JPH0640492A - ビール抽出コック - Google Patents

ビール抽出コック

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JPH0640492A
JPH0640492A JP4058691A JP4058691A JPH0640492A JP H0640492 A JPH0640492 A JP H0640492A JP 4058691 A JP4058691 A JP 4058691A JP 4058691 A JP4058691 A JP 4058691A JP H0640492 A JPH0640492 A JP H0640492A
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JP
Japan
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hole
beer
valve stem
valve
opening
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JP4058691A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Sato
佐藤  寛
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Daiichi Electric Co Ltd
Original Assignee
Daiichi Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、ビール抽出器であって、特に従来泡発生用の
バルブステムの隙間の開き加減をコック操作の手加減で
行っていたものを、専用泡発生ノズルを設けコック操作
の手加減とは無関係にしたものである。すなわち、ビー
ルの泡を出すビール噴出孔を小径で短い固定のサイズの
ものとし、そこからのビール泡を取り出す放出口をこの
小径穴に比して充分に広くしたものである。そして、そ
の第3と第4の発明はこの構成に加えるに、ビール抽出
口とは別に泡抽出口を設けて残存泡がビール抽出口貫通
孔内に存在しないようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビール抽出に関するも
のであり、特にそのコックに関するものである。就中、
ビールの泡の出量を自由に制御できるビール抽出コック
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ビヤホール、レストラン等の飲食店で生
ビールを販売する場合、ビールディスペンサによりビー
ル樽からジョッキへビールを抽出している。抽出要領
は、ビール抽出コックC(ビアーフオーシット=BEE
R FAUCET とかビール抽出カランとも称してい
る)のレバーLVを手動にて手前に引くことによりビー
ルが抽出し、その反対側に押すと泡だけが抽出される。
そして、これを中立状態に戻すとビールの抽出はストッ
プする。その構造は、図6に示す側面断面図のごとく
に、そのボディBの内部の段差B1の部分にバルブステ
ムVSのパッキングPが引っ掛かって止まった所まで挿
入されている。このバルブステムVSの前方の穴に、そ
のレバーLVの下端が挿入され、バルブステムVSが止
まった位置がレバーLVの中立位置となっている。この
バルブステムVSのパッキングおよびスクリューと圧縮
ばねS(コイル)により、そのバルブステムVSのカラ
ーVCの部分に押しつけられている。
【0003】図7〜9は、バルブステムVSの位置関係
を示す平面断面図であって、図7がレバーLVの中立の
状態を示している。ビール樽内は、二酸化炭素(CO2)
のガス圧が約1〜4bar であるが、これはビールの温度
により平衡圧が変化する)の圧力が掛かっている。その
ために、その圧力でバルブステムVSがスクリューS側
から押され、パッキングPはボディBの外方への段差部
分B1に押しつけられシール状態となりビールは流出し
ない。図8は、レバーLVを操作しビール抽出側へ倒し
た状態を示している。すなわち、バルブステムVSが矢
印へレバーLVの梃作用で押され、全体が後退しボディ
の外方への段差部B1とパッキングPの間に隙間が生じ
ビールが樽内のガス圧により押し出される。図9は、レ
バーLVをビール抽出側と反対へ倒し、泡だし操作を行
っている状態を示す。すなわち、レバーLVの梃作用に
より、バルブステムVSが矢印の方向へ引っ張られる。
パッキングPおよびボディの外方への段差部B1よりへ
は左へ移動出来ないため、圧縮ばねSCを押し縮めてス
テムだけが移動する。その結果、パッキングとステムカ
