JPH0639628U - エアバッグ装置のパッド - Google Patents

エアバッグ装置のパッド

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JPH0639628U
JPH0639628U JP075357U JP7535792U JPH0639628U JP H0639628 U JPH0639628 U JP H0639628U JP 075357 U JP075357 U JP 075357U JP 7535792 U JP7535792 U JP 7535792U JP H0639628 U JPH0639628 U JP H0639628U
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JP
Japan
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upper wall
insert
airbag
wall portion
pad
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Pending
Application number
JP075357U
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English (en)
Inventor
道夫 井上
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Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エアバッグの膨張時に、インサートにおける
破断予定部の連結部が延びることを抑えて破断するエア
バッグ装置のパッドを提供すること。 【構成】 このパッドは、エアバッグの周囲を覆うため
の、上壁部と、上壁部から下方へ延びる側壁部と、を備
える。上壁部と側壁部とは、それぞれ合成樹脂からな
る、インサート13と、インサートを被覆する被覆層と
から構成される。インサート13の上壁部部位14に
は、エアバッグの膨張時にパッドの上壁部を破断可能に
する破断予定部15が形成される。破断予定部15は、
周囲の部位と断続的に連結される連結部16と、周囲の
部位と連結されない孔部18と、から構成されている。
連結部16には、断面形状を変化させて、延びを生ずる
前に連結部16を破断させるための応力集中部17が、
形成されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、自動車のステアリングホイールや助手席前方のインストルメント パネル等に配置されるエアバッグ装置のパッドに関し、特に、それぞれ合成樹脂 からなる、インサートと、インサートを被覆する被覆層と、から構成されるエア バッグ装置のパッドに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の合成樹脂製のパッドでは、折り畳んだエアバッグを覆うため、 上壁部と、上壁部下面から下方へ延びる側壁部と、を備えて構成され、上壁部に は、エアバッグの膨張時に破断する破断予定部が形成されていた。
【0003】 そして、この種のパッドにおいては、生産性向上のために、特開平3−189 252号公報に記載されているように、上壁部と側壁部との内周面側に配置され るインサートを予め形成しておき、このインサートを所定の成形型にセットして 、インサートを被覆するための被覆層を射出成形により形成するパッドが知られ ている。
【0004】 このインサートは、パッドに形状保持性を付与するものであり、被覆層より硬 質の合成樹脂が使用されていた。
【0005】 そして、従来のインサートIにおいては、図1に示すように、インサートIの 上壁部部位Uに、エアバッグの膨張時に上壁部を破断可能にするために、破断予 定部Bが形成されていた。
【0006】 この破断予定部Bは、周囲の部位と断続的に連結される連結部Cと、周囲の部 位と連結されない孔部Hと、から構成されるスリット形状とし、インサートIの 平面視の状態で略H字形状に配設されていた。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、従来の破断予定部Bでは、連結部Cが、連結部Cの全長にわたって均 一の断面形状で構成されており、エアバッグの膨張時に、破断予定部Bが破断す るまでに、連結部Cに延びを生じさせてから、破断する場合があった。
【0008】 このように、連結部Cに延びを生じさせては、エアバッグの膨張完了までの時 間を遅延させることにもなるため、エアバッグを膨らませるガスの噴出力を高め る等の対策を講じなければならなかった。
【0009】 この考案は、上述の課題を解決するものであり、エアバッグの膨張時に、イン サートにおける破断予定部の連結部が延びることを抑えて破断するエアバッグ装 置のパッドを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この考案に係るパッドは、エアバッグの周囲を覆うための、上壁部と、該上壁 部から下方へ延びる側壁部と、を備えるとともに、 前記上壁部と側壁部とが、それぞれ合成樹脂からなる、インサートと、該イン サートを被覆する被覆層とから構成され、 前記インサートの上壁部部位には、前記エアバッグの膨張時に前記上壁部を破 断可能にする破断予定部が形成され、 該破断予定部が、周囲の部位と断続的に連結される連結部と、周囲の部位と連 結されない孔部と、から構成されているエアバッグ装置のパッドであって、 前記連結部に、断面形状を変化させる応力集中部が、形成されていることを特 徴とする。
【0011】
【考案の作用・効果】
この考案に係るパッドでは、インサートの上壁部部位に形成される破断予定部 の連結部に、断面形状を変化させる応力集中部が、形成されている。
【0012】 そのため、この考案に係るパッドでは、エアバッグの膨張時、破断予定部の連 結部が破断しようとする際、連結部において、延びを生じさせる前に応力集中部 で破断させることが可能となる。
【0013】 なお、連結部に形成する応力集中部としては、断面積を急激に変化させたり、 あるいは、連結部の軸方向で折り曲げたりして形成する。
【0014】
【実施例】
以下、この考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
【0015】 実施例のパッド10が使用されるエアバッグ装置Mは、図4に示すように、折 り畳んだエアバッグ1と、エアバッグ1の周囲を覆うパッド10と、エアバッグ 1にガスを供給して膨らませるインフレーター2と、エアバッグ1・パッド10 ・インフレーター2を保持するバッグホルダ3と、から構成され、ステアリング ホイールに装着されるものである。
【0016】 なお、エアバッグ1・インフレーター2・バッグホルダ3は、エアバッグ1の 下部における円形の開口部1aの周縁に円環状のリテーナ4を配置させ、リテー ナ4に一体化された図示しないボルトを、開口部1a周縁、バッグホルダ3、及 び、インフレーター2のフランジ部2aを貫通させて、ナット止めすることによ り、組み付けられている。
