JP2011089011A - 粘着フイルム - Google Patents

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Abstract

【課題】 粘着フイルム同士のブロッキングが少なく、特に粘着フイルムをロール状態で保管した後にもブロッキングが少なく、加工適性に優れ、被着体に貼り合せ後、高温で処理しても発泡しにくく、被着体の表裏が判断できやすい粘着フイルムを提供すること。
【解決手段】 ポリプロピレン系樹脂からなる基材層の片面に粘着層を、反対面に離形層を積層してなる積層体からなるポリプロピレン系樹脂フイルムであって、前記離形層表面の平均表面粗さSRaが0.200μm以下であり、前記粘着層の表面の平均表面粗さSRaが0.030μm以下であって、明細書中で定義する被着体との接触面積が90%以上、100%以下であり、色差計で測定したb値が12〜13%であることを特徴とする粘着フイルム。
【選択図】 なし

Description

本発明は粘着フイルムに関する。本発明の粘着フイルムは、合成樹脂板、化粧合板、金属板および塗装鋼板のような物品の表面にそれを貼ることによって、物品の表面を塵の付着や傷つきのような好ましくない影響から保護するための表面保護フイルムとして、また、プリント基板のハンダ浸漬時の表面保護フイルムとして、特に好ましく用いることができる。本発明における「粘着フイルム」という用語は、粘着シートや粘着テープをも意味する。
従来から、被被覆体の表面保護を目的とした粘着フイルムは、建築資材や電気、電子製品、自動車等の加工、保管、輸送時に用いられており、このような粘着フイルムは、良好な粘着性を有するとともに、使用後は、各表面を粘着剤で汚染することなく容易に引き剥がすことができなければならない。近年、可塑化塩化ビニル樹脂を基材とした粘着フイルムに替わって、ポリオレフィン系樹脂を基材とした粘着フイルムが使用されるようになってきた。が、これらのポリオレフィン系樹脂を基材とした粘着フイルムは、主としてEVA、低密度ポリエチレン等の低結晶性又は非晶性の粘着層からなる粘着層を基材層と共押出によって一体に形成されたものが使用されている。しかしながら、上記の粘着フイルムは、接合体の置かれる環境の影響を受けやすく、特に高温環境下では、極端な経時変化をおこし、そのため粘着力が上昇して被着体からの剥離が困難となったり、粘着剤が残存するなどの問題があった。
この問題に対して、使用温度範囲に係らず低温環境下や高温環境下でも極端な経時変化することなく、好適な粘着性を維持する粘着剤として、非晶性オレフィン重合体と特定のエチレン系重合体よりなる組成物が開示されている(例えば、特許文献1、2、3等参照)。
しかしながら、上記の粘着フイルムにおいても保管によりブロッキングが生じるという問題があった。
また、粘着層の反対面に特定の表面粗さを有する表面層を設け、耐ブロッキング性を向上させたフイルムが開示されている(例えば、参考文献4参照。)。
しかしながら、このフイルムも性能面では十分ではなかった。
特開2006−63123号公報 特開2006−299060号公報 特開2006−257191号公報 特開2008−68564号公報
本発明が解決しようとする課題は、粘着フイルム同士のブロッキングが少なく、特に粘着フイルムをロール状態で保管した後にもブロッキングが少なく、加工適性に優れ、被着体に貼り合せ後、高温で処理しても発泡しにくい粘着フイルムを提供することにある。
更に被着体へ貼り付けた後、被着体の表裏が判断できるよう、色を付けた粘着フイルムが望まれている。
本発明者らは、上記課題に鑑み、鋭意検討の結果、粘着フイルム同士を重ね合わせる場合は、粘着層表面は、その反対面の影響を受けやすく、粘着力の低下や、貼り合せ時に被着体とフイルムの間に小さな気泡をかみ込むことを見出し、本発明に到達したものである。
即ち、本発明はポリプロピレン系樹脂からなる基材層の片面に粘着層を、反対面に離形層を積層してなる積層体からなるポリプロピレン系樹脂フイルムであって、前記離形層表面の平均表面粗さSRaが0.200μm以下であり、前記粘着層の表面の平均表面粗さSRaが0.030μm以下であって、明細書中で定義する被着体との接触面積が90%以上、100%以下であり、色差計で測定したb値が12〜13%であることを特徴とする粘着フイルムである。
