JPH06398B2 - 複合2軸延伸ポリプロピレン系樹脂フィルムおよび該フィルムの製造方法 - Google Patents
複合2軸延伸ポリプロピレン系樹脂フィルムおよび該フィルムの製造方法Info
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- JPH06398B2 JPH06398B2 JP1205654A JP20565489A JPH06398B2 JP H06398 B2 JPH06398 B2 JP H06398B2 JP 1205654 A JP1205654 A JP 1205654A JP 20565489 A JP20565489 A JP 20565489A JP H06398 B2 JPH06398 B2 JP H06398B2
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、食品その他の包装体を得る際の包装用材や、
紙に対する美粧用の保護フィルムとして利用される複合
2軸延伸ポリプロピレン系樹脂フィルム、および該フィ
ルムの製造方法に関するものであり、低温でのヒートシ
ール特性を有し、しかも、滑り性および耐ブロッキング
性においても優れた特性を有する複合2軸延伸ポリプロ
ピレン系樹脂フィルムとその製造方法とを提供するもの
である。
紙に対する美粧用の保護フィルムとして利用される複合
2軸延伸ポリプロピレン系樹脂フィルム、および該フィ
ルムの製造方法に関するものであり、低温でのヒートシ
ール特性を有し、しかも、滑り性および耐ブロッキング
性においても優れた特性を有する複合2軸延伸ポリプロ
ピレン系樹脂フィルムとその製造方法とを提供するもの
である。
[従来の技術] 2軸延伸ポリプロピレン系樹脂フィルムは、透明性や機
械的強度等において優れた特性を有しており、包装用フ
ィルムや紙に対する美粧用の保護フィルム等として多用
されている。
械的強度等において優れた特性を有しており、包装用フ
ィルムや紙に対する美粧用の保護フィルム等として多用
されている。
しかしながら、前記2軸延伸ポリプロピレン系樹脂フィ
ルムは、そのヒートシール性能が十分ではないため、2
軸延伸ポリプロピレン系樹脂フィルムに対してヒートシ
ール特性を具備するフィルムを貼着したり、あるいは、
ヒートシール性能を具備する樹脂を押し出し積層する等
して得られる複合2軸延伸ポリプロピレン系樹脂フィル
ムが利用されていた。
ルムは、そのヒートシール性能が十分ではないため、2
軸延伸ポリプロピレン系樹脂フィルムに対してヒートシ
ール特性を具備するフィルムを貼着したり、あるいは、
ヒートシール性能を具備する樹脂を押し出し積層する等
して得られる複合2軸延伸ポリプロピレン系樹脂フィル
ムが利用されていた。
さらには、近年、未延伸あるいは1軸延伸のポリプロピ
レン系樹脂フィルムに対して低融点の樹脂を積層し、こ
れを、前者の場合は2軸方向へ延伸することによって、
また、後者の場合は先に導入されている延伸方法に対し
て直角方向へ1軸延伸することによって、すなわち、少
なくとも1軸方向に延伸することによって、ヒートシー
ル樹脂層を有する複合2軸延伸ポリプロピレン系樹脂フ
ィルムを得る方法が利用され始めている。
レン系樹脂フィルムに対して低融点の樹脂を積層し、こ
れを、前者の場合は2軸方向へ延伸することによって、
また、後者の場合は先に導入されている延伸方法に対し
て直角方向へ1軸延伸することによって、すなわち、少
なくとも1軸方向に延伸することによって、ヒートシー
ル樹脂層を有する複合2軸延伸ポリプロピレン系樹脂フ
ィルムを得る方法が利用され始めている。
[発明が解決しようとする課題] ところで、2軸延伸ポリプロピレン系樹脂フィルムに対
してヒートシール特性を具備するフィルムを貼着する複
合2軸延伸ポリプロピレン系樹脂フィルムは、その製造
効率が極めて悪く、また、2軸延伸ポリプロピレン系樹
脂フィルムに対して、ヒートシール性能を具備する樹脂
を押し出し積層した複合2軸延伸ポリプロピレン系樹脂
フィルムは、押し出し積層樹脂層の厚さを10μ以下に
することができなく、しかも、生産性が悪い等によって
割高になるという欠点を有している。
してヒートシール特性を具備するフィルムを貼着する複
合2軸延伸ポリプロピレン系樹脂フィルムは、その製造
効率が極めて悪く、また、2軸延伸ポリプロピレン系樹
脂フィルムに対して、ヒートシール性能を具備する樹脂
を押し出し積層した複合2軸延伸ポリプロピレン系樹脂
フィルムは、押し出し積層樹脂層の厚さを10μ以下に
することができなく、しかも、生産性が悪い等によって
割高になるという欠点を有している。
これに対して、未延伸あるいは1軸延伸のポリプロピレ
ン系樹脂フィルム層と低融点の樹脂層との積層体を、少
なくとも1軸方向に延伸することによって得られる複合
2軸延伸ポリプロピレン系樹脂フィルムは、生産効率が
高く、しかも、積層樹脂層(ヒートシール樹脂層)の厚
さも薄肉に形成し得るため、安価に供給され得るもので
あるが、ヒートシール用樹脂層として、例えば、ポリ
(エチレン−プロピレン)共重合体,ポリブテン−1,
ポリ(エチレン−ブテン)共重合体,ポリ(プロピレン
−ブテン)共重合体、さらにはこれらの混合物からなる
樹脂が利用されており、80℃以下の低温でヒートシー
ルし得る樹脂は利用し得ないという欠点を有していた。
ン系樹脂フィルム層と低融点の樹脂層との積層体を、少
なくとも1軸方向に延伸することによって得られる複合
2軸延伸ポリプロピレン系樹脂フィルムは、生産効率が
高く、しかも、積層樹脂層(ヒートシール樹脂層)の厚
さも薄肉に形成し得るため、安価に供給され得るもので
あるが、ヒートシール用樹脂層として、例えば、ポリ
(エチレン−プロピレン)共重合体,ポリブテン−1,
ポリ(エチレン−ブテン)共重合体,ポリ(プロピレン
−ブテン)共重合体、さらにはこれらの混合物からなる
樹脂が利用されており、80℃以下の低温でヒートシー
ルし得る樹脂は利用し得ないという欠点を有していた。
すなわち、融点が80℃以下の樹脂の多くはゴムに近い
ものであって、常温でもベタ付くために、ロールに取ら
れたり、あるいは、巻き取られたフィルムがブロッキン
グしてしまい、巻き戻し不能となったり、さらには、得
られるフィルムに滑り性が無いため、取り扱い作業性の
不良等により、前記方法での積層樹脂としては実用化さ
れていないのが実情である。
ものであって、常温でもベタ付くために、ロールに取ら
れたり、あるいは、巻き取られたフィルムがブロッキン
グしてしまい、巻き戻し不能となったり、さらには、得
られるフィルムに滑り性が無いため、取り扱い作業性の
不良等により、前記方法での積層樹脂としては実用化さ
れていないのが実情である。
これに対して本第1の発明は、80℃以下のヒートシー
ル温度で十分に熱接着され得る積層樹脂層を具備する複
合2軸延伸ポリプロピレン系樹脂フィルムであり、しか
も、ポリプロピレン系樹脂層と低融点樹脂層との積層シ
ートを、少なくとも1軸方向に延伸する方法を利用して
製造され得るものであり、かつ、作業特性においても良
好な性質を有する複合2軸延伸ポリプロピレン系樹脂フ
ィルムを提供するものである。
ル温度で十分に熱接着され得る積層樹脂層を具備する複
合2軸延伸ポリプロピレン系樹脂フィルムであり、しか
も、ポリプロピレン系樹脂層と低融点樹脂層との積層シ
ートを、少なくとも1軸方向に延伸する方法を利用して
製造され得るものであり、かつ、作業特性においても良
好な性質を有する複合2軸延伸ポリプロピレン系樹脂フ
