JPH0639612A - 主軸装置 - Google Patents

主軸装置

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JPH0639612A
JPH0639612A JP20123892A JP20123892A JPH0639612A JP H0639612 A JPH0639612 A JP H0639612A JP 20123892 A JP20123892 A JP 20123892A JP 20123892 A JP20123892 A JP 20123892A JP H0639612 A JPH0639612 A JP H0639612A
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JP
Japan
Prior art keywords
spindle
draw bar
bar
guide bar
tool
Prior art date
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Pending
Application number
JP20123892A
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English (en)
Inventor
Noriyasu Hayashi
則康 林
Toshihiko Shima
稔彦 嶋
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Toyoda Koki KK
Original Assignee
Toyoda Koki KK
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Publication date
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  • Gripping On Spindles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】皿ばね30の内周とドローバー34との間にガ
イドバー22を設け、このガイドバー22の一端とスピ
ンドル14との間にばね受け21を介して軸受20を設
け、他端はスリーブ24に固定され回り止めをされてい
る。このスリーブ24はハウジング10に摺動可能設け
られ、内部にドローバー34を軸受45を介して回転可
能に支持している。 【効果】スピンドル14は回転しても皿ばね30は回転
しないためスピンドル14のバランスに影響を与えな
い。よって、精度の良い加工が行える。また、アンバラ
ンスが解消されるために、軸受への負荷が低減され、焼
き付き、騒音の防止および軸受の寿命ものびる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スピンドルの高速回転
時にクランプ機構を引張るドローバーおよび皿ばねの振
動をなくすための改良を施した主軸装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来における主軸装置は図3に示すよう
に、ベアリング50にスピンドル52が軸承されてお
り、このスピンドル52はモータ53により回転駆動さ
れる。前記スピンドル52の先端部に工具56が嵌入す
るテーパ穴55を形成した筒状をしており、スピンドル
52のスピンドル52の内部には軸線方向に移動可能に
ドローバー54が嵌挿されている。このドローバー54
の一端には工具56を係合保持するクランプ機構59が
連結されている。また、前記スピンドル52内部には係
止部材62が嵌合し、前記ドローバー54にはスリーブ
64が螺合している。前記スピンドル52とドローバー
54との間隙には多数の皿ばね66が係止部材62とス
リーブ64との間に介挿されている。この皿ばね66と
スピンドル52およびドローバー54との間は微少のす
き間が開けられている。そして、この皿ばね66の反発
力により前記スリーブ64が後方(図中右方)に押され
て、ドローバー54が後方に動かされる。するとドロー
バー54によりクランプ機構59が引張られるため、こ
のクランプ機構59により工具56の後端のプルスタッ
ト57を把持した状態で後方に工具56を引張り、これ
により工具56がテーパ穴55に密着保持される。工具
56を取り外すときには、シリンダ65の作動ロッド6
7を突出させてドローバー54の後端を前方へ押すこと
によって、クランプ機構59が前進しつつ開口してプル
スタット57を開放するため、工具56を取り外すこと
ができる。
【0003】そして、従来のこの主軸装置は、モータ5
3によりスピンドル52が回転駆動されると、このスピ
ンドル52内に嵌挿されたドローバー54、クランプ機
構59および皿ばね66が共に回転される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のものにおいて
は、スピンドル52とともに皿ばね66も同時に回転す