本発明によれば、粘着フイルム同士のブロッキングが少なく、特に粘着フイルムをロール状態で保管した後にもブロッキングが少なく、加工適性に優れ、被着体に貼り合せ後、高温で処理しても発泡しにくく、しかも透明性に優れ、好ましくは被着体に貼り合せた直後と経時後で粘着力の変化が少ない粘着フイルムの保管状態の影響を受けることなく、経時での粘着力の変化の少ない粘着フイルムを得ることができる。
しかも、タック性に優れ、加工適性に優れ、被着体へ貼り付けた後、被着体の表裏が判断しやすい。
またこの場合において、前記フイルムの粘着層がオレフィン系エラストマーを含有することが好適である。
さらにまた、この場合において、前記オレフィン系エラストマーがポリプロピレン系もしくはエチレン系の共重合体であることが好適である。
さらにまた、この場合において、前記離型層の表面の平均表面粗さSRaが0.150μm以下であることが好適である。
さらにまた、この場合において、前記粘着層の表面の平均表面粗さSRaが0.020μm以下であることが好適である。
さらにまた、この場合において、前記基材層、粘着層及び離型層とが、複数の押出し機から共押出法により溶融押し出し積層されたものであることが好適である。
さらにまた、この場合において、前記フイルムからなるフイルムロールであって、前記フイルムロールの巾が450mm以上、長さ300m以上であるフイルムロールが好適である。
本発明による粘着フイルムは、粘着フイルム同士のブロッキングが少なく、特に粘着フイルムをロール状態で保管した後にもブロッキングが少なく、加工適性に優れ、被着体に貼り合せ後、高温で処理しても発泡しにくいという利点を有する。さらに、被着体へ貼り付けた後、被着体の表裏が判断できやすい。
測定試料の模式図である。
以下、本発明の粘着フイルムの実施の形態を説明する。
(基材層)
本発明の粘着フイルムは、ポリプロピレン系樹脂からなる基材層を必要とし、ここで用いるポリプロピレン系樹脂としては、結晶性ポリプロピレン、プロピレンと少量のαオレフィンとのランダム共重合ブロック共重合体等を挙げることができ、さらに詳しくは、結晶性ポリプロピレン樹脂として、通常の押出成形などで使用するn−へプタン不溶性のアイソタクチックのプロピレン単独重合体又はプロピレンを60重量%以上含有するポリプロピレンと他のα−オレフィンとの共重合体を挙げることができ、このプロピレン単独重合体あるいはプロピレンと他のα−オレフィンとの共重合体を、単独又は混合して使用することができる。
ここで、n−ヘプタン不溶性とは、ポリプロピレンの結晶性を指標すると同時に安全性を示すものであり、本発明では、昭和57年2月厚生省告示第20号によるn−ヘプタン不溶性(25℃、60分抽出した際の溶出分が150pPm以下〔使用温度が100℃を超えるものは30PPm以下〕)に適合するものを使用することが好ましい態様である。
プロピレンと他のα−オレフィンとの共重合体のα−オレフィン共重合成分としては、炭素数が2〜8のα−オレフィン、例えば、エチレンあるいは1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、4−メチル−1−ペンテンなどのC4以上のα−オレフィンが好ましい。
ここで共重合体とは、プロピレンに上記に例示されるα−オレフィンを1種又は2種以上重合して得られたランダム又はブロック共重合体であることが好ましい。
また、メルトフローレート(MFR)は、0.1〜100g/10min、好ましくは0.5〜20g/10min、さらに好ましくは、1.0〜10g/10minの範囲のものを例示することができる。特に好ましくは2.0〜7.0g/10minの範囲が好ましい。
プロピレンと他のα−オレフィンとの共重合体を2種以上混合して使用することもできる。1−ブテン共重合ポリプロピレン共重合体を使用すると、フイルムの腰が柔らかくなりタック性が良くなり、接触面積比率を向上させるのに好適である。
また、フイルムを着色するための着色原料は、被着体への汚染を防ぐ意味で、基材層に添加するのが好ましく、添加量は目視で判別できる最低量にすることが好ましい。
760ppmより少ないと目視で判別しづらく、1330ppmより多いと、無色に戻す場合の原料置換に時間がかかりすぎて不経済となる。そのため、1000ppm前後が適量である。
(粘着層)
