によれば上記の目的は、当初に述べたような箔糸供給装置において、 箔糸支持台を箔糸繰り出しローラー対とともに、反引箔ロッド方向(引箔ロッド から遠ざかる方向)に移動(横動)可能に構成し、箔糸供給揺動アームの箔糸支 持台側から引箔ロッド側への揺動持に、反引箔ロッド方向に移動させることによ って達成する。
【0006】
この考案においては、箔糸を箔糸供給揺動アームを介して箔糸支持台から引箔 ロッドに供給する際に、箔糸支持台の箔糸は、先方に引っ張られる一方において 、箔糸支持台とともに箔糸供給揺動アームとは逆方向に移動する箔糸繰り出しロ ーラー対との摩擦により反引き出し方向の力、すなわち後方への引っ張り力を受 ける。このため箔糸の後端が箔糸繰り出しローラー対を離れても、後部は先方側 には屈曲せず、横方向にほぼ真っ直に延びた状態で供給されていく。
【0007】
この考案は例えば図示に略示するような態様で実施することができる。
【0008】 図示した例では、引箔ロッド16の糸受取部18の側方部(図面では左方部) の上方に設置した箔糸支持台21は、基台22と、基台22上におさ打ち方向( 図1において上から下)に延びるガイド24を介して同方向に移動可能に支持し た箔糸支持テーブル23と、基台22上に箔糸支持テーブル23から反引箔ロッ ド側(図面では左側)に間隔をおいて設置した箔糸端部送りベルト25とからな っており、箔糸支持テーブル23の引箔ロッド側(図面では右側)の側部には、 図示しない電動駆動機構を介して駆動される上下一対のゴム製の箔糸繰り出しロ ーラー26が付設されている。
【0009】 箔糸支持テーブル23は、基台22上におさ打ち方向に延びるように設置する とともに図示しない電動駆動機構を介して同方向に間欠的に箔糸幅対応量ずつ移 動可能なテーブル送りベルト27の一部に固定されており、これによっておさ打 ち方向に間欠的に箔糸幅対応量ずつ進行させることができる。又箔糸端部送りベ ルト25も図示しない電動駆動機構を介して箔糸支持テーブル23と同期してお さ打ち方向に同量ずつ移動するようになっている。この箔糸支持台21には、箔 糸11群は、箔糸繰り出しローラー26対による切断先端部の挟持と未切断後端 部の箔糸端部送りベルト25に対する粘着テープ等による固定及び箔糸支持テー ブル23による中間部の支持とを介して、箔糸11の横入れ方向に延びる状態で 緊張させて支持されるとともに、テーブル送りベルト27と箔糸端部送りベルト 25のおさ打ち方向の同等の送り駆動を介して、おさ打ち方向に箔糸幅対応量ず つ移送される。
【0010】 基台22にはおさ打ち方向の先方側の部分上に、箔糸支持テーブル23と箔糸 端部送りベルト25との間に臨む箔糸切り離し用ディスクカッター28が付設さ れており、テーブル送りベルト27と箔糸端部送りベルト25によっておさ打ち 方向に移送される横入れ直前の各箔糸11の未切断端部を切り離すことができる ようになっている。
【0011】 箔糸支持台21の基台22は、その下方に設置した不動の台座31上に、箔糸 11の横入れ方向に延びるガイド32に沿ってその延在方向に移動可能に支持さ れているとともに、その反引箔ロッド側の側方に設置した電動機34駆動のクラ ンク機構33に、反引箔ロッド側において往復動的に横動可能に連結されており 、これにより箔糸支持台21はこれに付設の箔糸繰り出しローラー26対ととも に、反引箔ロッド方向に移動可能である。
【0012】 さらに先端部に開閉式の糸つかみ37(詳細は図示せず)を有する箔糸供給揺 動アーム36は、引箔ロッド16の糸受取部18の側方部でかつ箔糸支持台21 に付設した箔糸繰り出しローラー26対の下方部に、おさ打ち方向に延びる支軸 38を介して、引箔ロッド16の移動方向において上下に揺動可能に支持されて おり、これによって先端部の糸つかみ37は、引箔ロッド16の糸受取部18に 臨む位置と、箔糸支持台21が台座31上において原点(常態)の引箔ロッド1 6の糸受取部側の極限位置に位置する際に箔糸繰り出しローラー26対の箔糸繰 り出し部に近接する糸受渡部29に臨む位置との間を移動可能になっている。
【0013】 この図示例は、一般には、クランク機構33により箔糸保持台21を台座31 上において引箔ロッド16の糸受取部側の極限位置の原点に位置させた状態で、 まずテーブル送りベルト27、従って箔糸支持台21の箔糸支持テーブル23と 箔糸端部送りベルト25をおさ打ち方向に箔糸幅対応量移動して、おさ打ち方向 において最前部の箔糸11の未切断端をディスクカッター28により切断すると ともに、箔糸繰り出しローラー26対を介して切り離した箔糸11の先端部を糸 受渡部29まで繰り出す。
