JPH0640769B2 - 育苗箱用条播装置 - Google Patents
育苗箱用条播装置Info
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- JPH0640769B2 JPH0640769B2 JP61033377A JP3337786A JPH0640769B2 JP H0640769 B2 JPH0640769 B2 JP H0640769B2 JP 61033377 A JP61033377 A JP 61033377A JP 3337786 A JP3337786 A JP 3337786A JP H0640769 B2 JPH0640769 B2 JP H0640769B2
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- JP
- Japan
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- feeding roll
- grain
- roll
- horizontal axis
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Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、育苗箱に条播する装置に係るものである。
（従来技術） 従来公知の、特公昭６０−１９６１０４号公報には、種
籾供給ホッパーの下部に倒ハ状の流穀板を設けて漏斗を
形成し、一方の流穀板は短かく他方の流穀板は長く形成
し、長い流穀板の下端は大径であり左右方向の横軸繰出
ロールの回転上昇側の上下中間位置の外周面に接近さ
せ、該繰出ロールの外周面には多数の円型凹部を所望の
間隔において縦横並設して全周に形成し、前記繰出ロー
ルの外周面には円型凹部の中心を通るように環状スリッ
トを設け、スリットにはナイフを嵌合させ、前記横軸繰
出ロールの直上位置には該ロールとの接触部において反
対回転する回転ブラシを設け、前記横軸繰出ロールの回
転下降側の側面には種籾誘導ガイドを当接した育苗箱に
点播する装置について記載されている。点播とは、１粒
または２粒ずつ、所定間隔を置いて播種する装置であ
る。
籾供給ホッパーの下部に倒ハ状の流穀板を設けて漏斗を
形成し、一方の流穀板は短かく他方の流穀板は長く形成
し、長い流穀板の下端は大径であり左右方向の横軸繰出
ロールの回転上昇側の上下中間位置の外周面に接近さ
せ、該繰出ロールの外周面には多数の円型凹部を所望の
間隔において縦横並設して全周に形成し、前記繰出ロー
ルの外周面には円型凹部の中心を通るように環状スリッ
トを設け、スリットにはナイフを嵌合させ、前記横軸繰
出ロールの直上位置には該ロールとの接触部において反
対回転する回転ブラシを設け、前記横軸繰出ロールの回
転下降側の側面には種籾誘導ガイドを当接した育苗箱に
点播する装置について記載されている。点播とは、１粒
または２粒ずつ、所定間隔を置いて播種する装置であ
る。
また、従来公知の、実開昭５３−１２３０１２号公報に
は、種籾供給ホッパーの下部に倒ハ状の流穀板を設けて
漏斗を形成し、流穀板は同長とし、横軸繰出ロールの外
周面には母線方向に平行な横溝状凹部を所望の間隔をお
いて全周に形成し、もって前後方向に移送される育苗箱
に対して左右方向に条播できる装置について記載されて
いる。
は、種籾供給ホッパーの下部に倒ハ状の流穀板を設けて
漏斗を形成し、流穀板は同長とし、横軸繰出ロールの外
周面には母線方向に平行な横溝状凹部を所望の間隔をお
いて全周に形成し、もって前後方向に移送される育苗箱
に対して左右方向に条播できる装置について記載されて
いる。
また、従来公知の、実公昭５３−２３６２９号公報に
は、種籾供給ホッパーの下部に倒ハ状の流穀板を設けて
漏斗を形成し、流穀板は同長とし、流穀板の下端に小径
の横軸繰出ロールを設け、横軸繰出ロールの外周面には
多数の円型凹部を所望の間隔をおいて全周に形成し、前
記繰出ロールの回転下降側の側面には種籾誘導ガイドを
当接し、前記繰出ロールの下方位置には左右方向に長い