また、本発明の要件である粘着層に用いる樹脂としては、ポリプロピレン系樹脂からなる基材層の片面に粘着層を積層する関係上、オレフィン系重合体を用いることが、層間強度を高めたり、剥離後の被被着体への粘着層の残存を防ぐ意味から望ましい。
さらに、本発明要件の被着体との接触面積比率を達成する為には、粘着層がポリオレフィン系エラストマーを含有することが好ましい。
前記ポリオレフィン系エラストマーを含有させる方法としては、下記(1)あるいは(2)が挙げた樹脂を使用するのが好ましい。
(1)ポリプロピレン樹脂のマトリックスにオレフィン系ゴムを微分散させた重合型の熱可塑性エラストマー及びその他の熱可塑性エラストマーを含有したもの。
ポリプロピレン樹脂のマトリックスにオレフィン系ゴムを微分散させた重合型の熱可塑性エラストマー及びその他の熱可塑性エラストマーを含有したものとしては、例えば、三菱化学(株)製「ゼラスMC707」、「ゼラスMC717」を例示することができる。
(2)ポリプロピレン系樹脂のみからなる非晶性ポリプロピレン樹脂と下記に例示する樹脂層を構成する樹脂の総重量に対して15重量%以上、30重量%以下混合したもの。
エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−1−ブテン共重合体、エチレン−1−ヘキセン共重合体、エチレン−1−オクテン共重合体、エチレン−4−メチル−1−ペンテン共重合体、エチレン−プロピレン−1−ブテン共重合体、エチレン−プロピレン−1−ヘキセン共重合体、エチレン−1−ブテン−1−ヘキセン共重合体、プロピレン−1−ブテン共重合体、プロピレン−1−ヘキセン共重合体、プロピレン−1−オクテン共重合体、プロピレン−4−メチル−1−ペンテン共重合体、プロピレン−1−ブテン−1−ヘキセン共重合体、プロピレン−1−ブテン−4−メチル−1−ペンテン共重合体であって、かつ、JIS K 7162(試験片:1A型、つかみ間:115mm、速度:1mm/min)での弾性率が600MPa以下である重合体。
また、メルトフローレートは1〜10g/10分の範囲のものが好ましい。
ポリプロピレン系樹脂のみからなる非晶性ポリプロピレン樹脂としては、示差走査熱量測定において、結晶融解熱量及び結晶化熱量が40J/g以下となる非晶性ポリプロピレン樹脂を用いる事が最も望ましい。
このとき、結晶融解熱量及び結晶化熱量が10J/g以上となるポリプロピレン樹脂がさらに好適である。
例えば、このようなポリプロピレン系樹脂のみからなる非晶性ポリプロピレン樹脂としては住友化学(株)製「タフセレンH3522A」、三井化学(株)製「ノティオPN3560」などを例示することができる。
住友化学(株)製「タフセレンH3522A」は完全非晶ポリプロピレン樹脂と結晶性ポリプロピレン樹脂の混合体からなる非晶性ポリプロピレン樹脂であるが、完全非晶性ポリプロピレン樹脂は粘着層において50重量%以上含有することが好ましい
本発明の粘着フイルムの粘着層の表面の平均粗さSRaは0.030μm以下である必要がある。好ましくは、0.025μm以下であり、さらに好ましくは、0.020μm以下であり、特に0.015μm以下であることが好ましい。
ここで、粘着層の表面の平均粗さSRaが0.030μmを超える場合は、被着体と貼りあわせの際に接触面積が減る為、粘着力を下げる原因となり、好ましくない。粘着力を決める要因の一つに、貼り合わされたフイルムの接触しているそれぞれの表面では、物質同士が引き合う力、すなわちファンデルワールス力が働いており、この力が粘着力の源となっている。ここで、接触面積が少ないということは、張り合わされたフイルム表面と被着体表面の間での引き合う力が少なくなる事を意味し、粘着力を下げることとなるので好ましくないというものである。
また、粘着層表面を出来る限り平面にする必要があり、表面凹凸を形成する様な添加剤は、極力添加しない様にするのが好ましいといえる。
一方、粘着層の表面の平均粗さSRaを0.010μm未満とする事は、添加剤無添加の延伸フイルムにおいても事実上困難といえる。
本発明の粘着フイルムは、フイルム製造時の巻き取り方向に対して直行する方向である横方向の厚み変動率が、2.0%以上、10.0%以下の範囲であることが好ましく、好ましくは、8.0%以下であり、さらに好ましくは、6.0%以下である。厚み変動率が10.0%を超える場合は、被被着体に粘着フイルムを加圧貼り付けする際に、場所による圧力のムラが生じ、粘着力を低下させる原因となるので、好ましくない。一方、厚み変動率を2.0%未満に抑えることは、事実上困難といえる。