ラーVCとの間に隙間Gが出来る。それゆえに、スクリ
ューSC中心からステムVSの中心の穴F1をカラーV
Cの所で略直角に曲げられ、その隙間Gを通ってビール
が噴出する。ビールに振動または衝撃を与えると泡が発
生することは衆知の事実である。ステムVSの小穴F1
を通り突き当たって略直角に曲げられて、その隙間Gか
ら噴出する際にボディの内壁へ衝突するショックでビー
ル内に含まれているCO2 の大部分が瞬間的に気化する
ため、コックCのビール抽出口B2から流出する時はほ
とんど泡だけのように見える。また、ビール抽出を止め
た時にボディ内部にビールが残留しないように、図6の
ように空気抜き穴AOもあけられている。レバー操作は
手動式が大部分であるが、エアシリンダまたは電動アク
チュエータ等の操作手段で自動化されたものもある。以
上説明したごとくに、市場の大半は、ビール抽出と泡だ
しの複合機能コックで占められている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上の従来のビール抽
出コックは多くの問題点を有している。その第1の問題
点は、泡付け操作に熟練を要することである。その原因
は、図9に示すごとくにバルブステムVSを移動させて
パッキングPとステムカラーVCとの間に隙間Gを作
り、バルブステムVS内の小穴Fを通ってビールを噴出
させ泡を作っているが、よく見るとビール流出口F1の
穴径よりもこれに略直角に交わっている噴出口F2の穴
径の方が小さくなっているのがわかる。通常の感覚では
少量のビールで泡を効果的に作るためにビールに衝撃を
与えるには、流出口F1の穴径を出来るだけ小径とし流
速を早くして噴出口F2の穴に衝突させ、気化を促進さ
せるべきであると考える。ところが、流出口Fの穴径が
大で噴出口F2の方が、小径では流入内の流速が遅く、
さらに噴出口F2に突き当たったビールは左右に分かれ
るので実質的には穴の断面積が倍になりここでも流速を
遅らせる要因となっている。これは製造上の問題であ
り、流入穴は相当の深穴とせざるをえないため極端な小
径穴を明けるのは技術的に困難な作業となるためであ
る。また、小径の深穴とすると、流路の抵抗が増大し流
量が極端に減少する事も理由の一つとなっている。以上
のように、噴出口F2はステムに略直角に明けられるた
め小径穴とすることは容易であるが、小径とすることに
よってむしろマイナスの効果となってしまう。
【0005】実際に泡の発生する状態を観察して見る
と、レバーを全開にせず僅かに泡だし側へ倒し、パッキ
ングとステムカラーとの間に極微小な隙間を作り、その
隙間を高速でビールを通過させ、ボディ内壁へ衝突させ
ることにより泡を発生させている。したがって、微小隙
間を作る為のレバー操作が微妙であり熟練を要する所似
である。また、メーカー毎に寸法、構造が少しずつ異な
るため、メーカー別、機種別によりレバー操作を変える
必要がある。したがって、熟練者でなければビール抽出
ができないと言う結果を招いてしまう。
【0006】第2の問題として泡だし操作をしたあとは
残った泡がボディ内部に充満してしまい、つぎにビール
抽出操作を行うと最初にその残留泡が押し出されて来る
ことである。ジョッキ内に最初に残留泡が抽出され、つ
ぎにビールが注がれるとその残留泡が核となって刺激さ
れ大量の泡が発生することがある。業界では泡が泡を呼
ぶと称しているが、泡を出さずに注ごうとしているのに
不必要な泡が発生してしまうことは困った問題である。
対策としては、ジョッキにビールを注ぎ次に泡だしをし
た後、もう一度レバーを抽出側へ短時間倒しビールを極
僅か抽出し泡を洗い流している。一々この操作を行うこ
とは面倒であり、忘れることもあるので出来るだけ避け
たい現象である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明にかかるビール抽
出コックは以上の問題点に鑑みて、従来泡発生用のバル
ブステムの隙間の開き加減をコック操作の手加減で行っ
ていたものを、専用泡発生ノズルを設けコック操作の手
加減とは無関係にしたものである。
【0008】以下に、本発明にかかるビール抽出コック
の具体的な構成を詳細に記載する。最初に、本発明のビ
ール抽出コックの第1の発明の構成を説明する。まず、
下記に示すビールコックのボディーがある。つぎに、以
下のバルブステムがある。これは、上記のコックのボデ
ィーの内部に前後にスライド自在に嵌合するものであ
る。そして以下のバルブがある。これは、上記のバルブ
ステムの後方に設けられたものであって、その一部がそ
こに前後スライド自在に嵌合するものである。最後に、
コックがある。これは、上記のバルブステムを前後にス
ライドさせるものであって、その支点が上記のボディー