ィルムを提供するものである。
また、本第2の発明は、前記本第1の発明の複合2軸延
伸ポリプロピレン系樹脂フィルムを、容易、かつ、効率
良く得る方法を提供するものである。
伸ポリプロピレン系樹脂フィルムを、容易、かつ、効率
良く得る方法を提供するものである。
[課題を解決するための手段] 本第1の発明は、2軸延伸が導入されているポリプロピ
レン系樹脂フィルム層と該フィルム層に積層されている
低融点樹脂層とからなる複合2軸延伸ポリプロピレン系
樹脂フィルムであつて、前記低融点樹脂層が、下記の
(1)〜(3)式の条件を満足するエチレン−ビニルエステル
系共重合体またはエチレン−不飽和カルボン酸系共重合
体からなる樹脂[A]60〜90重量部とポリエチレン
樹脂[B]40〜10重量部とを含有する混合樹脂によ
って形成されているものであり、しかも、前記低融点樹
脂層の表面が、粗面状態を呈しているものである。
レン系樹脂フィルム層と該フィルム層に積層されている
低融点樹脂層とからなる複合2軸延伸ポリプロピレン系
樹脂フィルムであつて、前記低融点樹脂層が、下記の
(1)〜(3)式の条件を満足するエチレン−ビニルエステル
系共重合体またはエチレン−不飽和カルボン酸系共重合
体からなる樹脂[A]60〜90重量部とポリエチレン
樹脂[B]40〜10重量部とを含有する混合樹脂によ
って形成されているものであり、しかも、前記低融点樹
脂層の表面が、粗面状態を呈しているものである。
また、本第2の発明は、ポリプロピレン系樹脂層と、下
記の(1)〜(3)式の条件を満足するエチレン−ビニルエス
テル系共重合体またはエチレン−不飽和カルボン酸系共
重合体からなる樹脂[A]60〜90重量部とポリエチ
レン樹脂[B]40〜10重量部とを含有する混合樹脂
による溶融,押出し樹脂層との積層体を得た後、前記積
層体におけるポリプロピレン系樹脂層に縦,横いずれの
方向にも延伸が導入されていない場合は、前記積層体を
2軸方向へ延伸することによって、また、前記積層体に
おけるポリプロピレン系樹脂層に1軸延伸がすでに導入
されている場合は、先に導入されている延伸方向に対し
て直角方向へ1軸延伸することによって、すなわち、少
なくとも1軸方向に延伸することによって、前記ポリプ
ロピレン系樹脂フィルムに2軸延伸が導入されている複
合2軸延伸ポリプロピレン系樹脂フィルムを得るもので
ある。
記の(1)〜(3)式の条件を満足するエチレン−ビニルエス
テル系共重合体またはエチレン−不飽和カルボン酸系共
重合体からなる樹脂[A]60〜90重量部とポリエチ
レン樹脂[B]40〜10重量部とを含有する混合樹脂
による溶融,押出し樹脂層との積層体を得た後、前記積
層体におけるポリプロピレン系樹脂層に縦,横いずれの
方向にも延伸が導入されていない場合は、前記積層体を
2軸方向へ延伸することによって、また、前記積層体に
おけるポリプロピレン系樹脂層に1軸延伸がすでに導入
されている場合は、先に導入されている延伸方向に対し
て直角方向へ1軸延伸することによって、すなわち、少
なくとも1軸方向に延伸することによって、前記ポリプ
ロピレン系樹脂フィルムに2軸延伸が導入されている複
合2軸延伸ポリプロピレン系樹脂フィルムを得るもので
ある。
記 エチレン−ビニルエステル系共重合体またはエチレン−
不飽和カルボン酸系共重合体からなる樹脂[A]のメル
トフローレート(g/10分)をMFR(a)、ポリエチレン樹脂
[B]のメルトフローレート (g/10分)をMFR(b)で表示するとき、 3.0≦MFR(a)≦50.0……(1) 0.2≦MFR(b)≦5.0………(2) 4.0MFR(a)/MFR(b)≦70.0…………(3) 前記構成からなる本各発明において、ポリプロピレン系
樹脂層に利用されるポリプロピレン系樹脂は、ポリプロ
ピレンホモポリマー,ポリプロピレンと少量のエチレン
とのコポリマー,あるいはこれらの混合樹脂等であり、
通常の2軸延伸ポリプロピレンフィルムの場合と同様
に、ポリプロピレンフィルムとしての諸特性が損なわれ
ることの無い範囲内での他の樹脂との混合樹脂も使用さ
れ得るものである。
不飽和カルボン酸系共重合体からなる樹脂[A]のメル
トフローレート(g/10分)をMFR(a)、ポリエチレン樹脂
[B]のメルトフローレート (g/10分)をMFR(b)で表示するとき、 3.0≦MFR(a)≦50.0……(1) 0.2≦MFR(b)≦5.0………(2) 4.0MFR(a)/MFR(b)≦70.0…………(3) 前記構成からなる本各発明において、ポリプロピレン系
樹脂層に利用されるポリプロピレン系樹脂は、ポリプロ
ピレンホモポリマー,ポリプロピレンと少量のエチレン
とのコポリマー,あるいはこれらの混合樹脂等であり、
通常の2軸延伸ポリプロピレンフィルムの場合と同様
に、ポリプロピレンフィルムとしての諸特性が損なわれ
ることの無い範囲内での他の樹脂との混合樹脂も使用さ
れ得るものである。
なお、前記ポリプロピレン系樹脂層の形成に際しては、
ポリプロピレン系樹脂フィルムの製膜に通常利用される
添加剤、例えば、酸化防止剤,スリップ剤,アンチブロ
ッキング剤,帯電防止剤,紫外線吸収剤等が、必要に応
じて適宜の添加,含有され得るものであることは勿論で
ある。
ポリプロピレン系樹脂フィルムの製膜に通常利用される
添加剤、例えば、酸化防止剤,スリップ剤,アンチブロ
ッキング剤,帯電防止剤,紫外線吸収剤等が、必要に応
じて適宜の添加,含有され得るものであることは勿論で
ある。
また、低融点樹脂層に利用される樹脂[A]は、エチレ
ン−ビニルエステル系共重合体またはエチレン−不飽和
カルボン酸系共重合体からなるものであり、エチレン−
ビニルエステル系共重合体樹脂には、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体樹脂が最も好適であり、また、エチレン−
不飽和カルボン酸系共重合体樹脂には、例えば、エチレ
ン−アクリル酸共重合体、エチレン−メタクリル酸共重
合体、エチレン−アクリル酸メチル共重合体やエチレン
−アクリル酸エチル共重合体等のエチレン−不飽和カル
ボン酸エステル共重合体、さらには、前記各共重合体に
無水マレイン酸等を共重合させた三元共重合体等が利用
される。
ン−ビニルエステル系共重合体またはエチレン−不飽和
カルボン酸系共重合体からなるものであり、エチレン−
ビニルエステル系共重合体樹脂には、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体樹脂が最も好適であり、また、エチレン−
不飽和カルボン酸系共重合体樹脂には、例えば、エチレ
ン−アクリル酸共重合体、エチレン−メタクリル酸共重
合体、エチレン−アクリル酸メチル共重合体やエチレン
−アクリル酸エチル共重合体等のエチレン−不飽和カル
ボン酸エステル共重合体、さらには、前記各共重合体に
無水マレイン酸等を共重合させた三元共重合体等が利用
される。
なお、前記エチレン−ビニルエステル系共重合体または
エチレン−不飽和カルボン酸系共重合体樹脂には、該樹
脂に十分な低融点性が導入されているものが好ましく、
エチレン成分が60〜90重量%,ビニルエステルやア
クリル酸(エステル)成分が10〜40重量%の範囲内
の共重合体樹脂が好適である。
エチレン−不飽和カルボン酸系共重合体樹脂には、該樹
脂に十分な低融点性が導入されているものが好ましく、
エチレン成分が60〜90重量%,ビニルエステルやア
クリル酸(エステル)成分が10〜40重量%の範囲内
の共重合体樹脂が好適である。