る。この皿ばね66はスピンドル52の回転時には個々
に半径方向に移動してしまいスピンドル52のバランス
に悪影響を与える。それによりベアリング50に負荷が
かかり、焼き付けや騒音が発生するといった問題があ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した問題を
解決するためになされたものであり、ドローバーの外周
と皿ばねの内周との間にガイドバーを設け、スピンドル
にガイドバーを相対回転可能に支持し、このガイドバー
をハウジングに対して回り止めし、ドローバーをハウジ
ングに対して進退ならびに回転可能に設けたことを特徴
とする主軸装置。
【0006】
【作用】皿ばねの反発力によりスピンドルに対してドロ
ーバーあるいはドローバーおよびガイドが相対的に移動
される。するとドローバーに連結されたクランプ機構が
引張られて工具が係合保持される。この状態で、スピン
ドルが回転されるとスピンドルとともにドローバーおよ
びクランプ機構も回転される。しかしながらガイドバー
はハウジングに回り止めをされており、また、スピンド
ルには相対回転可能に支持されているためにガイドバー
には回転は伝わらない。よって、このカイドバーの外周
に挿通された皿ばねに回転が伝わることはない。
【0007】
【実施例】本発明の実施例を図1及び図2を用いて説明
する。10は工作機械に設けられたハウジングであり、
このハウジング10には軸受12を介して内孔18を形
成した中空のスピンドル14が軸承されている。また、
前記ハウジング10には前記スピンドル14を回転駆動
するモータ16が内設されている。
【0008】前記スピンドル14の内孔18の一端には
工具15が嵌入するテーパ孔17が形成されており、こ
の工具15は前記テーパ孔17と係合するテーパを持
ち、後端には後述するクランプ機構40に把持されるプ
ルスタット16が形成されている。また、前記内孔18
にはベアリング20を介してばね受け21が支持されて
おり、前記ベアリング20はスピンドル14と、このば
ね受け21との相対回転を許容する。前記ばね受け21
の内側には円筒形のガイドバー22が軸線方向に移動可
能に嵌合されている。このばね受け21の内周面にはガ
イドバー22との相対回転を係止するための凸部25が
形成されており、この凸部25が係合する切欠き23が
前記ガイドバー22の端部に形成されている。この切欠
き23は、ばね受け21に対してガイドバー22が軸方
向に移動可能にガイドバー22の軸方向に長く形成され
ている。
【0009】前記ガイドバー22のスピンドル14から
突出した他端部には、ハウジング10の内孔18内を軸
方向に摺動自在なスリーブ24が一体的に結合されてい
る。前記スリーブ24には軸線回りの回転を係止するた
めに突起26が形成されており、この突起26が係合す
る溝28がハウジング10に形成されている。このスリ
ーブ24の後方(左側)には作動ロッド31を作動させ
て前記スリーブ24を押し出す働きをするシリンダ29
がハウジング10に設置されている。
【0010】前記ガイドバー22の外周には、皿ばね3
0が前記ばね受け21とスリーブ24との間で嵌合支持
されている。またガイドバー22の内孔32にはドロー
バー34が嵌挿されている。前記ドローバー34の一端
には前記主軸14の内孔18内を軸方向に摺動可能なス
リーブ36が形成されており、このスリーブ36とスピ
ンドル14との相対回転を係止するようにスピンドル1
4の内孔18には溝37が形成され、スリーブ36には
溝37に係合する爪38が形成されている。また、この
スリーブ36の端面には前記工具15のプルスタット1
6を把持する把持爪44を備えたクランプ機構40が連
結されている。
【0011】前記ドローバー34のスピンドル14から
突出した他端は、ベアリング45により前記スリーブ2
4内に支持されている。このベアリング45は、ドロー
バー45とスリーブ24との相対回転のみ許容する。従
って、軸方向の移動に際してはドローバー34とスリー
ブ24は一体となって移動する。以上のような構成にお
いての動作を説明する。
【0012】シリンダ29の作動で作動ロッド31によ
りスリーブ24が皿ばね30の反発力に抗して工具15
側(左側)に押しだされる。すると、このスリーブ24
と連結されたガイドバー22およびベアリング45に支
持されたドローバー34も共に作動される。すると、ド
ローバー34の左端工具側に連結されたクランプ機構4
0が図中左側に押しだされ、把持爪44が開口される。
その状態でATCアームにより工具15の交換がなされ
る。
【0013】そして、シリンダ29の押しつけが除かれ
ると、皿ばね30の反発力によりスリーブ24がシリン
ダ29側(右側)に押される。すると、把持爪44が閉
口して工具15のプルスタット16が把持され、さらに
後方に引張られる。そうすることで工具15がスピンド
ル14のテーパ穴17に密着保持される。 この状態で
モータ16によりスピンドル14が回転されると、ドロ
ーバー34の工具側端面に形成されたスリーブ36はス
ピンドル14の溝37と係合しているためスピンドル1
