JPH0640050Y2 - 車輌用暖房器 - Google Patents
車輌用暖房器Info
- Publication number
- JPH0640050Y2 JPH0640050Y2 JP1988053013U JP5301388U JPH0640050Y2 JP H0640050 Y2 JPH0640050 Y2 JP H0640050Y2 JP 1988053013 U JP1988053013 U JP 1988053013U JP 5301388 U JP5301388 U JP 5301388U JP H0640050 Y2 JPH0640050 Y2 JP H0640050Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heater
- frame
- vehicle
- vertical
- mounting frame
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Housings, Intake/Discharge, And Installation Of Fluid Heaters (AREA)
- Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、鉄道車輌の暖房を行う車輌用暖房器に関す
るものである。
るものである。
[従来の技術] 従来のこの種の装置としては第5図〜第7図に示すもの
があった。第5図は暖房器周辺の構造を示す斜視図、第
6図は暖房器を車輌に取り付けた状態を示す断面図、第
7図は車輌側に設けられる蹴込板周辺の構造を示す斜視
図である。各図において(1)は座席シート、(2)は
暖房器本体、(3)は蹴込板、(3a)は蹴込板に設けら
れた通気孔、(4a)は上部アングル、(4b)は下部アン
グル、(5a)は受け金、(5b)は取付板、(6a)はボル
ト、(6b)はボルト穴、(7)は掛止ハンドルである。
があった。第5図は暖房器周辺の構造を示す斜視図、第
6図は暖房器を車輌に取り付けた状態を示す断面図、第
7図は車輌側に設けられる蹴込板周辺の構造を示す斜視
図である。各図において(1)は座席シート、(2)は
暖房器本体、(3)は蹴込板、(3a)は蹴込板に設けら
れた通気孔、(4a)は上部アングル、(4b)は下部アン
グル、(5a)は受け金、(5b)は取付板、(6a)はボル
ト、(6b)はボルト穴、(7)は掛止ハンドルである。
車輌に暖房器を設置するにあたっては、まず車輌側の作
業として蹴込板(3)に第7図に示すように上部アング
ル(4a)と下部アングル(4b)とを所定位置に溶接して
固定し、次に上部アングル(4a)の所定位置に受け金
(5a)を溶接し、下部アングル(4b)の所定の位置にボ
ルト穴(6b)を開口する。
業として蹴込板(3)に第7図に示すように上部アング
ル(4a)と下部アングル(4b)とを所定位置に溶接して
固定し、次に上部アングル(4a)の所定位置に受け金
(5a)を溶接し、下部アングル(4b)の所定の位置にボ
ルト穴(6b)を開口する。
実際に暖房器を装着する場合には、始めに取付板(5b)
の下部と、下部アングル(4b)とに設けられたボルト穴
(6b)にボルト(6a)を挿入して本体下部を固定させ、
次に上部アングル(4a)の受け金(5a)を掛止ハンドル
(7)の掛止片に挟んで嵌合し、ハンドルを回して本体
上部を固定して装着している。
の下部と、下部アングル(4b)とに設けられたボルト穴
(6b)にボルト(6a)を挿入して本体下部を固定させ、
次に上部アングル(4a)の受け金(5a)を掛止ハンドル
(7)の掛止片に挟んで嵌合し、ハンドルを回して本体
上部を固定して装着している。
従来の車輌用暖房器は以上のように車輌に装着され、蹴
込板(3)の下部にある通気孔(3a)より取り入れられ
た外気を暖房器本体(2)内部に設けられたシーズ線発
熱体により暖め、上部にある通気孔(3a)から流出し
て、座席シート(1)に着座した人の足元を暖めてい
る。
込板(3)の下部にある通気孔(3a)より取り入れられ