籾ガイドを設け、該籾ガイドには左右方向に分割落下口
を形成し、前記繰出ロールにより前後方向の条播をなす
育苗箱用条播装置について記載されている。
は、種籾供給ホッパーの下部に倒ハ状の流穀板を設けて
漏斗を形成し、流穀板は同長とし、流穀板の下端に小径
の横軸繰出ロールを設け、横軸繰出ロールの外周面には
多数の円型凹部を所望の間隔をおいて全周に形成し、前
記繰出ロールの回転下降側の側面には種籾誘導ガイドを
当接し、前記繰出ロールの下方位置には左右方向に長い
籾ガイドを設け、該籾ガイドには左右方向に分割落下口
を形成し、前記繰出ロールにより前後方向の条播をなす
育苗箱用条播装置について記載されている。
（発明が解決しようとする課題） 従来から、育苗箱に対して前後方向に条播が出来るよう
にしたものは、育苗箱用条播装置として一般に市販され
ている。公知の育苗箱用条播装置は、育苗箱内の土の表
面に、溝付ロールで前後方向の凹溝を付け、該凹溝内に
種籾を落下させる方法であった。この公知例は、作用の
面は問題はなかったが、コストの面で問題があったの
で、当業者は、更に安価な条播装置の工夫をした。
にしたものは、育苗箱用条播装置として一般に市販され
ている。公知の育苗箱用条播装置は、育苗箱内の土の表
面に、溝付ロールで前後方向の凹溝を付け、該凹溝内に
種籾を落下させる方法であった。この公知例は、作用の
面は問題はなかったが、コストの面で問題があったの
で、当業者は、更に安価な条播装置の工夫をした。
最初に工夫された育苗箱用条播装置は、実公昭５３−２
３６２９号公報記載のものであり、溝付ロールで前後方
向の凹溝を付けることはしないで、横軸繰出ロールによ
りいきなり種籾を繰出し、繰出ロールの下方位置に設け
た左右方向に分割落下口を有する籾ガイドを通して播種
するようにしたものである。この考案は、商品化されな
かった。原因は、部分的に欠株といって、種子の播かれ
ないところができて、美麗な条播にならなかったからで
ある。注意してみると、繰出ロールの円型凹部に種子の
嵌合しないところがあった。
３６２９号公報記載のものであり、溝付ロールで前後方
向の凹溝を付けることはしないで、横軸繰出ロールによ
りいきなり種籾を繰出し、繰出ロールの下方位置に設け
た左右方向に分割落下口を有する籾ガイドを通して播種
するようにしたものである。この考案は、商品化されな
かった。原因は、部分的に欠株といって、種子の播かれ
ないところができて、美麗な条播にならなかったからで
ある。注意してみると、繰出ロールの円型凹部に種子の
嵌合しないところがあった。
繰出ロールの円型凹部に種子が嵌合しないという問題
は、特公昭６０−１９６１０４号公報のように、繰出ロ
ールを大径にして、ホッパーの漏斗の流穀板を、繰出ロ
ールの回転上昇側の上下中間位置の外周面に接近させる
と解決できる。この構成にすると、大径の繰出ロールを
上昇するとき円型凹部に種子が嵌合するので、嵌合時間
が長いから、嵌合洩れはなくなる。しかし、この発明も
商品化はされていない。
は、特公昭６０−１９６１０４号公報のように、繰出ロ
ールを大径にして、ホッパーの漏斗の流穀板を、繰出ロ
ールの回転上昇側の上下中間位置の外周面に接近させる
と解決できる。この構成にすると、大径の繰出ロールを
上昇するとき円型凹部に種子が嵌合するので、嵌合時間
が長いから、嵌合洩れはなくなる。しかし、この発明も
商品化はされていない。
それは、特公昭６０−１９６１０４号公報の繰出ロール
のように、外周面に無数の円型凹部を形成した構造で
は、これを合成樹脂の射出成形で形成するときは、円型
凹部の数だけ押し型を必要とし、安価にはできない。そ
のため、この発明の実施例では、凹部の数だけ繰出ロー
ルを分割して円柱凹部を形成しているが、これでは安価
に出来ないので、商品化されてない。
のように、外周面に無数の円型凹部を形成した構造で
は、これを合成樹脂の射出成形で形成するときは、円型
凹部の数だけ押し型を必要とし、安価にはできない。そ
のため、この発明の実施例では、凹部の数だけ繰出ロー
ルを分割して円柱凹部を形成しているが、これでは安価
に出来ないので、商品化されてない。
この点、実開昭５３−１２３０１２号公報に記載された