4とともにドローバー34も回転される。
【0014】しかしながらドローバー34の右端端部を
支持するスリーブ24との間にはベアリング45を介し
ているため回転が伝えられることはない。そのうえ、固
定側であるハウジング10の溝28に爪26が係合して
いるので連れ回りも防止されている。また、ガイドバー
22はこのスリーブ24に一端が接続され、他端は前記
スピンドル14との間にベアリング20を介して支承さ
れいるので、このガイドバー22にも回転は伝えられな
い。同様にばね受け21もベアリング45に支承され、
かつ、凸部25が前記ガイドバー22の切欠き23と係
合しているため回転しない。よって、前記ガイドバー2
2およびばね受け21と前記スリーブ24との間に嵌挿
支持された皿ばね30も回転することがない。よって、
スピンドル14およびドローバー34は皿ばね30のア
ンバランスに影響されることなく回転される。
【0015】なお、上記実施例において、ガイドバー2
2とばね受け21とは摺動可能に噛合い係合されている
が、このガイドバー22とばね受け21とを一体的に形
成して、ガイドバー22の他端部とスリーブ24とを摺
動可能に噛合い係合させてもよい。
【0016】
【発明の効果】本発明は、皿ばねの内周とドローバーと
の間にガイドバーを設け、このガイドバーをスピンドル
に相対回転可能に支持し、かつ、ハウジングに回り止め
され、ドローバーはハウジングに進退ならびに回転可能
に設けられているため、スピンドルは回転しても皿ばね
のアンバランスに影響されることがない。よって、精度
の良い加工が行える。また、アンバランスが解消される
ために、軸受への負荷が低減され、焼き付き、騒音の防
止および軸受の寿命ものびる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す断面図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】従来の技術を示す断面図である。
【符号の説明】
10 ハウジング 14 スピンドル 15 工具 16 モータ 20,45 ベアリング 21 ばね受け 22 ガイドバー 24 スリーブ 30 皿ばね 34 ドローバー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングに軸受を介して回転自在に軸
    承された中空のスピンドルと、前記スピンドルの先端部
    内に設けられて工具を着脱自在に係合保持するクランプ
    機構と、前記クランプ機構に連結されスピンドル内に挿
    通されたドローバーと、前記ドローバーの外周に多数挿
    通され前記ドローバーを前記クランプ機構を引張る方向
    に付勢する皿ばねとを備え、前記ドローバーにより前記
    クランプ機構を引張ることによって前記クランプ機構に
    工具を係合保持し、前記ドローバーを皿ばねの反発力に
    反して押し出すことによって前記クランプ機構から工具
    が離脱するように構成された主軸装置において、前記ド
    ローバーの外周と皿ばねの内周との間にガイドバーを設
    け、前記スピンドルに前記ガイドバーを相対回転可能に
    支持し、前記ガイドバーをハウジングに対して回り止め
    し、前記ドローバーをハウジングに対して進退ならびに
    回転可能に設けたことを特徴とする主軸装置。
JP20123892A 1992-07-28 1992-07-28 主軸装置 Pending JPH0639612A (ja)

Priority Applications (1)

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JP20123892A JPH0639612A (ja) 1992-07-28 1992-07-28 主軸装置

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JP20123892A JPH0639612A (ja) 1992-07-28 1992-07-28 主軸装置

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JPH0639612A true JPH0639612A (ja) 1994-02-15

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ID=16437631

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JP20123892A Pending JPH0639612A (ja) 1992-07-28 1992-07-28 主軸装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011121793A1 (ja) * 2010-03-30 2011-10-06 株式会社牧野フライス製作所 工作機械の主軸装置
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