た外気を暖房器本体(2)内部に設けられたシーズ線発
熱体により暖め、上部にある通気孔(3a)から流出し
て、座席シート(1)に着座した人の足元を暖めてい
る。
[考案が解決しようとする課題] 従来の車輌用暖房器は以上のように構成され、車輌に設
置され装着されているが、車輌への設置にあたっては、
車輌製造現場で、正確な位置合わせを要求される受け金
の溶接やボルト穴の開口を行わなければならず、車輌各
部が有する寸法のバラつき等から作業時間を多く要し、
且つ完成時の品質が悪くなるという問題点があった。
置され装着されているが、車輌への設置にあたっては、
車輌製造現場で、正確な位置合わせを要求される受け金
の溶接やボルト穴の開口を行わなければならず、車輌各
部が有する寸法のバラつき等から作業時間を多く要し、
且つ完成時の品質が悪くなるという問題点があった。
この考案はかかる課題を解決するためになされたもの
で、取り付け作業を容易にして、作業費用を低減し、完
成時の品質を良好にできる車輌用暖房器を得ることを目
的としている。
で、取り付け作業を容易にして、作業費用を低減し、完
成時の品質を良好にできる車輌用暖房器を得ることを目
的としている。
[課題を解決するための手段] この考案にかかる車輌用暖房器は、暖房器本体の縦横寸
法に合わせて予め作成された取付枠を備え、上部アング
ルと下部アングルとの間にこの取付枠の横寸法に合わせ
て或はそれより間隔を離して一対の縦枠を這わせて溶接
固定し、これら一対の縦枠の間に取付枠の縦寸法に合わ
せて横枠を這わせて溶接固定し、これら縦枠と横枠との
間に取付枠を溶接固定し、この取付枠に暖房器本体を装
着することとした。
法に合わせて予め作成された取付枠を備え、上部アング
ルと下部アングルとの間にこの取付枠の横寸法に合わせ
て或はそれより間隔を離して一対の縦枠を這わせて溶接
固定し、これら一対の縦枠の間に取付枠の縦寸法に合わ
せて横枠を這わせて溶接固定し、これら縦枠と横枠との
間に取付枠を溶接固定し、この取付枠に暖房器本体を装
着することとした。
[作用] この考案においては、上下部アングルに固定した縦枠と
横枠との間に取付枠を溶接固定し、この取付枠に暖房器
本体を嵌合して装着することとしたので、車輌製造現場
で正確な位置合わせを要求される受け金の溶接やボルト
穴の開口を行う必要がなくなる。
横枠との間に取付枠を溶接固定し、この取付枠に暖房器
本体を嵌合して装着することとしたので、車輌製造現場
で正確な位置合わせを要求される受け金の溶接やボルト
穴の開口を行う必要がなくなる。
[実施例] 以下、この考案の実施例を図について説明する。第1図
はこの考案による暖房器周辺の構造を示す斜視図、第2
図は暖房器を車輌に取り付けた状態を示す断面図、第3
図は蹴込板周辺の構造を示す斜視図で、各図において第
5図〜第7図と同一符号は同一又は相当部分を示し、
(8)は縦枠、(9)は横枠(以下、この横枠を取付板
と称する)、(10)は取付枠全体を示し、(10a)は切
欠部、(10b)は暖房器本体(2)の両側に突き出た取
付ピンである。
はこの考案による暖房器周辺の構造を示す斜視図、第2
図は暖房器を車輌に取り付けた状態を示す断面図、第3
図は蹴込板周辺の構造を示す斜視図で、各図において第
5図〜第7図と同一符号は同一又は相当部分を示し、
(8)は縦枠、(9)は横枠(以下、この横枠を取付板
と称する)、(10)は取付枠全体を示し、(10a)は切
欠部、(10b)は暖房器本体(2)の両側に突き出た取
付ピンである。
この考案における車輌用暖房器は第1図〜第3図に示す
ように、暖房器本体(2)には、従来の受け金(5b)下
部のボルト穴(6b)を設ける替わりに、第1図に示すよ
うに取付ピン(10b)が本体下部両側に設けられてい
る。
ように、暖房器本体(2)には、従来の受け金(5b)下
部のボルト穴(6b)を設ける替わりに、第1図に示すよ
うに取付ピン(10b)が本体下部両側に設けられてい
る。
またこの考案では第3図に示すような、額縁形状の取付
枠(10)を用いて暖房器本体(2)を車輌に取り付ける