本発明のフイルムはJIS−Z−0237粘着テープ・粘着シート試験方法に準拠して下記の方法により被着体との接触面性を測定した場合、その値が90%以上であることが好ましく、さらに95%以上であることが好ましく、特に98%以上であることが好ましい。
それにより、80℃×24hrの条件で加熱処理を実施した場合、発泡しにくく、貼着されたフイルムのアクリル板からの浮きや剥がれが抑えることができる。
した。
接触面積を大きくすることで、被着体とフイルムの界面に存在する目にみえない気泡が除去されたものと考えられる。
このとき、前記フイルムの50℃における初期の粘着力と23℃における初期の粘着力の差が10cN/25mm以下であることが好ましく、特に5cN/25mm未満であることが好ましく、このように高温での粘着力が常温の場合に比べて変化が小さいと、経時での粘着力の変化が少ない。また、高温で粘着力が大きくなるのが好ましい。
本願の粘着フイルムの粘着力は23℃において、3〜50cN/25cmの範囲であることが、被着体の保護性能及び剥離性の点から好ましい。粘着力は粘着層の樹脂の非晶成分の量、組成などの制御により、粘着力を適宜設定することにより可能である、
本発明の粘着フイルムは、公知の添加剤を必要に応じて含有させたりすることが出来る。例えば、滑剤、ブロッキング防止剤、熱安定剤、酸化防止剤、帯電防止剤、着色剤、耐光剤、耐衝撃改良剤などを含有させたりしても良い。
但し、粘着層表面の低分子量物質を1mg/m未満にすることが好ましい。
ここで、粘着層表面の低分子量物質の測定は、次の手順にて実施した。粘着層表面をエタノール等の粘着層を構成する樹脂を侵食しない有機溶剤を用いて洗浄後、その洗浄液から有機溶剤をエバポレーター等で除去した後、その残渣を秤量して求めた数値を洗浄した粘着層表面の表面積で割り、求めた。ここで、残渣が1mg/m以上存在すると粘着層表面と被被着体表面の間に異物が存在する事となり、接触面積を減らし、ファンデルワールス力を低下させる原因となる為、粘着力が低下し好ましくない。添加剤を添加する場合は、高分子型等の添加剤を選択したり、基材層に添加するなどして、粘着層への移行、転写がない様にすることが必要である。
(離形層)
本発明の粘着フイルムは、基材層の片面に積層された粘着層とは反対面に離形層を形成するが、そうすることよって粘着フイルム同士を重ねても粘着フイルム同士のブロッキングが少なく、特に粘着フイルムをロール状態で保管した後にもブロッキングが少なく、加工適性に優れる。
この場合、その表面の平均表面粗さSRaを0.050μm以上とするのが好まししい。
しかしながら、単に離形層を設けるだけでは、離形層の表面凹凸が粘着層の表面に転写し、粘着力や上述した接着面積が低下したり、被着体に貼り合せた直後と経時後で粘着力の変化が生じさせることから、その平均表面粗さSRaを0.200μm以下とするのが好ましい。そうすることで耐ブロッキング性と被着体の保護性能を向上させることができる。
このとき、離形層の表面凹凸は、平均表面粗さSRaで0.150μm以下となる様な表面にすることが好ましく、さらに0.060μm以上、0.130μm以下が好ましく、0.080μm以上、0.130μm以下が最も好ましい。
上記のような表面凹凸を形成するには、例えば、シリコーン樹脂やフッ素樹脂からなる層や、プロピレンエチレンブロック共重合体からなる樹脂とポリエチレン樹脂を混合することによって得られるマット状に表面が荒れた層を積層することが出来る。
マット状の表面を得るのに好適な樹脂としては、具体的にはサンアロマー(株)製「PC480A」やサンアロマー(株)製「PC523A」などのプロピレン−エチレンブロックコポリマーを例示することが出来る。
表面の平均粗さSRaを大きくするという点ではサンアロマー(株)製「PC523A」が有利であるが、単独で用いると表面粗さが大きくなりすぎる。
(粘着フイルム)
本発明の粘着フイルムは色差計で測定したb値が12〜13%であることが好ましい。この範囲とすることによって青色となり、被着体に保護フィルムが貼り合わせてあることが容易に判断できる。
