JP6697535B1 - 放射性ガス処理装置、放射性物質処理システム及び原子炉設備 - Google Patents

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Abstract

【課題】原子炉設備のフィルタベントから放出される処理ガスを適切に処理する。【解決手段】原子炉格納容器2に接続されたフィルタベント4から排出される処理ガスを処理する放射性ガス処理装置10であって、処理ガスに水を接触させることで該処理ガス中に含まれる蒸気の一部を凝縮させる蒸気凝縮部20と、蒸気凝縮部20から処理ガス中の非凝縮ガスが導入され、該非凝縮ガスに除湿を施す除湿部41と、除湿部41を通過した非凝縮ガスが導入される第一吸着タンク51、及び、該第一吸着タンク51内に収容されて非凝縮ガスのうち少なくとも放射性希ガスを吸着可能な第一吸着剤52を有する第一吸着塔50と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、放射性ガス処理装置、放射性物質処理システム及び原子炉設備に関する。
特許文献1にはフィルタベントを備えた原子炉設備が開示されている。フィルタベントは、原子炉格納容器から放出されるガスからヨウ素や放射性粒子を除去する。これらヨウ素や放射性粒子が除去された処理ガスは、大気に放出されている。
特許第5898018号公報
ところで、フィルタベントから大気に放出される処理ガスには、微量のXeやKr等の放射性希ガスが含まれている。これら放射性希ガスが大気に放出されないことが望まれている。しかしながら、処理ガスには放射性希ガスに加えて多量の蒸気や空気が存在する。そのため、処理ガスのボリュームが大きく、円滑な処理ができないという問題があった。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであって、フィルタベントから放出される処理ガスを適切に処理することができる放射性ガス処理装置、該放射性ガス処理装置を備えた放射性物質処理システム、及び、該放射性物質処理システムを備えた原子炉設備を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を採用している。
即ち、本発明の一態様に係る放射性ガス処理装置は、原子炉格納容器から排出される処理ガスを処理する放射性ガス処理装置であって、該処理ガス中に含まれる蒸気の一部を凝縮させる蒸気凝縮部と、該蒸気凝縮部で分離した前記非凝縮ガスが導入されて、該非凝縮ガスに含まれる水分を除去する除湿部と、前記除湿部を通過した前記非凝縮ガスが導入される吸着タンク、及び、該吸着タンク内に収容されて前記非凝縮ガスのうち少なくとも前記放射性希ガスを吸着可能な吸着剤を有する吸着塔と、を備え、前記吸着塔は複数設けられており、これら複数の吸着塔の前記吸着タンクを順次直列に、かつ、連通可能に接続する第一接続ラインと、該第一接続ライン上に設けられて、前段側の前記吸着タンク内から気体を引いて該気体を後段側の前記吸着タンク内に圧送可能な第一真空ポンプと、各前記吸着タンクに接続されて、前記吸着材に吸着されない前記吸着タンク内の気体を該吸着タンクの外部に排出可能な排出ラインと、をさらに備え、前記除湿部を通過した前記非凝縮ガスは、前記第一接続ラインを介して複数の各前記吸着タンクに一方通行で導入されていくことで、これら前記吸着タンクで順次濃縮されていく。
上記構成によれば、フィルタベンドから排出される処理ガスから大量の蒸気を凝縮除去した後に、非凝縮ガスに含まれる水分を除湿部によってさらに除去することができる。そして、このような非凝縮ガスの放射性希ガスを吸着塔の吸着剤に吸着させることで、該放射性希ガスを効率的に濃縮することができる。そのため、放射性希ガスを長期にわたって貯留する設備のスペースを大幅に減少させることができる。
また、複数の吸着塔の吸着剤により段階的に非凝縮ガスの吸着・放出を繰り返すことで、最終的に得られる気体の放射性希ガスの濃度を大幅に高めることができる。
