JPH0639834Y2 - 排水浄化装置 - Google Patents

排水浄化装置

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JPH0639834Y2
JPH0639834Y2 JP1988162400U JP16240088U JPH0639834Y2 JP H0639834 Y2 JPH0639834 Y2 JP H0639834Y2 JP 1988162400 U JP1988162400 U JP 1988162400U JP 16240088 U JP16240088 U JP 16240088U JP H0639834 Y2 JPH0639834 Y2 JP H0639834Y2
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JP
Japan
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switching valve
heating tank
tank
activated carbon
solvent gas
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JP1988162400U
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JPH0283087U (ja
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喜代美 山田
信治 高木
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は有機溶剤を使用するドライクリーナの排水浄化
装置に関するものである。
(従来の技術) 第2図に従来のこの種排水浄化装置の一例を示す。
同図において、水分離器22に取付けられた水配管29の他
端は、加熱タンク30内に開口している。加熱タンク30の
下部は蒸気ジャケット38で覆われており、同蒸気ジャケ
ット38の上部は、バルブ36を介して蒸気パイプ35により
蒸気供給源(図示せず)と連通している。また蒸気ジャ
ケット38の下部には、スチームトラップ41からなるドレ
ン排出装置が設けられている。加熱タンク30の上部はダ
クト34を介して屋外に開放されている。
図示せぬコンデンサおよびエアクーラーで凝縮回収され
た水と溶剤は、水分離器22内で水39と溶剤40に比重分離
されるが、分離した水39には若干の溶剤が分散した状態
で残留している。そして水39が一定量を越えると越えた
分だけ水配管29に導かれて加熱タンク30底部に排出され
る。
一方、加熱タンク30の底部は、蒸気ジャケット38で覆わ
れ、蒸気パイプ35から供給される蒸気で加熱されている
ため、加熱タンク30に排出された水39は加熱され、水蒸
気となって蒸発する。水39の蒸発にともない、水39中に
含まれる溶剤分も溶剤ガスとなって水蒸気と共にダクト
34を経て屋外に放出される。
(考案が解決しようとする課題) 前述の如く加熱により排水中に含まれる溶剤は溶剤ガス
となって水蒸気と共に大気放散される。この溶剤ガスを
活性炭により吸着回収しようとするときは、水蒸気の量
を出来る限り少なくしないと活性炭の吸着能力が短時間
でなくなるという不都合が生じる。排水浄化としては、
上記の如く蒸発させれば、排水からの排出はなくなる
が、溶剤ガスを水蒸気と共に大気放散するため、大気汚
染の原因となる。従って活性炭に選択的に溶剤ガスを吸
着させ、水蒸気のみを大気放散させることが可能であれ
ば、これに越したことはない。
そこで、本考案の目的は上記加熱タンクの排水中から活
性炭を使って溶剤ガスを選択的に除去するようにし、水
蒸気のみを大気中に放散して、この種大気汚染の原因を
排除することにある。
(課題を解決するための手段) このため本考案は、有機溶剤を含有する排水を加熱タン
ク内で加熱し蒸発させて大気中に放出させる排水浄化装
置において、加熱タンク内に設けられた曝気処理を行う
ための圧縮空気噴射器と、加熱タンク内に臨んで設けら
れ同タンク内の溶剤ガス濃度を検知する濃度センサと、
第1の切換バルブを介在した入口導管を介して前記加熱
タンクに接続する共に出口導管を介して大気に開放して
なる活性炭吸着槽と、一端を前記第1の切換バルブの手
前の入口導管に、他端を前記出口導管にそれぞれ接続す
ると共に同第1の切換バルブと逆動作する第2の切換バ
ルブを介在させた排気管とを備え、前記濃度センサの検
知信号に基づき前記加熱タンク内の溶剤ガス濃度が所定
値以下になるまで前記圧縮空気噴出器を作動させ、かつ
第1の切換バルブを開き第2の切換バルブを閉じて溶剤