に半回転可能に保持されるものである。
【0009】上記のボディーは、その内部にその長さ方
向の貫通孔を有し、その貫通孔の中央付近から下部に向
けたビール放出孔を有し、そのボディーの後部付近が外
方への段差等の開閉部阻止部となっていて、該外方への
段差等の開閉部阻止部から後端に伸びるバルブ収納部と
なっているものである。また上記のバルブステムは、そ
の先端が上記のボディーの前方の貫通孔に内接してお
り、その他の部分は細い棒状であって、その棒状部分の
後端付近にそのステムに略直角に設けられた鍔等のバル
ブ押圧手段が設けられていて、さらにそのバルブステム
の後端からこの鍔等のバルブ押圧手段の位置の後端付近
に至る先端のみが小径のオリフィスの泡発生ノズル孔を
有し、該先端のみが小径のオリフィスの泡発生ノズル孔
の先端からそのバルブステムの外部に通じるものであっ
てその先端のみが小径のオリフィスの泡発生ノズル孔の
先端より充分に太い泡発生直交放出孔が設けてあるもの
である。最後に、上記のバルブは、その後端が上記のバ
ルブステムの後端に固着された保持部を有し、該保持部
から前方に伸びるスプリングコイル等の弾性体を有し
て、該弾性体の先端に設けられたものであって且つ上記
の貫通孔の段差等の開閉部阻止部の位置でその貫通孔と
泡発生直交放出孔を開閉する開閉部からなるものであ
る。
【0010】つぎに、本発明のビール抽出コックの第2
の発明の構成を説明する。まず、下記に示すビールコッ
クのボディーがある。つぎに、以下のバルブステムがあ
る。これは、上記のコックのボディーの内部に前後にス
ライド自在に嵌合するものである。そして以下のバルブ
がある。これは、上記のバルブステムの後方に設けられ
たものであって、その一部がそこに前後スライド自在に
嵌合するものである。最後に、コックがある。これは上
記のバルブステムを前後にスライドさせるものであっ
て、その支点が上記のボディーに半回転可能に保持され
るものである。
【0011】上記のボディーは、その内部にその長さ方
向の貫通孔を有し、その貫通孔の中央付近から下部に向
けたビール放出孔を有し、そのボディーの後部付近が外
方への段差等の開閉部阻止部となっていて、該外方への
段差等の開閉部阻止部から後端に伸びるバルブ収納部と
なっているものである。また上記のバルブステムは、そ
の先端が上記のボディーの前方の貫通孔に内接し、その
他の部分は細い棒状であって、その棒状部分の後端付近
にそのステムに略直角に設けられたものであって、さら
に上記のバルブを押し且つ上記の貫通孔の段差等の開閉
部阻止部の位置でその太い泡発生直交放出孔を開閉する
鍔等のバルブ押圧手段が設けられているものである。最
後に、上記のバルブは、その後端が上記のバルブステム
の後端に固着された保持部を有し、該保持部から前方に
伸びるスプリングコイル等の弾性体を有し、該弾性体の
先端に設けられたものであって上記の貫通孔の段差等の
開閉部阻止部の位置でその貫通孔を開閉する開閉部を有
し、該開閉部の外周から内周に至る先端のみが小径のオ
リフィスの泡発生ノズル孔を有し、該先端のみが小径の
オリフィスの泡発生ノズル孔の先端からそのバルブステ
ムの外部と上記の開閉部との間に設けられものであって
その先端のみが小径のオリフィスの泡発生ノズル孔の先
端より充分に太い泡発生直交放出孔が設けてあるもので
ある。
【0012】さらに、本発明のビール抽出コックの第3
の発明の構成を説明する。まず、下記に示すビールコッ
クのボディーがある。つぎに、以下のバルブステムがあ
る。これは、上記のコックのボディーの内部に前後にス
ライド自在に嵌合するものである。そして以下のバルブ
がある。これは、上記のバルブステムの後方に設けられ
たものであって、その一部がそこに前後スライド自在に
嵌合するものである。最後に、コックがある。これは上
記のバルブステムを前後にスライドさせるものであっ
て、その支点が上記のボディーに半回転可能に保持され
るものである。
【0013】上記のボディーは、その内部にその長さ方
向の貫通孔を有し、その貫通孔の中央付近から下部に向
けたビール放出孔を有し、そのボディーの後部付近が外
方への段差等のスプリング阻止部となっていて、該外方
への段差等のスプリング阻止部から後端に伸びるバルブ
収納部となっており、さらにそのバルブ収納部の後端に
設けられた内方への段差等の開閉部阻止部があり、該内
方への段差等の開閉部阻止部の前方付近に設けられた小
径の短いオリフィスの泡発生ノズル孔があり、該小径の
短いオリフィスの短い泡発生ノズル孔の噴射孔の直前に
直交して設けられたものであって上記の貫通孔外に通じ
るものであってさらにその小径の短いオリフィスの泡発
生ノズル孔の先端より充分に太い泡発生直交放出孔より
成るものである。また、上記のバルブステムは、その先
