JPH0640172B2 - 超コンパクトな望遠系ズ−ムレンズ - Google Patents

超コンパクトな望遠系ズ−ムレンズ

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JPH0640172B2
JPH0640172B2 JP58164768A JP16476883A JPH0640172B2 JP H0640172 B2 JPH0640172 B2 JP H0640172B2 JP 58164768 A JP58164768 A JP 58164768A JP 16476883 A JP16476883 A JP 16476883A JP H0640172 B2 JPH0640172 B2 JP H0640172B2
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Japan
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lens unit
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zoom lens
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JP58164768A
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Inventor
久幸 升本
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ミノルタカメラ株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、超コンパクトな望遠系ズームレンズに関する
ものである。
さらに本発明は、超コンパクトな望遠系ズームレンズで
ありながらズーミングに際しても比較的簡単な移動形式
でかつ簡単な構成要素からなるズームレンズ系に関する
ものである。
従来の4群型望遠ズームレンズは、第1図に示す如く、
正の屈折力を有するフォーカシング群(I)、負の屈折力
を有するバリエーター群(II)、正の屈折力を有するコン
ペンセーター群(III)及び正の屈折力を有するマスター
レンズ群(IV)より構成され、バリエーター群を光軸上で
移動させることにより変倍を行い、その際に生じる像点
の補正をコンペンセーター群を同時に光軸上で移動させ
ることにより行なっている。
この種のズームレンズ系においては、 (1)変倍をバリエーター群のみで行なうため、バリエー
ター群の屈折力が比較的強く、一方ズーミングに際して
も、その移動量が大きくならざるを得ない。
(2)比較的強い負の屈折力のバリエーター群を有するた
め、第1図からわかるように、その短焦点距離端(S
端)で、逆望遠タイプを構成することになり、その焦点
距離に比べて、全長(最も物体側のレンズの前面から像
点までの距離)がどうしても長いズームレンズ系にな
る。
(3)ズームレンズ系の各群に比較的強いパワーをもつレ
ンズ群を有するので、各群の構成要素があまり簡単には
ならない。
等の欠点があった。
さらに最近の標準域を含むズームレンズの高変倍率化に
伴い、第2図の様な正の屈折力を有する第1群(I)、負
の屈折力を有する第2群(II)、正の屈折力を有する第3
群(III)より構成され、ズーミングに際して、第1群・
第3群を光軸上に移動して、変倍効果を分担させて、高
変倍率化を実現させたズームレンズ系が提示されてい
る。しかしながらこのズーム型式を望遠系ズームレンズ
に適用しても、前記の従来の4群型望遠ズームレンズの
欠点で述べた(2)の項つまりコンパクト化の問題は解決
出来ない。
本発明は、以上のような欠点を克服した、超コンパクト
な望遠系ズームレンズを提供するとを目的とするもので
ある。
さらに本発明の目的は、超コンパクトでありながらも、
ズーミングに際して、比較的簡単な移動形式でかつ簡単
な構成要素からなる望遠系ズームレンズを提供すること
にある。
本発明では、以上の目的を実現させるために、以下の要
件を満たすよう構成される。
(1)コンパクトさを実現させるために、S端で、望遠タ
イプに近い構成をとる。
(2)簡単な移動形式及び構成要素を実現させるために、
ズーミングにおける変倍効果を分担させる構成をとる。
第3図(a)及び第3図(b)を元に本発明の具体的構成を説
明する。これらの図は、本発明のズームレンズ系の基本
構成及び移動型式の模式図である。
本発明のズームレンズ系は、物体側より順に、第1正レ
ンズ群(I)、第2負レンズ群(II)、第3正レンズ群(III)
及び第4負レンズ群(IV)より構成され、最短焦点距離端
(S端)から最長焦点距離端(L端)へのズーミングに
際して、上記第1正レンズ群と上記第4負レンズ群は像
側から物体側へ移動するとともに、上記第2負レンズ群
と第3正レンズ群の少くとも一方が、これに伴ってズー
ミング中移動する。
本発明のズームレンズ系は、上記のような基本構成を元
