JPH0640154Y2 - タンク車におけるマンホール蓋の緊締装置 - Google Patents

タンク車におけるマンホール蓋の緊締装置

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JPH0640154Y2
JPH0640154Y2 JP393491U JP393491U JPH0640154Y2 JP H0640154 Y2 JPH0640154 Y2 JP H0640154Y2 JP 393491 U JP393491 U JP 393491U JP 393491 U JP393491 U JP 393491U JP H0640154 Y2 JPH0640154 Y2 JP H0640154Y2
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JP
Japan
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tightening
manhole
manhole cover
cam
rod
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JP393491U
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JPH04132091U (ja
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晃 鎌田
公明 佐藤
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Japan Oil Transportation Co Ltd
Original Assignee
Japan Oil Transportation Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は鉄道車両等の車両の車台
上に搭載される密閉状タンクの天井壁に開口されるマン
ホールを閉じるためのマンホール蓋の緊締装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来の前記マンホール蓋の緊締手段とし
て、マンホールを開口したマンホール座の周囲に複数個
の締付ボルトを起伏自在に設け、これらの締付ボルトを
起立回動してマンホール上のマンホール蓋に設けた受具
に係合させたのち、締付ボルトに螺合されるナットを締
め付けてマンホール蓋を緊締するようにしたものがよく
知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところがかかる従来の
緊締手段では、 作業者が複数本の締付ボルトに螺合
されるナットの締め付け作業をしなければならず、作業
時間が長くなって作業能率が悪い。 マンホール蓋の
緊締、およびその解除作業を行うのにスパナ等の工具が
必要である。 複数の締付ボルトの締付トルクを一定
にするのが難しい。等の課題がある。
【0004】本考案は上記実情にかんがみてなされたも
ので、前記課題をすべて解決した、新規なタンク車にお
けるマンホール蓋の緊締装置を提供することを目的とす
るものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的達成のため、本
考案の特徴とするところは、車台上に搭載される密閉状
タンクの天井壁にマンホールを開口したマンホール座を
固設し、このマンホール座上にパッキングを介して着座
され、前記マンホールを密閉するようにしたマンホール
蓋の緊締装置であって、前記マンホール座の外周には、
周方向に間隔を存して複数のブラケットを固着し、それ
らのブラケットには位置調整可能な締め代調整ガイドを
介して軸方向への締付移動を許容される締付棒が起伏自
在にピン連結され、前記複数の締付棒の上端にはそれぞ
れ操作レバーを有する締付用偏心カムが回動自在に軸支
され、一方前記マンホール蓋の外周部には、前記偏心カ
ムの締付方向の回転により、そのカム面と係合して該マ
ンホール蓋を緊締させるためのカム受面が設けられ、さ
らに前記締め代調整ガイドには前記締付棒と係合してそ
の倒れを防止するための鉛直保持装置が設けられる。
【0006】
【実施例】以下、図面により本考案の一実施例について
説明する。
【0007】図1には本考案装置を備えた鉄道用タンク
車両が示されており、この図において車輪を懸架した車
台F上に密閉状のタンクTが搭載される。タンクTの天
井壁1の中央部には、本考案マンホール蓋緊締装置が設