さらに、低融点樹脂層に利用されるもう一方のポリエチ
レン樹脂[B]には、低密度ポリエチレン,線状低密度
ポリエチレン,中密度ポリエチレン,高密度ポリエチレ
ン等が使用される。
レン樹脂[B]には、低密度ポリエチレン,線状低密度
ポリエチレン,中密度ポリエチレン,高密度ポリエチレ
ン等が使用される。
なお、前記ポリエチレン樹脂[B]として高密度ポリエ
チレンを使用する場合には、延伸によって得られる低融
点樹脂層の表面の粗化の状態が大きくなるため、取り扱
い作業特性において優れた性質を有する複合2軸延伸ポ
リプロピレンフィルムになるものの、低融点樹脂層にお
ける低温ヒートシール性能が低下する傾向を有するた
め、低〜中密度ポリエチレンを利用するのが好ましい。
チレンを使用する場合には、延伸によって得られる低融
点樹脂層の表面の粗化の状態が大きくなるため、取り扱
い作業特性において優れた性質を有する複合2軸延伸ポ
リプロピレンフィルムになるものの、低融点樹脂層にお
ける低温ヒートシール性能が低下する傾向を有するた
め、低〜中密度ポリエチレンを利用するのが好ましい。
前記低融点樹脂層における樹脂[A]と樹脂[B]と
は、樹脂[A]60〜90重量部と樹脂[B]を40〜
10重量部、好ましくは、樹脂[A]65〜75重量部
と樹脂[B]を35〜25重量部とを含有する混合樹脂
によって形成されているものである。
は、樹脂[A]60〜90重量部と樹脂[B]を40〜
10重量部、好ましくは、樹脂[A]65〜75重量部
と樹脂[B]を35〜25重量部とを含有する混合樹脂
によって形成されているものである。
なお、前記低融点樹脂層における前述の樹脂[A]と樹
脂[B]との混合割合において、樹脂[A]が60重量
%未満の場合には、得られる複合フィルムにおける低温
ヒートシール性能が十分ではなくなり、また、90重量
%を越えるようになると、延伸によって得られる低融点
樹脂層の表面の粗化の程度が十分ではなくなるため、作
業特性において良好なフィルムが得られ難くなる。
脂[B]との混合割合において、樹脂[A]が60重量
%未満の場合には、得られる複合フィルムにおける低温
ヒートシール性能が十分ではなくなり、また、90重量
%を越えるようになると、延伸によって得られる低融点
樹脂層の表面の粗化の程度が十分ではなくなるため、作
業特性において良好なフィルムが得られ難くなる。
また、前述の低融点樹脂層に利用されるエチレン−ビニ
ルエステル系共重合体またはエチレン−不飽和カルボン
酸系共重合体からなる樹脂[A]と、ポリエチレン樹脂
[B]とは、エチレン−ビニルエステル系共重合体また
はエチレン−不飽和カルボン酸系共重合体からなる樹脂
[A]のメルトフローレート(g/10分)をMFR(a)、ポリ
エチレン樹脂[B]のメルトフローレート(g/10分)を
MFR(b)で表示するとき、 3.0≦MFR(a)≦50.0……(1) 0.2≦MFR(b)≦5.0………(2) 4.0MFR(a)/MFR(b)≦70.0…………(3) の各関係式を満足していることが必要である。
ルエステル系共重合体またはエチレン−不飽和カルボン
酸系共重合体からなる樹脂[A]と、ポリエチレン樹脂
[B]とは、エチレン−ビニルエステル系共重合体また
はエチレン−不飽和カルボン酸系共重合体からなる樹脂
[A]のメルトフローレート(g/10分)をMFR(a)、ポリ
エチレン樹脂[B]のメルトフローレート(g/10分)を
MFR(b)で表示するとき、 3.0≦MFR(a)≦50.0……(1) 0.2≦MFR(b)≦5.0………(2) 4.0MFR(a)/MFR(b)≦70.0…………(3) の各関係式を満足していることが必要である。
なお、前記エチレン−ビニルエステル系共重合体または
エチレン−不飽和カルボン酸系共重合体からなる樹脂
[A]のメルトフローレート(g/10分)、すなわち、MF
R(a)は、JIS K 6730によって、また、ポリエチレン樹脂
[B]のメルトフローレート(g/10分)、すなわち、MF
R(b)は、JIS K6760でそれぞれ定義されるものであり、J
IS K7210の表−1における条件4によって測定されるも
ので、JIS K 6900{プラスチック用語)に示されている
メルトフローインデックスと同意義である。
エチレン−不飽和カルボン酸系共重合体からなる樹脂
[A]のメルトフローレート(g/10分)、すなわち、MF
R(a)は、JIS K 6730によって、また、ポリエチレン樹脂
[B]のメルトフローレート(g/10分)、すなわち、MF
R(b)は、JIS K6760でそれぞれ定義されるものであり、J
IS K7210の表−1における条件4によって測定されるも
ので、JIS K 6900{プラスチック用語)に示されている
メルトフローインデックスと同意義である。
前記低融点樹脂層に利用される樹脂[A]のMFR(a)が5
0.0を越えるようなものは、溶融状態での樹脂の流れ
が良すぎるため、均一な膜厚を有する押し出し樹脂層か
らなる低融点樹脂層を形成し難くなり、また、3.0未
満のものは、延伸によって得られる低融点樹脂層の表面
の粗化の程度が十分ではなくなる。
0.0を越えるようなものは、溶融状態での樹脂の流れ
が良すぎるため、均一な膜厚を有する押し出し樹脂層か
らなる低融点樹脂層を形成し難くなり、また、3.0未
満のものは、延伸によって得られる低融点樹脂層の表面
の粗化の程度が十分ではなくなる。
さらに、前記低融点樹脂層に利用される樹脂[B]のMF
R(b)が5.0を越えるようになると、延伸によって得ら
れる低融点樹脂層の表面の粗化の程度が十分ではなくな
り、また、0.2未満のものになると、樹脂[A]と樹
脂[B]との均一な分散状態が形成し難くなり、樹脂
[B]が粒子状態で存在することとなるため、積層体の
延伸工程において、低融点樹脂層の厚さや表面の粗化に
対してムラが発生し易くなる。
R(b)が5.0を越えるようになると、延伸によって得ら
れる低融点樹脂層の表面の粗化の程度が十分ではなくな
り、また、0.2未満のものになると、樹脂[A]と樹
脂[B]との均一な分散状態が形成し難くなり、樹脂
[B]が粒子状態で存在することとなるため、積層体の
延伸工程において、低融点樹脂層の厚さや表面の粗化に
対してムラが発生し易くなる。
さらにまた、MFR(a)/MFR(b)が4.0未満の場合には、
延伸によって得られる低融点樹脂層の表面の粗化の程度
が十分ではなくなり、また、70.0を越えるようにな
ると、樹脂[A]と樹脂[B]との均一な分散状態が形
成し難くなり、樹脂[B]が粒子状態で存在することと
なり、積層体の延伸工程において、低融点樹脂層の厚さ
や表面の粗化に対してムラが発生し易くなる。
延伸によって得られる低融点樹脂層の表面の粗化の程度
が十分ではなくなり、また、70.0を越えるようにな
ると、樹脂[A]と樹脂[B]との均一な分散状態が形
成し難くなり、樹脂[B]が粒子状態で存在することと
なり、積層体の延伸工程において、低融点樹脂層の厚さ
や表面の粗化に対してムラが発生し易くなる。
なお、前記低融点樹脂層における樹脂[A]や樹脂
[B]は、それぞれが混合樹脂であっても良く、例え
ば、エチレン−酢酸ビニル樹脂(MFR(a)=15)35重
量部,エチレン−メタクリル酸メチル樹脂(MFR(a)=2
0)35重量部,低密度ポリエチレン樹脂(MFR(b)=
0.6)30重量部とによる低融点樹脂層等が利用し得
る。
[B]は、それぞれが混合樹脂であっても良く、例え
ば、エチレン−酢酸ビニル樹脂(MFR(a)=15)35重
量部,エチレン−メタクリル酸メチル樹脂(MFR(a)=2