繰出ロールは、横溝凹部であるから射出成形の抜き型は
数個でよく、押出成形によるときは一個の型で出来るの
で、非常に安価にできる。この横溝凹部の繰出ロール
は、前記したように、育苗箱に対して、左右方向に条播
するように考案されたものであるが、この条播ロール
で、前方向の条播ができないかと工夫したのが本発明で
ある。
繰出ロールは、横溝凹部であるから射出成形の抜き型は
数個でよく、押出成形によるときは一個の型で出来るの
で、非常に安価にできる。この横溝凹部の繰出ロール
は、前記したように、育苗箱に対して、左右方向に条播
するように考案されたものであるが、この条播ロール
で、前方向の条播ができないかと工夫したのが本発明で
ある。
（発明の目的） 左右方向に条播する横溝式繰出ロールにより前後方向の
条播をするようにして、構造簡単、コスト低廉の条播装
置を得る。
条播をするようにして、構造簡単、コスト低廉の条播装
置を得る。
（課題を解決するための手段） よって、本発明は、種籾供給ホッパー１の下部に倒ハ状
の流穀板２、３を設けて漏斗４を形成し、一方の流穀板
２は短かく他方の流穀板３は長く形成し、該流穀板３の
下端５は大径であり左右方向の横軸繰出ロール６の回転
上昇側の上下中間位置の外周面に接近させ、該横軸繰出
ロール６の外周面には母線方向に平行な横溝状凹部７を
所望の間隔をおいて全周に形成し、前記横軸繰出ロール
６の外周面には左右方向に所望の間隔をおいて環状スリ
ット８を設け、該スリット８の深さは前記横溝状凹部７
の深さよりも若干深く形成し、各スリット８にはナイフ
９を嵌合させ、前記横軸繰出ロール６の直上位置には該
ロール６との接触部において反対回転する回転ブラシ１
０を設け、前記横軸繰出ロール６の回転下降側の側面に
は種籾誘導ガイドを当接し、前記横軸繰出ロール６の下
方位置には左右方向に長い籾ガイド２２を設け、該籾ガ
イド２２には左右方向に分割落下口２３を形成し、もっ
て前後方向に移送される育苗箱２５に対して左右方向に
形成した横溝状凹部７を有する前軸繰出ロール６により
前後方向の条播をなす育苗箱用条播装置としたものであ
る。
の流穀板２、３を設けて漏斗４を形成し、一方の流穀板
２は短かく他方の流穀板３は長く形成し、該流穀板３の
下端５は大径であり左右方向の横軸繰出ロール６の回転
上昇側の上下中間位置の外周面に接近させ、該横軸繰出
ロール６の外周面には母線方向に平行な横溝状凹部７を
所望の間隔をおいて全周に形成し、前記横軸繰出ロール
６の外周面には左右方向に所望の間隔をおいて環状スリ
ット８を設け、該スリット８の深さは前記横溝状凹部７
の深さよりも若干深く形成し、各スリット８にはナイフ
９を嵌合させ、前記横軸繰出ロール６の直上位置には該
ロール６との接触部において反対回転する回転ブラシ１
０を設け、前記横軸繰出ロール６の回転下降側の側面に
は種籾誘導ガイドを当接し、前記横軸繰出ロール６の下
方位置には左右方向に長い籾ガイド２２を設け、該籾ガ
イド２２には左右方向に分割落下口２３を形成し、もっ
て前後方向に移送される育苗箱２５に対して左右方向に
形成した横溝状凹部７を有する前軸繰出ロール６により
前後方向の条播をなす育苗箱用条播装置としたものであ
る。
（実施例） 本発明の一実施例を図面により説明すると、１は種籾供
給ホッパーで、種籾供給ホッパー１の下部には倒ハ状の
流穀板２、３を設けて漏斗４を形成する。流穀板２は一
方は短かく、他方は長く形成しする。
給ホッパーで、種籾供給ホッパー１の下部には倒ハ状の
流穀板２、３を設けて漏斗４を形成する。流穀板２は一
方は短かく、他方は長く形成しする。
流穀板３の下端は、横軸繰出ロール６の回転上昇側の上
下中間位置の外周面に当接する。横軸繰出ロール６は、
通常の横軸繰出ロール６よりも大径に形成される。
下中間位置の外周面に当接する。横軸繰出ロール６は、
通常の横軸繰出ロール６よりも大径に形成される。
横軸繰出ロール６の外周面には母線方向と平行な横溝状
凹部７を所望の間隔をおいて全周に形成する。又、左右
方向に所望の間隔をおいてスリット８を全周に設ける。
スリット８の深さは横溝状凹部７よりも若干深く形成
し、各スリット８にはナイフ９の先端を嵌合させる。