けられる。
【0008】図2は、マンホール蓋緊締装置の全体斜視
図、図3は、図2の3−3線に沿う縦断面図、図4は、
図3の一部の拡大図、図5は、図4の5−5線に沿う部
分断面図、図6は、図4の6−6線に沿う部分断面図で
あり、以下これらの図を参照してマンホール蓋緊締装置
の構造を詳細に説明する。図3に示すようにタンクTの
天井壁1には、そこにマンホール2を開口した中空円筒
状のマンホール座3が溶接される。マンホール座3の外
周一側(図2,3右側)には、ヒンジブラケット4が溶
接され、該ブラケット4にヒンジピン5を介してマンホ
ール蓋6が開閉自在に枢支連結される。またそのマンホ
ール蓋6の他側(図2左側)にはこれを開閉するための
把手7が固着される。
【0009】マンホール蓋6の外周部の下面には、環状
のパッキング8が嵌着され、このパッキング8は、マン
ホール蓋6の閉成時にマンホール座3の上面に着座して
マンホール2を流体密に閉じるようになっている。
【0010】図2に明瞭に示すようにマンホール座3の
外周面には複数の断面U字状をなすブラケット9が周方
向に略等間隔を存して放射状に溶接される。
【0011】前記複数のブラケット9には、それぞれ緊
締機構10が設けられる。それらの緊締機構10は何れ
も同一の構造を有するので、以下その一つについて詳細
に説明するに、前記ブラケット4には、図5に示すよう
にこれを囲むようにコ字状の締め代調整ガイド11が上
下摺動可能に嵌合されており、この調整ガイド11の底
面には、前記ブラケット9の底面に係合する調整ねじ1
2が螺挿されており、この調整ねじ12の回動調整によ
り締め代調整ガイド11をブラケット9に対して上下に
移動調整可能である。前記締め代調整ガイド11には、
前記ブラケット4に開口した遊び孔13を貫通した連結
ピン14が連結され、この連結ピン14に締付棒15が
起伏回動自在に連結されている。締付棒15の自由端に
は断面ホーク状の緊締用偏心カム16が支持ピン18を
介して回動自在に連結され、該偏心カム16の外周面に
はカム面17が形成されている。前記偏心カム16には
棒状の操作レバー19が一体に設けられ、この操作レバ
ー19の自由端には、足踏片20が固着され、この操作
レバー19はこの足踏片20を踏込むことにより足でも
操作できるようになっている。
【0012】また図6に明瞭に示すように前記偏心カム
16の一側には、つまみ211 を有するロックピン21
が設けられ、このロックピン21は、ばね22によって
内方、すなわちロック方向に移動するように付勢されて
いる。一方、前記締付棒15の自由端には前記ロックピ
ン21と係合し得る2つの第1,第2係合孔23,24
が略180°の位相差を存して形成されており、ロック
ピン21が第1の係合孔23に係合されると、偏心カム
16を有する操作レバー19は締付棒15に対して緊締
位置(図3,図4(イ)位置)に保持され、またロック
ピン21が第2係合孔24に係合されると、前記操作レ
バー19を締付棒15に対して緊締解除位置(図4
(ロ)および(ハ)位置)に保持される。
【0013】また前記締め代調整ガイド11には、マン
ホール蓋6の緊締作動時に前記締付棒15を鉛直位置に
支持できるようにした鉛直保持装置25が設けられる。
この装置25は締め代調整ガイド11の上端縁に枢支ピ
ン26を以て鉛直係止片27を起伏自在に連結して構成
されており、この鉛直係止片27の先端には前記締付棒
15の自由端部と係合し得る係合部271 が設けられ
る。
【0014】一方前記マンホール蓋6には、前記複数の
緊締機構10に対応してそれと同数のホーク状の受部材
29が周方向に等間隔を存して放射状に一体に設けられ
ており、該受部材29の凹部30に前記締付棒15が係
合し得るようになっている。また受部材29には、上面
にカム受面311 を有する断面コ字状のカム受片31が
固着され、前記カム受面311 には、前記偏心カム16
のカム面17が摩擦係合できるようになっている。
【0015】次にこの実施例の作用について説明する
と、緊締機構10の操作レバー19を外方に回動して図
4鎖線に示すように緊締解除位置(ハ)に保持し、また
鉛直保持装置25の鉛直係止片27を図4の鎖線に示す
ように支持解除位置に反転させる。このときロックピン
21は第2の係合孔24に係合しており、締付棒15
と、操作レバー19は一体である。
【0016】次にマンホール蓋6をヒンジピン5回りに
閉じ方向に回動してマンホール2を閉じた後、締付棒1
5を図4実線に示すように鉛直位置に起立するまで回動
し、次いで鉛直係止片27を図4において鎖線位置から