上記放射性ガス処理装置は、気体を貯留可能な貯留タンクと、複数の前記吸着タンクのうち最後段の前記吸着タンクと前記貯留タンクとを連通可能に接続する第二接続ラインと、該第二接続ライン上に設けられて、最後段の前記吸着タンク内から気体を引いて該気体を前記貯留タンクに圧送可能な第二真空ポンプと、をさらに備えていてもよい。
これにより、複数の吸着塔のうち最終段の吸着塔に吸着された濃度の高い放射性希ガスを貯留タンク内に導入することができる。そして、当該貯留タンクで長期にわたって放射性希ガスを貯留することで、放射性希ガスの放射線量の低減を図ることができる。
上記放射性ガス処理装置は、前記貯留タンク内に収容されて前記放射性ガスとしてのKr及びXeを吸着可能な希ガス吸着剤と前記貯留タンクに接続されて、該貯留タンク内の気体を該貯留タンクの外部に排出可能な取り出しラインと、該取り出しライン上に設けられて、前記貯留タンク内の圧力を調整可能な圧力調整部と、を備えていてもよい。
圧力調整部によって貯留タンク内の圧力を調整することで、貯留タンク内で希ガス吸着材に吸着されたKr及びXeのいずれか一方を吸着剤から先に放出させることができる。これにより、一方の気体のみを取り出しラインを介して外部に取り出すことができる。
上記放射性ガス処理装置は、前記排出ラインによって前記吸着タンクに接続された検査タンクと、該検査タンク内の放射性量を測定可能な放射線センサと、前記検査タンクに接続されて、該検査タンク内の気体を大気に解放可能な解放ラインと、をさらに備えていてもよい。
これにより、複数の吸着タンクから排出される気体を検査タンク内で一時的に貯留することができる。そして、検査タンク内の気体の放射線量を放射線センサで測定した結果、放射線量が低いと判断した場合には、解放ラインを介して気体を大気に解放することができる。
上記放射性ガス処理装置では、前記除湿部は、前記非凝縮ガスを冷却することで該非凝縮ガス中の水分を凝縮させる冷凍機であってもよい。
除湿部によって非凝縮ガスの水分含有量を適切に低下させることができる。
上記放射性ガス処理装置では、前記蒸気凝縮部は、下部に貯留水を収容するとともに前記フィルタベントからの前記処理ガスが前記貯留水中に導入される凝縮タンクと、前記凝縮タンクの前記貯留水の一部を前記原子炉格納容器内に戻す返送ラインと、前記凝縮タンク内の前記貯留水の一部を、前記凝縮タンクの外部で冷却して前記凝縮タンク内の上部に戻す循環ラインと、を有していてもよい。
これによって、処理ガスに含まれる大量の蒸気を効果的に凝縮除去することができる。
本発明の一態様に係る放射性物質処理システムは、上記の放射性ガス処理装置と、前記フィルタベントと、を備える。
本発明の一態様に係る原子炉設備は、上記の放射性物質処理システムと、前記原子炉格納容器と、を備える。
本発明の放射性ガス処理装置、放射性物質処理システム及び原子炉設備によれば、フィルタベントから放出される処理ガスを適切に処理することができる。
第一実施形態に係る原子炉設備の放射性物質処理システム及び放射性ガス処理装置の構成を示す模式的な全体図である。 第二実施形態に係る放射性ガス処理装置の一部構成を示す模式図である。 第三実施形態に係る放射性ガス処理装置の一部構成を示す模式図である。
<第一実施形態>
以下、本発明の第一実施形態に係る原子炉設備1について、図1を参照して説明する。図1に示すように、原子炉設備1は、原子炉格納容器2及び放射性物質処理システム3を備えている。
原子炉格納容器2は、原子炉、プール水が貯留されたサブレッションチェンバ及び外部からの注水を供給する注水設備等(図示省略)を収容している。
放射性物質処理システム3は、フィルタベント4及び放射性ガス処理装置10を備えている。
フィルタベント4は、原子炉格納容器2に接続されている。原子炉格納容器2内で多量のガスが発生した際には、フィルタベント4を介して原子炉格納容器2からガスの放出が行われる。フィルタベント4には原子炉格納容器2内で発生したガスが導入される。当該ガスには、蒸気、ヨウ素、水素、放射性微粒子、放射性希ガス及び空気等が含まれる。フィルタベント4では、当該ガスを水中で散気するとともにその後にフィルタを通過させることで、当該ガスからヨウ素及び放射性微粒子の一部を除去する。これによりフィルタベント4は、原子炉格納容器2からのガスを処理ガスとして放出する。処理ガスには、蒸気及び非凝縮ガスが含まれている。非凝縮ガスには、放射性希ガス及び空気が含まれている。放射性希ガスは、例えばXe(キセノン)やKr(クリプトン)である。