端が上記のボディーの前方の貫通孔に内接し、そこから
その後端付近に至る部分は細い棒状であって、その棒状
部分の後端にその鍔等のバルブ押圧部が設けられている
ものである。最後に、上記のバルブは、上記のボディー
のバルブ収納部にスライド自在に内接するものであって
上記のボディーの後方の段差等の開閉部阻止の位置でそ
の後方の貫通孔を開閉する開閉部と、該開閉部と上記の
外方への段差等の開閉部阻止部間に伸びるスプリングコ
イル等の弾性体を有するものである。
【0014】最後に、本発明のビール抽出コックの第4
の発明の構成を説明する。まず、下記に示すビールコッ
クのボディーがある。つぎに、以下のバルブステムがあ
る。これは、上記のコックのボディーの内部に前後にス
ライド自在に嵌合するものである。そして、以下の泡発
生バルブがある。これは、上記のバルブステムの前方内
に設けられたものであって、その一部がそこに前後スラ
イド自在に嵌合するものである。さらに、コックがあ
る。これは、上記のバルブステムを前後にスライドさせ
るものであって、その支点が上記のボディーに半回転可
能に保持されるものである。
【0015】上記のボディーは、その内部にその長さ方
向の貫通孔を有し、その貫通孔の中央付近から下部に向
けたビール放出孔を有し、そのボデイーの後部付近が外
方への段差等の開閉部阻止部となっていて、該外方への
段差等の開閉部阻止部から後端に伸びる主バルブ収納部
となっており、さらに上記のビール放出孔の前方付近に
設けられた泡放出孔より成るものである。また、上記の
バルブステムは、その先端が上記のボディーの前方の貫
通孔に内接する内接部となっており、この内接部内には
泡バルブ収納部を有し、この内接部からその後端付近に
至る部分は細い棒状であって、その棒状部分の後端に鍔
等の主バルブが設けられ、このバルブステム内であって
上記の泡バルブ収納室からこのバルブステムの後端に至
る間に設けられた先端のみが小径のオリフィスの泡発生
ノズル孔より成るものである。最後に、上記の泡発生バ
ルブは、上記のボディーの泡バルブ収納部にスライド自
在に内接するものであって上記のボディーの前方の段差
の位置でその先端のみが小径のオリフィスの泡発生ノズ
ル孔を開閉するものであってその先端のみが小径のオリ
フィスの泡発生ノズル孔の先端より充分に広い泡発生直
交溝を作る泡発生開閉部と、該泡発生開閉部とその泡バ
ルブ収納部の先端間に伸びるスプリングコイル等の弾性
体を有するものである。
【0016】
【作用】本発明にかかるビール抽出コックは、以上のご
とくに構成したゆえに以下のごとき作用が生じた。最初
に、本発明のビール抽出コックの第1の発明の作用を説
明する。まず、下記に示すビールコックのボディーの内
部に、そのバルブステムが前後にスライド自在に嵌合す
る。そして、そのバルブが、上記のバルブステムの後方
に設けられて、その一部がそこに前後スライド自在に嵌
合する。最後に、コックが、その支点を上記のボディー
に半回転可能に保持され、上記のバルブステムを前後に
スライドさせる。
【0017】しかして、上記のボディーの貫通孔の中央
付近から下部に向けたビール放出孔からビールおよび泡
が放出されるのであるが、そのバルブステムの後端から
この鍔等のバルブ押圧手段の位置の後端付近に至る先端
のみが小径のオリフィスの泡発生ノズル孔を有し、該先
端のみが小径のオリフィスの泡発生ノズル孔の先端から
そのバルブステムの外部に通じるものであってその先端
のみが小径のオリフィスの泡発生ノズル孔の先端より充
分に太い泡発生直交放出孔が設けてあるので、泡は固定
の大きさの先端のみが小径のオリフィスの泡発生ノズル
孔と固定の大きさの泡発生直交放出孔により発生するの
でコックの手加減に関係なく一定量発生する。特に、そ
のノズル孔は、先端のみが小径のオリフィスであるゆえ
に、泡がスムーズに出来る。
【0018】つぎに、本発明のビール抽出コックの第2
の発明の作用を説明する。まず、下記に示すビールコッ
クのボディーの内部に、そのバルブステムが前後にスラ
イド自在に嵌合する。そして、そのバルブが、上記のバ
ルブステムの後方に設けられて、その一部がそこに前後
スライド自在に嵌合する。最後に、コックが、その支点
を上記のボディーに半回転可能に保持され、上記のバル
ブステムを前後にスライドさせる。この部分は上記の第
1の発明と同じである。
【0019】また、先端のみが小径のオリフィスの泡発
生ノズル孔と泡発生直交放出孔についても、その設けて
ある場所が違うのみで、泡は固定の大きさの先端のみが
小径のオリフィスの泡発生ノズル孔と固定の大きさの泡
発生直交放出孔により発生するので、コックの手加減に
関係なく一定量発生する点ではその作用は上記の第1の
発明と同一である。そして、そのノズル孔は、先端のみ