実線位置へ起立回動してその先端の係合部271 を締付
棒15に係合させて該締付棒15を鉛直位置に突張り保
持する。
【0017】次にロックピン21を外したのち操作レバ
ー19を図4の(ロ)位置から(イ)位置まで約180
°マンホール2側に回動すれば図3に示すように偏心カ
ム16の最大径部のカム面17がカム受面311 に摩擦
係合し、これによりマンホール蓋6が閉じ位置に緊締さ
れる。
【0018】最後に操作レバー19先端の足踏片20を
踏込むことにより前記緊締が一層強固になる。またこの
緊締状態ではロックピン21を第1の係合孔23に係合
させて操作レバー19を緊締位置にロックする。
【0019】ところで前述の操作レバー19の回動によ
る緊締作業中、偏心カム16のカム面17はカム受面3
1 に摩擦係合することにより締付棒15は外側へ傾く
方向の回転モーメントを受けるが鉛直係止片27がその
回転モーメントに対抗して突張るので、締付棒15が倒
れることがなく、前述の緊締作業を円滑に行うことがで
きる。
【0020】また前記パッキング8のへたりや摩耗によ
り締め代の調整が必要なときは調整ねじ12の回転調整
により、ブラケット9に対する締め代調整ガイド11の
上下位置を調整する。
【0021】なお、以上の実施例ではマンホール座およ
びマンホール蓋に6つの緊締機構およびその受部材を設
けた場合を説明したが、それらはその機能を奏する範囲
でその数を増減してもよい。
【0022】
【考案の効果】以上のように本考案によれば、操作レバ
ーの回動操作により、マンホール蓋の緊締およびその解
除操作を円滑、容易に行うことができるので、その作業
時間を大幅に短縮してその作業能率を向上させることが
できる。
【0023】またマンホール蓋には、その全周にわたっ
て常に均等な緊締力が得られるのでマンホールの密閉が
確実に行われるとともにパッキングの偏ったへたりや摩
耗を生じることがなく、締め代の調整も容易である。
【0024】さらにマンホール蓋の緊締およびその解除
作業には、工具を必要としないので、工具を忘れたり紛
失したりした場合でも何ら支障なく、前記作業を行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案装置を装備したタンク車両の側面図
【図2】マンホール蓋緊締装置の全体斜視図
【図3】図2の3−3線に沿う縦断面図
【図4】図3の一部の拡大図
【図5】図4の5−5線に沿う部分断面図
【図6】図4の6−6線に沿う部分断面図
【符号の説明】
1 天井壁 2 マンホール 3 マンホール座 6 マンホール蓋 8 パッキング 9 ブラケット 11 締め代調整ガイド 15 締付棒 16 偏心カム 17 カム面 19 操作レバー 25 鉛直保持装置 311 カム受面 F 車台 T タンク

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車台(F)上に搭載される密閉状タンク
    (T)の天井壁(1)にマンホール(2)を開口したマ
    ンホール座(3)を固設し、このマンホール座(3)上
    にパッキング(8)を介して着座され、前記マンホール
    (2)を密閉するようにしたマンホール蓋(6)の緊締
    装置であって、前記マンホール座(3)の外周には、周
    方向に間隔を存して複数のブラケット(9)を固着し、
    それらのブラケット(9)には位置調整可能な締め代調
    整ガイド(11)を介して軸方向への締付移動を許容さ
    れる締付棒(15)が起伏自在にピン連結され、前記複
    数の締付棒(15)の上端にはそれぞれ操作レバー(1
    9)を有する締付用偏心カム(16)が回動自在に軸支
    され、一方前記マンホール蓋(6)の外周部には、前記
    偏心カム(16)の締付方向の回転により、そのカム面
    (17)と係合して該マンホール蓋(6)を緊締させる
    ためのカム受面(311 )が設けられ、さらに前記締め
    代調整ガイド(11)には前記締付棒(15)と係合し
    てその倒れを防止するための鉛直保持装置(25)が設
    けられることを特徴とするタンク車におけるマンホール
    蓋の緊締装置。
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JPH04132091U JPH04132091U (ja) 1992-12-07
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