ガスを前記活性炭吸着槽に導き、溶剤ガス濃度が所定値
以下になったとき第1の切換バルブを閉じ、第2の切換
バルブを開き、加熱タンクを加熱し排水を蒸発させて蒸
気を前記排気管を介して排出するように構成してなるも
ので、これを課題解決のための手段とするものである。
(作用) 加熱タンク内の排水を間接加熱で昇温し蒸発させる前
に、加熱タンク内の排水中に圧縮空気を吹き込み、排水
中の溶剤分を選択的に追い出す。いわゆる「曝気式」に
よる排水浄化を行う。
ドライクリーナ等の排水中の溶剤は概ね200ppm程度であ
り、これを排水規制の0.1ppm程度まで下げる為には、例
えば1の排水処理には0.2〜0.3m3程度の圧縮空気を送
れば良い。この排気ガスは当初2000〜3000ppmである
が、徐々に少なくなる。圧縮空気量によって経験的に何
m3を通過させれば良いかが決められる。蒸発したガスが
排気規制(例えば、50ppm)以下になるまで活性炭を通
し、その後溶剤ガス濃度が所定値以下になった時、曝気
から蒸発に切り替え、活性炭をバイパスさせて大気放散
させることで活性炭の吸着能力を持続させると共に、排
水をなくしかつ大気への溶剤ガス放散もなくす。
厚生省による有機溶剤の排水に関する指導に対して、排
水を全て蒸発させるので、地下水汚染を全くなくす一
方、蒸発させる際にも蒸発した溶剤ガスは活性炭に吸着
させるので、大気汚染もなくすことになる。活性炭に吸
着させるのは曝気時の溶剤ガスが大部分であり、水蒸気
の蒸発がごく少量のときである為、活性炭の吸着能力を
持続させることをも可能にする。
(実施例) 以下本考案の実施例を図面について説明する。
第1図は本考案の一実施例を示すもので、第2図の従来
部分と実質的に同一の部分には同一の符号が付してあ
る。従って、本実施例の説明にあたっては従来技術と異
なる点を中心に詳述する。
加熱タンク30は既述したと同様に水分離器(図示せず)
からの水配管29を有し、下部は蒸気ジャケット38で覆わ
れており、同ジャケット38には蒸気源から連結される蒸
気パイプ35がバルブ36を介して連なっている。スチーム
トラップ41は蒸気ドレン排出を目的とする。
42は圧縮空気噴出器で、焼結金属等の多孔質金属あるい
はプラスチック等で作られ、圧縮空気をより細かい粒状
として噴出させるのに好適である。この圧縮空気噴出器
42は導管28に連なり、この導管28は圧縮空気源と適当な
減圧弁(図示せず)、導管44及びバルブ43を介して連結
されている。
導管28は加熱タンク30の壁面とA部において外部分とシ
ールされており、加熱タンク30の排水及び溶剤ガスが外
部に洩れない様にしている。
50は加熱タンク30内の空間134の溶剤濃度が排気公害規
制値(例えば50ppm)以下になったことを感知して信号
を発する濃度センサである。
加熱タンク30の上部に設けられた入口導管46は途中で分
岐され、一方の導管の第1の切替えバルブ47を介して活
性炭吸着槽45が収容された槽と連なり、他方の排気管49
の第2の切替えバルブ48を介して前記活性炭槽の出口導
管と切替えバルブを介して合流し、大気に連通させてい
る。第1,第2の切替えバルブ47,48はお互いに逆動作を
する。活性炭45は溶剤ガスを吸着する。切替えバルブ4
7′は第1の切替えバルブ47と同一の動作をするバルブ
である。また51は出口導管である。
次に本実施例装置の作動順序を説明する。
水配管29から入った排水は、加熱タンク30に貯められ
る。バルブ43が開き圧縮空気が流入し、圧縮空気噴出器
42から細かい空気泡を噴出させ、いわゆる曝気を行い、
排水中に含有する例えばパークロルエチレンの如き溶剤
を蒸発させる。その濃度は初期においては2000〜3000pp
mとなる。
蒸発したガスは加熱タンク30内の空気134を経て入口導
管46からバルブ47を介して活性炭吸着槽45を通過すると
き活性炭吸着槽45に溶剤分は吸着され、低濃度となって
バルブ47′を経て屋外に排気される。この時バルブ48は
閉じている。この曝気が進んで排水中の溶剤分はほとん
どなくなり、空間134のガス濃度が排気公害規制値〔例
えば50ppm)以下になると、濃度センサ50がこれを感知
して信号を発する。この信号が発せられると、第1の切
換バルブ47と、バルブ47′が閉じ、第2の切換バルブ48
が開く。同時にバルブ36が開き水蒸気を蒸気加熱ジャケ
ット38に供給し排水39を加熱する。なお、バルブ36の開
閉時期のタイミングは排水中の溶剤濃度が減少した時点
で水が沸騰しない程度の時間、曝気と同時進行させても
良い。それは曝気速度を効率良くする。しかし、このタ
イミングが早すぎると蒸発した水分が活性炭に多く吸着
し、活性炭の吸着能力を減じる為、好ましいことではな