<放射性ガス処理装置>
放射性ガス処理装置10は、フィルタベント4から放出される処理ガスを処理する。放射性ガス処理装置10は、蒸気凝縮部20、除湿部41、希ガス濃縮部100及び貯留タンク70を有する。
<蒸気凝縮部>
蒸気凝縮部20は、凝縮タンク21、散気装置22、散水装置23、循環ライン30、及び返送ライン35を有する。
凝縮タンク21の内部の空間には、所定の水位の水が貯留水として貯留されている。凝縮タンク21には、フィルタベント4からの処理ガスが流通する処理ガスライン11が接続されている。該処理ガスライン11の下流側の端部は、凝縮タンク21内の空間の下部に外部から侵入している。処理ガスライン11には、フィルタベント4側から凝縮タンク21側に向かってのみの流通を許容する第一逆止弁12が設けられている。
散気装置22は、凝縮タンク21内で処理ガスライン11の下流側の端部に接続されている。散気装置22は、凝縮タンク21内の下部で貯留水内に処理ガスを散気する。
散水装置23は、凝縮タンク21内の上部に設けられている。散水装置23は、外部から供給される水を、凝縮タンク21内の空間の上部、即ち、貯留水の水面の上方から気相中に散水する。
循環ライン30は、凝縮タンク21の下端に形成された排水口と凝縮タンク21の上部に形成された給水口とを凝縮タンク21の外部で接続している。循環ライン30の中途には、循環ポンプ31が設けられている。これにより、凝縮タンク21の下端から排出された水は、凝縮タンク21の給水口に送られる。循環ライン30における循環ポンプ31の下流側には冷却器32が設けられている。冷却器32には外部から例えば海水等の冷媒が供給される。これによって、循環ライン30を流通する水は、冷媒と熱交換することで冷却される。循環ライン30の下流側の端部に、散水装置23に接続されている。これによって、冷却器32で冷却された水が、散水装置23を介して凝縮タンク21内に散布される。
返送ライン35は、凝縮タンク21から原子炉格納容器2内に水を戻すためのラインである。返送ライン35の一端は、凝縮タンク21の下端に接続されている。返送ライン35の他端は、原子炉格納容器2内に接続されている。
返送ライン35上には、開閉弁36が設けられている。開閉弁36は、例えば凝縮タンク21内の水の液位に基づいて開閉制御される構成であってもよい。返送ライン35における開閉弁36の下流側には返送ポンプ37が設けられている。開閉弁36が開状態とされて返送ポンプ37が駆動されることで、凝縮タンク21内の貯留水の一部が返送ライン35を介して原子炉格納容器2内に戻される。返送ライン35上には、凝縮タンク21側から原子炉格納容器2側への流通のみを許容する。
<除湿部>
除湿部41には、凝縮タンク21にて凝縮されなかった非凝縮ガスが、該凝縮タンク21の上端から導入される。除湿部41には、非凝縮ガス管40を介して非凝縮ガスが導入される。非凝縮ガス管40は、一端が凝縮タンク21の上部に接続されており、他端が除湿部41に接続されている。非凝縮ガス管40の中途に流路を開閉する弁が設けられていてもよい。
除湿部41は、非凝縮ガスに含まれる水分量を低下させる。本実施形態の除湿部41は冷凍機を有する。冷凍機は、該冷凍機内を流通する冷媒と非凝縮ガスとで熱交換させる。これにより、冷凍機は、非凝縮ガスを蒸気の露点以下まで一旦冷却することで除湿を行う。除湿部41は、冷凍機によって冷却された非凝縮ガスを加熱する加熱部を有していてもよい。
なお、除湿部41としては、例えば非凝縮ガスに等温度圧縮を行うことで相対湿度を上昇させて水分を凝縮させる圧縮冷却方式を用いたものであってもよい。また、除湿部41として、透過膜によって非凝縮ガスから水分のみを補足する透過膜方式を用いたものであってもよい。