0)35重量部,低密度ポリエチレン樹脂(MFR(b)=
0.6)30重量部とによる低融点樹脂層等が利用し得
る。
しかしながら、本発明の複合2軸延伸ポリプロピレン系
樹脂フィルムの製造方法においては、低融点樹脂層の表
面の粗面の状態は、フィルムの製造の際の延伸工程にお
ける樹脂同士の相溶性の差や流動性の差に基づく応力集
中に起因して発生しているものと推定されており、前記
樹脂[A]や樹脂[B]が混合樹脂となる場合には、中
間成分による「つなぎ」の効果がでてしまい、得られる
表面の粗化の程度を低下させる要因となるため、樹脂
[A]や樹脂[B]を混合樹脂で使用する場合には、前
記粗化の発生が十分であるような範囲内で使用するよう
に留意する必要がある。
樹脂フィルムの製造方法においては、低融点樹脂層の表
面の粗面の状態は、フィルムの製造の際の延伸工程にお
ける樹脂同士の相溶性の差や流動性の差に基づく応力集
中に起因して発生しているものと推定されており、前記
樹脂[A]や樹脂[B]が混合樹脂となる場合には、中
間成分による「つなぎ」の効果がでてしまい、得られる
表面の粗化の程度を低下させる要因となるため、樹脂
[A]や樹脂[B]を混合樹脂で使用する場合には、前
記粗化の発生が十分であるような範囲内で使用するよう
に留意する必要がある。
なお、前記低融点樹脂層には、該低融点樹脂層における
特質、すなわち、低温でのヒートシール特性と延伸によ
る表面の粗化という特質が損なわれることのない範囲内
で、その他の添加剤、例えば、スリップ剤、アンチブロ
ッキング剤、石油樹脂やテルペン樹脂等による粘着付与
剤等が適宜添加され得るものであることは勿論である。
特質、すなわち、低温でのヒートシール特性と延伸によ
る表面の粗化という特質が損なわれることのない範囲内
で、その他の添加剤、例えば、スリップ剤、アンチブロ
ッキング剤、石油樹脂やテルペン樹脂等による粘着付与
剤等が適宜添加され得るものであることは勿論である。
特に、脂肪酸アミド系のスリップ剤を前記低融点樹脂層
中に添加することは、複合2軸延伸フィルムの製造工程
中の積層体の延伸工程前に、前記積層体が金属ロールと
接触する場合、すなわち、キャステイングロールやテン
ター入り口のロール等の金属ロールと接触する場合に、
該ロールと積層体面との間の剥離が良好となり、作業性
が向上するという作用が得られるものである。
中に添加することは、複合2軸延伸フィルムの製造工程
中の積層体の延伸工程前に、前記積層体が金属ロールと
接触する場合、すなわち、キャステイングロールやテン
ター入り口のロール等の金属ロールと接触する場合に、
該ロールと積層体面との間の剥離が良好となり、作業性
が向上するという作用が得られるものである。
本発明の複合2軸延伸フィルムの製造方法は、ポリプロ
ピレン系樹脂層に対する2軸延伸のうちの少なくとも1
方向の延伸工程の完了以前に、ポリプロピレン系樹脂層
と低融点混合樹脂による溶融,押し出し樹脂層との積層
を完了するものであって、例えば、共押し出しによるポ
リプロピレン系樹脂層と低融点樹脂層との積層樹脂シー
トを2軸延伸する方法、縦方向に延伸されているポリプ
ロピレン系フィルムに対して低融点樹脂層を押し出しラ
ミネートし、これを横方向に延伸する方法等が利用され
得る。
ピレン系樹脂層に対する2軸延伸のうちの少なくとも1
方向の延伸工程の完了以前に、ポリプロピレン系樹脂層
と低融点混合樹脂による溶融,押し出し樹脂層との積層
を完了するものであって、例えば、共押し出しによるポ
リプロピレン系樹脂層と低融点樹脂層との積層樹脂シー
トを2軸延伸する方法、縦方向に延伸されているポリプ
ロピレン系フィルムに対して低融点樹脂層を押し出しラ
ミネートし、これを横方向に延伸する方法等が利用され
得る。
なお、本発明で利用される前記低融点樹脂層は、文字通
りその融点が低いものである。
りその融点が低いものである。
したがって、前者の共押し出しによるポリプロピレン系
樹脂層と低融点樹脂層との積層樹脂シート利用する方法
においては、該積層樹脂シートをロール延伸する際に低
融点樹脂層が溶融して、ロールに付着する傾向があるた
め、延伸時の加熱方法が難しくなるので、ロールによる
延伸工程終了後の1軸延伸ポリプロピレン系樹脂フィル
ムに対して、低融点混合樹脂による溶融,押し出し樹脂
層を積層し、これをテンターによって横方向に延伸する
のが好ましい。
樹脂層と低融点樹脂層との積層樹脂シート利用する方法
においては、該積層樹脂シートをロール延伸する際に低
融点樹脂層が溶融して、ロールに付着する傾向があるた
め、延伸時の加熱方法が難しくなるので、ロールによる
延伸工程終了後の1軸延伸ポリプロピレン系樹脂フィル
ムに対して、低融点混合樹脂による溶融,押し出し樹脂
層を積層し、これをテンターによって横方向に延伸する
のが好ましい。
また、前記ポリプロピレン系樹脂層と低融点樹脂層との
積層体における低融点樹脂層の表面は、前記積層体が延
伸工程に付された際に粗化されるものであって、得られ
る複合2軸延伸フィルム同士の滑り性、および、フィル
ムとロールとの間の滑り性が良好になり、作業特性にお
いて優れた性質を有する複合2軸延伸ポリプロピレン系
樹脂フィルムとなるものである。
積層体における低融点樹脂層の表面は、前記積層体が延
伸工程に付された際に粗化されるものであって、得られ
る複合2軸延伸フィルム同士の滑り性、および、フィル
ムとロールとの間の滑り性が良好になり、作業特性にお
いて優れた性質を有する複合2軸延伸ポリプロピレン系
樹脂フィルムとなるものである。
前記ポリプロピレン系樹脂層と低融点樹脂層との積層体
を延伸することによって得られる低融点樹脂層の表面の
粗化の程度は、滑り特性や耐ブロッキング性が良好で、
作業特性に対して良好な性質の2軸延伸ポリプロピレン
系樹脂フィルムとするためには、JISB0601で定義される
十点平均表面粗さ(Rz)が2.0〜10μ程度となる
ことが好ましい。
を延伸することによって得られる低融点樹脂層の表面の
粗化の程度は、滑り特性や耐ブロッキング性が良好で、
作業特性に対して良好な性質の2軸延伸ポリプロピレン
系樹脂フィルムとするためには、JISB0601で定義される
十点平均表面粗さ(Rz)が2.0〜10μ程度となる
ことが好ましい。
なお、前記得られる粗化の程度は、低融点樹脂層におけ
る樹脂[A]と樹脂[B]との配合割合、および、MFR
(a)で表示される樹脂[A]のメルトフローレート(g/1
0分)と、MFR(b)で表示される樹脂[B]のメルトフロ
ーレート(g/10分)との組み合わせとによってコントロ
ールされるものである。
る樹脂[A]と樹脂[B]との配合割合、および、MFR
(a)で表示される樹脂[A]のメルトフローレート(g/1
0分)と、MFR(b)で表示される樹脂[B]のメルトフロ
ーレート(g/10分)との組み合わせとによってコントロ
ールされるものである。
すなわち、エチレン−ビニルエステル系共重合体または
エチレン−不飽和カルボン酸系共重合体からなる樹脂
[A]とポリエチレン樹脂[B]との混合において、樹
脂[A]が60〜90重量部で、樹脂[B]が40〜1
0重量部の割合で混合されており、しかも、3.0≦MF
R(a)≦50.0であり、また、0.2≦MFR(b)≦5.0
の場合に、樹脂[B]の添加量が多くな程、また、MFR
(a)/MFR(b)が大きくなる程、得られる低融点樹脂層の
表面の粗化度が高くなる。
エチレン−不飽和カルボン酸系共重合体からなる樹脂
[A]とポリエチレン樹脂[B]との混合において、樹