【0014】 次いで箔糸供給揺動アーム36を、糸つかみ37の開口状態で糸受渡部29ま で揺動させた後閉口して、糸つかみ37で箔糸11の先端部を把持した後、糸つ かみ17が開口状態の引箔ロッド16の糸受取部18に向かって揺動させると同 時に、台座31上の箔糸繰り出しローラー26対付きの箔糸支持台21をクラン ク機構33によって、箔糸供給揺動アーム36とは逆方向の引箔ロッド16の糸 受取部18から遠ざかる方向に向かって移動させる。これにより箔糸支持台21 上の箔糸11は箔糸供給揺動アーム36による先方への引っ張り力を受けると同 時に、箔糸繰り出しローラー26対との摩擦接触を介して後方への引っ張り力を 受ける。このため箔糸11の後端が箔糸繰り出しローラー26対を離脱して全体 がフリーな状態になっても、箔糸11は横方向にほぼ真っ直に延ばされた状態で 、引箔ロッド16に向かって移送されとともに、このような状態で先端部が引箔 ロッド16の糸つかみ17に引き渡される形になる。
【0015】 この考案はこのほか、例えば箔糸繰り出しローラー対を付設した箔糸支持台を 送りねじ機構を介して横動可能に構成するなど、種々の形態で実施することがで きる。
【0016】
上記から明らかなように、この考案の箔糸供給装置によれば、箔糸をその横入 れ方向にほぼ真っ直ぐに延びた状態で引箔ロッドに供給することができる。従っ て引箔ロッドには、箔折れや箔の剥離などがない無傷の箔糸が供給されるので、 高品質の箔入り織物を製織することができる。
【図1】この考案に係る箔糸供給装置の一実施例の要部
の概略平面図である。
の概略平面図である。
【図2】図1に示す実施例の要部の概略正面図である。
11 箔糸 16 引箔ロッド 17 糸つかみ 18 糸受取部 21 箔糸支持台 22 基台 23 箔糸支持テーブル 25 箔糸端部送りベルト 26 箔糸繰り出しローラー 27 テーブル送りベルト 29 糸受渡部 31 台座 33 クランク機構 36 箔糸供給揺動アーム 37 糸つかみ 38 支軸
Claims (1)
- 【請求項1】先端部に糸つかみを有する引箔ロッドの糸
受取部の側方の上方部に設けた、それぞれ引箔ロッドの
移動方向に延びるとともにおさの移動方向に並列した箔
糸群を緊張状態で支持する箔糸支持台と、箔糸支持台の
引箔ロッド側の部位に付設した、箔糸の先端部を箔糸支
持台の引箔ロッド側の側部に近接する糸引渡部に繰り出
す箔糸繰り出しローラー対と、先端部に糸つかみを有す
るとともに箔糸支持台の下方の引箔ロッドの糸受取部の
側方部に、先端部の糸つかみが箔糸支持台に近接する糸
引渡部と引箔ロッドの糸受取部に臨むように引箔ロッド
の移動方向において揺動可能に枢支した箔糸供給揺動ア
ームとからなる引箔ロッドに対する箔糸供給装置であっ
て、箔糸支持台を箔糸繰り出しローラー対とともに、反
引箔ロッド方向に横動可能に構成し、箔糸供給揺動アー
ムの箔糸支持台側から引箔ロッド側への揺動時に、反引
箔ロッド方向に移動させることを特徴とする箔糸供給装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4581192U JPH064090U (ja) | 1992-06-08 | 1992-06-08 | 引箔ロッドに対する箔糸供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4581192U JPH064090U (ja) | 1992-06-08 | 1992-06-08 | 引箔ロッドに対する箔糸供給装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH064090U true JPH064090U (ja) | 1994-01-18 |
Family
ID=12729643
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4581192U Pending JPH064090U (ja) | 1992-06-08 | 1992-06-08 | 引箔ロッドに対する箔糸供給装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH064090U (ja) |
-
1992
- 1992-06-08 JP JP4581192U patent/JPH064090U/ja active Pending
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