また、本発明の粘着フイルムのヘイズ値は1〜40の範囲であることが、特に光学用の被着体に使用する場合には好ましい。さらに好ましくは1〜30%、特に好ましくは1〜25%である。
本発明の粘着層の厚さは、1μm以上、30μm未満であることが好ましい。
粘着フイルムの厚さが1μm未満であると、粘着に問題があり、30μm以上であると、粘着層表面の粘着力が強すぎるという問題がある。このとき、粘着力を大きくする場合は、その粘性を考慮し、厚みを大きくするのが好ましい。粘着層の厚みが大きいと、被着体との接触面積が大きくしやすく、特に硬めの樹脂を粘着層に用いたときに有効である。
粘着層の厚さは、ブロッキングの点では、2μm以上、20μm以下であることが好ましく、さらに2μm以上、15μm以下が好ましく、特に2μm以上、5μm以下が好ましい。
本発明の基材層の厚さは、5μm以上、100μm未満であることが好ましく、15μm以上、25μm未満であることがさらに好ましい。
粘着フイルムの厚さが5μm未満であると、腰感が弱くなり、シワになったり、タックが十分に得られないという問題があり、100μm以上であるとコストの点で問題がある。
タックとは、瞬間接着力を意味し、接着初期時間での接着のしやすさの指標である。
本発明の粘着フイルムはロールの形態とするのが取り扱いの上で好適である。
フイルムロールの幅および巻長の上限は特に制限されるものではないが、取扱いのしやすさから、一般的には幅1.5m以下、巻長はフイルム厚み45μmの場合に6000m以下が好ましい。また、巻取りコアとしては、通常、3インチ、6インチ、8インチ等のプラスチックコアや金属製コアを使用することができる。
また、加工の適性から長さ300m以上、幅450mm以上の寸法で巻き取ったフイルムロールであることが好ましい。
本発明の粘着フイルムは、特に合成樹脂板(例えば、光学用部材用、建築資材用)、ステンレス板(例えば、建築資材用)、アルミ板、化粧合板、鋼板、ガラス板、家電製品、精密機械および、製造時の自動車ボディーの表面を保護するため、物品を積み重ねたり、保管したり、輸送したり、製造工程で搬送する際の傷付きから防止するため、ならびに、物品を二次加工する(たとえば、曲げ加工やプレス加工)際の傷付きから防止するために、好適に用いることができる。
次に実施例をあげて本発明をさらに説明する。但し、本発明は、その要旨を逸脱しない限り下記の実施例に限定されるものではない。なお、以下の実施例、比較例における物性の評価方法は以下の通りである。
(1)結晶融解熱及び結晶化熱量
ポリオレフィン樹脂約5mgを秤量し、株式会社島津製作所製の示差走査熱量計(DSC−60)を使用して、昇温速度10℃/分で室温から200℃まで昇温し、200℃で5分間保持した後、降温速度10℃/分で0℃まで冷却した後、再度10℃/分で200℃まで昇温した時のチャートから結晶融解熱及び結晶化熱量を求める。
(2)樹脂の弾性率
JIS K 7162試験方法に準拠して下記の条件にて測定した。
試験片:1A型
つかみ間:115mm
速度:1mm/min
(3)平均表面粗さの測定
(株)小坂研究所製の接触式三次元中心面表面粗計(型式ET−30HK)及び三次元粗さ解析装置(SPA−11)を用いて、離型面、粘着面の表面の中心面平均粗さ(SRa)を次の条件で触針法により測定した。
条件は下記の通りであり、20回の測定値の平均値をもって値とした。
触針先端半径:0.5μm
触針圧:20mg
カットオフ値:80μm
測定長:1000μm
縦倍率:5000倍
測定速度:100μm/s
測定間隔:2μm
(4)粘着性の評価
JIS−Z−0237(2000)粘着テープ・粘着シート試験方法に準拠して下記の方法にて測定した。
被着体として、アクリル板(三菱レイヨン(株)製:アクリライト3mm厚)50mm×150mmを準備し、試験片として、フイルム製造時の巻き取り方向に25mm、それとは直交する方向に180mmの試験片を切り出し、質量2000gのゴムロール(ローラ表面のスプリング硬さ80Hs、厚さ6mmのゴム層で被覆された、幅45mm、直径(ゴム層を含む)95mmのもの)を用いて、被着体と試験片を5mm/秒の速さで、1往復させて圧着した。圧着後、温度23℃、相対湿度65%の環境下で30分放置したものを初期とし、24時間放置したものを経時として、東洋精機社製「テンシロン」(UTM−IIIL)を用いて、300mm/分の速度で180度剥離した際の抵抗値を粘着力[cN/25mm]とした。180度剥離とは、剥離時の抵抗値を測定する際のアクリル板とフイルムの剥離角度を180度に保持することを意味する。