が小径のオリフィスであるゆえに、泡がスムーズに出来
る点も同様である。
【0020】そして、本発明のビール抽出コックの第3
の発明の作用を説明する。まず、下記に示すビールコッ
クのボディーの内部に、そのバルブステムが前後にスラ
イド自在に嵌合する。そして、そのバルブが、上記のバ
ルブステムの後方に設けられて、その一部がそこに前後
スライド自在に嵌合する。最後に、コックが、その支点
を上記のボディーに半回転可能に保持され、上記のバル
ブステムを前後にスライドさせる。この部分は、その構
成が上記の第1の発明とは多少異なるがその作用は実質
的に上記の第1の発明と同じである。
【0022】しかして、先端のみが小径のオリフィスの
泡発生ノズル孔と泡発生直交放出孔についても、その設
けてある場所が違うのみで、泡は固定の大きさの先端の
みが小径のオリフィスの泡発生ノズル孔と固定の大きさ
の泡発生直交放出孔により発生するので、これもコック
の手加減に関係なく一定量発生する点ではその作用は上
記の第1の発明と同一である。その上に、その泡発生直
交放出孔は、上記の貫通孔外に通じ泡とビールとが別回
路になる。特に、そのノズル孔は、小径の短いオリフィ
スであるゆえに、泡がスムーズに出来る。
【0023】最後に、本発明のビール抽出コックの第4
の発明の作用を説明する。まず、下記に示すビールコッ
クのボディーの内部に、そのバルブステムが前後にスラ
イド自在に嵌合する。そして、そのバルブが、上記のバ
ルブステムの後方に設けられて、その一部がそこに前後
スライド自在に嵌合する。最後に、コックが、その支点
を上記のボディーに半回転可能に保持され、上記のバル
ブステムを前後にスライドさせる。この部分は、その構
成が上記の第1の発明とは泡バルブ等で多少異なるがそ
の作用は実質的に上記の第1の発明と同じである。
【0024】また、先端のみが小径のオリフィスの泡発
生ノズル孔と、泡発生手段についても、その設けてある
場所が違うのみで、泡は固定の大きさのオリフィスノズ
ル孔と充分な広さの泡発生直交噴出溝により発生するゆ
えに、これもコックの手加減に関係なく一定量発生する
点ではその作用は上記の第1の発明と同一である。その
上に、その泡発生直交噴出溝は、上記の貫通孔外に通じ
泡とビールとが別回路になる。特に、そのノズル孔は、
先端のみが小径のオリフィスであるゆえに、泡がスムー
ズに出来る。
【0025】
【実施例】以下に、本発明にかかるビール抽出コックを
その一実施例を用いて添付の図面と共に詳細に述べる。
図1は、本発明にかかるビール抽出コックの第1の発明
の一実施例の側面断面図を示したものである。
【0026】先ず、第一にきめ細かな泡を安定して発生
させる条件を考えて見た。泡を発生させる場合大量のビ
ールを消費する訳にはいかず、少量のビールで出来るだ
け多くの泡を発生させることが必要である。そのため、
図10のように小径穴1から出来るだけビールを高速で
噴出させ、その直後に台形の障害物(泡発生面)2を用
意しそれに衝突させることが非常に有効である。一定量
のビールの流速を早くするには通路となる穴径を小さく
すればよいことは分かるが、その反面通路の抵抗は深穴
の場合次式により穴径の4乗に比例して流量Qが増加す
る。
【0027】
【式 1】Q=γd4(P1ーP2)/128ρvL ここで d:穴径 ρ:流体の密度 v:動粘度 p1:入口側圧力 p2:出口側圧力 L:穴の長
【0028】したがって、穴径dが小さくなれば、急激
に通路の抵抗が増加し流れにくくなってしまう。流路の
抵抗を減少させるには、泡発生手段FMの小径穴1の穴
の長さLを短くすれば良いことが分かる。それからする
と、図11のように太い穴3を先ず明けて、その先端に
小径穴1を貫通させるとよい。これは、オリフィスを形
成したことになる。このようにすることによって、流路
の抵抗を増大させることなくその噴出部の小径穴1の箇
所の流速を早めることが可能となる。実験によれば、押
し出し圧力約1〜4 bar の範囲内では、小径穴1 を0.
5〜1.8 mm 程度にし、小径穴1の泡噴出孔と放出口2の
泡発生面2cとの距離を約0.5〜5mmに取った場合が最も
効果的であった。泡発生面2cをあまり小径穴1の泡噴
出孔に近づけると、今度はその狭い部分が抵抗となり、
泡発生面2cからの泡の排出が困難となり逆効果とな
る。泡発生面c2はわざわざ台形にしなくても、図12
のように噴出孔に略直角に明けた穴の内面に衝突させて
もよい。
【0029】以上の結果を基にした第1の発明の一実施
例を説明する。図1に示すように、泡噴出孔は従来と同
様にステム軸VS方向に直行して明ける。ステムVSの
右側のビール流入穴3は出来るだけ太い穴径とし、放出
口2と交わらない所で止めその先の小径穴1の直径を0.