さらに除湿部41としては、特に水を吸着する水吸着剤を用いて水分を除去する吸着方式を用いたものであってもよい。また、除湿部41としては、水分を吸収し易い液体に非凝縮ガスを接触させることで除湿を行う構成であってもよい。その他、除湿部41としては、種々の化学的除湿を用いた構成を採用することができる。
<希ガス濃縮部>
希ガス濃縮部100は、除湿部41を通過した非凝縮ガス中の放射性希ガス濃度を濃縮する。希ガス濃縮部100は、吸着塔としての第一吸着塔50及び第二吸着塔60を備えている。
<第一吸着塔>
第一吸着塔50は、非凝縮ガスのうち主として放射性希ガスを吸着する役割を有する。第一吸着塔50は、吸着タンクとしての第一吸着タンク51及び吸着剤としての第一吸着剤52を有している。
第一吸着タンク51は、除湿部41を通過した非凝縮ガスが内部に導入される。第一吸着タンク51は、導入ライン42を介して除湿部41に接続されている。非凝縮ガスは導入ライン42を通過して第一吸着タンク51内に導入される。導入ライン42上には開閉弁43が設けられている。当該開閉弁43の開閉によって、第一吸着タンク51内への非凝縮ガスの導入・非導入が切り替えられる。
第一吸着剤52は、第一吸着塔50内に収容されている。第一吸着剤52としては、非凝縮ガスのうち主として放射性希ガスを吸着可能に構成されている。第一吸着剤52としては、例えば結晶構造に細孔を有するゼオライトが用いられている。当該ゼオライトの吸着特性は、細孔の径の大きさ、結晶骨格のSi/Al比、結晶骨格外のカチオン種によって決定される。本実施形態のゼオライトは、特に放射性希ガスとしてのKr、Xeを選択的に吸着可能に構成されていることが好ましい。
なお、第一吸着剤52としては、ゼオライトの他、例えばシリカゲルや活性炭等を用いてもよい。また、第一吸着剤52として、ゼオライト、シリカゲル及び活性炭の少なくとも2つを混合した混合物を用いてもよい。シリカゲル及び活性炭を用いる場合でも、上記ゼオライト同様、放射性希ガスとしてのKr、Xeを選択的に吸着可能なものを用いることが好ましい。
第一吸着タンク51には、第一排出ライン53の一端が接続されている。第一排出ライン53は、第一吸着タンク51内の気体を外部に排出可能とされている。即ち、第一排出ライン53上には開閉弁54が設けられており、当該開閉弁54を開状態とすることで第一吸着タンク51内の気体を該第一吸着タンク51外に排出することができる。
<第二吸着塔>
第二吸着塔60は、第一吸着塔50と同様の構成を有する。即ち、第二吸着塔60は、第一吸着タンク51同様の吸着タンクとしての第二吸着タンク61、及び、第一吸着剤52同様の吸着剤としての第二吸着剤62を有している。
第二吸着タンク61は、第一接続ライン55を介して第一吸着タンク51に直列に接続されている。第一接続ライン55は一端が第一吸着タンク51内に接続されており、他端が第二吸着タンク61内に接続されている。これにより、第一吸着タンク51の内部と第二吸着タンク61の内部とは互いに連通されている。
第一接続ライン55上には開閉弁56が設けられている。当該開閉弁56を開閉することによって、第一吸着タンク51の内部と第二吸着タンク61の内部との連通・非連通状態が切り替えられる。
第一接続ライン55上における開閉弁56よりも第二吸着タンク61側には、第一真空ポンプ57が設けられている。第一接続ライン55が開状態とされている場合に第一真空ポンプ57が駆動されることで、第一吸着タンク51内の気体は第一接続ライン55に引き込まれ、第二吸着タンク61内に圧送される。
第二吸着タンク61には、第二排出ライン63の一端が接続されている。第二排出ライン63は、第二吸着タンク61内の気体を外部に排出可能とされている。即ち、第二排出ライン63上には開閉弁64が設けられており、当該開閉弁64を開状態とすることで第二吸着タンク61内の気体を該第二吸着タンク61外に排出することができる。
<貯留タンク>
貯留タンク70は、放射性希ガスを長期にわたって貯留する役割を有する。貯留タンク70は、第二接続ライン65を介して最後段の吸着タンクである第二吸着タンク61に直列に接続されている。第二接続ライン65は一端が第二吸着タンク61内に接続されており、他端が貯留タンク70内に接続されている。これにより、第二吸着タンク61の内部と貯留タンク70の内部とは互いに連通されている。