測定の際は測定試料のつかみ代として厚み190μmサイズ25mm×170mmのポリエステルシートを準備し、上記、粘着フイルムとアクリル板を圧着した測定試料の粘着フイルム側の端に、のり代15mmの幅でセロハンテープにて貼り付けて、測定の際のつかみ代とした。測定試料の模式図を図1に示す。測定は一つのサンプルに関して3回実施し、その平均値をそのサンプルの粘着力とした。
(5)被着体との接触面積比率の評価
(4)と同様の方法で、粘着フイルムをアクリル板に貼着させ、23℃×30分後にアクリル板と粘着フイルムとの接触面の状態を観察した。
観察条件:KEYENCE製 デジタルマイクロスコープVHX−200F使用 倍率100倍でデジタル画像を撮影後、画像解析ソフトでアクリル板と接触している部分の面積比率を算出した。
(6)高温処理時の発泡
(4)と同様の方法で粘着フイルムをアクリル板に貼着後、80℃×24hrの条件で加熱処理を実施した。貼着されたフイルムのアクリル板からの浮きや剥がれの有無を目視で確認し高温処理時の発泡有無を評価した。
○:発泡による浮き・剥がれが無
×:発泡が見られる
(7)フイルムヘイズ
JIS−K−7105プラスチックの光学的特性試験方法に準拠して日本電色工業(株)ヘイズメーターNDH−2000を用いて測定した。
(8)フイルムの色差
JIS−Z−8722色の測定方法に準拠して日本電色工業(株)色差計Z−300Aを用いて測定した。
(9)耐ブロッキング性の評価
粘着フイルムを縦150mm×横50mmのサイズに切り出し、粘着面と離型面を対向させて重ね合わせた後、20kgの荷重をかけて40℃環境下で7日間静置した。その後、処理した粘着フイルムを25mm巾×100mm長に切り出し、東洋精機製 引張り試験機テンシロンUT−IIILを用いて、速度300mm/分の速度で粘着面と離型面間を180°剥離した際の抵抗値[cN/25mm]を測定した。
(10)厚み変動率
Anritsu FILM THICKNESS TESTER KG601A及K306Cを用いて、下記の方法にて測定した。
測定速度 0.01秒
送り速度 1.5m/分
HIGH CUT OFF
間引き処理 OFF
フイルム製造時の巻き取り方向に対して40mm、巻き取り方向とは直交する方向に対して500mmの長さのサンプルを切り出し、巻き取り方向と直交する方向の連続厚みを上記条件にて測定した。測定により得られた結果を基に以下の式(2)により、厚み変動率を求めた。測定は一つのサンプルに関して5回実施し、その平均値をそのサンプルの厚み変動率とした。
厚み変動率(%)=[(厚みの最大値−厚みの最低値)/厚みの平均値]×100(2)
[実施例1]
(基材層の作成)
ホモポリプロピレン樹脂(住友化学社製:FLX80E4、引張弾性率:1500MPa)94.5wt%と青色の着色原料(大日精化社製:PPMSSC9F3313)5.5wt%を60mmφ単軸押出し機(L/D:22.4)にて溶融押出しして基層とした。
(粘着層の作成)
オレフィン系エラストマー(三菱化学製:ゼラスMC707)100wt%を45mmφ2軸押出し機(L/D:19)にて溶融押出しして粘着層とした。
(離型層の作成)
プロピレン−エチレンブロックコポリマー(サンアロマー社製:PC480A)100.0wt%を65mmφ単軸押出し機(L/D:25)にて溶融押出しして離型層とした。
(フイルムの作成)
基材層、粘着層、離型層それぞれが各押出し機にて溶融された状態のまま、250℃の3層Tダイ(マルチマニホールド型、リップ幅250mm、リップギャップ1mm)内で積層押出しを行った。押出したフイルムを温度20℃のキャスティングロールへエアーナイフで吹きつけ、12m/min速度で引取り、冷却固化して基材層厚みが40μm、粘着層厚みが5μm、離型層厚みが5μmの3種3層未延伸フイルムを得た。
このフイルムの特性を評価した結果、平滑な粘着層が形成され、常温での粘着性を有し、被着体と粘着層の接触ムラが無く、被着体との貼着後の高温処理時の発泡が無く外観に優れ、離型層と粘着層間のブロッキングが無く取扱い性の良好なものであった。
[実施例2]