5〜1.8mmФとし、放出口2と交わり連絡させる。その深
さLと小径穴1を d≦L とする。穴の長さLを浅く
すると穴径dを通るビールが層流とならないので穴径d
よりも穴の長さLを長くして層流になったビールが高速
で直交部(放出口)2に衝突することで、きめ細かい泡
を作ることが出来た。この放出口2の直径は1〜5mmと
し、小径穴1との直交部2で作られた泡(ビールよりも
体積が増加している)の排出に邪魔にならないだけの断
面積とする。このようにすることによって、レバーLV
を泡だし側へ全開位置まで倒し、パッキングPとステム
カラーVCの隙間Gが充分に開き放出口2が完全に露出
した所で最良の泡を発生させることが出来る。したがっ
て、ビール抽出もコックCの全開で、また泡だしもコッ
クCの全開の操作をするだけとなり、素人でも抽出が可
能となった。また、コックCの中立位置(閉)と全開位
置だけでよいと言うことは、エアシリンダまたは電気モ
ータ等のアクチュエータで操作することも可能であるこ
とを意味し、自動化への道を開くことにもなる。他の部
分の構成は、従来のものと同じである。
【0030】第1の発明をさらに発展させ、図2のよう
な構造のものが出来た。まず、パッキングPの部分に、
ステム軸VSに直交する方向に穴3を明けその先は小径
穴1とする。ステム軸VSとパッキングPの間に直交隙
間2を0.3mm またはそれ以上明ける。この直交隙間2a
は1個でもよいが、泡の抽出量を大とするため複数個明
けてもよい。泡だし操作を行いステムカラーVCとパッ
キングPとの間の隙間Gが充分に開くと、ビールがパッ
キングPの外周部から穴3に流入し、小径穴1を通り増
速され小径穴1の泡噴出孔から噴出しステム軸に衝突す
る。衝突時に発生した泡は、ステム軸VSとパッキング
Pとの間の隙間Gを通り排出される。この場合、ステム
軸VSとパッキングP間の隙間Gは、レバーLVがどの
位置にあっても変わることはない。したがって、泡だし
操作を行なうときに、ステムカラーVCとパッキングP
間の隙間Gが泡の排出に抵抗とならない程度まで開け
ば、それから全開までの間はレバーLVがどの位置でも
同じ条件で泡を発生させることが出来る。この場合も、
小径穴1の穴径dと深さLは d≦L とした方がよ
い。他の部分の構成は、従来のものと同じである。
【0031】第3の発明は前述のボディB内に残留した
泡が邪魔な存在であり、この問題を解消するためにビー
ル抽出口B2と泡排出口B3を分離したことである。全
体構造の側面断面図を図3に示す。バルブの開閉部4
が、圧縮ばねSCにより左側へ押され、そのバルブの開
閉部1にバルブステムVSがビール押し出し圧力により
押しつけられコックCの閉の状態となっている。ビール
抽出操作時には、レバーLVによりバルブステムVS全
体が左側に移動し、バルブの開閉部4とバルブステムV
Sの間の隙間Gを通りビールが押し出されビール抽出口
B1より排出される。泡だし操作時はバルブステムVS
が右側へ移動し、それに伴いバルブの開閉部4も圧縮ば
ねSCを押し縮めて右方へ移動する。バルブの開閉部4
の移動により下方に明けられた小径穴1を通って高速で
ビールが噴出し、この小径穴1の泡噴出孔前面の泡発生
面2へ衝突する。この衝突のショックにより、瞬間的に
泡が発生し泡排出口B3より排出される。この小径穴1
の泡噴出孔と衝突面までの距離が5mm以内ならば、泡発
生面2cはわざわざ台形にしなくともよい。このように
して、ビールの出口と泡の出口を分離することによっ
て、残留泡があってもビールの通路には何らの影響も与
えないことになる。したがって、最初にビールをジョッ
キに注入して、次に泡だし操作を行った後はそのままで
次のジョッキに注入することが出来る。この小径穴1
は、穴の深さが浅いためにわざわざ穴径を二段にする必
要はない。また一個の穴で説明したが、勿論複数の穴に
してもよい。他の部分の構成は、従来のものと同じであ
る。
【0032】最後に、第3の発明を変形して、泡抽出口
B3をビール抽出口B2の前へ持って行った発明の一実
施例を説明する。しかして、コック全体の側面断面図を
図4に示し、そのバルブステムVS図であってその中の
プランジャー6が閉じた側面断面図を図5に示す。ま
ず、バルブステムVSがビール圧で押され、ボディーB
の内部の段差部5に押しつけられ閉の状態となることは
従来製品と同様である。また、ビール抽出操作も、バル
ブステムVS全体が右側へ移動しボディーBの貫通孔B
Hの段差5とパッキングP間に出来る隙間を通って押し
出されることも変わりはない。泡抽出操作の場合は、バ
ルブステムVSにパッキングPが固定されているため、
左側へは移動出来ない。ただし、レバーLVの梃作用に
より、バルブステムVS内部のプランジャー6だけがス
テム蓋9に保持された圧縮ばねSCを押し縮め左側へ移
動する。これが移動したことにより、プランジャ6によ
り閉ざされていたバルブステムVSの中心の小径穴1が
解放されそこからビールが噴出する。噴出したビール
は、シール材7に衝突し泡が発生する。発生した泡は、
バルブステムVSを貫通して明けられたレバーを挿入す
るための穴8を通り泡抽出口B3から排出される。レバ
ーLVを離せば、圧縮ばねSCの力でプランジャ6が押
されバルブステムVSの噴出用の小径穴1を塞いで閉の
状態となる。これも第3の発明と同様に、ビールの抽出