第二接続ライン65上には開閉弁66が設けられている。当該開閉弁66を開閉することによって、第二吸着タンク61の内部と貯留の内部との連通・非連通状態が切り替えられる。
第二接続ライン65上における開閉弁66よりも貯留タンク70側には、第二真空ポンプ67が設けられている。第二接続ライン65が開状態とされている場合に第二真空ポンプ67が駆動されることで、第二吸着タンク61内の気体は第一接続ライン55に引き込まれ、貯留タンク70内に圧送される。
<作用効果>
以下、第一実施形態の作用効果について説明する。
原子炉格納容器2内でガスが発生し、当該原子炉格納容器2内の圧力がある程度上昇すると、当該ガスが原子炉格納容器2内からフィルタベント4に放出される。特にガスが放出される当初は、当該ガスには放射性希ガスが含まれる。フィルタベント4を通過して排出された処理ガスは、処理ガスライン11を介して蒸気凝縮部20の凝縮タンク21へと導入される。
凝縮タンク21に導入された処理ガスは、凝縮タンク21の貯留水の水面下で散気装置22によって凝縮タンク21内に散気される。この過程で、処理ガスの一部の蒸気が凝縮する。また、凝縮タンク21内には、循環ライン30によって、凝縮タンク21から排出された水が冷却器32で冷却された後に散気装置22を介して散気される。これによって、凝縮タンク21本体内の気相に存在する蒸気が凝縮され、処理ガスの減容化を図ることができる。即ち、凝縮タンク21では処理ガスに水を接触させることにより、当該処理ガスに含まれる蒸気の大部分を凝縮させることができる。
凝縮されて水となった蒸気は貯留水の一部として、凝縮タンク21内に一時的に貯留される。凝縮タンク21本体内の水位がある程度上昇した際には、返送ライン35の開閉弁36が開状態とされることにより凝縮タンク21内の貯留水を返送ライン35を介して原子炉格納容器2内に返送される。このように凝縮タンク21に処理ガスが導入されることで、原子炉格納容器2内の圧力を徐々に低下させることができる。
上記の過程によって、凝縮タンク21内の気相には、水素、窒素、酸素及び放射性希ガスに加えて、凝縮されなかった蒸気を含む非凝縮ガスが存在することになる。当該非凝縮ガス中の蒸気はほぼ飽和状態にあり、非凝縮ガスの湿度は非常に高い。このような非凝縮ガスは、非凝縮ガス管40を介して除湿部41に導入される。
除湿部41では、非凝縮ガスの水分がさらに除去される。即ち、除湿部41では、例えば非凝縮ガス中の蒸気を露点以下まで一旦冷却することで、非凝縮ガス中の水分量をさらに低下させることができる。これにより、非凝縮ガスの湿度は、該非凝縮ガスが凝縮タンク21内に存在していた場合に比べて大幅に低下する。非凝縮ガスが除湿部41を通過することによって、非凝縮ガスの湿度は例えば20パーセント以下、好ましくは10パーセント以下まで低下する。
除湿部41を通過した非凝縮ガスは、次いで希ガス濃縮部100で放射性希ガスが濃縮される。非凝縮ガスは、開閉弁43が開状態とされた導入ライン42を介して希ガス吸着塔の第一吸着タンク51内に導入される。第一吸着タンク51内では、ゼオライト等の第一吸着剤52に非凝縮ガスの一部が吸着される。ここで、本実施形態のゼオライトは、主として放射性希ガスを吸着する構成とされている。そのため、当該ゼオライトには、非凝縮ガス中の放射性希ガスの大部分を吸着しつつ、例えば非凝縮ガス中の少量の窒素、酸素及び蒸気が吸着される。このような第一吸着剤52への非凝縮ガスの吸着は、各開閉弁43,54,56を閉状態として第一吸着タンク51を密閉状態とした上で行われる。
第一吸着タンク51を密閉状態としある程度の時間が経過した際には、第一排出ライン53の開閉弁54を開状態とすることで、該第一排出ライン53を介して第一吸着タンク51内の気体を外部に排出する。当該気体は、例えば水素、窒素及び酸素である。