に、S端からL端へのズーミングに際して、上記第1正
レンズ群と第2負レンズ群の空気間隔が増大し、上記第
3正レンズ群と第4負レンズ群の空気間隔が減少する。
以上のようなズーム構成及びズーム移動型式によって、
第3図(a)及び第3図(b)からわかるように、本発明のズ
ームレンズは以下の要件を満足する。
(1)S端において、正・負の望遠タイプに近い構成をと
ることにより、全長の非常に短いコンパクトなズームレ
ンズ系が実現できる。
(2)第4群が、S端からL端へのズーミングに際して、
増倍となるように移動するので、変倍効果を分担出来、
各群の屈折力が比較的弱くかつズーミングに際しての移
動量が比較的小さい簡単な構成要素からなるズームレン
ズ系が実現できる。
さらに本発明のズームレンズは、上記のような構成で、
前記(1)(2)の要件を次の条件式を満足することによって
具体化している。
ここで、f 123:S端での第1群から第3群までの合
成焦点距離、 f:第4群の焦点距離、 βL4:L端での第4群の横倍率、 βS4:S端での第4群の横倍率、 Δd34:S端からL端へのズーミング中における第3群
と第4群の間の軸上空気間隔減少量、 f:S端での全系の焦点距離。
条件式(1)は、S端での望遠タイプを規定する条件で、
その上限を超えると望遠タイプが極端になり正の歪曲を
補正出来なくなる。一方その下限を超えると、コンパク
トさを実現できなくなると伴に、第4群の変倍効果も小
さくなる。
条件式(2)及び条件式(3)は、伴に第4群の変倍効果を規
定する条件で、条件式(2)において、その上限を越える
と、第4群の屈折力が強くなるか、又は第4群の移動量
が大となり、第4群と比較的簡単な構成で実現出来にく
くなると伴に、ズーミング中の像面彎曲のバランスの補
正が困難となる。
一方その下限を越えると、第4群以外に対する変倍の負
担が強くなりすぎると伴に、本発明の目的とするコンパ
クトなズームレンズ系が実現できなくなる。
一方条件式(3)において、その上限を越えると、S端に
おける第3群と第4群の間の軸上空気間隔が大となり、
S端での像面照度の確保が困難となると伴に、条件式
(2)の上限と同様に第4群の比較的簡単な構成及びズー
ミング中の像面彎曲のマバランスの補正が困難となる。
条件(3)の下限を越えると、第4群の変倍効果が実質的
な意味をなさなくなる。
さらに本発明のズームレンズ系において、前記第1正レ
ンズ群と、前記第4負レンズ群とをズーミングに際し
て、一体で移動させることによって、移動型式の簡単な
ズームレンズ系が実現できる。
又、前記第2負レンズ群あるいは第3正レンズ群に、絞
りを設け、ズーミングに際して固定させることによっ
て、移動型式の簡単なズームレンズ系が実現できると伴
に、絞りブロックをズーミング中に固定できるという鏡
胴構成の簡単化にも大いに有利となる。
さらに本発明のズームレンズ系は、以下の条件式を満足
することを特徴とする。
条件式(4)は、前記条件式(1)と伴に、S端での全長を規
定する条件で、その下限を越えると、特に望遠ズームレ
ンズ系では、バックフォーカスが長くなりすぎ、コンパ
クト化の要件を満足しない。
一方その上限を越えると、1眼レフレックスカメラ用ズ
ームレンズとしては、バックフォーカスの制限を満たせ
ないと伴に、ズーミング中の諸収差、特に像面彎曲の補
正バランスが良好に保てなくなる。
以下に本発明の具体的実施例を示す。第4図〜第7図
は、本発明のズームレンズ系の実施例1〜4の各S端で
のレンズ断面図及び移動形式である。又、下記の実施例
において、riは物体側から順に第i番目の面の曲率半
径、diは物体側より順に第i番目の軸上間隔、Ni,νi
は、各々物体側より順に第i番目のレンズの屈折率とア
ッベ数である。
第8図〜第11図は、各々実施例1〜4の物体距離無限遠
時での各収差図である。
なお、実施例1〜4において、第2レンズ群及び第3レ
ンズ群の一方がいずれもズーミング中に固定になってい
るが、これらの一部又は全部が可動であっても自由度が
大きくなって設計が楽になるだけであるから本発明のズ
ームレンズの構成要件からはずれるものではない。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の4群型望遠ズームレンズの基本構成及び
移動図。ここで、 I……フォーカシング群 II……バリエータ群 III……コンペンセーター群 IV……マスターレンズ群 第2図は、標準域を含む高変倍率ズームレンズの基本構
成及び移動図。(特開昭57-168209)ここで、 I……第1正レンズ群 II……第2負レンズ群 III……第3正レンズ群 第3図(a)及び第3図(b)は、本発明のズームレンズの基
本構成及び移動図。ここで、 I……第1正レンズ群 II……第2負レンズ群 III……第3正レンズ群 IV……第4負レンズ群 第4図〜第7図は、本発明の実施例1.2.3.4.のズームレ
ンズ系の各S端でのレンズ断面図及びズーミング移動曲
線(ここで、Sは絞り)、第8図〜第11図は、実施例
1.2.3.4.の各焦点距離における物体距離無限遠時での諸