脂[A]が60〜90重量部で、樹脂[B]が40〜1
0重量部の割合で混合されており、しかも、3.0≦MF
R(a)≦50.0であり、また、0.2≦MFR(b)≦5.0
の場合に、樹脂[B]の添加量が多くな程、また、MFR
(a)/MFR(b)が大きくなる程、得られる低融点樹脂層の
表面の粗化度が高くなる。
さらに、低融点樹脂層におけるポリエチレン樹脂[B]
の添加量が少なくなる程、また、エチレン−ビニルエス
テル系共重合体またはエチレン−不飽和カルボン酸系共
重合体からなる樹脂[A]におけるビニルエステルまた
は不飽和カルボン酸(エステル)のモル比率が高くなる
程、前記低融点樹脂層の低温ヒートシール特性が良好に
なる。
の添加量が少なくなる程、また、エチレン−ビニルエス
テル系共重合体またはエチレン−不飽和カルボン酸系共
重合体からなる樹脂[A]におけるビニルエステルまた
は不飽和カルボン酸(エステル)のモル比率が高くなる
程、前記低融点樹脂層の低温ヒートシール特性が良好に
なる。
したがって、低融点樹脂層における樹脂[A]や樹脂
[B]の種類、および、これら両樹脂の混合比を適宜選
択することによって、低融点樹脂層の表面の粗化度と該
低融点樹脂層の低温ヒートシール特性とが、所望に応じ
て決定され得るものである。
[B]の種類、および、これら両樹脂の混合比を適宜選
択することによって、低融点樹脂層の表面の粗化度と該
低融点樹脂層の低温ヒートシール特性とが、所望に応じ
て決定され得るものである。
[実 施 例] 以下本発明の複合2軸延伸ポリプロピレン系樹脂フィル
ムおよび該フィルムの製造方法の具体的な構成を実施例
に基づいて説明する。
ムおよび該フィルムの製造方法の具体的な構成を実施例
に基づいて説明する。
実施例1〜4 下記に示されるポリプロピレン樹脂組成物を、Tダイに
よる溶融押し出しで得られた厚さ約1000μのシート
を、縦方向に1軸延伸することによって、1軸延伸フィ
ルムを得た。
よる溶融押し出しで得られた厚さ約1000μのシート
を、縦方向に1軸延伸することによって、1軸延伸フィ
ルムを得た。
ポリプロピレン樹脂組成物 アイソタクチックポリプロピレン (MFR2.0g/10分)……99.2重量部 アルキルアミンエチレン オキサイド付加物……0.25重量部 グリセリンのモノステアリン酸 エステル……0.35重量部 ステアリン酸アミド ……0.05重量部 シリカ微粉末 ……0.15重量部 前記得られた1軸延伸フィルムの表面に、別の押し出し
機から、下記第1表に示される樹脂[A]70重量部と
樹脂[B]30重量部との混合樹脂99.6重量部に対
して、ステアリン酸アミド0.2重量部、シリカ微粉末
0.2重量部とを添加した低融点樹脂層用の樹脂組成物
を溶融,押し出し積層することによって、厚さ約50μ
の低融点樹脂層を有する積層シートを得た。
機から、下記第1表に示される樹脂[A]70重量部と
樹脂[B]30重量部との混合樹脂99.6重量部に対
して、ステアリン酸アミド0.2重量部、シリカ微粉末
0.2重量部とを添加した低融点樹脂層用の樹脂組成物
を溶融,押し出し積層することによって、厚さ約50μ
の低融点樹脂層を有する積層シートを得た。
次いで、前記積層シートをテンターに導入し、約9倍の
横方向の延伸を行なうことによって、厚さ約25μの本
発明の1実施例品たる複合2軸延伸ポリプロピレン系樹
脂フィルムを得た。
横方向の延伸を行なうことによって、厚さ約25μの本
発明の1実施例品たる複合2軸延伸ポリプロピレン系樹
脂フィルムを得た。
比較例1〜3 前記実施例1の手順において、縦方向の1軸延伸シート
の表面に、別の押し出し機から押し出し積層される組成
物における樹脂として、樹脂[A]70重量部と樹脂
[B]30重量部との混合樹脂99.6重量部の代わり
に、下記に説明する樹脂成分99.6重量部を利用する
以外の手順は、全て前記実施例1の対応する工程と同一
の工程を施し、比較のための複合2軸延伸ポリプロピレ
ン系樹脂フィルムを得た。
の表面に、別の押し出し機から押し出し積層される組成
物における樹脂として、樹脂[A]70重量部と樹脂
[B]30重量部との混合樹脂99.6重量部の代わり
に、下記に説明する樹脂成分99.6重量部を利用する
以外の手順は、全て前記実施例1の対応する工程と同一
の工程を施し、比較のための複合2軸延伸ポリプロピレ
ン系樹脂フィルムを得た。
樹脂成分 比較例1 実施例1で利用した樹脂[A]と同一の樹脂 比較例2 実施例1で利用した樹脂[B]と同一の樹脂 比較例3 実施例1において利用した樹脂[A]70重量部と、エ
チレン−酢酸ビニル樹脂(EVA)[MFR(a):0.6]
30重量部とによる混合樹脂 以上の実施例1〜4で得られた複合2軸延伸ポリプロピ
レン系樹脂フィルムは、積層樹脂層たる低融点樹脂層の
表面が粗面化されており、滑り性および耐ブロッキング
性において優れた性質を有し、作業特性において良好な
性質を有するものであり、しかも、低温でのヒートシー
ル性能も良好であった。
チレン−酢酸ビニル樹脂(EVA)[MFR(a):0.6]
30重量部とによる混合樹脂 以上の実施例1〜4で得られた複合2軸延伸ポリプロピ
レン系樹脂フィルムは、積層樹脂層たる低融点樹脂層の
表面が粗面化されており、滑り性および耐ブロッキング
性において優れた性質を有し、作業特性において良好な
性質を有するものであり、しかも、低温でのヒートシー
ル性能も良好であった。
しかしながら、比較例1の複合2軸延伸ポリプロピレン
系樹脂フィルムは、ブロッキング現象が激しく、延伸工
程後の複合2軸延伸ポリプロピレン系樹脂フィルムの巻
き取りが限界であり、これを巻き戻すことはできなかっ
た。
系樹脂フィルムは、ブロッキング現象が激しく、延伸工
程後の複合2軸延伸ポリプロピレン系樹脂フィルムの巻
き取りが限界であり、これを巻き戻すことはできなかっ
た。
また、比較例2で得られた複合2軸延伸ポリプロピレン
系樹脂フィルムは、低温でのヒートシール性能が不良で
あった。
系樹脂フィルムは、低温でのヒートシール性能が不良で
あった。
さらにまた、比較例3で得られた複合2軸延伸ポリプロ
ピレン系樹脂フィルムは、積層樹脂層の表面に粗面化が
発生せず、滑り性および耐ブロッキング性が悪く、実用
に供せられるものではなかった。
ピレン系樹脂フィルムは、積層樹脂層の表面に粗面化が
発生せず、滑り性および耐ブロッキング性が悪く、実用
に供せられるものではなかった。
各複合2軸延伸ポリプロピレン系樹脂フィルムの各種の
物性値を第2表に表示する。
物性値を第2表に表示する。
なお、実施例および比較例で得られた各フィルムの物性
値は以下の通りにして測定したものである。
値は以下の通りにして測定したものである。
1) ヘイズ(%) デジタルヘイズメーターNDH-20D[日本電色工業
(株)]を利用し、JIS B 6718に準拠して測定した。
(株)]を利用し、JIS B 6718に準拠して測定した。
2) 表面粗さ JIS B 0601に準拠し、表面形状測定器サーフコム554A
[東京精密(株)]によって測定し、十点平均粗さ(R
z)で表示した。
[東京精密(株)]によって測定し、十点平均粗さ(R
z)で表示した。
3) 滑り性 ASTM D 1894(B 法)に準拠して、各複合2軸延伸ポリプ
ロピレン系樹脂フィルムにおける積層樹脂層面とポリプ
ロピレン系樹脂フィルム層面との間の摩擦係数を測定し
た。
ロピレン系樹脂フィルムにおける積層樹脂層面とポリプ
ロピレン系樹脂フィルム層面との間の摩擦係数を測定し
た。
なお、摩擦係数が2を越えるものについては、測定不能