次いで、第一吸着タンク51内で第一吸着部に吸着された気体を第二吸着塔60の第二吸着タンク61に移送する作業を行う。当該作業は、第一接続ライン55の開閉弁56を開状態とし、第二真空ポンプ67を駆動することで行われる。第二真空ポンプ67が駆動することで、第一吸着タンク51内は減圧される。これにより、第一吸着剤52に吸着されていた放射性希ガス、窒素、酸素及び蒸気が該第一吸着剤52から放出され、非凝縮ガスとして第二吸着タンク61に導入される。このように第二吸着タンク61に導入された非凝縮ガスは、第一吸着タンク51内に当初導入された非凝縮ガスに比べて、放射性希ガスの濃度が高い。即ち、非凝縮ガスは第一吸着塔50を介して一次濃縮された状態となる。
その後、第二吸着タンク61に導入された非凝縮ガスは、第一吸着タンク51と同様に第二吸着タンク61の第二吸着剤62に吸着される。ここでも第二吸着剤62には主として放射性希ガスが吸着され、これと同時に第二吸着剤62には少量の窒素、酸素及び蒸気が吸着される。第二吸着剤62への放射性希ガスの吸着割合は、第一吸着剤52への放射性ガスの吸着割合よりも大きい。
そして、第二吸着剤62に十分に非凝縮ガスが凝縮された後に、第二排出ライン63の開閉弁64を開状態として第二吸着タンク61の密閉状態を解除する。これによって、第二吸着タンク61内で第二吸着剤62に吸着されずに残存していた窒素、酸素が外部に排出される。
次いで、第二吸着タンク61内で第二吸着部に吸着された気体を貯留タンク70に移送する作業を行う。当該作業は、第二接続ライン65の開閉弁66を開状態とし、第二真空ポンプ67を駆動することで行われる。第二真空ポンプ67が駆動することで、第二吸着タンク61内は減圧される。これにより、第二吸着剤62に吸着されていた放射性希ガス、窒素、酸素及び蒸気が該第二吸着剤62から放出され、貯留タンク70に導入される。このように貯留タンク70に導入された非凝縮ガスは、第二吸着タンク61内に当初導入された非凝縮ガスに比べて、放射性希ガスの濃度が高い。即ち、非凝縮ガスは第二吸着塔60を介して二次濃縮された状態となる。
そして二次濃縮された非凝縮ガスは、その大部分を放射性希ガスであるKr及びXeが占めている。このような非凝縮ガスが、貯留タンク70で長期にわたって貯留される。貯留タンク70内で放射性希ガスの放射線量を十分に低下させた後に、該放射性希ガスは貯留タンク70内から大気に解放される。
以上のように本実施形態では、蒸気凝縮部20によって処理ガスから大量の蒸気を凝縮除去した後に、非凝縮ガスに含まれる水分を除湿部41によってさらに除去することができる。そして、このような非凝縮ガスの放射性希ガスを吸着塔の吸着剤に吸着させることで、該放射性希ガスを効率的に濃縮することができ、貯留すべきガスの大幅な減容化を図ることができる。
また、本実施形態では、第一吸着塔50及び第二吸着塔60による二段階での放射性希ガスの濃縮を行うことで、最終的に得られる気体における放射性希ガスの濃度を大幅に高めることができる。
さらに、第二吸着塔60の後段には貯留タンク70が設けられているため、当該貯留タンク70によって長期にわたって放射性希ガスを貯留することができる。この貯留タンク70には、複数の吸着剤への脱着を繰り返して濃縮された放射性希ガスのみを貯留すればよいため、当該貯留タンク70の容量を大幅に減じることができる。
<第二実施形態>
次に本発明の第二実施形態について説明する。第二実施形態では第一実施形態と同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明を省略する。第二実施形態は、第一実施形態の構成に加えて、検査タンク80、放射線量検出装置81(放射線センサ)及び解放ライン82を備えている点で第一実施形態と相違する。
検査タンク80は、第一排出ライン53及び第二排出ライン63を介して第一吸着タンク51及び第二吸着タンク61に接続されている。即ち、第二実施形態では、第一吸着タンク51及び第二吸着タンク61内の気体は、大気解放される前に、第一排出ライン53及び第二排出ライン63を介して検査タンク80に導入される。
放射線量検出装置81は、検査タンク80内の放射線量を検出する。検出した放射線量は、作業者が視認可能なモニタ等の表示手段に表示される。