口B2は泡の影響から隔離される。他の部分の構成は、
従来のものと同じである。
【0033】
【発明の効果】本発明にかかるビール抽出コックは、以
上のごとくになしたゆえに以下のごとき多大な効果が生
じた。すなわち、ビール抽出で一番むずかしく熟練を要
する泡だしにおいて、ビールメーカーやコックの種類お
よび季節や温度やコック内の残存泡の処理等多種多様の
問題を解決して、長年の熟練を不用とした全くの素人で
も何時も同じ状態でビール抽出が出来るものとした。し
たがって、パートタイマーでも容易にビール抽出が出来
るゆえに、飲食店業界の人手不足対策ともなり大きな福
音となるものである。これによって、これをビールの自
動抽出機に応用することを一層可能にし、省力化がさら
に計れるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるビール抽出コックの第1の発明
の一実施例の側面断面図を示したものである。
【図2】本発明にかかるビール抽出コックの第2の発明
の一実施例の側面断面図を示したものである。
【図3】本発明にかかるビール抽出コックの第3の発明
の一実施例の側面断面図を示したものである。
【図4】本発明にかかるビール抽出コックの第4の発明
の一実施例の側面断面図を示したもので、プランジャー
が開いた状態を示している。
【図5】第4図のもののバルブステム付近のプランジャ
ーが閉じた状態の側面断面図である。
【図6】従来のビール抽出コックの一実施例の側面断面
図を示したものである。
【図7】従来のものの別の実施例のバルブステム付近の
側面断面図である。
【図8】従来のもののさらに別の実施例のバルブステム
付近の側面断面図を示したものである。
【図9】従来のもののそのまた別の実施例のバルブステ
ム付近の側面断面図を示したものである。
【図10】ビールの泡発生手段の一実施例の側面断面図
である。
【図11】ビールの泡発生手段の別の一実施例の側面断
面図である。
【図12】ビールの泡発生手段のさらに別の一実施例の
側面断面図である。
【符号の説明】
1 小穴 2 放出口 3 穴 4 開閉部 5 段差 6 プランジャー 7 シール材 B ボデー BH 貫通孔 B2 ビール抽出口 B3 泡抽出口 VS バルブステム LV レバー

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記に示すビールコックのボディー、該コ
    ックのボディーの内部に前後にスライド自在に嵌合する
    以下のバルブステム、該バルブステムの後方に設けられ
    たものであってその一部が前後にスライド自在に嵌合す
    る以下のバルブ、および上記のバルブステムを前後にス
    ライドさせるものであってその支点が上記のボディーに
    半回転可能に保持されるコック、より構成されたことを
    特徴とするビール抽出コック。上記のボディーは、その
    内部にその長さ方向の貫通孔を有し、その貫通孔の中央
    付近から下部に向けたビール放出孔を有し、そのボディ
    ーの後部付近が外方への段差等の開閉部阻止部となって
    いて、該外方への段差等の開閉部阻止部から後端に伸び
    るバルブ収納部となっているものである。また、上記の
    バルブステムは、その先端が上記のボディーの前方の貫
    通孔に内接し、その他の部分は細い棒状であって、その
    棒状部分の後端付近にそのステムに略直角に設けられた
    鍔等のバルブ押圧手段が設けられていて、さらにそのバ
    ルブステムの後端からこの鍔等のバルブ押圧手段の位置
    の後端付近に至る先端のみが小径のオリフィスの泡発生
    ノズル孔を有し、該先端のみが小径のオリフィスの泡発
    生ノズル孔の先端からそのバルブステムの外部に通じる
    ものであってその先端のみが小径のオリフィスの泡発生
    ノズル孔の先端より充分に太い泡発生直交放出孔が設け
    てあるものである。最後に、上記のバルブは、その後端
    が上記のバルブステムの後端に固着された保持部を有
    し、該保持部から前方に伸びるスプリングコイル等の弾
    性体を有し、該弾性体の先端に設けられたものであって
    且つ上記の貫通孔の段差等の開閉部阻止部の位置でその
    貫通孔と泡発生直交放出孔を開閉する開閉部からなるも
    のである。
  2. 【請求項2】下記に示すビールコックのボディー、該コ
    ックのボディーの内部に前後にスライド自在に嵌合する
    以下のバルブステム、該バルブステムの後方に設けられ
    たものであってその一部が前後にスライド自在に嵌合す
    る以下のバルブ、および上記のバルブステムを前後にス
    ライドさせるものであってその支点が上記のボディーに
    半回転可能に保持されるコック、より構成されたことを
    特徴とするビール抽出コック。上記のボディーは、その
    内部にその長さ方向の貫通孔を有し、その貫通孔の中央
    付近から下部に向けたビール放出孔を有し、そのボディ
    ーの後部付近が外方への段差等の開閉部阻止部となって
    いて、該外方への段差等の開閉部阻止部から後端に伸び
    るバルブ収納部となっているものである。また、上記の
    バルブステムは、その先端が上記のボディーの前方の貫