で表示した。
で表示した。
4) 耐ブロッキング性 各2軸延伸ポリプロピレン系樹脂フィルムを50×50
mmに切り出し、2枚の試料を積層樹脂層面とポリプロピ
レン系樹脂フィルム層面とが接するようにして重ね合わ
せ、さらに上から2kgの荷重を掛け、40℃,70%R
Hの雰囲気中に24時間放置した後に、重なり合ってい
る2枚の試料を親指と人差し指とで摘み、指先の力で両
者を剥す際のブロッキングの状態を官能評価し、 ○……指先で簡単に剥離する △……かなりの抵抗を感ずるが、指先での剥離が可能で
ある ×……指先での剥離が不可能であるによって表示した。
mmに切り出し、2枚の試料を積層樹脂層面とポリプロピ
レン系樹脂フィルム層面とが接するようにして重ね合わ
せ、さらに上から2kgの荷重を掛け、40℃,70%R
Hの雰囲気中に24時間放置した後に、重なり合ってい
る2枚の試料を親指と人差し指とで摘み、指先の力で両
者を剥す際のブロッキングの状態を官能評価し、 ○……指先で簡単に剥離する △……かなりの抵抗を感ずるが、指先での剥離が可能で
ある ×……指先での剥離が不可能であるによって表示した。
5) ヒートシール温度(℃) 熱傾斜式ヒートシーラー(東洋精機製作所)によって、
2kg/cm2,1.0秒間熱圧条件で、各種の温度(5℃間
隔)のもとに、複合2軸延伸フィルムの積層樹脂層面同
士をヒートシールし、得られたシール部の強度を、テン
シロン(オリエンティック製)によって測定し、シール
強度が200g/15mm幅以上になる最低温度で表示した。
2kg/cm2,1.0秒間熱圧条件で、各種の温度(5℃間
隔)のもとに、複合2軸延伸フィルムの積層樹脂層面同
士をヒートシールし、得られたシール部の強度を、テン
シロン(オリエンティック製)によって測定し、シール
強度が200g/15mm幅以上になる最低温度で表示した。
実施例5〜7,比較例4〜5 前記実施例1の手順において、縦方向の1軸延伸シート
の表面に、別の押し出し機から押し出し積層される組成
物における樹脂として、樹脂[A]70重量部と樹脂
[B]30重量部との混合樹脂99.6重量部の代わり
に、MFR(a)が15のエチレン−酢酸ビニル樹脂[エバフ
レックス:三井デュポンポリケミカル:酢酸ビニル成分
19重量%]からなる樹脂[A]と、MFR(b)が0.8の
線状低密度ポリエチレン樹脂[ショウレックス:昭和電
工]からなる樹脂[B]とによる混合樹脂で、両者の配
合比が第3表に表示されている混合樹脂99.6重量部
を利用する以外の手順は、全て前記実施例1の対応する
工程と同一の工程を施し、本発明の実施例品たる複合2
軸延伸ポリプロピレン系樹脂フィルムと、比較のための
複合2軸延伸ポリプロピレン系樹脂フィルムとを得た。
の表面に、別の押し出し機から押し出し積層される組成
物における樹脂として、樹脂[A]70重量部と樹脂
[B]30重量部との混合樹脂99.6重量部の代わり
に、MFR(a)が15のエチレン−酢酸ビニル樹脂[エバフ
レックス:三井デュポンポリケミカル:酢酸ビニル成分
19重量%]からなる樹脂[A]と、MFR(b)が0.8の
線状低密度ポリエチレン樹脂[ショウレックス:昭和電
工]からなる樹脂[B]とによる混合樹脂で、両者の配
合比が第3表に表示されている混合樹脂99.6重量部
を利用する以外の手順は、全て前記実施例1の対応する
工程と同一の工程を施し、本発明の実施例品たる複合2
軸延伸ポリプロピレン系樹脂フィルムと、比較のための
複合2軸延伸ポリプロピレン系樹脂フィルムとを得た。
得られた各複合2軸延伸ポリプロピレン系樹脂フィルム
の各種の物性値を第4表に表示する。
の各種の物性値を第4表に表示する。
前記第4表によって、低密度ポリエチレン樹脂からなる
樹脂[B]の割合が高くなるに従って、積層樹脂層の表
面の粗化の程度が増加し、それと共に、ヒートシール温
度も高くなることが明らかにされている。
樹脂[B]の割合が高くなるに従って、積層樹脂層の表
面の粗化の程度が増加し、それと共に、ヒートシール温
度も高くなることが明らかにされている。
なお、表面粗化度は、フィルムの摩擦係数や耐ブロッキ
ング性で示される作業特性等と密接に関係し、良好な作
業性を具備するためには、樹脂[A]と樹脂[B]との
混合樹脂において、樹脂[B]が10重量部以上必要で
あることが確認されている。
ング性で示される作業特性等と密接に関係し、良好な作
業性を具備するためには、樹脂[A]と樹脂[B]との
混合樹脂において、樹脂[B]が10重量部以上必要で
あることが確認されている。
さらに、低温ヒートシール性を得るためには、樹脂
[B]は40重量部以下に抑えられなければならないこ
とが確認されている。
[B]は40重量部以下に抑えられなければならないこ
とが確認されている。
したがって、良好な作業特性と低温ヒートシール特性を
兼備するには、樹脂[A]と樹脂[B]との混合樹脂に
おいて、樹脂[A]が60〜90重量部、樹脂[B]が
40〜10重量部の範囲内で混合されていることが必要
とされるものである。
兼備するには、樹脂[A]と樹脂[B]との混合樹脂に
おいて、樹脂[A]が60〜90重量部、樹脂[B]が
40〜10重量部の範囲内で混合されていることが必要
とされるものである。
実施例8〜15,比較例6〜16 前記実施例1の手順において、縦方向の1軸延伸シート
の表面に、別の押し出し機から押し出し積層される組成
物における樹脂として、樹脂[A]70重量部と樹脂
[B]30重量部との混合樹脂99.6重量部の代わり
に、第5表に表示される樹脂[A]70重量部と樹脂
[B]30重量部との混合樹脂99.6重量部を利用す
る以外の手順は、全て前記実施例1の対応する工程と同
一の工程を施し、本発明の実施例品たる複合2軸延伸ポ
リプロピレン系樹脂フィルムと、比較のための複合2軸
延伸ポリプロピレン系樹脂フィルムとを得た。
の表面に、別の押し出し機から押し出し積層される組成
物における樹脂として、樹脂[A]70重量部と樹脂
[B]30重量部との混合樹脂99.6重量部の代わり
に、第5表に表示される樹脂[A]70重量部と樹脂
[B]30重量部との混合樹脂99.6重量部を利用す
る以外の手順は、全て前記実施例1の対応する工程と同
一の工程を施し、本発明の実施例品たる複合2軸延伸ポ
リプロピレン系樹脂フィルムと、比較のための複合2軸
延伸ポリプロピレン系樹脂フィルムとを得た。
なお、第5表中に示される樹脂[A]と樹脂[B]との
略号は、次の通りである。
略号は、次の通りである。
樹脂[A] EVA (1) エチレン−酢酸ビニル樹脂 [エバフレックス:三井デュポンポリケミカル:酢酸ビ
ニル成分10重量%:MFR(a)=70] EVA (2) エチレン−酢酸ビニル樹脂 [エバフレックス:三井デュポンポリケミカル:酢酸ビ
ニル成分19重量%:MFR(a)=38] EVA (3) エチレン−酢酸ビニル樹脂 [エバフレックス:三井デュポンポリケミカル:酢酸ビ
ニル成分19重量%:MFR(a)=15] EVA (4) エチレン−酢酸ビニル樹脂 [エバフレックス:三井デュポンポリケミカル:酢酸ビ
ニル成分19重量%:MFR(a)=3.5] EVA (5) エチレン−酢酸ビニル樹脂 [エバフレックス:三井デュポンポリケミカル:酢酸ビ
ニル成分10重量%:MFR(a)=1.9] EMMA エチレン−メタクリル酸メチル樹脂 [アクリフト:住友化学:メタクリル酸メチル成分20
重量%:MFR(a)=7.0]樹脂[B] LDPE(1) 低密度ポリエチレン樹脂 [ミラソン:三井デュポンポリケミカル:MFR(b)=6.