い。
排水は加熱によって沸騰し、水蒸気となって入口導管4
6、バルブ48、排気管49を経て屋外に排出され、遂には
加熱タンク30の排水は全部蒸発し尽くす。なお、活性炭
吸着槽45に吸着した溶剤は活性炭自体を使い捨てにする
か、あるいは水蒸気脱着で再生するのが普通であるが、
活性炭の再生方法はすでに公知に付きここではその説明
を省略する。
(考案の効果) 一般に、排水を蒸発させる時、初期には高濃度の溶剤ガ
スが発生する。しかし、排水を蒸発させて活性炭に吸着
させるのでは、水蒸気の量が多く活性炭はすぐに吸着能
力をなくす為、本考案では排水浄化処理の初期は曝気に
より選択的に溶剤ガスを蒸発させ、これを活性炭に導き
吸着させるようにして、排気公害を未然に防止し、同時
に活性炭の吸着能力を持続させる。また本考案では、濃
度センサの検知信号に基づき加熱タンク内の溶剤ガス濃
度が所定値以下になるまで圧縮空気噴出器を作動させ、
かつ第1の切換バルブを開き第2の切換バルブを閉じて
溶剤ガスを活性炭吸着槽に導き、溶剤ガス濃度が所定値
以下になったとき第1の切換バルブを閉じ、第2の切換
バルブを開いて溶剤ガスを排気管を介して排出するよう
にしたため、大気汚染の問題を無くすことができると共
に、排水による地下水の汚染の問題も完全に除去するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の代表的な実施例に係る排水浄化装置の
概略構成図、第2図は従来の排水浄化装置例の概略構成
図である。 図の主要部分の説明 29……水配管 30……加熱タンク 38……蒸気加熱ジャケット 39……排水 42……圧縮空気噴出器 43……バルブ 45……活性炭吸着槽 46……入口導管 47……第1の切替えバルブ 47′……バルブ 48……第2の切替えバルブ 49……排気管 50……濃度センサ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】有機溶剤を含有する排水を加熱タンク内で
    加熱し蒸発させて大気中に放出させる排水浄化装置にお
    いて、加熱タンク内に設けられた曝気処理を行うための
    圧縮空気噴出器と、加熱タンク内に臨んで設けられ同タ
    ンク内の溶剤ガス濃度を検知する濃度センサと、第1の
    切換バルブを介在した入口導管を介して前記加熱タンク
    に接続すると共に出口導管を介して大気に開放してなる
    活性炭吸着槽と、一端を前記第1の切換バルブの手前の
    入口導管に、他端を前記出口導管にそれぞれ接続すると
    共に同第1の切換バルブと逆動作する第2の切換バルブ
    を介在させた排気管とを備え、前記濃度センサの検知信
    号に基づき前記加熱タンク内の溶剤ガス濃度が所定値以
    下になるまで前記圧縮空気噴出器を作動させ、かつ第1
    の切換バルブを開き第2の切換バルブを閉じて溶剤ガス
    を前記活性炭吸着槽に導き、溶剤ガス濃度が所定値以下
    になったとき第1の切換バルブを閉じ、第2の切換バル
    ブを開き、加熱タンクを加熱し排水を蒸発させて蒸気を
    前記排気管を介して排出するように構成してなることを
    特徴とする排水浄化装置。
JP1988162400U 1988-12-16 1988-12-16 排水浄化装置 Expired - Lifetime JPH0639834Y2 (ja)

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JP1988162400U JPH0639834Y2 (ja) 1988-12-16 1988-12-16 排水浄化装置

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JPH0283087U JPH0283087U (ja) 1990-06-27
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JPH0796112B2 (ja) * 1990-09-14 1995-10-18 嘉人 井上 排水の浄化装置
JP2813451B2 (ja) * 1990-10-29 1998-10-22 三菱重工業株式会社 ドライクリーナの排水処理方法

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JPS60186092U (ja) * 1984-05-16 1985-12-10 三菱重工業株式会社 ドライクリ−ナの排水処理装置

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