    通孔に内接し、その他の部分は細い棒状であって、その
    棒状部分の後端付近にそのステムに略直角に設けられた
    ものであって上記のバルブを押し且つ上記の貫通孔の段
    差等の開閉部阻止部の位置でその太い泡発生直交放出孔
    を開閉する鍔等のバルブ押圧手段が設けられているもの
    である。最後に、上記のバルブは、その後端が上記のバ
    ルブステムの後端に固着された保持部を有し、該保持部
    から前方に伸びるスプリングコイル等の弾性体を有し、
    該弾性体の先端に設けられたものであって上記の貫通孔
    の段差等の開閉部阻止部の位置でその貫通孔を開閉する
    開閉部を有し、該開閉部の外周から内周に至る先端のみ
    が小径のオリフィスの泡発生ノズル孔を有し、該先端の
    みが小径のオリフィスの泡発生ノズル孔の先端からその
    バルブステムの外部と上記の開閉部との間に設けられた
    ものであってその先端のみが小径のオリフィスの泡発生
    ノズル孔の先端より充分に太い泡発生直交放出孔が設け
    てあるものである。
  3. 【請求項3】下記に示すビールコックのボディー、該コ
    ックのボディーの内部に前後にスライド自在に嵌合する
    以下のバルブステム、該バルブステムの後方に設けられ
    たものであってその一部が前後にスライド自在に嵌合す
    る以下のバルブ、および上記のバルブステムを前後にス
    ライドさせるものであってその支点が上記のボディーに
    半回転可能に保持されるコック、より構成されたことを
    特徴とするビール抽出コック。上記のボディーは、その
    内部にその長さ方向の貫通孔を有し、その貫通孔の中央
    付近から下部に向けたビール放出孔を有し、そのボディ
    ーの後部付近が外方への段差等のスプリング阻止部とな
    っていて、該外方への段差等のスプリング阻止部から後
    端に伸びるバルブ収納部となっており、さらにそのバル
    ブ収納部の後端に設けられた内方への段差等の開閉部阻
    止部があり、該内方への段差等の開閉部阻止部の前方付
    近に設けられた小径の短いオリフィスの泡発生ノズル孔
    があり、該小径の短いオリフィスの泡発生ノズル孔の噴
    射孔の直前に直交して設けられたものであって上記の貫
    通孔外に通じるものであってさらにその小径の短いオリ
    フィスの泡発生ノズル孔の先端より充分に太い泡発生直
    交放出孔より成るものである。また、上記のバルブステ
    ムは、その先端が上記のボディーの前方の貫通孔に内接
    し、そこからその後端付近に至る部分は細い棒状であっ
    て、その棒状部分の後端にその鍔等のバルブ押圧部が設
    けられているものである。最後に、上記のバルブは、上
    記のボディーのバルブ収納部にスライド自在に内接する
    ものであって上記のボディーの後方の段差等の開閉部阻
    止の位置でその後方の貫通孔を開閉する開閉部と、該開
    閉部と上記の外方への段差等の開閉部阻止部間に伸びる
    スプリングコイル等の弾性体を有するものである。
  4. 【請求項4】下記に示すビールコックのボディー、該コ
    ックのボディーの内部に前後にスライド自在に嵌合する
    以下のバルブステム、該バルブステムの前方内に設けら
    れたものであってその一部が前後にスライド自在に嵌合
    する以下の泡発生バルブ、および上記のバルブステムを
    前後にスライドさせるものであってその支点が上記のボ
    ディーに半回転可能に保持されるコック、より構成され
    たことを特徴とするビール抽出コック。上記のボディー
    は、その内部にその長さ方向の貫通孔を有し、その貫通
    孔の中央付近から下部に向けたビール放出孔を有し、そ
    のボデイーの後部付近が外方への段差等の開閉部阻止部
    となっていて、該外方への段差等の開閉部阻止部から後
    端に伸びる主バルブ収納部となっており、さらに上記の
    ビール放出孔の前方付近に設けられた泡放出孔より成る
    ものである。また、上記のバルブステムは、その先端が
    上記のボディーの前方の貫通孔に内接する内接部となっ
    ており、この内接部内には泡バルブ収納部を有し、この
    内接部からその後端付近に至る部分は細い棒状であっ
    て、その棒状部分の後端に鍔等の主バルブが設けられ、
    このバルブステム内であって上記の泡バルブ収納室から
    このバルブステムの後端に至る間に設けられた先端のみ
    が小径のオリフィスの泡発生ノズル孔より成るものであ
    る。最後に、上記の泡発生バルブは、上記のボディーの
    泡バルブ収納部にスライド自在に内接するものであって
    上記のボディーの前方の段差の位置でその先端のみが小
    径のオリフィスの泡発生ノズル孔を開閉するものであっ
    てその先端のみが小径のオリフィスの泡発生ノズル孔の
    先端より充分に広い泡発生直交溝を作る泡発生開閉部
    と、該泡発生開閉部とその泡バルブ収納部の先端間に伸
    びるスプリングコイル等の弾性体を有するものである。
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