0] LDPE(2) 低密度ポリエチレン樹脂 [ミラソン:三井デュポンポリケミカル:MFR(b)=3.
0] LDPE(3) 低密度ポリエチレン樹脂 [ミラソン:三井デュポンポリケミカル:MFR(b)=1.
0] LDPE(4) 低密度ポリエチレン樹脂 [スミカセン:住友化学:MFR(b)=0.8] LDPE(5) 低密度ポリエチレン樹脂 [ショウレックス:昭和電工:MFR(b)=0.6] LDPE(6) 低密度ポリエチレン樹脂 [ミラソン:三井デュポンポリケミカル:MFR(b)=0.
25] LDPE(7) 低密度ポリエチレン樹脂 [NUCポリエチレン:日本ユニカー:MFR(b)=0.1
5] 得られた各複合2軸延伸ポリプロピレン系樹脂フィルム
各種の物性値を第6表に表示する。
ニル成分10重量%:MFR(a)=70] EVA (2) エチレン−酢酸ビニル樹脂 [エバフレックス:三井デュポンポリケミカル:酢酸ビ
ニル成分19重量%:MFR(a)=38] EVA (3) エチレン−酢酸ビニル樹脂 [エバフレックス:三井デュポンポリケミカル:酢酸ビ
ニル成分19重量%:MFR(a)=15] EVA (4) エチレン−酢酸ビニル樹脂 [エバフレックス:三井デュポンポリケミカル:酢酸ビ
ニル成分19重量%:MFR(a)=3.5] EVA (5) エチレン−酢酸ビニル樹脂 [エバフレックス:三井デュポンポリケミカル:酢酸ビ
ニル成分10重量%:MFR(a)=1.9] EMMA エチレン−メタクリル酸メチル樹脂 [アクリフト:住友化学:メタクリル酸メチル成分20
重量%:MFR(a)=7.0]樹脂[B] LDPE(1) 低密度ポリエチレン樹脂 [ミラソン:三井デュポンポリケミカル:MFR(b)=6.
0] LDPE(2) 低密度ポリエチレン樹脂 [ミラソン:三井デュポンポリケミカル:MFR(b)=3.
0] LDPE(3) 低密度ポリエチレン樹脂 [ミラソン:三井デュポンポリケミカル:MFR(b)=1.
0] LDPE(4) 低密度ポリエチレン樹脂 [スミカセン:住友化学:MFR(b)=0.8] LDPE(5) 低密度ポリエチレン樹脂 [ショウレックス:昭和電工:MFR(b)=0.6] LDPE(6) 低密度ポリエチレン樹脂 [ミラソン:三井デュポンポリケミカル:MFR(b)=0.
25] LDPE(7) 低密度ポリエチレン樹脂 [NUCポリエチレン:日本ユニカー:MFR(b)=0.1
5] 得られた各複合2軸延伸ポリプロピレン系樹脂フィルム
各種の物性値を第6表に表示する。
また、得られた各複合2軸延伸ポリプロピレン系樹脂フ
ィルムのヘイズ(%)を、樹脂[A]のMFR(a)の数値と
樹脂[B]のMFR(b)の数値と共に図に表示する。
ィルムのヘイズ(%)を、樹脂[A]のMFR(a)の数値と
樹脂[B]のMFR(b)の数値と共に図に表示する。
なお、図中の・に近接する数値がヘイズ(%)であり、
×はヘイズの測定不能点、斜線部分が本発明で規定され
る樹脂[A]と樹脂[B]との範囲である。
×はヘイズの測定不能点、斜線部分が本発明で規定され
る樹脂[A]と樹脂[B]との範囲である。
前記比較例7では、すなわち、樹脂[A]のMFR(a)の高
い樹脂を利用した場合には、混合樹脂の溶融押し出し時
に、溶融押し出しされたウエッブが左,右に揺れて不安
定になり、また、得られる積層樹脂層の厚さが幅方向で
不均一になり、均一な延伸フィルムを得ることができな
かった。
い樹脂を利用した場合には、混合樹脂の溶融押し出し時
に、溶融押し出しされたウエッブが左,右に揺れて不安
定になり、また、得られる積層樹脂層の厚さが幅方向で
不均一になり、均一な延伸フィルムを得ることができな
かった。
また、比較例15では、すなわち、樹脂[A]のMFR(a)
の低い樹脂を利用した場合には、積層樹脂層の粗面化が
できず、作業性の良好な複合フィルムを得ることがきで
なかった。
の低い樹脂を利用した場合には、積層樹脂層の粗面化が
できず、作業性の良好な複合フィルムを得ることがきで
なかった。
さらに、比較例8では、すなわち、樹脂[B]のMFR(b)
の高い樹脂を利用した場合には、積層樹脂層の粗面化が
できず、作業性の良好な複合フィルムを得ることができ
なかった。
の高い樹脂を利用した場合には、積層樹脂層の粗面化が
できず、作業性の良好な複合フィルムを得ることができ
なかった。
さらにまた、比較例11および比較例13では、すなわ
ち、樹脂[B]のMFR(b)の低い樹脂を利用した場合に
は、樹脂[A]と樹脂[B]との間で均一な混合ができ
ず、混合樹脂中における樹脂の分散状態が不良で、未分
散状態の樹脂[B]が積層樹脂層に残存するため、フィ
ルムの外観が不良となった。
ち、樹脂[B]のMFR(b)の低い樹脂を利用した場合に
は、樹脂[A]と樹脂[B]との間で均一な混合ができ
ず、混合樹脂中における樹脂の分散状態が不良で、未分
散状態の樹脂[B]が積層樹脂層に残存するため、フィ
ルムの外観が不良となった。
比較例10,12,14では、すなわち、樹脂[A]の
MFR(a)を樹脂[B]のMFR(b)との比[MFR(a)/MFR(b)]
の低い樹脂を使用した場合には、積層樹脂層の粗面化が
できず、作業性の良好な複合フィルムを得ることができ
なかった。
MFR(a)を樹脂[B]のMFR(b)との比[MFR(a)/MFR(b)]
の低い樹脂を使用した場合には、積層樹脂層の粗面化が
できず、作業性の良好な複合フィルムを得ることができ
なかった。
また、比較例7、すなわち樹脂[A]のMFR(a)樹脂
[B]のMFR(b)との比、すなわち、[MFR(a)/MFR(b)]
の高い樹脂を使用した場合には、樹脂[A]と樹脂
[B]との間で均一な混合ができず、混合樹脂中におけ
る分散状態が不良で、未分散状態の樹脂[B]が積層樹
脂層に残存するため、フィルムの外観が不良となった。
[B]のMFR(b)との比、すなわち、[MFR(a)/MFR(b)]
の高い樹脂を使用した場合には、樹脂[A]と樹脂
[B]との間で均一な混合ができず、混合樹脂中におけ
る分散状態が不良で、未分散状態の樹脂[B]が積層樹
脂層に残存するため、フィルムの外観が不良となった。
これに対して、樹脂[A]と樹脂[B]とが、 3.0≦MFR(a)≦50.0……(1) 0.2≦MFR(b)≦5.0………(2) 4.0MFR(a)/MFR(b)≦70.0 …………(3) の条件を満足する本発明の実施例方法の場合には、混合
樹脂による均一な積層樹脂層で、しかも、その表面が十
分に粗化されている作業性の良好な複合フィルムが得ら
れた。
樹脂による均一な積層樹脂層で、しかも、その表面が十
分に粗化されている作業性の良好な複合フィルムが得ら
れた。
[発明の作用,効果] 本第1の発明は、2軸延伸が導入されているポリプロピ
レン系樹脂フィルム層と該フィルム層に積層されている
低融点樹脂層とからなる複合2軸延伸ポリプロピレン系
樹脂フィルムであって、前記低融点樹脂層が、下記の
(1)〜(3)式の条件を満足するエチレン−ビニルエステル
系共重合体またはエチレン−不飽和カルボン酸系共重合
体からなる樹脂[A]60〜90重量部とポリエチレン
樹脂[B]10〜40重量部とを含有する混合樹脂によ
って形成されており、しかも、前記低融点樹脂層の表面
が、粗面状態を呈しているものである。
レン系樹脂フィルム層と該フィルム層に積層されている
低融点樹脂層とからなる複合2軸延伸ポリプロピレン系
樹脂フィルムであって、前記低融点樹脂層が、下記の
(1)〜(3)式の条件を満足するエチレン−ビニルエステル
系共重合体またはエチレン−不飽和カルボン酸系共重合
体からなる樹脂[A]60〜90重量部とポリエチレン
樹脂[B]10〜40重量部とを含有する混合樹脂によ
って形成されており、しかも、前記低融点樹脂層の表面
が、粗面状態を呈しているものである。
また、本第2の発明の複合2軸延伸ポリプロピレン系樹
脂フィルムの製造方法は、下記の(1)〜(3)式の条件を満
足するエチレン−ビニルエステル系共重合体またはエチ
レン−不飽和カルボン酸系共重合体からなる樹脂[A]