収差を示す。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】物体側より順に、第1正レンズ群(I)、第
    2負レンズ群(II)、第3正レンズ群(III)及び第4負レ
    ンズ群(IV)より構成され、最短焦点距離端(S端)から
    最長焦点距離端(L端)へのズーミングに際して、上記
    第1正レンズ群と上記第4負レンズ群は像側から物体側
    へ移動するとともに、上記第2負レンズ群と第3正レン
    ズ群の少くとも一方が、これに伴ってズーミング中移動
    し、この結果上記S端からL端へのズーミングにおいて
    上記第1正レンズ群と第2負レンズ群の間の空気間隔が
    増大し、上記第3正レンズ群と第4負レンズ群の間の空
    気間隔が減少するとともに以下の条件を満足することを
    特徴とする超コンパクトな望遠系ズームレンズ: 但し、fs123:S端での第1正レンズ群から第3正レン
    ズ群までの合成焦点距離、 f:第4負レンズ群の焦点距離。
  2. 【請求項2】さらに以下の条件を満足することを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載のズームレンズ: 但し、βL4:L端での第4負レンズ群の横倍率、 βS4:S端での第4負レンズ群の横倍率、 △d34:S端からL端へのズーミング中における第3正
    レンズ群と第4負レンズ群の間の軸上空気間隔減少量、 f:S端での全系の焦点距離。
  3. 【請求項3】さらに以下の条件式を満足することを特徴
    とする特許請求の範囲第2項記載のズームレンズ: 但し、f:S端での全系の焦点距離。
  4. 【請求項4】前記第3正レンズ群(III)が絞りを含みか
    つズーミングに際して、固定であることを特徴とする特
    許請求の範囲第1項記載のズームレンズ。
  5. 【請求項5】前記第1正レンズ群(I)と前記第4負レン
    ズ群とがズーミングに際して、一体で移動することを特
    徴とする特許請求の範囲第1項記載のズームレンズ。
  6. 【請求項6】前記第2負レンズ群(II)が絞りを含みかつ
    ズーミングに際して固定であることを特徴とする特許請
    求の範囲第1項記載のズームレンズ。
JP58164768A 1983-09-06 1983-09-06 超コンパクトな望遠系ズ−ムレンズ Expired - Lifetime JPH0640172B2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58164768A JPH0640172B2 (ja) 1983-09-06 1983-09-06 超コンパクトな望遠系ズ−ムレンズ
US06/647,711 US4673258A (en) 1983-09-06 1984-09-05 Ultra compact zoom lens system

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JP58164768A JPH0640172B2 (ja) 1983-09-06 1983-09-06 超コンパクトな望遠系ズ−ムレンズ

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Publication Number Publication Date
JPS6055314A JPS6055314A (ja) 1985-03-30
JPH0640172B2 true JPH0640172B2 (ja) 1994-05-25

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ID=15799558

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JP58164768A Expired - Lifetime JPH0640172B2 (ja) 1983-09-06 1983-09-06 超コンパクトな望遠系ズ−ムレンズ

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JP2798090B2 (ja) * 1988-02-10 1998-09-17 オリンパス光学工業株式会社 ズームレンズのフォーカシング方法
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JP5513242B2 (ja) 2010-04-28 2014-06-04 オリンパス株式会社 撮像装置

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JPS6053295B2 (ja) * 1982-02-02 1985-11-25 株式会社シグマ 光学補正式ズ−ムレンズ

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