基材層、離型層は実施例1のまま、粘着層と各層比率を下記の内容に変更して、実施例1と同様の製法で3種3層の未延伸フイルムを得た。
(粘着層)
非晶性PP(住友化学製:タフセレンH3522A、結晶融解熱量及び結晶化熱量が28J/g)とホモポリプロピレン樹脂(住友化学社製:FLX80E4、引張弾性率:1500MPa)を80/20wt%の比率で混合したものを、45mmφ2軸押出し機(L/D:19)にて溶融押出しして粘着層とした。
(フイルムの作成)
基材層、粘着層、離型層それぞれが各押出し機にて溶融された状態のまま、250℃の3層Tダイ(マルチマニホールド型、リップ幅250mm、リップギャップ1mm)内で積層押出しを行った。押出したフイルムを温度20℃のキャスティングロールへエアーナイフで吹きつけ、12m/min速度で引取り、冷却固化して基材層厚みが25μm、粘着層厚みが20μm、離型層厚みが5μmの3種3層未延伸フイルムを得た。
このフイルムの特性を評価した結果、平滑な粘着層が形成され、常温での粘着性を有し、被着体と粘着層の接触ムラが無く、被着体との貼着後の高温処理時の発泡が無く外観に優れ、離型層と粘着層間のブロッキングが無く、取扱い性の良好なものであった。
[実施例3]
基材層、離型層は実施例1、粘着層と各層の層比率を下記の内容に変更して、実施例1と同様の製法で3種3層の未延伸フイルムを得た。
(粘着層)
非晶性PP(住友化学製:タフセレンH3522A、結晶融解熱量及び結晶化熱量が28J/g)とプロピレン−1−ブテン共重合体(住友化学製:SPX78J1、引張弾性率:530MPa)を80/20wt%の比率で混合したものを、45mmφ2軸押出し機(L/D:19)にて溶融押出しして粘着層とした。
(フイルムの作成)
基材層、粘着層、離型層それぞれが各押出し機にて溶融された状態のまま、250℃の3層Tダイ(マルチマニホールド型、リップ幅250mm、リップギャップ1mm)内で積層押出しを行った。押出したフイルムを温度20℃のキャスティングロールへエアーナイフで吹きつけ、12m/min速度で引取り、冷却固化して基材層厚みが35μm、粘着層厚みが10μm、離型層厚みが5μmの3種3層未延伸フイルムを得た。
このフイルムの特性を評価した結果、平滑な粘着層が形成され、常温での粘着性を有し、被着体と粘着層の接触ムラが無く、被着体との貼着後の高温処理時の発泡が無く外観に優れ、離型層と粘着層間のブロッキングが無く、取扱い性の良好なものであった。
[実施例4]
基材層、離型層は実施例1、基材層に使用する樹脂を下記の内容に変更して、実施例1と同様の製法で3種3層の未延伸フイルムを得た。
(基材層)
プロピレン−1−ブテン共重合体(住友化学製:SPX78J1、引張弾性率:530MPa)94.5wt%と青色の着色原料(大日精化社製:PPMSSC9F3313)5.5wt%を、60mmφ押出し機(L/D:19)にて溶融押出しして基材層とした。
[比較例1]
(基材層の作成)
ホモポリプロピレン樹脂(住友化学社製:FLX80E4)100wt%を60mmφ単軸押出し機(L/D:22.4)にて溶融押出しして基層とした。
(粘着層の作成)
非晶性PP(住友化学製:タフセレンH3522A)とホモポリプロピレン樹脂(住友化学社製:FLX80E4)を80/20wt%の比率で混合したものを、45mmφ2軸押出し機(L/D:19)にて溶融押出しして粘着層とした。
(離型層の作成)
プロピレン−エチレンブロックコポリマー(サンアロマー製:PC480A)100wt%を65mmφ単軸押出し機(L/D:25)にて溶融押出しして離型層とした。
(フイルムの作成)
基材層、粘着層、離型層それぞれが各押出し機にて溶融された状態のまま、250℃の3層Tダイ(マルチマニホールド型、リップ幅250mm、リップギャップ1mm)内で積層押出しを行った。押出ししたフイルムを温度20℃のキャスティングロールへエアーナイフで吹きつけ、12m/min速度で引取り、冷却固化して基材層厚みが40μm、粘着層厚みが5μm、離型層厚みが5μmの3種3層未延伸フイルムを得た。
このフイルムの特性を評価した結果、平滑な粘着層が形成され、常温での粘着性を有するが、被着体と粘着層との接触ムラが見られ、被着体と粘着面の接触面積が少ないものとなっていた。また、貼着後の高温処理時に発泡しており、加熱後に外観の悪化が見られた。離型層と粘着層間のブロッキングは無く取扱い性は良好であった。