凹部７を所望の間隔をおいて全周に形成する。又、左右
方向に所望の間隔をおいてスリット８を全周に設ける。
スリット８の深さは横溝状凹部７よりも若干深く形成
し、各スリット８にはナイフ９の先端を嵌合させる。
横軸繰出ロール６の直上位置にロール６に対して反対回
転する回転ブラシ１０を設ける。回転ブラシ１０は種籾
１１を均平にする作用と芒付種籾１２を取出す作用を奏
する。
転する回転ブラシ１０を設ける。回転ブラシ１０は種籾
１１を均平にする作用と芒付種籾１２を取出す作用を奏
する。
横軸繰出ロール６の側面には、誘導体であるエンドレス
のゴム膜１３を当接する。ゴム膜１３は横溝状凹部７に
嵌合した種籾１１を上方位置から下方位置まで誘導する
作用を奏する。１４は上部案内ロール、１５は下部案内
ロール、１６、１７は押圧ロールで、バネにより横軸繰
出ロール６に圧着させる。１８は上部中間に設けたテン
ションプーリーで、上部案内ロール１４とテンションプ
ーリー１８との間に流下部１９を形成する。
のゴム膜１３を当接する。ゴム膜１３は横溝状凹部７に
嵌合した種籾１１を上方位置から下方位置まで誘導する
作用を奏する。１４は上部案内ロール、１５は下部案内
ロール、１６、１７は押圧ロールで、バネにより横軸繰
出ロール６に圧着させる。１８は上部中間に設けたテン
ションプーリーで、上部案内ロール１４とテンションプ
ーリー１８との間に流下部１９を形成する。
２０は流下部１９を流れて落ちる芒付種籾１２の受箱で
ある。
ある。
横軸繰出ロール６の下方位置には平行リンク２１機構に
より取付けられている上下動する籾ガイド２２を設け
る。籾ガイド２２は左右方向に１８〜２２個の分割落下
口２３を有する。２４は育苗箱移送台、２５は育苗箱で
ある。
より取付けられている上下動する籾ガイド２２を設け
る。籾ガイド２２は左右方向に１８〜２２個の分割落下
口２３を有する。２４は育苗箱移送台、２５は育苗箱で
ある。
（作用） 次に作用を述べる。
種籾供給ホッパー１に種籾１１を投入し、流穀板２と流
穀板３の下端の調節板を所望の位置に調節し、流穀板３
の下端５は、横軸繰出ロール６の回転上昇側の上下中間
位置の外周面に近接させる。横軸繰出ロール６は、通常
の横軸繰出ロール６よりも大径に形成される。
穀板３の下端の調節板を所望の位置に調節し、流穀板３
の下端５は、横軸繰出ロール６の回転上昇側の上下中間
位置の外周面に近接させる。横軸繰出ロール６は、通常
の横軸繰出ロール６よりも大径に形成される。
この状態で、横軸繰出ロール６を第１図で左転させ、回
転ブラシ１０も左転させ、ゴム膜１３を回動させ、育苗
箱移送台２４により育苗箱２５を横移送させると、漏斗
４のうち長い流穀板３上を流下した種籾１１は、大径の
横軸繰出ロール６の回転上昇側の上下中間位置に供給さ
れ、横溝状凹部７に嵌合する。
転ブラシ１０も左転させ、ゴム膜１３を回動させ、育苗
箱移送台２４により育苗箱２５を横移送させると、漏斗
４のうち長い流穀板３上を流下した種籾１１は、大径の
横軸繰出ロール６の回転上昇側の上下中間位置に供給さ
れ、横溝状凹部７に嵌合する。
しかして、横溝状凹部７に嵌合した種籾は、回転上昇側
をそのまま上昇し、回転ブラシ１０の下方に達すると、
過剰種籾１１は戻され、芒付種籾１２は回転ブラシ１０
の先端で引掛けられて上昇し、ゴム膜１３の遠い側の流
下部１９を流下して受箱２０に取出される。
をそのまま上昇し、回転ブラシ１０の下方に達すると、
過剰種籾１１は戻され、芒付種籾１２は回転ブラシ１０
の先端で引掛けられて上昇し、ゴム膜１３の遠い側の流
下部１９を流下して受箱２０に取出される。
回転ブラシ１０により均された種籾１１は、回転ブラシ
１０の下方を通過し、ゴム膜１３によりこぼれることな
く下方迄誘導され、最下点に到達すると籾ガイド２２に
流入する。この籾ガイド２２は、左右方向に１８〜２２
の分割落下口２３が形成されていることと、前記横軸繰
出ロール６の外周面には左右方向に所望の間隔をおいて
環状スリット８を設け、該スリット８の深さは前記横溝
状凹部７の深さよりも若干深く形成し、各スリット８に
はナイフ９を嵌合させてあるので、１８〜２２に分割さ
れて、育苗箱２５に播種される。