60〜90重量部とポリエチレン樹脂[B]40〜10
重量部とを含有する混合樹脂による溶融、押出し樹脂層
とポリプロピレン系樹脂層との積層体を、少なくとも一
方向に延伸することによって、前記ポリプロピレン系樹
脂フイルムに2軸延伸を導入し、低融点樹脂層からなる
積層樹脂層を具備する複合2軸延伸ポリプロピレン系樹
脂フィルムを得るものである。
脂フィルムの製造方法は、下記の(1)〜(3)式の条件を満
足するエチレン−ビニルエステル系共重合体またはエチ
レン−不飽和カルボン酸系共重合体からなる樹脂[A]
60〜90重量部とポリエチレン樹脂[B]40〜10
重量部とを含有する混合樹脂による溶融、押出し樹脂層
とポリプロピレン系樹脂層との積層体を、少なくとも一
方向に延伸することによって、前記ポリプロピレン系樹
脂フイルムに2軸延伸を導入し、低融点樹脂層からなる
積層樹脂層を具備する複合2軸延伸ポリプロピレン系樹
脂フィルムを得るものである。
記 エチレン−ビニルエステル系共重合体またはエチレン−
不飽和カルボン酸系共重合体からなる樹脂[A]のメル
トフローレート(g/10分)をMFR(a)、ポリエチレン樹脂
[B]のメルトフローレート (g/10分)をMFR(b)で表示するとき、 3.0≦MFR(a)≦50.0……(1) 0.2≦MFR(b)≦5.0………(2) 4.0MFR(a)/MFR(b)≦70.0 …………(3) しかして、本第1の発明の複合2軸延伸ポリプロピレン
系樹脂フィルムは、80℃以下というような低温でのヒ
ートシール特性を具備し、しかも、その表面が粗化され
ているものであり、かつ、未延伸あるいは1軸延伸のポ
リプロピレン系樹脂フィルム層と混合樹脂層との積層体
を、少なくとも1軸方向に延伸する方法を利用して製造
され得るものであり、作業特性と低温によるシートシー
ル特性とにおいて優れた作用を奏するものである。
不飽和カルボン酸系共重合体からなる樹脂[A]のメル
トフローレート(g/10分)をMFR(a)、ポリエチレン樹脂
[B]のメルトフローレート (g/10分)をMFR(b)で表示するとき、 3.0≦MFR(a)≦50.0……(1) 0.2≦MFR(b)≦5.0………(2) 4.0MFR(a)/MFR(b)≦70.0 …………(3) しかして、本第1の発明の複合2軸延伸ポリプロピレン
系樹脂フィルムは、80℃以下というような低温でのヒ
ートシール特性を具備し、しかも、その表面が粗化され
ているものであり、かつ、未延伸あるいは1軸延伸のポ
リプロピレン系樹脂フィルム層と混合樹脂層との積層体
を、少なくとも1軸方向に延伸する方法を利用して製造
され得るものであり、作業特性と低温によるシートシー
ル特性とにおいて優れた作用を奏するものである。
また、前記本第2の発明方法は、延伸工程内の積層手段
を利用するものであるから、前記本第1の発明の複合2
軸延伸ポリプロピレン系樹脂フィルムを、きわめて効率
良く製造し得るものである。
を利用するものであるから、前記本第1の発明の複合2
軸延伸ポリプロピレン系樹脂フィルムを、きわめて効率
良く製造し得るものである。
図は、実施例8〜15,比較例6〜16によって得られ
た複合2軸延伸ポリプロピレン系樹脂フィルムのヘイズ
(%)を、樹脂[A]のMFR(a)の数値と樹脂[B]のMF
R(b)の数値と共に示すグラフである。
た複合2軸延伸ポリプロピレン系樹脂フィルムのヘイズ
(%)を、樹脂[A]のMFR(a)の数値と樹脂[B]のMF
R(b)の数値と共に示すグラフである。
Claims (2)
- 【請求項1】2軸延伸が導入されているポリプロピレン
系樹脂フィルム層と該フィルム層に積層されている低融
点樹脂層とからなる複合2軸延伸ポリプロピレン系樹脂
フィルムにおいて、前記低融点樹脂層が、下記の(1)〜
(3)式の条件を満足するエチレン−ビニルエステル系共
重合体またはエチレン−不飽和カルボン酸系共重合体か
らなる樹脂[A]60〜90重量部とポリエチレン樹脂
[B]10〜40重量部とを含有する混合樹脂によって
形成されており、しかも、前記低融点樹脂層の表面が、
粗面状態を呈していることを特徴とする複合2軸延伸ポ
リプロピレン系樹脂フィルム。 記 エチレン−ビニルエステル系共重合体またはエチレン−
不飽和カルボン酸系共重合体からなる樹脂[A]のメル
トフローレート(g/10分)をMFR(a)、ポリエチレン樹脂
[B]のメルトフローレート (g/10分)をMFR(b)で表示するとき、 3.0≦MFR(a)≦50.0……(1) 0.2≦MFR(b)≦5.0………(2) 4.0≦MFR(a)/MFR(b)≦70.0…………(3) - 【請求項2】下記の(1)〜(3)式の条件を満足するエチレ
ン−ビニルエステル系共重合体またはエチレン−不飽和
カルボン酸系共重合体からなる樹脂[A]60〜90重
量部とポリエチレン樹脂[B]40〜10重量部とを含
有する混合樹脂による溶融、押出し樹脂層とポリプロピ
レン系樹脂層との積層体を、少なくとも一方向に延伸す
ることによって、前記ポリプロピレン系樹脂層に2軸延
伸を導入することを特徴とする複合2軸延伸ポリプロピ
レン系樹脂フィルムの製造方法。 記 エチレン−ビニルエステル系共重合体またはエチレン−
不飽和カルボン酸系共重合体からなる樹脂[A]のメル
トフローレート(g/10分)をMFR(a)、ポリエチレン樹脂
[B]のメルトフローレート (g/10分)をMFR(b)で表示するとき、 3.0≦MFR(a)≦50.0……(1) 0.2≦MFR(b)≦5.0………(2) 4.0≦MFR(a)/MFR(b)≦70.0…………(3)
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1205654A JPH06398B2 (ja) | 1989-08-10 | 1989-08-10 | 複合2軸延伸ポリプロピレン系樹脂フィルムおよび該フィルムの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1205654A JPH06398B2 (ja) | 1989-08-10 | 1989-08-10 | 複合2軸延伸ポリプロピレン系樹脂フィルムおよび該フィルムの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0369361A JPH0369361A (ja) | 1991-03-25 |
| JPH06398B2 true JPH06398B2 (ja) | 1994-01-05 |
Family
ID=16510474
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1205654A Expired - Lifetime JPH06398B2 (ja) | 1989-08-10 | 1989-08-10 | 複合2軸延伸ポリプロピレン系樹脂フィルムおよび該フィルムの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06398B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100614058B1 (ko) * | 1999-06-28 | 2006-08-22 | 하츠다 가쿠산기 가부시키가이샤 | 관리 작업차 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0373341A (ja) * | 1989-05-09 | 1991-03-28 | Toray Ind Inc | 熱圧着プリントラミネート用フィルム |
-
1989
- 1989-08-10 JP JP1205654A patent/JPH06398B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0369361A (ja) | 1991-03-25 |
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