【0017】 そして、実施例のパッド10は、周縁を下方へ曲げた上壁部11と、上壁部1 1の下面から略四角筒形状に下方へ延ばした側壁部12と、を備えて構成されて いる。
【0018】 側壁部12には、所定の取付孔12aが形成され、当板5とリベット6とを利 用して、側壁部12がバッグホルダ3の側壁部3aに固定されるように構成され ている。
【0019】 さらに、パッド10は、上壁部11と側壁部12との内周面側に配設されるイ ンサート13と、インサート13を被覆する被覆層20と、から構成されている 。
【0020】 インサート13は、図2・4に示すように、上壁部部位14と、上壁部部位1 4から略四角筒形状に延びる側壁部部位19と、を備えて、ポリエステル系やポ リウレタン系の熱可塑性エラストマー等の形状保持性を有する合成樹脂から形成 されている。
【0021】 上壁部部位14には、エアバッグ1の膨張時に、パッド10の上壁部11が破 断できるように破断予定部15が形成されている。この破断予定部15は、図2 に示すように、平面視の状態で、従来と同様に、略H字形状に形成され、周囲の 部位と断続的に連結される連結部16と、周囲の部位と連結されない孔部18と 、から構成されている。
【0022】 そして、実施例のインサート13の連結部16は、図2・3に示すように、周 囲の上壁部部位本体14aより薄肉として、それぞれ、平面視の状態で、同じ厚 さの三角板形状に形成されている。各連結部16には、三角板形状の頂点部位に 、断面積を狭くする応力集中部17が形成されている。
【0023】 被覆層20は、インサート13より軟質の、スチレン系やオレフィン系の熱可 塑性エラストマー等の合成樹脂から形成されている。なお、被覆層20における インサート13の破断予定部15の部位は、所望により、薄肉としたり、あるい は、周囲と同じ肉厚にしておいても良い。
【0024】 そして、実施例のパッド10は、インサート13を予め形成しておき、このイ ンサート13を所定の成形型にセットして、インサート13を被覆する被覆層2 0を射出成形により形成する。なお、被覆層20の成形時、インサート13の表 面には、予め接着剤を塗布しておいても良い。
【0025】 実施例のパッド10では、エアバッグ装置Mとして、ステアリングホイールに 配設された後、エアバッグ1が膨張すると、インサート13における破断予定部 15の連結部16が破断し、上壁部11の破断予定部15に囲まれた蓋部11a ・11bが開いて、エアバッグ1が大きく膨らむこととなる。
【0026】 その際、破断予定部15の連結部16に、応力集中部17が形成されており、 連結部16が破断しようとする時、連結部16において、延びを生じさせる前に 応力集中部17が破断することとなる。
【0027】 なお、実施例では、連結部16に設ける応力集中部17としては、断面積を急 激に減少させる場合を示したが、図5に示す連結部26のように、屈曲させて形 成する応力集中部27としても良い。
【0028】 また、実施例では、インサート13を予め成形しておいた後、インサート13 を被覆層20の成形型にセットし、被覆層20を成形するパッド10を示したが 、勿論、インサート13と被覆層20とを予め別々に成形しておいて、被覆層2 0をインサート13に被せて製造するタイプのパッドに、本考案を応用しても良 い。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のパッドのインサートを示す平面図であ
る。
【図2】この考案の一実施例のパッドのインサートを示
す平面図である。
【図3】図2のIII −III 部位を示す断面図である。
【図4】同実施例のパッドが使用されるエアバッグ装置
の断面図である。
【図5】他の実施例に使用するインサートの連結部の断
面図である。
【符号の説明】
1…エアバッグ、 10…パッド、 11…上壁部、 12…側壁部、 I・13…インサート、 U・14…上壁部部位、 B・15…破断予定部、 C・16・26…連結部、 17・27…応力集中部、 H・18…孔部、 20…被覆層、 M…エアバッグ装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エアバッグの周囲を覆うための、上壁部
    と、該上壁部から下方へ延びる側壁部と、を備えるとと
    もに、 前記上壁部と側壁部とが、それぞれ合成樹脂からなる、
    インサートと、該インサートを被覆する被覆層とから構
    成され、 前記インサートの上壁部部位には、前記エアバッグの膨
    張時に前記上壁部を破断可能にする破断予定部が形成さ
    れ、 該破断予定部が、周囲の部位と断続的に連結される連結
    部と、周囲の部位と連結されない孔部と、から構成され
    ているエアバッグ装置のパッドであって、 前記連結部に、断面形状を変化させる応力集中部が、形
    成されていることを特徴とするエアバッグ装置のパッ
    ド。
JP075357U 1992-10-29 1992-10-29 エアバッグ装置のパッド Pending JPH0639628U (ja)

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JP075357U JPH0639628U (ja) 1992-10-29 1992-10-29 エアバッグ装置のパッド

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JP075357U JPH0639628U (ja) 1992-10-29 1992-10-29 エアバッグ装置のパッド

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JPH0639628U true JPH0639628U (ja) 1994-05-27

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007015440A (ja) * 2005-07-05 2007-01-25 Sanko Gosei Ltd 自動車用エアーバッグ装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02225157A (ja) * 1988-11-14 1990-09-07 General Motors Corp <Gm> モジュール式塔乗者拘束装置
JP4095550B2 (ja) * 2001-06-25 2008-06-04 ハーマン インターナショナル インダストリーズ インコーポレイテッド 境界層分離を低減するスピーカーポートシステム

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JP4717532B2 (ja) * 2005-07-05 2011-07-06 三光合成株式会社 自動車用エアーバッグ装置

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