１０の下方を通過し、ゴム膜１３によりこぼれることな
く下方迄誘導され、最下点に到達すると籾ガイド２２に
流入する。この籾ガイド２２は、左右方向に１８〜２２
の分割落下口２３が形成されていることと、前記横軸繰
出ロール６の外周面には左右方向に所望の間隔をおいて
環状スリット８を設け、該スリット８の深さは前記横溝
状凹部７の深さよりも若干深く形成し、各スリット８に
はナイフ９を嵌合させてあるので、１８〜２２に分割さ
れて、育苗箱２５に播種される。
したがって、育苗箱２５は横方向に移動しているから、
育苗箱２５の移動方向と平行の条播ができるものであ
る。
育苗箱２５の移動方向と平行の条播ができるものであ
る。
（効果） 前記公知例のうち、実公昭５３−２３６２９号公報に記
載されたものは、部分的に種子の播かれないところがで
きることと、繰出ロールの製造に多大の手間が掛ったの
で商品化されなかった。
載されたものは、部分的に種子の播かれないところがで
きることと、繰出ロールの製造に多大の手間が掛ったの
で商品化されなかった。
この点、特公昭６０−１９６１０４号公報に記載された
ものは、繰出ロールは大径であるので欠株の問題は解消
しているが、繰出ロールの製造に多大の手間が掛かる問
題は解決されず、商品化されなかった。
ものは、繰出ロールは大径であるので欠株の問題は解消
しているが、繰出ロールの製造に多大の手間が掛かる問
題は解決されず、商品化されなかった。
なお、実開昭５３−１２３０１２号公報に記載された繰
出ロールは、横溝凹部であるから抜き型は数個でよく、
押出成形によるときは一個の型で出来るので、非常に安
価にできるので、製造に多大の手間が掛かるという問題
は解決されているが、この横溝凹部の繰出ロールは、育
苗箱に対して左右方向に条播するように考案されたもの
である。
出ロールは、横溝凹部であるから抜き型は数個でよく、
押出成形によるときは一個の型で出来るので、非常に安
価にできるので、製造に多大の手間が掛かるという問題
は解決されているが、この横溝凹部の繰出ロールは、育
苗箱に対して左右方向に条播するように考案されたもの
である。
しかるに、本発明は、種籾供給ホッパー１の下部に倒ハ
状の流穀板２、３を設けた漏斗４を形成し、一方の流穀
板２は短かく他方の流穀板３は長く形成し、該流穀板３
の下端５は大径であり左右方向の横軸繰出ロール６の回
転上昇側の上下中間位置の外周面に接近させ、該横軸繰
出ロール６の外周面には母線方向に平行な横溝状凹部７
を所望の間隔をおいて全周に形成し、前記横軸繰出ロー
ル６の外周面には左右方向に所望の間隔をおいて環状ス
リット８を設け、該スリット８の深さは前記横溝状凹部
７の深さよりも若干深く形成し、各スリット８にはナイ
フ９を嵌合させ、前記横軸繰出ロール６の直上位置には
該ロール６との接触部において反対回転する回転ブラシ
１０を設け、前記横軸繰出ロール６の回転下降側の側面
には種籾誘導ガイドを当接し、前記横軸繰出ロール６の
下方位置には左右方向に長い籾ガイド２２を設け、該籾
ガイド２２には左右方向に分割落下口２３を形成し、も
って前後方向に移送される育苗箱２５に対して左右方向
に形成した横溝状凹部７を有する横軸繰出ロール６によ
り前後方向の条播なす育苗箱用条播装置としたものであ
るから、種籾供給ホッパー１の下部の漏斗４を大径であ
り左右方向の横軸繰出ロール６の回転上昇側の上下中間
位置の外周面に接近させたので、種子の嵌合時間が長く
とれるから欠株を生ずるおそれは解消され、横軸繰出ロ
ール６の外周面には母線方向に平行な横溝状凹部７を所
望の間隔において全周に形成したから場合によっては押
出成形で出来るので安価であり、横軸繰出ロール６の外
周面には左右方向に所望の間隔をおいて環状スリット８
を設け該スリット８の深さは前記横溝状凹部７の深さよ
りも若干深く形成し各スリット８にはナイフ９をを嵌合
させたからナイフ９は種子を掻き出すばかりでなく仕切
板の作用も奏してナイフ９の間で仕切った条播ができ、
横軸繰出ロール６の下方位置には左右方向に長い籾ガイ
ド２２を設け該籾ガイド２２には左右方向に分割落下口
２３を形成したので育苗箱２５に対して左右方向に形成