が、この取付枠(10)は予め暖房器本体(2)の縦横寸
法に合わせて作成されており、上方には受け金(5a)が
設けられ、下方両端にはU字形の切欠部(10a)が設け
られている。
枠(10)を用いて暖房器本体(2)を車輌に取り付ける
が、この取付枠(10)は予め暖房器本体(2)の縦横寸
法に合わせて作成されており、上方には受け金(5a)が
設けられ、下方両端にはU字形の切欠部(10a)が設け
られている。
車輌に暖房器を設置するにあたっては、まず車輌側の作
業として蹴込板(3)の裏面に従来と同様に上部アング
ル(4a)と下部アングル(4b)とを溶接して固定し、次
に同様にして一対の縦枠(8)をそれぞれ所定位置で取
付枠(10)の横寸法にあわせて或はそれより間隔を離し
て溶接し、これらの縦枠(8)の間に取付枠(10)の縦
寸法に合わせて取付板(9)を這わせて溶接し固定す
る。
業として蹴込板(3)の裏面に従来と同様に上部アング
ル(4a)と下部アングル(4b)とを溶接して固定し、次
に同様にして一対の縦枠(8)をそれぞれ所定位置で取
付枠(10)の横寸法にあわせて或はそれより間隔を離し
て溶接し、これらの縦枠(8)の間に取付枠(10)の縦
寸法に合わせて取付板(9)を這わせて溶接し固定す
る。
次に、この取付板(9)と下部アングル(4b)との間
に、予め暖房器本体(2)に合わせて作成された取付枠
(10)を挿入して、点付け溶接して固定し、車輌側の作
業を終える。
に、予め暖房器本体(2)に合わせて作成された取付枠
(10)を挿入して、点付け溶接して固定し、車輌側の作
業を終える。
実際に暖房器を装着するにあたっては、取付枠(10)に
設けられた切欠部(10a)に取付ピン(10b)を嵌合させ
て暖房器本体(2)の下部位置を定め、受け金(5a)を
掛止ハンドル(7)の掛止片に鋏こんで嵌合させ、ハン
ドルを回して本体上部を固定して装着する。
設けられた切欠部(10a)に取付ピン(10b)を嵌合させ
て暖房器本体(2)の下部位置を定め、受け金(5a)を
掛止ハンドル(7)の掛止片に鋏こんで嵌合させ、ハン
ドルを回して本体上部を固定して装着する。
第4図はこの考案の他の実施例を示す斜視図で、第4図
に示すように取付板(9)を二枚設け、これらの取付板
(9)の間に取付枠(10)を点付け溶接して固定するこ
ともできる。このようにすることによって暖房器本体
(2)を高い位置に装着することが可能になる。
に示すように取付板(9)を二枚設け、これらの取付板
(9)の間に取付枠(10)を点付け溶接して固定するこ
ともできる。このようにすることによって暖房器本体
(2)を高い位置に装着することが可能になる。
[考案の効果] この考案は以上説明したとおり、暖房器本体の縦横寸法
に合わせて予め作成された取付枠を備え、上部アングル
と下部アングルとの間にこの取付枠の横寸法に合わせて
或はそれより間隔を離して一対の縦枠を這わせて溶接固
定し、これら一対の縦枠の間に取付枠の縦寸法に合わせ
て横枠を這わせて溶接固定し、これら縦枠と横枠との間
に取付枠を溶接固定し、この取付枠に暖房器本体を嵌合
して装着することとしたので、車輌製造現場で正確な位
置決めを要求される受け金の溶接やボルト穴の開口を行
う必要がなくなり、取り付け作業を容易にして、作業費
用を低減し、完成時の品質を良好にでき、また取付板を
複数枚用いることで暖房器本体を高い位置に装着するこ
とができるという効果がある。
に合わせて予め作成された取付枠を備え、上部アングル
と下部アングルとの間にこの取付枠の横寸法に合わせて
或はそれより間隔を離して一対の縦枠を這わせて溶接固
定し、これら一対の縦枠の間に取付枠の縦寸法に合わせ
て横枠を這わせて溶接固定し、これら縦枠と横枠との間
に取付枠を溶接固定し、この取付枠に暖房器本体を嵌合
して装着することとしたので、車輌製造現場で正確な位
置決めを要求される受け金の溶接やボルト穴の開口を行
う必要がなくなり、取り付け作業を容易にして、作業費
用を低減し、完成時の品質を良好にでき、また取付板を
複数枚用いることで暖房器本体を高い位置に装着するこ
とができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】 第1図〜第3図はそれぞれこの考案の一実施例を示す
図、第4図はこの考案の他の実施例を示す図、第5図〜
第7図は従来の装置を示す図。 (1)は座席シート、(2)は暖房器本体、(3)は蹴
込板、(3a)は蹴込板に設けられた通気孔、(4a)は上
部アングル、(4b)は下部アングル、(5a)は受け金、
(5b)は取付板、(7)は掛止ハンドル、(8)は縦
枠、(9)は取付板、(10)は取付枠、(10a)は切欠
部、(10b)は取付ピン。 なお、各図中同一符号は同一又は相当部分を示すものと
する。
図、第4図はこの考案の他の実施例を示す図、第5図〜
第7図は従来の装置を示す図。 (1)は座席シート、(2)は暖房器本体、(3)は蹴
込板、(3a)は蹴込板に設けられた通気孔、(4a)は上
部アングル、(4b)は下部アングル、(5a)は受け金、
(5b)は取付板、(7)は掛止ハンドル、(8)は縦
枠、(9)は取付板、(10)は取付枠、(10a)は切欠
部、(10b)は取付ピン。 なお、各図中同一符号は同一又は相当部分を示すものと
する。
フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭58−164853(JP,U) 実公 昭56−45802(JP,Y2)
Claims (1)
- 【請求項1】車輌の座席シート下部に設けられる上部ア
ングルと、車輌の床面に設けられる下部アングルとの間
に取り付けられる車輌用暖房器において、 暖房器本体の縦横寸法に合わせて予め作成された取付枠
と、 上記上部アングルと上記下部アングルとの間に上記取付
枠の横寸法に合わせて或はそれより間隔を離して固定し
た一対の縦枠と、 これら一対の縦枠の間に上記取付枠の縦寸法に合わせて
溶接固定した横枠とを備え、 上記縦枠と横枠との間に上記取付枠を溶接固定し、この
取付枠に上記暖房器本体を装着することを特徴とする車
輌用暖房器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988053013U JPH0640050Y2 (ja) | 1988-04-20 | 1988-04-20 | 車輌用暖房器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988053013U JPH0640050Y2 (ja) | 1988-04-20 | 1988-04-20 | 車輌用暖房器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01158273U JPH01158273U (ja) | 1989-11-01 |
JPH0640050Y2 true JPH0640050Y2 (ja) | 1994-10-19 |
Family
ID=31279010
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988053013U Expired - Lifetime JPH0640050Y2 (ja) | 1988-04-20 | 1988-04-20 | 車輌用暖房器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0640050Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58164853U (ja) * | 1982-04-30 | 1983-11-02 | 三菱電機株式会社 | 車両用暖房装置 |
-
1988
- 1988-04-20 JP JP1988053013U patent/JPH0640050Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01158273U (ja) | 1989-11-01 |
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