[比較例2]
基材層、粘着層は実施例1のまま、離型層、各層構成を下記の内容に変更して、実施例1と同様の製法で3種3層の未延伸フイルムを得た。
(離型層の作成)
プロピレン−エチレンブロックコポリマー(サンアロマー製:PC523A)100wt%を65mmφ単軸押出し機(L/D:25)にて溶融押出しして離型層とした。
(フイルムの作成)
基材層、粘着層、離型層それぞれが各押出し機にて溶融された状態のまま、250℃の3層Tダイ(マルチマニホールド型、リップ幅250mm、リップギャップ1mm)内で積層押出しを行った。押出ししたフイルムを温度20℃のキャスティングロールへエアーナイフで吹きつけ、12m/min速度で引取り、冷却固化して基材層厚みが40μm、粘着層厚みが5μm、離型層厚みが5μmの3種3層未延伸フイルムを得た。
このフイルムの特性を評価した結果、常温での粘着性が若干低下し、粘着層表面の粗度が高く、被着体と粘着層の接触ムラが見られ、被着体と粘着面の接触面積が少ないものとなっていた。また、貼着後の高温処理時に発泡しており、加熱後に外観の悪化が見られた。離型層と粘着層間のブロッキングは無く取扱い性は良好であった。
[比較例3]
基材層、粘着層は実施例1のまま、離型層を下記の内容に変更して、実施例1と同様の製法でフイルムを作成して基材層厚みが40μm、粘着層厚みが5μm、離型層厚みが5μmの3種3層未延伸フイルムを得た。
(離型層)
ホモポリプロピレン樹脂(住友化学社製:FLX80E4)100wt%を65mmφ単軸押出し機(L/D:25)にて溶融押出しして離型層とした。
このフイルムの特性を評価した結果、平滑な粘着層が形成され、常温での粘着性を有し、被着体と粘着層の接触ムラは見られず、被着体と粘着面の接触面積は充分だった。また、貼着後の高温処理時に発泡も無く、加熱後の外観も良好だったが、離型層と粘着層間のブロッキングが強く、取扱い性に問題があった。
上記結果を表1に示す。
本発明の粘着フイルムは、粘着フイルム同士のブロッキングが少なく、特に粘着フイルムをロール状態で保管した後にもブロッキングが少なく、加工適性に優れ、被着体に貼り合せ後、高温で処理しても発泡しにくいため、合成樹脂板、化粧合板、金属板および塗装鋼板、また、自動車の焼付け塗装時やプリント基板などの幅広い用途分野に利用することができ、産業界に寄与することが大である。

Claims (7)

  1. ポリプロピレン系樹脂からなる基材層の片面に粘着層を、反対面に離形層を積層してなる積層体からなるポリプロピレン系樹脂フイルムであって、前記離形層表面の平均粗さSRaが0.200μm以下であり、前記粘着層の表面の平均粗さSRaが0.030μm以下であって、明細書中で定義する被着体との接触面積が90%以上、100%以下であり、色差計で測定したb値が12〜13%であることを特徴とする粘着フイルム。
  2. 粘着層がポリオレフィン系エラストマーを含有することを特徴とする請求項1記載の粘着フイルム。
  3. ポリオレフィン系エラストマーがポリプロピレン系樹脂のみからなる非晶性ポリプロピレンもしくはポリプロピレンとエチレン−プロピレンゴムの共重合体であることを特徴とする請求項1あるいは2記載の粘着フイルム。
  4. 離形層の表面の平均表面粗さSRaが0.150μm以下であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の粘着フイルム。
  5. 粘着層の表面の平均表面粗さSRaが0.020μm以下であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の粘着フイルム。
  6. 基材層、粘着層及び離型層が、複数の押出し機から共押出法により溶融押し出し積層されたものであることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の粘着フイルム。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載のフイルムからなるフイルムロールであって、前記フイルムロールの巾が450mm以上、長さ300m以上であることを特徴とするフイルムロール。
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