した横溝状凹部７を有する横軸繰出ロール６により前後
方向の条播ができる効果を奏する。
状の流穀板２、３を設けた漏斗４を形成し、一方の流穀
板２は短かく他方の流穀板３は長く形成し、該流穀板３
の下端５は大径であり左右方向の横軸繰出ロール６の回
転上昇側の上下中間位置の外周面に接近させ、該横軸繰
出ロール６の外周面には母線方向に平行な横溝状凹部７
を所望の間隔をおいて全周に形成し、前記横軸繰出ロー
ル６の外周面には左右方向に所望の間隔をおいて環状ス
リット８を設け、該スリット８の深さは前記横溝状凹部
７の深さよりも若干深く形成し、各スリット８にはナイ
フ９を嵌合させ、前記横軸繰出ロール６の直上位置には
該ロール６との接触部において反対回転する回転ブラシ
１０を設け、前記横軸繰出ロール６の回転下降側の側面
には種籾誘導ガイドを当接し、前記横軸繰出ロール６の
下方位置には左右方向に長い籾ガイド２２を設け、該籾
ガイド２２には左右方向に分割落下口２３を形成し、も
って前後方向に移送される育苗箱２５に対して左右方向
に形成した横溝状凹部７を有する横軸繰出ロール６によ
り前後方向の条播なす育苗箱用条播装置としたものであ
るから、種籾供給ホッパー１の下部の漏斗４を大径であ
り左右方向の横軸繰出ロール６の回転上昇側の上下中間
位置の外周面に接近させたので、種子の嵌合時間が長く
とれるから欠株を生ずるおそれは解消され、横軸繰出ロ
ール６の外周面には母線方向に平行な横溝状凹部７を所
望の間隔において全周に形成したから場合によっては押
出成形で出来るので安価であり、横軸繰出ロール６の外
周面には左右方向に所望の間隔をおいて環状スリット８
を設け該スリット８の深さは前記横溝状凹部７の深さよ
りも若干深く形成し各スリット８にはナイフ９をを嵌合
させたからナイフ９は種子を掻き出すばかりでなく仕切
板の作用も奏してナイフ９の間で仕切った条播ができ、
横軸繰出ロール６の下方位置には左右方向に長い籾ガイ
ド２２を設け該籾ガイド２２には左右方向に分割落下口
２３を形成したので育苗箱２５に対して左右方向に形成
した横溝状凹部７を有する横軸繰出ロール６により前後
方向の条播ができる効果を奏する。
第１図は要部の全体断面図、第２図は要部の拡大断面
図、第３図は籾ガイドの断面図、第４図は横軸繰出ロー
ルの正面図である。 符号の説明 １……種籾供給ホッパー、２……流穀板、３……流穀
板、４……漏斗、５……下端、６……繰出ロール、７…
…条溝、８……スリット、９……ナイフ、１０……回転
ブラシ、１１……種籾、１２……芒付種籾、１３……ゴ
ム膜、１４……上部案内ロール、１５……下部案内ロー
ル、１６……押圧ロール、１７……押圧ロール、１８…
…テンションプーリー、１９……流下部、２０……受
箱、２１……平行リンク、２２……籾ガイド、２３……
分割落下口、２４……育苗箱移送台、２５……育苗箱。
図、第３図は籾ガイドの断面図、第４図は横軸繰出ロー
ルの正面図である。 符号の説明 １……種籾供給ホッパー、２……流穀板、３……流穀
板、４……漏斗、５……下端、６……繰出ロール、７…
…条溝、８……スリット、９……ナイフ、１０……回転
ブラシ、１１……種籾、１２……芒付種籾、１３……ゴ
ム膜、１４……上部案内ロール、１５……下部案内ロー
ル、１６……押圧ロール、１７……押圧ロール、１８…
…テンションプーリー、１９……流下部、２０……受
箱、２１……平行リンク、２２……籾ガイド、２３……
分割落下口、２４……育苗箱移送台、２５……育苗箱。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−196104（ＪＰ，Ａ) 実開 昭53−123012（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭53−123014（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭53−145905（ＪＰ，Ｕ) 実公 昭53−23629（ＪＰ，Ｙ２)
Claims (1)
- 【請求項１】種籾供給ホッパー１の下部に倒ハ状の流穀
板２、３を設けて漏斗４を形成し、一方の流穀板２は短