解放ライン82は検査タンク80に接続されている。解放ライン82には開閉弁83が設けられており、当該開閉弁83が閉状態とされることで検査タンク80は密閉状態とされる一方、開閉弁83が開状態とされることで検査タンク80内の気体が大気に解放される。
ここで第一排出ライン53及び第二排出ライン63を介して第一吸着タンク51及び第二吸着タンク61の外部に排出される気体中には、微量の放射性希ガスが含まれている可能性がある。そのため、このような気体を一旦検査タンク80に集めた後、当該検査タンク80内の放射線量を確認し、放射線量が検出限界以下になった場合にのみ、作業者は解放ライン82の開閉弁83を開状態とすることで、検査タンク80内の気体を大気に解放する。これによって、放射線量が検出限界以下の気体を外部に放出できる。
<第三実施形態>
次に本発明の第三実施形態について説明する。第三実施形態では他の実施形態と同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明を省略する。第三実施形態では、貯留タンク70の構成について他の実施形態と相違する。
即ち、第三実施形態では、他の実施形態の構成に加えて、希ガス吸着材90、取り出しライン91及び圧力調整弁92(圧力調整部)を有する点で他の実施形態と相違する。
第三実施形態の貯留タンク70内には、希ガス吸着材90が収容されている。当該希ガス吸着材90は、吸着剤としての第一吸着剤52及び第二吸着剤62と同様の構成をなしている。これによって、貯留タンク70内に導入された放射性希ガス(Kr及びXe)は希ガス吸着材90に吸着される。貯留タンク70内には、第二真空ポンプ67によって放射性希ガスは高圧で貯留されている。
取り出しライン91は、貯留タンク70に接続されており、該貯留タンク70内の気体を外部に取り出し可能に構成されている。取り出しライン91上には圧力調整弁92が設けられている。当該圧力調整弁92は、貯留タンク70内の圧力を調整可能に構成されている。
ここで、ゼオライト等の吸着剤の構成によっては、当該吸着剤に吸着されたKr及びXeを放出する圧力が異なる場合がある。本実施形態では、例えば圧力調整弁92によって貯留タンク70内の圧力を一段階減圧すると、吸着剤からはKr及びXeの一方が放出され、取り出しライン91を介して当該一方の放射性希ガスを先に取り出すことができる。そして、圧力調整弁92によって、貯留タンク70内の圧力をもう一段階減圧することで、Kr及びXeの他方が放出され、当該他方を取り出すことができる。したがって、貯留タンク70に貯留したKr及びXeを選択的に取り出すことが可能となる。
なお、本実施形態では、圧力調整弁92によって貯留タンク70内の圧力を調整する構成としたが、他の圧力調整手段を採用してもよい。例えば、圧力調整部として真空ポンプを取り出しライン91上に設けて、当該真空ポンプを駆動することで貯留タンク70内の圧力を調整してもよい。
<その他の実施形態>
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明はこれに限定されることなく、その発明の技術的思想を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば実施形態では、第一吸着塔50及び第二吸着塔60の二つの吸着塔を設けた例について説明したが、吸着塔は一つのみであってもよい。
また、三つ以上の複数の吸着塔を順次直列に接続して、これら複数の吸着塔によって多段階で放射性希ガスを濃縮していく構成であってもよい。
1 原子炉設備
2 原子炉格納容器
3 放射性物質処理システム
4 フィルタベント
10 放射性ガス処理装置
11 処理ガスライン
12 第一逆止弁
20 蒸気凝縮部
21 凝縮タンク
22 散気装置
23 散水装置
30 循環ライン
31 循環ポンプ
32 冷却器
35 返送ライン
36 開閉弁
37 返送ポンプ
38 第二逆止弁
40 非凝縮ガス管
41 除湿部
42 導入ライン
43 開閉弁
50 第一吸着塔(吸着塔)
51 第一吸着タンク(吸着タンク)