かく他方の流穀板３は長く形成し、該長流穀板３の下端
５は横軸繰出ロール６の回転上昇側の上下中間位置の外
周面に摺接させ、前記繰出ロール６の直径は前記下端５
部の上部位置より供給された種子が前記繰出ロールの回
転につれて上昇しながら前記繰出ロール外周面の凹部に
嵌合する大きさとし、該凹部は前記繰出ロール母線方向
に横溝状凹部７を所望の間隔をおいて全周に形成し、前
記横軸繰出ロール６の外周面には左右方向に所望の間隔
をおいて環状スリット８を設け、該スリット８の深さは
前記横溝状凹部７の深さよりも若干深く形成し、各スリ
ット８にはナイフ９を嵌合させ、前記横軸繰出ロールの
直上位置には該ロール６との接触部において反対回転す
る回転ブラシ１０を設け、前記横軸繰出ロール６の回転
下降側の側面には種籾誘導ガイドを当接し、前記横軸繰
出ロール６の下方位置には左右方向に長い籾ガイド２２
を設け、該籾ガイド２２には左右方向に分割落下口２３
を形成し、もって前後方向に移送される育苗箱２５に対
して左右方向に形成した横溝状凹部７を有する横軸繰出
ロール６により前後方向の条播をなす育苗箱用条播装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61033377A JPH0640769B2 (ja) | 1986-02-18 | 1986-02-18 | 育苗箱用条播装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61033377A JPH0640769B2 (ja) | 1986-02-18 | 1986-02-18 | 育苗箱用条播装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62201508A JPS62201508A (ja) | 1987-09-05 |
| JPH0640769B2 true JPH0640769B2 (ja) | 1994-06-01 |
Family
ID=12384899
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61033377A Expired - Fee Related JPH0640769B2 (ja) | 1986-02-18 | 1986-02-18 | 育苗箱用条播装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0640769B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5113195A (en) * | 1988-10-31 | 1992-05-12 | Nippon Sheet Glass Co., Ltd. | Glass window antenna for use in a motor vehicle |
| US5231410A (en) * | 1989-08-03 | 1993-07-27 | Nippon Sheet Glass Co., Ltd. | Window glass antenna for a motor vehicle |
| JPH03101402A (ja) * | 1989-09-14 | 1991-04-26 | Nippon Sheet Glass Co Ltd | 自動車用ガラスアンテナ |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5323629U (ja) * | 1976-08-06 | 1978-02-28 |
-
1986
- 1986-02-18 JP JP61033377A patent/JPH0640769B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62201508A (ja) | 1987-09-05 |
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Legal Events
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