52 第一吸着剤(吸着剤)
53 第一排出ライン
54 開閉弁
55 第一接続ライン
56 開閉弁
57 第一真空ポンプ
60 第二吸着塔(吸着塔)
61 第二吸着タンク(吸着タンク)
62 第二吸着剤(吸着剤)
63 第二排出ライン
64 開閉弁
65 第二接続ライン
66 開閉弁
67 第二真空ポンプ
70 貯留タンク
80 検査タンク
81 放射線量検出装置(放射線センサ)
82 解放ライン
83 開閉弁
90 希ガス吸着材
91 取り出しライン
92 圧力調整弁(圧力調整部)
100 希ガス濃縮部

Claims (8)

  1. 原子炉格納容器から排出される処理ガスを処理する放射性ガス処理装置であって、
    該処理ガス中に含まれる蒸気の一部を凝縮させる蒸気凝縮部と、
    前記蒸気凝縮部から前記処理ガス中の非凝縮ガスが導入され、該非凝縮ガスに除湿を施す除湿部と、
    前記除湿部を通過した前記非凝縮ガスが導入される吸着タンク、及び、該吸着タンク内に収容されて前記非凝縮ガスのうち少なくとも前記放射性希ガスを吸着可能な吸着剤を有する吸着塔と、
    を備え、
    前記吸着塔は複数設けられており、
    これら複数の吸着塔の前記吸着タンクを順次直列に、かつ、連通可能に接続する第一接続ラインと、
    該第一接続ライン上に設けられて、前段側の前記吸着タンク内から気体を引いて該気体を後段側の前記吸着タンク内に圧送可能な第一真空ポンプと、
    各前記吸着タンクに接続されて、前記吸着材に吸着されない前記吸着タンク内の気体を該吸着タンクの外部に排出可能な排出ラインと、
    をさらに備え
    前記除湿部を通過した前記非凝縮ガスは、前記第一接続ラインを介して複数の各前記吸着タンクに一方通行で導入されていくことで、これら前記吸着タンクで順次濃縮されていく放射性ガス処理装置。
  2. 気体を貯留可能な貯留タンクと、
    複数の前記吸着タンクのうち最後段の前記吸着タンクと前記貯留タンクとを連通可能に接続する第二接続ラインと、
    該第二接続ライン上に設けられて、最後段の前記吸着タンク内から気体を引いて該気体を前記貯留タンクに圧送可能な第二真空ポンプと、
    をさらに備える請求項1に記載の放射性ガス処理装置。
  3. 前記貯留タンク内に収容されて前記放射性希ガスとしてのKr及びXeを吸着可能な希ガス吸着剤と
    前記貯留タンクに接続されて、該貯留タンク内の気体を該貯留タンクの外部に排出可能な取り出しラインと、
    該取り出しライン上に設けられて、前記貯留タンク内の圧力を調整可能な圧力調整部と、
    を備える請求項2に記載の放射性ガス処理装置。
  4. 前記排出ラインによって前記吸着タンクに接続された検査タンクと、
    該検査タンク内の放射性量を測定可能な放射線センサと、
    前記検査タンクに接続されて、該検査タンク内の気体を大気に解放可能な解放ラインと、
    をさらに備える請求項1から3のいずれか一項に記載の放射性ガス処理装置。
  5. 前記除湿部は、前記非凝縮ガスを冷却することで該非凝縮ガス中の水分を凝縮させる冷凍機である請求項1から4のいずれか一項に記載の放射性ガス処理装置。
  6. 前記蒸気凝縮部は、
    下部に貯留水を収容するとともに前記フィルタベントからの前記処理ガスが前記貯留水中に導入される凝縮タンクと、
    前記凝縮タンクの前記貯留水の一部を前記原子炉格納容器内に戻す返送ラインと、
    前記凝縮タンク内の前記貯留水の一部を、前記凝縮タンクの外部で冷却して前記凝縮タンク内の上部に戻す循環ラインと、
    を有する請求項1から5のいずれか一項に記載の放射性ガス処理装置。
  7. 請求項1から6のいずれか一項に記載の放射性ガス処理装置と、
    前記フィルタベントと、
    を備える放射性物質処理システム。
  8. 請求項7に記載の放射性物質処理システムと、
    前記原子炉格納容器と、
    を備える原子炉設備。
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